JPH03236076A - 電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真装置に関するものである。

〔従来の技術〕

光導電性物質からなる感光体上に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を可視化像であるトナー像に現像して感光体
上のトナー像を用紙等の被転写材に転写する電子写真装
置では、一般に現像器内のトナーがなくなるとトナーの
補給を知らせる信号がオペレーションパネルの表示部な
どに表示されるようになっている。しかし、従来はトナ
ー補給が表示された後の転写可能枚数が数十枚程度であ
るため、補給表示とほぼ同時にユーザが補給用トナーを
用意しなければならず、ユーザへの負担が大であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

そこで、このような問題を解決するためにトナー補給の
表示タイミングを早めにし、トナー補給表示後の転写可
能枚数を増大させる方法が考えられるが、トナー補給が
表示された後の転写可能枚数を増大させると、トナー補
給の表示と同時にトナー補給が行なわれる場合を考慮し
てトナー収容部の容量を大きくせざるを得なくなり、現
像器自体が大型化するという問題がある。

また、別の方法として現像器内のトナーがエンプティに
近くなったことを示すニアエンプティ信号を発信させる
方法も考えられるが、電子写真装置に使用される現像剤
は通常粒径が約１０１程度の粉体であるため、現像剤の
流動性や帯電性等によりニアエンプティ信号を安定して
出力することか困難であった。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
現像剤の流動性や帯電性等に影響されることなく現像器
内のトナー残量を正確に検知できる電子写真装置を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために本発明は、感光体と、この感
光体を帯電する帯電手段と、この帯電手段により帯電さ
れた前記感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手
段と、この静電潜像形成手段により前記感光体上に形成
された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、こ
の現像手段により可視化像に現像された静電潜像を前記
感光体上から被転写材に転写する転写手段とを具備した
電子写真装置において、前記現像剤を収容する現像剤収
容部に圧力検出手段を設けるとともに、この圧力検出手
段に周期的に接触する接触部材を設け、かつ前記圧力検
出手段からの信号を信号処理して前記現像剤の残量を検
出する現像剤残量検出手段を設けたものである。

〔作　用〕

上記のような構成によると、現像剤収容部に現像剤があ
る場合にはほぼ一定レベルの信号か圧力検出手段から出
力され、現像剤収容部に現像剤がない場合には接触部材
の接触周期に応じた振動波形が圧力検出手段から出力さ
れる。したがって、圧力検出手段から出力された信号を
現像剤残量検出手段に入力することにより、現像剤の流
動性や帯電性等に影響されることなく現像剤の残量を正
確に検出することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図を参照して説
明する。

第１図は本発明の一実施例を示す電子写真装置の概略構
成図であり、この電子写真装置の本体１内には光導電性
物質からなる感光ドラム２が設けられている。この感光
ドラム２の周囲には帯電器３、ＥＥＨ（エツジエミッタ
ーアレイヘッド）ユニット４、現像器５、転写器６、ド
ラムクリーナ７および除電ランプ８が配設されており、
帯電器３で帯電された感光ドラム２の表面にはＥＥＨユ
ニット４により静電潜像が形成されるようになっている
。このＥＥＨユニット４は複数のＥＬ（エレクトロルミ
ネッセンス）素子を感光ドラム２の幅方向に配列してア
レイ化したものであり、これらのＥＬ素子を選択的にオ
ンオフさせて感光ドラム２上に画像情報を記録するよう
に構成されている。

上記現像器５は感光ドラム２の表面に形成された静電潜
像をトナー像に現像するものであり、第２図に示すよう
に現像剤としてのトナー９を収容するトナー収容部１０
と、このトナー収容部１０に収容されたトナー９を感光
ドラム２に付着させる現像ローラ１１とから構成されて
いる。上記トナー収容部ｌＯには圧電素子等の圧力セン
サ１３が設けられていると共に、トナー９を攪拌する攪
拌装置１２が設けられている。この攪拌装置１２の攪拌
羽根１２ａの先端にはブラシ等の接触部材１４が設けら
れており、圧力センサ１３の受圧面に周期的に接触する
ようになっている。

前記転写器６は感光ドラム２上のトナー像を被転写材と
しての用紙１６に転写するものであり、用紙１６はピッ
クアップローラ１７により給紙カセット１８から１枚ず
つ転写部へ供給されるようになっている。そして、トナ
ー像を転写された用紙１６は熱定着器１９でトナー像を
熱定着させた後、搬送ローラ２０により用紙排出口２１
へ搬送されるようになっている。一方、用紙１６にトナ
ー像を転写した感光ドラム２はドラムクリーナ７で表面
の残留トナーが除去された後、除電ランプ８により表面
を均一に除電され、次の帯電に備えるようになっている
。

前記圧力センサ１３は第３図に示すようにトナー残量検
出回路３０に接続されている。このトナー残量検出回路
３０は圧力センサ１３からの信号出力を反転するレベル
シフタ３１と、このレベルシフタ３１の出力を積分する
積分器３２と、この積分器３２の積分出力をその信号レ
ベルに応じた時間幅を持つ矩形波に成形する矩形波成形
回路３３とから構成され、矩形波成形回路３３はＭＰＵ
Ｃマイクロプロセッサ）３４に接続されている。このＭ
ＰＵ３４はＣＰＵ。

ＲＯＭおよびＲＡ　Ｍ等から構成され、矩形波成形回路
３３からの信号出力をＲＯＭに格納されている判定デー
タと比較してトナー残量を検知するようになっている。

上記のような構成によると、トナー残量がフルレベルの
ときには圧力センサ１３の受圧面にトナー９の充填圧が
常時作用しているため、圧力センサ１３に接触部材１４
が周期的に接触しても圧力センサ１３の出力はほとんど
変化しない。一方、トナー残量がエンプティレベルのと
きには圧力センサ１３の受圧面にトナー９の充填圧が作
用しないため、圧力センサ１３の出力は接触部材１４が
圧力センサ１３に周期的に接触することによって接触部
材１４の接触周期（攪拌装置１２の攪拌周期）に応じた
振動波形となる。

したがって、圧力センサ１３からの信号をレベルシフタ
３１及び積分器３２で信号処理して矩形波成形回路３３
に入力することにより、矩形波成形回路３３からは第４
図（ａ）〜（Ｃ）に示すようにトナー残量に応じた時間
幅を持つ矩形波が出力される。すなわち、トナー残量が
フルレベルのときには第４図（ａ＞に示すように時間幅
が零の矩形波が矩形波成形回路３３から出力され、トナ
ー残量がエンプティレベルのときには第４図（Ｃ）に示
すようにｔｌの時間幅を持つ矩形波が矩形波成形回路３
３から出力される。また、トナー９の残量がニアエンプ
ティレベルのときには第４図（ｂ）に示すようにｔ２（
ｔｌ＞ｔ２）の時間幅を持つ矩形波が矩形波成形回路３
３から出力される。したがって、矩形波成形回路３３か
ら出力された矩形波をＭＰＵ３４に入力し、このＭＰＵ
３４で矩形波の時間幅を予め定められた判定データと比
較判定することにより、トナー９の流動性や帯電性等に
影響されることなくトナー残量を正確に検出することが
でき、現像器５内のトナー９がエンプティに近くことを
示すニアエンプティ信号や現像器５内のトナー９がなく
なったことを示すトナー補給信号を安定して発信するこ
とかできる。また、上記害施例では１個の圧力センサ１
３で現像器５内のトナー残量を検知できるので、部品コ
ストの低減を図ることもできる。

なお、上記実施例では感光ドラム２に静電潜像を形成す
る手段としてＥＥＨユニット４を用いた電子写真装置に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばレーザスキャナなどの光学的走査装置を静
電潜像形成手段として用いた電子写真装置についても適
用できることは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、感光体と、この感光体を
帯電する帯電手段と、この帯電手段により帯電された前
記感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
この静電潜像形成手段により前記感光体上に形成された
静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、この現像
手段により可視化像に現像された静電潜像を前記感光体
上から被転写材に転写する転写手段と、前記現像器の現
像剤収容部に収容された現像剤を一定周期で攪拌する攪
拌手段とを具備した電子写真装置において、前記現像剤
を収容する現像剤収容部に圧力検出手段を設けるととも
に、この圧力検出手段に周期的に接触する接触部材を設
け、かつ前記圧力検出手段からの信号を信号処理して前
記現像剤の残量を検出する現像剤残量検出手段を設けた
ものである。

したがって、現像剤の流動性や帯電性等に影響されるこ
となく現像器内のトナー残量を正確に検知することがで
き、信頼性の高い電子写真装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は電
子写真装置の概略構成図、第２図は現像器の構成を示す
断面図、第３図はトナー残量検出回路の構成を示すブロ
ック図、第４図は同実施例の作用を説明するための信号
波形図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体と、この感光体を帯電する帯電手段と、この帯電
   手段により帯電された前記感光体上に静電潜像を形成す
   る静電潜像形成手段と、この静電潜像形成手段により前
   記感光体上に形成された静電潜像を現像剤により現像す
   る現像手段と、この現像手段により可視化像に現像され
   た静電潜像を前記感光体上から被転写材に転写する転写
   手段とを具備した電子写真装置において、前記現像剤を
   収容する現像剤収容部に圧力検出手段を設けるとともに
   、この圧力検出手段に周期的に接触する接触部材を設け
   、かつ前記圧力検出手段からの信号を信号処理して前記
   現像剤の残量を検出する現像剤残量検出手段を設けたこ
   とを特徴とする電子写真装置。