JP5784601B2 - インダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電圧変換回路等に利用されるインダクタに関する。
交流や直流電流の電圧を所望の大きさに昇圧する電圧変換回路として、日本国特許特開2007−195282号公報に記載されているもののような、インターリーブPFC(Power Factor Correct)方式の変換回路が使用される。2相交流電源用のインターリーブPFC方式の変換回路の一例を図11に示す。図11に示される変換回路Sは、交流電源Eからの交流電流を2つのインダクタL及びLに分岐入力している。なお、交流電源EとインダクタL、Lの間に配置されたダイオードによって、インダクタL、Lに流れる電流の方向は常に一定(図11において左から右に向かう方向)である。以下の説明においては、インダクタL、Lの上流側の端子(図中左側)を入力端、下流側の端子(図中右側)を出力端と定義する。
インダクタL、Lの出力端の夫々は、2つに分岐されている。分岐された一方の経路は、ダイオードを介して変換回路Sの第1出力端Oに接続されている。一方、インダクタL、Lの出力端から分岐された他方の経路は、MOSトランジスタM、Mを介して変換回路Sの第2出力端Oに接続されている。また、第1出力端Oと第2出力端Oの間には、電解コンデンサが設けられている。
MOSトランジスタM、Mのゲートは、コントローラCに接続されている。コントローラCは、間欠的にゲートにパルス信号を送るようになっており、これによって、インダクタL、Lの出力端と変換回路Sの第2出力端Oとが間欠的に接続/切断される。コントローラCは、MOSトランジスタMへ送るパルス信号の位相と、MOSトランジスタMに送るパルス信号の位相を180°ずらして供給している。
この様な構成の変換回路Sに交流電源Eを接続すると、交流電源Eの電圧VINより高い電圧VOUTの直流電流を出力端O、Oから得ることができる。
交流電流を単一のインダクタを使用する変換回路で変換すると、その出力は、電流や電圧が山型状に変動する、リップルの多いものとなる。これに対して、インターリーブPFC方式の変換回路を使用する場合は、リップルの位相のずれた複数の電流が合成されるため、リップルの少ない良好な電流が得られる。
しかしながら、従来のインターリーブPFC方式の変換回路は、インダクタを複数用いるため、回路が大型なものとなるという問題があった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、良好な出力が得られ且つ小型な電圧変換回路を実現可能なインダクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のインダクタは、コア及び複数の巻線を有し、コアが、複数の巻線の夫々が巻き回される複数の巻線用アームと、巻線用アームの夫々と磁束のループを形成する少なくとも1つの共通アームと、一対の基部とを有し、巻線用アーム及び共通アームが一対の基部の間に位置する。
上記構成において、共通アームは、一対の基部の一方と一体に形成され、他方に密着している構成としてもよい。
或いは、共通アームは、一対の基部の一方と一体に形成された第1の分割アーム部と、基部の他方と一体に形成された第2の分割アーム部とを有し、第1の分割アーム部と第2の分割アーム部とが互いに密着している構成としてもよい。
また、巻線アームの磁気抵抗は共通アームの磁気抵抗よりも大きい構成とすることが好ましい。例えば、巻線アームは、一対の基部のいずれからも分離しており、巻線アームと基部の間には板状のギャップ材が挟み込まれている構成とする。この場合、ギャップ材は例えば樹脂材料から形成されている。また、巻線アームを形成する材料は、基部及び共通アームを形成する材料よりも磁気抵抗の大きい材料である構成としてもよい。例えば、巻線アームがダストコアであり、基部及び共通アームがフェライトコアである。また、巻線アームと基部の間に板状のギャップ材が挟み込まれる構成の代わりに、巻線アームが一対の基部の一方と一体に形成されており、基部の他方と巻線アームの間にはエアギャップが形成されている構成としてもよい。
また、巻線アームの本数が2本であり、巻線アーム及び共通アームは、一対の基部の間で、2本の巻線アームの間に共通アームが位置するように一列に並べて配置されている構成としてもよい。或いは、共通アームの本数が2本であり、巻線アーム及び共通アームは、一対の基部の間で、2本の共通アームの間に複数の巻線アームが位置するように一列に並べて配置されている構成としてもよい。或いは、一対の基部が多角形形状であり、巻線アームが基部の角部同士を結ぶ位置に設けられている構成としてもよい。この場合、巻線アームが基部の全ての角部に1本ずつ設けられており、共通アームは基部の中心部同士を結ぶ位置に配置されている構成としてもよい。或いは、共通アームは、基部において巻線アームが設けられていない外縁部同士を結ぶ位置に設けられている構成としてもよい。上記構成において、巻線アームは、例えば基部において対角となる角部に設けられている。
また、複数組の補助巻線を更に有し、複数組の補助巻線の夫々が前記複数の巻線用アームに巻き回されている構成としてよい。
また、複数の巻線用アームの夫々で発生する共通アームでの磁束が、互いに打ち消しあうように設定されている構成とすることが好ましい。
以上説明した本発明に係るインダクタをインターリーブPFC方式の電圧変換回路に用いる場合、各巻線による磁束を共通アームで互いに打ち消すことが可能となる。このため、共通アームを貫く磁束の大きさを小さくすることができる。そのため、共通アームの断面積は巻線用アームの断面積よりも十分に小さくすることが可能となる。このようなインダクタをインターリーブPFC方式の電圧変換回路に用いると、複数のインダクタを使用する従来構成と比べ、インダクタの容積や接地面積を小さく抑えることが可能となり、小型の電圧変換回路が実現される。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るインダクタの斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るインダクタの概略側面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るインダクタの別例の概略側面図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係るインダクタの斜視図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係るインダクタの概略側面図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態に係るインダクタの斜視図である。 図7は、本発明の第5の実施の形態に係るインダクタの斜視図である。 図8は、本発明の第6の実施の形態に係るインダクタの斜視図である。 図9は、本発明の第6の実施の形態に係るインダクタのコアの斜視図である。 図10は、本発明の第6の実施の形態に係るインダクタの分解斜視図である。 図11は、インターリーブPFC方式の電圧変換回路の一例の回路図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るインダクタの斜視図を示したものである。また、図2は、本実施形態のインダクタの概略側面図である。図1に示されるように、本実施形態のインダクタ1は、コア10と、第1巻線21及び第2巻線22とを有する。
コア10は、第1ブロック11と、第2ブロック12を組み合わせて形成されている。第1ブロック11は、棒状の基部である第1コア部11aから互いに略平行な3本の第1アーム11b、第2アーム11c、第3アーム11dが伸びて形成された、E型形状となっている。また、第2ブロック12は、棒状、すなわちI型形状であり、第1コア部11aと対になる基部である第2コア部を形成する。すなわち、コア10は、所謂EI型コアである。第1巻線21及び第2巻線22は、夫々第1ブロック11の第1アーム11b及び第3アーム11dに巻き回されている。また、第1巻線21及び第2巻線22の下側の端子は夫々別個のリード線21a、22aに接続されているが、上側の端子は共通のリード線23に接続されている。
なお、コア10としては、鉄等の強磁性体の粉末を圧縮成形して形成されたダストコアや、ケイ素鋼等の鋼板を積層して形成された積層コア、或いはフェライトコア等が用いられる。なお、第1ブロック11と第2ブロック12は、同タイプのコアであってもよく、或いは、異なるタイプのコアであってもよい。また、巻線21及び22が巻き回される第1アーム11b及び第3アーム11dと、中央の第2アーム11cとが、異なるタイプのコアであってもよい。
以上の構成のインダクタ1の第1巻線21及び第2巻線22に電流を流すと、図2に示されるように、コア10には、第1巻線21による磁束B1と、第2巻線22による磁束B2とが形成される。磁束B1は、第1アーム11b及び第2アーム11cに形成され、また、磁束B2は、第3アーム11d及び第2アーム11cに形成される。つまり、第2アーム11cは、磁束B1とB2の双方に貫かれる。
ここで、第1巻線21が巻かれている方向は第2巻線22が巻かれている方向と逆であるため、リード線23からリード線21a、22aに電流を流した時は、第2アーム11cでは磁束B1及び磁束B2の方向は互いに逆向きとなる。このため、第2アーム11cでは磁束B1と磁束B2が打ち消し合うことになり、第2アーム11cを貫く磁束の大きさは小さなものとなる。従って、第2アーム11cの断面積は、第1アーム11bと第3アーム11dの断面積の合計よりも十分に小さな大きさでよい。
このように、本実施形態においては、第1巻線21と第2巻線22とでコア10の一部(即ち、第2アーム11c)を共有することになり、第1巻線21と第2巻線22とが異なるコアに巻き回されるような構成と比べて、インダクタの容積及び設置面積を大幅に減少させることができる。このため、本実施形態のインダクタ1をインターリーブPFC回路に採用することにより、小型且つリップルの小さい電圧変換回路が実現される。また、本実施形態においては、インダクタの2組の巻線が、コアの外側のアームに取り付けられている為、巻線に発生した熱はコアの中央部にこもることなく、熱を外部に効率よく逃がすことができる。
なお、本実施形態のインダクタ1は、中央の第2アーム11cの長さが、その両側に配置されている第1アーム11b及び第3アーム11dの長さよりもやや大きくなっている。そのため、第1ブロック11と第2ブロック12を組み合わせてコア10を形成すると、第1アーム11b及び第3アーム11dと第2ブロック12との間にエアギャップGが形成される。このエアギャップGは、第1アーム11b及び第3アーム11dでの磁気の飽和を防止する。
また、中央の第2アーム11cと第2ブロック12との間にはギャップは形成されていない(すなわち、第2アーム11cと第2ブロック12が密着する)。そのため、第1アーム11b又は第3アーム11dから第2アーム11cに向かう経路の磁気抵抗は、第1アーム11bと第3アーム11dの間の経路の磁気抵抗よりも十分に小さなものとなる。この結果、第1巻線21にて生成される磁束の殆どは第3アーム11dではなく第2アーム11cを貫くことになる。同様に、第2巻線22にて生成される磁束の殆どは第1アーム11bではなく第2アーム11cを貫くことになる。従って、一方の巻線による磁束により、他方の巻線に電磁誘導が発生して、出力にノイズが発生するという問題を避けることができる。
なお、本実施形態のインダクタ1は、上記のように、2組の巻線21、22を有するものである。しかしながら、本発明は上記の構成に限定されるものではない。例えば、図3に示されるように、第1巻線21及び第2巻線22に加え、第1補助巻線21’及び第2補助巻線22’が夫々第1アーム11b及び第3アーム11dに設けられる構成としてもよい。このような構成のインダクタ1’は、昇圧に用いる巻線に流れる電流の大きさがゼロであること(ゼロクロス)を検出した時にMOSトランジスタのスイッチングを行う、所謂臨界モードで動作するインターリーブPFC方式の変換回路に用いられる。すなわち、第1補助巻線21’及び第2補助巻線22’は、MOSトランジスタを制御するPFCコントローラに接続され,PFCコントローラは、第1巻線21及び第2巻線22に流れる電流の大きさを検知しこの検知結果に基づいてMOSトランジスタのスイッチング動作を制御する。
また、この構成は、インターリーブPFC方式の変換回路を2系統使用する際にも有用である。すなわち、本構成によれば、巻線21、22による変換回路と、補助巻線21’、22’による変換回路とを、1つのインダクタによって形成することも可能である。なお、本構成のインダクタ1’を、2系統のインターリーブPFC方式の変換回路に使用する場合は、補助巻線21’、22’に流す電流の方向は、補助巻線21’に電流を流すことによって生じる磁束と、補助巻線22’に電流を流すことによって生じる磁束とが第2アーム11c内で打ち消し合うように定められることが好ましい。
以上説明した本発明の第1の実施形態においては、図1に示されるように、第2アーム11cが略角柱形状となっている。しかしながら、本発明は上記の構成に限定されるものではない。例えば、図4の斜視図に示される本発明の第2の実施形態のインダクタ101は、図4に示されるように、第1巻線121や第2巻線122が配置されていない中央の第2アーム111cの奥行方向(すなわち、第1巻線121及び第2巻線122の並び方向及び軸方向の双方に垂直な方向。図中右下から左上に向かう方向)寸法Dは、第1巻線121及び第2巻線122の外径と略同じ大きさとなっている。このため、第1ブロック111の第1コア部111a及び、第2ブロック112の奥行方向寸法は、幅方向(第1〜第3アーム111b〜dの並び方向)両端で小さくなり、幅方向中央(すなわち第2アーム111cが設けられている部分)に向かって大きくなり、幅方向中央近傍で最大値Dとなる。より具体的には、図4に示されるように、第1コア111の第1コア部111a及び第2ブロック112の形状は、略六角形の板状となっており、巻線121及び122が設けられる第1アーム111b及び111dは、夫々上記六角形の対角となる2組の角部111eと112a、111fと112bを結ぶように配置されている。
また、第2アーム111cの第1アーム111b側の側面115a及び第3アーム111d側の側面115bが、共に巻線121、122の軸方向に沿って延びる円筒面形状の凹面となっている。そして、第1巻線121及び第2巻線122の一部は、夫々第2アーム111cの側面115a及び115bの凹部内に配置される。
このように、本実施形態の構成によれば、インダクタ101の幅方向(すなわち、第1巻線121及び第2巻線122の並び方向。図中左下から右上に向かう方向)寸法を抑えることができる。さらに、本実施形態の構成によれば、第2アーム111cの奥行方向寸法を、インダクタ101の奥行方向寸法を大きくしない範囲内で、できる限り長くとっている。このため、本実施形態によれば、第2アーム111cの断面積を十分に大きくとってインダクタの性能を確保しつつ、インダクタの接地面積や体積が抑えられたインダクタが実現される。
なお、本実施形態のインダクタ101の他の構成、例えば、第2ブロック112が単体で第1コア部111aと対になる第2コア部を形成する点、第1コア部111aから第1〜第3アーム111b〜dが突出した第1ブロック111とアームが設けられていない(第1コア部111aと略同じ形状の)第2ブロック112からコア110が形成される点等については、本発明の第1の実施形態と同様である。また、巻線121及び122が巻き回される第1アーム111b及び第3アーム111dにはエアギャップGが形成されており、一方、巻線121及び122が設けられていない第2アーム111cには、エアギャップは形成されていない(すなわち、第2ブロック112と第2アーム111cが密着している)点についても、第1の実施形態と同様である。
また、第1の実施形態と同様、第1巻線121及び第2巻線122の両端子のうち、一方のコア部に近接している側の端子が第1巻線121と第2巻線122に共通のリード線に接続され、他方のコア部に近接する端子が別個のリード線に接続され、且つ第1巻線121が巻かれている方向と第2巻線122が巻かれている方向とを逆方向とする構成としてよい。このような構成においては、第1の実施形態と同様、共通のリード線と別個のリード線との間に電流が流れることになり、第2巻線121による磁束と、第2巻線122による磁束とが第2アーム111c内で打ち消し合うことになり、インダクタ101は、第2アーム111cの断面積が小さいコンパクトなインダクタでありながら、2個のインダクタと同等の性能を有するものとなる。
以上説明した本発明の第1及び第2の実施形態においては、コアの一列に並んだ3本のアームのうち、外側の2つのアームに巻線が設けられる構成となっているが、本発明は上記構成に限定されるものではない。図5は、本発明の第3の実施形態のインダクタの概略側面図である。図5に示されるインダクタ201は、コア210が、上下一対の基部(下側の第1ブロック211に含まれる第1コア部211a及び、第1コア部211aと対になる上側の第2ブロック212)と、該基部間に一列に並んだ第1アーム211b、第2アーム211c、第3アーム211d及び第4アーム211eを有しており、第1巻線221及び第2巻線222は、内側の第2アーム211c及び第3アーム211dに巻き回されている。この構成においては、第1巻線221及び第2巻線222によって生成される磁束B11及びB12はいずれも、外側の第1アーム211b及び第4アーム211eを貫くようになっている。従って、外側の第1アーム211b及び第4アーム211eは、第1巻線221と第2巻線222の双方で使用される共通アームとして働く。
図5に示されるように、本実施形態のインダクタ201においても、第1の実施形態と同様、第1巻線221及び第2巻線222の両端子の一方(図中上側)は、共通のリード線223に接続され、他方は別個のリード線221a及び222aに接続されている。また、第1の実施形態と同様、第1巻線221と第2巻線222が巻かれている方向は互いに逆方向である。そのため、共通のリード線223と、別個のリード線221a、222aとの間に電流を流した場合、第1アーム211b及び第4アーム211eでは第1巻線221による磁束B11と第2巻線222による磁束B12が逆方向となり、打ち消し合うことになる。このため、第1アーム211b及び第4アーム211eを貫く磁束の大きさは小さなものとなる。従って、第1アーム211b及び第4アーム211eの断面積は、第2アーム211cや第3アーム211dの断面積よりも十分に小さな大きさでよい。
なお、本実施形態のインダクタ201においても、第1アーム211b〜第4アーム211eが第1ブロック211の第1コア部211aと一体となっており、また、巻線221及び222が巻き回される第2アーム211c及び第3アーム211dと第2ブロック212との間にはエアギャップGが形成されており、一方、巻線221及び222が設けられていない第1アーム211b及び第4アーム211eと第2ブロック212との間にはエアギャップは形成されていない(第1アーム211b及び第4アーム211eと第2ブロック212と密着する)。
以上説明した構成では、コアのアームが一列に並んで配置されているが、本発明はこの構成に限定される物ではない。図6は、本発明の第4の実施形態のインダクタの斜視図である。図6に示されるインダクタ301は、コア310が、上下に配置された一対の基部(下側の第1ブロック311に含まれる第1コア部311a及び、第1コア部311aと単体で対になる第2コア部を形成する上側の第2ブロック312)を有している。また、第1コア部311a及び第2ブロック312は、共に略三角形の板状に形成されている。第1コア部311aと第2ブロック312のそれぞれの角部同士を結んだ位置には、3つの柱状の第1アーム311b、第2アーム311c及び第3アーム311dが設けられており、第1巻線321及び第2巻線322は、第1アーム311b及び第2アーム311cに巻き回されている。この構成においては、第1巻線321及び第2巻線322によって生成される磁束はいずれも、第3アーム311dを貫くようになっている。
また、第1の実施形態と同様、第1巻線321及び第2巻線322の両端子のうち、一方のコア部に近接している側の端子が第1巻線321と第2巻線322に共通のリード線に接続され、他方のコア部に近接する端子が別個のリード線に接続され、且つ第1巻線321が巻かれている方向と第2巻線322が巻かれている方向とを逆方向とする構成としてよい。このような構成においては、第1の実施形態と同様、共通のリード線と別個のリード線との間に電流が流れることになり、第1巻線321による磁束と、第2巻線322による磁束とが第3アーム311d内で打ち消し合うことになり、インダクタ301は、第3アーム311dの断面積が小さいコンパクトなインダクタでありながら、2個のインダクタと同等の性能を有するものとなる。
なお、本実施形態のインダクタ301においても、第1アーム311b〜第3アーム311dが第1コア部311aと一体となっており、また、巻線321及び322が巻き回される第1アーム311b及び第2アーム311cと第2ブロック312の間にはエアギャップGが形成されており、一方、巻線321及び322が設けられていない第3アーム311dにはエアギャップは形成されていない(第3アーム311dが第2ブロック312に密着する)。
以上説明した本発明の第1〜第4の実施形態に係るインダクタは、図11のような、複数のMOSトランジスタのゲートに入力されるパルスの位相を180°ずらしている2相型のインターリーブPFC回路に適したものである。しかしながら、本発明に係るインダクタは2相型以外のインターリーブPFC回路にも適用可能である。以下に説明する本発明の第5の実施形態に係るインダクタは、4組の巻線の夫々に設けられたMOSトランジスタに入力されるパルスの位相が90°ずつずれるよう設定された4相型のインターリーブPFC回路に適したものである。
図7は、本発明の第5の実施形態に係るインダクタの斜視図である。本実施形態に係るインダクタ401のコア410は、上下に配置された一対の基部(下側の第1ブロック411に含まれる第1コア部411a及び単体で第1コア部411aと対になる上側の第2ブロック412)を有する。第1コア部411a及び第2ブロック412は、略四角形の板状に形成されており、該基部のそれぞれの角部同士を結んだ位置には、4つの柱状の第1アーム411b、第2アーム411c、第3アーム411d及び第4アーム411eと、長方形の中央に配置された第5アーム411fが設けられている。なお、第1アーム411b〜第5アーム411fは、第1コア部411aと一体に形成されている。また、本実施形態に係るインダクタ401は、第1巻線421、第2巻線422、第3巻線423及び第4巻線424を有しており、これらは夫々第1アーム411b、第2アーム411c、第3アーム411d及び第4アーム411eに巻き回されている。
以上の構成のインダクタ401の第1巻線421、第2巻線422、第3巻線423及び第4巻線424に電流を流すと、コア410には、第1巻線421〜第4巻線424の夫々による磁束が形成される。これらの磁束は、いずれも第5アーム411fを貫く。
本実施形態のインダクタ401の第1巻線421〜第4巻線424が巻かれている方向は、各巻線による第5アーム411fでの磁束が互いに打ち消しあうように設定されている。具体的には、第1巻線421〜第4巻線424の両端子のうち、一方のコア部に近接している側の端子が第1巻線421〜第4巻線424に共通のリード線に接続され、他方のコア部に近接する端子が別個のリード線に接続され、且つ第1巻線421及び第3巻線423が巻かれている方向と第2巻線422及び第4巻線424が巻かれている方向とを逆方向とする構成としてよい。このような構成においては、第1の実施形態と同様、共通のリード線と別個のリード線との間に電流が流れることになり、第1巻線421〜第4巻線424による磁束が第5アーム411f内で打ち消し合うことになる。このため、第5アーム411fを貫く磁束の大きさは小さなものとなる。従って、第5アーム411fの断面積は、第1アーム411b〜第4アーム411eの断面積の合計よりも十分に小さな大きさでよい。
このように、本実施形態においては、第1巻線421〜第4巻線424でコア410の一部(即ち、この実施形態では第5アーム411f)を共有することになり、各巻線が異なるコアに巻き回されるような構成と比べて、インダクタの容積及び設置面積を大幅に減少させることができる。このため、本実施形態のインダクタ401をインターリーブPFC回路に採用することにより、小型且つリップルの小さい電圧変換回路が実現される。また、本実施形態においては、インダクタの4組の巻線が、コアの外側のアームに取り付けられている為、巻線に発生した熱はコアの中央部にこもることなく、熱を外部に効率よく逃がすことができる。
なお、本実施形態のインダクタ401においても、第1アーム411b〜第4アーム411eと第2ブロック412との間にエアギャップGが形成される。このエアギャップGは、第1アーム411b〜第4アーム411eでの磁気の飽和を防止する。
また、中央の第5アーム411fと第2ブロック412との間にはエアギャップGは形成されてない(すなわち、第5アーム411fは第2ブロック412に密着している)。そのため、第5アーム411fと他のアームとの間の経路の磁気抵抗は、第1アーム411b〜第4アーム411f間の経路の磁気抵抗よりも十分に小さなものとなる。この結果、第1巻線421〜第4巻線424にて生成される磁束の殆どは第5アーム411fを貫くことになる。従って、ある巻線による磁束により、他の巻線に電磁誘導が発生して、出力にノイズが発生するという問題を避けることができる。
なお、本実施形態においては、第1アーム411b〜第4アーム411eが、共に長方形である第1コア部411及び第2ブロック412の各角部同士を結ぶ位置に配置されているが、本発明は上記の構成に限定されるものではなく、例えば、菱形や直角台形等のような他の多角形状のコア部の角部同士を結ぶ位置に、巻線用アームを配置する構成としてもよい。
以上説明した本発明の第1〜第5の実施形態では、コアにおいて巻線が設けられているアームと、巻線が設けられていない(すなわち、上記巻線が設けられている全てのアームと磁束のループを共有する)アームとが、一体に形成されている。しかしながら、本発明は上記の構成に限定されるものではない。以下に説明する本発明の第6の実施形態のインダクタは、巻線が設けられているアームが、他のアームから分離しているものである。
図8は、本実施形態に係るインダクタの斜視図を示したものである。また、図9は、本実施形態のインダクタのコアの斜視図である。また、図10は、本実施形態のインダクタの分解斜視図である。図8に示されるように、本実施形態のインダクタ501は、コア510と、第1巻線521及び第2巻線522とを有する。なお、図8〜図10においては、第1巻線521及び第2巻線522は、破線で示される。
図9に示されるように、本実施形態のインダクタ501のコア510は、略六角形の板状の第1コア部511a及び第2コア部512aを有する第1ブロック511及び第2ブロック512を有する。また、コア510は、第1アーム513、第2アーム514、第3アーム515及び第4アーム516を有する。第1アーム513及び第4アーム516は、第1コア部511a及び第2コア部512aの六角形の対角となる2つの角部同士を結ぶように配置されており、第1巻線521及び第2巻線522は第1アーム513及び第4アーム516の周りに配置されるようになっている。なお、図8及び図10に示されるように、第1巻線521及び第2巻線522は、夫々ボビン531及び532を介して、第1アーム513及び第4アーム516の周りに取り付けられる。
第1アーム513及び第4アーム516は、共に第1ブロック511及び第2ブロック512からは分離している円柱形状の部材である。また、図9及び図10に示されるように、第1アーム513及び第4アーム516の両端には、樹脂製の円板であるギャップ材Gが取り付けられており、第1アーム513及び第4アーム516が、第1ブロック511及び第2ブロック512と直接接触しないようになっている。
一方、第2アーム514は、分割アーム部514a及び514bに二分されている。一方の分割アーム部514aは、第1コア部511aと一体に形成され、また、他方の分割アーム部514bは、第2コア部512aと一体に形成されている。同様に、第3アーム515は、分割アーム部515a及び515bに二分されている(図10)。一方の分割アーム部515aは、第1コア部511aと一体に形成され、また、他方の分割アーム部515bは、第2コア部512aと一体に形成されている。このように、第1コア部511a、分割アーム部514a及び515aによって、第1ブロック511が形成され、一方、第2コア部512a、分割アーム部514b及び515bによって、第2ブロック512が形成されている。また、図8及び図9に示されるように、インダクタ501が組み立てられた時、第1ブロック511と第2ブロック512との間にボビン531及び532を収納し、分割アーム部514aと514bはボビン531及び532の間の空間で互いに密着する。同様に、インダクタ501が組み立てられた時、分割アーム部515aと515bはボビン531及び532の間の空間で互いに密着する(不図示)。
このように、第1アーム513及び第4アーム516と第1ブロック511及び第2ブロック512の間にはギャップ材Gが設けられ、一方第1ブロック511及び第2ブロック512を結ぶ第2アーム514及び第3アーム515にはギャップは形成されていない。このため、第1アーム513及び第4アーム516の磁気抵抗は、第2アーム514及び第3アーム515の磁気抵抗よりも大きなものとなる。特に、本実施形態においては、第1アーム513及び第4アーム516はダストコアであり、一方第1ブロック511及び第2ブロック512はフェライトコアで形成されている。このため、第1アーム513及び第4アーム516の磁気抵抗が第2アーム514及び第3アーム515の磁気抵抗よりも一層大きなものとなっている。この結果、第1アーム513及び第4アーム516での磁気の飽和が防止される。また、第1アーム513及び第4アーム516の磁気抵抗が大きいため、第1巻線521によって第1アーム513に発生した磁束が第4アーム516に向かうことも、第2巻線522によって第4アーム516に発生した磁束が第1アーム513に向かうことも無く、これらの磁束の殆どは第2アーム514及び第3アーム515に向かう。
また、他の実施形態と同様、第1巻線521及び第2巻線522の両端子のうち、一方のコア部に近接している側の端子が第1巻線521と第2巻線522に共通のリード線に接続され、他方のコア部に近接する端子が別個のリード線に接続され、且つ第1巻線521が巻かれている方向と第2巻線522が巻かれている方向とを逆方向とする構成としてよい。このような構成においては、共通のリード線と別個のリード線との間に電流が流れることになり、第1巻線521による磁束と、第2巻線522による磁束とが第2アーム514及び第3アーム515内で打ち消し合うことになり、インダクタ501は、第2アーム514及び第3アーム515の断面積が小さいコンパクトなインダクタでありながら、2個のインダクタと同等の性能を有するものとなる。
また、本実施形態に係るインダクタ501は、第2の実施形態(図4)と同様、図9に示されるように、第2アーム514及び第3アーム515の、巻線521及び巻線522に近接する面は、各巻線の外周面に沿った凹面となっている。この結果、十分な断面積の第2アーム514及び第3アーム515が得られると共に、第1巻線521と第2巻線522との間隔を短くとることが可能となり、第2の実施形態と同様、インダクタ501の幅方向(すなわち、第1巻線521及び第2巻線522の並び方向)寸法を抑えることができる。
以上が、本発明の実施の形態である。なお、本発明は上記第1〜第6の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、第1〜第6の実施形態の構成を適宜組み合わせたインダクタも又、本発明に含まれる。例えば、第1〜第5の実施形態のインダクタにおいては、巻線が設けられるアームは、一方のコア部と一体となっており、且つ、他方のコア部との間にエアギャップGが設けられた構成となっているが、この構成の代わりに、第6の実施形態のように、巻線が設けられるアームと双方のコア部との間に樹脂製のギャップ材Gが設けられたインダクタも又、本発明に含まれる。或いは、第1〜第5の実施形態のインダクタにおいて、巻線が設けられていない共通アームが第1ブロックと第2ブロックの夫々に設けられた一対の分割アーム部を有し、分割アーム部同士が密着して共通アームを形成する構成としてもよい。
同様に、第6の実施形態のインダクタ501において、第1〜第5の実施形態と同様、第1アーム513及び第4アーム516が第1ブロック511と一体となり且つ第2ブロック512との間にエアギャップGを形成する構成も又、本発明に含まれる。また、第6の実施形態のインダクタ501において、第2アーム514及び第3アーム515の全体が第1ブロック511と一体に形成され、且つ、第2アーム514及び第3アーム515が第2コア512に密着する構成としてもよい。
また、図3に示される第1補助巻線21’及び第2補助巻線22’を第2〜第6の実施形態に適用することも可能である。すなわち、第2〜第6の実施形態において、巻線が設けられるアームのそれぞれに補助巻線を追加する構成も又、本発明に含まれる。例えば、第5の実施形態に適用する場合には、第1アーム411b、第2アーム411c、第3アーム411d及び第4アーム411eのそれぞれに補助巻線を設ければよく、第6の実施形態に適用する場合には、ボビン531及び532のそれぞれに補助巻線を設けてもよく、また、補助巻線を巻き回したボビンをさらに追加して第1アーム513及び第4アーム516のそれぞれの周りに取り付ける構成としてもよい。

Claims (16)

  1. コア及び複数の巻線を有しインターリーブPFC回路に用いられるインダクタであって、
    前記コアは、
    前記複数の巻線の夫々が巻き回される複数の巻線用アームと、
    前記巻線用アームの夫々と磁束のループを形成する少なくとも1つの共通アームと、
    略六角形の板状である一対の基部と、
    を有し、
    前記巻線用アーム及び前記共通アームは、
    前記一対の基部の間に位置し、
    前記共通アームは、
    少なくとも一部が前記一対の基部の少なくとも一方と密着し、
    前記複数の巻線用アームの各々で発生する磁束が前記共通アームで打ち消し合
    前記共通アームの前記巻線側の面が該巻線の外周面に沿った凹面となっていて、
    前記一対の基部のそれぞれが、前記複数の巻線のうちの一対の並び方向と平行な一対の側面を有する、
    インダクタ。
  2. 前記共通アームは、
    前記一対の基部の一方と一体に形成され、
    前記一対の基部の他方に密着している、
    請求項1に記載のインダクタ。
  3. コア及び複数の巻線を有しインターリーブPFC回路に用いられるインダクタであって、
    前記コアは、
    前記複数の巻線の夫々が巻き回される複数の巻線用アームと、
    前記巻線用アームの夫々と磁束のループを形成する少なくとも1つの共通アームと、
    略六角形の板状である一対の基部と、
    を有し、
    前記巻線用アーム及び前記共通アームは、
    前記一対の基部の間に位置し、
    前記共通アームは、
    前記一対の基部の一方と一体に形成された第1の分割アーム部と、
    前記一対の基部の他方と一体に形成された第2の分割アーム部と
    を有し、
    前記第1の分割アーム部と第2の分割アーム部とが互いに密着し、
    前記複数の巻線用アームの各々で発生する磁束が前記共通アームで打ち消し合
    前記共通アームの前記巻線側の面が該巻線の外周面に沿った凹面となっていて、
    前記一対の基部のそれぞれが、前記複数の巻線のうちの一対の並び方向と平行な一対の側面を有する、
    インダクタ。
  4. 前記巻線用アームの磁気抵抗は
    前記共通アームの磁気抵抗よりも大きい、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載のインダクタ。
  5. 前記巻線用アームは、
    前記一対の基部のいずれからも分離しており、
    前記巻線用アームと前記基部の間には板状のギャップ材が挟み込まれている、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載のインダクタ。
  6. 前記巻線用アームは、
    前記一対の基部の一方と一体に形成されており、
    前記一対の基部の他方と前記巻線用アームの間にはエアギャップが形成されている、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載のインダクタ。
  7. 前記ギャップ材は
    樹脂材料から形成されている、
    請求項5に記載のインダクタ。
  8. 前記巻線用アームを形成する材料は、
    前記基部及び前記共通アームを形成する材料よりも磁気抵抗の大きい材料である、
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載のインダクタ。
  9. 前記巻線用アームがダストコアであり、
    前記基部及び前記共通アームがフェライトコアである、
    請求項1から請求項8の何れか一項に記載のインダクタ。
  10. 前記巻線用アームの本数が2本であり、
    前記巻線用アーム及び前記共通アームは、
    前記一対の基部の間で、前記2本の巻線用アームの間に前記共通アームが位置するように、一列に並べて配置されている、
    請求項1から請求項9の何れか一項に記載のインダクタ。
  11. 前記共通アームの本数が2本であり、
    前記巻線用アーム及び前記共通アームは、
    前記一対の基部の間で、前記2本の共通アームの間に前記複数の巻線用アームが位置するように、一列に並べて配置されている、
    請求項1から請求項9の何れか一項に記載のインダクタ。
  12. 前記巻線用アームが前記基部の角部同士を結ぶ位置に設けられている、
    請求項1から請求項9の何れか一項に記載のインダクタ。
  13. 前記巻線用アームが前記基部の全ての角部に1本ずつ設けられており、
    前記共通アームは
    前記基部の中心部同士を結ぶ位置に配置されている、
    請求項12に記載のインダクタ。
  14. 前記共通アームは、
    前記基部において前記巻線用アームが設けられていない外縁部同士を結ぶ位置に設けられている、
    請求項12に記載のインダクタ。
  15. 前記巻線用アームは、
    前記基部において対角となる角部に設けられている、
    請求項12に記載のインダクタ。
  16. 複数組の補助巻線
    を更に有し、
    前記複数組の補助巻線の夫々が前記複数の巻線用アームに巻き回されている、
    請求項1から請求項15の何れか一項に記載のインダクタ。
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