JP5810102B2 - かき揚げ用器具およびかき揚げの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、かき揚げ用器具およびこれを用いたかき揚げの製造方法に係り、特に、厚みのあるかき揚げを製造するのに適したかき揚げ用器具に関する。ここで、「かき揚げ」は、具材をそのまま、または、細かく切った具材を衣でまとめて油で揚げた、てんぷらの一種を意味するものとする。
従来から、均一な形状のかき揚げを製造するために、筒状の型枠の使用が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の貫通孔が形成された筒状の型枠を油槽中に設置し、かき揚げ用生地を型枠内に流し込み、この型枠内でかき揚げ用生地を加熱しながら形を整えてかき揚げを製造する方法が開示されている。
ところが、特許文献1に開示された筒状の型枠では、油槽中でかき揚げの成形作業が必要となり、この成形作業の際にかき揚げの形を損傷させてしまうことがある。
そこで、例えば、特許文献2および3には、形の整ったかき揚げの製造を目的として底板付きの型枠が開示されている。
特許文献2に開示された器具は、それぞれ複数の貫通孔が形成された底板と筒状の型枠とを有し、型枠が底板に対して上方に回動可能に取り付けられている。底板により底部が覆われた状態の筒状の型枠内にかき揚げ用生地を流し込んで加熱した後、型枠を底板に対して上方に回動させることで、かき揚げ用生地が底板から離れると共に型枠から下方へ抜け落ち油槽中に放出される。
一方、特許文献3に開示された器具は、複数の貫通孔が形成された筒状の型枠と貫通孔を有しない平板状の底板とを備え、型枠が底板に対して上方にスライド可能に取り付けられている。底板により底部が覆われた型枠内にかき揚げ用生地を流し込んで加熱した後、型枠を底板に対して上方にスライドさせて底板から分離することで、筒状の型枠をかき揚げ用生地から上方へ抜くように構成されている。
特開2003−24217号公報 特開2008−206700号公報 実用新案登録3155316号公報
特許文献2および3に開示された器具のように底板付きの型枠を用いれば、形の整ったかき揚げを製造することができる。
しかしながら、かき揚げ用生地が底板に付着しやすく、筒状の型枠を底板に対して上方に回動あるいはスライドさせたときに底板にかき揚げ用生地の一部が残さとして残ることがある。このようにして底板に残さが残ると、次のかき揚げ製造時に投入された新たなかき揚げ用生地が残さに結着し、さらにかき揚げ用生地が剥がれにくくなったり、製造されたかき揚げの外観が悪くなり、商品価値が低下してしまう。このため、連続製造が困難になるおそれがある。
また、厚みのあるかき揚げを製造しようとすると、筒状の型枠の高さを高くする必要があり、このような型枠を底板に対して上方に回動あるいはスライドさせるだけでは、かき揚げ用生地が型枠から下方へ抜けない、あるいは抜けにくくなり、製造が困難になるという問題がある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、厚みのあるかき揚げを容易に且つ生産性よく製造することができるかき揚げ用器具を提供することを目的とする。
また、この発明は、このようなかき揚げ用器具を使用してかき揚げを製造する方法を提供することも目的としている。
この発明に係るかき揚げ用器具は、軸方向の両端部が開口すると共に複数の貫通孔が形成された筒状型枠と、筒状型枠の一端開口部に固定されると共に複数の貫通孔が形成された底板とを有するかき揚げ収容部を備え、筒状型枠の一端部と底板の周縁部との間に所定の隙間が形成されるように底板は筒状型枠の一端開口部に固定され、筒状型枠の一端開口部よりも小さく形成された底板を筒状型枠の一端開口部に固定することにより、型枠の下端内周面と底板の周縁部との間に型枠の軸方向を向いた隙間が形成される、あるいは、底板を型枠の下端面より所定量だけ下方に位置させて固定することにより、型枠の下端面と底板の周縁部上面との間に型枠の軸方向と直交する方向を向いた隙間が形成されるものである
好ましくは、底板の複数の貫通孔は、貫通孔がないものと仮定した場合の底板の全面積に対して70〜95%の開口率を有している。
底板の複数の貫通孔は、互いに径の異なる複数種類の貫通孔を含むことができる。例えば、径7〜15mmの複数の第1の貫通孔と、径1〜5mmの複数の第2の貫通孔とを含むように底板の複数の貫通孔が構成される。
筒状型枠は、内径5〜15cm、高さ2〜10cmの大きさを有することが好ましく、内径7〜12cm、高さ3〜8cmの大きさを有することがより好ましい。
さらに、複数のかき揚げ収容部と、複数のかき揚げ収容部を各底板が同一面となるように連結する連結具と、連結具により互いに連結された複数のかき揚げ収容部を把持するための取っ手部とを備えることができる。
この発明に係るかき揚げの製造方法は、上記のかき揚げ用器具のかき揚げ収容部を油ちょうに適する温度まで加熱した油槽中に配置し、かき揚げ収容部内にかき揚げ用生地を投入し、かき揚げ収容部内でかき揚げ用生地を油ちょうし、かき揚げ収容部を油槽中で下降させることにより揚がったかき揚げ用生地をかき揚げ収容部から上方へ抜いて油槽中に浮かせる方法である。浮かせたかき揚げ生地は、そのままあるいは反転させてさらに油ちょうして、かき揚げを製造する。
ここで用いる油漕は、通常、かき揚げや天ぷら等の揚げ物の製造に用いられるものであれば適宜使用することができる。
また、この製造方法で用いるかき揚げ用生地としては、通常、かき揚げの製造に用いられる生地原料や具材を用いることができる。具体的には、小麦粉、各種澱粉、卵白粉、糖類、膨張剤、増粘剤、乳化剤、油脂、食塩、調味料などを含む生地原料に加水して、例えば、海老、イカ、魚などの魚介類、玉葱、葱、牛蒡などの野菜類を適宜加えたものである。
油ちょうに用いる油としては、かき揚げや天ぷら等の揚げ物の製造に用いられるものであれば適宜使用することができる。例えば、菜種油、大豆油、ひまわり油、サフラワー油、綿実油、オリーブ油、カカオ脂、パーム油、コーン油等の植物性油脂や、牛脂、豚脂等の動物油が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
この発明によれば、複数の貫通孔が形成された底板が筒状型枠の一端開口部に固定されると共に底板が筒状型枠の一端開口部に固定されて筒状型枠の一端部と底板の周縁部との間に所定の隙間が形成されているので、かき揚げ収容部を油漕中において下降させるだけでかき揚げ収容部からかき揚げ用生地が上方へ抜けやすく、厚みのあるかき揚げを容易に且つ生産性よく製造することが可能となる。
この発明の実施の形態に係るかき揚げ用器具を示す正面図である。 実施の形態に係るかき揚げ用器具を示す底面図である。 実施の形態に係るかき揚げ用器具に用いられた1つのかき揚げ収容部を示す斜視図である。 実施の形態に係るかき揚げ用器具に用いられた1つのかき揚げ収容部を示す正面図である。 実施の形態に係るかき揚げ用器具に用いられた1つのかき揚げ収容部を示す底面図である。 かき揚げ製造時の状態を示し、(A)はかき揚げ収容部内でかき揚げ用生地が油ちょうされる様子を示す正面図、(B)はかき揚げ収容部を油槽中に下降させて揚がったかき揚げ用生地が油槽中に浮いた様子を示す正面図である。 かき揚げ収容部を油槽中に下降させる際の油の流れを示す斜視図である。 かき揚げ収容部を油槽中に下降させる際の油の流れを示す部分断面図である。 変形例に係るかき揚げ用器具のかき揚げ収容部を油槽中に下降させる際の油の流れを示す部分断面図である。
以下、図面に示す好適な実施の形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。
図1および図2に、この発明の実施の形態に係るかき揚げ用器具1の構成を示す。かき揚げ用器具1は、互いに同一の構造を有する3つのかき揚げ収容部2を備えており、これら3つのかき揚げ収容部2が直線状に配列され、一対の連結具3により連結されて一体となっている。3つのかき揚げ収容部2のうち、配列の両端に位置するかき揚げ収容部2には、それぞれ取っ手部4が取り付けられている。
図3に示されるように、各かき揚げ収容部2は、鉛直方向の中心軸を有し且つ軸方向の両端部が開口された円筒状の型枠5と、型枠5の下端に固定された円板形状の底板6とを有しており、全体的に、上端が開放された、いわゆるカップ形状を有している。
図4に示されるように、円筒状の型枠5の全面にわたって所定の径の複数の貫通孔7が配列形成されている。
同様に、底板6には、図5に示されるように、その全面にわたって比較的大径の複数の第1の貫通孔8と比較的小径の複数の第2の貫通孔9が交互に配列形成されている。すなわち、互いに隣接する第1の貫通孔8の間にそれぞれ第2の貫通孔9が配置されている。また、底板6は、円筒状の型枠5の内径より小さな径を有し、4つの連結片10を介して筒状の型枠5の下端開口部内に固定されており、これにより、型枠5の下端内周面と底板6の周縁部との間に所定の幅の円弧状の隙間11が形成されている。
かき揚げ収容部2、連結具3および取っ手部4は、それぞれステンレス鋼から形成され、連結具3を3つのかき揚げ収容部2にそれぞれハンダ付け等により固着することで、3つのかき揚げ収容部2は、各底板6が互いに同一面となるように連結されている。取っ手部4も、ハンダ付け等により配列の両端に位置するかき揚げ収容部2にそれぞれ固着されている。ただし、取っ手部4の配置位置と個数は、使用する油槽または油ちょう装置の形状、かき揚げ収容部2の大きさに合わせて適宜選択することができ、かき揚げ収容部2以外の場所に固着されても差し支えない。
このようなかき揚げ用器具1を用いてかき揚げを製造する方法について説明する。
まず、取っ手部4を介してかき揚げ用器具1を把持し、図6(A)に示されるように、かき揚げ収容部2を油槽中に配置する。この状態で、かき揚げ収容部2内にかき揚げ用生地12を投入し、かき揚げ収容部2内でかき揚げ用生地12を油ちょうする。このとき、かき揚げ収容部2は、その上端部が油面13とほぼ一致するまで、油槽中に沈められ、かき揚げ用生地12は、かき揚げ収容部2の深さ一杯に広がって固まることとなる。
かき揚げ用生地12の表面が固まるまで揚がったら、図6(B)に示されるように、取っ手部4によりかき揚げ収容部2を油槽中で下降させる。これにより、かき揚げ用生地12は、かき揚げ収容部2から上方へ抜け、油槽中に浮遊する。
その後、かき揚げ用生地12がそのままの状態で、あるいは反転させてさらに油ちょうして、十分に揚がったところで、油槽から取り出し、かき揚げの製造を完了する。
ここで、各かき揚げ収容部2の底板6に複数の第1の貫通孔8と複数の第2の貫通孔9が配列形成されると共に型枠5の下端内周面と底板6の周縁部との間に円弧状の隙間11が形成されているため、かき揚げ収容部2を油槽中で下降させる際には、図7および図8に示されるように、底板6の複数の第1の貫通孔8および複数の第2の貫通孔9と底板6の周縁部における隙間11を介して相対的に油槽中の油がかき揚げ収容部2内に流入する。この油の流れにより、かき揚げ収容部2内のかき揚げ用生地12は底板6の上面および円筒状の型枠5の内周面から良好に剥がれ、形状を損傷することなく、またかき揚げ収容部2内に残さを残すことなく、かき揚げ収容部2から抜け出ることができる。
従って、厚みのあるかき揚げであっても、容易に製造され、連続製造が可能となる。
例えば、各かき揚げ収容部2の型枠5は、内径5〜15cm、高さ2〜10cmの大きさに形成される。これにより、近年、嗜好されているボリュームのあるかき揚げを製造することができる。型枠5の貫通孔7は、例えば1〜5mmの径を有している。
また、底板6の第1の貫通孔8は、例えば7〜15mmの径を有し、第2の貫通孔9は、例えば1〜5mmの径を有しているが、これら複数の第1の貫通孔8と複数の第2の貫通孔9の開口面積の総計は、貫通孔がないものと仮定した場合の底板6の全面積に対して70〜95%の開口率を有することが好ましい。
この開口率が高い程、油槽中でかき揚げ収容部2からのかき揚げ用生地12の剥がれは良好となるが、開口率が95%を超えるような形状、例えば金網のような形状を底板として採用すると、逆にかき揚げ用生地12が付着しやすくなり、残さが残ってしまう。あるいは、かき揚げ用生地12が網目を抜けて垂れ下がり、これが固まってかき揚げ用生地12が剥がれにくくなったり、かき揚げの外観を悪くするおそれがある。このように、開口率が95%越えると、製品の品質と作業性の双方の面で不都合が生じてしまう。
なお、底板6の各貫通孔の径が大き過ぎると、かき揚げ用の野菜等の具材が貫通孔を通してはみ出し、引っかかることがある。また、かき揚げ用生地12が底板6を抜けて垂れ下がることで、かき揚げ用生地12が剥がれにくくなり、かき揚げの外観が悪くなるおそれがある。
そこで、この実施の形態に係るかき揚げ用器具1では、7〜15mmの径の第1の貫通孔8と1〜5mmの径の第2の貫通孔9を交互に配列することにより、70〜95%の開口率を実現しており、かき揚げ用生地12が底板6から剥がれやすく、作業性の向上を図ることができる。
また、底板6を筒状の型枠5の下端開口部より小さく形成することで、型枠5の下端内周面と底板6の周縁部との間に隙間11が形成されているため、かき揚げ収容部2の隅部にかき揚げ用生地12が残りにくく、かき揚げ用生地12が底板6から剥がれやすくなっている。
なお、この発明の実施の形態では、底板6の径を、円筒状の型枠5の内径より小さくして、型枠5の下端内周面と底板6の周縁部との間に型枠5の軸方向すなわち鉛直方向を向いた円弧状の隙間11を形成するのが好ましいが、図9に示されるように、底板6の径を、円筒状の型枠5の外径とほぼ等しくすると共に底板6を型枠5の下端面より所定量だけ下方に位置させて固定することにより、型枠5の下端面と底板6の周縁部上面との間に型枠5の軸方向と直交する方向すなわち水平方向を向いた環状の隙間14を形成してもよい。このようにしても、かき揚げ収容部2を油槽中で下降させると、底板6の複数の第1の貫通孔8および複数の第2の貫通孔9と底板6の周縁部における隙間14を介して相対的に油槽中の油がかき揚げ収容部2内に流入し、かき揚げ収容部2内のかき揚げ用生地12は底板6の上面および円筒状の型枠5の内周面から良好に剥がれ、形状を損傷することなく、残さを残すことなく、かき揚げ収容部2から抜け出ることができる。
また、各かき揚げ収容部2の型枠5が円筒形状を有し、底板6が円板形状を有していたが、これに限るものではなく、例えば角筒形状の型枠と、この型枠に対応した形状の底板を用いることもできる。
さらに、上記の実施の形態では、3つのかき揚げ収容部2が互いに連結されていたが、1つ、2つ、あるいは4つ以上のかき揚げ収容部2を有するかき揚げ用器具を構成することもできる。
1 かき揚げ用器具、2 かき揚げ収容部、3 連結具、4 取っ手部、5 型枠、6 底板、7 貫通孔、8 第1の貫通孔、9 第2の貫通孔、10 連結片、11,14 隙間、12 かき揚げ用生地、13 油面。

Claims (7)

  1. 軸方向の両端部が開口すると共に複数の貫通孔が形成された筒状型枠と、前記筒状型枠の一端開口部に固定されると共に複数の貫通孔が形成された底板とを有するかき揚げ収容部を備え、
    前記筒状型枠の一端部と前記底板の周縁部との間に所定の隙間が形成されるように前記底板は前記筒状型枠の一端開口部に固定され、前記筒状型枠の一端開口部よりも小さく形成された前記底板を前記筒状型枠の一端開口部に固定することにより、前記筒状型枠の下端内周面と前記底板の周縁部との間に前記筒状型枠の軸方向を向いた前記所定の隙間が形成される、あるいは、前記底板を前記筒状型枠の下端面より所定量だけ下方に位置させて固定することにより、前記筒状型枠の下端面と前記底板の周縁部上面との間に前記筒状型枠の軸方向と直交する方向を向いた前記所定の隙間が形成されていることを特徴とするかき揚げ用器具。
  2. 前記底板の複数の貫通孔は、貫通孔がないものと仮定した場合の前記底板の全面積に対して70〜95%の開口率を有する請求項1に記載のかき揚げ用器具。
  3. 前記底板の複数の貫通孔は、互いに径の異なる複数種類の貫通孔を含む請求項1または2に記載のかき揚げ用器具。
  4. 前記底板の複数の貫通孔は、径7〜15mmの複数の第1の貫通孔と、径1〜5mmの複数の第2の貫通孔とを含む請求項3に記載のかき揚げ用器具。
  5. 前記筒状型枠は、内径5〜15cm、高さ2〜10cmの大きさを有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のかき揚げ用器具。
  6. 複数の前記かき揚げ収容部と、
    複数の前記かき揚げ収容部を各底板が同一面となるように連結する連結具と、
    前記連結具により互いに連結された複数の前記かき揚げ収容部を把持するための取っ手部と
    をさらに備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載のかき揚げ用器具。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のかき揚げ用器具のかき揚げ収容部を加熱した油槽中に配置し、
    前記かき揚げ収容部内にかき揚げ用生地を投入し、
    前記かき揚げ収容部内でかき揚げ用生地を油ちょうし、
    前記かき揚げ収容部を油槽中で下降させることにより揚がったかき揚げ用生地を前記かき揚げ収容部から上方へ抜いて油槽中に浮かせる
    ことを特徴とするかき揚げの製造方法。
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