JP5808375B2 - 移動ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、固定部に対して互いに平行に敷設された一対の軌道レールに沿って各種ユニットやテーブル等の可動体を自在に案内する移動ユニットに関する。
従来、この種の移動ユニットはWO2005/031082に開示されている。同公報に開示される移動ユニットは建物の壁面上にて家具や電化製品等を自在に移動させる用途に用いられており、壁面上に互いに平行に敷設されると共に長手方向に沿って転動体の転走面が形成された一対の軌道レールと、これら軌道レールの転走面上を転動する多数の転動体を介して当該軌道レールに組み付けられた複数の移動ブロックと、前記移動ブロックに固定されて前記壁面上を軌道レールに沿って案内される可動体とを備えている。前記可動体は、テレビなどの電化製品や家具を固定するためのベースプレートであっても良いし、電化製品の筐体そのものであってもよく、前記移動ユニットによれば、かかる可動体を壁面上で自在に移動させることが可能である。
また、この種の移動ユニットの使用例としては、航空機、船舶又は列車の客室内等のような広い空間内において、各種装置やインテリア等を当該空間内の任意の位置に移動させて配置する用途が考えられる。例えば、航空機の客室内においては、個々の座席に対応してサービスユニットが設けられており、このサービスユニットには酸素マスク等の防災具が収納される他、座席番号表示や読書灯等の機器類が装着されている。このサービスユニットを客室内の天井面に沿って移動させ、任意の位置に固定することができれば、当該客室内における座席の配列ピッチの変更を極めて容易なものとすることができる。
WO2005/031082
一方、客室内における座席の配列ピッチの変更にあたっては、座席数の増減を伴う場合もあり、座席数が増加する場合には前述のサービスユニットを新たに軌道レールに装着する必要が生じ、座席数が減少する場合にはサービスユニットを軌道レールから取り外す必要が生じる。このため、前述の移動ユニットにおいては、軌道レールに対する可動体の取付け及び取り外しが容易に行えることが重要である。
また、航空機や列車においては運行中に振動が発生することから、可動体が軌道レールに対して取り付けられた後は、当該可動体と軌道レールとが強固に一体化していることが重要であり、可動体が軌道レールから意図せずに脱落してはならない。また、軌道レールに取り付けた可動体は当該軌道レールに沿って移動させた後、作業者が意図した位置に確実に固定できることが必要とされる。
更に、このような要求を満たす可動体の着脱装置は小型であり、且つ、客室を利用する乗客の目に触れ難いことも重要である。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、軌道レールに対して可動体を容易に取付け、取り外しすることが可能であると共に、それを実現する機構をコンパクトに構成することができ、しかも当該機構が外部から把握し難い移動ユニットを提供する。
本発明の移動ユニットは、固定部に対して互いに間隔をおいて敷設されると共に、互いに向かい合った面に案内面を有する一対の軌道レールと、各軌道レールの案内面を走行する複数の移動ブロックと、前記移動ブロックに固定されると共に前記軌道レールに沿って移動自在な可動体と、を備えている。そして、前記可動体には、一方の軌道レールに組み付けられる移動ブロックと他方の軌道レールに組み付けられる移動ブロックとの間隔を変更し、これら移動ブロックと各軌道レールとの接触状態を解除する着脱機構が設けられており、この着脱機構は前記固定部と可動体との間に前記移動ブロックと共に収められている。
本発明によれば、一対の軌道レールは移動ブロックが走行する案内面を互いに対向させて固定部に敷設されており、可動体はこれら軌道レールの案内面を走行する複数の移動ブロックに固定されている。すなわち、各軌道レールを走行する移動ブロックは前記固定部と可動体との間に配置されており、この空間から軌道レールの案内面に接触している。このため、可動体に備えられた着脱機構を操作し、一方の軌道レールに組み付けられる移動ブロックと他方の軌道レールに組み付けられる移動ブロックとの間隔を狭めると、これら移動ブロックと軌道レールとの接触状態を解消して、これら移動ブロックを前記収容空間から離脱させることができ、移動ブロックに保持された可動体を軌道レールから取り外すことが可能となる。また、逆の操作により、可動体を軌道レールに対して取り付けることも可能である。
また、前記着脱機構は固定部、一対の軌道レール及び可動体によって区画された空間、すなわち軌道レールの高さに対応した空間に収められているので、移動ユニットそれ自体はコンパクトに構成することができ、しかも移動ブロックや着脱機構は可動体と固定部との間に収められているので、その存在を外部から把握し難く、例えば航空機の客室デザインを損なうこともない。
本発明の移動ユニットの適用例を示す概略図である。 本発明が適用された移動ユニットの実施形態の一例を示す斜視図である。 本発明が適用された移動ユニットの要部を示す拡大斜視図である。 本発明の移動ユニットに利用可能な移動ブロックと軌道レールとの組み合わせを示す斜視図である。 本発明の移動ユニットにおける可動体の着脱機構の第一実施形態を示す概略図である。 軌道レールに対する可動体の着脱手順を示す図である。 第一の実施形態における可動体のロック部材を示す概略図である。 図7に示すロック部材の解除状態を示す概略図である。 本発明の移動ユニットにおける可動体の着脱機構の第二実施形態を示す概略図である。 図4に示す着脱機構において移動ブロックが軌道レールに装着された状態を示す概略図である。 本発明の移動ユニットにおける可動体の着脱機構の第三実施形態を示す概略図である。 第三実施形態における着脱機構の変形例を示す概略図である。 図12に示す着脱機構において移動ブロックを装着位置に設定した状態を示す概略図である。 可動体の位置決め機構を示す概略図である。 可動体の位置決め機構における防振部材を示す斜視図である。 本発明の移動ユニットにおける可動体の着脱機構の第四実施形態を示す概略図である。 図16に示す着脱機構において移動ブロックが軌道レールに装着された状態を示す概略図である。 本発明の移動ユニットにおける可動体の着脱機構の第五実施形態を示す概略図である。 図18に示す着脱機構において移動ブロックが軌道レールに装着された状態を示す概略図である。
以下、添付図面を用いながら本発明を詳細に説明する。
図1は本発明を適用する移動ユニットの使用態様一例を示すものである。例えば、航空機の客室100では、乗客の座席102に対応して当該客室100の天井パネル101にサービスユニット42が配置されている。このサービスユニット42には酸素マスク等の防災具が収納されると共に、座席番号表示や読書灯等の各種表示機器類が設けられている。一般に、航空機の客室100内における座席102の配列間隔は当該航空機を運用する航空会社によって異なることから、航空機の製造会社は航空会社が要求する仕様を満たすように、客室100内に座席102を配列している。このため、航空機の製造会社にとっては、座席102の配列間隔に応じて前記サービスユニット42の配置を自由に調整することができ、また、座席数の増減に対応して前記サービスユニット42を客室100の天井へ自由に着脱することができると、航空機を組み立てる際の利便性が向上する。更に、前記サービスユニット42は防災具も収納することから、当該サービスユニット42そのものも定期的な点検整備が必要であり、この点からもサービスユニット42が自由に着脱できると、機体を運用する航空会社の利便性も向上する。
本発明の移動ユニットはこのような要求を満たすものであり、固定部としての天井パネル101に対して前記サービスユニット42を移動自在に配置し、しかも前記天井パネル101の任意の位置に当該サービスユニット42を固定可能とするものである。しかも、固定部としての天井パネル101に対してサービスユニット42を自由に着脱可能とするものである。
図2及び図3は本発明を適用した移動ユニット1の実施形態の一例を示すものである。図2は移動ユニット1を用い、固定部としての天井パネル101に対して前記サービスユニット42を支持した状態を示す斜視図、図3は前記天井パネル101を取り除いて前記移動ユニット1の主要部を示した斜視図である。
この移動ユニット1は、航空機の客室100内の固定部としての天井パネル101に対して互いに平行に敷設される第一の軌道レール2A及び第二の軌道レール2Bと、第一の軌道レール2Aに組みつけられる移動ブロック3Aと、第二の軌道レール2Bに組み付けられる移動ブロック3Bと、これら移動ブロック3A,3Bによって保持される可動体41とから構成されている。天井パネル101に対しては複数の軌道レール2A,2Bを直列に配置しており、それによって天井パネル101の全長にわたってサービスユニット42を案内することが可能となっている。また、客室100の全長に応じ、複数枚の天井パネル101を直列に配置し、サービスユニット42を客室100の全長にわたって案内することも可能である。各軌道レール2A,2Bはその長手方向に沿って前記移動ブロック3A,3Bを案内する案内面25を有しており、複数の軌道レール2A,2Bを直列に敷設した際に、各軌道レール2A,2Bの案内面25が一直線状に連続し、単一の案内面が構成されるようになっている。
図3に示す例において、一対の軌道レール2A,2Bは前記案内面25を互いに対向させて配置されており、前記可動体41に固定された前記移動ブロック3A,3Bは一対の軌道レール2A,2Bに対してその内側から外側に向けて組み付けられている。各移動ブロック3A,3Bは前記可動体41に作用する荷重を負荷しながら前記軌道レール21A,21Bの案内面25を走行しており、前記移動ブロック3A,3Bは前記軌道レール21の長手方向に沿って自在に移動することが可能である。そして、双方の軌道レール2A,2Bに対して前記移動ブロック3A,3Bが組み付けられた状態では、前記可動体41が一対の軌道レール2の間から抜け落ちることが防止される。
従って、前記移動ブロック3A,3Bに固定された可動体41は前記軌道レール2A,2Bに沿って自在に移動可能であり、前記サービスユニット42を前記可動体41に固定することにより、かかるサービスユニット42を長尺な天井パネル101上の任意の位置に自在に移動させることが可能である。前記可動体41は金属材料又は樹脂材料によって成形されている。
前記移動ブロック3A,3Bのうち、第二の軌道レール2Bを走行する第二の移動ブロック3Bは前記可動体41に対して直接固定されている。しかし、第一の軌道レール2Aを走行する第一の移動ブロック3Aは着脱機構の保持プレート44を介して可動体41に支持されており、図3中に示す矢線αの方向に沿って第一の移動ブロック3Aを保持プレート44と一緒に移動させることが可能となっている。すなわち、前記着脱機構を操作することにより、第一の移動ブロック3Aと第二の移動ブロック3Bの間隔を変更し、前記可動体41を移動ブロック3A,3Bと共に軌道レール2A,2Bから取り外すことができる。尚、図3では前記着脱機構のうち、前記可動体41に対して移動自在な保持プレート44のみを示しており、当該着脱機構の詳細については後述する。
図3は前記軌道レール2A,2Bを敷設した天井パネル101(固定部)を省略して描いてある。実際には前記移動ブロック3A,3Bは前記軌道レール2A,2B、前記天井パネル101及び可動体41によって区画された空間に収容されており、前記可動体41を軌道レール2A,2Bから取り外さない限り、移動ブロック3A,3Bの存在は外部から視認することはできない。また、前記着脱機構も前記移動ブロック3A,3Bと共に前記天井パネル101と可動体41とによって挟まれた空間に収容されている。
図2及び図3に示す例では、前記移動ブロック3A,3Bが板状の可動体41を保持し、かかる可動体41に対して前記サービスユニット42を固定しているが、前記可動体41をサービスユニット42と一体に形成し、移動ブロック3A,3Bがサービスユニット42そのものを保持するようにしても差し支えない。また、図2及び図3に示す例では、航空機の客室100内におけるサービスユニット42に対して本発明の移動ユニット3を適用したが、前記可動体41に固定する対象は前記サービスユニット42に限られるものではない。更に、以降では軌道レール2A,2Bが敷設される固定部を天井パネル101として説明するが、軌道レール21の敷設対象はこれに限られるものではなく、例えば壁面や床面、あるいは他の機械設備であっても差し支えない。
また、図3では第一の軌道レール2Aに対して2基の移動ブロック3が組みつけられる一方、第二の軌道レール2Bに対して4基の移動ブロック3が組みつけられているが、各軌道レール2A,2Bに対して組み付ける移動ブロック3の数は前記可動体41に作用する荷重の大きさ等に応じ、任意に決定することができる。
図4は前記軌道レール2A(2B)と前記移動ブロック3との組み合わせの一例を示す斜視図である。この図4に示す例において、前記軌道レール2Aは長手方向に垂直な断面が略矩形状に形成されている。この軌道レール2Aには長手方向に沿って所定の間隔をおいて固定ボルトの取付け孔22が形成されており、かかる取付け孔22は当該軌道レール2Aを固定部としての天井パネル101に敷設する際に利用される。
また、前記軌道レール2Aの一方の側面には長手方向に沿って凸部23が設けられている。この凸部23の上下には前記案内面25としてボール31の転走面24が一対形成されている。これらボール転走面24は軌道レール2Aの底面21aに対して45°の角度で傾斜しており、ボール31は前記凸部23を挟み込むようにして一対の転走面24を転走する。
更に、前記軌道レール2Aには長手方向に所定の間隔をおいて複数の固定孔26が設けられている。これら固定孔26は前記凸部23と軌道レール2Aの底面21aとの間に位置して、当該軌道レール2Aの側面の間を貫通している。後述するように、この固定孔26は前記軌道レール2A上の任意の位置で前記移動ブロック3を固定する際に利用される。
一方、前記移動ブロック3はボール31を多数備えており、かかるボール31が前記軌道レール2Aの転走面24を転走することで、当該移動ブロック3が前記軌道レール2Aに沿って自在に移動可能となっている。前記移動ブロック3には前記軌道レール2Aの転走面24と対向する二条の負荷転走面32が形成されており、これら転走面24と負荷転走面32とが対向することにより、前記ボール31が軌道レール2Aと移動ブロック3との間で荷重を負荷しながら転走する負荷ボール通路が形成される。
更に、前記移動ブロック3には2条の負荷転走面32に対応してボール31の無限循環路33が2系統設けられている。各無限循環路33は各負荷ボール通路の両端を繋ぐと共に、その内径はボール31の直径よりも僅かに大きく設定されている。このため、前記負荷転走面32を転走し終えたボール31は荷重から開放された状態で前記無限循環路33を転走し、再び負荷転走面32に戻される。すなわち、前記無限循環路33を介してボールが負荷ボール通路を繰り返し転走し、これによって移動ブロック3は軌道レール2Aの長方向の全域にわたって移動することが可能である。尚、図4では、前記移動ブロック3におけるボール31の循環方式を理解し易くするため、移動ブロック3の半分を省略しており、前記ボール31に関しては2系統のうちの一系統のみを描いている。
また更に、前記移動ブロック3には保持プレート34が装着されており、この保持プレート34は当該移動ブロック3と前記軌道レール2Aとの間に位置している。前記保持プレート34には軌道レール2Aに設けられた一対の転走面24に対向して一対の開口部が設けられており、前記移動ブロック3の負荷転走面32を転走するボール31はこれら開口部から球面の一部を突出させ、突出した球面が軌道レール2Aの転走面24に接触する。各開口部の幅はボール31の直径よりも狭く設定されており、前記移動ブロック3を軌道レール2Aから分離した場合でも、前記ボール31は移動ブロック3から脱落することがない。
尚、本発明における移動ブロックとしては、図4に示したもの、すなわちボールの無限循環路を備えて当該ボールが軌道レール21の転走面24を転がるタイブに限られない。例えば、低摩擦性の摺接部材を備えた移動ブロックが軌道レール上を滑走するタイプや、軸支されたホイールを有する移動ブロックが当該ホイールを回転させながら軌道レール上を走行するタイプの移動ブロックであっても良い。
次に、前記可動体41を2条の軌道レール2A,2Bに対して着脱するための構成、すなわち可動体41の着脱機構について説明する。
図5は前記着脱機構の第一実施形態を示す平面図である。前記第一の軌道レール2Aを走行する第一の移動ブロック3Aは保持プレート44に固定されており、各保持プレート44は前記可動体41に対して矢線α方向へスライド自在に設けられている。具体的には、前記可動体41に対して案内板43が固定されており、各保持プレート44はこの案内板43に設けられたスリット空間43aに収容されている。各保持プレート44は前記スリット空間43aの内部で矢線α方向に関してのみ自由に移動可能である。各スリット空間43aの内部には弾性部材5がそれぞれ設けられている。各弾性部材5は前記移動ブロック3Aを第一の軌道レール2Aに押しつける方向(矢線β方向)へ向けて前記保持プレート44を付勢しており、前記可動体を軌道レール2A,2Bから取り外した状態では、第一の移動ブロック3Aと第二の移動ブロック3Bの間隔が第一の軌道レール2Aと第二の軌道レール2Bの間隔よりも大きくなるように設定されている。
従って、各保持プレート44が前記スリット空間43a,43bの内部で矢線α方向へ移動することにより、軌道レール2Aを走行する移動ブロック3A,3Bと軌道レール2Bを走行する移動ブロック3B,3Cとの間隔は変化し、これによって天井プレート101に対して一定間隔で敷設された一対の軌道レール2A,2Bに対して前記可動体41を自由に着脱することが可能となっている。
図6はこの第一実施形態の着脱機構における可動体の取付け手順を示す概略図である。図6(a)に示すように、前記可動体41と軌道レール2A,2Bが分離した状態では、前記弾性部材の作用により、第一の移動ブロック3Aと第二の移動ブロック3Bの間隔は第一の軌道レール2Aと第二の軌道レール2Bの間隔よりも大きい。図6(b)に示すように、可動体41を傾けた状態で前記第一の移動ブロック3Aを第一の軌道レール2Aに接触させ、前記可動体41を第一の軌道レール2Aに向けて押圧すると(矢線X)、前記保持プレート44が弾性部材5の付勢力に抗して前記可動体41上に押し込まれ、第一の移動ブロック3Aと第二の移動ブロック3Bとの間隔を狭めることができる。その後、図6(c)に示すように、第二の移動ブロック3Bを第二の軌道レール2Bに接触させるように可動体41を持ち上げると、前記可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに挿入することができる(矢線Y)。そして、可動体41を第一の軌道レール2Aに向けて押していた力を解除すれば、弾性部材5の付勢力で第一の移動ブロック3Aと第二の移動ブロック3Bとの間隔が拡がり、軌道レール2A,2Bに対する可動体41の装着が完了する。また、これと逆の操作を行うことにより、可動体を軌道レール2A,2Bから取り外すことができる。すなわち、作業者は可動体41を両手で保持した状態で、軌道レール2A,2Bに対して可動体の装着及び取り外しを行うことができる。
一方、図6(c)に示すように可動体41が軌道レール2A,2Bに取り付けられている状態で、かかる可動体41に対して意図せずしてこれを第一の軌道レール2Aの方向へ押圧する力が作用すると、可動体41が軌道レール2A,2Bから外れてしまう可能性がある。このような不測の事態が発生するのを防止するため、図5に示すように、前記案内板43には前記保持プレート44の移動を規制するロック部材6を設けることができる。
このロック部材6は前記可動体41から天井パネル101と反対側に突き出した棒状の部材であり、前記案内板43に対して軸方向(図5の紙面垂直方向)へ移動自在に設けられている。また、前記第一の移動ブロック3Aが固定された各保持プレート44にはロック作用部44aが設けられており、かかるロック作用部44aは前記保持プレート44を案内板43のスリット開口43aの内部に押し込んだ際に前記ロック部材6と干渉する。
図7及び図8は前記ロック部材6と前記保持プレート44との関係を示すものである。前記ロック部材6は、前記案内板43から突き出すと共に前記可動体41を貫通した軸部62と、この軸部62の先端に設けられると共に前記軸部よりも大きな直径を有する係止円筒部61と、このロック部材6を軸方向(図7中の矢線γ方向)へ付勢するコイルスプリング63とを備えている。図7に示すように、前記コイルスプリング63の発揮する付勢力によって、通常、前記ロック部材6は矢線γ方向へ押圧されており、前記係止円筒部61が案内板43のスリット開口部43aに存在した状態にある。このとき、第一の移動ブロック3Aが固定された保持プレート44は、そのロック作用部44aが前記係止円筒部61と干渉することになり、かかる保持プレート44は前記スリット開口部43aに入り込むことができない。このため、ロック部材6に対して何ら外力を加えない状態では、作業者が前記可動体41を軌道レール2Aに向けて押圧しても、ロック部材6と保持プレート44とが干渉しているので、第一の移動ブロック3Aを固定した保持プレート44を可動体41に対して押し込むことができず、前記可動体41を一対の軌道レール2A,2Bから取り外すことが禁止される。
一方、ロック部材6の軸部62に対して前記コイルスプリング63の付勢力に抗する押圧力(図8中の白抜き矢印)を加えると、前記安全ロック部材6の係止円筒部61が案内板43のスリット開口部43aから退避するので、前記保持プレート44が係止円筒部61と軸部62の径の差だけスリット開口部43a内に入り込むことが可能となる。すなわち、作業者がロック部材6の軸部62を押圧すると、ロック部材6と保持プレート44の干渉が解消され、前記可動体41を第一の軌道レール2Aに向けて押しつけることにより、保持プレート44を可動体41に押し込むことができる。従って、前記ロック部材6の軸部62を押圧している最中は、前記可動体41を軌道レール2A,2Bから取り外すことが可能となる。
一方、図9は軌道レール2A,2Bに対する可動体41の着脱機構の第二実施形態を示すものである。この実施形態では、前記可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して取り付ける際の作業を容易化するため、前記保持プレート44を可動体41のスリット開口部43aに引き込んだ状態を維持する仮止め部材9を設けた。この仮止め部材9は前述したロック部材6と兼用であり、保持プレート44を弾性部材の付勢力に抗してスリット開口部43a内に引き込んだ際には仮止め部材9として機能する一方、可動体を軌道レール2A,2Bに取り付けた後は前述のロック部材6として機能する。従って、前記仮止め部材9の具体的構成は図7に示したロック部材6の構成と同じであり、ここではその詳細な説明は省略する。
図9に示すように、弾性部材5の付勢力に抗して保持プレート44を案内板43のスリット開口部43aに引き込んだ状態では、前記仮止め部材9の係止円筒部61が前記保持プレート44のロック作用部44aの前端縁と干渉するので、保持プレート44はスリット開口部43aから第一の軌道レール2Aに向けて進出することができず、第一の移動ブロック3Aは第一の軌道レール2Aと離間した位置に保持される。そして、この状態から仮止め部材9を押圧すると、前記係止円筒部61と保持プレート44のロック作用部44aとの干渉が解消し、前記保持プレート44は弾性部材5の付勢力によって案内板43のスリット開口部43aから押し出されることになる。これにより、図10に示すように、第一の移動ブロック3Aは弾性部材5の付勢力によって軌道レール21に接触する。また、第一の移動ブロック3Aが第一の軌道レール2Aに接触した後、前記仮止め部材9の押圧を解除すれば、仮止め部材9の係止円筒部61が保持プレート44のロック作用部44aの後端縁と干渉するので、保持プレート44はスリット開口部43aの内部に後戻りすることができず、前記第一の移動ブロック3Aは軌道レール2Aと接した状態で維持される。
従って、可動体41を軌道レール2A,2Bに対して装着する準備作業として、まずは仮止め部材9を押圧しながら前記保持プレート44を可動体41に向けて押し込み、この状態から仮止め部材9の押圧を解除すれば、保持プレート44及び第一の移動ブロック3Aはそのままの位置に保持されることになる。つまり、第一の移動ブロック3Aと第二の移動ブロック3Bとの間隔が軌道レール2A,2Bの間隔よりも狭くなった状態が維持されるので、図6に示したように可動体41を斜めにして第一軌道レール2Aに押しつける不安定な作業は不要となり、その分だけ可動体41を軌道レール2A,2Bに対して容易に取り付けることが可能となる。
図11は前記着脱機構の第三実施形態を示すものである。この第三実施形態では、可動体41に対して取り付けられた着脱レバー45の操作に応じて、第一の移動ブロック3Aが軌道レール2Aに接する装着位置、軌道レールと離間する退避位置のいずれかに設定されるように構成されている。この着脱レバー45にはピン45aが設けられており、このピン45aは可動体41に形成されたスリット41b内に嵌合している。このため、前記着脱レバー45は前記スリット41bの長さ分だけ可動体41の表面に沿って矢線A方向へ移動自在である。また、前記着脱レバー45の長さは軌道レール2Aに沿った可動体41の長さよりも長く設定され、当該着脱レバー45を前記スリット41bに沿って移動させた場合に、当該着脱レバー45の長手方向の端部のいずれか一方が可動体41からより大きく突出するようになっている。前記着脱レバー45は板カムとして機能しており、可動体の保持された個々の移動ブロック3Aに対応してカム溝46が設けられている。移動ブロック3Aは保持プレート47の先端に固定されており、かかる保持プレート47は可動体41に対してα方向へ移動自在に保持されると共に、弾性部材47aによって可動体41から突出する方向へ付勢されている。また、前記保持プレート47の後端には回転ローラ48が設けられており、かかる回転ローラ48は前記着脱レバー45のカム溝46に嵌合している。
図11は第一の移動ブロック3Aが装着位置に設定された状態を示している。この状態から着脱レバー45を移動させると、保持プレート47の後端に設けられた回転ローラ48はカム溝46の内部を転がり、かかる保持プレート47は弾性部材47aの付勢力に抗して可動体41に引き戻される。すなわち、この第3実施形態の着脱機構では着脱レバー45の操作により、前記回転ローラ48がカム溝46に沿って移動し、第一の移動ブロック3Aを軌道レール2Aに接した装着位置、軌道レール21から離間した退避位置のいずれかに設定することができる。第一の移動ブロック3Aを装着位置、退避位置のいずれに設定するかは、前記着脱レバー45の操作のみによって決定する。従って、前記弾性部材47aは装着位置に設定された第一の移動ブロック3Aを第一の軌道レール2Aに対して確実に接触させるための予圧部材として機能しており、かかる弾性部材47aの付勢力によって第一の移動ブロック3Aが退避位置から装着位置に移動するのではない。
そして、前述したように、前記着脱レバー45は長手方向の端部のいずれか一方が可動体41からより大きく突出しているので、作業者は可動体41を両手で把持した状態のまま、指先で着脱レバー45を操作することができる。従って、この第三実施形態の着脱機構によれば、軌道レール2A,2Bに対する可動体41の取付け、または取り外しを一層容易に行うことが可能であり、作業効率を高めることが可能となる。
また、前記着脱レバー45はこれを操作しない限り、装着位置に設定された第一の移動ブロック3Aが意図せずして退避位置に設定されることはなく、退避位置に保持されていた第一の移動ブロック3Aが装着位置に進出することもない。すなわち、この着脱レバー45は前述した仮止め部材9及び安全ロック部材6の双方の機能を併せ持つものである。
図12は、図11に示した着脱機構の変形例を示すものである。図11に示した着脱機構では、弾性部材47aが圧縮された状態で移動ブロック3Aと可動体41との間に設けられており、かかる移動ブロック3Aが矢線α方向へ移動して退避位置から装着位置へ設定変更されると、それに応じて前記弾性部材47aは伸びを生じる。装着位置においても前記弾性部材47aは依然として圧縮された状態にあり、当該弾性部材47aは移動ブロック3Aを軌道レール2Aに押しつける機能を発揮する。しかし、弾性部材47aは退避位置から装着位置に設定されるにあたり伸びを生じることから、弾性部材47aの付勢力を退避位置と装着位置とで比較した場合、退避位置での付勢力の方が装着位置におけるそれよりも大きくなってしまい、軌道レール2Aに対する移動ブロックの押しつけ力が十分に発揮されているとはいい難い。
そこで、図12に示す変形例では、着脱レバー45の操作と共に移動する補助スライド部材49を設け、この補助スライド部材49と移動ブロック3Aとの間に前記弾性部材47aを設けている。前記補助スライド部材49は移動ブロック3Aを支持している保持プレート47と重ねて設けられており、当該保持プレートと同じく図12中の矢線α方向へスライド自在である。但し、前記補助スライド部材49は保持プレート47とは関係なく前記可動体41に支持されており、保持プレート47とは独立して矢線α方向へスライドする。また、前記着脱レバー45には前記補助スライド部材を案内する滑走面49aが形成されており、この滑走面49aは前記カム溝46に沿って形成されている。前記弾性部材47aは移動ブロック3Aと補助スライド部材49との間に設けられており、且つ、前記移動ブロック3Aを支持する保持プレート47は回転ローラ48を介してカム溝46に拘束されていることから、前記補助スライド部材49は弾性部材47aの付勢力によって前記着脱レバー45の滑走面49aに押し当てられている。すなわち、前記弾性部材47aは補助スライド部材49と移動ブロック3Aとの間で圧縮された状態となっている。
図13は、前記着脱レバー45を操作して前記移動ブロック3Aを軌道レール2Aに対する装着位置に設定した状態を示すものであり、図12と比較して装着レバーを紙面左方向へ移動させた様子を描いている。着脱レバー45の操作に伴って回転ローラ48がカム溝46内を進行し、移動ブロック3Aが軌道レール2Aに向けて可動体41から進出すると、前記補助スライド部材49も滑走面49aに押されながら軌道レール2Aに向けて進出する。このため、移動ブロック3Aが退避位置から装着位置に進出しても、当該移動ブロック3Aと補助スライド部材49の間に設けられた弾性部材47aが大きな伸びを生じることはなく、弾性部材47aの付勢力の低下を防止することができる。
従って、図12及び図13に示す着脱機構によれば、装着位置に設定された移動ブロック3Aに対して弾性部材47aの付勢力を確実に作用させ、当該移動ブロック3Aを軌道レール2Aに対して確実に当接させることができる。
次に、前記可動体41を軌道レール2A,2Bの特定の位置で固定するための位置決め機構について説明する。
前述のように前記可動体41は当該軌道レール2A,2Bの長手方向に沿って自在に移動することができるが、実際の使用場面においては、前記可動体41を軌道レール2A,2Bに対して移動させながら使用するのではなく、前記可動体41を軌道レール2A,2Bの特定の位置で固定して使用する場合が多いと考えられる。既に説明した航空機の客室100内における使用もその一例である。このため、前記可動体41には位置決め機構を設けることができる。この位置決め機構は前記軌道レール2A又は2Bに一定間隔で設けられた固定孔26を利用して可動体41の移動を拘束するものであり、作業者は軌道レール2A,2B上の特定位置まで前記可動体41を移動させた後、この位置決め機構を作用させることで、可動体41を前記固定孔26に対応した任意の位置で固定することができる。
図14は前記位置決め機構の実施形態を示すものである。この位置決め機構では、前記可動体41に対して板カムとして機能する設定レバー75を設けている。この設定レバー75にはピン76が設けられており、このピン76は可動体に形成されたスリット41a内に嵌合している。このため、前記設定レバー75は前記スリット41aの長さ分だけ可動体41の表面に沿って矢線C方向へ移動自在である。また、前記設定レバー75の長さは軌道レール21に沿った可動体41の長さよりも僅かに長く設定され、当該設定レバー75を前記スリット41aに沿って移動させた場合に、当該設定レバー75の長手方向の端部75a,75bのいずれか一方が可動体41から突出するようになっている。前記設定レバー75には当該設定レバー75の移動方向に対して傾斜したカム面77が形成されている。
前記可動体41には係止ピン78が矢線B方向に沿って移動自在に設けられており、かかる係止ピン78の先端は当該係止ピン78の移動に応じて軌道レール2Bに設けられた固定孔26に抜き差しされる。この係止ピン78の後端には回転ローラ79が設けられており、当該回転ローラ79は前記設定レバー75のカム面77に当接している。また、前記係止ピンはコイルスプリング78aによって軌道レール2Bから離間する方向、換言すれば設定レバー75に接近する方向へ付勢されており、それによって前記回転ローラ79は常に設定レバー75のカム面77に接触している。
図14は前記係止ピン78の先端が第二の軌道レール2Bの固定孔26に挿入され、軌道レール2A,2Bに対する可動体41の移動が禁止された状態を示している。すなわち、前記設定レバー75のカム面77が係止ピン78を第二の軌道レール2Bに向けて押圧しており、コイルスプリング78aは縮んだ状態にある。この状態から設定レバー75の端部75aを押して、当該設定レバー75を移動させると、係止ピン78の後端に設けられた回転ローラ79はカム面77を転がり、係止ピン78の先端は第二の軌道レール2Bの固定孔26から抜け出す。これにより、軌道レール2A,2Bに対する可動体41の固定が解除され、当該軌道レール2A,2Bに沿って可動体41を自由に移動させることが可能となる。
また、係止ピン78が第二の軌道レール2Bの固定孔26から抜け出している状態では、設定レバー75の端部75bが可動体41から突出しているので、かかる端部75bを押して設定レバー75を移動させると、係止ピン78が第二の軌道レール2Bの固定孔26に挿入されて、当該軌道レール2Bに対して可動体41が固定されることになる。すなわち、可動体41の外縁から突出している設定レバー75の端部を押すことにより、可動体41の固定又は解除が行われる。このため、作業者は可動体41を両手で把持した状態のまま、指先で設定レバー75を操作し、軌道レール2A,2Bに対する可動体41の固定、または解除を行うことができ、作業効率を高めることが可能となる。
図15は前記位置決め機構の防振部材21を示すものである。前記係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26に対して円滑に挿入するたるめには、かかる固定孔26の内径は前記係止ピン78の外径よりも僅かに大きく設定する必要がある。このため、固定孔26と当該固定孔26に挿入された係止ピン78との隙間を完全には排除することができず、図14の位置決め機構を操作して可動体41を軌道レール2A,2Bに対して固定したとしても、かかる隙間分だけ可動体41に振動や騒音が発生してしまう懸念がある。このため、前記係止ピン78にはゴム製の防振部材21が固定されている。この防振部材21には前記係止ピン78が貫通すると共に、かかる係止ピン78に隣接して一対の減衰部21aが設けられている。この減衰部21aは前記軌道レール2Bに向けて突出しており、各減衰部21aの先端には軌道レール2Bに接触する受圧面21bが設けられている。また、前記係止ピン78の先端はこれら受圧面21bよりも更に突出しており、受圧面21bを軌道レール2Bの側面に押しつけた状態で、前記係止ピン78の先端が軌道レール2Bの固定孔26に挿入される。
この防振部材21を備えた位置決め機構では、前記係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26に挿入すると、かかる防振部材21の受圧面21bが軌道レール2Bに押しつけられて、前記減衰部が圧縮されることになる。このため、可動体41のガタつきに対して、前記受圧面21bでの摩擦抵抗による減衰効果、前記減衰部21aの変形による減衰効果を得ることができ、可動体41の振動や騒音の発生を効果的に抑えることができる。
図16及び図17は本発明の第四実施形態を示すものであり、前述の着脱機構と位置決め機構を合わせて可動体41に搭載し、更に、作業者の操作ミスを防止するために、これら機構を相互に連動させた構造を示すものである。尚、図16及び図17中の符号は、図11及び図14を用いて既に説明した構成と同一の符号を付している。
この図において、前記可動体41には軌道レール2A,2Bを走行する4基の移動ブロック3A,3Bが備えられており、移動ブロック3Bは可動体に固定される一方、移動ブロック3Aは図11に示した着脱機構によって離脱位置又は装着位置のどちらかに選択的に設定される。移動ブロック3Aの装着位置又は離脱位置への設定は着脱レバー45の操作によって行われ、図16中の矢線A1方向へ着脱レバー45を移動させることにより、移動ブロック3Aは軌道レール2Aに組み付けられ、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して装着することができる。また、これとは逆方向に着脱レバー45を移動させると、移動ブロック3Aは軌道レール2Aから離間し、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bから取り外すことができる。この点は図9に示した着脱機構の第三実施形態と同一である。
一方、可動体41には位置決め機構が設けられており、係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26に挿入することにより、可動体41は軌道レール2A,2Bの特定位置で固定される。係止ピン78の固定孔26に対する抜き差しは設定レバー75の操作によって行われ、図17中の矢線C1方向へ設定レバー75を移動させることにより、係止ピン78は軌道レール2Bに向けて進出して、当該係止ピン78の先端が軌道レール2Bの固定孔26に挿入され、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して固定することができる。また、これとは逆方向に設定レバー75を移動させると、係止ピン78は軌道レール2Bの固定孔26から抜け出し、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して自由に移動させることができる。この点は図14に示した位置決め機構と同一である。
これら着脱機構及び位置決め機構は、固定部としての前記天井パネル101と前記可動体41との間に設けられている。
図16に示すように、前記着脱レバー45及び前記設定レバー75は互いに平行に設けられている。また、前記着脱レバー45には規制溝90が形成される一方、前記設定レバー75には規制突起91が形成されており、設定レバー75の規制突起91は着脱レバー45の規制溝90に入り込んでいる。前記着脱レバー45の規制溝90の幅は前記設定レバー75の規制突起91の幅よりも広く設定されているが、規制溝90と規制突起91の位置関係に応じて着脱レバー45の動き又は設定レバー75の動きが拘束されている。
図16は可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して装着する前の状態を示している。着脱レバー45は移動ブロック3Aの離脱位置に対応して設定されており、移動ブロック3Aと移動ブロック3Bとの間隔は一対の軌道レール2A,2Bの間隔よりも狭く設定されている。このため、作業者は可動体41を両手で保持した状態で、当該可動体41をこれら軌道レール2A,2Bの間に挿入することが可能である。このとき、設定レバー75は係止ピン78の退避位置に対応して設定されており、当該係止ピン78の先端は軌道レール2Bから離間している。また、この状態では、係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26に挿入するために前記設定レバー75を移動させようとしても、当該設定レバー75の規制突起91が着脱レバー45の規制溝90に突き当たってしまい、設定レバー75を動かすことができない。従って、着脱レバー45を矢線A1方向へ操作する以前の段階、すなわち可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して組み付ける以前の段階では、設定レバー75の操作が禁止されている。これにより、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して組み付ける作業の際に、誤って係止ピン78を動かしてしまう誤操作を防止できる。
図17は着脱レバー45を操作して可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに組み付けた状態を示しており、前記着脱レバー45は移動ブロック3Aの装着位置に対応して設定されている。着脱レバー45が離脱位置から装着位置に設定されたことにより、当該着脱レバー45の規制溝90は設定レバー75の規制突起91に対して図17の紙面右方向へ進行したので、この状態からは設定レバー75を矢線C1方向へ動かすことが可能である。これにより、係止ピン78が軌道レール2Bの固定孔26に挿入され、可動体41は軌道レール2A,2Bに対して移動不能となる。
一方、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bから取り外す場合を考慮すると、係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26に挿入した状態では、前記着脱レバー45を離脱位置(図16に示す位置)に戻そうとしても、当該着脱レバー45の規制溝90が設定レバー75の規制突起91と干渉してしまうので、着脱レバー45を装着位置から離脱位置に設定することはできない。すなわち、図17に示す状態のように、設定レバー75を操作して係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26から引き抜いた後でなければ、着脱レバー45を操作することはできず、移動ブロック3Aを離脱位置に引き戻すことはできない。
つまり、可動体41を軌道レール2A,2Bから取り外す際には、最初に設定レバー75を操作して係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26から引き抜く必要があり、その操作を行ってから、前記着脱レバー45を操作して移動ブロック3Aを離脱位置に設定することになる。このため、係止ピン78を軌道レール2Bの固定孔26に挿入したままの状態で、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bから取り外してしまうといった誤操作を防止できる。
図18及び図19は本発明の第五実施形態を示すものであり、前述の第四実施形態における誤操作防止機構を更に推し進めたものである。
この第五実施形態における可動体41の着脱機構及び位置決め機構の基本的な構成は前述の第四実施形態と同じである。しかし、位置決め機構の係止ピン78は軌道レール2Bの固定孔26に抜き差しされるのではなく、着脱機構の着脱レバー45を横切って軌道レール2Aの固定孔26に抜き差しされる構成となっている。また、前記係止ピン78には略矩形状の制限部材92が固定されており、位置決め機構の設定レバー75を操作することによって、前記制限部材92が着脱レバー45に設けられた溝93に対して選択的に嵌合するように構成されている。
軌道レール2Aに対する移動ブロック3Aの装着位置又は離脱位置への設定は、着脱レバー45の操作によって行われる。図18中の矢線A1方向へ着脱レバー45を移動させることにより、移動ブロック3Aは軌道レール2Aに組み付けられ、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して装着することができる。また、これとは逆方向に着脱レバー45を移動させると、移動ブロック3Aは軌道レール2Aから離間し、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bから取り外すことができる。この点は図11に示した着脱機構の第三実施形態と同一である。
一方、軌道レール2A,2Bに対して可動体を固定する位置決め機構の操作は設定レバー75によって行われる。図19中の矢線C1方向へ設定レバー75を移動させることにより、係止ピン78は軌道レール2Aに向けて進出して、当該係止ピン78の先端が軌道レール2Aの固定孔26に挿入され、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して固定することができる。また、これとは逆方向に設定レバー75を移動させると、係止ピン78は軌道レール2Aの固定孔26から抜け出し、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bに対して自由に移動させることができる。この点は図14に示した位置決め機構と同一である。
図18に示すように、移動ブロック3Aが退避位置に設定されており、且つ、係止ピン78が軌道レール2Aの固定孔26挿入されていない状態では、前記係止ピン78に固定された制限部材92と前記着脱レバー45の溝93とが互いにずれた位置に存在している。このため、設定レバー75を操作して、係止ピン78を軌道レール2Aの固定孔に挿入しようとしても、前記制限部材92が着脱レバー45と干渉してしまい、設定レバー75を操作することはできない。
一方、図19に示すように、着脱レバー45を操作することにより、移動ブロック3Aを装着位置に設定すると、当該着脱レバー45の溝93が係止ピン78の制限部材92と対向する位置に移動する。このため、係止ピン78の軌道レール2Aに向けた進出が可能となり、設定レバー75を操作して当該係止ピン78を軌道レール2Aの固定孔26に挿入することが可能となる。すなわち、着脱レバー45を操作して、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bの間に装着した後であれば、設定レバー75の操作が可能となり、当該可動体41を軌道レール2A,2Bに対して固定することが可能となる。
また、これとは逆に、係止ピンが軌道レール2Aの固定孔26に挿入されている状態では、係止ピン78の制限部材92が着脱レバー45の溝93に嵌合しているので、係止ピン78を前記固定孔26から引き抜かない限り、着脱レバー45を操作することはできず、移動ブロック3Aを装着位置から退避位置に設定変更することは禁止される。すなわち、可動体41を一対の軌道レール2A,2Bから取り外すのであれば、先ずは係止ピン78を軌道レール2Aの固定孔26から引き抜く操作が必要となる。
従って、この第五実施形態においても、可動体の着脱機構と位置決め機構の操作順が制限され、作業者の誤操作を防止することが可能となる。特に、この第五実施形態では、係止ピンの制限部材がかんぬきの如く作用して前記着脱レバーの操作を強固に制限するので、着脱レバー及び設定レバーの操作順の間違いを確実に防止することが可能となる。
1…移動ユニット、2A…第一の軌道レール、2B…第二の軌道レール、3A…第一の移動ブロック、3B…第二の移動ブロック、26…固定孔、41…可動体、44…保持プレート、78…係止ピン

Claims (6)

  1. 固定部に対して互いに間隔をおいて敷設されると共に、互いに向かい合った面に案内面を有する第一の軌道レール及び第二の軌道レールと、
    前記第一の軌道レールの案内面を走行する第一の移動ブロックと、
    前記第二の軌道レールの案内面を走行する第二の移動ブロックと、
    前記第一の移動ブロック及び第二の移動ブロックの双方に固定され、前記第一の軌道レール及び第二の軌道レールに沿って移動自在な可動体と、
    前記可動体に対して移動自在に保持されると共に先端には前記第一の移動ブロックが固定され、当該第一の移動ブロックを前記第一の軌道レールに接触した装着位置又は当該装着位置よりも第二の軌道レール側に後退した退避位置のいずれかに設定する保持プレートと、
    前記可動体に設けられると共にカム溝を有し、前記軌道レールと平行な方向への移動に伴い前記保持プレートの設定位置を変更する板カムとしての着脱レバーと、
    前記着脱レバーの操作によって前記装着位置に設定された前記第一の移動ブロックを前記第一の軌道レールに向けて付勢する弾性部材と、
    第一の軌道レール又は第二の軌道レールのいずかれ一方に設けられると共に当該第一の軌道レール又は第二の軌道レールの長手方向に所定の間隔をおいて配列された複数の固定孔と、
    前記可動体に設けられて前記複数の固定孔のうちの任意の固定孔に対して抜き差し自在な係止ピンと、を備え、
    前記第一の移動ブロック、前記第二の移動ブロック、前記着脱レバー、前記保持プレート、前記弾性部材及び前記係止ピンは、前記固定部と前記可動体との間に収められていることを特徴とする移動ユニット。
  2. 前記係止ピンは、前記第一の移動ブロックが前記退避位置に設定されている状態では、前記固定孔に対する抜き差しが禁止されていることを特徴とする請求項1記載の移動ユニット。
  3. 前記着脱レバーには前記カム溝に沿って形成された滑走面を形成する一方、前記可動体には前記滑走面に当接すると共に前記着脱レバーの移動に応じて前記保持プレートと同一方向へ移動する補助スライド部材を設け、
    前記弾性部材は前記第一の移動ブロックと前記補助スライド部材との間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の移動ユニット。
  4. 前記係止ピンが前記第一の軌道レール又は第二の軌道レールのいずれかの固定孔に挿入された状態では前記着脱レバーの移動が禁止されることを特徴とする請求項2記載の移動ユニット。
  5. 前記可動体に設けられると共にカム面を有すると共に前記着脱レバーと平行な方向への移動に伴い前記固定孔に対する前記係止ピンの抜き差しを行う板カムとしての設定レバーを前記可動体に設け、
    前記着脱レバー及び前記設定レバーの一方には規制突起が、他方には前記規制突起が入り込む規制溝が形成され、これら規制突起及び規制溝が互いに干渉することにより、前記第一の移動ブロックが前記退避位置に設定されている状態では、前記設定レバーの移動が禁止され、前記固定孔に対して前記係止ピンが挿入されている状態では、前記着脱レバーの移動が禁止されることを特徴とする請求項4記載の移動ユニット。
  6. 前記可動体に設けられると共にカム面を有すると共に前記着脱レバーと平行な方向への移動に伴い前記固定孔に対する前記係止ピンの抜き差しを行う板カムとしての設定レバーを前記可動体に設け、
    前記係止ピンには当該係止ピンと共に移動する制限部材が設けられる一方、前記着脱レバーには前記係止ピンを前記固定孔に挿入した際に前記制限部材が嵌合する溝が形成され、前記第一の移動ブロックが前記退避位置に設定されている状態では、前記制限部材が前記着脱レバーと干渉して前記設定レバーの移動が禁止され、前記固定孔に対して前記係止ピンが挿入されている状態では、前記制限部材が前記溝に嵌合して前記着脱レバーの移動が禁止されることを特徴とする請求項4記載の移動ユニット。
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