JP5814118B2 - アクリル酸の晶析装置およびこれを用いたアクリル酸の晶析方法 - Google Patents

アクリル酸の晶析装置およびこれを用いたアクリル酸の晶析方法 Download PDF

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Description

本発明はアクリル酸の晶析装置およびこれを用いたアクリル酸の晶析方法に関する。より詳しくは、接触気相酸化工程、捕集工程および/または凝縮工程、ならびに精製工程を有するアクリル酸の製造プロセスにおける晶析工程に特に好適に用いられるアクリル酸の晶析装置およびこれを用いた晶析方法に関する。
現在、広く用いられているアクリル酸の工業的製造プロセスは、主に、(I)接触気相酸化工程、(II)捕集工程および/または凝縮工程、ならびに(III)精製工程から構成される。
(I)接触気相酸化工程では、プロパン、プロピレン、およびアクロレインなどのアクリル酸原料を、酸化触媒の存在下に分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化することによってアクリル酸を合成する。このとき、目的物であるアクリル酸のほか、酢酸、ホルムアルデヒド、およびアクリル酸二量体等の副生成物や不純物(以下、単に「不純物等」とも称する)を含む混合ガスが反応生成物として得られる。
(II)捕集工程および/または凝縮工程では、上記接触気相酸化工程で得られたアクリル酸および不純物等を含む混合ガスを、液体として回収する。例えば、捕集工程では、上記混合ガスを捕集塔に導入し、水等の捕集用溶媒と接触させて捕集することによって、アクリル酸および不純物等を含むアクリル酸含有溶液を得る。
(III)精製工程では、上記捕集工程および/または凝縮工程で得られたアクリル酸含有溶液を、蒸留工程および/または晶析工程などの精製手段によって精製し、高純度の精製アクリル酸を得る。例えば、晶析工程では、まず、アクリル酸含有溶液を冷却することによって、アクリル酸を結晶化し、母液を回収する。そして、アクリル酸の結晶を融解することによって、高純度の精製アクリル酸を得る。なお、本明細書において「母液」とは、アクリル酸含有溶液からアクリル酸の結晶を析出させた後に残る溶液のことを意味する。
かような晶析工程で用いられる晶析装置は、一般的に、晶析器と、アクリル酸含有溶液を晶析器に供給するための供給手段と、母液または精製アクリル酸を回収するための回収手段を有する。
例えば、特許文献1には、多段式分別結晶法を用いた結晶化方法が開示されている。そして、該方法に用いる晶析装置として、結晶器中で得られる結晶融解液や母液をタンクに輸送するための、弁が設置された配管を有する晶析装置が開示されている。
また、特許文献2には、結晶を溶融する際に、加熱した精製融液に重合禁止剤を添加し、これを結晶に循環供給して結晶を融解して、結晶融液と精製融液をともに回収する晶析方法が開示されている。そして、結晶融液と、重合禁止剤が添加された精製融液とをともに回収する際に、晶析器から弁を有する配管を通じて、結晶融液や母液を貯槽へ輸送する装置が開示されている。
特公昭53−041637号公報 特開平09−155101号公報(米国特許第5935534号明細書)
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に記載の装置を用いてアクリル酸を精製すると、晶析器から精製アクリル酸を回収する際に、回収ライン中や該ラインの途中に設置されているバルブやポンプなどの輸送制御部材の内部に液だまりとして残っている母液が精製アクリル酸に混入してしまい、所望の純度を有する精製アクリル酸を得ることができないという問題点を有していた。ppmオーダーの不純物等であっても、アクリル酸の重合を促進または阻害する虞があるので、純度の向上が常に求められているのが現状である。
そこで、本発明は、高純度の精製アクリル酸を効率よく得ることのできる晶析装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく、鋭意研究を行った。その結果、晶析器から母液および精製アクリル酸を交互に回収するための回収ラインに設置される開閉部材として、ボールバルブを用いることにより、高純度の精製アクリル酸を効率よく得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、 液および精製アクリル酸を交互に取り出す取り出し口を有する晶析器と、
前記晶析器にアクリル酸含有溶液を供給する供給ラインと、
前記取り出し口に接続されてなり、晶析器から母液および精製アクリル酸を交互に回収する回収ラインとを有し、
前記回収ラインに、ボールバルブからなる開閉部材が設置されてなる晶析装置を用いて、下記(A)〜(D)の工程を行うアクリル酸の晶析方法;
(A)前記供給ラインを通じて供給されたアクリル酸含有溶液を、前記晶析器において冷却して、アクリル酸を結晶化する結晶化工程、
(B)前記結晶化工程で得られた母液を、前記回収ライン上の開閉部材を開口することによって、前記回収ラインから回収する母液回収工程、
(C)前記回収ライン上の開閉部材を閉口した後、前記結晶化工程で得られたアクリル酸の結晶を加熱して、アクリル酸を融解する融解工程、および
(D)前記融解工程で得られた精製アクリル酸を、前記回収ライン上の開閉部材を開口することによって前記回収ラインから回収する精製アクリル酸回収工程である。
本発明の晶析装置によれば、高純度のアクリル酸を効率よく得ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る回分式動的晶析装置を模式的に表した概略図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<晶析装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る回分式動的晶析装置を模式的に表した概略図である。図1によると、晶析装置10は、主に、晶析器20と、晶析器20に接続された各種ラインと、母液または精製アクリル酸を貯蔵するための各種タンクとを有する。
晶析器20は、内部に晶析管21を有する。晶析管21内壁側にはアクリル酸含有溶液が循環しており、晶析管21が冷却されると晶析管21の内壁側にアクリル酸の結晶が成長する。晶析管21の外壁側には晶析管21を冷却または加熱するための媒体が流れる流路が設けられている。工業的な大量生産においては、通常一つの晶析器20には、晶析管21は1000〜2000本程度設置されているが、図1では簡略化のために1本のみ図示している。さらに晶析器20には、塔底部に母液および精製アクリル酸を交互に取り出すための取り出し口22が設置されている。
晶析器20には、捕集工程および/または凝縮工程で得られたアクリル酸含有溶液を供給するための供給ライン31と、取り出し口22に接続されてなり母液および精製アクリル酸を回収するための回収ライン32とが設置されている。さらに、晶析器20には塔底部に溜まったアクリル酸含有溶液を塔頂部に輸送するための循環ライン33と、媒体を供給または回収するための媒体ライン(34a、34b)とが接続されている。
上記の各種ラインには、液体の流れを制御するために、開閉部材としてボールバルブ(41、42、43)、およびポンプ(51、52)が設置されている。
さらに、回収ライン32の途中または末端には、晶析によって得られた母液または精製アクリル酸を貯蔵するためのタンクが設けられている。図1においては、回収ライン32の途中に回収タンク61、回収ライン32の末端に母液を貯蔵するための母液タンク62、精製アクリル酸を貯蔵するための精製アクリル酸タンク63が設置されている。
以下、本形態の晶析装置の各構成要素について説明する。
[晶析器]
本形態における晶析器は、回分式の晶析器であって、アクリル酸含有溶液中に含まれるアクリル酸を結晶化し、続いて融解することによって、アクリル酸含有溶液を母液と、高純度のアクリル酸とに分離する。晶析器は従来公知のものを適宜採用することができ、種類やサイズについては特に制限はない。晶析器における結晶化は、アクリル酸含有溶液を流動させながら結晶化を行う動的結晶化と、アクリル酸含有溶液を流動させずに結晶化を行う静的結晶化とに大別されるが、いずれの結晶化方法を用いた晶析器を使用しても構わない。晶析器の具体例としては、スルザーケムテック(Sulzer Chemtech)社製の層結晶化装置(動的結晶化装置)や、ベフス プロケム(BEFS PROKEM)社製の静的結晶化装置等が挙げられる。
晶析器が層結晶化装置である場合、晶析器には、結晶を成長させるための晶析管が通常1000〜2000本程度設置されている。そして、該晶析管の外壁側には、晶析管を冷却または加熱するための媒体が流れる流路が配置されている。
また、晶析器の塔底部には、母液および精製アクリル酸を交互に取り出す取り出し口が設置されている。
[供給ライン]
晶析器には、接触気相酸化工程と、捕集工程および/または凝縮工程とを経て得られたアクリル酸含有液を供給するための供給ラインが設置されている。供給ラインの設置場所は特に制限はないが、循環用ポンプ51によりアクリル酸含有液を晶析管の上部に移送するため、図1の供給ライン31のように塔底部付近に設置されることが好ましい。
[回収ライン]
晶析器の取り出し口には、母液および精製アクリル酸を交互に回収するための回収ラインが接続されている。回収ラインの途中には、図1のように母液または精製アクリル酸を回収する回収タンク61が設けられうる。また、回収ラインの末端は、図1のように母液を貯蔵する母液タンク62または精製アクリル酸を貯蔵するための精製アクリル酸タンク63に接続されていてもよいし、さらなる精製のために晶析器または蒸留塔などの精製装置に直接接続されていてもよい。
回収ラインは、図1のように母液および精製アクリル酸の回収を1系統の共通の回収ラインで行ってもよいし、母液と精製アクリル酸の回収を別々の回収ラインで行うような複数系統の回収ラインで行ってもよい。しかしながら、回収ラインの内壁や開閉部材の内部に残留する液だまりを少なくする観点から、回収ラインはできるだけ短く単純な配置であることが望ましいことから、1系統の回収ラインがより好ましい。
晶析器から各種タンク(61、62、63)までの回収ライン中の母液または精製アクリル酸の輸送は、自由落下によるものであってもよいし、回収ライン中に設置されたポンプを動力源としたものであってもよいが、自由落下による方が、液だまり(回収ライン中に残存する母液または精製アクリル酸)が少なくなるので好ましい。
[開閉部材]
回収ラインには、母液および精製アクリル酸の輸送を制御するための開閉部材として、ボールバルブが設置されている。
ボールバルブは弁体が球状(ボール)になっていて、ハンドル(弁軸)を90度回転することにより開閉を行うON−OFFバルブである。ボールバルブの弁体としては、完全ボール型およびセグメント型などが挙げられるが、通液時の抵抗が少なく、より小型にして閉時の液だまりを少なくできるため完全ボール型であることが好ましい。バルブの孔径のタイプとしては、フルボア型およびレディーストボア型などが挙げられるが、流量の損失がほとんどないためフルボア型であることが好ましい。また、バルブの構造としては、フローティング型およびトラニオン型が挙げられるが、いずれを使用しても構わない。
これらのボールバルブは、いずれも流体抵抗が小さいために、回収ライン中の母液または精製アクリル酸の通液を妨げにくい。よって、所望の流速を確保したい場合であっても、他のバルブに比べて小型のバルブを設置することができるため、バルブ内の液だまりを最小限にすることができる。このボールバルブ、バルブ開度の調節のしやすさの観点から好ましい。
回収ライン中のボールバルブの設置場所は特に制限はない。ただし、より液だまりを低減する観点からは、母液および精製アクリル酸が自由落下により流れる回収ライン部分に設置されることが好ましく、鉛直方向に伸びる回収ライン部分に設置されることがより好ましい。また、回収ライン中には、少なくとも1つのボールバルブが設置されていればよく、必要によってこれ以外のバルブが用いられていても構わない。しかしながら、本発明の効果をより一層顕著なものとするためには、設置されているバルブのうちのより多くがボールバルブであることが好ましい。よって、最も好ましい形態は、回収ラインに設置される全てのバルブがボールバルブである形態である。
本形態の晶析装置のように、母液および精製アクリル酸を共通の回収ラインを通じて交互に回収する装置であっても、上記の液だまりの少ないバルブを用いることにより、母液が精製アクリル酸に混入するのを効果的に防ぐことができ、より高純度の精製アクリル酸を得ることができる。また、これらのバルブは、バルブ内の流体抵抗が小さいため、流速の低下を防ぐことができる。よって、より短時間で一連の晶析工程を完了することができる。
本形態の晶析装置には、上記の部品のほかに、晶析器の塔底液を塔頂部に循環させるための循環ラインや、晶析器に媒体を供給または回収する媒体ラインが設置されている。なお、媒体は、媒体ラインに接続される媒体の加熱/冷却装置によって温度を調節することができる。
<晶析方法>
次に、上記晶析装置を用いたアクリル酸の晶析方法について説明する。
本形態のアクリル酸の晶析方法は、下記(A)〜(D)の工程を含む;(A)供給ラインを通じて供給されたアクリル酸含有溶液を、晶析器において冷却して、アクリル酸を結晶化する、結晶化工程;(B)結晶化工程で得られた母液を、回収ライン上の開閉部材を開口することによって、回収ラインから回収する、母液回収工程;(C)回収ライン上の開閉部材を閉口した後、結晶化工程で得られたアクリル酸の結晶を加熱して、アクリル酸を融解する、融解工程;および(D)融解工程で得られた精製アクリル酸を、回収ライン上の開閉部材を開口することによって回収ラインから回収する、精製アクリル酸回収工程。
そして、上記晶析方法は、必要に応じて、結晶化工程(A)の後で、かつ融解工程(C)の前に、下記(X)の工程をさらに含みうる;(X)晶析器において、アクリル酸の結晶を加熱することにより、該結晶中に含まれる不純物を除去する、発汗工程。
以下、本形態の晶析方法の各工程について図1の晶析装置を用いた場合を例に挙げて説明する。
(A)結晶化工程
結晶化工程では、供給ラインを通じて供給されたアクリル酸含有溶液を冷却することによって、アクリル酸を結晶化する。アクリル酸の結晶化の方法は、特に制限はなく動的結晶化であっても静的結晶化であっても構わないが、動的結晶化によって行われることが好ましい。動的結晶化によると、母液の結晶内への混入が比較的少ない点で有利だからである。
図1の晶析装置を用いた場合では、晶析器20に供給されたアクリル酸含有溶液は、塔底部に溜まり、これを循環ライン33を経て塔頂部に循環させる。これにより、晶析管21の内壁面をアクリル酸含有溶液が落下被膜状に流下する。そして、媒体ライン(34a、34b)から冷媒を供給し、晶析管21を管の外部から冷却する。このときの晶析管21の内壁の温度は所望の範囲になるように冷媒温度を調節する。晶析管21が冷却されると、内壁の表面にアクリル酸含有溶液中に含まれるアクリル酸が結晶化し、さらに結晶が成長する。このようにして、アクリル酸含有溶液中に含まれるアクリル酸の60〜90質量%程度を結晶化させた後、アクリル酸含有溶液の循環をポンプ51の停止により停止させる。
(B)母液回収工程
母液回収工程では、上記結晶化工程塔底部に溜まった母液を、母液の回収ライン32に設置されたボールバルブ41を開口することによって、回収ライン32を通じて回収タンク61へと輸送する。続いて、回収タンク61に貯蔵された母液を、ボールバルブ41を閉口、ボールバルブ42を開口し、ポンプ52を作動させることによって、回収ライン32を通じて母液タンク62へと回収する。母液には、結晶化されずに残ったアクリル酸のほか、不純物等が高濃度で含まれる。この母液に含まれるアクリル酸は、再度、蒸留や晶析などの精製工程を経て分離されうる。
(C)融解工程
融解工程では、上記結晶化工程で得られたアクリル酸の結晶を融解する。まず、母液の回収ライン32に設置されたボールバルブ(41、42)を閉口する。そして、媒体ライン(34a、34b)から熱媒を供給して、晶析管21を加熱する。晶析管21の温度が上昇すると、晶析管21の内壁に付着しているアクリル酸の結晶が融解し、塔底部にアクリル酸の結晶の融解液が溜まる。この際の晶析管21の内壁の温度は20〜40℃程度であることが好ましい。また、塔底部に溜まった融解液を循環ライン33を介して塔頂部に循環させ、まだ融解していないアクリル酸の結晶表面に流下させることが好ましく、これによって結晶の融解が早まる。
融解の際には、アクリル酸結晶の融解液に重合防止剤を添加することが好ましい。重合防止剤としては特に制限はないが、例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノ−1−オキシルなどのN−オキシル化合物;p−メトキシフェノールなどのフェノール化合物;酢酸マンガンなどのマンガン塩化合物;ジブチルジチオカルバミン酸銅などのジアルキルジチオカルバミン酸銅塩化合物;ニトロソ化合物;アミン化合物;およびフェノチアジン化合物などが挙げられる。このうち、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノ−1−オキシルなどのN−オキシル化合物;p−メトキシフェノールなどのフェノール化合物;および酢酸マンガンなどのマンガン塩化合物からなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。これらの重合防止剤を用いると、より色調の優れた十分に高い品質のアクリル酸を得ることができる。
重合防止剤は、そのまま融解液に添加してもよいし、別途、重合防止剤の溶液を調製して、これを融解液に添加してもよい。重合防止剤の溶液を調製する場合は、溶媒として、アクリル酸アクリル酸、水、または酢酸などを使用することができるが、アクリル酸を使用することが好ましい。また、重合防止剤または重合防止剤の溶液の添加部位も特に制限はなく、塔底液に直接添加してもよいし、ライン33上に別途添加装置を設けて、塔底液をライン33で循環させる最中に該添加装置から添加してもよい。
(D)精製アクリル酸回収工程
精製アクリル酸回収工程では、上記融解工程(C)で得られた精製アクリル酸を、ボールバルブ41を開口することによって回収ライン32を通じて回収タンク61へと輸送する。続いて、回収タンク61に貯蔵された精製アクリル酸を、ボールバルブ41を閉口、ボールバルブ43を開口し、ポンプ52を作動させることによって、回収ライン32を通じて精製アクリル酸タンク63へと回収する。回収された精製アクリル酸溶液は、必要によってさらなる蒸留や晶析などの精製工程を経て精製されうる。
(X)発汗工程
発汗工程では、上記結晶化工程で得られたアクリル酸の結晶を加熱することにより、該結晶中に含まれる不純物を除去する。まず、媒体ライン(34a、34b)からの供給を冷媒から熱媒へと変化させ、晶析管21を加熱する。このとき、晶析管21の内壁が結晶の凝固点よりも0〜5℃高くなるように熱倍の温度を制御する。結晶をこのような状態におき、結晶の一部(1〜10質量%程度)を融解することにより、結晶中に取り込まれた不純物等が溶液として外部に吐き出され、結晶の純度が増す。
上記発汗工程で塔底部に溜まった発汗液は、母液の回収ライン32を通じて、ボールバルブ41を開口することによって回収タンク61に回収される。回収タンク61に貯蔵された発汗液は、ボールバルブ41を閉口、ボールバルブ42を開口し、ポンプ52を作動させることによって、回収ライン32を通じて母液タンク62へと回収される。回収された発汗液に含まれるアクリル酸は、母液などとともに再度蒸留や晶析などの精製工程を経て分離される。
発汗工程は、上記結晶化工程(A)の後で、かつ融解工程(C)の前に行われうる。後述の実施例のように、結晶化工程の(A)の後で、かつ母液回収工程(B)の前に発汗工程(X)を行って、発汗工程で生じる発汗液を母液とともに母液回収工程(B)で回収することができる。別法としては、母液回収工程(B)の後で、かつ融解工程(C)の前に、発汗工程(X)および該工程によって生じる不純物含有液を回収する工程を別途設けることもできる。
本形態の晶析方法は、母液および精製アクリル酸を交互に回収する回収ラインに、ボールバルブが設置された晶析装置を用いることから、従来の晶析装置を用いた場合よりも、高純度のアクリル酸を効率よく得ることができる。
本発明の作用効果を、以下の実施例および比較例を用いて説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施例のみに制限されるわけではない。
[実施例1]
プロピレンの接触気相酸化反応によって得られた混合ガスを捕集塔に導き、捕集用水溶液と接触させ、アクリル酸含有溶液を6.65kg/時で得た。アクリル酸含有溶液の組成は下記表1のとおりである。なお、接触気相酸化反応は特開2005−15478号公報(米国特許出願公開第2004/249199号明細書)の実施例1と同様の方法によって行った。また、捕集塔の塔底液(すなわち、アクリル酸含有溶液)の温度は91℃であった。
(第1回晶析操作)
(A)結晶化工程
次に、上記アクリル酸含有溶液を冷却後、これを図1に示す晶析装置10の供給ライン34を通じて晶析器20に導入した。そして、ポンプ51を作動させることにより、晶析管21の内壁面に、アクリル酸含有溶液を落下皮膜(falling film)状に流下させた。媒体ライン34aから冷媒を供給し、晶析管21の内壁の温度を凝固点以下に下降させて、アクリル酸含有溶液に含まれるアクリル酸の一部(第1回〜第4回の結晶化において、それぞれ約60〜90質量%)を内壁面に結晶化させた。
(X)発汗工程および(B)母液回収工程
ポンプ51を停止させ、晶析管21の内壁の温度を凝固点付近まで上昇させて結晶を発汗させ、結晶中に含まれる不純物を除去した。第1回〜第4回の発汗においてそれぞれ約2〜5質量%のアクリル酸の結晶が融解した。母液と、発汗によって生じた発汗液との混合液を上記結晶化工程で得られた母液を塔底部の取り出し口22から、ボールバルブ41を開口することによって回収ラインを通じて回収タンク61へと輸送した。そして、回収タンク61に貯蔵された母液を、ボールバルブ41を閉口、ボールバルブ42を開口し、ポンプ52を作動させることによって、回収ライン32を通じて母液タンク62へと回収した。
(C)融解工程および(D)精製アクリル酸回収工程
37℃の温熱媒を晶析器に供給し、結晶を融解した。そして、塔底部に溜まった融解液を循環ライン33を通じて塔頂部に循環させ、アクリル酸結晶表面に流下させた。融解終了後、得られた精製アクリル酸(1回目)を塔底部の取り出し口22から、ボールバルブ41を開口することによって回収ラインを通じて回収タンク61に輸送した。その後、回収タンク61に貯蔵された精製アクリル酸(1回目)を、ボールバルブ41を閉口、ボールバルブ43を開口し、ポンプ52を作動させることによって、回収ライン32を通じて精製アクリル酸タンク63に輸送した。
(第2回晶析操作)
第1回の晶析操作で精製アクリル酸タンク63に貯蔵された精製アクリル酸(1回目)をアクリル酸含有溶液としたことを除いては、第1回晶析操作と同様の方法で、第2回晶析操作を行い、精製アクリル酸(2回目)を得た。
(第3回晶析操作)
第2回の晶析操作で精製アクリル酸タンク63に貯蔵された精製アクリル酸(2回目)をアクリル酸含有溶液とし、融解工程において、融解開始前(晶析管21の温度上昇前)に、p−メトキシフェノールを5質量%添加したアクリル酸溶液添加したことを除いては、第1回晶析操作と同様の方法で、第3回晶析操作を行い、精製アクリル酸(3回目)を得た。
(第4回晶析操作)
第3回の晶析操作で精製アクリル酸タンク63に貯蔵された精製アクリル酸(3回目)をアクリル酸含有溶液としたことを除いては、第3回晶析操作と同様の方法で、第4回晶析操作を行い、3.32kg/時で精製アクリル酸(4回目)を得た。第4回晶析操作後に精製アクリル酸タンク63に貯蔵された精製アクリル酸(4回目)の組成は下記表1のとおりである。
[比較例1]
図1の晶析装置のボールバルブ(41、42、43)を、実施例1のボールバルブと同じ径のバタフライバルブに換えた以外は、実施例1と同様の方法により晶析を行い、2.86kg/時で精製アクリル酸を得た。
[比較例2]
図1の晶析装置のボールバルブ(41、42、43)を、実施例1のボールバルブよりも約2倍大きい径のバタフライバルブに換えた以外は、実施例1と同様の方法により晶析を行い、3.31kg/時で精製アクリル酸を得た。
Figure 0005814118
以上の結果より、実施例1は、比較例2よりも高純度のアクリル酸を得られることが示された。また単位時間当たりの精製アクリル酸の製造量は比較例1と同等であった。
なお、本出願は、2009年6月30日に出願された日本国特許出願第2009−155605号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
10 晶析装置、
20 晶析器、
21 晶析管、
22 取り出し口
31 供給ライン、
32 回収ライン、
33 循環ライン、
34a,34b 媒体ライン、
41、42、43 ボールバルブ、
51、52 ポンプ、
61 回収タンク、
62 母液タンク、
63 精製アクリル酸タンク。

Claims (5)

  1. 液および精製アクリル酸を交互に取り出す取り出し口を有する晶析器と、
    前記晶析器にアクリル酸含有溶液を供給する供給ラインと、
    前記取り出し口に接続されてなり、晶析器から母液および精製アクリル酸を交互に回収する回収ラインとを有し、
    前記回収ラインに、ボールバルブからなる開閉部材が設置されてなる晶析装置を用いて、下記(A)〜(D)の工程を行うアクリル酸の晶析方法;
    (A)前記供給ラインを通じて供給されたアクリル酸含有溶液を、前記晶析器において冷却して、アクリル酸を結晶化する結晶化工程、
    (B)前記結晶化工程で得られた母液を、前記回収ライン上の開閉部材を開口することによって、前記回収ラインから回収する母液回収工程、
    (C)前記回収ライン上の開閉部材を閉口した後、前記結晶化工程で得られたアクリル酸の結晶を加熱して、アクリル酸を融解する融解工程、および
    (D)前記融解工程で得られた精製アクリル酸を、前記回収ライン上の開閉部材を開口することによって前記回収ラインから回収する精製アクリル酸回収工程
  2. 前記開閉部材は、前記母液および前記精製アクリル酸が自由落下により流れる回収ライン部分に設置される請求項1に記載のアクリル酸の晶析方法
  3. 前記結晶化工程(A)の後で、かつ前記融解工程(C)の前に、下記(X)の工程をさらに含む請求項1または2に記載のアクリル酸の晶析方法;
    (X)前記晶析器において、前記アクリル酸の結晶を加熱することにより、該結晶中に含まれる不純物を除去する発汗工程。
  4. 前記母液回収工程(B)の母液が、前記結晶化工程(A)に次いで行われる前記発汗工程(X)によって得られる発汗液をさらに含む請求項に記載のアクリル酸の晶析方法。
  5. 前記結晶化工程におけるアクリル酸の結晶化が、動的結晶化である請求項のいずれかに記載のアクリル酸の晶析方法。
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