JP2017139397A - 磁性部品 - Google Patents

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孝男 山田
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Tomoaki Asari
知明 浅利
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Abstract

【課題】直流重畳特性に優れ、漏れ磁束も抑制すること。【解決手段】2つの突出部104L、104Rを備えたフェライトコア100U、100Dと、フェライトコア100U、100Dの一方の突出部104Lの間に、スペーサ200Lを介して配置されたフェライトコア110Lと、フェライトコア100U、100Dの他方の突出部104Rの間に、スペーサ200Rを介して配置されフェライトコア110Rと、内周側にフェライトコア110Lが位置するように配置されたコイル300Lと、内周側にフェライトコア110Rが位置するように配置されたコイル300Rと、を備え、スペーサ200Lがコイル300Lの内周側に位置し、かつ、スペーサ200Rがコイル300Rの内周側に位置している磁性部品。【選択図】図2

Description

本発明は、磁性部品に関するものである。
リアクトルとして利用される磁性部品は、一般的に、磁性部品の製造の容易さを考慮して、板形状や柱状形状などのシンプルなI形状のフェライトコアを組み合わせて構成される。たとえば、特許文献1記載の磁性部品で用いるフェライトコアに着目すると、この磁性部品は、互いに対向配置された第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアと、第一のフェライトコアの一方の端部および第二のフェライトコアの一方の端部の間にスペーサを介して配置された第三のフェライトコアと、第一のフェライトコアの他方の端部および第二のフェライトコアの他方の端部の間にスペーサを介して配置された第四のフェライトコアと、を有している。そしてこれら4つのフェライトコアは、いずれもI形状を有している。また、特許文献1記載の磁性部品は、金属コアよりも抵抗率が大きく、渦電流損失の小さいフェライトコアを用いているため、コイルで発生する渦電流損失も小さくでき、結果として、コイルの発熱を抑制できる。
特許第4331122号
しかし、特許文献1記載の磁性部品では、直流重畳特性が悪く、漏れ磁束も生じやすいという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、直流重畳特性に優れ、漏れ磁束も抑制できる磁性部品を提供することを課題とする。
上記課題は以下の本発明により達成される。すなわち、
本発明の磁性部品は、片面側に2つの突出部を備えた第一のフェライトコアと、片面側に2つの突出部を有し、当該2つの突出部の各々が、第一のフェライトコアの2つの突出部の各々と対向するように、第一のフェライトコアに対して配置される第二のフェライトコアと、第一のフェライトコアの一方の突出部と、第一のフェライトコアの一方の突出部に対向して配置された第二のフェライトコアの一方の突出部との間に、第一のスペーサを介して配置された第三のフェライトコアと、第一のフェライトコアの他方の突出部と、第一のフェライトコアの他方の突出部に対向して配置された第二のフェライトコアの他方の突出部との間に、第二のスペーサを介して配置された第四のフェライトコアと、内周側に少なくとも第三のフェライトコアが位置するように配置された第一のコイルと、内周側に少なくとも第四のフェライトコアが位置するように配置された第二のコイルと、を備え、第一のスペーサが第一のコイルの内周側に位置し、かつ、第二のスペーサが第二のコイルの内周側に位置していることを特徴とする。
本発明の磁性部品の一実施形態は、第一のフェライトコアの一方の突出部の少なくとも先端部、および、第二のフェライトコアの一方の突出部の少なくとも先端部、から選択される少なくともいずれかの部分も、第一のコイルの内側に位置していることが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第一のフェライトコアの他方の突出部の少なくとも先端部、および、第二のフェライトコアの他方の突出部の少なくとも先端部、から選択される少なくともいずれかの部分も、第二のコイルの内側に位置していることが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第三のフェライトコアが、その中心軸方向に対して分割された2つ以上の柱状フェライトコアから構成されると共に、中心軸方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア間には第三のスペーサが配置されることが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第三のスペーサの厚みが、第一のスペーサの厚みよりも大きいことが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第四のフェライトコアが、その中心軸方向に対して分割された2つ以上の柱状フェライトコアから構成されると共に、中心軸方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア間には第四のスペーサが配置されることが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第四のスペーサの厚みが、第二のスペーサの厚みよりも大きいことが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第一のフェライトコアが、平板状の土台部と、土台部の片面に設けられた2つの突出部とを有し、かつ、(i)2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、2つの突出部と2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部が形成されている態様、および、(ii)2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、2つの突出部と2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部が形成されている態様、から選択される少なくとも一方の態様を含むことが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第二のフェライトコアが、平板状の土台部と、土台部の片面に設けられた2つの突出部とを有し、かつ、(i)2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、2つの突出部と2つの突出部間とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部が形成されている態様、および、(ii)2つの突出部の配列方向と直交する方向において、2つの突出部と2つの突出部間とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部が形成されている態様、から選択される少なくとも一方の態様を含むことが好ましい。
本発明によれば、直流重畳特性に優れ、漏れ磁束も抑制できる磁性部品を提供することができる。
本実施形態の磁性部品の一例を示す外観斜視図である。 図1に示す磁性部品の正面図である。 比較例として示す磁性部品の正面図である。 磁性部品を構成するフェライトコア内部における磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図である。ここで、図4(A)は、図3に比較例として示す磁性部品の磁束分布密度を示す模式図であり、図4(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の磁束分布密度を示す模式図であり、図4(C)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の変形例の磁束分布密度を示す模式図である。 図2に示す本実施形態の磁性部品および図3に比較例として示す磁性部品の直流重畳特性の測定結果について示すグラフである。 磁性部品のフェライトコア外部における漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図である。ここで、図4(A)は、図3に比較例として示す磁性部品の磁束分布密度を示す模式図であり、図4(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の磁束分布密度を示す模式図であり、図4(C)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の変形例の磁束分布密度を示す模式図である。 本実施形態の磁性部品の他の例を示す正面図である。 本実施形態の磁性部品に用いられる第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアを、突出部が設けられた側から見た模式図である。ここで、図8(A)は第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアの一例を示す図であり、図8(B)は第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアの他の例を示す図である。
図1および図2は本実施形態の磁性部品の一例を示す図であり、図1は外観斜視図を示し、図2は、図1に示す本実施形態の磁性部品において、第一のコイルおよび第二のコイルを透明化して示した正面図である。ここで、図2中、点線で示す部分が第一のコイルおよび第二のコイルである。また、図1〜2および後述する図3以降において、図中に示す矢印XYZは互いに直交する方向である。
図1および図2に示すように、本実施形態の磁性部品10A(10)は、コアとして、第一のフェライトコア100U、第二のフェライトコア100D、第三のフェライトコア110Lおよび第四のフェライトコア110Rを有する。第一のフェライトコア100Uおよび第二のフェライトコア100Dは、各々、平板状の土台部102の片面102S側に2つの突出部104L、104Rを備えている。そして、第一のフェライトコア100Uと第二のフェライトコア100Dとは、第一のフェライトコア100Uの2つの突出部104L、104Rの各々が、第二のフェライトコア100Dの2つの突出部104L、104Rの各々と対向するように配置されている。すなわち、互いに離間して配置された2つの突出部104L同士が対向し、互いに離間して配置された2つの突出部104R同士が対向している。
また、第一のフェライトコア100Uの一方の突出部104Lと、第一のフェライトコア100Uの一方の突出部104Lに対向して配置された第二のフェライトコア100Dの一方の突出部104Lとの間に、第一のスペーサ200Lを介して第三のフェライトコア110Lが配置されている。同様に、第一のフェライトコア100Uの他方の突出部104Rと、第一のフェライトコア100Uの他方の突出部104Rに対向して配置された第二のフェライトコア100Dの他方の突出部104Rとの間に、第二のスペーサ200Rを介して第四のフェライトコア110Rが配置されている。
したがって、第一のスペーサ200Lは、第一のフェライトコア100Uと第三のフェライトコア110Lとの間、および、第二のフェライトコア100Dと第三のフェライトコア110Lとの間に第一の磁気ギャップを形成し、第二のスペーサ200Rは、第一のフェライトコア100Uと第四のフェライトコア110Rとの間、および、第二のフェライトコア100Dと第四のフェライトコア110Rとの間に第二の磁気ギャップを形成する。よって、第一のスペーサ200Lの厚みT1が、第一の磁気ギャップの距離T1に相当し、第二のスペーサ200Rの厚みT2が第二の磁気ギャップの距離T2に相当する。
なお、第三のフェライトコア110Lおよび第四のフェライトコア110Rは、それぞれ、その中心軸C3、C4方向(Z方向と平行な方向)に対して2分割された2つの柱状フェライトコア112から構成されている。そして、第三のフェライトコア110Lおよび第四のフェライトコア110Rの各々において、中心軸C3、C4方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア112間には、それぞれ、第三の磁気ギャップを形成する第三のスペーサ210Lおよび第四の磁気ギャップを形成する第四のスペーサ210Rが設けられている。ここで、第三のスペーサ210Lの厚みT3は、第三の磁気ギャップの距離T3に相当し、第四のスペーサ210Rの厚みT4は、第四の磁気ギャップの距離T4に相当する。なお、図2に示す例では、T1=T2、T3=T4、T1>T3およびT2>T4に設定されている。
また、本実施形態の磁性部品10Aは、内周側に少なくとも第三のフェライトコア110Lが位置するように、第一のフェライトコア100Uと第二のフェライトコア100Dとの間に配置された第一のコイル300L、および、内周側に少なくとも第四のフェライトコア110Rが位置するように、第一のフェライトコア100Uと第二のフェライトコア100Dとの間に配置された第二のコイル300Rと、を備える。
さらに、本実施形態の磁性部品10Aにおいては、第一のスペーサ200L、第三のスペーサ210Lおよび互いに対向して配置された2つの突出部104Lの先端部が第一のコイル300Lの内周側に位置し、第二のスペーサ200R、第四のスペーサ210Rおよび互いに対向して配置された2つの突出部104Rの先端部が第二のコイル300Rの内周側に位置している。
一方、高周波用のリアクトルに用いるコアとしては、電気抵抗が低く、KHz〜MHzオーダーの高周波の交流磁界が加わると、渦電流による発熱損失が非常に大きくなる圧粉コアなどよりも、透磁率が高く電気抵抗の高いフェライトコアを用いた方が圧倒的に有利である。しかしながら、フェライトコアは磁気飽和し易いという欠点がある。このため、図3に例示する磁性部品20ように、磁気ギャップを形成するスペーサ200L、200Rが、コイル300L、300Rの外側に位置する場合、コイル300L、300R外に位置する磁気ギャップにおける磁気抵抗が大きくなるため、コイル300L、300Rに電流を流した場合、4つのフェライトコア100U、100D、110L、110R全体における磁束分布に大きな偏りが生じやすくなる。そして、その結果、十分な直流重畳特性も得難くなる。
ここで、図3に例示した比較例(磁性部品20)は、図2に例示した本実施形態の磁性部品10Aにおいて、(i)フェライトコア100U、100Dの代わりに、フェライトコア100U、100Dから突出部104L、104Rを取り除いたフェライトコア400U、400Dを用い、かつ、(ii)突出部104L、104Rを取り除いた分だけ、フェライトコア110R、110LのY方向長さを延長した点を除けば、磁性部品10Aと同様の構造を有する。この結果、図3に示す磁性部品20では、磁気ギャップを形成するスペーサ200L、200Rが、コイル300L、300Rの外側に位置する。
しかしながら、本実施形態の磁性部品10Aでは、磁気ギャップを形成するスペーサ200L、200Rが、コイル300L、300Rの内周側に位置するため、コイル300L、300R内に位置する磁気ギャップにおける磁気抵抗をより小さくできる。このため、コイル300L、300Rに電流を流した場合、4つのフェライトコア100U、100D、110L、110R全体、特に、これらの中でもフェライトコア110L、110Rにおける磁束分布の偏りが改善され、その結果、直流重畳特性も大きく改善される。これに加えて、漏れ磁束を発生させる磁気ギャップが、コイル300L、300Rの内周側に位置するため、コイル300L、300Rが磁気ギャップから発生する漏れ磁束のシールドとして機能し、漏れ磁束の発生を抑制することもできる。
なお、磁束分布の偏りをより一層改善することで、直流重畳特性をさらに改善するためには、図1および図2に例示したように、第一のフェライトコア100Uの一方の突出部104Lの少なくとも先端部、および、第二のフェライトコア100Dの一方の突出部104Lの少なくとも先端部、から選択される少なくともいずれかの部分も、第一のコイル300Lの内側に位置していることが好ましい。これは、他方の突出部104Rおよび第二のコイル300Rについても同様である。また、突出部104L、104Rの全体がコイル300L、300Rの内周側に位置していることがより好ましい。
次に、本実施形態の磁性部品10について、フェライトコア内部における磁束密度分布のシュミレーション結果、直流重畳特性の測定結果およびフェライトコア外部における漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション結果について説明する。
図4は、磁性部品を構成するフェライトコア内部における磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図であり、図中においては、磁性部品を構成するフェライトコアおよびコイルのみを示してある。また、図中に示す白黒のグラデーションは、磁束密度の相対的な高低を示しており、色が濃いほど磁束密度が高いことを意味する。ここで、図4(A)は、図3に示す磁性部品20の磁束密度分布を示す模式図であり、図4(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品10Aの磁束密度分布を示す模式図であり、図4(C)は、本実施形態の磁性部品10B(10)の磁束密度分布を示す模式図である。なお、これら3つの磁性部品10A、10B、20の磁束密度分布のシュミレーション条件は、シュミレーションに用いた磁性部品10A、10B、20の形状・構造が異なる点以外は全て同一に設定されている。
なお、磁性部品10Bは、図2に示す磁性部品10Aにおいて、T1>T3およびT2>T4に設定する代わりに、T1<T3およびT2<T4に設定したものである。また、T1とT3との総和およびT2とT4との総和は、磁性部品10Aと磁性部品10Bとで同一に設定されている。
図4に示されるように、コイル300L、300Rの内周側に第一のスペーサ200Lおよび第二のスペーサ200R(第一の磁気ギャップおよび第二の磁気ギャップ)が位置する本実施形態の磁性部品10は、コイル300L、300Rの外側に第一のスペーサ200Lおよび第二のスペーサ200R(第一の磁気ギャップおよび第二の磁気ギャップ)が位置する磁性部品20と比べて、フェライトコア100U、100D、110L、110R内、特にフェライトコア100U、100D内における磁束密度分布が大幅に改善(均一化)されている。
図5は、図2に示す本実施形態の磁性部品10Aおよび図3に示す磁性部品20の直流重畳特性の測定結果について示すグラフであり、縦軸はインダクタンス値の変化率ΔL/L(%)を示し、横軸はコイル300L、300Rに流した電流値Idc(A)を示す。また、グラフ中、実線で示されるラインが図2に示す本実施形態の磁性部品10Aの直流重畳特性を意味し、点線で示されるラインが図3に示す磁性部品20の直流重畳特性を意味する。図5に示されるように、磁性部品20と比べて、本実施形態の磁性部品10Aの方が、より優れた直流重畳特性が得られることがわかる。
図6は、磁性部品のフェライトコア外部における漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図であり、図中においては、磁性部品を構成するフェライトコアおよびコイルのみを示してある。また、図中に示す白黒のグラデーションは、漏れ磁束の磁束密度分布の相対的な高低を示しており、色が濃いほど漏れ磁束の磁束密度が高いことを意味する。ここで、図4(A)は、図3に示す磁性部品20の漏れ磁束の磁束密度分布を示す模式図であり、図4(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品10Aの漏れ磁束の磁束密度分布を示す模式図であり、図4(C)は、本実施形態の磁性部品10Bの漏れ磁束の磁束密度分布を示す模式図である。なお、これら3つの磁性部品10A、10B、20の漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション条件は、シュミレーションに用いた磁性部品10A、10B、20の形状・構造が異なる点以外は全て同一に設定されている。
図6に示されるように、コイル300L、300Rの内周側に第一のスペーサ200Lおよび第二のスペーサ200R(第一の磁気ギャップおよび第二の磁気ギャップ)が位置する本実施形態の磁性部品10は、コイル300L、300Rの外側に第一のスペーサ200Lおよび第二のスペーサ200R(第一の磁気ギャップおよび第二の磁気ギャップ)が位置する磁性部品20と比べて、第一の磁気ギャップおよび第二の磁気ギャップに起因する漏れ磁束が大幅に改善されている。
次に、本実施形態の磁性部品10の変形例について説明する。本実施形態の磁性部品10は、図2に例示したように、フェライトコア110L、110Rが、その中心軸C3、C4方向に対して2分割されているが、分割されていなくてもよい。すなわち、第三の磁気ギャップ、第四の磁気ギャップ、およびこれら磁気ギャップに配置されるスペーサ210L、210Rは無くてもよい。しかしながら、通常、フェライトコア110L、110Rは、その中心軸C3、C4方向に対して分割された2つ以上の柱状フェライトコア112から構成されると共に、その中心軸C3、C4方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア112間にはスペーサ210L、220Rが配置されることが好ましい。フェライトコア110L、110Rの分割数、言い換えれば、磁性部品10全体の磁気ギャップの総数を適宜選択することによりインダクタンス値を調整することができる。また、磁気ギャップの数を増やした場合、個々の磁気ギャップの距離を短くできるため、磁性部品10全体での漏れ磁束をより抑制することもできる。
また、磁気ギャップの距離を決定するスペーサ200L、200R、210L、210Rの厚みT1、T2、T3、T4は適宜選択することができる。しかしながら、T1とT3との和、および、T2とT4との和が一定である場合、磁性部品10Aのように、T1>T3およびT2>T4とするよりも、磁性部品10Bのように、T1<T3およびT2<T4とすることがより好ましい。この場合、図4(B)〜図4(C)および図6(B)〜図6(C)から明らかなように、フェライトコア100U、100D、110L、110R内、特にフェライトコア100U、100D内における磁束密度分布をより一層改善できると共に、磁性部品10の外部への漏れ磁束もより一層抑制できる。
また、図2に示す磁性部品10Aにおいては、フェライトコア100U、100Dを構成する突出部104L、104Rは、X方向において、土台部102の最も両端側に設けられているか、図7に示す磁性部品10C(10)ように両端側よりもやや内側に設けられていてもよい。この場合、X方向において、フェライトコア100U、100Dの一端側に対するコイル300Lの出っ張りおよび多端側に対するコイル300Rの出っ張りをより小さくできるため、磁性部品10をより小型化できる。
なお、同様の観点からは、フェライトコア100U、100Dは、(i)2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部102が形成されている態様、および、(ii)2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部102が形成されている態様、から選択される少なくとも一方の態様を含むことが望ましい。
図8は、フェライトコア100U、100Dを、突出部104L、104Rが設けられた側の面(片面102S)側から見た場合について示す模式図であり、図8(A)に一例を、図8(B)に他の例を示している。
図8(A)に示すフェライトコア100U1(100U)、100D1(100D)は、XY平面が略正八角形状を成す平板状の土台部102の片面102S上に、X方向に沿って2つの突出部104L、104Rが設けられている。これら2つの突出部104L、104Rは、土台部102のX方向両端側の辺と一致するように設けられている。しかし、2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域Aよりも外側に伸びるように土台部102が形成されている。
図8(B)に示すフェライトコア100U2(100U)、100D2(100D)は、XY平面が、X方向に横長な略長方形状を成す平板状の土台部の片面102S上に、X方向に沿って2つの突出部104L、104Rが設けられている。また、2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域Aよりも外側に伸びると共に、2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域Aよりも外側にも伸びるように土台部102が形成されている。
また、図2等に例示した本実施形態の磁性部品10は、図中において磁性部品10を、X方向と直交する平面(YZ平面)で2分した場合において対称な構造を有するが、非対称な構造を有していてもよい。
本実施形態の磁性部品10は、図中に示した以外の部材をさらに有していてもよく、たとえば、リアクトルとして用いる場合、ボビンあるいは絶縁シート、ワニス層、台座やネジなどから構成される固定部材など有していてもよい。すなわち、コイル300L、300Rと、コイル300L、300Rの内周側に位置する部材(フェライトコア110L、110Rなど)などとを絶縁するために、両部材の間に、筒体状の部材からなるボビンや、紙などの絶縁シートを配置することができる。また、ワニス層を形成するために、磁性部品10をワニスで満たしたワニス槽に浸漬処理するなどして、磁性部品10の外面全体を覆うワニス層を形成することができる。また、組み立てた磁性部品10が分解してばらけてしまわないように、フェライトコア100U、100Dのフェライトコア110L、110Rが設けられた側と反対側の面側から挟んで固定する台座等の固定部材を用いることもできる。
また、本実施形態の磁性部品10においては、フェライトコア100U、100D、110L、110Rの代わりに、その他の材質からなるコアを用いることもできる。
10、10A、10B、10C :磁性部品
20 :磁性部品
100U、100U1、100U2 :(第一の)フェライトコア
100D、100D1、100D2 :(第二の)フェライトコア
102 :土台部
102S :片面
104L、104R :突出部
110L :(第三の)フェライトコア
110R :(第四の)フェライトコア
112 :柱状フェライトコア
200L :(第一の)スペーサ
200R :(第二の)スペーサ
210L :(第三の)スペーサ
210R :(第四の)スペーサ
300L :(第一の)コイル
300R :(第二の)コイル
400U、400D :フェライトコア

本発明の磁性部品の他の実施形態は、第一のフェライトコアが、平板状の土台部と、土台部の片面に設けられた2つの突出部とを有し、かつ、2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、2つの突出部と2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部が形成されていることが好ましい。
本発明の磁性部品の他の実施形態は、第二のフェライトコアが、平板状の土台部と、土台部の片面に設けられた2つの突出部とを有し、かつ、2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、2つの突出部と2つの突出部間とからなる領域よりも外側に伸びるように土台部が形成されていることが好ましい。
本実施形態の磁性部品の一例を示す外観斜視図である。 図1に示す磁性部品の正面図である。 比較例として示す磁性部品の正面図である。 磁性部品を構成するフェライトコア内部における磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図である。ここで、図4(A)は、図3に比較例として示す磁性部品の磁束密度分布を示す模式図であり、図4(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の磁束密度分布を示す模式図であり、図4(C)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の変形例の磁束密度分布を示す模式図である。 図2に示す本実施形態の磁性部品および図3に比較例として示す磁性部品の直流重畳特性の測定結果について示すグラフである。 磁性部品のフェライトコア外部における漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図である。ここで、図(A)は、図3に比較例として示す磁性部品の磁束密度分布を示す模式図であり、図(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の磁束密度分布を示す模式図であり、図(C)は、図2に示す本実施形態の磁性部品の変形例の磁束密度分布を示す模式図である。 本実施形態の磁性部品の他の例を示す正面図である。 本実施形態の磁性部品に用いられる第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアを、突出部が設けられた側から見た模式図である。ここで、図8(A)は第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアの一例を示す図であり、図8(B)は第一のフェライトコアおよび第二のフェライトコアの他の例を示す図である。
ここで、図3に例示した比較例(磁性部品20)は、図2に例示した本実施形態の磁性部品10Aにおいて、(i)フェライトコア100U、100Dの代わりに、フェライトコア100U、100Dから突出部104L、104Rを取り除いたフェライトコア400U、400Dを用い、かつ、(ii)突出部104L、104Rを取り除いた分だけ、フェライトコア110R、110Lの方向長さを延長した点を除けば、磁性部品10Aと同様の構造を有する。この結果、図3に示す磁性部品20では、磁気ギャップを形成するスペーサ200L、200Rが、コイル300L、300Rの外側に位置する。
図6は、磁性部品のフェライトコア外部における漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション結果の一例について示す模式図であり、図中においては、磁性部品を構成するフェライトコアおよびコイルのみを示してある。また、図中に示す白黒のグラデーションは、漏れ磁束の磁束密度分布の相対的な高低を示しており、色が濃いほど漏れ磁束の磁束密度が高いことを意味する。ここで、図(A)は、図3に示す磁性部品20の漏れ磁束の磁束密度分布を示す模式図であり、図(B)は、図2に示す本実施形態の磁性部品10Aの漏れ磁束の磁束密度分布を示す模式図であり、図(C)は、本実施形態の磁性部品10Bの漏れ磁束の磁束密度分布を示す模式図である。なお、これら3つの磁性部品10A、10B、20の漏れ磁束の磁束密度分布のシュミレーション条件は、シュミレーションに用いた磁性部品10A、10B、20の形状・構造が異なる点以外は全て同一に設定されている。
次に、本実施形態の磁性部品10の変形例について説明する。本実施形態の磁性部品10は、図2に例示したように、フェライトコア110L、110Rが、その中心軸C3、C4方向に対して2分割されているが、分割されていなくてもよい。すなわち、第三の磁気ギャップ、第四の磁気ギャップ、およびこれら磁気ギャップに配置されるスペーサ210L、210Rは無くてもよい。しかしながら、通常、フェライトコア110L、110Rは、その中心軸C3、C4方向に対して分割された2つ以上の柱状フェライトコア112から構成されると共に、その中心軸C3、C4方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア112間にはスペーサ210L、210Rが配置されることが好ましい。フェライトコア110L、110Rの分割数、言い換えれば、磁性部品10全体の磁気ギャップの総数を適宜選択することによりインダクタンス値を調整することができる。また、磁気ギャップの数を増やした場合、個々の磁気ギャップの距離を短くできるため、磁性部品10全体での漏れ磁束をより抑制することもできる。
また、図2に示す磁性部品10Aにおいては、フェライトコア100U、100Dを構成する突出部104L、104Rは、X方向において、土台部102の最も両端側に設けられているか、図7に示す磁性部品10C(10)ように両端側よりもやや内側に設けられていてもよい。この場合、X方向において、フェライトコア100U、100Dの一端側に対するコイル300Lの出っ張りおよび端側に対するコイル300Rの出っ張りをより小さくできるため、磁性部品10をより小型化できる。
なお、同様の観点からは、フェライトコア100U、100Dは、2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように形成された土台部102を有することが望ましい。
図8(B)に示すフェライトコア100U2(100U)、100D2(100D)は、XY平面が、X方向に横長な略長方形状を成す平板状の土台部102の片面102S上に、X方向に沿って2つの突出部104L、104Rが設けられている。また、2つの突出部104L、104Rの中心軸CL、CRと直交する平面(XY平面)方向において、2つの突出部104L、104Rと2つの突出部104L、104Rに囲まれた部分とからなる領域Aよりも外側にも伸びるように土台部102が形成されている。

Claims (9)

  1. 片面側に2つの突出部を備えた第一のフェライトコアと、
    片面側に2つの突出部を有し、当該2つの突出部の各々が、前記第一のフェライトコアの2つの突出部の各々と対向するように、前記第一のフェライトコアに対して配置される第二のフェライトコアと、
    前記第一のフェライトコアの一方の突出部と、前記第一のフェライトコアの一方の突出部に対向して配置された前記第二のフェライトコアの一方の突出部との間に、第一のスペーサを介して配置された第三のフェライトコアと、
    前記第一のフェライトコアの他方の突出部と、前記第一のフェライトコアの他方の突出部に対向して配置された前記第二のフェライトコアの他方の突出部との間に、第二のスペーサを介して配置された第四のフェライトコアと、
    内周側に少なくとも前記第三のフェライトコアが位置するように配置された第一のコイルと、
    内周側に少なくとも前記第四のフェライトコアが位置するように配置された第二のコイルと、を備え、
    前記第一のスペーサが前記第一のコイルの内周側に位置し、かつ、前記第二のスペーサが前記第二のコイルの内周側に位置していることを特徴とする磁性部品。
  2. 前記第一のフェライトコアの一方の突出部の少なくとも先端部、および、前記第二のフェライトコアの一方の突出部の少なくとも先端部、から選択される少なくともいずれかの部分も、前記第一のコイルの内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の磁性部品。
  3. 前記第一のフェライトコアの他方の突出部の少なくとも先端部、および、前記第二のフェライトコアの他方の突出部の少なくとも先端部、から選択される少なくともいずれかの部分も、前記第二のコイルの内側に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の磁性部品。
  4. 前記第三のフェライトコアが、その中心軸方向に対して分割された2つ以上の柱状フェライトコアから構成されると共に、前記中心軸方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア間には第三のスペーサが配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁性部品。
  5. 前記第三のスペーサの厚みが、前記第一のスペーサの厚みよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の磁性部品。
  6. 前記第四のフェライトコアが、その中心軸方向に対して分割された2つ以上の柱状フェライトコアから構成されると共に、前記中心軸方向において互いに隣り合う2つの柱状フェライトコア間には第四のスペーサが配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の磁性部品。
  7. 前記第四のスペーサの厚みが、前記第二のスペーサの厚みよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の磁性部品。
  8. 前記第一のフェライトコアが、平板状の土台部と、前記土台部の片面に設けられた前記2つの突出部とを有し、かつ
    (i)前記2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、前記2つの突出部と前記2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように前記土台部が形成されている態様、および、(ii)前記2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、前記2つの突出部と前記2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように前記土台部が形成されている態様、から選択される少なくとも一方の態様を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の磁性部品。
  9. 前記第二のフェライトコアが、平板状の土台部と、前記土台部の片面に設けられた前記2つの突出部とを有し、かつ
    (i)前記2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、前記2つの突出部と前記2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように前記土台部が形成されている態様、および、(ii)前記2つの突出部の中心軸と直交する平面方向において、前記2つの突出部と前記2つの突出部に囲まれた部分とからなる領域よりも外側に伸びるように前記土台部が形成されている態様、から選択される少なくとも一方の態様を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の磁性部品。
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