JP2017131997A - ドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
所定の角度をなすように一体的に形成された取付部及びアーム部を有するドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法であって、
冷間鍛造により柱状の素材を押圧することにより、前記素材の軸に平行な軸を有し且つ当該軸に垂直な平面による断面が屈曲した形状を有する中間素材を形成する第1工程と、
前記中間素材の不要部を除去することによって前記メール及び/又はヒメールを製造する第2工程と、
を含む、ドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法である。
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係るドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法(以下、「第1方法」と称呼される場合がある。)について説明する。
第1方法についての説明に先立ち、第1方法によって製造される構成部材(メール及び/又はヒメール)によって構成されるドアヒンジの具体例につき、図1を参照しながら以下に説明する。
次に、上記のような構成部材(メール及び/又はヒメール)の製造方法につき、従来技術に係る方法と第1方法との間での冷間鍛造工程(第1工程)における相違点に着目して、以下に詳しく説明する。先ず、従来技術に係る方法について説明する。
そこで、本発明者は、前述したように、柱状の素材を押圧して当該素材の軸に平行な軸を有し且つ当該軸に垂直な平面による断面が屈曲した形状を有する中間素材を形成すれば、冷間鍛造によっても、例えば、屈曲部における割れ、座屈及び厚みの低下等の問題の発生を低減することができることを見出した。
以上の説明から、従来技術に係る方法と第1方法との間での冷間鍛造工程(第1工程)における相違点は明らかとなった。そこで、第1方法全体としての概要及び詳細につき、以下に改めて説明する。
ここで、上述した第1方法によって素材からメールが製造されるまでの各段階における形状につき、図5を参照しながら詳細に説明する。図5の上段には各段階における形状の平面図(上面図)を示し、下段には側面図を示す。
先ず、冷間鍛造工程である第1工程における素材の形状の変化について説明する。図5の(a)は柱状の素材の形状を表す。図5の(a)に示した素材は炭素鋼S10Cによって形成された円柱状の形状を有する丸棒である。この丸棒を、図3の(a)に示したように下型のV字状の溝(凹部)を画定する2つの内壁が交差する線と丸棒の軸とが平行になるように(即ち、冷間鍛造における曲げ線の方向と素材の軸の方向とが平行となるように)、V字状の凹部の内部に載置する。
次に、不要部除去工程である第2工程における中間素材の形状の変化について説明する。本例においては、先ず、上記第1工程の結果として得られた中間素材(d)のアーム部の先端近傍において枢着ピンを通すための貫通孔が形成される領域である「頭部」を切削加工して、例えば、図5の(e)に二点鎖線によって示すように、枢着ピンの軸周りにおける回動に適した形状とする。このとき、例えば、枢着ピンの軸周りにおける回動範囲を規定するストッパ機構を構成する突起部等を形成してもよい。
以上のように、第1方法においては、図2に例示したような従来技術に係る製造方法におけるように素材の軸(長手方向)を屈曲させるのではなく、図3に例示したように当該軸に垂直な平面による断面が屈曲した形状となるように素材を押圧する。その結果、上述したように、例えば、素材の屈曲部の外側が伸ばされることに起因する屈曲部における割れ、座屈及び厚みの低下等の問題の発生を低減することができる。しかも、このような中間素材を冷間鍛造によって製造することができるので、エネルギーコスト及び設備コストの増大を抑制することができる。加えて、第1方法に含まれる第1工程は冷間鍛造によって実行されるので、中間素材の形状における自由度も高い。
以下、図面を参照しながら本発明の第2実施形態に係るドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法(以下、「第2方法」と称呼される場合がある。)について説明する。
不要部除去工程である第2工程においては、例えば図6の斜線部によって示される領域を第1工程により得られた中間素材から不要部として除去することにより図5の(f)に示した最終製品としてのメールを得る。
以下、図面を参照しながら本発明の第2実施形態に係るドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法(以下、「第3方法」と称呼される場合がある。)について説明する。
Claims (3)
- 所定の角度をなすように一体的に形成された取付部及びアーム部を有するドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法であって、
冷間鍛造により柱状の素材を押圧することにより、前記素材の軸に平行な軸を有し且つ当該軸に垂直な平面による断面が屈曲した形状を有する中間素材を形成する第1工程と、
前記中間素材の不要部を除去することによって前記メール及び/又はヒメールを製造する第2工程と、
を含む、ドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法。 - 請求項1に記載のドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法であって、
前記第2工程において除去される前記中間素材の不要部のうち少なくとも一部がシャー刃を用いる切断によって除去される、
ドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法。 - 請求項2に記載のドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法であって、
前記第2工程において前記シャー刃が前記中間素材を切断するとき、前記シャー刃の刃先が前記中間素材に接触した時点以降であり且つ前記刃先が前記中間素材から離れる時点以前の時点において前記シャー刃の前記刃先以外の部分が前記中間素材の不要部と接触することにより、前記中間素材の不要部を前記刃先から遠ざける、
ドアヒンジ用メール及び/又はヒメールの製造方法。
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