JP4519015B2 - 多孔板フェンス及びその構築方法 - Google Patents

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この発明は、上下の縁辺に沿って上部胴縁および下部胴縁を有し、ほぼ全面に多数の小孔が明けられた孔明き金属板をフェンスパネルに用い、支柱との取り合いに広幅の隙間調整板を用いた多孔板フェンス及びその構築方法の技術分野に属する。
従来、道路や鉄道などに沿って設置されるフェンスには各種各様の構造、形式が知られ実施されている。
例えば下記の特許文献1に開示された防護柵は、主に鉄道や道路を跨ぐ高架道路の路側に沿って設置された高欄又は歩道柵と共に併設された落下物防止フェンスである。高欄又は歩道柵の支柱から上方へ立ち上げた延長部に、いわゆる溶接金網又は透明若しくは半透明のポリカーボネートパネルを取り付けた構成とされている。
特許文献2に開示された手摺り一体型フェンスは、ビルの屋上やベランダへ、或いは通路等の安全性確保と侵入防止等を目的として設置されるもので、フェンスパネルとして、金属板の上端を折り曲げて横断面が矩形状の手摺りを形成し、下端部も折り曲げて横断面がL字形の下縁を形成し、パネル面に多数の小孔の配列による図案又は図形模様を施したものを使用し、該フェンスパネルを隣接する支柱の間へ架け渡して取り付けた構成とされている。
特開2001−164520号公報 特開平8−42200号公報
上記特許文献1に開示された防護柵は、フェンスパネルとして溶接金網又は透明若しくは半透明のポリカーボネートパネルを使用する。更に具体的には、前記パネルを剛強な枠材で作った矩形状の外周枠の面内に取り付けて面ユニットを構成し、この面ユニットをH鋼材による支柱の溝内へ落とし込んで、通常の防音壁と変わらぬ構造の防護柵が構築されている。フェンスパネルとして使用する溶接金網は、防護柵としてはありきたりの意匠的景観を呈する。また、透明若しくは半透明のポリカーボネートパネルの場合は、視界性が良いものの、風圧をもろに受けるので、外周枠を強固に構成しても面ユニットの大きさに限度があるし、これを支持する支柱も風圧に耐える大断面の材で構成せざるを得ず、武骨な意匠と景観になることを否めない。更に、人がよじ登ることを防止する構造にはなっていない。
特許文献2に開示された手摺り一体型フェンスは、フェンスパネルとして、金属板の上端を折り曲げて横断面が矩形状の手摺りを形成し、下端部も折り曲げて横断面がL字形の下縁を形成した点、およびパネル面に多数の小孔の配列による図案又は図形模様を施している点を注目できる。しかし、前記多数の小孔の配列による図案又は図形模様は、フェンスパネル全面から見ると一部分にまとめられた孔で形成されており、パネル全面にわたって孔が形成されていない。よって、図案又は図形模様の部分には通風性、視界性を期待できるとしても偏っており、フェンス全体としての視界性の確保、風圧の低減化はさして期待できない。また、フェンスパネル上端の手摺りは、支柱の上端へ架設した部分でも連続性を要求されるため、専用の手摺り固定板および手摺り連結板を使用して支柱へ取り付けるほかない。しかもフェンスパネル下縁は支柱の側面へ固定するため、固有の加工をするほか、専用の下縁固定具を使用しているから、結局、部品点数が多く、手間隙のかかるフェンス構築作業を必要としている。
本発明の目的は、フェンスパネルとして上下の縁辺に沿う胴縁を形成し、ほぼ全面に多数の小孔を有する孔明き金属板を使用し、この孔明き金属板の左右両側の縁辺を、支柱のブラケットへ隙間調整板を間に挟んで結合した構成であり、視界性が良好で、風圧の低減化に優れ、スマートで斬新な意匠性と景観性に優れた多孔板フェンスを提供することである。
本発明の次の目的は、孔明き金属板およびこれを支持する支柱を共に道路の外側又は内側に向かって膨らむ形状に湾曲させ、人の通り側に向かって被さるように湾曲(オーバーハング)させた形状を利用して、人がよじ登る手掛かり、足がかりがなく、人が乗り越えることが至難の構成とした多孔板フェンスを提供することである。
本発明の更なる目的は、1枚の切り板から成る加工品として安価に軽量に製作した支柱の前面の上下方向に複数のブラケットを接合したものを使用し、一方、前記支柱の前面で両側辺を突き合わせて止着する孔明き金属板の製作誤差、あるいは支柱を建てる位置、孔明き金属板の止着位置などの施工誤差に起因する突き合わせ代(図7のS寸法)の大小変化に伴う、例えば景観性の低下等の問題を、広幅の隙間調整板を介在させることで解決した多孔板フェンスおよびその構築方法を提供することである。
本発明は、構築に必要な部品点数が少なく、構築作業の省力化を図ることができ、また、人が立てる道路側から容易に安全に能率良くフェンスの構築作業を進めることができ、構築作業の手間が少なく、工期の短縮化とコストダウンに有利な多孔板フェンスおよびその構築方法を提供することである。
上述の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る多孔板フェンスは、
間隔をあけて複数建てられた支柱3と、前記支柱3、3の前面部へ取り付けられた孔明き金属板2とから成り、
前記孔明き金属板2は、全面に多数の小孔6を有するとともに、上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁4、5を有すること、
支柱3には、その前面の上下方向に複数のブラケット12が接合されていること、
前記支柱3およびブラケット12の前面へ隙間調整板17が配置され、前記隙間調整板17の前面へ孔明き金属板2の左右の縁辺7が当てがわれ、ブラケット12と隙間調整板17および孔明き金属板2とが締結具により結合されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る多孔板フェンスは、間隔をあけて複数建てられた支柱3と、前記支柱3、3の前面部へ取り付けられた孔明き金属板2とから成り、
前記孔明き金属板2は、上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁4、5を有し、前記上下の胴縁4、5および左右の縁辺7を除く全面に多数の小孔6を有すること、
支柱3には、その前面の上下方向に複数のブラケット12が接合されていること、
前記支柱3およびブラケット12の前面に隙間調整板17が配置され、前記隙間調整板17の前面へ孔明き金属板2の左右の縁辺7が当てがわれ、ブラケット12と隙間調整板17および孔明き金属板2とが締結具で結合されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した多孔板フェンスにおいて、
孔明き金属板2は、長手方向に見た断面形状が湾曲されており、支柱3および隙間調整板17も前記孔明き金属板2と同じ湾曲形状とされ、隙間調整板17は、その上端部を背面側へ屈曲した吊り掛け部17bが最上位のブラケット12へ掛け止められていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載した多孔板フェンスにおいて、
孔明き金属板2は、長手方向に見た断面形状が道路10の外側に向かって膨らむ湾曲形状とされ、支柱3および隙間調整板17も前記孔明き金属板2と同じ湾曲形状とされ、隙間調整板17は、その上端部を背面側へ屈曲した吊り掛け部17bが最上位のブラケット12へ掛け止められていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれか一に記載した多孔板フェンスにおいて、
孔明き金属板2の上部胴縁4は、孔明き金属板2の上側縁辺を道路10の外側へ屈曲して成形されており、下部胴縁5も下側縁辺を道路10の外側へ屈曲して成形され、左右両側の縁辺7に締結具で結合するためのボルト孔8が左右方向に長い長孔に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1〜4のいずれか一に記載した多孔板フェンスにおいて、
支柱3は1枚の切り板から成る加工品であることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項1〜5のいずれか一に記載した多孔板フェンスにおいて、
孔明き金属板2の小孔6は、人の指が入らず手掛かりにならない大きさとされ、支柱3の下端は、該支柱3を基礎地盤へ固定するベースプレート15の道路側前端面との間に足がかりを形成しない構成とされ、孔明き金属板2を支柱3へ止着するボルト14はその頭部を道路側に、ネジ軸部が道路10から外向きに配置されて、ブラケット12のボルト孔12aを通じてナット13へねじ込み結合されていることを特徴とする。
請求項8に記載した発明に係る多孔板フェンスの構築方法は、間隔をあけて複数建てられた支柱3、3の前面部へ孔明き金属板2を取り付けて多孔板フェンスを構築する方法において、
孔明き金属板2は多数の小孔6を有するとともに、上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁4、5を有する構成とし、
支柱3の前面の上下方向に、複数のブラケット12を接合して設け、
支柱3およびブラケット12の前面に隙間調整板17を配置し、
前記隙間調整板17の前面に孔明き金属板2の左右の縁辺7を当てがい、同前記ブラケット12と隙間調整板17および孔明き金属板2とを締結具により結合することを特徴とする。
本発明は、上下の縁辺に沿って胴縁4、5を形成し、ほぼ全面に多数の小孔6を有する孔明き金属板2の左右両側の縁辺7を隙間調整板17を介して締結具により支柱3の前面部へ結合して成るから、締結具以外には専用の取り付け金具類は無用であり、多孔板フェンスの構築に必要な部品点数が少なく、現場作業が簡単であり、多孔板フェンス構築の手間が少なく、工期の短縮化とコストダウンに有利である。
ほぼ全面に多数の小孔6を有する孔明き金属板2を使用しているので、視界性が良好であるし、孔明き金属板2が受ける風圧を十分に低減化でき、荷重負担が小さいから、同孔明き金属板2を支持する支柱3の断面を小さくできる。したがって、1枚の切り板から成る加工品として軽量、安価に製作した支柱3を使用でき、スマートで意匠性および景観性に優れた多孔板フェンスを提供できる。
その上、孔明き金属板2を支柱3へ結合する手段は、支柱3の前面の上下方向に複数のブラケット12を接合し、前記ブラケット12の前面に隙間調整板17を配置し、更に前記隙間調整板17の前面へ孔明き金属板2の左右の縁辺7を当てがい、前記のブラケット12と隙間調整板17および孔明き金属板2の左右の縁辺7とを締結具により結合した構成なので、孔明き金属板2の製作誤差、あるいは支柱3を建てる位置、孔明き金属板2の止着位置などの施工誤差に起因して孔明き金属板2の突き合わせ代(図7のS寸法)に大小の変化を生じることがあっても、突き合わせ代Sの存在(隙間)そのものがフェンス外観上の景観性や意匠性には殆ど影響を及ぼさず、融通性、自在性に富む現場施工を能率良く行うことができる。したがって、1枚の切り板から成る加工品として製作した軽量で安価な細幅の支柱3を使用することが容易に可能である。
本発明の多孔板フェンスは、孔明き金属板2およびこれを支持する支柱3とともに道路10の外側(又は必要によっては内側)に向かって膨らむように湾曲させ、人の通り側に向かって被さるようにオーバーハングさせ、更に孔明き金属板2の小孔6は人の指が入らず手掛かりにならない大きさとし、支柱3の道路側面の下端はベースプレート15の道路側前端面との間に足がかりとなる隙間や段部を形成しない構成としたので、人がよじ登る足がかり、手掛かりがなく、人が乗り越えることは至難の構成であり、安全性が高い。勿論、道路側から空き缶やゴミ類が投げられても確実に受け止めて手前の道路側へ落とすから、この意味でも安全性が高い。
本発明の多孔板フェンスは、上下の縁辺に沿って胴縁4、5を形成してあり、左右両側の縁辺7を支柱3へ道路10から外向きにボルト14で止着する構成であり、多孔板フェンスの構築作業は全て、人が立つ(又はたてる)道路10の側から安全に能率良く行える。したがって、特に鉄道や道路を跨ぐ高架道路(跨線橋、跨道橋)の路側に沿って設置される落下物防止フェンスを構築するような場合でも、作業足場や養生ネットを仮設しないでも構築作業を安全に進めることができ、安全性と経済性の向上、及び工期の短縮に格別有利である。
間隔をあけて複数建てられた支柱3と、前記支柱3、3の間へ取り付けられた孔明き金属板2とで多孔板フェンスを構成する。
前記孔明き金属板2は、全面に多数の小孔6を有するか、又は上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁4、5および左右の縁辺7を除く全面に多数の小孔6を有する構成とする。
支柱3には、その前面の上下方向に複数のブラケット12が接合されている。
前記支柱3およびブラケット12の前面に隙間調整板17が配置され、前記隙間調整板17の前面へ孔明き金属板2の左右の縁辺7が当てがわれ、ブラケット12と隙間調整板17および孔明き金属板2とが締結具により結合されている。
以下に、本発明を図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は、道路10に沿うコンクリート高欄1の上に落下物防止フェンスとして構築した多孔板フェンスの実施例を示している。図中の符号2が孔明き金属板、3が支柱である。
道路10の路側に立つコンクリート高欄1の上に孔明き金属板2の長手方向寸法に相当する間隔をあけて複数の支柱3…が建てられ、この支柱3、3の前面へ孔明き金属板2を建て込み、左右両側の縁辺7を支柱3へボルト14をはじめとする締結具により結合して構築されている。なお、締結具としては、ボルト14が通例であるが、リベットやピン止め手段などを採用して実施することも可能である。
孔明き金属板2の構造詳細は、図1と図3、図5および図7に見るとおり、一例として縦・横寸法が1100×3000mm(従って、道路10からフェンス上端までの高さは約2m。)、厚さが1.5mm程度の焼付メッキ塗装鋼板が使用され、上下の縁辺に沿って同鋼板を外側へ屈曲して成形した胴縁4、5を一体的に有する。道路10の長手方向に見た断面形状(図2参照)は、道路10の外側に向かって膨らむ、半径約1000mmの湾曲形状とされている。前記上下の胴縁4、5の部分、および左右両側の縁辺7を除く全面に多数の小孔6…を有する。左右両側の縁辺7には、この孔明き金属板2を支柱3へ結合するためのボルト孔8が、図示例の場合には上下方向に間隔をあけて、左右方向に長い長円孔として合計4個設けられている。但し,ボルト孔8の個数は4個の限りではない。
なお、孔明き金属板2の小孔6は、左右両側の縁辺7の部分にまで設けて、小孔6を前記ボルト孔8に代わるものとして利用する構成で実施することも好ましい。
孔明き金属板2の小孔6…は、図7に示したように、一例として縦幅が14mm、左右方向の横長が50mm程度の長丸形状(長円形状)とし、これが上下の胴縁4、5の部分、および左右両側の縁辺7を除く、ほぼ全面にわたり縦・横方向に整列した規則的配列で、例えば開口率40%に及ぶように多数設けられている。もっとも、小孔6は、上下の胴縁4、5の部分にも、更に左右両側の縁辺の上記ボルト孔8が設けられた部分にも設けた構成(つまり、全面に小孔6を設けた孔明き金属板2(いわゆるパンチングメタル)を裁断して、上下の胴縁4、5を成形加工した構成)で実施することもできる。
小孔6として上記の長丸形状(長円形状)を採用した理由を説明する。当該孔明き金属板2が風圧を受けて、隣接する支柱3、3間で大きな引張り荷重を受ける場合に、上記した40%に及ぶ高い開口率を達成しつつ、図7中のK寸法(縦の孔縁間隔)を可及的に大きく設計して前記の引張り応力に耐える断面積を確保することに長丸形状(長円形状)が有利であり、このK寸法が大きい分だけ、相対的に薄肉の金属板を使用できることになり、ひいては孔明け加工が容易となり、軽量なフェンスパネルを提供できるのである。したがって、前記の配慮を格別重視しないときは、小孔6として丸孔や楕円形状孔ほかの形状を採用し、若しくは前記各形状の孔が混在する構成で実施することができる。
なお、フェンスに人がよじ登るいたずらを防ぐ配慮から、孔明き金属板2の小孔6は、人の指が入らず、手掛かりにならない形状、大きさで設けることが好ましい。
図2及び図3に示した多孔板フェンスは、孔明き金属板2を、道路10の長手方向に見た断面形状が、道路10の外側に向かって膨らむ湾曲形状とされ、支柱3も前記孔明き金属板2と同じ湾曲形状とされている。その理由は、道路10からフェンス上端までの高さが約2m程度であることを前提として、フェンスが人の通り側に向かって被さるように湾曲してオーバーハングすると、人がよじ登ることを困難にする考えによる。もちろん、前記のように湾曲された孔明き金属板2は、風圧等による所謂面外力に対する抵抗力(剛性)を高める効果もある。よって、孔明き金属板2の曲率は、前記のような配慮に基づいても設計される。
なお、孔明き金属板2および支柱3の湾曲が膨らむ向きはフェンスの用途および機能に応じて、道路10の内側に向かって膨らむ形状として全く同様に実施することができる。
また、孔明き金属板2の湾曲形状は、図2のように全面が等しく一定の曲率で湾曲する形状に限らない。オーバーハング効果を奏するかぎり、いわゆる忍び返しのように下半部が直平面状で、上半部のみを湾曲形状としたり、又は逆に、下部が湾曲面で、上部を直平面の形状として実施することも好ましい。
孔明き金属板2の上部胴縁4および下部胴縁5はそれぞれ、孔明き金属板2の風圧等による面外力に対する抵抗力(剛性)を高める目的のものであるから、そのような作用効果が大きい断面形状に成形される。図示例の場合、上部胴縁4は、パネルの上側縁辺を道路10の外側に向かってほぼ直角なコの字形状(図6A参照)に屈曲して成形されている。下部胴縁5は、下側縁辺をやはり道路10の外側に向かってほぼ水平方向に屈曲し、その先端にリップ5aを若干の高さ上向きに立ち上がらせた形状に屈曲成形して(図6B参照)、それぞれ一体的構造に形成されている。
図2および図3のように、孔明き金属板2が道路10の外側に向かって膨らむ形状に湾曲されている場合、上部胴縁4および下部胴縁5もそれぞれ道路の外側に向かって屈曲成形されていると、人がよじ登ろうとしても手掛かりに乏しく、そうしたいたずらを防ぐ効果もあるし、全体の断面形状のバランスの良さを保つ結果にもなっている。
なお、下部胴縁5に、上記のようにリップ5aが上向きに立ち上がる形状とした場合には、この下部胴縁5の水平面に複数の水抜き孔を排水効果の良い配置に設けることが好ましい。
次に、上記構成の孔明き金属板2の左右両側の縁辺7を、支柱3へ止着する手段について説明する。
支柱3は、図2に示したように、コンクリート高欄1の上面にアンカーボルト20で固定される。そのベースプレート15(図6、図7参照)の上面に、一例として厚さ9mm程度の1枚の鋼板を上記孔明き金属板2と同じ曲率の湾曲形状に裁断した切り板として加工された支柱3の下端が、溶接で強固に取り付け固定した構成とされている。図4中の符号15aは、ベースプレート15に左右方向の長孔として設けたボルト孔で、これに予めコンクリート高欄1に埋設して用意したアンカーボルト20が通され、ナット21をねじ込み強固に締結してコンクリート高欄1の上に固定される(図6B参照)。
なお、フェンスをよじ登るいたずらを防ぐ配慮として、支柱3の道路側面の下端は、図6Bに示したように、ベースプレート15の道路側前端面よりも突き出る迫り出し形状として足がかりを形成しない構成とされている。前記の配慮を実効あらしめるため、支柱3のベースプレート15もその道路側前面がコンクリート高欄1の道路側の縁に沿う位置に固定されている(図2および図3参照)。
上記の支柱3において、上記孔明き金属板2と同じ曲率の湾曲形状に形成された前面の上下方向の4箇所に、上記孔明き金属板2の左右両側の縁辺7の各ボルト孔8と中心が一致する配置のボルト孔12a、12aを両端部に備えた細長い平板形状のブラケット12が、前記支柱3の左右方向の両側方へ突き出る配置で、溶接により強固に接合して設けられている。特に図6A、Bに示したように、各ブラケット12は、支柱3の前面に、同ブラケット12の板厚に相当する深さの欠き込みを彫り込み形成し、同欠き込みへ嵌め込んで接合され、もって支柱3およびブラケット12の前面は共通な湾曲面を形成する構成とされている。こうしたブラケット12の接合は、通例、工場加工として高精度に行われて既製品とされる。
次に、上記支柱3およびブラケット12の共通する前面(湾曲面)と同じ湾曲形状をなす隙間調整板17が用意されている。この隙間調整板17は、厚さ1.6mm程度の薄鋼板の加工品であり、支柱3の全高に及ぶ長さを有し、左右方向の幅寸が110mm程度に形成されている。隙間調整板17の左右両側の上下方向に、上記の各ブラケット12および孔明き金属板2の左右の縁辺7に設けられたボルト孔8とそれぞれ一致する配置でボルト孔17aが設けられている。更に、隙間調整板17の上端部には、図6Aに示したように最上位のブラケット12へ掛け止め(吊り掛け)られるように背面側へコ字形状に屈曲した吊り掛け部17bが形成されている。吊り掛け部17bの先端中央部には、支柱3の上端との干渉を避ける切り欠きが設けられている。
上記の構成であるから、図1〜図3に示す多孔板フェンスを構築する方法としては、既にブラケット12が取り付けられた既製品としての支柱3を、そのベースプレート15をコンクリート高欄1のアンカーボルト20を利用して強固に固定する方法で、孔明き金属板2の左右方向の長さ(横長)に相当する間隔で建てることから始める。支柱3の建て方作業は、作業員が道路10の側に立って道路側のみから全て行うことができる。
次に、上記のようにして建てられた各支柱3の前面に、上記した隙間調整板17を、その上端部の吊り掛け部17bを各支柱3の最上位のブラケット12へ吊り掛ける要領でセットする。しかる後に、孔明き金属板2を吊り込み、その該当する縁辺7を、道路側から外向きに前記支柱3、3の隙間調整板17の前面へ、同隙間調整板17の幅寸を縦に二分する配置で当てがう。そして、同縁辺7のボルト孔8をブラケット12のボルト孔12aおよび隙間調整板17のボルト孔17aと一致させ、各ボルト孔へ共通にボルト14のネジ軸部を道路側から外向きに通し、ナット13へねじ込んで強固に締結する。
かく構成すると、孔明き金属板2の製作誤差、あるいは支柱3を建てる位置(間隔)、および孔明き金属板2の結合位置(長孔であるボルト孔8の範囲内での位置調整)などの施工誤差に起因して隣接する孔明き金属板2、2の突き合わせ代(図7のS寸法)に大小の変化を生ずることがあっても、突き合わせ代Sの存在そのものが多孔板フェンスの外観上、景観性や意匠性には殆ど影響を及ぼさない。したがって、融通性、自在性に富む現場でのフェンス構築の施工を能率良く行うことができる。
上記した孔明き金属板2の結合作業も、作業員は、道路10の側に立って道路側のみから容易に安全に行うことができる。
その方策として、ナット13は、各ブラケット12の背面側へ予め各ボルト孔12aと中心が一致する配置に点付け溶接等の手段で取り付け固定しておく方式、又はブラケット12の板厚を側方から挟み付けるクリップにナットを一体化して成る、いわゆる「クリップナット」を使用して各ブラケット12の背面側へ各ボルト孔12aと中心が一致する配置に予め取り付けておくことが好ましい。
したがって、本発明の多孔板フェンスは、例えば鉄道や道路を跨ぐ跨線橋、跨道橋の物品落下防止フェンスなどとして設置する場合でも、道路の外側に作業用足場や養生ネットを仮設する必要は格別なく、フェンスの構築作業を短工期に安価に安全に行うことができる。
もっとも、支柱3の形状、構造を図示した実施例のものに限る考えではない。
少し幅厚の大きい鋼材を加工して製作した支柱を孔明き金属板2と同様の湾曲形状に形成すると共に、湾曲形状の前面にブラケット12を取り付けた構成でも同様に実施することができる。この場合、孔明き金属板2の上部胴縁4及び下部胴縁5の端部には、支柱との干渉を避ける切り欠きを形成しておくのが好都合である。
なお、多孔板フェンスの構築後に、上記ボルト14の頭をコーキング材などで埋め隠すと、人が通ったり立ち止まり易い道路10の側から見て、当該フェンスを壊したり解体するいたずら心があっても、きっかけやその手掛かりさえ見当たらないから、いたずら防止に有効である。
以上に本発明を図示した実施例に基づいて説明したが、本発明は実施例の限りではない。本発明の目的及び要旨を逸脱しない範囲で、当業者が行う設計変更や変形・応用の範囲で更に多様な態様で実施することができる。
本発明に係る多孔板フェンスの実施例を示した正面図である。 前記フェンスの断面図である。 多孔板フェンスの斜視図である。 孔明き金属板を支柱へ結合する構造を示した斜視図である。 孔明き金属板を支柱へ結合する要領を示した正面図である。 A、Bは孔明き金属板を支柱へ結合した構造を拡大して示す断面図である。 孔明き金属板を支柱へ結合する構造を説明する正面図である。
符号の説明
10 道路
1 コンクリート高欄
2 孔明き金属板
3 支柱
4、5 胴縁
6 小孔
7 縁辺
12 ブラケット
17 隙間調整板
12a ボルト孔
17a ボルト孔
8 ボルト孔
14 ボルト
13 ナット

Claims (8)

  1. 間隔をあけて複数建てられた支柱と、前記支柱の前面部へ取り付けられた孔明き金属板とから成り、
    前記孔明き金属板は、全面に多数の小孔を有するとともに、上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁を有すること、
    支柱には、その前面の上下方向に複数のブラケットが接合されていること、
    前記支柱及びブラケットの前面に隙間調整板が配置され、前記隙間調整板の前面へ孔明き金属板の左右の縁辺が当てがわれ、ブラケットと隙間調整板および孔明き金属板とが締結具により結合されていることを特徴とする、多孔板フェンス。
  2. 間隔をあけて複数建てられた支柱と、前記支柱の前面部へ取り付けられた孔明き金属板とから成り、
    前記孔明き金属板は、上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁を有し、前記上下の胴縁および左右の縁辺を除く全面に多数の小孔を有すること、
    支柱には、その前面の上下方向に複数のブラケットが接合されていること、
    前記支柱およびブラケットの前面に隙間調整板が配置され、前記隙間調整板の前面へ孔明き金属板の左右の縁辺が当てがわれ、ブラケットと隙間調整板および孔明き金属板とが締結具により結合されていることを特徴とする、多孔板フェンス。
  3. 孔明き金属板は、長手方向に見た断面形状が湾曲されており、支柱および隙間調整板も孔明き金属板と同じ湾曲形状とされ、隙間調整板はその上端部を背面側へ屈曲した吊り掛け部が最上位のブラケットへ掛け止められていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した多孔板フェンス。
  4. 孔明き金属板は、長手方向に見た断面形状が道路の外側に向かって膨らむ湾曲形状とされ、支柱および隙間調整板も孔明き金属板と同じ湾曲形状とされ、隙間調整板はその上端部を背面側へ屈曲した吊り掛け部が最上位のブラケットへ掛け止められていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した多孔板フェンス。
  5. 孔明き金属板の上部胴縁は、孔明き金属板の上側縁辺を道路の外側へ屈曲して成形されており、下部胴縁も下側縁辺を道路の外側へ屈曲して成形され、左右両側の縁辺に締結具で結合するためのボルト孔が左右方向に長い長孔に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した多孔板フェンス。
  6. 支柱は1枚の切り板から成る加工品であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した多孔板フェンス。
  7. 孔明き金属板の小孔は、人の指が入らず手掛かりにならない大きさとされ、支柱の下端は、該支柱を基礎地盤へ固定するベースプレートの道路側前端面との間に足がかりを形成しない構成とされ、孔明き金属板を支柱へ止着するボルトはその頭部を道路側に、ネジ軸部が道路から外向きに配置され、ブラケットのボルト孔を通じてナットへねじ込み接合されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載した多孔板フェンス。
  8. 間隔をあけて複数建てられた支柱の前面部へ孔明き金属板を取り付けて多孔板フェンスを構築する方法において、
    孔明き金属板は多数の小孔を有すると共に、上下の縁辺に沿って屈曲し成形された胴縁を有する構成とし、
    支柱の前面の上下方向に、複数のブラケットを接合して設け、
    支柱およびブラケットの前面に隙間調整板を配置し、
    前記隙間調整板の前面に孔明き金属板の左右の縁辺を当てがい、前記ブラケットと隙間調整板および孔明き金属板を締結具により結合することを特徴とする、多孔板フェンスの構築方法。
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