JP5807755B2 - 圧電デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、圧電デバイスに関する。
水晶発振器は、安定な周波数を供給する周波数発生源として、放送機器、計測機器、デジタル機器のクロック信号源などに広く利用されている。特に恒温槽付き水晶発振器(Oven Controlled Crystal(X’tal) Oscillator:以下OCXOということがある。)は、小型の恒温槽に水晶振動子を納め、水晶振動子の周囲温度を一定に保つことにより極めて良好な周波数安定性を持たせたものである。そのため、OCXOは、通信基地局の基準周波数や周波数カウンタ、および、周波数シンセサイザの周波数基準などの、より厳しい規格の用途に用いられている。なお、OCXOを含む各種の水晶発振器は、搭載される機器の小型化に対応して、より小型化することが要求されている。
特表2001−500715号公報には、熱伝導性の基体にヒーター素子および共振器を互いに熱伝導可能なように設け、全体をカバーで覆ったオーブンコントロール結晶共振器が開示されている。同公報には、この共振器は、電池エネルギーの過度な消耗なしに高温度に維持できるとの記載がある。
特表2001−500715号公報
しかしながら、共振子が、部材を介する熱伝導によって加熱される場合には、該部材は、該共振子を保持できる程度以上の大きさが必要であった。この方法では、特定の大きさの部材に熱伝導を担わせるため、共振子等を加熱するために、まず該部材を加熱する必要があり、そのための熱(エネルギー)が余計に必要であった。また、該部材は、質量や体積が大きいため、収納するパッケージ内にバンプや接着剤等によって固定される。そのため、該部材とパッケージとの間の断熱は、必ずしも十分とはいえなかった。さらに、この方法では該部材を共振子等の大きさよりも小さくすることが難しく、小型な発振器を得るために、必ずしも適した方法とはいえなかった。
本発明のいくつかの態様にかかる目的の一つは、少ないエネルギーで素子を加熱することができ、かつ、パッケージ外への熱伝導が十分に抑制された、圧電デバイスを提供することにある。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
パッケージと、
前記パッケージ内に収納された圧電素子と、
前記パッケージ内に収納されたヒーター素子と、
を有し、
前記圧電素子は、基部および前記基部から延出した梁部を有し、前記基部によって片持梁状または両持梁状に固定され、
前記ヒーター素子は、支持部および前記支持部によって前記パッケージから離間して支持される発熱部を有し、
前記発熱部は、前記支持部によって片持梁状または両持梁状に固定され、
前記発熱部および前記梁部は、互いに離間している、圧電デバイス。
このような圧電デバイスは、ヒーター素子の発熱部が支持部によって、支持(固定)されているため、パッケージ外への熱伝導が抑制され、かつ、少ないエネルギーで圧電素子を加熱することができる。
[適用例2]
適用例1において、
前記支持部は、前記発熱部への電流を供給するための導電性を有する、圧電デバイス。
このような圧電デバイスは、ヒーター素子からパッケージへの熱伝導が抑制されるとともに、製造が容易である。
[適用例3]
適用例1において、
前記発熱部および前記支持部は、導電層を含み、一体的に形成された、圧電デバイス。
このような圧電デバイスは、ヒーター素子からパッケージへの熱伝導が抑制されるとともに、発熱部の保持をより確実にすることができる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれか一例において、
さらに、前記パッケージ内に収容された支持体を含み、
前記圧電素子および前記支持部は、いずれも、前記支持体を介して前記パッケージに固定された、圧電デバイス。
このような圧電デバイスは、上述の例の特徴に加え、さらに製造が容易である。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか一例において、
前記発熱部を複数有する、圧電デバイス。
このような圧電デバイスは、上述の例の特徴に加え、圧電素子を加熱する効率がさらに高い。
実施形態にかかる圧電デバイス100の断面の模式図。 実施形態にかかる圧電デバイス100を模式的に示す平面図。 実施形態にかかる圧電デバイス110を模式的に示す平面図。 実施形態にかかる圧電デバイス120の断面の模式図。 実施形態にかかる圧電デバイス120を模式的に示す平面図。 実施形態にかかる圧電デバイス130の断面の模式図。 実施形態にかかる圧電デバイス130を模式的に示す平面図。 実施形態にかかる圧電デバイス140の断面の模式図。 実施形態にかかる圧電デバイス140を模式的に示す平面図。 実施形態にかかる圧電デバイス150の断面の模式図。 実施形態にかかる圧電デバイス150を模式的に示す平面図。 変形例にかかる圧電デバイス200の断面の模式図。 変形例にかかる圧電デバイス200を模式的に示す平面図。 変形例にかかる圧電デバイス210の断面の模式図。 変形例にかかる圧電デバイス220の断面の模式図。 変形例にかかる圧電デバイス220を模式的に示す平面図。
以下に本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含む。
本発明にかかる圧電デバイスは、パッケージと、圧電素子と、ヒーター素子と、を有する。
図1は、本実施形態の一例である圧電デバイス100の断面の模式図である。図2は、圧電デバイス100を模式的に示す平面図である。図2のA−A線の断面が図1に相当する。圧電デバイス100は、パッケージ10と、圧電素子20と、ヒーター素子30と、を有する。
1.パッケージ
パッケージ10は、少なくとも圧電素子20およびヒーター素子30を収容することのできる筐体である。パッケージ10の内部には、キャビティー12が形成される。該キャビティー12内に圧電素子20およびヒーター素子30が設置される。パッケージ10の外形形状は限定されず、たとえば、直方体状、円柱状などとすることができる。パッケージ10は、複数の部材から構成されてもよい。パッケージ10の機能の一つとしては、圧電素子20およびヒーター素子30に外部の部材が機械的に接触しないようにすることが挙げられる。また、パッケージ10の機能の一つとしては、圧電素子20およびヒーター素子30をキャビティー12内に密閉することが挙げられる。さらに、パッケージ10を密閉してキャビティー12内を減圧状態にすると、パッケージ10は、圧電素子20のQ値を高める機能、外部への熱の流出を抑制する機能の少なくとも一方を有することができる。本実施形態の圧電デバイスにおいては、パッケージ10は、ケース体14および蓋体16から構成されている。
1.1.ケース体
ケース体14は、圧電素子20およびヒーター素子30を収容することができる容器状の形状を有する。ケース体14の平面的な形状は、本実施形態では、矩形の形状を有しているが、これに限定されず円形等でもよい。ケース体14の上部は、圧電素子20およびヒーター素子30をケース体14の内部に導入することができる程度の開口を有している。ケース体14の開口は、蓋体16によって気密封止されることができる。ケース体14は、内側底面に段差を有することができる。この段差は、たとえば、圧電素子20を片持ちまたは両持ち梁状に設置するために適宜設置されることができる。図1の例では、段差によって圧電素子20およびヒーター素子30がそれぞれ両持ち梁状に設置されている。なお、図2においては、蓋体16および圧電素子20は、透視させて破線を用いて輪郭を描いている。
ケース体14の内側には、キャビティー12内部における配線や、外部へ電気的に接続できる配線等を形成することができる。図示の例では、このような配線の一種としてヒーター素子30に電気的に接続するための配線18が例示されている。また、ケース体14
は、底面にスルーホールを有することができる。スルーホールは、導電材によって埋められ、ケース体14の内部の導電部材と外部の導電部材とを電気的に接続するビアホールとなることができる。ビアホールに使用される導電材としては、たとえば、タングステン、モリブデンなどが挙げられる。ビアホールは、気密性を有することができる。さらに、ケース体14の外側には、表面実装用のパッド等を設けることができる。ケース体14の材質は、セラミック、ガラス等の無機材料であることができる。
1.2.蓋体
蓋体16は、ケース体14の上部の開口を封止する平板形状を有する。蓋体16の平面形状としては、特に限定されず、外部から圧電素子20への接触を避ける程度の形状、または、ケース体14の開口を封止して密閉空間を形成することができる形状とすることができる。蓋体16の材質としては、セラミック、ガラス、金属等が挙げられる。ケース体14と蓋体16との接着は、たとえば、プラズマ溶接、シーム溶接、超音波接合、または接着剤等を用いて行われることができる。ケース体14および蓋体16によって形成されるキャビティー12は、圧電素子20およびヒーター素子30が動作するための空間となる。また、キャビティー12は、密閉されることができるため、圧電素子20およびヒーター素子30を減圧空間や不活性ガス雰囲気に設置することができる。
2.圧電素子
圧電素子20は、パッケージ10内(ケース体14および蓋体16によって形成されるキャビティー12内)に備えられる。圧電素子20としては、AT振動片(SCカットを含む)、音叉型振動片、双音叉型振動片、ウォーク型振動片、SAW共振子、振動ジャイロなどを例示することができる。圧電素子20の種類によって、圧電デバイス100のデバイスとしての機能が決定される。たとえば、圧電素子20が、AT振動片、音叉型振動片、ウォーク型振動片である場合には、圧電デバイス100は、発振器、クロックモジュール等のタイミングデバイスであることができる。また、圧電素子20が、SAW共振子である場合には、圧電デバイス100は、タイミングデバイスの他に周波数フィルタであることができる。さらに、圧電素子20が、双音叉型振動片や振動ジャイロである場合には、圧電デバイス100は、加速度センサー、圧力センサー、角速度センサー等のセンサーであることができる。
圧電素子20は、水晶で形成されることができる。圧電素子20は、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料で形成されてもよい。圧電素子20が、水晶以外の材料で形成される場合は、水晶で形成された場合と同様の振る舞いを生じることができるように、結晶の方位(カット角)等を選択することができる。
圧電素子20は、その形態や機能に応じた電極を含むことができる。電極の種類、数および配置は、特に限定されない。また電極としては、圧電素子20を励振するための電極、圧電素子20の動作を検出するための電極、電極の配線、および外部接続のためのパッド等を含んでもよい。
圧電素子20は、基部22および梁部24を有する。基部22は、圧電素子20を片持ち梁状または両持ち梁状に支持するときに、パッケージ10の内側に固定される部位である。したがって基部22は、圧電素子20を平面的に見たときに、片方の端、または両方の端に位置する。基部22の形状は、圧電素子20の設計にしたがい特に限定されない。基部22には、外部接続用のパッド(図示せず)が形成されることができる。パッドは、たとえばバンプ接合やワイヤーボンディングのために利用することができる。
梁部24は、基部22から延出した形状を有する。梁部24は、圧電素子20がAT振動片、SAW共振子である場合は、平板状の形状を有する。圧電素子20が音叉型、ウォ
ーク型、双音叉型等の振動片である場合は、梁部24は、ビーム状の振動腕が複数形成された形状を有する。梁部24は、圧電素子20が片持ち梁状または両持ち梁状に支持されたときに梁を形成する部位である。したがって、梁部24の片方の端または両方の端は、基部22に連続している。梁部24は、パッケージ10のキャビティー12において、パッケージ10に接触しないように設けられる。
圧電素子20をパッケージ10内に設置する方法としては、バンプ接合、接着剤による固定などの方法を挙げることができる。導電性接着剤による固定を行うと、機械的な固定と電気的な接続とを兼ねさせることができる。図1および図2に示す圧電デバイス100は、圧電素子20がAT振動片である場合の例であり、梁部24およびその両端に形成された2つの基部22を有し、両持ち梁状に支持されている。また、圧電デバイス100の例では、圧電素子20は、導電性接着剤26によって固定され、圧電素子20の図示せぬ電極とケース体14の内側に形成された図示せぬ電極とを電気的に接続している。
3.ヒーター素子
ヒーター素子30は、パッケージ10内(ケース体14および蓋体16によって形成されるキャビティー12内)に備えられる。ヒーター素子30は、支持部32および発熱部34を有する。
ヒーター素子30の支持部32は、ヒーター素子30を片持ち梁状または両持ち梁状に支持するときにパッケージ10の内側に固定される部位である。したがって支持部32は、ヒーター素子30を平面的に見たときに、片方の端、または両方の端に位置する。図1および図2の例では、支持部32は、発熱部34の両側に突出するように形成され、ケース体14の底面の段差に対して両持ち梁状に設置されている。このように設置すると、たとえば、圧電デバイス100に衝撃等が加えられた場合であっても、支持部32が過剰に撓むようなことが起きにくいため、ヒーター素子30および圧電素子20の接触をさらに抑制することができる。
図3は、ヒーター素子30を片持ち梁状に設けた圧電デバイス110を模式的に示す平面図である。支持部32は、図3に示すように、発熱部34から片方側に突出するように設けられることができる。このようにすれば、たとえば、パッケージ10内の配線の引き回し等に自由度を持たせることができる。
ヒーター素子30をパッケージ10内に設置する方法としては、バンプ接合、接着剤による固定などの方法を挙げることができる。導電性接着剤による固定を行うと、機械的な固定と電気的な接続とを兼ねさせることができる。図1および図2の例では、ヒーター素子30は、接着剤31によって機械的に固定され、ボンディングワイヤー33によってパッケージ10内の配線と電気的に接続されている。
そして更に、ヒーター素子30は、パッケージ10の外表面に形成された図示せぬ電極、またはパッケージ10内にヒーター素子30の発熱を制御するための電子部品があれば、これにパッケージ10に設けた配線などの導体路を介して導通されている。
支持部32には、発熱部34に対して電流を供給できるように導体路32bが設けられる。支持部32の機能としては、少なくとも発熱部34を機械的に支持すること、および発熱部34に電流を供給することが挙げられる。支持部32としては、発熱部34を機械的に支持する部材および発熱部34に電流を供給する導体路32bを含む構成とすることができる。また、支持部32としては、発熱部34を機械的に支持するとともに電流を供給する導体からなる構成とすることができる。支持部32に形成される導体路32b、または、支持部32自体が導体となる場合は、発熱部34へ電流を供給するための電気抵抗
の小さいものがより好ましい。
図1および図2の例では、支持部32は、絶縁基板として例えばシリコン基板32aと、シリコン基板32aの表面に形成された導体路32bとから構成され、シリコン基板32aは、発熱部34を機械的に支持する機能を有し、導体路32bは、発熱部34に電流を供給するための配線としての機能を有している。
図4は、支持部32を導電性のワイヤー36によって構成した圧電デバイス120の断面の模式図である。図5は、圧電デバイス120を模式的に示す平面図である。図5のA−A線の断面が図4に相当する。図6は、支持部32を導電性のリード38によって構成した圧電デバイス130の断面の模式図である。図7は、圧電デバイス130を模式的に示す平面図である。図7のA−A線の断面が図6に相当する。図8は、支持部32を導電性のリード38によって構成した圧電デバイス140の断面の模式図である。図9は、圧電デバイス140を模式的に示す平面図である。図9のA−A線の断面が図8に相当する。図10は、支持部32が支持体40に支持された圧電デバイス150の断面の模式図である。図11は、圧電デバイス150を模式的に示す平面図である。図11のA−A線の断面が図10に相当する。なお、各平面図は、蓋体16および圧電素子20を透視させて描いてある。
支持部32は、図4および図5に示す圧電デバイス120のように、導電性のワイヤー36であることができる。ワイヤー36としては、たとえば、半導体等に使用される金やアルミニウムによって形成されたボンディングワイヤーを挙げることができる。圧電デバイス120のヒーター素子30は、2本のワイヤー36(支持部32)を有し、ワイヤー36によって両持ち梁状に支持されている。なお、図示の例では、ワイヤー36の長さに余裕を持たせてあるが、ワイヤー36が張力を有するように形成されてもよい。
また、支持部32は、図6および図7に示す圧電デバイス130のように、導電性のリード38によって形成されることができる。リード38としては、たとえば、上記ワイヤーよりも高い張力を得るために比較的断面積が大きい構成、または形状が帯状に構成されたものや、銅、鉄とニッケルの合金など、金やアルミニウムと比較して硬質な材料によって形成したものを挙げることができる。圧電デバイス130のヒーター素子30は、2本のリード38(支持部32)を有し、リード38によって両持ち梁状に支持されている。支持部32をリード38によって構成すると、発熱部34をより安定に固定することができる。さらに、図8に示す圧電デバイス140のように、両持ち梁状に支持されるヒーター素子30を、両持ち梁状に形成される圧電素子20と交差する方向に沿って設けてもよい。このような配置の変形は、設計可能な範囲内で自由に行われることができる。また、圧電デバイス140では、ヒーター素子30を圧電素子20と交差する方向に設けることができるように、パッケージ10の内側底面に適宜な段差が形成されている。
また、支持部32の形状は、特に限定されないが、パッケージ10の内側底面に段差等が無い場合、該内側底面にヒーター素子30を載置したときに発熱部34が宙吊り状態で支持されるような形状としてもよい。たとえば、支持部32は、パッケージ10の内側底面と発熱部34との間に空間が得られるような高さがある脚部42を有した支持板41からなる支持体40に接続していてもよい。
このような例として、支持部32は、パッケージ10の内側に自立的に固定できるような、支持体40に一体的に形成されたものが挙げられる。図10および図11に示す圧電デバイス150では、発熱部34は、開口を有した支持板41の該開口の内側に、リード形状である支持部32を介して両持ち梁状に支持されている。すなわち支持部32は、発熱部34と支持板41とを接続している。そして支持板41は、脚部42を有しており、
当該脚部42がパッケージ10の内側底面に固定されている。
支持体40の形状は特に限定されず、ヒーター素子30をパッケージ10の内側に固定したときに、発熱部34を宙づり状態に支持できる形状であればよい。図示の例では、支持体40は、支持板41および脚部42を含んで構成されている。この場合の支持板41は、開口を有した平板状の形状となっており、平面的に見た開口の中央部に、発熱部34が支持部32を介して両持ち梁状に支持されている。そして、支持体40は、ヒーター素子30をパッケージ10の内側底面に設置したときに、支持板41および発熱部34が、パッケージ10に接することがないようにする脚部42を有している。なお、図示の例では、支持体40は、支持板41と脚部42が一体的に形成されている。
支持体40は、たとえば、パッケージ10の内側底面に接着剤等により固定されることができる。支持体40は、たとえばシリコン、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどで形成されることができる。
また、支持体40の上には、適宜配線を設けることができる。図示の例では、支持体40上の配線である導体路32bは、ボンディングワイヤー37によってパッケージ10の内側底面の配線19に電気的に接続されている。
このように、支持部32が支持体40に支持されるように構成される場合には、ヒーター素子30は、パッケージ10内により安定して設置されることができる。また、支持部32が、支持体40によって支持される場合には、パッケージ10内にヒーター素子30を設置する際のアライメントやリードの張力の調整が容易になる等により、圧電デバイスの製造を容易化することができる。
支持部32は、発熱部34をパッケージ10内で宙吊り状態に保ち、発熱部34で発生する熱をパッケージ10に伝導させにくい形状とすることが好ましい。たとえば、支持部32は、全体的に細く形成されることが好ましい。また、たとえば、支持部32の断面積は、発熱部34が形成された領域の断面積よりも小さいことが好ましい。さらに、たとえば、支持部32は、熱伝導の障害となるように、細く形成された部分を有した構成として、くびれ等を有していてもよい。
支持部32が機械的な支持部材を含んでいる場合、該支持部材の材質としては、シリコン、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、五酸化タンタルなどの絶縁材料を挙げることができる(図示の例ではシリコン基板32aである。)。支持部32における導電性を担う部材(図示の例では導体路32bである。)の材質としては、金、銀、銅、ニッケル、パラジウム、クロム、鉄、白金およびこれらの合金から選択される少なくとも一種を挙げることができる。
発熱部34は、パッケージ10内に支持部32によって支持されて設けられる。すなわち、発熱部34は、パッケージ10と離間して設けられ、パッケージ10の内壁と接触していない。発熱部34は、電流が流されることによって、熱を発生することができる。発熱部34の電流は、上述の支持部32を介して供給される。発熱部34の大きさおよび形状は特に限定されない。発熱部34の機能としては、圧電素子20の梁部24を加熱することが挙げられる。
発熱部34としては、電流を流すことで熱を発生できるものであるかぎり限定されず、たとえば、炭素皮膜抵抗器、金属皮膜抵抗器等の固定抵抗器、可変抵抗器、半固定抵抗器などの抵抗器、白金やその他の導電性素材からなる電気抵抗を有する配線、等であって素子型またはチップ型のもの、およびマイクロヒーターなどが挙げられる。
ここでマイクロヒーターとは、たとえば半導体製造におけるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術によって製造された抵抗デバイスであって、シリコン、ガラス、高分子等の絶縁基材または絶縁膜の上に、薄膜状の電気抵抗(導電層)が配線されたものを指す。このような電気抵抗としては、たとえば、炭素、タングステン、白金などで形成されることができる。
ヒーター素子30の発熱部34としてこのようなマイクロヒーターを用いると、リード、発熱部および段差を一体的に構成したものをパッケージ10内に配置することができるので、圧電デバイスの組立が簡易になるとともに、少なくとも圧電デバイスの小型化に寄与することができる。また、マイクロヒーターは、シリコン等の絶縁性の基板の片面側のみに発熱体である導電層を有するように形成できるため、発熱の程度を表裏面で非対称にすることができる。すなわち、このようなマイクロヒーターを用いると、圧電素子20に対面する側に導電層の形成された面を向けてヒーター素子30を配置することができるため、さらに外部への熱の流出を抑制することができる。すなわち、ヒーター素子30の熱によってより効率よく圧電素子20を加熱することができる。
また、発熱部34の熱がパッケージ10へ伝達し難いことでパッケージ10から放出される無駄な熱量を小さくすることができるため、圧電デバイス100を表面実装型として構成しても消費電力を比較的小さく抑えることが可能である。
尚、圧電素子20の表面に金属塵が付着していた場合、これが脱落してヒーター素子30面に付着してしまうとヒーター素子30の発熱機能が狂ってしまう場合がある。また場合によっては金属塵に電流が流れることにより金属塵が高熱に達して蒸発してしまい、この蒸発物質が圧電素子20の表面に付着することで圧電素子20の電気的特性を狂わせてしまう可能性もある。そこで、このような不具合の発生を防止する必要がある場合は、ヒーター素子30は、少なくとも発熱部34の表面が酸化シリコンなどの絶縁薄膜にて覆われた構成であることがより望ましい。
図1および図2に例示している圧電デバイス100では、ヒーター素子30の発熱部34は、シリコン基板34aの表面に導電層34b(電気抵抗)が形成されたマイクロヒーターとなっている。そして、シリコン基板34aは、支持部32のシリコン基板32aと一体的に形成されている。また、導電層34bは、導体路32bと電気的に接続している。なお、導電層34bおよび導体路32bは、材質が異なっていてもよい。
平面視において、発熱部34の輪郭は、少なくとも一部が圧電素子20の梁部24の輪郭の内側にある。換言すると、発熱部34および梁部24は、平面視において、オーバーラップするように配置される。発熱部34の輪郭の全部が梁部24の輪郭の内側にある場合には、発熱部34が発する熱を、梁部24以外の部位に伝達させにくく、より効率よく梁部24に伝達させることができる。図1ないし図11に示した圧電デバイスの例では、いずれも発熱部34の輪郭の全部が梁部24の輪郭の内側にあるように設けられている。なお、圧電素子20が音叉型振動片である場合のように、梁部24の輪郭に切り欠きがある場合であっても、発熱部34および梁部24は、平面視において、オーバーラップするように配置されることができる。また、発熱部34の平面的な大きさは、梁部24の平面的な大きさよりも小さいか、同程度とすることができる。発熱部34の平面的な大きさは、梁部24の平面的な大きさよりも大きいと、梁部24を加熱する効率が低下する場合がある。
発熱部34は、梁部24と空間的に離間して設けられる。発熱部34で生じる熱や遠赤外線は、空間を介して梁部24に伝搬される。パッケージ10のキャビティー12内が減
圧状態であっても、発熱部34の熱や遠赤外線は、輻射によって梁部24に伝達されることができる。また、キャビティー12内に空気や不活性ガスが存在する場合においては、これらの気体を介して熱が伝搬されてもよい。キャビティー12内が減圧状態である場合は、より梁部24の加熱におけるエネルギー的な効率を高めることができる。
発熱部34と梁部24との間の距離は、特に限定されないが、梁部24を加熱する効率、および、圧電デバイス100の小型化の少なくとも一方を考慮すれば、小さいほど好ましい。たとえば、発熱部34と梁部24との間の距離は、0.1μm以上、10μm以下とすることができる。発熱部34と梁部24との間の距離が小さすぎると、梁部24の振動(厚みすべり振動、屈曲振動、表面弾性波振動など)の障害となる場合がある。なお、圧電素子20がSAW共振子(表面弾性波素子)である場合は、梁部24の表面弾性波の生じない側の面に、発熱部34を接触させることができる。このようにすれば、直接的な熱の移動が可能になり、さらに梁部24を加熱する効率を高めることができる。
4.その他の構成
本実施形態の圧電デバイスは、上述したパッケージ、圧電素子、およびヒーター素子の他に、以下のような構成を含むことができる。
本実施形態の圧電デバイスは、パッケージ内に、圧電素子の温度を検知して特定の温度に維持するための構成を含むことができる。このような構成としては、たとえば、サーミスタ、熱電対、ダイオード、これらための配線、制御用のICなどを挙げることができる。このような構成を含むことにより、圧電デバイスに温度を一定に保つ機能を付与することができる。さらに、本実施形態の圧電デバイスは、パッケージ内に、圧電素子を駆動するための電子回路を有するIC等を含むことができる。このようなIC等を含むことにより、圧電デバイスに発振器、共振器等の機能を付与することができる。
またさらに、圧電デバイスは、使用温度範囲における中間温度以上に圧電素子20をヒーター素子30にて加熱しつつ、温度補償回路によって圧電素子20の周波数温度特性を補償する機能を有した電子回路を備えた構成であってもよい。
このような圧電デバイスは、圧電素子20の使用温度範囲における最高温度よりも低い温度で加熱することにより、圧電素子20の環境の温度を、使用温度範囲よりも狭い温度範囲となるように温度補償回路によって補償されたものである。
したがって、このような構成の圧電デバイスは、OCXOの場合よりも加熱能力が低い小型のヒーター素子30を使用しても、高い周波数安定度を実現することができる。尚、温度補償回路とは、発振回路中の負荷容量を温度変化に伴い可変制御することで、圧電素子20の周波数温度特性を補償し、圧電デバイスの周波数温度特性を安定化させるためのものである。
更に、上記の実施形態においては、ヒーター素子30を一つ用いた例を挙げて説明したが、これに限定されることなく、本発明の圧電デバイスは、パッケージ10内の段差または内側底面にヒーター素子30を複数搭載した構成であっても構わない。
5.作用効果等
本実施形態の圧電デバイスは、発熱部34が支持部32によって、支持(固定)されているため、パッケージ外への熱伝導が抑制され、かつ、少ないエネルギーで圧電素子20の梁部24を加熱することができる。これにより、部材を介して外部に漏出する熱(エネルギー)を非常に小さくすることができる。また、本実施形態の発熱部34をマイクロヒーターで構成した場合には、梁部24に面しない側への放熱を小さくすることができるた
め、さらに、梁部24を加熱する効率を高めることができる。
6.変形例
図12は、変形例の圧電デバイス200の断面の模式図である。図13は、圧電デバイス200を模式的に示す平面図である。図13のA−A線の断面が図12に相当する。図14は、変形例の圧電デバイス210の断面の模式図である。図15は、変形例の圧電デバイス220の断面の模式図である。図16は、圧電デバイス220を模式的に示す平面図である。図16のA−A線の断面が図15に相当する。各平面図は、蓋体16および圧電素子20を透視させて描いてある。
本発明の圧電デバイスは、複数のヒーター素子30を有することができる。図12および図13に示すように、変形例の圧電デバイス200は、2つのヒーター素子30(30a,30b)を有する以外は、上述の圧電デバイスと同様である。その他の構成については、上述と同様の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、各ヒーター素子30の構造、形状、機能等は、「3.ヒーター素子」で述べたと同様である。
圧電デバイス200は、ヒーター素子30aおよびヒーター素子30bの2つのヒーター素子を含んでいる。図12に示すように、ヒーター素子30aおよびヒーター素子30bの発熱部34cおよび発熱部34dは、それぞれ、圧電素子20の梁部24と離間して、互いに梁部24を挟むように設置されている。また、発熱部34cおよび発熱部34dは、いずれも平面的に見て梁部24とオーバーラップしている。変形例の圧電デバイス200は、2つのヒーター素子を備えることで、より迅速に梁部24を加熱することができる。なお、圧電デバイス200では、パッケージ10の内側底面には、2つのヒーター素子を支持できるような段差が形成されている。またなお、図示の例では、発熱部34は、マイクロヒーターで構成されており、梁部24に面する側の放熱が大きくなるように設置されている。そのため、梁部24を極めて効率よく加熱することができる。
図14に示す変形例の圧電デバイス210は、ヒーター素子30cおよびヒーター素子30dの2つのヒーター素子を有する。ヒーター素子30cおよびヒーター素子30dの発熱部34eおよび発熱部34fは、それぞれ、圧電素子20の梁部24と離間して、互いに梁部24を挟むように設置されている。そして、一方のヒーター素子30d(図中圧電素子20の上方に位置するもの)の発熱部34fの大きさが、他方のヒーター素子30c(図中圧電素子20の下方に位置するもの)の発熱部34eの大きさよりも大きく形成されている。この例の場合、発熱部34fは、平面的に見て梁部24と同程度の大きさを有している。発熱部を平面的に見て梁部24と同程度の大きさにすることで、圧電素子20の態様や形状に適した加熱を行うことができる。また、図示の例のように、発熱部34eおよび発熱部34fの大きさが、圧電素子20の表裏面で非対称となってもよい。このようにすると、たとえば、梁部24の平面内で、加熱の程度に分布を生じさせることなどができる。
本発明の圧電デバイスは、圧電素子20をヒーター素子30と同一の部材に搭載することもできる。たとえば、圧電素子20およびヒーター素子30がいずれも支持体40に固定され、該支持体40を介してパッケージ10に固定されてもよい。図15および図16に示す変形例の圧電デバイス220は、支持体40に支持されたヒーター素子30を有し、圧電素子20は、当該支持体40に載置されている。支持体40は、「3.ヒーター素子」の項で既に述べたように、支持板41と脚部42から構成されている。変形例の圧電デバイス220では、ヒーター素子30および圧電素子20が支持体40に対して、いずれも両持ち梁状に固定されている。
圧電デバイス220において、まず、支持体40は、支持板41および脚部42を有し
、支持板41の開口において、ヒーター素子30を両持ち梁状に支持している。そして、支持体40の支持板41の上に、圧電素子30が、両持ち梁状に支持されている。支持体40は、パッケージ10の内側底面に接着剤等により固定されることができる。そして、ヒーター素子30の発熱部34、および圧電素子20の梁部24は、平面的に見てオーバーラップして設けられている。支持体40の上には、圧電素子20の電気的接続を行うための配線35およびヒーター素子30の電気的接続を行うための導体路32bを適宜設けることができる。図示の例では、支持体40上の配線35は、ボンディングワイヤー37によってパッケージ10の内側底面の配線19に電気的に接続されている。また、図示されないが、パッケージ20の内側底面にはヒーター素子30が発熱するために電気的に接続される配線が形成され、当該配線およびヒーター素子30に接続する導体路32bが、ボンディングワイヤーまたはその他の導体路によって適宜接続されている。
このような変形例の圧電デバイス220は、ヒーター素子30および圧電素子20が共に支持体40に支持されている。すなわち、パッケージ10内において、ヒーター素子30および圧電素子20が固定される部位としては、支持体40の脚部42のみとなっている。このようにすると、以下のような効果を得ることができる。まず、製造工程において、圧電素子20を固定する工程を、パッケージ10内で行わずに済む。すなわち、パッケージ10に対して、圧電素子20を載置する工程が不要となる。たとえば、圧電素子20は、あらかじめ、パッケージ10に搭載する前のヒーター素子30に実装することができる。そうすると、圧電素子20をヒーター素子30の発熱部34に対して、精密に位置決め(アライメント)することがより容易になる。これにより、圧電デバイス220の精度をさらに高めることができ、また、製造する際の歩留まりも向上させることができる。次に、変形例の圧電デバイス220のようにすると、圧電素子20およびヒーター素子30が組み立てられた後にパッケージ10へ実装することができる。そのため、圧電デバイス220を製造する際に、パッケージ10に対して素子を実装する工程を削減することができる。これにより、たとえば、製造における歩留まりを向上することができる。
以上実施形態および変形例で述べた変形は、単独あるいは複数を互いに組み合わせて、実施形態の圧電デバイスに対して適用することができる。これにより各変形ごとの単独の効果または各変形の組み合わせによる相乗的な効果を得ることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…パッケージ、12…キャビティー、14…ケース体、16…蓋体、
18,19…配線、20…圧電素子、22…基部、24…梁部、26…導電性接着剤、
30,30a,30b,30c,30d…ヒーター素子、31…接着剤、32…支持部、32b…導体路、33…ボンディングワイヤー、
34,34c,34d,34e,34f…発熱部、32a,34a…シリコン基板、
34b…導電層、35…配線、36…ワイヤー、37…ボンディングワイヤー、
38…リード、40…支持体、41…支持板、42…脚部、
100,110,120,130,140,150,200,210,220…圧電デバイス

Claims (10)

  1. パッケージと、
    前記パッケージ内に収容された支持体、および発熱部を有すると共に前記支持体と一体であるヒーター素子と、
    平面視において前記発熱部と重ねられて前記支持体に載置された状態で前記パッケージ内に収容されている圧電素子と、
    前記ヒーター素子によって前記圧電素子を加熱した状態で周波数温度特性を補償する電子回路と、
    を備え
    前記支持体は、シリコンで形成され、
    前記支持体は、一体的に形成された脚部および支持板で構成され、
    前記支持体は、前記脚部を介して前記パッケージに固定されていることを特徴とする、圧電デバイス。
  2. 請求項1において、
    前記発熱部は絶縁膜で覆われていることを特徴とする、圧電デバイス。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記支持体は、前記支持体の表面に形成された導電路を有し、
    前記圧電素子および前記ヒーター素子のうち少なくとも一方は、前記導電路に接続されていることを特徴とする、圧電デバイス。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記圧電素子と前記ヒーター素子との間隔が、0.1μm以上10μm以下の範囲にあることを特徴とする、圧電デバイス。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記ヒーター素子を複数有することを特徴とする、圧電デバイス。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    平面視において前記圧電素子の面のうち前記ヒーター素子と対向している面とは裏側に配置されている他のヒーター素子を備えていることを特徴とする、圧電デバイス。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記圧電素子は、前記圧電素子を励振するための電極と接続された外部接続用のパッドを有し、前記パッドが、ボンディングワイヤーを介して前記パッケージ内の接続端子と接続されていることを特徴とする、圧電デバイス。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記平面視において前記ヒーター素子と前記パッケージとは、接していないことを特徴とする、圧電デバイス。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記パッケージ内に、前記ヒーター素子の温度を制御するための電子回路、および前記圧電素子を駆動するための電子回路を有することを特徴とする、圧電デバイス。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記パッケージ内は、減圧空間であることを特徴とする、圧電デバイス。
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