JP2009061133A - スライドレール - Google Patents

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Abstract

【課題】最大引出し位置となった状態で、前後方向への移動が阻止されたロック状態となり、所定の操作でロック状態が解除可能なスライドレールに関するものであり、ロック解除の操作が安全かつ容易な位置で、しかも、左右のスライドレールのロック状態を同時に解除することができるスライドレールを提供する。
【解決手段】ロック用レバー6のロック解除によって、移動側メンバー5を収納方向に移動可能としたスライドレールにおいて、ロック用レバー6は移動側メンバー5の基板を挿通して外方に突出する操作用連結突片64を有し、操作用連結突片と移動側メンバーとともに移動する移動側部材の前面側に設けられたロック解除操作部が連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、連携機構はロック用レバーをロック解除方向に移動させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、引出し、機器等を本体側から引出して最大引出し位置となった状態で、前後方向への移動が阻止されたロック状態となり、機器等を修理、点検のため本体側より抜き出す必要がある時、あるいは、機器類等を本体内に収納する時、所定の操作でロック状態が解除可能なスライドレールに関するものである。
従来、上記スライドレールは、移動側メンバーの最大引出し位置で、前後方向への移動が阻止されたロック状態とするため、移動側メンバーにストッパー部材(本発明ではロック用レバー)を設け、ストッパー部材に形成したストッパー孔を、移動側メンバーを保持するメンバーの前端部分に取り付けられる案内部材に一体に形成されたストッパー部(本発明ではストッパー部)を係合させていた。
そして、ストッパー孔とストッパー部の係合状態(スライドレールのロック状態)を解除し、移動側メンバーを本体外あるいは本体内に移動するには、ストッパー部材の先端部分を指先で移動側メンバーの基板方向に押しやり、ストッパー部とストッパー孔の係合状態を解除した状態を維持しながら、移動側メンバーを本体外あるいは本体内の方向に移動させていた。(例えば特許文献1参照。)
しかしながら、スライドレールは、左右一対で使用されるのが一般的であり、しかも移動側メンバーの最大引出し位置で、前後方向への移動が阻止されたロック状態となるスライドレールは左右幅の大きい引き出し、あるいは、重量物を載置する棚板などに使用される事が多く、左右同時にロック状態を解除するのが困難であり、あるいは、ストッパー部材の操作中に不意に移動側メンバーが移動(スライドレールが確実に水平状態に取り付けられておらず、重量物が載置されている場合等)して指先を傷つけたりする場合があった。
特許文献2003−235660
本発明は、上記問題を解決する事を課題とし、ロック状態を解除する操作が安全かつ容易な位置で、しかも、左右のスライドレールのロック状態を同時に解除することができるスライドレールを提供する事を目的とする。
上記課題を解決する為、本発明が手段とする第1の特徴は、少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、移動側支持メンバーに形成されたストッパー部に移動側メンバーにもうけられたロック用レバーがロックされ、移動側メンバーが一旦摺動不能状態となり、ロック用レバーのロック解除によって、移動側メンバーを収納方向に移動可能としたスライドレールにおいて、ロック用レバーは移動側メンバーの基板を挿通して外方に突出する操作用連結突片を有し、操作用連結突片と移動側メンバーとともに移動する移動側部材の前面側に設けられたロック解除操作部が連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、連携機構はロック用レバーをロック解除方向に移動させるものである。
次に本発明が手段とする第2の特徴は、第1の手段として構成したところに加え、ロック解除操作部は、移動側メンバーの収納方向に移動して、操作用連結突片を移動側メンバーの基板を挿通する外方に移動させることで、ロック用レバーをロック解除姿勢とするものである。
次に本発明が手段とする第3の特徴は、第2の手段として構成したところに加え、連係機構は、ロック解除操作部が前端部に設けられ、後端部にリンク連結部が設けられた、移動側メンバーの摺動方向に移動自在に移動側部材に保持された操作杆と、リンク連結部と操作用連結突片を連結する操作用リンクよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、操作用リンクと操作用連結突片の連結部分が、操作用リンクとリンク連結部の連結部より前側に位置しているものである。
次に本発明が手段とする第4の特徴は、第1の手段として構成したところに加え、スライドレールは左右に所定間隔を有して配設され、ロック解除操作部が左右のスライドレール間のほぼ中央部の移動側部材の前面側に設けられ、左右の操作用連結突片とロック解除操作部は連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、左右のロックレバーは同時にロック解除方向に移動するものである。
請求項1に記載の発明によると、ロック用レバーは移動側メンバーの基板を挿通して外方に突出する操作用連結突片を有し、ロック解除操作部が連係機構を介して連操作用連結突片に結されているので、ロック解除操作部を、ロック用レバーからはなれた移動側部材の前面側に設けることができ、操作が安全かつ容易である。
請求項2に記載の発明によると、前記効果に加え、ロック解除操作部は、移動側メンバーの収納方向に移動して、ロック用レバーをロック解除姿勢とさせるものであるから、指先のロック解除動作と移動側部材の収納方向への移動を同時に一連の動作で行う事ができるので、非常に使い勝手が良い。
請求項3に記載の発明によると、請求項2に記載の発明の効果に加え、連係機構は、操作杆と、操作用リンクからなる簡単な構成であるから、安価に製作でき、移動側部材への組み付け作業も容易である。
さらに、移動側メンバーの最大伸長状態で、操作用リンクと操作用連結突片の連結部分が、操作用リンクとリンク連結部の連結部より前側に位置しているので、ロック解除部を移動側メンバーの収納方向に移動させると、操作用リンクの端部は操作用連結突片を移動側メンバーの基板を挿通する外方に移動させるので、ロック用レバーを確実にロック解除姿勢とすることができる。
請求項4に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果に加え、スライドレールを左右に配設され、ロック解除操作部が左右のスライドレール間のほぼ中央部の移動側部材の前面側に設けられ、左右の操作用連結突片とロック解除操作部は連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、左右のロック用レバーは、同時にロック解除方向に移動するものであるから、左右のスライドレールがはなれた左右幅の大きい移動側部材であっても、移動側部材の中央部の指先だけの操作で、左右のスライドレールのロック状態を同時に解除できるので、非常に使い勝手がよい。
少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、移動側支持メンバーに形成されたストッパー部に移動側メンバーにもうけられたロック用レバーがロックされ、移動側メンバーが一旦摺動不能状態となり、ロック用レバーのロック解除によって、移動側メンバーを収納方向に移動可能としたスライドレールにおいて、スライドレールは左右に所定間隔を有して配設され、ロック用レバーは移動側メンバーの基板を挿通して外方に突出する操作用連結突片を有し、左右の操作用連結突片と移動側メンバーとともに移動する移動側部材の前面側に設けられたロック解除操作部が連係機構を介して連結され、連係機構は、前端部にロック解除操作部が設けられ後端部にリンク連結部が設けられた、移動側メンバーの摺動方向に移動自在に移動側部材に保持された操作杆と、リンク連結部と操作用連結突片を連結する操作用リンクよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、操作用リンクと操作用連結突片の連結部分が、操作用リンクとリンク連結部の連結部より前側に位置し、ロック解除操作部の移動側メンバーの収納方向の移動によって、左右の操作用連結突片を移動側メンバーの基板を挿通する外方(互いに近づく方向)に移動させることで、ロック用レバーをロック解除姿勢とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1から図4において、符号100、100は、左右のスライドレールを示し、左右のスライドレール100、100は、対向した同形に形成されて、固定側部材200(実施例では、炊飯器等の収納体201の所定高さ位置に固定された固定棚)に固定側連結座202、202を介して連結され、移動側部材203(本実施例では炊飯器の載置棚)に移動側連結座204、204を介して連結され、左右のスライドレール100、100間に配設された連係機構76にて、左右のスライドレール100、100は同時に操作可能となっている。
そして、一方側のスライドレール100は、固定側連結座202を介して機器類等の本体側に連結される固定側メンバー1と、中間メンバー3と、移動側メンバー5と、中間メンバー3と固定側メンバー1間に配設されるボールリテーナー2と、中間メンバー3と移動側メンバー5間に配設されるボールリテーナー4より構成されている。
固定側メンバー1は、帯状金属板の上下端部を外向き円弧状に彎曲せしめて、内面長手方向にボール案内溝が形成された上下の折曲縁11、11と基板12より断面略C字形に形成されている。
そして、基板12の前後端部を移動側メンバー5側に突出せしめて、ボールリテーナー2、中間メンバー3の摺動範囲を規制する中間メンバー前ストッパー(図示せず。)、中間メンバー後ストッパー13を形成している。
そして、基板12の摺動方向所定位置には、固定側メンバー1と固定側連結座202を連結するための連結孔が形成され、上下の折曲縁11、11の摺動方向略中間部には後記する回動ロック片7の係止部15、15が係止されている。
中間メンバー3は、内メンバー31と外メンバー32(図15に示す。)より構成されている。
内メンバー31は、固定側メンバー1の約2分の1程度の長さで、固定側メンバー1に挿入可能な大きさに、帯状金属板の上下端部を内向き円弧状に彎曲せしめて、外面長手方向にボール案内溝が形成された上下の折曲縁311、311(図12に示す。)と、基板312より断面略C字形に形成されている。
そして、中間メンバー3の最大伸長状態で、中間メンバー前ストッパー(図示せず。)に前端が当接したボールリテーナー2の後端に当接する内メンバー後ストッパー313(図11に示す。)が、基板312の後端部を固定側メンバー1側に突出せしめて形成されている。
外メンバー32は、固定側メンバー1とほぼ同長で、帯状金属板の上下端部を外向き円弧状に彎曲せしめて、内面長手方向にボール案内溝が形成された上下の折曲縁321、321(図12に示す。)と基板322より、固定側メンバー1と断面同形の略C字形に形成されている。
そして、基板322の後端部を固定側メンバー1側に突出せしめて、固定側メンバー1に収納された時、中間メンバー後ストッパー13に当接する外メンバー後ストッパー323(図示11に示す。)が形成され、外メンバー後ストッパー323の所定寸法前側に、後記する回動ロック片7の後端部が嵌挿する回動範囲規制孔700(図示11に示す。)が形成され、回動ロック片7の取付け位置の所定寸法前方に、移動側メンバー5側に突出するリテーナーストッパー324(図示11に示す。)が形成されている。
一方、基板322の前端部には、移動側メンバー5側に突出するストッパー部93を前端中央部内面に有する案内部材9が設けられ、基板322の後端部には後部が回動規制孔700を嵌挿する回動ロック片7が回動自在に設けられ、基板312、322同士を固着して、中間メンバー3は構成されている。
移動側メンバー5は、固定側メンバー1とほぼ同長で、金属製の細長条板の短手両端部を内向き円弧状に折り曲げて形成された外面長手方向(摺動方向)にボール案内溝を有する上下の折曲縁51、51(図12に示す。)と、基板52より、断面略C字形に形成されている。 符号54・・・(図4に示す。)は、移動側部材203と連結される移動側連結座204の連結孔を示している。
そして、移動側メンバー5が、中間メンバー3の外メンバー32内に完全に収納された時、基板322の前端部に設けられた案内部材9の一部に当接して、移動側メンバー5の収納方向への摺動を停止せしめる移動側メンバーストッパー53、53(図4に示す。)が、両折曲縁51、51の前端部に外方に突出して形成されている。
さらに、移動側メンバー5が中間メンバー3に対し、最大伸長状態となった時、基板322の前端部に設けられた案内部材9のストッパー部93に係合して、移動側メンバー5の引出し方向への摺動を停止せしめるロック用レバー6が、基板52の中程に設けられている。
そして、ロック用レバー6とストッパー部93の係合状態を解除する事で移動側メンバー5は、中間メンバー3から抜き出し、および、収納可能となる。
ボールリテーナー2(図15に示す。)は、固定側メンバー1の半分程度の長さの金属製の細長条板の短手両端部を、固定側メンバー1の上下の折曲縁11、11と中間メンバー3(内メンバー31)の上下の折曲縁311、311間に突出せしめたL字形の折曲片21、21と、折曲片21、21間に略コ字形に形成された基板22より構成され、折曲片21、21の長手方向にボール20・・・を回転自在に保持している。
そして、中間メンバー3の最大伸長状態で、ボールリテーナー2の基板22の前端部は、固定側メンバー1の中間メンバー前ストッパー(図示せず。)の内面に当接し、基板22の後端には中間メンバー3(内メンバー31)の内メンバー後ストッパー313が当接する。
ボールリテーナー4(図15に示す。)は、移動側メンバー5の半分程度の長さの金属製の細長条板の短手両端部を、移動側メンバー5の上下の折曲縁51、51と中間メンバー3(外メンバー32)の上下の折曲縁321、321間に突出せしめたL字形の折曲片41、41と、折曲片41、41間に略コ字形に形成された基板42より構成され、折曲片41、41の長手方向にボール40・・・を回転自在に保持している。
そして、移動側メンバー5の最大伸長状態で、ボールリテーナー4の基板42の前端部は、中間メンバー3(外メンバー32)の案内部材9の一部に当接する。
又、抜き出された移動側メンバー5が挿着されるとき、不測にボールリテーナー4が不測に収納側に移動して回動ロック片7に接触しないよう、基板42の後端部が当接するリテーナーストッパー324が中間メンバー3(外メンバー32)に形成されている。
回動ロック片7は、前端部に取付孔を有する取付基板71と、取付基板71の上下端部に形成された、移動側メンバー5の基板52方向に突出し、後方に向かって互いの間隔が広がる(移動側メンバー5の上下の折曲縁51、51方向に傾斜する)よう傾斜したロック解除案内突片72、72と、取付基板71の後端上下端部に形成され、回動範囲規制孔700を貫通し、固定側メンバー1の基板12方向に突出する姿勢維持突片73、73と、姿勢維持突片73、73の固定側メンバー1の基板12側の端部から固定側メンバー1の上下の折曲縁11、11方向に突出するロック用突片74、74より構成され、連結ピンにて中間メンバー3の後部所定位置に回動自在に連結されている。
尚、ロック解除案内突片72、72と姿勢維持突片73、73と、ロック用突片74、74と、ロック用突片74、74に対応する固定側メンバー1の係止部15、15が上下に対称的に設けられているのは、スライドレールを左右兼用として使用する為である。
又、上記姿勢維持突片73、73は固定側メンバー1の基板12方向に向かって互いの間隔が広がるよう傾斜しており(固定側メンバー1の基板12方向で、固定側メンバー1の折曲縁11、11側に傾斜する)、下方の姿勢維持突片73が回動範囲規制孔700の下端縁に当接した状態で、回動ロック片7の自重が、ロック用突片74、74が常に固定側メンバー1の基板12方向に移動するよう負荷されるので、ロック用突片74は確実に係止部15に係止する。
尚、ロック回動片7、係止部15、中間メンバー3、移動側メンバー5は、出願人が先に出願した特開2003−310369号公報に記載されたロック回動片、係止部、中間メンバー、移動側メンバーと同様に構成され、同じ様に作用するので詳細な説明は省く。
中間メンバー3の外メンバー32の前端部に取付けられる案内部材9は、図10、図13に示すように、外メンバー32の基板322の前端部に形成された嵌合孔90に嵌合する嵌合突部901を有する取付基板91と、移動側メンバー5と外メンバー32の上下のボール摺動溝間に位置する案内突部(図示せず。)と、移動側メンバー5のロック用レバー6に対応して取付基板91の前部から、移動側メンバー5方向で、且つ、前方に突出するストッパー部93と、取付基板91の後端部に位置するリテーナー保持部94より、合成樹脂材にて一体に形成されている。
取付基板91は、ロック用レバー6とストッパー部93の係合が支障なく行えるよう、ストッパー部93の所定位置後方から、収納方向に順次厚みが大きくなる、案内傾斜部911を有し、案内傾斜部911の後端に前記リテーナー保持部94が収納方向に突出して形成されている。
ロック用レバー6は、図10、図13に示すように、連結基板61と、弾性変移部62と、弾性変移部62の前端に連設された先端変移部63と、先端変移部63の内面側から移動側メンバー5の基板52に形成された逃がし孔631を挿通して外方に突出する操作用連結突片64により合成樹脂材にて一体に形成され、弾性変移部62と連結基板61の連続部に弾性用凹条610が形成されている。
そして、連結基板61の上下端部には、移動側メンバー5の各折曲縁51、51と基板52の角部内面側に嵌入する嵌入突縁(図示せず。)が形成され、中央部には、嵌合孔601が形成され、移動側メンバー5には、取り付け状態のロック用レバー6が移動側メンバー5の摺動方向に移動するのを防止するよう、嵌合孔601に嵌合する嵌合突部57と移動規制突部58が形成されている。
又、移動側メンバー5が外メンバー32に対して所定位置まで引き出された時に、移動側メンバー5を停止させるため、ストッパー部93に係合するストッパー孔621が、弾性変移部62に形成されている。
先端偏移部63は、移動側メンバー5の摺動時、ボールリテーナー4の基板42の内面、及び、案内部材9の案内傾斜部911、リテーナー保持部94の内面等に接触するので、基板52側に彎曲せしめた形状に形成されている。
尚、案内部材9、及び操作用連結突片64がない状態のロック用レバー6は、出願人が先に出願した特開2003−32526号公報に記載された案内部材、ストッパー部材と同様に構成され、同様に作用するので詳細な説明は省く。
一方、左右のスライドレール100、100間に配設され、左右同時に左右のロック用レバー6、6を操作する連係機構76は、端部が操作用連結突片64、64に回動自在に連結される左右の操作用リンク761、762と、左右の操作用リンク761、762の他端を回動自在に連結するリンク連結部77と、移動側部材203の左右方向中央部の前端部分に臨んでロック解除操作部78が設けられ、後端部に前記リンク連結部77が設けられ、移動側部材203の裏面に連結された前後保持座791、792に移動側メンバー5の摺動方向に移動自在に保持された操作杆79より構成されている。
前後保持座791、792は同形に形成され、操作杆79を移動側メンバー5の摺動方向に移動自在に保持する前後挿通保持部793、794と、前後挿通保持部793、794の上端から左右方向に突出し、移動側部材23の裏面にネジ止め連結される連結孔が形成された前左右連結用突片795、796と、後左右連結用突片797、798より合成樹脂材にて一体に形成されている。
リンク連結部77は、操作杆79の後端部に連結保持される操作杆連結部771と、操作杆連結部771より左右方向に突出し、左右の操作用リンク761、762が回動自在に連結される左右リンク連結用突片772、773より合成樹脂材にて一体に形成されている。
そして、移動側メンバー5の最大伸長状態で、左右の操作用リンク761、762と、左右の操作用連結突片64、64の連結部分が、左右の操作用リンク761、762とリンク連結部77の連結部より前側に位置するようそれぞれが回動自在に連結される。
したがって、ロック解除部78が移動側メンバー5の収納方向に押し込まれて、操作杆79を介してリンク連結部77が移動側メンバー5の収納方向に移動すると、左右の操作用連結突片64、64とリンク連結部77との間隔が離れようとするので、左右の操作用リンク761、762によって、左右の操作用連結突片64、64は互いに近づく方向に引き寄せられ、左右のロック用レバー6、6はロック解除姿勢となり、ロック解除部78が移動側メンバー5の収納方向に押し込まれているので、同時に、移動側メンバー5は収納方向に移動し、やがて、回動ロック片7の係止状態を解除し、移動側メンバー1内に中間メンバー3、移動側メンバー5が収納され最短収縮状態(移動側部材203が収納体201に収納された状態)となる。
すなわち、移動側部材203の前端中央部で、ロック解除部78を指先で操作するだけで、移動側部材203(移動側メンバー5)を収納方向に移動する事ができる。
本発明は上記のように構成され、収納状態から移動側メンバー5(移動側部材203)
が引き出されると、中間メンバー3の外メンバー32に対し、移動側メンバー5が摺動し、移動側メンバー5の折曲縁51の後端部が、回動ロック片7より前方に位置した時、回動ロック片7のロック用突片74は、やや下方に変移して、固定側メンバー1の折曲縁11内面に接触した状態となり、やがて、移動側メンバー5の中程に設けられたロック用レバー6の先端変移部63が中間メンバー3(外メンバー32)の案内部材9を通過して前方に突出しながら弾性によって中間メンバー3(外メンバー32)の基板322の方向に移動して、ストッパー孔621がストッパー部93に係合して、移動側メンバー5の中間メンバー3に対する移動は停止し(図10に示す状態。)、移動側メンバー5は中間メンバー3(移動側支持メンバー)にロックされた状態となる。
次に、固定側メンバー1に対し中間メンバー3(内メンバー31)が摺動すると、ロック用突片74が固定側メンバー1の折曲縁11の内面に接触しながら中間メンバー3と共に摺動し、やがて、係止部15にロック用突片74が自重によって係止し(この時、下方の姿勢維持突片73が回動範囲規制孔700の下端縁に当接するので、必要以上に下方に回動する事はなく、又、回動ロック片7の自重により、ロック用突片74、74は確実に係止部15に係止する。図11、図12に示す状態。)、同時に、ボールリテーナー2の基板22の前端部は、固定側メンバー1の中間メンバー前ストッパー(図示せず。)に当接し、中間メンバー3の内メンバー後ストッパー313がボールリテーナー2の後端に当接して、固定側メンバー1に対する中間メンバー3の摺動が停止する。この状態で、スライドレール100、100は最大伸長状態が維持される。
例えばこの状態で、移動側部材203あるいは移動側部材203に載置された物品に収納方向への力を不測に負荷したとしても、移動側部材203は収納方向へもあるいは引き出し方向へも移動することがなので、気遣いなく作業を行う事ができ、非常に使い勝手がよい。
又、従来、ロック解除レバー6が移動側メンバー5の摺動方向中央部側方に設けられ、スライドレール100、100が引き出された状態では、ロック解除レバー6を移動側メンバー5の双方から操作しなければならなかった。
そのため、移動側メンバー5の側方を隠蔽することができず、移動側メンバー5、5の側面側が露出して収納体201等の美観を損なったり、又、移動側メンバー5、5の摺動を円滑に行う為に塗られたグリース等の潤滑油が不測に衣服等に付着するなどの問題が、あったが、ロック解除操作部78を移動側部材の前面側に設けたので、図16に示すように、移動側部材203の左右端部に下方に突出して移動メンバー5、5を側方から隠蔽する隠蔽部材206、206を取付けて使用することもできる。さらに、移動側部材203の左右幅に関係なく使用することができる。
次に、ロック解除部78を移動側メンバー5の収納方向に押して、ロック用レバー6とストッパー部93との係合状態を解除して、移動側メンバー5を収納していくと(図13に示す状態。)、移動側メンバー5の下側の折曲縁51の後端が、回動ロック片7の下側のロック解除案内突片72に接触しながら回動ロック片7を上方に回動させ、ロック用突片74を係止部15から逸脱させて、中間メンバー3と固定側メンバー1のロック状態を解除し(図14、図15に示す状態。)、次に、下側の折曲縁51が、ロック解除案内突片72の下側に位置することで、ロック解除状態を維持した状態で、移動側メンバーストッパー53、53が案内部材9の一部に当接して、移動側メンバー5が中間メンバー3に収納され、次に、移動側メンバー5と中間メンバー3は、固定側メンバー1に対し摺動し、固定側メンバー1の中間メンバー後ストッパー13の内面に、中間メンバー3の外メンバー後ストッパー323が当接して停止し、スライドレールが最も縮小した状態となる。
本発明の使用状態を示す斜視図 移動側部材を取外した状態の図1に対応する斜視図 左右のスライドレールと連係機構を示す斜視図 本発明のスライドレールの斜視図 図4のA部拡大図 図4のB部拡大図 図4のC部拡大図 図3のD部拡大図 図3のE部拡大図 ロック用レバーとストッパー部のロック状態を示す要部断面図 回動ロック片と固定側メンバーの係合状態を示す要部正面図 図11のF−F部断面図 ロック用レバーとストッパー部のロック状態が解除された状態を示す要部断面図 回動ロック片と固定側メンバーの係合状態が解除された状態を示す要部正面図 図14のG−G部断面図 本発明の他の使用状態を示す斜視図
符号の説明
1 固定側ーメンバー
11、11 上下両折曲縁
15 係止孔
100 スライドレール
3 中間メンバー
5 固定側メンバー
6 ロック用レバー
64 操作用連結突片
76 連係機構
761 左の操作用リンク
763 右の操作用リンク
77 リンク連結部
78 ロック解除操作部
79 操作杆
9 案内部材
93 ストッパー部

Claims (4)

  1. 少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、移動側支持メンバーに形成されたストッパー部に移動側メンバーに設けられたロック用レバーがロックされ、移動側メンバーが一旦摺動不能状態となり、ロック用レバーのロック解除によって、移動側メンバーを収納方向に移動可能としたスライドレールにおいて、ロック用レバーは移動側メンバーの基板を挿通して外方に突出する操作用連結突片を有し、操作用連結突片と移動側メンバーとともに移動する移動側部材の前面側に設けられたロック解除操作部が連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、連携機構はロック用レバーをロック解除方向に移動させることを特徴とするスライドレール。
  2. ロック解除操作部は、移動側メンバーの収納方向に移動して、操作用連結突片を移動側メンバーの基板を挿通する外方に移動させることで、ロック用レバーをロック解除姿勢とすることを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
  3. 連係機構は、ロック解除操作部が前端部に設けられ、後端部にリンク連結部が設けられた、移動側メンバーの摺動方向に移動自在に移動側部材に保持された操作杆と、リンク連結部と操作用連結突片を連結する操作用リンクよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、操作用リンクと操作用連結突片の連結部分が、操作用リンクとリンク連結部の連結部より前側に位置していることを特徴とする請求項2に記載のスライドレール。
  4. スライドレールは左右に所定間隔を有して配設され、ロック解除操作部が左右のスライドレール間のほぼ中央部の移動側部材の前面側に設けられ、左右の操作用連結突片とロック解除操作部は連係機構を介して連結され、ロック解除操作部の操作によって、左右のロックレバーは同時にロック解除方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
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