JP5807913B2 - ブランク材供給装置、それを備えたフォーミングマシン及びブランク材供給方法 - Google Patents

ブランク材供給装置、それを備えたフォーミングマシン及びブランク材供給方法 Download PDF

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本発明は、帯材の一部をブランク材として切り離し、そのブランク材を下流側に送給するブランク材供給装置、それを備えたフォーミングマシン及びブランク材供給方法に関する。
従来、この種のブランク材供給装置として、帯材を一定長送給して、帯材の前端からブランク材を切り離し、その後、帯材を一定長送給して次に切り離すブランク材分の帯材を前方に移動させると共に、その帯材にて前のブランク材を前方に押す動作を繰り返して、ブランク材を間欠的に送給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
再表2004−67203号公報(第8頁第17〜32行)
しかしながら、上述のブランク材供給装置では、ブランク材の形状によっては、ブランク材の送給が困難になるという問題があった。即ち、ブランク材供給装置が、ブランク材の前後の両端部に、ブランク材をリング状に曲げたときに当接して、ブランク材の幅方向で互いに離れるように案内する傾斜ガイド面を形成する場合(図16(A)参照)、帯材で前のブランク材を押すと、帯材と前のブランク材の傾斜ガイド面同士が当接して、帯材と前のブランク材が幅方向にずれてしまい、ブランク材の送給が困難となる。また、ブランク材の前後の両端部のうち一方の端部をT字状の凸部に、他方の端部をT字状の凹部に形成する場合(図17(A)参照)には、帯材で前のブランク材を押すと、T字状の凸部にへたりが生じ、ブランク材の送給が困難となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ブランク材のスムーズな送給を図ることが可能なブランク材供給装置、それを備えたフォーミングマシン及びブランク材供給方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るブランク材供給装置は、帯材を送給してから停止し、その帯材を打ち抜いて帯材の前端側の一部をブランク材として切り離すと共に、そのブランク材の後端部に後端係合部を形成する一方、帯材の前端部に前端係合部を形成し、その後、次に切り離すブランク材分の帯材を送給しながら、その帯材で前のブランク材を前方に押す動作を繰り返して、前後の両端部に前端係合部と後端係合部とを有したブランク材を間欠的に送給するブランク材供給装置であって、前端係合部と後端係合部とを、板厚方向で同一面内に収めて凹凸係合可能な構造に形成するブランク材供給装置において、前端係合部と後端係合部のうち一方の係合部に、帯材の幅方向に凹んだ係合凹部を形成すると共に、他方の係合部に、帯材の幅方向に突出して係合凹部に受容される係合突部を形成し、帯材で前のブランク材を押す前に、前のブランク材の後端部に対して帯材の前端部を板厚方向にずらした状態に保持する帯材ずらし手段と、前のブランク材の後端部に対して板厚方向にずらされた帯材の前端部が、前のブランク材の後端部に重なるまで帯材を送給して、前のブランク材の後端係合部と帯材の前端係合部における係合突部と係合凹部とを板厚方向に重ねるずらし送給手段と、ずらし送給手段にて送給された帯材の前端部を板厚方向に押圧して、係合突部を係合凹部に受容させることで、前のブランク材の後端係合部と帯材の前端係合部とを凹凸係合させる帯材押圧手段と、前のブランク材の後端係合部と帯材の前端係合部とが凹凸係合した状態で、次に切り離すブランク材分の帯材を送給する係合送給手段とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のブランク材供給装置において、帯材からブランク材を切り離しかつ前端係合部と後端係合部とを形成するためのパンチ及びダイと、パンチを保持して帯材の板厚方向に直動するパンチホルダと、パンチホルダに対してその直動方向と同じ方向に直動可能に取り付けられて第1弾性部材によりダイに向けて付勢され、パンチより先に帯材に当接してダイとの間で帯材を挟んで固定すると共に、第1弾性部材を撓ませながらパンチが帯材を打ち抜く位置まで直動することを許容するワーク押さえと、帯材を長手方向に送給可能な帯材送給装置とを備え、ワーク押さえを帯材押圧手段とし、帯材送給装置をずらし送給手段及び係合送給手段として利用したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のブランク材送給装置において、ダイに対してパンチホルダの直動方向と同じ方向に直動可能に取り付けられて第2弾性部材によりパンチホルダに向けて付勢され、パンチホルダ側の端部に帯材を板厚方向に挟んで保持可能な帯材保持手段を備えると共に、ワーク押さえに押されて保持している帯材の前端部が前記前のブランク材と同一面内に配置されることを許容する一方、パンチが帯材からブランク材を切り離してからパンチと共にワーク押さえが帯材から離間したときには、第2弾性部材の弾発力によってパンチホルダ側に移動し、前のブランク材の後端部に対して帯材の前端部を板厚方向にずらした状態に保持する従直動部材を、帯材ずらし手段として設けたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のブランク材供給装置において、従直動部材は、前記帯材の前端部の両側部と当接して前記パンチホルダ側の作動位置に移動するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のブランク材供給装置において、従直動部材は、帯材を幅方向で両方向から挟み、帯材の両側部を受容して板厚方向の移動を規制する板厚方向規制溝を帯材保持手段として備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載のブランク材供給装置において、前のブランク材と帯材とに、帯材の送給方向と直交して、係合送給手段にて帯材が送給されたときに互いに当接する当接平坦面を形成するところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載のブランク材供給装置において、前端係合部と後端係合部とに、ブランク材がリング状に曲げられときに当接して、前端係合部と後端係合部とをブランク材の幅方向で互いに離れるように案内する傾斜ガイド面を形成するところに特徴を有する。
請求項8の発明に係るフォーミングマシンは、請求項1乃至7のうち何れか1の請求項に記載のブランク材供給装置を備え、ブランク材供給装置により供給されたブランク材をリング状に成形するところに特徴を有する。
なお、ここで、「リング状に成形する」とは、円形に成形する場合だけでなく、円の一部が開いた形状に成形する場合が含まれるものする。
請求項9の発明に係るブランク材供給方法は、帯材を送給してから停止し、その帯材を打ち抜いて帯材の前端側の一部をブランク材として切り離すと共に、そのブランク材の後端部に後端係合部を形成する一方、帯材の前端部に前端係合部を形成し、その後、次に切り離すブランク材分の帯材を送給しながら、その帯材で前のブランク材を前方に押す動作を繰り返して、前後の両端部に前端係合部と後端係合部とを有したブランク材を間欠的に送給するブランク材供給方法であって、前端係合部と後端係合部とを、板厚方向で同一面内に収めて凹凸係合可能な構造に形成してブランク材を送給するブランク材供給方法において、前端係合部と後端係合部のうち一方の係合部に、帯材の幅方向に凹んだ係合凹部を形成すると共に、他方の係合部に、帯材の幅方向に突出して係合凹部に受容される係合突部を形成し、帯材で前のブランク材を押す前に、前のブランク材の後端部に対して帯材の前端部を板厚方向にずらす帯材ずらし工程と、前のブランク材の後端部に対して板厚方向にずらされた帯材の前端部が、前のブランク材の後端部に重なるまで帯材を送給して、前のブランク材の後端係合部と帯材の前端係合部における係合突部と係合凹部とを板厚方向に重ねるずらし送給工程と、前のブランク材の後端部に重ねられた帯材の前端部を板厚方向に押圧して、係合突部を係合凹部に受容させることで、前のブランク材の後端係合部と帯材の前端係合部とを凹凸係合させる帯材押圧工程と、前のブランク材の後端係合部と帯材の前端係合部とが凹凸係合した状態で、次に切り離すブランク材分の帯材を送給する係合送給工程と、を備えたところに特徴を有する。
[請求項1,6〜9の発明]
請求項1,8,9の発明では、前のブランク材の後端部に対して帯材の前端部を板厚方向にずらした状態で帯材を前方に送給して、帯材の前端部を前のブランク材の後端部に重なる位置に配置する。そして、帯材の前端部を板厚方向に押圧して、帯材の前端係合部と前のブランク材の後端係合部を凹凸係合させ、その状態で、帯材を前方に送給して、その帯材で前のブランク材を前方に押す。即ち、本発明では、帯材の前端が前のブランク材の後端を乗り越え各係合部を凹凸係合した状態で、帯材を前方に送給し、その帯材で前のブランク材を押すようになっている。
ここで、例えば、前端係合部と後端係合部に、ブランク材がリング状に曲げられたときに当接して、前端係合部と後端係合部をブランク材の幅方向で互いに離れるように案内する傾斜ガイド面を形成する場合(請求項7の発明)には、帯材と前のブランク材の傾斜ガイド面同士が当接することを避けることができ、帯材で前のブランク材を押すときに、前のブランク材が幅方向にずれることが防がれる。
また、前端係合部と後端係合部のうち一方の係合部がT字状の凸部であって、他方の係合部がT字状の凹部を有した構造となるように、ブランク材を帯材から切り離す場合には、T字状の凸部をT字状の凹部に受容させた状態で帯材を送給することになるので、帯材でブランク材を押しても、T字状の凸部がへたることが防がれる。
このように、本発明によれば、帯材の前端がブランク材の後端を乗り越え各係合部を凹凸係合した状態で帯材がブランク材を押すので、ブランク材の両端部の形状の影響を受けることがなくなり、ブランク材のスムーズな送給が図られる。
ここで、帯材の前端係合部とブランク材の後端係合部が係合した状態で帯材を送給したときに、帯材と前のブランク材とが当接する部分は、帯材の幅方向で対称な形状(例えば、半円形状や三角形状)の凸部と凹部であってもよいし、請求項6の発明のように、帯材の送給方向と直交した当接平坦面であってもよい。なお、請求項6の発明によれば、帯材にて前のブランク材を安定して押すことが可能になる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明では、ブランク材を帯材から切り離すときにダイとの間で帯材を挟んで固定するワーク押さえを帯材押圧手段に兼用し、帯材を送給する帯材送給装置をずらし送給手段と係合送給手段に利用したので、既存のブランク材供給装置を利用することが可能になる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明では、帯材ずらし手段としての従直動部材が、ワーク押さえに押されて原点位置に位置決めされて、帯材の前端部を前のブランク材の後端部と同一面内に配置する一方、ワーク押さえが帯材から離間したときには、第2弾性部材の弾発力によってパンチホルダ側の作動位置に移動し、帯材の前端部を板厚方向にずらした状態に保持する。本発明の構成によれば、ワーク押さえの駆動源、即ち、パンチホルダの駆動源を利用して、前のブランク材の後端部に対して帯材の前端部を板厚方向にずらす動作を行うことが可能になる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、帯材の前端部を板厚方向にずらすときに、帯材が幅方向に傾くことが抑えられるので、帯材の送給が安定する。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、従直動部材が原点位置と作動位置とに移動するときに確実に材を保持して、前者の場合は、帯材の前端部を前のブランクの後端部と同一面内に配置することができると共に、後者の場合は、帯材の前端部を板厚方向にずらすことができる。
本発明の一実施形態に係るフォーミングマシンの正面図 プレス機の正断面図 図2のA−A断面図 図3における切断パンチ周辺の断面図 図2のB−B断面図 図2のC−C断面図 図2のD−D断面図 (A)ブランク材が切り離される前の帯材の上面図、(B)ブランク材が切り離される前のプレス機の正断面図 (A)ブランク材が切り離されたときの帯材とブランク材の上面図、(B)ブランク材が切り離されたときのプレス機の正断面図 (A)帯材が持ち上げられたときの帯材とブランク材の上面図、(B)帯材が持ち上げられたときのプレス機の正断面図 (A)帯材の前端部がブランク材の後端部に重ねられたときの帯材とブランク材の上面図、(B)帯材の前端部がブランク材の後端部に重ねられたときのプレス機の正断面図 (A)前端係合部と後端係合部が係合したときの帯材とブランク材の上面図、(B)前端係合部と後端係合部が係合したときのプレス機の正断面図、 (A)ブランク材を送ったときの帯材の上面図、(B)ブランク材を送ったときのプレス機の正断面図 (A)図8(B)における帯材ガイドピン周辺の拡大図、(B)図9(B)における帯材ガイドピン周辺の拡大図 (A)図10(B)における帯材ガイドピン周辺の拡大図、(B)図11(B)における帯材ガイドピン周辺の拡大図、(C)図12(B)における帯材ガイドピン周辺の拡大図、 (A)リング状に成形されたブランク材の斜視図、(B)リングを閉じたときのブランク材の斜視図 変形例に係る前端係合部と後端係合部の平面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図16を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態のフォーミングマシン100は、ベース基板80の前面に設けられた心金81の回りに、メインツール駆動機構82と複数のサブツール駆動機構83とを放射状に備え、各ツール駆動機構82,83には、心金81に向かって進退する加圧ツール82T、83Tが設けられている。また、心金81の側方には、心金81へ向けて短冊状のブランク材91(図10(A)参照)を供給するブランク材供給装置10が備えられている。
サブツール駆動機構83は、全部で3つ備えられ、そのうちの1つのサブツール駆動機構83は心金81の鉛直下方に延び、残りの2つのサブツール駆動機構83は、左右対称になって心金81から斜め下方に延びている。また、メインツール駆動機構82は、心金81から鉛直上方に延びている。そして、サブツール駆動機構83の加圧ツール83T全てと、メインツール駆動機構82の加圧ツール82Tとを心金81に近づけたときに、ブランク材91をリング状に折り曲げるようになっている。
本実施形態では、図16(A)及び図16(B)に示すように、ブランク材91は、円形の一部が開いた形状に成形される。また、ブランク材91の前後の両端部には、ブランク材91をさらに折り曲げてリングを閉じたときに、互いに凹凸部が嵌合して結合(以下、「凹凸係合」という)して、リングを閉じた状態に保持する前端係合部92と後端係合部93が設けられている。
具体的には、前端係合部92は、ブランク材91の幅方向における一方側(図16(A)の上側)に配置され、前側部分に幅方向の他方側(図16(A)の下側)に突出した前端係合突片92Aを備える共に、その前端係合突片92Aの後側に前端係合凹部92Bを有した構造になっている。一方、後端係合部93は、ブランク材91の幅方向における他方側に配置され、後側部分に幅方向の一方側に突出した後端係合突片93Aを備えると共に、その後端係合突片93Aの前側に後端係合凹部93Bを有した構造になっている。そして、ブランク材91を折り曲げてリングを閉じたときに、前端係合突片92Aが後端係合凹部93Bに受容されると共に、後端係合突片93Aが前端係合凹部92Bに受容され、前端係合突片92Aと後端係合突片93Aが噛み合って、リングを閉じた状態が保持されるようになっている(図16(B)参照)。
また、前端係合突片92Aの前端面及び後端係合突片93Aの後端面のブランク材91の幅方向における中央寄り部分には、ブランク材91を折り曲げてリングを閉じるときに当接して、前端係合突片92Aと後端係合突片93Aとをブランク材91の幅方向で互いに離れるように案内する傾斜ガイド面94が設けられている。
図1に示すように、ブランク材供給装置10は、帯材送給装置11の下流側にプレス機20を備えた構造になっている。帯材送給装置11は、帯材90を板厚方向に挟持する1対の送りローラ12,12を備え、それら1対の送りローラ12,12を、図示しないサーボモータにて回転駆動することで、帯材90を間欠的に送給する。
プレス機20は、ダイ50と、クランク機構25によってダイ50に対して上下動するパンチホルダ41とを備え、パンチホルダ41には、抜きパンチ21と切断パンチ22が設けられ、ダイ50には、それらパンチ21,22に対応したパンチ孔23,24が設けられている(図2参照)。そして、抜きパンチ21と切断パンチ22とによって、帯材送給装置11から送給された帯材90に打ち抜き加工を行うと共に、帯材90の前端から所定の長さのブランク材91を切り離すようになっている。なお、ダイ50は、帯材送給装置11から送給された帯材90を下流側に案内するようになっている。
また、図10(B)に示すように、ダイ50には、切断パンチ22が挿通されるパンチ孔24の開口縁部を陥没してなるワーク押さえ受容凹部50Aが設けられている。なお、帯材90は、ワーク押さえ受容凹部50Aの奥面に沿って送給されるようになっている。
図2及び図3に示すように、抜きパンチ21は、帯材90の送給方向に沿って2つ備えられ、帯材90の側部を矩形状に打ち抜くようになっている。上流側の抜きパンチ21Aと下流側の抜きパンチ21Bは、帯材90を幅方向(図3の上下方向)で間に挟むように配置され、抜きパンチ21Aは、帯材90の一方側の側部に切欠部90Aを形成し、抜きパンチ21Bは、帯材90の他方側の側部に切欠部90B(図3及び図8参照)を形成する。
また、パンチホルダ41には、抜きパンチ21Bが帯材90を打ち抜く部分を、抜きパンチ21Aにより形成された切欠部90Aに対して固定するための、位置決めピン25が設けられている。この位置決めピン25は、抜きパンチ21Aと抜きパンチ21Bの間の中間位置に配置され、断面形状が抜きパンチ21Aと略同一の形状をなして、上流側の抜きパンチ21Aによって帯材90に形成された切欠部90Aに挿通される(図3参照)。これにより、位置決めピン25が挿通する切欠部90Aより1つ前の打ち抜きで形成された切欠部90Aの若干後側の部分が、抜きパンチ21Bの下方に位置決めされ、切欠部90Bが切欠部90Aの斜め後方に形成される。
図4に示すように、切断パンチ22は、パンチホルダ41の下流側の端部に配置され、帯材90のうち切欠部90Aと切欠部90Bに挟まれた部分を打ち抜いて、帯材90の前端から所定の長さのブランク材91を切り離し、ブランク材91後端部と後続の帯材90の前端部に、後端係合部93と前端係合部92を形成する。
このとき、帯材90の切欠部90A,90Bがそれぞれ、ブランク材91の後端係合部93の後端係合凹部93Bと、帯材90の前端係合部92の前端係合凹部92Bになる。また、切断パンチ22を水平面で切断した形状は、帯材90の幅方向に延びた長方形のうち中間部を挟んで両側の長方形部分を前後にずらして中間部を変形させたときの形状となっている。この中間部は、略平行四辺形とした形状をなし、その平行四辺形の斜辺部分によって、傾斜ガイド面94が形成される。また、帯材90の前端係合部92の前端面92Mと、ブランク材91の後端係合部93の後端面93Mとは、共に、帯材90の送給方向と直交した平坦面になっている。
図2及び図6に示すように、切断パンチ22の先端部は、ワーク押さえ30に設けられたパンチ受容孔30Aに直動可能に支持されている。このワーク押さえ30は、パンチホルダ41に対して上下動し、パンチホルダ41が可動ストロークの下端寄りに配置されたときに、ダイ50のワーク押さえ受容凹部50Aに受容されるようになっている。
具体的には、ワーク押さえ30は、パンチホルダ41に直動可能に支持されてパンチホルダ41の底面から下方に突出した連結ピン42の下端部に固定されている。この連結ピン42は、パンチホルダ41とワーク押さえ30との間に挟まれた第1圧縮コイルバネ31(本発明の「第1弾性部材」に相当する。)を挿通し、これにより、ワーク押さえ30は、第1圧縮コイルバネ31によって下方に付勢されている(図5参照)。
ワーク押さえ30は、パンチホルダ41がその可動ストロークの中間位置に下降するまでは、パンチホルダ41と一体に下降し、切断パンチ22が帯材90と当接するよりも前に、ワーク押さえ受容凹部50Aに受容されてダイ50との間で帯材90を挟んで固定するようになっている。そして、その当接後、パンチホルダ41が下端位置に配置されるまでは、パンチホルダ41のみが下降し、切断パンチ22がワーク押さえ30のパンチ受容孔30A内を直動する。
図6に示すように、ワーク押さえ30のうちパンチ受容孔30Aの側方には、直動ガイド孔32が設けられ、この直動ガイド孔32に、パンチホルダ41から垂下した直動ガイドピン43が挿通されている。また、ワーク押さえ30は、前段差部30Dを前端部に備えて、段差部30Dより上側が前方に突出した構造になっていて、ワーク押さえ受容凹部50Aの前端縁は、段差部30Dに対応した段差状に形成されている(図10(B)参照)。
図5に示すように、ワーク押さえ30の下面には、帯材90を受容して、帯材90を下流側に案内する送給ガイド溝33が陥没形成されている。なお、この送給ガイド溝33の奥面が帯材90を押さえるようになっている。また、図10(B)に示すように、ワーク押さえ30のうちパンチ受容孔30Aよりも上流側の下面には、ピン受容凹部35が形成されている。
図7に示すように、ピン受容凹部35は、ダイ50に対して上下動し、ワーク押さえ受容凹部50Aの奥面から突出した1対の帯材ガイドピン55,55(本発明の「帯材ずらし手段」及び「従直動部材」に相当する。)を受容可能となっている。1対の帯材ガイドピン55,55は、帯材90を幅方向で挟み、各帯材ガイドピン55の外周面には、板厚方向規制溝55M(図15(A)及び図15(B)参照)が設けられている。
帯材ガイドピン55は、第2圧縮コイルバネ56(本発明の「第2弾性部材」に相当する。)によって上方に付勢され、ワーク押さえ30がワーク押さえ受容凹部50Aの奥面と当接したときには、ピン受容凹部35の奥面と当接して下方に押しつけられる。そして、板厚方向規制溝55Mの下端縁がダイ50の上面とほぼ同じ位置に配置されて、板厚方向規制溝55Mが上流側から送られてきた帯材90の側部を受容するようになっている(図14(A)参照)。
また、図8(B)に示すように、パンチホルダ41は、ワーク押さえ30の下流側に、挿通ピン45を備えている。挿通ピン45は、パンチホルダ41の下面から垂下し、ダイ50のうちワーク押さえ受容凹部50Aより下流側に形成されたピン挿通孔58に挿通される。挿通ピン45は、パンチホルダ41に備えた圧縮ばね46により下方に向かって付勢されている。また、挿通ピン45は、パンチホルダ41が下降し切断パンチ22によりブランク材91を帯材90から切り離すときに、ブランク材91を上からダイ50に向かって圧縮ばね46の付勢力で押圧し、ブランク材91が移動しないように固定する。なお、図5では、挿通ピン45は省略して示されている。
次に、ブランク材供給装置10の動作について説明する。ブランク材供給装置10が下流側の心金81に向けてブランク材91を供給するためには、まず、帯材90からブランク材91を切り離す。具体的には、帯材送給装置11にて帯材90を間欠的に送りながらプレス機20のパンチホルダ41を昇降させることで、抜きパンチ21A,21Bによって切欠部90A,90Bを順次形成する(図3参照)。そして、図8(A)及び図8(B)に示すように、パンチホルダ41がその可動ストロークの中間に位置する待機位置(図8(B)に示すパンチホルダ41の位置)に配置された状態で、帯材90を更に送り、切欠部90Aと切欠部90Bの間の部分を切断パンチ22の下方に配置する。なお、パンチホルダ41が待機位置の状態では、ワーク押さえ30がワーク押さえ受容凹部50Aに受容されて帯材ガイドピン55を下方に押し下げ、切断パンチ22と抜きパンチ21A,21Bは、帯材90より上方に配置されている。
次いで、パンチホルダ41を下降させ、切断パンチ22にて帯材90の前端からブランク材91を切り離す(図9(B)参照)。このとき、ブランク材91の後端部に後端係合部93が形成されると共に、後続の帯材90の前端部に前端係合部92が形成される(図9(A)及び図10(A)参照)。このパンチホルダ41の下降により挿通ピン45が下降し、ブランク材91をダイ50に圧縮ばね46の付勢力で押圧し固定する。
帯材90からブランク材91が切り離されると、図10(B)に示すように、パンチホルダ41が可動ストロークの上端位置に配置され、ワーク押さえ30がパンチホルダ41と共に上方に移動してダイ50から離間する。すると、図14(B)から図15(A)への変化に示すように、ワーク押さえ30のピン受容凹部35の奥面が帯材ガイドピン55から離間して、1対の帯材ガイドピン55,55が圧縮コイルバネ56の付勢力を受けて上方に移動する。そして、板厚方向規制溝55Mがワーク押さえ受容凹部50Aの奥面より若干上方に配置され、帯材90が上方に持ち上げられる。一方、ブランク材91は、ダイ50のうちワーク押さえ受容凹部50Aの下流側に配置された部分にて板厚方向の移動が規制されている。これにより、帯材90の前端部が、ブランク材91の後端部に対して上方にずらされた状態となる。
次いで、帯材送給装置11を作動して、帯材90の前端部が前のブランク材91Aの後端部と重なるまで、帯材90を前方に送る(図11(A)参照)。詳細には、図15(B)に示すように、帯材送給装置11は、帯材90の前端が、前のブランク材91Aの後端係合部93の後端係合凹部93Bと同じ前後位置に配置されるように、帯材90を所定量だけ送る。このとき、パンチホルダ41が可動ストロークの上端位置に保持されることで、ワーク押さえ30は、ワーク押さえ受容凹部50Aの奥面から離間した状態に保持されるので(図11(B)参照)、ワーク押さえ30が帯材90と干渉することが防がれる。ここで、1対の帯材ガイドピン55,55は、帯材90の両側部と当接して帯材90を持ち上げるので、帯材90が幅方向に傾ぐことが抑えられ、帯材90の送給が安定する。なお、本実施形態では、前端部が持ち上げられた帯材90を所定量送っているときの帯材送給装置11が、本発明の「ずらし送給手段」に相当する。
図12(B)に示すように、帯材90の前端部が前のブランク材91Aの後端部に重ねられると、パンチホルダ41が下降し、ワーク押さえ30がダイ50のワーク押さえ受容凹部50Aに受容されてワーク押さえ受容凹部50Aの奥面と当接する。このとき、ワーク押さえ30の下面の送給ガイド溝33が帯材90と前のブランク材91Aを受容すると共に、ピン受容凹部35が帯材ガイドピン55の上部を受容する(図15(C)参照)。そして、ピン受容凹部35の奥面が帯材ガイドピン55を下方に押すと共に、送給ガイド溝33の奥面が帯材90の前端部を下方に押して、帯材90の前端係合部92を前のブランク材91Aの後端係合部93に凹凸係合させる(図12(A)参照)。
なお、詳細には、図12(B)に示したパンチホルダ41は、図8(B)で示したパンチホルダ41よりも下方に配置されていて、ワーク押さえ30は、第1圧縮コイルバネ31によって下方に押しつけられている。
次いで、帯材送給装置11にて帯材90を前方に送ることで、帯材90に押されたブランク材91が下流側に送給される。(図13(A)参照)。このとき、帯材90の前端係合部92の前端面92Mが、前のブランク材91Aの後端係合部93の後端係合凹部93Bの後側を向いた内面と当接する。ここで、後端係合凹部93Bは、上述のように、帯材90の切欠部90Aによって形成されているので、前端係合部92の前端面92Mと後端係合凹部93Bの後側を向いた面93Mとは共に、帯材90の送給方向と直交する。なお、本実施形態では、前端係合部92の前端面92Mと、後端係合凹部93Bの後側を向いた面93Mとが、本発明の「当接平坦面」に相当する。また、帯材90の前端係合部92と、前のブランク材91Aの後端係合部93とが係合した状態で帯材90を送るときの帯材送給装置11が本発明の「係合送給手段」に相当する。
そして、パンチホルダ41を、図13(B)に示した位置から図8(B)に示した待機位置に移動させ、上述したブランク材91の切り離しと帯材90の送給を繰り返すことで、ブランク材91を心金81に向けて順次送給する。
このように、本実施形態のブランク材供給装置10では、帯材90の前端部を前のブランク材91Aの後端部に対して板厚方向にずらした状態で、帯材90を送給して、帯材90の前端部を前のブランク材91Aの後端部に重なる位置に配置する。そして、帯材90の前端部を板厚方向に押して、帯材90の前端係合部92とブランク材91の後端係合部93を凹凸係合させ、それら前端係合部92と後端係合部93が凹凸係合した状態で帯材90を更に前方に送給する。即ち、本実施形態では、帯材90の前端が前のブランク材91Aの後端を乗り越えた状態で、帯材90を送給することになる。
ここで、仮に、前のブランク材91Aの後端部に対して帯材90の前端部を板厚方向にずらさずに、帯材90でブランク材91を押した場合には、帯材90の前端係合部92と前のブランク材91Aの後端係合部92の傾斜ガイド面94同士が当接し、前のブランク材91Aが帯材90の幅方向にずれてブランク材91の送給が困難となる。しかしながら、本実施形態のブランク材供給装置10によれば、帯材90の前端が前のブランク材91Aの後端を乗り越えた状態で帯材90を送給するので、帯材90と前のブランク材91Aの傾斜ガイド面94同士が当接することを避けることができる。これにより、帯材90で前のブランク材91Aを押しても、前のブランク材91Aが幅方向に移動することが防がれ、ブランク材91をスムーズに送給することが可能になる。
また、本実施形態では、ブランク材91を帯材90から切り離すときにダイ50との間で帯材90を挟んで固定するワーク押さえ30を、本発明の「帯材押圧手段」とし、帯材を送給する帯材送給装置11を、本発明の「ずらし送給手段」と「係合送給手段」とに利用したので、、既存のブランク材供給装置を利用することが可能になる。さらに、帯材ガイドピン55が、ワーク押さえ30に押されて原点位置に位置決めされる一方、ワーク押さえ30が帯材90から離間したときには、第2圧縮コイルバネ56の弾発力によってパンチホルダ41側の作動位置に移動し、帯材90の前端部を板厚方向にずらした状態に保持するので、ワーク押さえ30の駆動源、即ち、パンチホルダ41の駆動源を利用して、前のブランク材91Aの後端部に対して帯材90の前端部を板厚方向にずらす動作を行うことが可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ブランク材供給装置10は、図17に示すブランク材91Vを形成する構成としてもよい。このブランク材91Vは、前後の両端に、T字状凸部95と、そのT字状凸部95を受容するT字状凹部96が設けられている。ブランク材91Vを、帯材90の前端部を板厚方向にずらさない状態で、帯材90にて押すと、T字状凸部95のへたりや折れ曲がりが生じて、ブランク材91の送給が困難となる。ところが、ブランク材供給装置10によれば、上記実施形態で説明したように、帯材90の前端がブランク材91Vの後端を乗り越えた状態で帯材90を送給するので、T字状凸部95をT字状凹部96に受容させた状態でブランク材91Vを押すことができ、T字状凸部95のへたりや折れ曲がりを防ぐことが可能になる。なお、T字状凸部95とT字状凹部96の何れが、ブランク材91Vの前端部に設けられてもよく、前端部に設けられた一方が本発明の「前端係合部」に、後端部に設けられた他方が本発明の「後端係合部」に相当する。
(2)帯材90がブランク材91を押すときに、ブランク材91の後端係合部93の後端面93Mと、帯材90の前端係合凹部92Bの内面のうち前側を向いた面とが、当接する構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、帯材90の前端部を持ち上げる構成であったが、前のブランク材91Aの後端部に対して帯材90の前端部を、板厚方向で相対的にずらす構成であればよく、例えば、前のブランク材91Aの後端部を持ち上げる構成であってもよい。
)上記実施形態では、1対の帯材ガイドピン55,55がパンチホルダ41の駆動源を利用して移動する構成であったが、パンチホルダ41の駆動源とは別に、駆動源を設けて1対の帯材ガイドピン55,55を移動させてもよい。
)1対の帯材ガイドピン55,55の代わりに、上方に付勢されて帯材90を下方から押圧する押圧ピンを設けた構成としてもよい。
10 ブランク材供給装置
11 帯材送給装置(ずらし送給手段、係合送給手段)
20 プレス機
22 切断パンチ(パンチ)
30 ワーク押さえ(帯材押圧手段)
31 第1圧縮コイルバネ(第1弾性部材)
41 パンチホルダ
50 ダイ
55 帯材ガイドピン(帯材ずらし手段、従直動部材)
56 第2圧縮コイルバネ(第2弾性部材)
90 帯材
91,91V ブランク材
91A 前のブランク材
92 前端係合部
92M 前端面(当接平坦面)
93 後端係合部
93M 後端面(当接平坦面)
94 傾斜ガイド面
100 フォーミングマシン

Claims (9)

  1. 帯材を送給してから停止し、その帯材を打ち抜いて前記帯材の前端側の一部をブランク材として切り離すと共に、そのブランク材の後端部に後端係合部を形成する一方、前記帯材の前端部に前端係合部を形成し、その後、次に切り離すブランク材分の前記帯材を送給しながら、その帯材で前のブランク材を前方に押す動作を繰り返して、前後の両端部に前記前端係合部と前記後端係合部とを有した前記ブランク材を間欠的に送給するブランク材供給装置であって、
    前記前端係合部と前記後端係合部とを、板厚方向で同一面内に収めて凹凸係合可能な構造に形成するブランク材供給装置において、
    前記前端係合部と前記後端係合部のうち一方の係合部に、前記帯材の幅方向に凹んだ係合凹部を形成すると共に、他方の係合部に、前記帯材の幅方向に突出して前記係合凹部に受容される係合突部を形成し、
    前記帯材で前記前のブランク材を押す前に、前記前のブランク材の後端部に対して前記帯材の前端部を板厚方向にずらした状態に保持する帯材ずらし手段と、
    前記前のブランク材の後端部に対して板厚方向にずらされた前記帯材の前端部が、前記前のブランク材の後端部に重なるまで前記帯材を送給して、前記前のブランク材の前記後端係合部と前記帯材の前記前端係合部における前記係合突部と前記係合凹部とを板厚方向に重ねるずらし送給手段と、
    前記ずらし送給手段にて送給された前記帯材の前端部を板厚方向に押圧して、前記係合突部を前記係合凹部に受容させることで、前記前のブランク材の前記後端係合部と前記帯材の前記前端係合部とを凹凸係合させる帯材押圧手段と、
    前記前のブランク材の前記後端係合部と前記帯材の前記前端係合部とが凹凸係合した状態で、次に切り離すブランク材分の前記帯材を送給する係合送給手段とを備えたことを特徴とするブランク材供給装置。
  2. 前記帯材から前記ブランク材を切り離しかつ前記前端係合部と前記後端係合部とを形成するためのパンチ及びダイと、
    前記パンチを保持して前記帯材の板厚方向に直動するパンチホルダと、
    前記パンチホルダに対してその直動方向と同じ方向に直動可能に取り付けられて第1弾性部材により前記ダイに向けて付勢され、前記パンチより先に前記帯材に当接して前記ダイとの間で前記帯材を挟んで固定すると共に、前記第1弾性部材を撓ませながら前記パンチが前記帯材を打ち抜く位置まで直動することを許容するワーク押さえと、
    前記帯材を長手方向に送給可能な帯材送給装置とを備え、
    前記ワーク押さえを前記帯材押圧手段とし、
    前記帯材送給装置を前記ずらし送給手段及び前記係合送給手段として利用したことを特徴とする請求項1に記載のブランク材供給装置。
  3. 前記ダイに対して前記パンチホルダの直動方向と同じ方向に直動可能に取り付けられて第2弾性部材により前記パンチホルダに向けて付勢され、前記パンチホルダ側の端部に前記帯材を板厚方向に挟んで保持可能な帯材保持手段を備えると共に、前記ワーク押さえに押されて保持している前記帯材の前端部が前記前のブランク材と同一面内に配置されることを許容する一方、前記パンチが前記帯材からブランク材を切り離してから前記パンチと共に前記ワーク押さえが前記帯材から離間したときには、前記第2弾性部材の弾発力によって前記パンチホルダ側に移動し、前記前のブランク材の後端部に対して前記帯材の前端部を板厚方向にずらした状態に保持する従直動部材を、前記帯材ずらし手段として設けたことを特徴とする請求項2に記載のブランク材送給装置。
  4. 前記従直動部材は、前記帯材の前端部の両側部と当接して前記パンチホルダ側の作動位置に移動することを特徴とする請求項3に記載のブランク材供給装置。
  5. 前記従直動部材は、前記帯材を幅方向で両方向から挟み、前記帯材の両側部を受容して板厚方向の移動を規制する板厚方向規制溝を前記帯材保持手段として備えたことを特徴とする請求項4に記載のブランク材供給装置。
  6. 前記前のブランク材と前記帯材とに、前記帯材の送給方向と直交して、前記係合送給手段にて前記帯材が送給されたときに互いに当接する当接平坦面を形成することを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載のブランク材供給装置。
  7. 前記前端係合部と前記後端係合部とに、前記ブランク材がリング状に曲げられときに当接して、前記前端係合部と前記後端係合部とを前記ブランク材の幅方向で互いに離れるように案内する傾斜ガイド面を形成することを特徴とする請求項6に記載のブランク材供給装置。
  8. 請求項1乃至7のうち何れか1の請求項に記載のブランク材供給装置を備え、
    前記ブランク材供給装置により供給された前記ブランク材をリング状に成形することを特徴とするフォーミングマシン。
  9. 帯材を送給してから停止し、その帯材を打ち抜いて前記帯材の前端側の一部をブランク材として切り離すと共に、そのブランク材の後端部に後端係合部を形成する一方、前記帯材の前端部に前端係合部を形成し、その後、次に切り離すブランク材分の前記帯材を送給しながら、その帯材で前のブランク材を前方に押す動作を繰り返して、前後の両端部に前記前端係合部と前記後端係合部とを有した前記ブランク材を間欠的に送給するブランク材供給方法であって、
    前記前端係合部と前記後端係合部とを、板厚方向で同一面内に収めて凹凸係合可能な構造に形成して前記ブランク材を送給するブランク材供給方法において、
    前記前端係合部と前記後端係合部のうち一方の係合部に、前記帯材の幅方向に凹んだ係合凹部を形成すると共に、他方の係合部に、前記帯材の幅方向に突出して前記係合凹部に受容される係合突部を形成し、
    前記帯材で前記前のブランク材を押す前に、前記前のブランク材の後端部に対して前記帯材の前端部を板厚方向にずらす帯材ずらし工程と、
    前記前のブランク材の後端部に対して板厚方向にずらされた前記帯材の前端部が、前記前のブランク材の後端部に重なるまで前記帯材を送給して、前記前のブランク材の前記後端係合部と前記帯材の前記前端係合部における前記係合突部と前記係合凹部とを板厚方向に重ねるずらし送給工程と、
    前記前のブランク材の後端部に重ねられた前記帯材の前端部を板厚方向に押圧して、前記係合突部を前記係合凹部に受容させることで、前記前のブランク材の前記後端係合部と前記帯材の前記前端係合部とを凹凸係合させる帯材押圧工程と、
    前記前のブランク材の前記後端係合部と前記帯材の前記前端係合部とが凹凸係合した状態で、次に切り離すブランク材分の前記帯材を送給する係合送給工程と、を備えたことを特徴とするブランク材供給方法。
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