JP5806831B2 - 現像剤搬送ローラ、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
請求項1は、筒状の発泡弾性層を備えて成り、
前記発泡弾性層は、ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材と付加反応触媒と含有し、かつ前記付加反応触媒は、前記ビニル基含有シリコーン生ゴムと前記シリカ系充填材との合計質量100質量部に対して0.40〜0.7質量部含有されるシリコーンゴム組成物を、発泡硬化して成り、下記回転試験前後におけるアスカーF硬度の硬度比(回転試験後のアスカーF硬度/回転試験前のアスカーF硬度)が0.80以上であることを特徴とする現像剤搬送ローラであり、
請求項2は、前記回転試験前のアスカーF硬度は50〜64の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の現像剤搬送ローラであり、
請求項3は、前記発泡弾性層は最外層として形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤搬送ローラであり、
請求項4は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤搬送ローラを備えたことを特徴とする現像装置であり、
請求項5は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤搬送ローラを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
<回転試験>
ステンレス鋼(SUS304)で形成された外径20mmの円筒状ローラと前記現像剤搬送ローラとを前記発泡弾性層が2mm凹陥するように平行に圧接した状態で現像剤搬送ローラを回転速度915rpmで20℃の環境下で8時間連続回転させる。
発泡弾性層を形成するゴム組成物として付加反応型発泡導電性シリコーンゴム組成物を準備した。すなわち、ビニル基含有シリコーン生ゴムと前記範囲内にあるシリカ系充填材とを含み、導電性付与剤を含まないシリコーン発泡ゴム組成物「KE−904FU」(信越化学工業株式会社製:商品名)70質量部と、導電性付与剤「KE−87C40PU」(信越化学工業株式会社製:商品名)30質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して42.8質量部)と、付加反応架橋剤「C−153A」(信越化学工業株式会社製:商品名)2質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して2.9質量部)と、発泡剤アゾビス−イソブチロニトリル5質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して7.1質量部)と、付加反応触媒としての白金触媒0.45質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して0.64質量部、前記合計100質量部に対する含有量を第1表において「換算含有量」と称する。)と、反応制御剤「R−153A」(信越化学工業株式会社製:商品名)0.5質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して0.71質量部)と、有機過酸化物架橋剤「C−3」(信越化学工業株式会社製:商品名)適量とを、二本ロールで十分に混練して付加反応型発泡導電性シリコーンゴム組成物を調製した。
前記付加反応型発泡導電性シリコーンゴム組成物において白金触媒の含有量を0.40質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して0.57質量部)、0.50質量部(前記合計100質量部に対して0.71質量部)及び0.55質量部(前記合計100質量部に対して0.79質量部)に変更したこと以外は実施例1と基本的に同様にして現像剤搬送ローラを製造した。
前記一次硬化における加熱温度(硬化温度)を240℃、270℃及び300℃に変更したこと以外は実施例1と基本的に同様にして現像剤搬送ローラを製造した。
前記付加反応型発泡導電性シリコーンゴム組成物において白金触媒の含有量を0.35質量部(ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材との合計100質量部に対して0.50質量部)に変更したこと以外は実施例1と基本的に同様にして現像剤搬送ローラを製造した。
実施例1〜7及び参考例1で製造した現像剤搬送ローラそれぞれの回転試験前後のアルカーF硬度を前記のようにして測定した。アスカーF硬度の測定は現像剤搬送ローラにおける発泡弾性層の3箇所(測定点は、発泡弾性層の外周面における同一線上にあって、発泡弾性層の両端部それぞれから中央に向かって25mmの2箇所と中央部の1箇所)を測定点としたときの算術平均値である。測定された回転試験前のアスカーF硬度(第1表において「試験前硬度」と表記する。)及び回転試験後のアスカーF硬度(第1表において「試験後硬度」と表記する。)から硬度比(回転試験後のアスカーF硬度/回転試験前のアスカーF硬度)を算出した。測定された回転試験前のアスカーF硬度及び回転試験後のアスカーF硬度、並びに、算出された硬度比を第1表に示す。
実施例1〜7及び参考例1の現像剤搬送ローラにおける発泡弾性層の平均セル径を前記測定方法に従って測定した結果を第1表に示す。
実施例1〜7及び参考例1で製造した現像剤搬送ローラそれぞれを用いて印字濃度試験を行った。具体的には、各現像剤搬送ローラを図2に示される高速印字タイプの画像形成装置(商品名「ML910PS」、株式会社沖データ製)における現像剤供給手段43として各現像剤搬送ローラを、その発泡弾性層がその厚さ方向に1mm圧縮されるように現像剤担持体44に圧接させた状態に、装着した。この画像形成装置の印字速度を40枚/分に設定して印刷した黒ベタ画像4万枚すべての印字濃度を確認した。印字濃度試験は、印字濃度の低下、濃度ムラ、白抜け(印字カスレ)等の濃度変化部分がなかった画像を形成できた枚数で評価した。このような濃度変化がなかった画像が4万枚のうち3万枚以上であった場合を「◎」、濃度変化がなかった画像が4万枚のうち2.5万枚以上3万枚未満であった場合を「○」、濃度変化がなかった画像が4万枚のうち1.5万枚以上2.5万枚未満であった場合を「△」、濃度変化がなかった画像が4万枚のうち1.5万枚未満であった場合を「×」とした。結果を第1表に示す。
2 軸体
3 発泡弾性層
30 画像形成装置
31 像担持体
32 帯電手段
33 露光手段
34 転写手段
35 定着手段
36 被転写体
37 クリーニング手段
40 現像手段
41 現像剤収納部
42 現像剤
43 現像剤供給手段
44 現像剤担持体
45 現像剤規制部材
50 筐体
52 開口
53 定着ローラ
54 無端ベルト支持ローラ
55 無端ベルト
56 加圧ローラ
70 回転試験装置
71 円筒状ローラ
74 試験ローラ装着部
75 押圧力調整手段
76 現像剤搬送ローラ
Claims (5)
- 筒状の発泡弾性層を備えて成り、
前記発泡弾性層は、ビニル基含有シリコーン生ゴムとシリカ系充填材と付加反応触媒と含有し、かつ前記付加反応触媒は、前記ビニル基含有シリコーン生ゴムと前記シリカ系充填材との合計質量100質量部に対して0.40〜0.7質量部含有されるシリコーンゴム組成物を、発泡硬化して成り、下記回転試験前後におけるアスカーF硬度の硬度比(回転試験後のアスカーF硬度/回転試験前のアスカーF硬度)が0.80以上であることを特徴とする現像剤搬送ローラ。
<回転試験>
ステンレス鋼(SUS304)で形成された外径20mmの円筒状ローラと前記現像剤搬送ローラとを前記発泡弾性層が2mm凹陥するように平行に圧接した状態で現像剤搬送ローラを回転速度915rpmで20℃の環境下で8時間連続回転させる。 - 前記回転試験前のアスカーF硬度は、50〜64の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の現像剤搬送ローラ。
- 前記発泡弾性層は、最外層として形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤搬送ローラ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤搬送ローラを備えたことを特徴とする現像装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤搬送ローラを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2011076657A JP5806831B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 現像剤搬送ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
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