JPH0716719B2 - 順送り絞りプレスの為のストリップ材及びその為のプレス方法並びにその為のプレス型 - Google Patents

順送り絞りプレスの為のストリップ材及びその為のプレス方法並びにその為のプレス型

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JPH0716719B2 JP1215680A JP21568089A JPH0716719B2 JP H0716719 B2 JPH0716719 B2 JP H0716719B2 JP 1215680 A JP1215680 A JP 1215680A JP 21568089 A JP21568089 A JP 21568089A JP H0716719 B2 JPH0716719 B2 JP H0716719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は順送り絞りプレスの為のストリップ材及びその
為のプレス方法並びにその為のプレス型に関わり、更に
詳しくは絞りプレスによりブランクの連結点間長が縮小
することに対し、ブランクとブランクの間の連結部材を
送り方向に所定の伸展長だけ伸展せしめることにより上
記ブランクとブランクの間のブランク間ピッチを所定ピ
ッチに保ち易くした順送り絞りプレスの為のストリップ
材及びその為のプレス方法並びにその為のプレス型に関
わる。
[従来の技術] 周知の通り、絞りプレスにより種々の製品が加工されて
いる。そして、上記絞りプレスに於ける作業効率向上の
為に、加工材料を順送りして絞りプレスする技術が広く
用いられている。
ここで、上記順送り絞りプレスの為に加工材料を帯状の
ストリップ材と成し、このストリップ材を打ち抜き等に
より、絞りプレスされるブランクの前段のブランクと後
段のブランクの間を連結部材で連結したような形状と成
すと共に複数のブランクを多段に連結し、全体として略
帯状と成したストリップ材が用いられることがある。こ
の時、上記ブランクの前段のブランクの中心と後段のブ
ランクの中心の間のブランク間ピッチが上記順送りの送
りピッチと等しくなることが重要である。
而るに上記ブランクを上記絞りプレスする際、上記ブラ
ンクのブランク長が縮小することがある。即ち上記絞り
プレスされるブランクの、ブランクと上記連結部材との
連結点の、前段側の連結点と後段側の連結点の間の連結
点間長が縮小するのである。この連結点間長の縮小に対
して上記ブランク間ピッチを所定ピッチに保つ為に、次
のような従来技術がある。
即ち、上記ストリップ材の長手方向即ち送り方向の両側
の各々に連結部材としての任意の縁さん幅の側縁部を設
けこれら側縁部の間に上記ブランクを設けるようにし、
そして上記側縁部と上記ブランクの間をランスにより連
結したものである。尚、上記ストリップ材に適宜にスリ
ットを入れて上記側縁部の間に上記ブランクを設けると
共に上記ランスを形成するのである。この場合、上記連
結点間長の縮小により、上記ランスが変形せしめられる
が、上記側縁部の送り方向の長さが変わらないので、こ
れら側縁部により上記ブランク間ピッチを所定ピッチに
保つものである。
また上記連結部材の他のものに、上記側縁部を有さず、
前段のブランクと後段のブランクの間を細帯状の連結部
材により連結したものがある。尚、上記ストリップ材の
上記ブランクと上記細帯状の連結部材以外の部分を打ち
抜く等して上記ブランク及び上記細帯状の連結部材を形
成するのである。そして、上記細帯状の連結部材は、上
記前段のブランクと後段のブランクの略中央に略コの字
状の吸収部分が形成されるものである。この時、上記連
結点間長が縮小せしめられるに伴ない、上記連結部材が
両端側に引っ張られることになり、吸収部分がその弾発
性により変形して上記連結点間長の縮小を吸収し、上記
ブランク間ピッチを所定ピッチに保とうとするものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術によると上記ブランク長の縮小するに対し
て上記ブランク間ピッチを所定ピッチに保つことがある
程度可能である。
ここで、上記側縁部及びランスで成る上記連結部を有す
るストリップ材の場合、上記ランスが変形せしめられる
けれども上記側縁部の変形はないので、上記ブランク間
ピッチの精度を高め易い。しかし上記側縁部を設ける為
に上記ストリップ材の送り方向の幅を、上記ブランクの
送り方向の幅に加えて上記側縁部の縁さん幅だけ大とす
る必要がある。この為上記ブランクの1個に対する上記
ストリップ材の所要材料を少なくしにくい。即ち、上記
絞りプレスされて成る製品の材料歩留まりを良くしにく
いものである。
そして、上記略コの字状のブランク長縮小吸収部材を有
する連結手段の場合、上記側縁部材を必要としないの
で、上記ストリップ材の送り方向の幅を上記ブランクの
送り方向の幅と同程度とすることができる。従って上記
ブランクの1個に対する上記ストリップ材の所要材料を
少なくし易い。即ち上記絞りプレスされて成る製品の材
料部留まりを良くし易いものである。しかし、上記ブラ
ンク間ピッチを保つ為の上記吸収部分の変形は、上記ス
トリップ材を構成する素材自体の弾発性によるものであ
ると共に上記吸収部分が変形している状態を固定してお
く為の手段がなかったので、上記絞りプレス工程の後の
送り工程で上記変形せしめられた吸収部分が変形せしめ
られる前の状態に戻ってしまうことがあった。即ち、上
記絞りプレス工程で伸展せしめられた連結部材が、上記
送り工程で伸展せしめられる前の状態に縮小してしまう
ことがあった。この為、上記連結点間長の縮小に応じた
所定の伸展長だけ上記連結部材を伸展せしめにくく、こ
の為上記ブランク間ピッチを所定ピッチに保つ際の精度
を高くしにくいものであった。
[目的] 従って本発明の目的とするところ、上記ブランクを連結
部材で多段に連結して成るストリップ材の連結部材を幅
方向に所定の押圧長だけ押圧せしめることによって上記
連結部材を所定の伸展長だけ強制的に伸展せしめるよう
にすることにより、上記絞りプレスされて成る製品の材
料歩留まりを良くし易く、しかも上記ブランク間ピッチ
を所定ピッチに保つ際の精度を高くし易い順送り絞りプ
レスの為のストリップ材及びその為のプレス方法並びに
その為のプレス型を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決する為に次の技術的手段を有す
る。即ち、実施例に対応する添付図面に使用した符号を
用いてこれを説明すると、順送り絞りプレスされるブラ
ンクの前段のブランクと後段のブランクを連結すると共
に上記前段のブランクの中心と上記後段のブランクの中
心の間のブランク間ピッチを所定ピッチに保つ為の連結
部材を有し、且つ上記ブランクの複数のブランクを上記
順送り絞りプレスの送り方向に多段に連結したストリッ
プ材に於いて; 上記連結部材3は上記ストリップ材1の幅L方向に凸と
成された可曲部28を有し、この可曲部28が上記幅L方向
に凸側から所定の押圧長Tだけ押圧せしめられることに
よって上記連結部材3の送り方向Sの連結部材長Aが所
定の伸展長ΔAだけ強制的に伸展せしめられるようにし
たことを特徴とする順送り絞りプレスの為のストリップ
材である。
そして、上記ストリップ材1を順送り絞りプレスする為
のプレス型としては、ストリップ材が所定の送りピッチ
で送られると共に上記ストリップ材のブランクを絞りプ
レスする為の絞りポンチ及び絞りダイを有するプレス型
に於いて; 上記絞りポンチ7及び絞りダイ8によって絞りプレスさ
れる上記ブランク2とこのブランク2の前段のブランク
2及び後段ブランク2の各々の間の連結部材3の、上記
ストリップ材1の幅L方向に凸と成された可曲部28を上
記幅L方向に上記凸の側から押圧する為の押圧面16と、
当該押圧面16で上記可曲部28を所定の押圧長Tだけ押圧
せしめるべく上記押圧面16を上記幅L方向に往復動Gせ
しめる為の押圧面往復動手段を有することを特徴とする
順送り絞りプレスの為のプレス型を使用できる。
以上の構成により、上記プレス型に送られた上記ストリ
ップ材のブランクを絞りプレスするようにしたプレス方
法に於いて; 上記絞りプレスの工程で、上記ブランク2を絞りプレス
すると共にこの絞りプレスせしめられるブランク2の連
結部材3との連結点Fの前段との連結点Fと後段との連
結点Fの間の連結点間長Bの縮小長ΔBに応じ、上記連
結部材3の送り方向Sに沿った連結部材長Aを所定の伸
展長ΔAだけ伸展せしめるべく上記ストリップ材1の幅
L方向に凸と成された上記連結部材3の可曲部28を上記
凸の側から所定の押圧長Tだけ押圧せしめることによっ
て上記連結部材3を強制的に伸展せしめ、もって上記ブ
ランク間ピッチPを所定ピッチに保ち易くしたことを特
徴とする順送り絞りプレスの為のプレス方法を実現する
ことができる。
従って、上記連結部材3として上述のような側縁部を必
要としない。従って上記ストリップ材1の幅Lを上記ブ
ランクの幅と同程度とすることができる。この為、絞り
プレスされた製品の材料歩留まりを良くし易い。しか
も、上記連結部材3の可曲部28を押圧することにより上
記連結部材3を送り方向Sに強制的に伸展させるもので
ある。従って上記連結部材3の伸展長ΔAを所定の長さ
とし易い。この為上記ブランク間ピッチPを所定のピッ
チとする際の精度を高くし易い。
[実施例] 次に添付図面に従い本発明の実施例を詳述する。
この例ではフロッピーディスクに用いられる略円板金具
を製造する為の順送り絞りプレスに於いて本発明を実施
した例を示している。
上記略円板金具は、ステンレス板で成るストリップ材1
を材料としてブランク打ち抜きプレス工程及び絞りプレ
ス工程、センター孔打ち抜き工程、センター孔開口曲げ
工程、ドライブ孔打ち抜き工程並びに製品打ち抜き工程
を経て製造される。そして上記ストリップ材1には上記
工程の各工程及び各工程の間に設けられた空白工程に対
応して複数のブランク2が設けられていると共に上記ブ
ランク2の間を連結部材で連結して全体として複数のブ
ランク2を有するストリップ材1を構成している。そし
て、上記ブランク2の隣り合うブランク2の各々の中心
の間のブランク間ピッチPが定められている。
そして、上記ブランク2は上記絞りプレスの前後に於い
てブランク径Rが径R1から径R2に縮小するものである。
そしてこのブランク径Rの縮小により、上記連結部材と
の連結点間長Bが長さB1から長さB2に縮小長ΔBだけ縮
小せしめられるものである。
以上は従来と同様の部分であり、本発明にかかるこのス
トリップ材1では上述した課題を解決する為に次のよう
にしたものである。即ち第1図及び第2図並びに第3図
に示すように上記連結部材として略くの字状と成された
細帯状の連結部材3を有すると共にこの連結部材3が上
記ブランク2、隣り合うブランク2の間に2つづつ配設
されている。上記2つの連結部材3は上記ストリップ材
1の幅Lの中心を中にして対称的に配設されている。上
記連結部材3の個々は、上記略くの字形状の折れ曲った
部分の突端を可曲部28としてこの可曲部28が上記ストリ
ップ材1の幅L方向の中心から外縁に向かって凸となる
ように配設されていて、上記略くの字状の両端の連結点
Fで上記前段のブランク2及び後段のブランク2と連結
している。そして上記連結部材3は上記送り方向Sに沿
った連結部材長Aが上記絞りプレスの前では長さA1と成
るよう打ち抜きプレスにより形成される。
そして上記ストリップ材1を絞りプレスする為には次の
ようなプレス型4が使用できる。即ち第4図に示した上
型5と第5図に示した下型6を第6図に示したように構
成して成るプレス型4である。上記プレス型4は上記ス
トリップ材1の両側打ち抜きプレス位置Q1及び中部打ち
抜きプレス位置Q2、絞りプレス位置Q3、センター孔打ち
抜きプレス位置Q4、センター孔開口曲げ位置Q5、ドライ
ブ孔打ち抜きプレス位置Q6、並びに製品打ち抜き位置Q7
の各プレス位置Qに各プレス工程の為のポンチ7及びダ
イ8並びにノックアウト9が配設されて上記順送りプレ
ス加工を可能としている。尚、上記プレス型4にはパイ
ロット孔打ち抜き用ポンチ10及びノックアウト11、位置
決めピン12等の他、上記ブランク2を押さえて固定する
固定面13や上記絞りプレスされた加工部分を平坦にする
為の圧接面14、上記ストリップ材1の送り方向の両側を
支持する為のガイド15等も配設されているが詳述を省略
する。
以上は従来のプレス型と略同様の部分であり、本発明に
かかるこの実施例では上記課題を解決する為に次のよう
にしている。即ち4つの押圧面16とそれら押圧面16を往
復動Gさせる為の4つの押圧面往復動手段を有してい
る。上記押圧面往復動手段は、上記上型5に配設された
押し駒17と、下型6に配設されたスライダー18より成
る。上記押し駒17は上記上型5が下降するに伴なって上
記スライダー18のローラー19に当たって上記スライダー
18を押す為の当て面20が形成されている。上記スライダ
ー18は上記下型6に形成されたスライダー穴21内に往復
動G自在に配設されている。このスライダー18は第3図
に示すようにスライダー本体22に上記ローラー19が軸23
により回転自在に軸着されていると共に上面に形成され
た押圧部材配設溝24に配設された押圧部材25を有して成
る。上記押圧部材25の先端には案内溝26内に上記押圧面
16が形成されている。上記押圧部材25の後端と上記押圧
部材用溝24の間には突出長調節用片27が装着されてい
る。ここで上記絞りプレス位置Q3にある4つのスライダ
ー18のうち送り方向Sの後方側即ち後段側の2つのスラ
イダー18の各々の突出長調節用片27aの厚さEaに比し
て、送り方向Sの前方側即ち前段側の2つのスライダー
18の各々の上記突出長調節用片27bの厚さEbの方が、厚
く成されている。上記スライダー本体22内には復帰用ピ
ン31及び復帰用スプリング32が配設されている。尚、第
6図に示した下型6の絞りプレスの為のポンチ7が上記
下型6に固定されていると共に上記ポンチ7を囲むよう
に配設された円筒状のしわ押え30が上記下型6に対し上
下動可能と成されている。
以上の構成により、上記略円板金具の絞りプレスは次の
ようにして行なわれる。即ち第7図の工程図に従って説
明すると、まず第1工程の送り工程に於いて、上記スト
リップ材1がブランク間ピッチPの1ピッチ分送られ
て、上記絞りプレス前の上記ブランク2aが上記絞りプレ
ス位置Q3に送られる。この時、当該ブランク2aと前段の
既に絞りプレスされたブランク2bの間の連結部材3a(前
段側の連結部材3a)は前の絞りプレス工程に於いて、既
に上記可曲部28が押圧長Tだけ押圧されており、上記連
結部材長Aが長さA1から長さA2に伸展されているものと
する。次いで第2工程で上記上型5の下降と共に上記ブ
ランク2aが上記下型6のしわ押え30と上記上型5によっ
て押さえられる。次いで、上記ブランク2aの下面が上記
下型6の絞りプレスの為のポンチ7に当たる。この時同
時に上記上型5の押し駒16の当て面20が上記下型6のス
ライダー18のローラー19に当たり、上記スライダー18が
進出G1する。ここで、上記4つのスライダー18のうちの
後段側の2つのスライダー18の各々の突出長調節用片27
aの厚さEaに比して、前段側の2つのスライダー18の各
々の突出長調節片27bの厚さEbの方が厚いので、上記4
つのスライダー18の各々の押圧面16が対応する連結部材
3の可曲部28に同時に当たるよう成されている。次いで
第3工程のプレス工程で上記上型5が更に下降し、上記
ブランク2aの絞りプレスが行なわれる。この時、上記ブ
ランク2aのブランク径Rが径R1から径R2まで縮小せしめ
られる。従って上記ブランク2aの連結点間長Bが長さB1
から長さB2まで縮小長ΔBだけ縮小せしめられる。尚、
上記絞りプレスされた当該ブランク2を図中ではブラン
ク2bと示している。そして、このプレス工程に於いて、
上記上型5の下降と共に上記上型5の押し駒17により進
出せしめられるスライダー18の押圧面16が上記連結部材
3の可曲部28を外縁から中心に向かって押圧する。ここ
で上記外縁及び中心という時は上記ストリップ材1の外
縁及び中心を示すものとしている。次いで上記可曲部28
が押圧されることにより、上記連結部材3の連結部材長
Aが強制的に伸展せしめられる。この時、当該ブランク
2bの上記前段側の連結部材3aの連結部材長Aが長さA2か
ら長さA1に伸展長ΔAだけ伸展せしめられると共に、当
該ブランク2bの後段側の連結部材3bの連結部材長Aが長
さA1から長さA2まで伸展長ΔAだけ伸展せしめられる。
即ち、当該ブランク2bの前段側の連結部材3a及び後段側
の連結部材3bの全体としては上記連結部材長Aが伸展長
2ΔAだけ伸展せしめられる。ここで、上記伸展長ΔA
は、上記押圧面16が進出G1する際の上記可曲部28に当た
ってから上記押圧を終了するまでの進出長即ち押圧長T
によってほぼ定められる。(第3図参照)そしてこの押
圧長Tは上記押圧面16の突出長Dにより調節できる。し
かも上記突出長Dは上記突出長調節用片27の厚さEによ
り定められる。即ち、上記突出長調節用片27の厚さEを
調節することにより、上記連結部材3の伸展長ΔAを調
節できる。そして、上記ブランク2の上記連結点間長B
の縮小長ΔBと上記連結部材3の全体の伸展長2ΔAが
等しくなるように上記突出長調節用片27の厚さEを調節
することにより、上記絞りプレスの際に上記ブランク2
の連結点間長Aが縮小した場合でも上記ブランク間ピッ
チPを所定ピッチに保つことができるものである。次い
で上記絞りプレス工程の終了後、第4工程で上記上型5
が上昇せしめられると共に、上記スライダー18が上記復
帰用ピン31及び復帰用スプリング32により後退G2せしめ
られる。以下上記第1工程から第4工程までの工程を繰
り返して順送り絞りプレスするものである。以上のよう
に上記連結部材3を強制的に伸展せしめるものであるの
で、上記ストリップ材1の送り工程に於いて上記伸展せ
しめられた上記連結部材3が伸展せしめられる前の状態
に戻ることは少ない。この為、上記ストリップ材1のブ
ランク間ピッチPを所定ピッチに保つ際の精度を高くし
易い。そして、上記ストリップ材1のブランク間ピッチ
Pを保つ為に従来のような側縁部を設ける必要がないの
で、上記ストリップ材1の全体の幅Lをブランク径R1と
ほぼ等しくできる。従って、上記ブランク2、1個に対
する上記ストリップ材1の所要材料を少なくし易い。こ
の為、上記絞りプレスされて成る製品の材料部留まりを
良くし易いものである。
尚、上記絞りプレスの工程以外の打ち抜きプレス及び曲
げプレス等の工程は従来と略同様であるので詳述を省略
する。
また、この例では上記フロッピーディスクに用いられる
略円板金具の製造の為の絞りプレスについて述べたが、
この例に限らず上記絞りプレスによって上記ブランクの
大きさが縮小する場合に、本発明を利用できる。そし
て、上記絞りプレスが多段絞りプレスである場合には各
段の絞りプレスに於いて本発明を利用することも好まし
い。
ここで、上記押圧面往復動手段としてこの例で示した押
し駒17及びスライダー18に限らず、種々の押圧面往復動
手段が考慮できる。
[効果] 以上詳述した通り本発明によると次の効果がある。
請求項第1項の発明によると、上記ブランクを連結部材
で多段に連結して成るストリップ材の連結部材を幅方向
に所定の押圧長だけ押圧せしめることによって上記連結
部材を所定の伸展長だけ強制的に伸展せしめるようにす
ることにより、上記絞りプレスされて成る製品の材料歩
留まりを良くし易く、しかも上記ブランク間ピッチを所
定ピッチに保つ際の精度を高くし易い順送り絞りプレス
の為のストリップ材を提供することができる。
また、請求項第2項の発明によると、上記請求項第1項
のストリップ材を順送り絞りプレスする為に適するプレ
ス方法を提供できる。
更に、請求項第3項の発明によると、上記請求項第1項
のストリップ材を用いて請求項1第2項のプレス方法を
実現する為に適するプレス型を提供できる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示しており、 第1図から第3図までの各図はストリップ材を示し、 第1図は平面図、 第2図は側面図、 第3図は第1図の一部を拡大した平面図、 第4図から第6図までの各図はプレス型を示し、 第4図は上型の底面図、 第5図は下型の平面図、 第6図は第5図X−X′線に沿った上型及び下型の断面
図の拡大図、 第7図はプレス方法を示す為の工程図、 である。 尚図中、 1……ストリップ材、2……ブランク、3……連結部
材、4……プレス型、7……ポンチ、8……ダイ、16…
…押圧面、17……押し駒、18……スライダー、28……可
曲部、A……連結部材長、B……連結点間長、F……連
結点、G……往復動、L……ストリップ材の幅、P……
ブランク間ピッチ、S……送り方向、T……押圧長、 をそれぞれ示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順送り絞りプレスされるブランクの前段の
    ブランクと後段のブランクを連結すると共に上記前段の
    ブランクの中心と上記後段のブランクの中心の間のブラ
    ンク間ピッチを所定ピッチに保つ為の連結部材を有し、
    且つ上記ブランクの複数のブランクを上記順送り絞りプ
    レスの送り方向に多段に連結したストリップ材に於い
    て; 上記連結部材3は上記ストリップ材1の幅L方向に凸と
    成された可曲部28を有し、この可曲部28が上記幅L方向
    に凸側から所定の押圧長Tだけ押圧せしめられることに
    よって上記連結部材3の送り方向Sの連結部材長Aが所
    定の伸展長ΔAだけ強制的に伸展せしめられるようにし
    たことを特徴とする順送り絞りプレスの為のストリップ
    材。
  2. 【請求項2】順送り絞りプレスされるブランクの前段の
    ブランクと後段のブランクを連結すると共に上記前段の
    ブランクの中心と後段のブランクの間のブランク間ピッ
    チを所定ピッチに保つ為の連結部材によって複数のブラ
    ンクを送り方向に多段に連結したストリップ材をプレス
    型に上記所定ピッチで送り、上記プレス型に送られた上
    記ストリップ材のブランクを絞りプレスするようにした
    プレス方法に於いて; 上記絞りプレスの工程で、上記ブランクを絞りプレスす
    ると共にこの絞りプレスせしめられるブランクの連結部
    材との連結点の前段との連結点と後段との連結点の間の
    連結点間長の縮小に応じ、上記連結部材の送り方向に沿
    った連結部材長を所定の伸展長だけ伸展せしめるべく上
    記ストリップ材の幅方向に凸と成された上記連結部材の
    可曲部を上記凸の側から所定の押圧長だけ押圧せしめる
    ことによって上記連結部材を強制的に伸展せしめ、もっ
    て上記ブランク間ピッチを所定ピッチに保ち易くしたこ
    とを特徴とする順送り絞りプレスの為のプレス方法。
  3. 【請求項3】順送り絞りプレスされるブランクの前段の
    ブランクと後段のブランクを連結すると共に上記前段の
    ブランクの中心と上記後段のブランクの中心の間のブラ
    ンク間ピッチを所定ピッチに保つ為の連結部材を有し、
    且つ上記ブランクの複数のブランクが順送り絞りプレス
    の送り方向に沿って多段に連結されたストリップ材が所
    定の送りピッチで送られると共に上記ストリップ材のブ
    ランクを絞りプレスする為の絞りポンチ及び絞りダイを
    有するプレス型に於いて; 上記絞りポンチ7及び絞りダイ8によって絞りプレスさ
    れる上記ブランク2とこのブランク2の前段のブランク
    2及び後段のブランク2の各々の間の連結部材3の、上
    記ストリップ材1の幅L方向に凸と成された可曲部28を
    上記幅L方向に上記凸の側から押圧する為の押圧面16
    と、当該押圧面16で上記可曲部28を所定の押圧長Tだけ
    押圧せしめるべく上記押圧面16を上記幅L方向に往復動
    Gせしめる為の押圧面往復動手段を有することを特徴と
    する順送り絞りプレスの為のプレス型。
JP1215680A 1989-08-22 1989-08-22 順送り絞りプレスの為のストリップ材及びその為のプレス方法並びにその為のプレス型 Expired - Lifetime JPH0716719B2 (ja)

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