JP5813558B2 - 支柱及び構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、手摺などを構成する支柱及びこの支柱を備える構造体に関する。
マンションのベランダなどに設置する手摺として、従来、図6に示すものがある。この手摺は、断面口形の支柱材101と、同じく断面口形で一回り小さい補強材102とを備えており、複数本の補強材102を、コンクリート製の基礎104(躯体)に形成した取付穴に挿入し、モルタルを流し込んで立設固定してあり、それぞれの補強材102に支柱材101を被せて固定してある。そして、各支柱材101の上端部に笠木105を横架してあり、隣接する支柱材101の間に下弦材106を取り付けてあって、笠木105と下弦材106の間に複数本の手摺子107を取り付けてある。
このような手摺に人が寄り掛かると、室内側から略水平方向に荷重がかかる。この荷重によって補強材102の室外側面が基礎104を押すことになり、荷重が限度を超えると基礎104にせん断破壊が発生する。この破壊を防ぐには、荷重を受け止める補強材102の室外側部分の基礎104を広くするしかなかった。
しかしながら、たとえばベランダにおいては、基礎をある程度以上広くすることができなかった。また、補強材が断面口形なので、内部に水がたまるおそれがあることも問題であった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、基礎に埋め込んで立設するものであって、水平方向荷重を受けた場合でも基礎の破壊が発生しにくく、かつ内部に水がたまるおそれのない支柱及びこの支柱を備える構造体を提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1の発明は、支柱材と、補強材と、左右の補助材とを備え、補強材は、断面H形で左右の溝部を有していて、下端部を基礎に埋め込んで立設してあり、支柱材は、筒形で、補強材に被せて固定してあり、補助材は、補強材の両溝部の基礎上面を上下に跨ぐ位置に挿入してあり、補助材の側面は溝部の開口端部と面一であって上下に延びる突起を形成してあることを特徴とする。ここで、左右とは、補強材の溝部が開口する方向である(二つの溝部はそれぞれ左側向きと右側向きに開口している)。
本発明のうち請求項2の発明は、補助材の突起を一部切除した切除部を形成してあり、切除部は基礎上面の直下に位置していることを特徴とする。
本発明のうち請求項3の発明は、左右の補助材の上端位置及び下端位置が何れも異なっていることを特徴とする。
本発明のうち請求項4の発明は、請求項1、2又は3記載の支柱を備えることを特徴とする。
本発明のうち請求項1の発明によれば、左右方向(補強材の溝部の開口方向)に直交する水平方向から荷重を受けた際に、補強材の室外側面と突起で基礎を押すことになり、より広い範囲の基礎で荷重を分散させて受け止めるので、より基礎の破壊が発生しにくくなる。また、補強材が断面H形で中空部が存在しないので、水がたまるおそれがない。さらに、外部から視認できるのは支柱材のみなので、外観は自由に設定できるから、種々の商品へ展開しやすい。
本発明のうち請求項2の発明によれば、補助材の側面が溝部の開口端部と面一であって、かつ基礎上面の直下では突起が切除されているので、基礎上面の直下における補強材及び補助材の外周形状は矩形となり、シーリングが容易である。
本発明のうち請求項3の発明によれば、補助材を組み合わせた補強材の断面二次モーメントが、基礎上面から上方又は下方に向けて段階的に小さくなるので、曲げ応力の集中が回避され、支柱材及び補強材の折れが生じにくい。
本発明のうち請求項4の発明によれば、左右方向(補強材の溝部の開口方向)に直交する水平方向からの荷重に対して強固な構造体を提供できる。
本発明の支柱の斜視図である。 支柱の分解図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明の支柱を備える手摺の斜視図である。 手摺の三面図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 有効投影面積の説明図であり、(a)は本発明の場合を、(b)は従来品の場合を示す。 従来の手摺の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下において前後左右とは、図1中に記した方向を示す。この支柱は、図1及び図2に示すように、支柱材1と、補強材2と、二つの補助材3とを備える。補強材2は、断面H形の形材であって、二つの溝部21を有しており、溝部21がそれぞれ左右方向に向けて開口している。補強材2の下端部は基礎4に埋め込んであって、補強材2は垂直に立設してある。一方、支柱材1は、断面口形の形材であって、補強材2に上側から被せてネジで固定してある。そして補助材3は、ブロック状のものであって、補強材2の溝部21に丁度納まる形状であり、両溝部21の基礎上面Sを上下に跨ぐ位置に挿入してあって、左右の補助材3を貫通するボルトで固定してある。補助材3の側面(左側の補助材3の左側面及び右側の補助材3の右側面)は、溝部21の開口端部と面一であり、さらに、側面には上下に延びる突起31を前後に二本並べて形成してある。ただし、この突起31は、基礎上面Sの位置から下側所定範囲においては切除してあって、切除部32を形成してある。なお、所定範囲とは、後述のシーリング材44を充填する分の範囲である。また、左側の補助材3の方が、右側の補助材3よりも上下方向長さが長くなっており、左側の補助材3の上端位置は右側の補助材3の上端位置よりも高く、左側の補助材3の下端位置は右側の補助材3の下端位置よりも低くなっている。
次に、この支柱を備える構造体の例として、手摺の場合を示す。この手摺は、マンションのベランダに設置して、人の転落を防止するためのものである。なお、上述の前側が室外側、後側が室内側に相当する。図3及び図4に示すように、コンクリート製の基礎4(躯体)には、室外側端に立ち上がり部41を形成してあり、立ち上がり部41の上面には、左右方向に一定間隔で取付穴42を形成してある。そして、それぞれの取付穴42に、補強材2の下端部を差し込み、モルタル43を流し込んで立設固定してあって、さらに取付穴42の上端部にはシーリング材44を充填して止水してある。補強材2には、上述のとおり補助材3を取り付けてあり、さらに上側から支柱材1を被せてネジ止めしてある。各支柱材1の上端部には、略平板形状の連結板11をネジ止めしてあり、各支柱材1の下部の左右側面には、L字形のブラケット12をネジ止めしてある。そして、このように一定間隔で立設した各支柱材1の間に、笠木補助材51、下弦材6及び手摺子7を取り付けてある。より詳しくは、笠木補助材51は断面コ字形で上向きに開口し左右方向に延びるものであり、下弦材6は断面コ字形で下向きに開口し左右方向に延びるものであって、両者の間に断面口形の手摺子7を複数本掛け渡してネジ止めし、梯子状に形成してある。そして、笠木補助材51の左右端部を連結板11にネジ止めし、下弦材6の左右端部をブラケット12にネジ止めしてある。さらに、支柱材1及び笠木補助材51の上側に笠木5をネジ止めしてある。なお、支柱材1の下端部と基礎4との間には隙間があるが、カバー材8によりこの隙間を覆い隠してある。
このように構成した手摺において、室内側から人が寄り掛かり、支柱が水平方向に荷重を受けた場合、補強材2の室外側面と突起31で基礎4を押すことになり、より広い範囲の基礎4で荷重を分散させて受け止めるので、より基礎4の破壊が発生しにくくなる。より詳しくは、コンクリート(基礎4)において荷重を受け止める部分の面積を有効投影面積という。有効投影面積が大きければ、破壊に対して強いことになる。本発明の支柱において、有効投影面積は、左右の補助材3の室内側(後側)の突起31の先端から室外側(前側)に向けて90度の角度で広がる領域となる(図5(a)の斜線部分)。一方、図6に示した従来品の場合、有効投影面積は、補強材102の室外側面の見付方向両端から室外側に向けて90度の角度で広がる領域(図5(b)の斜線部分)となる。本発明においては、従来品の場合と比較して、有効投影面積の始点が室内側(後側)に移動する形になり、面積が大きくなるので、よりコンクリートの破壊が発生しにくくなる。なお、突起31は室外側(前側)と室内側(後側)に二本並べて形成してあり、有効投影面積は、荷重を受けた側の突起31の先端から荷重方向に向けて広がるので、室外側と室内側のどちら側から荷重を受けた場合でも、従来品の場合と比較して有効投影面積が大きくなり、コンクリートの破壊が発生しにくい。
また、この手摺においては、支柱材1と他の部材のネジ止め部(たとえば、支柱材1の上端部と笠木5のネジ止め部(図4(b)のA部)、支柱材1の側面と補強材2のネジ止め部(図4(b)のB部)及び支柱材1の側面と下弦材6のネジ止め部(図4(b)のC部)など)から支柱材1の内部に水が浸入する場合があるが、補強材2が断面H形で中空部が存在しないので、図4(a)の点線矢印で示すように、水が支柱材1の下端から外部に輩出され、内部に水がたまるおそれがない。なお、カバー材8と基礎4との間はシールされていないので、両者の間の隙間から水が排出される。さらに、補助材3の側面が溝部21の開口端部と面一であって、かつ基礎上面Sの直下では突起31が切除されているので、基礎上面Sの直下における補強材2及び補助材3の外周形状は矩形となり、シーリングが容易である。また、補助材3を組み合わせた補強材2の断面二次モーメントが、基礎上面Sから上方又は下方に向けて段階的に小さくなるので、曲げ応力の集中が回避され、支柱材1及び補強材2の折れが生じにくい。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、支柱材は、補強材に被さる筒形のものであれば、断面形状が円形・楕円形や口形以外の多角形などでもよく、意匠性を考慮して自由に設定できる。よって、種々の商品への展開もしやすく、本発明の支柱は、手摺のほか、バルコニー屋根など種々の構造体に適用できる。また、補助材は、補強材の溝部に丁度納まるものであって突起を有するものであればよく、突起の数や形状などは適宜変更できる。なお、基礎上面より上側部分においては、突起はすべて切除されていてもよい。また、一つの溝部に納まる補助材が、二つ以上の部材に分割できるものであってもよい。さらに、左右の補助材については、同じ長さのものを左右段違いに設けるなど、左右で上端位置及び下端位置が異なっていれば、どのような構成であってもよい。
1 支柱材
2 補強材
3 補助材
4 基礎
21 溝部
31 突起
32 切除部
S 基礎上面

Claims (4)

  1. 支柱材と、補強材と、左右の補助材とを備え、補強材は、断面H形で左右の溝部を有していて、下端部を基礎に埋め込んで立設してあり、支柱材は、筒形で、補強材に被せて固定してあり、補助材は、補強材の両溝部の基礎上面を上下に跨ぐ位置に挿入してあり、補助材の側面は溝部の開口端部と面一であって上下に延びる突起を形成してあることを特徴とする支柱。
  2. 補助材の突起を一部切除した切除部を形成してあり、切除部は基礎上面の直下に位置していることを特徴とする請求項1記載の支柱。
  3. 左右の補助材の上端位置及び下端位置が何れも異なっていることを特徴とする請求項1又は2記載の支柱。
  4. 請求項1、2又は3記載の支柱を備えることを特徴とする構造体。
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