JP5800867B2 - ガラスセラミックス成形部材 - Google Patents

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Description

本発明は、生ガラス裁断片を、その粘性によって変形が可能となる温度状態にもたらし、生ガラス裁断片を、成形工具の湾曲させられた支持面に押し付けて、曲げ加工されたガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材を製造するための方法に関する。
さらに、本発明は、ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材に関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10102576号明細書に基づき、このような形式のガラスセラミックス成形部材を製造するための方法が公知である。この公知の方法では、成形工具が使用される。この成形工具は窪み状の収容領域を有している。この収容領域の上方に生ガラス裁断片が位置決めされ、温度作用下で塑性状態にもたらされ、これによって、生ガラスが窪み内に沈み込むようになっている。その際、ガラス材料が窪み壁に当接される。次いで、さらに高められた温度レベルにおいて、生ガラス材料のセラミックス化が実施される。冷却段階後、立体的に変形させられて曲げ加工されたガラスセラミックス成形部材を成形工具から取り外すことができる。180°よりも大きな円弧範囲をカバーする曲げ加工されたガラスセラミックス成形部材がしばしば要求される。しかし、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10102576号明細書に基づき公知の重力による沈下によって、180°以下の円弧範囲しか形成することができないので、2つまたはそれ以上のガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材が製造され、その後、最終製品に組み立てられなければならない。このことは、より高い手間と同時にフレーム構造を要求し、中断部のない一体のガラス部材ほど視覚的に好印象を与えない。
公知先行技術に基づき、180°よりも大きな円弧範囲をカバーすることができるガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材を製造することができる方法も公知である。このためには、まず、ガラス管が製造される。このことは、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第102005031657号明細書に記載されている。次いで、このガラス管から所望の線分円弧が切り出される。ガラスセラミックスの例では、裁断前にまたは裁断後に付加的に1回のセラミックス化ステップが行われる。ガラス管の立体的な形状に基づき、1つの管からの所定の円弧線分の裁断は手間を要し、標準ガラス加工機械では不可能となる。これに続く縁部加工にも、板ガラス加工に比べて著しく増やされた手間が必要となる。セラミックス化が最終サイズへの裁断前に行われる場合(このことは、管が、手間のかかる支持構造体なしに起立した状態でセラミックス化されるので、セラミックス化ステップを容易にする)、このことは、セラミックス化の際に表面全体に形成されるガラス状の層が全ての加工箇所で中断されるという欠点を有している。ガラス状の層は、表面が化学的な作用、特にガラス腐食に対して著しく高められた耐性を有しているという利点を有している。機械的な強度も、セラミックス化後に実施される縁部加工によって低下させられる。なぜならば、加工された縁部のマイクロ亀裂の修復プロセスがもはやセラミックス化によって行われないからである。
セラミックス化が縁部加工後に行われる場合には、確かに、表面全体に均一なガラス状の層が形成されるが、ガラス部材が相応の装置によってセラミックス化プロセスの間に支持されなければならない。仮に、支持が行われないと、構成部材が、セラミックス化プロセスの間に達成された低い粘度によって歪む恐れがある。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10102576号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第102005031657号明細書
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた方法を改良して、曲げ加工されたガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材を簡単に製造することができるようにすることである。
さらに、本発明の課題は、本発明に係る方法によって製造することができて、良好な安定性・使用者特性または使用特性を有するガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材を提供することである。
この課題を解決するために本発明に係る方法では、生ガラス裁断片を変形加工プロセスの間に少なくとも1つの運動可能な押さえによって支持面に押し付けるかまたは支持面の周りに曲げ加工する。
本発明に係る方法の有利な態様によれば、押さえを前記変形加工プロセスの間、湾曲させられた支持面に沿って移動させ、生ガラス裁断片を押さえと支持面との間の範囲内で変形させる。
本発明に係る方法の有利な態様によれば、生ガラス裁断片を、互いに逆方向に移動させられる少なくとも2つの押さえによって変形させる。
本発明に係る方法の有利な態様によれば、押さえを1つまたはそれ以上のローラによって生ガラス裁断片に対して転動させる。
本発明に係る方法の有利な態様によれば、変形させられた生ガラス裁断片を該生ガラス裁断片の変形後にセラミックス化する。
本発明に係る方法の有利な態様によれば、押さえを、変形させられた生ガラス裁断片に押さえが載置された最終変形位置に移動させ、押さえを、生ガラス裁断片から成形されたガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の冷却段階において前記最終変形位置に留める、すなわち、スプリングバックを阻止する。
本発明に係る方法の有利な態様によれば、生ガラス裁断片に該生ガラス裁断片の変形加工前に装飾コーティングおよび/または機能コーティングを設ける。
さらに、前述した課題を解決するために本発明に係るガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材では、該ガラス成形部材または該ガラスセラミックス成形部材が、円弧状に形成された構成部材範囲を有しており、該円弧状の構成部材範囲が、180°よりも大きな円弧範囲にわたって延びており、ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の1つまたはそれ以上のボディ縁部が、少なくとも部分的に、加工された縁部ジオメトリを有しており、かつ/またはガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材が、1つまたはそれ以上の縁部を有しており、該縁部が、貫通部または切欠きを仕切っており、ガラスセラミックス成形部材が、加工された縁部にガラス状のゾーンを有している。
本発明に係るガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の有利な態様によれば、ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材が、円筒または楕円またはこれに類する形の円弧状の構成部材範囲を有している。
本発明に係るガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の有利な態様によれば、前記円弧状の構成部材範囲が、300mm〜1000mmの直径を有している。
本発明に係るガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の有利な態様によれば、前記円弧状の構成部材範囲が、180°よりも大きくて360°よりも小さな円弧範囲、有利には210°以上330°以下の円弧範囲にわたって延びている。
本発明に係るガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の有利な態様によれば、ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の肉厚が一様に形成されていて、2mm以上に選択されていて、有利には2mm〜8mmの範囲内で選択されている。
本発明によれば、生ガラス裁断片が、まず、変形可能な状態にもたらされ、その後、押さえによって強制案内されて成形工具の支持面に押し付けられる。こうして、180°よりも大きな円弧範囲を備えて形成されたガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材を製造することができる。特に使用されるガラス裁断片に関して、構成部材全体において均質なガラス厚さを問題なく形成することができる。なぜならば、押さえがその可動性によって生ガラス裁断片を連続的に成形工具の支持面に押し付けるからである。生ガラス裁断片はそのガラス厚さに関して変形加工工程時に全く変化を受けないかまたは僅かな変化しか受けないので、構成部材全体において均質な透過性も形成される。さらに、成形されたガラスセラミックス成形部材は、使用されるガラス裁断片の表面品質に関して、ほぼ均質な表面性質の点で優れている。
本発明の有利な態様によれば、押さえが、変形加工プロセスの間、湾曲させられた支持面に沿って移動させられ、生ガラス裁断片が、押さえと支持面との間の範囲内で変形させられることが提案される。押さえは支持面に少ない間隔を置いて追従するので、全曲げ加工プロセスにわたって不変の曲げ加工条件が達成される。このことは、特にガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の厚さ経過および表面品質に影響を与えることなく、均質な変形にも繋がる。
変形加工プロセスを最適化するためには、生ガラス裁断片が、互いに逆方向に移動させられる少なくとも2つの押さえによって変形させられることが提案される。この態様では、さらに、両押さえがその逆方向の移動運動を介して生ガラス裁断片を位置保持することができ、ひいては、場合により、位置決め用の別の押さえを省略することができることが達成される。
ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の表面を可能な限り損傷もしくは影響なく獲得するために、本発明の方法態様によれば、押さえが1つまたはそれ以上のローラによって生ガラス裁断片に対して転動させられることが提案される。
変形が行われた後、生ガラス裁断片がセラミックス化されてよい。この態様では、押さえが、変形させられた生ガラス裁断片に載置された最終変形位置に移動させられ、押さえが、ガラス裁断片から成形されたガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材のセラミックス化・冷却段階の間に最終変形位置に保持されると特に有利であると判った。こうして、十分に低い固化温度もしくは十分に高い粘度が達成されるまで、変形させられた構成部材の塑性的な戻り、つまり、スプリングバックが阻止される。
変形加工工具を簡略化するためには、全ての変形加工運動と変形加工力とが個々の構成部材の重力によって発生させられる。これによって、付加的な駆動・作動技術の使用が阻止され、市販の連続炉への装入が可能となる。構成部材の回動点および重量の変更によって、変形加工力と、別の方法パラメータとを調整することができる。工具は、ガラス裁断片の粘度が、変形加工可能であるために十分に低くなるやいなや、ガラス裁断片の変形加工を開始する。これによって、熱的なセラミックス化プロセスの間、1回の変形に対して十分に低い粘度を備えた短い時間窓しか提供しない高い核形成剤含有量を有する今日慣用の高性能ガラスセラミックスの変形も可能となる。
本発明に係る方法の特に有利な態様では、生ガラス裁断片がその変形加工前に装飾コーティングおよび/または機能コーティングを備え、かつ/または機械的に加工される。この装飾コーティングまたは機能コーティングは変形加工プロセスの間に損なわれない。機能コーティングとして、たとえばIR反射層、鏡面反射層、反射防止層等が被着されていてよい。装飾コーティングに対して、セラミックカラーをガラス裁断片に被着することが可能である。ガラス裁断片はその出発位置で面状の構成部材として付与されているので、コーティングを特に簡単に実施することができる。変形加工のための熱的なプロセスは同時に装飾の焼付けとして働く。
機械的な加工として、たとえば縁部研削、特にファセットカット、もしくは貫通部または破断部の加工が可能である。セラミックス化後、加工された領域と、これに続く表面領域とは、均一なガラス状の層を有している。
本発明に係るガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材は生ガラス裁断片から製造することができる。この生ガラス裁断片では、すでに、その出発状態において、凹部、貫通部、たとえば孔、またはこれに類するものが切り欠かれていてよいかまたは形成されていてよい。さらに、生ガラス裁断片の縁部が加工されていて、特にファセット研削部を備えていてよい。この加工ステップはガラス裁断片に対して簡単に実施することができる。最後の方法ステップとして変形加工が実施されるので、変形させられて、場合によりセラミックス化された成形部材では、加工された縁部領域が、これに続く表面領域と同じ強度特性を有している。特に縁部加工が追補的に実施されている従来のガラスセラミックス成形部材に比べて、縁部領域におけるガラス状のゾーンに損傷は与えられない。このことは、完成したガラスセラミックス成形部材のより高い破壊強さに繋がる。さらに、生ガラス裁断片の機械的な加工の間に縁部領域に生じる万が一の損傷、たとえばマイクロ亀裂は、熱的なプロセスの間に修復することができる。最後、ガラスセラミックス成形部材は、たとえばガラス腐食に対する良好な化学的な耐性の点でも優れている。なぜならば、縁部領域全体が、これに続く加工されない表面領域と同じガラス状の層を有しているからである。
本発明によれば、円弧状の構成部材範囲が円筒状にまたは楕円形にまたはこれに類する形状に形成されていることが提案されていてよい。非対称的な形状、たとえば螺線形状または螺旋形状も可能である。
円弧状の構成部材範囲が300mm〜1000mmの直径を有していると、不変の良好な構成部材品質で特に確実な製造プロセスを達成することができることが判った。有利には、円弧状の構成部材範囲が、180°よりも大きくて360°よりも小さな円弧範囲を有しており、特に有利には210°以上330°以下の円弧範囲が形成される。
特に良好なプロセス処理可能性と、ジオメトリ偏差および表面品質に関する構成部材品質とは、ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材の肉厚が2mmよりも大きく設定されていて、有利には2mm〜8mmの範囲内で選択されている場合に達成される。構成部材直径に関連して、この2mm〜8mmの厚さ範囲内では、ガラス材料の中立面を中心とした曲げ加工時に引張領域および押圧領域でほぼ等しい表面品質が得られる。なぜならば、相対的に引張側における伸びもしくは圧縮側における縮みを無視することができるからである。
獲得可能な厚さ変動は、平らなガラス裁断片の厚さ変動に依存していて、変形加工プロセスによって影響されない。ここには、更なる利点が存在している。なぜならば、管製造に比べて、板ガラス製造時には、一般的に厚さ変動に関して、より狭い誤差が実現可能となるからである。
出発材料の表面品質も本発明に係る方法によって影響されない。これによって、たとえば板ガラス製造時にローラによって加工することができる表面構造も実現可能となる。
生ガラス裁断片の第1の変形加工プロセスの概略図である。 生ガラス裁断片の第2の変形加工プロセスの概略図である。 生ガラス裁断片の第3の変形加工プロセスの概略図である。 立体的に変形させられたガラスセラミックス成形部材を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面につき詳しく説明する。
図1には、成形工具20が示してある。この成形工具20は、互いに可動の2つの成形部材もしくは支持体21,22を有している。両支持体21,22は、可動の結合部材24を中心として連結されている。有利には、この可動の結合部材24は、旋回軸を備えたヒンジによって形成される。両支持体21,22は、それぞれ1つの円弧状の支持面23を有している。両支持面23は、1つの共通の部分円筒面を成している。可動の結合部材24の領域には、長方形のまたは正方形の生ガラス裁断片10が載置されている。なお、この生ガラス裁断片10に対して、別の輪郭形状も可能である。生ガラス裁断片10はその下面12で支持体21,22上に載置されている。生ガラス裁断片10の上面11には、2つの押さえ25が作用している。両押さえ25は生ガラス裁断片10を支持面23に保持している。これに続く方法ステップでは、生ガラス裁断片10が、変形を実施することができる粘性状態となる温度に加熱される。たとえば、本出願人の「ロバックス(登録商標)」という名称で挙げられる生ガラスは、700℃を上回る温度で変形させることができる。この温度レベルに生ガラス裁断片10がもたらされると、両押さえ25がガラスを支持面23を取り囲むように押し付け始める。ガラスの粘度と押さえの変形加工力とが変形加工速度を規定する。押さえ25はローラを備えている。このローラは生ガラス裁断片10の上面11で転動し、これによって、表面損傷が回避される。
図2に認めることができるように、生ガラス裁断片10は支持面23を取り囲むように曲げ加工される。その際、この支持面23に押さえ25が生ガラス裁断片10を押し付ける。本実施の形態において、変形は、押さえ25が、図3に示した位置に到達した場合に終了する。その際には、生ガラス裁断片10が変形加工されていて、円筒状の成形部材が形成されている。次いで、温度レベルが、使用された生ガラス材料のセラミックス化温度を下回る温度範囲に上昇させられる。この温度範囲は、ロバックスガラスの使用時には、760℃〜800℃にある。この温度範囲において、変形させられた生ガラスボディが所定の期間保持され、これによって、変形に起因した表面粗さが補償される。このことは、改善された表面品質に繋がる。次いで、温度がセラミックス化温度(ロバックスの場合には800℃を上回る温度)に上昇させられる。セラミックス化が終了した後、温度が低下させられ、製造されたガラスセラミックス成形部材30は固化される。このガラスセラミックス成形部材30は、図3に示したように、その内壁12で支持面23に載置されている。押さえ25は、この方法ステップまで、図3に示した最終変形位置に保持されており、これによって、変形させられたボディの塑性的な戻り、つまり、スプリングバックが阻止される。ガラスセラミックス成形部材30を成形工具20から取り外すことができるようにするためには、両支持体21,22が、可動の結合部材24を中心として半径方向内向きに旋回させられる。このことは、二重矢印Pによって図示してある。これによって、支持面23が内壁12から離れる方向に旋回させられる。こうして、ガラス成形部材30またはガラスセラミックス成形部材30を容易に取り外すことができる。次いで、両支持体21,22が、図3に示した二重矢印Pと逆方向に再び戻される。押さえ25が、図1に示した出発位置に戻され、これによって、新たな生ガラス裁断片10を成形工具20に割り当てることができる。
図4には、斜視的な正面図でガラス成形部材30またはガラスセラミックス成形部材30が詳しく示してある。図4に認めることができるように、ガラス成形部材30またはガラスセラミックス成形部材30は、円筒状に形成された構成部材範囲を有している。この構成部材範囲は約270°の円弧範囲にわたって延びている。ガラス成形部材30またはガラスセラミックス成形部材30は、図1〜図3に示した方法により、長方形のジオメトリを備えた1つの生ガラス裁断片10から製造されている。この生ガラス裁断片10は仕切り縁部33を有している。この仕切り縁部33には、側方から切欠き34が切り欠かれている。さらに、面状の生ガラス裁断片10には、貫通部、つまり、孔35が加工されている。最終的には、生ガラス裁断片10が装飾層36も備えている。生ガラス裁断片10は、図1〜図3に準じて変形加工されていて、ガラスセラミックスの形態ではセラミックス化されており、これによって、ガラス成形部材30またはガラスセラミックス成形部材30としての図4に示したボディが得られている。その際、切欠き34は、開放された円弧範囲の範囲内に配置されていて、この範囲を仕切っている。
10 生ガラス裁断片
11 上面
12 下面
20 成形工具
21 支持体
22 支持体
23 支持面
24 結合部材
25 押さえ
30 ガラス成形部材またはガラスセラミックス成形部材
33 仕切り縁部
34 切欠き
35 孔
36 装飾層

Claims (7)

  1. ガラスセラミックス成形部材(30)において、該ガラスセラミックス成形部材(30)が、円弧状に形成された構成部材範囲を有しており、該円弧状の構成部材範囲が、180°よりも大きな円弧範囲にわたって延びており、ガラスセラミックス成形部材(30)の1つまたはそれ以上の縁部が、少なくとも部分的に、縁部研削もしくは破断部の加工が施された加工された縁部領域を有しており、かつ/またはガラスセラミックス成形部材(30)が、貫通部(35)もしくは切欠き(34)が形成された加工された縁部領域を有しており、ガラスセラミックス成形部材(30)が、前記加工された縁部領域にガラス状のゾーンを有していることを特徴とする、ガラスセラミックス成形部材。
  2. ガラスセラミックス成形部材(30)が、円筒または楕円またはこれに類する形の円弧状の構成部材範囲を有している、請求項1記載のガラスセラミックス成形部材。
  3. 前記円弧状の構成部材範囲が、300mm〜1000mmの直径を有している、請求項1または2記載のガラスセラミックス成形部材。
  4. 前記円弧状の構成部材範囲が、180°よりも大きくて360°よりも小さな円弧範囲にわたって延びている、請求項1から3までのいずれか1項記載のガラスセラミックス成形部材。
  5. 前記円弧状の構成部材範囲が、210°以上330°以下の円弧範囲にわたって延びている、請求項4記載のガラスセラミックス成形部材。
  6. ガラスセラミックス成形部材(30)の肉厚が一様に形成されていて、2mm以上に選択されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のガラスセラミックス成形部材。
  7. ガラスセラミックス成形部材(30)の肉厚が一様に形成されていて、ガラスセラミックス成形部材(30)の肉厚が、2mm〜8mmの範囲内で選択されている、請求項6記載のガラスセラミックス成形部材。
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