JP5478538B2 - リニアアクチュエータの予圧調整機構 - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した第1実施形態について図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、リニアアクチュエータ1のアクチュエータとしてのエアシリンダ20において、シリンダチューブ21の軸方向一端(図1では右端)は蓋部22により封止されるとともに、軸方向他端(図1では左端)には連結部材23を介して矩形状のベース30が連結されている。ベース30上には矩形状をなすスライドテーブル31が移動可能に支持されている。なお、スライドテーブル31において、ベース30の長さ方向に沿う(スライドテーブル31の往復動方向)方向をスライドテーブル31の長さ方向とするとともに、ベース30及びスライドテーブル31において長さ方向に直交する方向を幅方向とする。
スライドテーブル31の一面である上面には、ワーク搭載面31bが形成されるとともに、スライドテーブル31にはワーク搭載面31bからガイド部材36に向かって延びる挿通孔31aが形成されている。挿通孔31aの一端は、ワーク搭載面31bにおけるスライドテーブル31の幅方向の略中央に開口している。また、挿通孔31aの他端は、規制部31cの一側面に開口しており、挿通孔31aは、ガイド部材36の押圧面36aに向けて開口している。そして、挿通孔31aの中心軸Fはワーク搭載面31bに対して斜めに延びているとともに中心軸Fと押圧面36aとの間の角度Θ1は30度になっている。
ネジ39が挿通孔31aの雌ねじ31eに螺入されることにより、ネジ39の先端部により押圧部材38が押圧されるとともに、押圧部材38のテーパ面38aがガイド部材36の押圧面36aを押圧する。すると、ガイド部材36は、押圧部材38のX成分の分力により、スライドテーブル31の幅方向に沿ってガイドレール35に向けて移動する。すると、ガイド部材36の転動ボール37がガイドレール35に押し付けられ、ガイドレール35とガイド部材36の間の予圧は大きくなる。一方、予圧を小さくする場合、ネジ39を雌ねじ31eに対し螺退させると、ネジ39による押圧部材38の押圧力が弱まり、X成分の分力によるガイド部材36への押圧力が弱まる結果、予圧が小さくなる。そして、使用者は、ネジ39の螺入量を調整することによりガイドレール35とガイド部材36の間の予圧を所望する値に調整する。その後、使用者は、予圧の調整後、ネジ39を接着剤で固定し、調整を完了する。
(1)スライドテーブル31にはワーク搭載面31bからガイド部材36の押圧面36aに向かって斜めに延びる挿通孔31aが形成されるとともに、この挿通孔31aには軸部材40が挿通されている。そして、軸部材40を挿通孔31aに沿って移動させることで、軸部材40の軸力の分力をガイド部材36の押圧面36aに作用させ、分力方向にガイド部材36を移動させることができる。すなわち、予圧調整のために移動させる軸部材40は、ガイド部材36の移動方向ではなく、その移動方向に対し交差する方向に移動する。よって、ガイド部材36は押圧部材38のX成分の分力により押圧される。このため、軸部材40をガイド部材36の移動方向に沿って移動するように配置する必要がなく、リニアアクチュエータ1がスライドテーブル31の幅方向に大型化しない。また、軸部材40はスライドテーブル31の厚みを利用して配置されるため、スライドテーブル31が厚み方向に大型化することもなく、リニアアクチュエータ1全体の大型化を招くこともない。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態について図4にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態において、第1実施形態と同一構成については、その重複する説明を省略又は簡略する。
各ガイド部材63は、一対のガイドレール62を外側から挟むように対向配置されるとともに、各ガイド部材63におけるガイドレール62側には複数の転動ボール37が転動可能に支持されている。なお、本実施形態ではガイドレール62において、規制部60aの側面に対向する面を押圧面62aとする。
ベース60には、一面としてのベース下面60bからガイドレール62に向かって斜めに延びる挿通孔31aが形成されている。そして、挿通孔31aの中心軸Fはベース下面60bに対して斜めに延びているとともに中心軸Fと押圧面62aとの間の角度Θ1は30度になっている。なお、挿通孔31aは第1実施形態の挿通孔と構成が同じなので、その説明を省略する。
(5)ベース60にはベース下面60bからガイドレール62の押圧面62aに向かって斜めに延びる挿通孔31aが形成されるとともに、この挿通孔31aには軸部材40が挿通されている。そして、軸部材40を挿通孔31aに沿って移動させることで、軸部材40の軸力の分力をガイドレール62の押圧面62aに作用させ、分力方向にガイドレール62を移動させることができる。すなわち、予圧調整のために移動させる軸部材40は、ガイドレール62の移動方向ではなく、その移動方向に対し交差する方向に移動する。よって、ガイドレール62は押圧部材38のX成分の分力により押圧される。このため、軸部材40をガイドレール62の移動方向に沿って移動するように配置する必要がなく、リニアアクチュエータ2が大型化しない。
・第1及び第2実施形態において、軸部材40は、ネジ39のみで構成してもよい。この場合、ネジ39の先端にテーパ面を形成してもよい。
・第1及び第2実施形態において、スライドテーブル31,61の幅方向に沿った断面形状はコ字状でもよい。
・第1実施形態において、図5に示すように、挿通孔31aをワーク搭載面31bに直交する方向に沿って延びる様に形成してもよい。この場合、規制部31cの一方の側面に押圧面36aに向かって延びる傾斜部31dを形成するとともに、押圧面36aと傾斜部31dの間に押圧部材51が設けられる。押圧部材51には、傾斜部31dに摺接するテーパ面51aが形成されるとともに、押圧面36aに接触する接触面51bが形成されている。
・第1実施形態において、挿通孔31aは、スライドテーブル31の側面からガイド部材36に向かって斜めに延びるように形成されていてもよい。
Claims (4)
- ベースの上面に設けられたガイドレールと、
アクチュエータによって往復動し、上面にワーク搭載面を有するスライドテーブルと、
前記スライドテーブルの下面に一体化され、該スライドテーブルを前記ガイドレールに沿って直線移動可能に支持するガイド部材と、を有するリニアアクチュエータに設けられ、前記ガイドレールと前記ガイド部材の間の予圧を調整するリニアアクチュエータの予圧調整機構であって、
前記スライドテーブルの下面に対し交差するように前記ガイド部材に設けられた押圧面と、
前記スライドテーブルの一面から前記押圧面に向けて延びるように前記スライドテーブルに形成された挿通孔と、
前記挿通孔に挿通される軸部材と、
前記軸部材の軸力の分力を前記押圧面から前記ガイド部材に作用させ、前記予圧を発生させるための分力作用手段と、を有し、
前記分力作用手段は、前記挿通孔全体を前記スライドテーブルの一面から前記押圧面に向けて斜めに延びるように形成することで構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータの予圧調整機構。 - 前記挿通孔には雌ねじが形成されるとともに、
前記軸部材は、前記押圧面を押圧する押圧部材と、前記雌ねじに螺着され、前記押圧部材を前記押圧面に向けて押圧するネジとから形成されている請求項1に記載のリニアアクチュエータの予圧調整機構。 - 前記スライドテーブルは、該スライドテーブルの往復動方向に直交する幅方向の中央に規制部を有するとともに、該規制部を挟む位置に前記ガイド部材が一体化されている請求項1又は請求項2に記載のリニアアクチュエータの予圧調整機構。
- ベースの上面に設けられたガイドレールと、
アクチュエータによって往復動し、上面にワーク搭載面を有するスライドテーブルと、
前記スライドテーブルの下面に一体化され、該スライドテーブルを前記ガイドレールに沿って直線移動可能に支持するガイド部材と、を有するリニアアクチュエータに設けられ、前記ガイドレールと前記ガイド部材の間の予圧を調整するリニアアクチュエータの予圧調整機構であって、
前記ベースの上面に対し交差するように前記ガイドレールに設けられた押圧面と、
前記ベースの一面から前記押圧面に向けて延びるように前記ベースに形成された挿通孔と、
前記挿通孔に挿通される軸部材と、
前記軸部材の軸力の分力を前記押圧面から前記ガイドレールに作用させ、前記予圧を発生させるための分力作用手段と、を有し、
前記分力作用手段は、前記挿通孔全体を前記ベースの一面から前記押圧面に向けて斜めに延びるように形成することで構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータの予圧調整機構。
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