JP2001093753A - 多重インバータ用変圧器 - Google Patents

多重インバータ用変圧器

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JP2001093753A
JP2001093753A JP26807099A JP26807099A JP2001093753A JP 2001093753 A JP2001093753 A JP 2001093753A JP 26807099 A JP26807099 A JP 26807099A JP 26807099 A JP26807099 A JP 26807099A JP 2001093753 A JP2001093753 A JP 2001093753A
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leg
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Tatsuyoshi Sueishi
辰義 居石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄心材料の所要量やフレームの個数を増すこと
なしに単相鉄心を巻線1段積みの高さにする。 【解決手段】単相鉄心13が互いに平行に並ぶ5本の脚
13H,13Mと、この脚同士の両端部を磁気的に結合
する一対の継鉄13Jとからなり、前記脚のうち、中央
脚13Mの1本だけを残してその両側の側脚13Hにそ
れぞれ巻線1A,1B,1C,1Dが巻回される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の無効
電力補償装置やアーク炉用の自励式静止形フリッカー補
償装置などに用いられる半導体電力変換器に組み込まれ
る多重インバータ用変圧器に関し、特に、高さや鉄心所
要量が抑制された変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、電力系統の無効電力補償装置の
構成を示す回路図である。電力系統5に遮断器4を介し
て無効電力補償装置20が設けられている。無効電力補
償装置20は、遮断器4に高圧側が接続され電力系統5
の電圧を下げる降圧変圧器3と、この降圧変圧器3の低
圧側(図4の左側)にもう一つの遮断器2を介してその
出力巻線1Eが接続される4多重インバータ用変圧器1
と、降圧変圧器3の低圧側にさらにもう一つの遮断器7
を介して接続されるフイルタ8と、4多重インバータ用
変圧器1の巻線1A,1B,1C,1Cにそれぞれ接続
されるインバータ6A,6B,6C,6Dとで構成され
ている。無効電力補償装置20からの出力は、遮断器4
を介して電力系統5に供給されるようになっている。無
効電力補償装置20は、電力系統5の無効電力を補償す
るためのものであって、電力系統5の状況に応じて、イ
ンバータ6A,6B,6C,6Dの出力が制御され、電
力系統5に遅相あるいは進相の正弦波が出力されるよう
になっている。無効電力補償装置20には遮断器7を介
してフイルタ8が接続されている。このフイルタ8は、
無効電力補償装置20からの出力に高周波成分が重畳す
る場合に、遮断器7を投入してその高周波成分をキャン
セルさせるためのものである。インバータ6A,6B,
6C,6Dにはそれぞれ図示されていない直流電源が接
続されてあり、インバータ6A,6B,6C,6Dから
位相の異なる矩形波が出力され、巻線1A,1B,1
C,1Dが励磁されるようになっている。巻線1A,1
B,1C,1Dの内側にはそれぞれ図示されていない出
力巻線が巻回されてあり、各出力巻線が直列に接続され
て直列回路1Eが形成されている。出力巻線に誘起され
た電圧が直列回路1Eでもって合成され、遮断器2に送
られる。
【0003】図4の電力系統5は3相であり、図4には
その1相分だけが示されている.すなわち、実際には、
別の相の無効電力補償装置20があと2組構成されてい
る。ただし、図4のインバータ6A,6B,6C,6D
は3相用が示されている。4台のインバータからは、位
相がそれぞれ15°ずつずれた矩形波が3相3台の各4
多重インバータ用変圧器1に出力されている(すなわ
ち、4多重・24相)。なお、多重インバータ用変圧器
としては、図4のような4多重インバータ用変圧器1以
外にも、6個のインバータの出力を受ける6多重インバ
ータ用変圧器、一般的には複数多重インバータ用変圧器
などがある。
【0004】図5は、従来の4多重インバータ用変圧器
の構成を示す側面図である。単相鉄心10が、中央脚1
0Mおよびその両側の側脚10Hよりなる互いに平行に
並ぶ3本の脚と、この3本の脚同士の両端部を磁気的に
結合する互いに平行な一対の継鉄10Jと、中央脚10
Mと側脚10Hとの間に介装され、継鉄10Jに平行な
中間継鉄10Lとで構成されている。左側の側脚10H
に巻線1A,1Bが巻回され、巻線1Aは中間継鉄10
Lの下部に、巻線1Bは中間継鉄10Lの上部にそれぞ
れ配されている。一方、右側の側脚10Hに巻線1C,
1Dが巻回され、巻線1Cは中間継鉄10Lの下部に、
巻線1Dは中間継鉄10Lの上部にそれぞれ配されてい
る。巻線1A,1B,1C,1Dの内径側にそれぞれ図
示されていない出力巻線が巻回され、その出力巻線同士
は直列に結線されている。
【0005】図6は、図5の単相鉄心10に誘導される
磁束のベクトル図である。横軸Reは実数軸であり、縦
軸Imは虚数軸である。矢印が各磁束のベクトルを示
す。磁束φA,φBは、図5の左側の側脚10Hに誘導
される磁束であり、それぞれ磁束φAは中間継鉄10L
の下側において巻線1Aによって誘導される磁束であ
り、磁束φBは中間継鉄10Lの上側において巻線1B
によって誘導される磁束である。一方、磁束φC,φD
は、図5の右側の側脚10Hに誘導される磁束であり、
それぞれ磁束φCは中間継鉄10Lの下側において巻線
1Cによって誘導される磁束であり、磁束φDは中間継
鉄10Lの上側において巻線1Dによって誘導される磁
束である。また、磁束φM1,φM2は、図5の中央脚
10Mに誘導される磁束であり、それぞれ磁束φM1は
中間継鉄10Lの上側に誘導される磁束であり、磁束φ
M2は中間継鉄10Lの下側に誘導される磁束である。
さらに、磁束φAB,φCDは、図5の中間継鉄10L
に誘導される磁束であり、それぞれ磁束φABは中央脚
10Mの左側に誘導される磁束であり、磁束φCDは中
央脚10Mの右側に誘導される磁束である。
【0006】図6において、両側の側脚10Hに誘導さ
れる磁束φA,φB,φC,φDのベクトルは互いに大
きさは同じであるが、その方向が磁束φA,φB,φ
C,φDの順に15°ずつ反時計回りにずれている。ま
た、中間継鉄10Lに誘導される磁束φAB,φCDの
ベクトルは、それぞれ磁束φBとφAとのベクトル差,
磁束φDとφCとのベクトル差である。一方、中央脚1
0Mに誘導される磁束φM1,φM2のベクトルは、そ
れぞれ磁束φDとφBとのベクトル差,磁束φAとφC
とのベクトル差である。
【0007】ここで、中間継鉄10Lに誘導される磁束
φABあるいはφCDと、側脚10Hに誘導される磁束
との大きさの比は、
【数1】 2×{ sin(15°÷2)}×100=26.1[%] となる。したがって、中間継鉄10Lの必要断面積は、
側脚10Hのそれの約4分の1である。
【0008】また、中央脚10Mに誘導される磁束φM
1あるいはφM2と、側脚10Hに誘導される磁束との
大きさの比は、
【数2】 2×{ sin(30°÷2)}×100=51.8[%] となる。したがって、中央脚10Mの必要断面積は、側
脚10Hのそれの約2分の1である。
【0009】図7は、従来の異なる多重インバータ用変
圧器の構成を示す側面図である。両側の側脚10Hと中
央脚10Mとのそれぞれに2個ずつ空隙12が介装され
ている。その空隙12は、各脚において中間継鉄10L
の上部と下部とにそれぞれ配されている。図7のその他
は、図5の構成と同じである。空隙12は、各巻線1
A,1B,1C,1Dの励磁インピーダンスを調整する
ために介装されるものであり、鉄心材料の間に絶縁物を
介装することによって形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の多重インバータ用変圧器は、単相鉄心の
高さ寸法が大きいという問題があった。
【0011】すなわち、従来の4多重インバータ用変圧
器の場合、図5のように単相鉄心10の左右の側脚10
Hにそれぞれ2個ずつ巻線が巻回されている。多重イン
バータ用変圧器の多重数がさらに増えると、従来の構成
では左右の側脚10Hに巻回される巻線を増やすことに
よって対処されていた。すなわち、側脚10Hおよび中
央脚10Mの軸方向長を伸ばし、その側脚10Hに巻線
が軸方向に順次並べて巻回されていた。その際、巻線同
士の間にはそれぞれ中間継鉄10Lが介装される。例え
ば、6多重インバータ用変圧器の場合は、左右の側脚1
0Hにそれぞれ3個ずつ巻線が巻回される。したがっ
て、多重インバータ用変圧器の多重数が増すにしたがっ
て高さ寸法が大きくなり、多重インバータ用変圧器の据
え付けにおいてその高さ方向に制約が加わる場合があっ
た。
【0012】また、空隙が設けられた多重インバータ用
変圧器の場合、同一の脚に幾つもの空隙を介装せぬばな
らないという問題もあった。
【0013】すなわち、図7のように同一の脚に幾つも
の空隙12が設けられると、空隙12の形成に手間がか
かるのに加えて、脚が軸方向に多数個に分割されている
ので組み立て時にその分割された鉄心材料同士が互いに
ずれないように支えながら作業する必要があり、多大な
作業時間を要していた。この空隙12は、多重インバー
タ用変圧器の多重数が増すにしたがって増えるので、そ
れにつれて作業時間も増えていた。
【0014】多重インバータ用変圧器の高さを減らす一
つの方法として、従来から単相鉄心を複数分割するとい
う構成が考えられていた。
【0015】図8は、従来の異なる4多重インバータ用
変圧器の構成を示す側面図である。単相鉄心11が左右
2台設けられ、ともに中央脚11Mおよびその両側の側
脚11Hとからなる3脚と、この3脚同士の両端部を磁
気的に結合する一対の継鉄11Jとから構成されてい
る。左側の単相鉄心11の両側の側脚11Hにそれぞれ
巻線1A,1Bが巻回され、右側の単相鉄心11の両側
の側脚11Hにそれぞれ巻線1C,1Dが巻回されてい
る。左側の単相鉄心11において、巻線1A,1Bによ
って誘導される磁束φAとφBとのベクトル差が中央脚
10Mに形成される磁束φABのベクトルとなる。一
方、右側の単相鉄心11において、巻線1C,1Dによ
って誘導される磁束φCとφDとのベクトル差が中央脚
10Mに形成される磁束φCDのベクトルとなる。この
構成は、巻線が1段積みであり、4多重インバータ用変
圧器の高さが非常に小さくなるとともに、同一脚に空隙
数の1つで済むと言う利点がある。しかし、単相鉄心1
1の数が増すことにより、鉄心材料の所要量が増すこと
は勿論、単相鉄心11を支えるフレームの個数も増すの
で、単相鉄心11の重量の増大と経済性の悪化は避ける
ことができない。しかも、多重インバータ用変圧器の多
重数が増すにつれて、3台,4台と単相鉄心11の台数
も増す。
【0016】この発明の目的は、鉄心材料の所要量やフ
レームの個数を増すことなしに単相鉄心を巻線1段積み
の高さにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、単相鉄心に巻回された複数の巻
線がそれぞれ異なるインバータの出力によって励磁さ
れ、前記巻線によって誘起される電圧の合成が出力され
る多重インバータ用変圧器において、前記単相鉄心が互
いに平行に並ぶ複数本の脚と、この脚同士の両端部を磁
気的に結合する一対の継鉄とからなり、前記脚のうち、
内側に配された脚の1本だけを残して残りの脚のそれぞ
れに前記巻線が巻回されてなるようにするとよい。それ
によって、中間継鉄が不要になるとともに、内側に配さ
れ巻線が巻回されていない脚の断面積を従来より小さく
することができる。さらに、単相鉄心を分割することな
しに巻線1段積みの高さにすることができる。そのため
に、鉄心材料の所要量が従来より減り、フレームの個数
も従来より増えることがない。
【0018】また、かかる構成において、前記脚のそれ
ぞれに空隙が設けられるようにしてもよい。それによっ
て、空隙を各脚に1つずつ介装すればよいので、単相鉄
心の組み立て作業が非常に楽になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる多重イ
ンバータ用変圧器の構成を示す側面図である。単相鉄心
13が,互いに平行に並ぶ5本の脚、すなわち、巻線1
A,1B,1C,1Dがそれぞれ巻かれた4本の側脚1
3H、および巻線が巻かれていない1本の中央脚13M
と、この5本の脚同士の両端部を磁気的に結合する一対
の継鉄13Jとから構成されている。巻線1A,1B,
1C,1Dの内径側にはそれぞれ図示されていない出力
巻線が巻回され、各出力巻線同士は直列に結線されてい
る。
【0020】図2は、図1の単相鉄心13に誘導される
磁束のベクトル図である。横軸Reは実数軸であり、縦
軸Imは虚数軸である。矢印が各磁束のベクトルを示
す。磁束φA,φBは、図1の中央脚13Mの左側に配
された側脚13Hに誘導される磁束であり、それぞれ磁
束φAは最左端の側脚13Hに誘導される磁束であり、
磁束φBは左側から2番目の側脚13Hに誘導される磁
束である。一方、磁束φC,φDは、図1の中央脚13
Mの右側に配された側脚13Hに誘導される磁束であ
り、それぞれ磁束φCは最右端の側脚13Hに誘導され
る磁束であり、磁束φBは右側から2番目の側脚13H
に誘導される磁束である。また、磁束φMは、図1の中
央脚13Mに誘導される磁束である。さらに、磁束φA
B,φCDは、図1の継鉄13Jにおける中央脚13M
とこれに隣接する両側の側脚13Hとの間の部分に誘導
される磁束であり、それぞれ磁束φABは継鉄13Jに
おける中央脚13Mと左隣の側脚13Hとの間の部分に
誘導される磁束であり、磁束φCDは継鉄13Jにおけ
る中央脚13Mと右隣の側脚13Hとの間の部分に誘導
される磁束である。
【0021】図2において、4本の側脚13Hにそれぞ
れ誘導される磁束φA,φB,φC,φDのベクトルは
互いに大きさは同じであるが、その方向が磁束φA,φ
B,φC,φDの順に15°ずつ反時計回りにずれてい
る。また、磁束φAB,φCDのベクトルは、それぞれ
磁束φBとφAとのベクトル差,磁束φDとφCとのベ
クトル差である。一方、中央脚13Mに誘導される磁束
φMのベクトルは、磁束φABとφCDとのベクトル差
である。
【0022】ここで、磁束φABあるいはφCDと、側
脚13Hに誘導される磁束との大きさの比は、
【数3】 2×{ sin(15°÷2)}×100=26.1[%] となる。したがって、継鉄13Jの必要断面積は、側脚
13Hの約4分の1でで済む。
【0023】また、中央脚13Mに誘導される磁束φM
と、側脚13Hに誘導される磁束との大きさの比は、
【数4】 2×{ sin(30°÷2)}×{2× sin(30°÷2)}×100 =13.5[%] となる。したがって、中央脚13Mの必要断面積は、側
脚13Hの約7分の1で済み、従来の図5の場合の中央
脚10Mと比べて約3分の1以下で済む。したがって、
単相鉄心13の構成は、図5の従来の単相鉄心10のそ
れと比べると、中間継鉄を不要とするとともに中央脚も
細くすることができる。それによって、鉄心材料の所要
量を従来より減らすことができ経済性が非常に向上す
る。
【0024】なお、6多重インバータ用変圧器の場合
は、図1において中央脚13Mの両側にそれぞれ3本ず
つの側脚13Hを配せばよい。また、多重数が奇数の場
合は、中央脚13Mの一方側に偶数の側脚13Hを、他
方側に奇数の側脚13Hを配せばよい。したがって、多
重が増しても、中央脚13Mの左右に側脚13Hの群を
配せばよいので、単相鉄心13は常に巻線1段分の高さ
で済む。そのために、据え付けにおける高さ制約が緩和
される。また、フレームの個数も増えることがなく経済
的である。
【0025】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
多重インバータ用変圧器の構成を示す側面図である。5
本の各脚に空隙14が介装されている。図3のその他
は、図1の構成と同じである。図7の従来の構成と比べ
ると、空隙14を各脚に1つずつ介装すればよいので、
単相鉄心の組み立て作業が非常に楽になる。なお、空隙
付きの多重インバータ用変圧器の多重数が増しても、空
隙14は各脚に1つずつ介装すればよいので、単相鉄心
の組み立て作業は困難にはならない。
【0026】図1や図3の実施例においては、各巻線が
それぞれインバータから位相の異なる基本波でもって励
磁され、多重化される場合について説明された。インバ
ータにおける半導体のスイッチングパルスの操作によっ
て、同じ位相の基本波が出力され多重化される場合もあ
る。このような場合も、各巻線によって側脚13Hに誘
導される磁束の瞬時値から中央脚13Mに誘導される磁
束の瞬時値を算出して中央脚13Mの断面積を決定すれ
ばよい。この場合も、従来の構成と比べて中央脚13M
の断面積をより小さくすることができる。
【0027】
【発明の効果】この発明は前述のように、単相鉄心が互
いに平行に並ぶ複数本の脚と、この脚同士の両端部を磁
気的に結合する一対の継鉄とからなり、前記脚のうち、
内側に配された脚の1本だけを残して残りの脚のそれぞ
れに巻線が巻回されてなるようにすることによって、単
相鉄心を分割することなしに巻線1段積みの高さにする
ことができ、経済性が大いに向上するとともに、据え付
けにおける高さの制約も緩和される。
【0028】また、かかる構成において、脚のそれぞれ
に空隙が設けられるようにすることによって、単相鉄心
の組み立て作業が非常に楽になり、経済性がさらに向上
するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる4多重インバータ用
変圧器の構成を示す側面図
【図2】図1の単相鉄心に誘導される磁束のベクトル図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる4多重インバ
ータ用変圧器の構成を示す側面図
【図4】電力系統の無効電力補償装置の構成を示す回路
【図5】従来の4多重インバータ用変圧器の構成を示す
側面図
【図6】図5の単相鉄心に誘導される磁束のベクトル図
【図7】従来の異なる4多重インバータ用変圧器の構成
を示す側面図
【図8】従来のさらに異なる4多重インバータ用変圧器
の構成を示す側面図
【符号の説明】
1:4多重インバータ用変圧器、1A,1B,1C,1
D:巻線、13:単相鉄心、13M:中央脚、13H:
側脚、13J:継鉄、14:空隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単相鉄心に巻回された複数の巻線がそれぞ
    れ異なるインバータの出力によって励磁され、前記巻線
    によって誘起される電圧の合成が出力される多重インバ
    ータ用変圧器において、前記単相鉄心が互いに平行に並
    ぶ複数本の脚と、この脚同士の両端部を磁気的に結合す
    る一対の継鉄とからなり、前記脚のうち、内側に配され
    た脚の1本だけを残して残りの脚のそれぞれに前記巻線
    が巻回されてなることを特徴とする多重インバータ用変
    圧器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の多重インバータ用変圧器
    において、前記脚のそれぞれに空隙が設けられることを
    特徴とする多重インバータ用変圧器。
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