JP5793585B2 - ポリエステル系樹脂組成物、及び該ポリエステル系樹脂組成物を用いた成形品 - Google Patents
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Description
しかしながら、ポリエステル樹脂は、従来の汎用樹脂に比べて容易に加水分解される性質を有していることから、耐加水分解性を向上させることを目的として、カルボジイミド化合物を添加する手法が検討されている。
特許文献2には、ポリエステル系プラスチックの加水分解による開裂に対する安定剤として、カルボジイミド構造と、更にウレタン構造、尿素構造またはこれら双方の構造とを有し、25℃で固体であり、カルボジイミド構造が非芳香族炭素原子に結合しているカルボジイミドが開示されている。
特許文献3には、樹脂等の架橋剤、又は熱硬化性樹脂として使用した場合の強度、接着性及び密着性を改善することを目的として、カルボジイミド基を連続して結合させずに、ウレタン結合及び/又は尿素結合を含む有機鎖を介して結合させた特定のポリカルボジイミド化合物が開示されている。
特許文献4には、耐湿熱老化性に優れた脂肪族ポリエステル樹脂組成物を得ることを目的として、脂肪族ポリエステル樹脂、加水分解抑制剤、及び非反応性シリコーンを含有する脂肪族ポリエステル樹脂組成物が開示されている。その中で、加水分解抑制剤としてカルボジイミド系化合物、可塑剤としてアジピン酸エステル等を用いる技術が開示されている。
特許文献5には、耐加水分解性と折り曲げ加工性とを両立することを目的として、数平均分子量が5,000〜30,000のポリエステルセグメントとポリカルボジイミドセグメントとがウレタン結合で連結された化学構造からなるポリエステル−ポリカルボジイミド共重合体及びこれを含有する接着剤組成物が開示されている。
特許文献2の技術では、固体状のカルボジイミドを得ることができ、このカルボジイミドをポリエステル系プラスチックに添加することにより、低温での強度保持率を改善できるが、耐加水分解性が低く、高温高湿下における保管後の強度保持率が劣るという問題があった。
特許文献3の技術では、ポリカルボジイミド化合物がカルボジイミド基を連続して結合させずに有機鎖を介して結合させているため、分子中のカルボジイミド基の濃度が低くなり、ポリエステル系樹脂の加水分解抑制効果が損なわれる場合があった。
特許文献4の技術では、可塑剤を用いることで成型性を高めることができるが、フタル酸エステル等の一般的な可塑剤を用いると、添加量によっては成型体からのブリードアウトが生じる場合があり、成型物の物性の低下や、ブリードアウト物により環境、健康障害等が生じる問題があった。また、これらの可塑剤は、カルボキシル基との反応性を有しないため、カルボジイミド化合物の加水分解抑制効果を低下させる場合があり、改善が望まれていた。
特許文献5の技術では、耐加水分解性と折り曲げ加工性に優れる塗膜を目的としているが、ポリエステル−ポリカルボジイミド共重合体を主成分とするため、適用できる用途が限られ、生産性及びコストについても更なる改善が望まれる場合があった。
本発明は、耐加水分解性、耐ブリードアウト性に優れ、溶融粘度及び溶液粘度の大幅な上昇を招くことがない、ポリエステル系樹脂組成物、及び該ポリエステル系樹脂組成物を用いた成形品を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、下記のポリエステル系樹脂組成物、及び該ポリエステル系樹脂組成物を用いた成形品である。
[3]前記ジオール化合物の数平均分子量が、100〜40,000である、上記[1]又は[2]に記載のポリエステル系樹脂組成物。
[4]前記R1が、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、及びジフェニルメタンジイソシアネートから選ばれる1種以上の2価の残基である、上記[1]〜[3]のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
[5]前記カルボジイミド化合物(B)のカルボジイミド当量が、200〜1,500である、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
[6]前記ポリエステル系樹脂(A)が、ポリエチレンテレフタレー卜、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンサクシネート、ポリ乳酸、及びポリヒドロキシアルカン酸から選ばれる1種以上である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
[7]上記[1]〜[6]のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物を用いて成形された成形品。
本発明のポリエステル系樹脂組成物は、ポリエステル系樹脂(A)と、下記一般式(1)で表される構造を含むカルボジイミド化合物(B)とを含有するポリエステル系樹脂組成物であって、カルボジイミド化合物(B)の含有量が、ポリエステル系樹脂(A)及びカルボジイミド化合物(B)の合計量100質量部に対して、0.1〜10質量部であることを特徴とする。
本発明のポリエステル系樹脂組成物が含有するカルボジイミド化合物(B)は、カルボジイミドセグメント間にジオール化合物の残基を有するため、ポリエステル系樹脂(A)との馴染みが良く、より均一にポリエステル系樹脂中に分散させることができることから、溶融混練時に組成物内での局所的な架橋反応を起こさず、粘度上昇を抑制できたと考えられる。また、カルボジイミド化合物(B)は、そのカルボジイミド基がポリエステル系樹脂(A)中に存在する、またはポリエステル系樹脂(A)が分解してできるカルボキシル基と反応するためブリードアウトすることはないが、反応していないカルボジイミド化合物(B)もポリエステル系樹脂(A)との親和性が高いため、ブリードアウトし難いものと考えられる。
更に、ポリカルボジイミドとして、特定の芳香族ポリカルボジイミドを用いることにより、従来の脂肪族ポリカルボジイミドより低いカルボジイミド基濃度でも、優れた耐加水分解性を発揮することができたと考えられる。
ポリエステル系樹脂としては、エステル基を有する樹脂であれば特に制限することなく使用することができる。
このようなポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」ともいう)、ポリブチレンサクシネート(以下、「PBS」ともいう)、ポリブチレンサクシネートアジペート(以下、「PBSA」ともいう)、ポリブチレンアジペートテレフタレート(以下、「PBAT」ともいう)、ポリブチレンテレフタレート(以下、「PBT」ともいう)、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、エチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体、ポリ乳酸(以下、「PLA」ともいう)、及びポリ酪酸等のポリヒドロキシアルカン酸(以下、「PHA」ともいう)から選ばれる1種以上を用いることができる。
これらの中でも、経済性、加工性の観点から、好ましくはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンサクシネート、ポリ乳酸、及びポリヒドロキシアルカン酸から選ばれる1種以上、より好ましくはポリエチレンテレフタレー卜である。
本発明のポリエステル系樹脂組成物は、特定の構造を有するカルボジイミド化合物(B)を含有することにより、ポリエステル系樹脂の架橋反応を抑制でき、従来のカルボジイミド化合物のように、ポリエステル樹脂の結晶化を阻害することがないため、結晶性ポリエステル系樹脂も好適に用いることができる。
本発明のポリエステル系樹脂組成物中のポリエステル系樹脂(A)の含有量は、好ましくは80〜99.9質量%、より好ましくは85〜99.8質量%、更に好ましくは90〜99.7質量%、より更に好ましくは95〜99.5質量%である。
本発明に用いるカルボジイミド化合物(B)は、下記一般式(1)で表される構造を含む。
一般式(1)中、R1は、少なくとも1つの芳香族基を有する2価の有機基である。ただし−N=C=N−はR1の芳香環に直接結合するものとする。
本発明に用いるカルボジイミド化合物(B)は、カルボジイミド基(−N=C=N−)が、芳香環に直接結合することにより、カルボキシル基との反応性を高めることができ、従来の脂肪族ポリカルボジイミドより低いカルボジイミド基濃度でも、優れた耐加水分解性を発揮することができたと考えられる。
少なくとも1つの芳香族基を有する2価の有機基としては、少なくとも1つの芳香族基を有するジイソシアネート(以下、「(a)成分」ともいう)の2価の残基が挙げられ、ポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくは1又は2の芳香族基を有するジイソシアネート、より好ましくは1又は2の芳香族基を有する芳香族ジイソシアネートである。
前記(a)成分としては、例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、ジフェニルエーテルジイソシアネート、3,3´−ジメチルビフェニル−4,4´−ジイソシアネートが挙げられる。これらの中でも、ポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくはトリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、及びジフェニルメタンジイソシアネートから選ばれる1種以上、より好ましくトリレンジイソシアネートである。
一般式(1)中、R2はジオール化合物(以下、「(b)成分」ともいう)の2価の残基を表す。なお、本明細書中、ジオール化合物とは、分子中に水酸基を2個有する化合物を意味する。
本発明に用いるカルボジイミド化合物(B)は、ポリカルボジイミド基間に前記ジオール化合物の残基を有するため、ポリエステル系樹脂(A)と馴染みがよく、より均一にポリエステル系樹脂中に分散させることができることから、溶融混練時に組成物内での局所的な架橋反応を起こさず、粘度上昇を抑制できたと考えられる。
前記(b)成分としては、分子中に水酸基を2個有する高分子化合物、低分子化合物が挙げられる。
前記分子中に水酸基を2個有する高分子化合物としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、シリコーンジオール、ポリオレフィンポリオール、ポリウレタンポリオール、アルキレン(炭素数21〜)ジオール等が挙げられる。これらの中でも、ポリエステル系樹脂組成物の溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくはポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、及びアルキレンジオールから選ばれる1種以上、より好ましくはポリエステルポリオール及びポリカーボネートポリオールから選ばれる1種以上、更に好ましくはポリカーボネートポリオールである。
前記分子中に水酸基を2個有する低分子化合物としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、アルキレン(炭素数7〜20)ジオール等のアルケンジオール;シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノールA等の脂環式脂肪族基を有するジオール、1,4−ジヒドロキシ−2−ブテン等のアルケンジオール;ビスヒドロキシエトキシベンゼン、キシレングリコール、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタル酸等の芳香環を有するジオール等が挙げられる。これらの中でも、ポリエステル系樹脂組成物の溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくはアルキレンジオール又は芳香環を有するジオール、より好ましくは芳香環を有するジオール、更に好ましくはビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタル酸である。
(b)成分の数平均分子量としては、ポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくは100〜40,000、より好ましくは150〜10,000、更に好ましくは200〜1,000である。なお、数平均分子量は、ゲルクロマトグラフィー法により、標準物質としてポリスチレンを用いて測定される。ただし、低分子化合物についてはこの限りではない。
xは2以上の数、yは1以上の数を表す。
一般式(1)中、xはポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくは2〜30、より好ましくは2〜25、更に好ましくは2〜20である。
一般式(1)中、yは同様の観点から、好ましくは1〜20、より好ましくは1〜15、更に好ましくは1〜10である。
前記(c)成分としては、モノアルコール、モノフェノール、モノイソシアネート、モノアミン等が挙げられる。
前記モノアルコールとしては、メタノール、エタノール、シクロヘキサノール、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。
前記モノフェノールとしては、フェノール、メチルフェノール、ジメチルフェノール、ナフトール等が挙げられる。
前記モノイソシアネートとしては、メチルイソシアネート、エチルイソシアネート、プロピルイソシアネート、n−、sec−或いはter−ブチルイソシアネート等の低級アルキルモノイソシアネート;シクロヘキシルイソシアネート等の脂環式脂肪族モノイソシアネート;フェニルイソシアネート、トリルイソシアネート、ジメチルフェニルイソシアネート、2,6−ジイソプロピルフェニルイソシアネート等の芳香族モノイソシアネート等が挙げられる。
前記モノアミンとしては、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン等の1級アミン;ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン等の2級アミンが挙げられる。
これらの中でも、カルボジイミド化合物(B)のポリエステル系樹脂への相溶性向上や保存安定性を高める観点から、好ましくはモノアルコール又はモノイソシアネート、より好ましくはモノイソシアネート、更に好ましくは芳香族モノイソシアネート、より更に好ましくはフェニルイソシアネートである。
カルボジイミド化合物(B)のカルボジイミド当量(カルボジイミド基1mol当たりの化学式量)は、ポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解安定性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくは200〜1,500、より好ましくは250〜1,250、更に好ましくは300〜1,000である。
前記カルボジイミド化合物(B)の含有量は、ポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、ポリエステル系樹脂(A)及びカルボジイミド化合物(B)の合計量100質量部に対して、0.1〜10質量部であり、好ましくは0.2〜6質量部、より好ましくは0.3〜4質量部、更に好ましくは0.5〜2質量部である。
前記カルボジイミド化合物(B)の数平均分子量は、ポリエステル系樹脂組成物の耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくは250〜50,000、より好ましくは300〜10,000、更に好ましくは400〜5,000、より更に好ましくは500〜3,000である。なお、数平均分子量は、ゲルクロマトグラフィー法により、標準物質としてポリスチレンを用いて測定される。
本発明に用いるカルボジイミド化合物(B)は、公知の方法によって製造することができる。
例えば、
(i)ジイソシアネート(a)とジオール化合物(b)とを反応させてウレタン結合を含む両末端イソシアネートの化合物(以下、「(d)成分」ともいう)を生成し、その後、(a)成分、(d)成分、及び末端封止剤(c)を触媒の存在下でカルボジイミド化及び末端封止を行う方法、
(ii)ジイソシアネート(a)を触媒の存在下でカルボジイミド化してポリカルボジイミド(以下、「(e)成分」ともいう)を得て、次いで、(e)成分にジオール化合物(b)、及び末端封止剤(c)を添加して、共重合反応及び末端封止反応する方法、
(iii)ジイソシアネート(a)、ジオール化合物(b)、及び末端封止剤(c)を触媒の存在下でウレタン化反応、カルボジイミド化反応、及び末端封止反応する方法等が挙げられる。
これらの中でも、生産性の観点から、前記(i)の方法によって製造することが好ましい。
具体的には、ジイソシアネート(a)とジオール化合物(b)とを、ジオール化合物(b)の水酸基に対して、ジイソシアネートのイソシアネート基が過剰量となるように混合してウレタン化反応を行い、次いで、末端封止剤(c)、及びカルボジイミド化触媒として有機リン系化合物又は有機金属化合物等を添加して、無溶媒又は不活性溶媒中で、カルボジイミド化反応を行うことが好ましい。
前記カルボジイミド化触媒の具体例としては、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1,3−ジメチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−メチル−2−ホスホレン−1−オキシド等が挙げられる。これらの中でも工業的に入手の容易な3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシドが好ましい。
前記(a)成分と(b)成分とのウレタン化反応温度は、使用する原料によって適宜決定することができるが、生産性の観点から、好ましくは30〜200℃、より好ましくは35〜120℃、更に好ましくは40〜80℃である。
前記カルボジイミド化反応の反応温度は、生産性の観点から、好ましくは40〜250℃、より好ましくは60〜200℃、更に好ましくは80〜150℃である。
前記カルボジイミド化反応の反応時間は、同様の観点から、好ましくは10分〜20時間、より好ましくは1時間〜10時間、更に好ましくは2時間〜4時間である。
触媒の使用量は、使用する触媒の種類に応じて適宜決定できるが、好ましくはジイソシアネート(a)100質量に対して、0.01〜10質量部、より好ましくは0.05〜5質量部、更に好ましくは0.1〜3質量部である。
ポリエステル系樹脂組成物には、必要に応じて、顔料、充填剤、レベリング剤、界面活性剤、分散剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤、着色剤等の添加剤を適宜配合することができる。
本発明のポリエステル系樹脂組成物中のポリエステル系樹脂(A)及びカルボジイミド化合物(B)の合計含有量は、ポリエステル系樹脂組成物の加工性、耐加水分解性、溶融粘度、及び溶液粘度の観点から、好ましくは90〜100質量%、より好ましくは92〜100質量%、更に好ましくは95〜100質量%である。
本発明のポリエステル系樹脂組成物は、例えば、ポリエステル系樹脂(A)に対して、カルボジイミド化合物(B)、及び必要に応じて加えるその他の成分を配合し、溶融混練することにより製造することができる。
本発明の製造方法は、前記カルボジイミド化合物(B)を用いることにより、溶融粘度の大幅な上昇を抑えることができ、溶融混練時の作業性を高めることができるため、ポリエステル系樹脂組成物の生産性に優れていると考えられる。
溶融混練は加熱手段を備えたミキサーで行うことができる。各材料をミキサーに投入する順序に特に制限はないが、ベースとなるポリエステル系樹脂を先に投入して溶融した後に、カルボジイミド化合物、及び必要に応じて加える添加剤を投入することが好ましい。
溶融混練の時間は、スクリューの形状や回転速度等により適宜決定することができ、通常1〜10分程度である。また、溶融混練時の温度はベースとなるポリエステル系樹脂の種類により異なるが、通常150〜350℃程度である。
本発明のポリエステル系樹脂組成物から成形品を得る場合、上述の溶融混練時に押出し成型、射出成型、ブロー成型等により成型してもよいし、一旦、マスターバッチ等にコンパウンド化して、その後、他の材料と溶融混練して成型を行ってもよい。
本発明のポリエステル系樹脂組成物は、いずれの成型方法においても、成型時に溶融粘度が大幅に上昇することがないため、作業性が良好である。また、本発明のポリエステル系樹脂組成物により成型された成形品は、耐加水分解性が良好であることから、強度等の諸性能に優れるものである。
(1)溶液粘度
溶融混練したポリエステル系樹脂組成物を130℃で4時間乾燥させ、乾燥後の樹脂0.15gを30mLのフェノール/テトラクロロエタン=1/1に溶解させ、キャノンフェンスケ粘度計を用いて30℃で測定した。単位は(dl/g)である。
溶融混練したポリエステル系樹脂組成物を130℃で4時間乾燥させ、メルトフローインデクサ(株式会社上島製作所製 VR−4100)を用いて試験温度270℃、試験荷重2.16kgfでMFR(メルトマスフローレート)を測定した。単位は(g/10min)である。得られたMFR(g/10min)を溶融粘度の指標とした。MFR値が大きい程、溶融粘度が低いことを示す。
溶融混練したポリエステル系樹脂組成物を、軟化点以上の温度で平板プレスし、厚み約300μmのシートを作製し、該シートから幅10mm長さ70mmの短冊シートを作製した。
次いで、引張試験機にて、作製した短冊シートの引張強度を測定した。さらに、作製した短冊シートを高度加速寿命試験装置(ESPEC社製 HAST CHAMBER EHS−210M)に入れ、121℃、100%Rhの条件下で、24時間経過後と、40時間経過後にサンプルを取出し、引張試験機にて、短冊シートの引張強度を測定した。試験前、試験後それぞれ5枚ずつの引張強度の平均値を算出し、強度保持率(強度保持率(%)=[試験後の引張強度の平均値]/[試験前の引張強度の平均値]×100)を耐加水分解性の評価指標として求めた。
溶融混練したポリエステル系樹脂組成物を室温で放冷し、樹脂の白化の有無を目視で確認した。ポリエステル樹脂は結晶化に伴い白化するため、白化が認められれば、結晶化に優れていることを示す。
[評価基準]
○:白化有り
×:白化無し
溶融混練したポリエステル系樹脂組成物を、前記(3)強度保持率に記載の条件でプレスして得られたシートについて、ブリードアウトの有無を目視で確認した。
トリレンジイソシアネート100質量部とポリエステルポリオール(株式会社クラレ製「クラレポリオールP−520」、分子量500)94.8質量部とを、還流管及び撹拌機付き反応容器に入れ、窒素気流下60℃で1時間撹拌した。その後、フェニルイソシアネート47.9質部とカルボジイミド化触媒(3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド)2.2質量部を加えて110℃で3時間撹拌し、赤外吸収(IR)スペクトル測定により波長2150cm-1前後のカルボジイミド基による吸収ピークが生成し、波長2270cm-1前後のイソシアネート基による吸収ピークがほぼ消失したことを確認し、反応容器から取り出し、室温まで冷却し淡黄色のカルボジイミド化合物P1を得た。
合成例1において、原料組成、及び反応条件を表1に記載の条件に変えた以外は、合成例1と同様にして、カルボジイミド化合物P2〜P3を得た。
トリレンジイソシアネート100質量部とフェニルイソシアネート45.6質量部とカルボジイミド化触媒(3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド)0.3質量部とを、還流管及び撹拌機付き反応容器に入れ、窒素気流下110℃で3時間撹拌し、赤外吸収(IR)スペクトル測定により波長2150cm-1前後のカルボジイミド基による吸収ピークが生成し、波長2270cm-1前後のイソシアネート基による吸収ピークがほぼ消失したことを確認し、反応容器から取り出し、室温まで冷却し淡黄色のカルボジイミド化合物P4を得た。
合成例4において、原料組成を表1に記載の条件に変えた以外は、合成例4と同様にして、カルボジイミド化合物P5を得た。
テトラメチルキシリレンジイソシアネート100質量部とカルボジイミド化触媒(3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド)0.5質量部とを、還流管及び撹拌機付き反応容器に入れ、窒素気流下185℃で24時間撹拌し、イソシアネート末端テトラメチルキシリレンカルボジイミドを得た。赤外吸収(IR)スペクトル測定により波長2150cm-1前後のカルボジイミド基による吸収ピークを確認した。NCO%を測定した結果4.11%であった。
次いで、上記で得られたイソシアネート末端テトラメチルキシリレンカルボジイミドを150℃まで加熱し、これにポリエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量208)8.5質量部、及びポリエステルポリオール(東洋紡株式会社製「バイロン220」、分子量3,000)61.5質量部を加え、180℃まで加熱して撹拌しながら2時間反応させた。
赤外吸収(IR)スペクトル測定により波長2200〜2300cm-1のイソシアネート基の吸収が消失したことを確認して、反応容器から取り出し、室温まで冷却し淡黄色透明なカルボジイミド化合物P6を得た。
PET樹脂(四川東材製)99質量部をラボミキサーにより270℃の条件下で溶融させた後、合成例1で得られたカルボジイミド化合物P1を1質量部加え、3分間混合して、ポリエステル系樹脂組成物を得た。得られたポリエステル系樹脂組成物の評価結果を表2に示す。
実施例1において、配合組成を、表2に示す配合組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル系樹脂組成物を得た。得られたポリエステル系樹脂組成物の評価結果を表2に示す。
カルボジイミド化合物(B)を過剰に添加した比較例1、カルボジイミド化合物(B)を含有していない比較例4、及びジイソシアネートとして脂肪族ジイソシアネートを用いたP6を含有する比較例5は、実施例1〜3より耐加水分解性が劣っていた。
また、カルボジイミド化合物中にジオール化合物の残基を有していないP4及びP5を含有する比較例2及び3は溶融粘度の上昇が著しかった。
Claims (8)
- ポリエステル系樹脂(A)と、下記一般式(1)で表される構造を含むカルボジイミド化合物(B)とを含有するポリエステル系樹脂組成物であって、カルボジイミド化合物(B)の含有量が、ポリエステル系樹脂(A)及びカルボジイミド化合物(B)の合計量100質量部に対して、0.1〜10質量部である、ポリエステル系樹脂組成物。
(式中、R1は少なくとも1つの芳香族基を有する2価の有機基を表す。ただし−N=C=N−はR1の芳香環に直接結合するものとする。R2はジオール化合物の2価の残基を表し、xは2以上の数、yは1以上の数を表す。) - 前記ジオール化合物が、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、及びアルキレンジオールから選ばれる1種以上である、請求項1に記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 前記ジオール化合物の数平均分子量が、100〜40,000である、請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 前記R1が、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、及びジフェニルメタンジイソシアネートから選ばれる1種以上の2価の残基である、請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 前記カルボジイミド化合物(B)のカルボジイミド当量が、200〜1,500である、請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 前記ポリエステル系樹脂(A)が、ポリエチレンテレフタレー卜、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンサクシネート、ポリ乳酸、及びポリヒドロキシアルカン酸から選ばれる1種以上である、請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 前記カルボジイミド化合物(B)が、モノアルコール、モノフェノール、モノイソシアネート、又はモノアミンにより末端封止されたものである、請求項1〜6のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のポリエステル系樹脂組成物を用いて成形された成形品。
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