JP5779554B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、コピー機、複合機等の画像形成装置に関する。
従来から、画像を記録媒体に印刷する際に、視力が低いユーザーにも見えやすいように、文字等を拡大して印刷する画像形成装置が開発されている(下記特許文献1及び2参照)。
特開平8−139913号公報 特開2000−305746号公報
上記従来技術では、画像を画一的に拡大して印刷するため、拡大が必要な部分と拡大が不要な部分とが同一倍率で拡大されて全体のバランスが悪くなり、かえってユーザーにとって視認性の悪い画像を印刷していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも視力が低いユーザーにとって視認性の良好な印刷物を得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、画像形成装置に係る第1の解決手段として、画像データに基づく画像を記録媒体上に印刷して印刷物として出力する印刷部と、前記印刷部による印刷動作を制御する制御部とを備えた画像形成装置において、前記制御部は、ユーザーの視力を判定し、その判定結果に応じて拡大対象文字サイズを決定し、前記画像に含まれる文字の中から前記拡大対象文字サイズに該当する文字が拡大されるよう前記画像データを補正する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御部は、大きさの異なる文字或いは記号を表示部に表示させて前記ユーザーに対して見えにくい前記文字或いは記号の選択を促し、前記ユーザーにより選択された前記文字或いは記号に基づいて前記ユーザーの視力を判定する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御部は、前記ユーザーに対して年齢の入力を促す画面を前記表示部に表示させ、前記ユーザーにより入力された前記年齢に基づいて前記ユーザーの視力を判定する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれか一つの解決手段において、前記制御部は、前記ユーザーの視力として老眼度数を判定する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれか一つの解決手段において、前記制御部は、補正後の前記画像データに基づく画像のサイズに応じて前記記録媒体のサイズを変更する、という手段を採用する。
本発明によれば、ユーザーにとって見えにくい文字のみが拡大された画像、つまり全体のバランスが整った画像が記録媒体に印刷されるので、従来よりも視力が低いユーザーにとって視認性の良好な印刷物を得ることが可能となる。
本実施形態に係る複合機100の要部構成を示す正面透視図である。 本実施形態に係る複合機100の機能ブロック図である。 複合機100に設けられた操作表示部62の外観図である。 複合機100の制御部60が文字拡大機能を実現するために実行する各処理を示したフローチャートである。 大きさの異なる文字を表示し、ユーザーに対して見えにくい文字の選択を促すための度数判定ダイアログの一例である。 老眼度数と拡大対象文字サイズとの対応関係を示すテーブルデータの一例である。 年齢と老眼度数との対応関係を示すテーブルデータの一例である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下では、本発明に係る画像形成装置として、コピー機、プリンター及びファクシミリ等の機能を併せ持つ電子写真方式の複合機を例示して説明する。
図1は、本実施形態に係る複合機100の要部構成を示す正面透視図である。この図1に示すように、複合機100は、原稿を読み取ってその原稿の画像データを生成する原稿読取装置1と、原稿読取装置1から得られた画像データ或いは外部から受信した画像データに基づいて印刷用紙(記録媒体)に画像を形成する複合機本体2とを備えている。
原稿読取装置1は、スキャナー10及びADF(Auto Document Feeder:自動原稿給紙装置)20から構成されている。スキャナー10は、プラテンガラス11上にセットされた原稿、またはADF20によって自動給紙される原稿の読み取りを行うものであり、プラテンガラス11、白色基準板12、フルレートキャリッジ13、ハーフレートキャリッジ14、集光レンズ15及びCCD(Charge Coupled Devices)センサー16を備えている。
プラテンガラス11は、読み取り対象の原稿を1枚ずつセットするためのガラス板である。白色基準板12は、シェーディング補正用の白色基準データを取得するための白色板である。フルレートキャリッジ13は、プラテンガラス11の下方において、不図示のキャリッジ搬送機構によりプラテンガラス11に沿って左右方向(走査方向)に往復移動可能に設けられており、照明光を斜め上方に向けて出射するランプ13aと、照明光の反射光を後述するハーフレートキャリッジ14に向けて反射するミラー13bを内蔵する。
ハーフレートキャリッジ14は、フルレートキャリッジ13と同様に、不図示のキャリッジ搬送機構によりプラテンガラス11に沿って左右方向に往復移動可能に設けられており、フルレートキャリッジ13のミラー13bからの入射光を下方に向けて反射するミラー14aと、ミラー14aからの入射光を後述する集光レンズ15に向けて反射するミラー14bを内蔵する。なお、キャリッジ搬送機構により、フルレートキャリッジ13の移動量とハーフレートキャリッジ14の移動量との比率は1:0.5となるように制御されている。これにより、集光レンズ15に達するまでの照明光の光路長が一定となるように制御される。
プラテンガラス11上にセットされた原稿を読み取る場合は、フルレートキャリッジ13及びハーフレートキャリッジ14を走査方向に移動させることで原稿をスキャンするが、後述するADF20によって原稿を自動給紙する場合には、フルレートキャリッジ13及びハーフレートキャリッジ14を所定の原稿読取位置にて待機させ、原稿側を移動(搬送)させることで複数枚セットされた原稿を連続的にスキャンする。
集光レンズ15は、ハーフレートキャリッジ14のミラー14bからの入射光を集光してCCDセンサー16の受光面に結像させる。CCDセンサー16は、不図示のCCD駆動部から供給されるタイミング信号に同期して作動し、受光面にて受光した光を光電変換することにより、読み取った原稿の画像に応じたアナログ電圧信号を生成してAFE(アナログフロントエンド:図示省略)に出力する。なお、AFEは、上記のアナログ電圧信号を所定のゲイン設定値にて増幅した後にデジタル変換することで、読み取った原稿の画像を表す画像データを生成して後述の複合機本体2の制御部60に出力する。
ADF20は、原稿載置トレイ22にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ連続的に自動給紙するものであり、プラテンカバー21、原稿載置トレイ22、ピックアップローラー23、レジストローラー24、プラテンローラー25及び排紙ローラー26等から構成されている。プラテンカバー21は、スキャナー10の上面に対して開閉可能に設けられており、プラテンガラス11上に原稿をセットして読み取りを行う場合における原稿押さえカバーとしての役割と、ピックアップローラー23、レジストローラー24、プラテンローラー25及び排紙ローラー26等の自動給紙機構に使用される部材の収納用筐体としての役割を担っている。なお、図1では、プラテンカバー21が閉じられた状態を示している。
原稿載置トレイ22は、読み取り対象の原稿をセットするためのトレイである。ピックアップローラー23は、原稿載置トレイ22にセットされた原稿を1枚ずつピックアップしてレジストローラー24に搬出するためのローラーである。レジストローラー24は、所定のタイミングで原稿をプラテンローラー25に搬送するためのローラーである。プラテンローラー25は、原稿を所定の原稿読取位置を経由して排紙ローラー26に搬送するためのローラーである。排紙ローラー26は、読み取り完了後の原稿を外部に排出するためのローラーである。これら各ローラーの回転動作は、複合機本体2の制御部60により制御されている。
複合機本体2は、原稿読取装置1から得られた画像データ或いは外部から受信した画像データがRGB色空間データである場合には、それらの画像データをCMYK色空間データに変換する機能を有している(後述の制御部60の機能)。周知のように、RGB色空間データとは、光三原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する画素(画像を構成する最小単位)の階調値を示すデジタルデータである。
また、CMYK色空間データとは、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の印刷用の色料(複合機100においてはトナー)の三原色にK(キープレート:黒の色料)を加えて画像を表現するデータである。電子写真方式の複合機100においては、CMYKの各色毎に感光体表面に現像したトナー画像を重ね合わせて一枚のトナー画像を形成する。各色のトナー画像は、ドットと呼ばれるトナー配置ポイントの2次元配列によって構成されている。つまり、CMYK色空間データとは、各色のトナー画像について、どの位置のドットにトナーを配置するのかを2値で示すデジタルデータである。
そして、この複合機本体2は、画像データに基づくトナー画像を印刷用紙上に形成するトナー画像形成部3と、印刷用紙上にトナー画像を定着させて完成画像とする定着部4と、印刷用紙を搬送するための用紙搬送機構5と、各種サイズの印刷用紙を収容するための給紙カセット6、7、8とを備えている。さらに、複合機本体2には、手前側に開閉自在な手差しトレイ9が設けられており、手差しトレイ9に載置された印刷用紙を用紙搬送機構5によって搬送可能な構成となっている。
トナー画像形成部3は、中間転写ベルト31と、CMYKの各色にそれぞれ対応したトナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)と、駆動ローラー32と、テンションローラー33と、二次転写ローラー34と、クリーナー35とから構成されている。中間転写ベルト31は、各トナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)によって形成(現像)される各色のトナー画像を順次重ねて1次転写するための中間転写体であり、駆動ローラー32及びテンションローラー33に張架されて、図1において時計回りに回走する構成となっている。
トナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)は、それぞれ感光体ドラムFaと、帯電部Fbと、露光部Fcと、現像部Fdと、一次転写ローラーFeとを備え、さらに不図示のクリーニング装置及び除電装置等とを備える。感光体ドラムFaは、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー画像が形成されるものである。帯電部Fbは、感光体ドラムFaに対して対向配置され、感光体ドラムFaの周面を帯電状態とするものである。
露光部Fcは、レーザー光を帯電状態の感光体ドラムFaの周面において走査して静電潜像を形成するものであり、詳細には、トナーを配置すべきドット位置に対応する感光体ドラムFa上の位置に対してレーザー光を照射する。現像部Fdは、感光体ドラムFaの周面に対してトナーを付着させることによって感光体ドラムFaの周面上に静電潜像に基づくトナー画像を現像するものである。
一次転写ローラーFeは、中間転写ベルト31を挟んで感光体ドラムFaと対向配置され、感光体ドラムFaに現像されたトナー画像を中間転写ベルト31に一次転写するものである。二次転写ローラー34は、中間転写ベルト31を挟んで駆動ローラー32と対向配置されており、中間転写ベルト31表面に転写されているトナー画像(各色のトナー画像が重ね合されたもの)を、給紙カセット6、7、8のいずれかから用紙搬送機構5によって搬送される印刷用紙に2次転写するものである。クリーナー35は、クリーニングローラーやクリーニングブレード等を備え、中間転写ベルト31の残留トナーを除去するものである。
定着部4は、印刷用紙上に二次転写されたトナー画像を定着させて完成画像とするものであり、加圧・加熱することによりトナー画像を定着させる加熱ローラー41を備えている。なお、この加熱ローラー41の発熱温度(つまり定着部4の定着温度)は、後述の制御部60によって制御可能となっている。
用紙搬送機構5は、給紙カセット6、7、8から印刷用紙を1枚ずつ搬出するためのピックアップローラー51、52、53と、ピックアップした印刷用紙をトナー画像形成部3(駆動ローラー32と2次転写ローラー34とのニップ部分)に搬送するための給紙ローラー54、55、56と、定着部4による定着処理後の印刷用紙を印刷物として外部に排紙(出力)するための排紙ローラー57等から構成されている。
給紙カセット6、7、8は、複合機本体2に対して引き出し自在に取り付けられており、各種サイズの用紙を収容するものである。これらトナー画像形成部3、定着部4、用紙搬送機構5、及び給紙カセット6、7、8は、画像データに基づく画像を記録媒体上に印刷して印刷物として出力する印刷部に相当する。
図2は、複合機100の機能ブロック図である。なお、この図2において、図1と同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。図2において、符号60は制御部、符号61は画像データメモリー、符号62は操作表示部、符号63は通信I/Fである。なお、符号200は、複合機100へ画像データを送信する外部機器(例えばパーソナルコンピューターやファクシミリ等)である。
制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)コアや、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリー、入出力インターフェイスなどが一体的に組み込まれたマイクロコンピューターであり、操作表示部62から入力される操作信号、原稿読取装置1から得られた画像データ或いは通信I/F63を介して外部機器200から受信した画像データに基づいて、複合機100の全体動作(原稿読取装置1による原稿読取動作、トナー画像形成部3によるトナー画像形成動作、定着部4による定着動作、用紙搬送機構5による用紙搬送動作など)を制御する。
また、上述したように、この制御部60は、原稿読取装置1から得られた画像データ或いは通信I/F63を介して外部機器200から受信した画像データがRGB色空間データである場合には、それらの画像データをCMYK色空間データに変換する機能も有している。
画像データメモリー61は、例えばフラッシュメモリーなどの書き換え可能な不揮発性メモリーであり、制御部60による制御の下、画像読取装置1から得られた画像データや、外部機器200から受信した画像データ、及びCMYK色空間データに変換された画像データなどを記憶する。
操作表示部62は、図3に示すように、操作キー部62aと表示部62bとを備えており、ユーザーの操作に応じた指示を入力するとともに、複合機100の状態を示す情報等の各種情報を表示する。操作キー部62aは、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)、及び機能切替キー等のハードキーを備える。尚、機能切替キーとは、複合機100で実現されるコピー機能、プリント機能、スキャン機能、及びファクシミリ機能の各々をユーザーが使用する場合に、各機能の動作モードへ複合機100を切り替える為のキーである。表示部62bは、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。
通信I/F63は、複合機100(詳しくは制御部60)と外部機器200との間で通信を行うためのインターフェイスであり、LAN(Local Area Network)等のネットワークによって外部機器200と通信可能に接続されている。
次に、上記のように構成された複合機100の動作について説明する。
本実施形態における制御部60は、その特徴的な機能として、ユーザーの視力(本実施形態では老眼度数)を判定し、その判定結果に応じて拡大対象文字サイズを決定し、印刷すべき画像に含まれる文字の中から拡大対象文字サイズに該当する文字が拡大されるよう画像データを補正する機能(以下、文字拡大機能と称する)を有している。
図4は、制御部60が上記の文字拡大機能を実現するために実行する各処理を示したフローチャートである。なお、以下では、ユーザーによってADF20の原稿載置トレイ22に複数枚の原稿がセットされた後に、コピースタートキーが押下された場合を想定して説明する。
図4に示すように、制御部60は、操作表示部62から入力される操作信号を基にコピースタートキーが押下されたことを検知すると(ステップS1)、図5に示すような、大きさの異なる文字(或いは記号でも良い)を表示し、ユーザーに対して見えにくい文字の選択を促すための度数判定ダイアログを表示部62bに表示させる(ステップS2)。度数判定ダイアログに表示される文字の大きさは老眼度数と関連付けられており、ユーザーが見えにくい文字を選択することで、そのユーザーの老眼度数を判定できるようになっている。なお、この度数判定ダイアログには、見えにくい文字の選択完了を意味するOKボタン(ソフトキー)が表示されている。
制御部60は、上記の度数判定ダイアログにてOKボタンが押下されたか否かを判定し(ステップS3)、「No」の場合には、OKボタンが押されるまでステップS3の処理を繰り返す一方、「Yes」の場合には、度数判定ダイアログにて選択された文字サイズに応じてユーザーの老眼度数を判定し、その判定結果に応じて拡大対象文字サイズを決定する(ステップS4)。
ここで、制御部60の内蔵メモリーには、図6に示すような、老眼度数と拡大対象文字サイズとの対応関係を示すテーブルデータが予め保存されている。つまり、制御部60は、内蔵メモリーに保存されたテーブルデータを参照することにより、老眼度数の判定結果に応じた拡大対象文字サイズを決定する。例えば、老眼度数が「+1.00」の場合、1.5mm四方以下の文字サイズが拡大対象文字サイズとなる。また、例えば、老眼度数が「+1.50」の場合、2.5mm四方以下の文字サイズが拡大対象文字サイズとなる。同様に、例えば、老眼度数が「+3.50」の場合、5mm四方以下の文字サイズが拡大対象文字サイズとなる。
制御部60は、上記のように拡大対象文字サイズを決定した後、原稿読取装置1を制御することにより、セットされた原稿のスキャンを開始する(ステップS5)。そして、制御部60は、全ての原稿のスキャンが終了したか否かを判定し(ステップS6)、「No」の場合には、スキャンが終了するまでステップS6の処理を繰り返す一方、「Yes」の場合には、スキャンによって得られた全原稿の画像データを必要に応じてCMYK色空間データに変換した後、画像データメモリー61に保存する(ステップS7)。
続いて、制御部60は、画像データメモリー61に保存された画像データを用いて印刷すべき原稿画像に含まれる文字の中から拡大対象文字サイズに該当する文字を探索する(ステップS8)。このように原稿画像に含まれる文字を判別し、さらにその文字のサイズを判別するには、一般的な光学文字認識(OCR:Optical Character Recognition)機能を利用することができる。
そして、制御部60は、拡大対象文字サイズに該当する文字の探索が終了すると、印刷すべき原稿画像に含まれる文字の内、拡大対象文字サイズに該当する文字が拡大されるよう画像データを補正する(ステップS9)。例えば、制御部60は、老眼度数が「+1.50」の場合、2.5mm四方以下の文字サイズに該当する文字のみが拡大されるよう画像データを補正する。拡大対象文字サイズに該当する各文字の拡大率は、老眼度数に応じて適切な値(見えやすい値)を予め設定しておけば良いが、原稿画像中の最大文字サイズと同一サイズとなるよう各文字の拡大率を調整することが望ましい。これにより、最終的に全ての文字が同一サイズとなり、全体のバランスがより整えられる。
そして、制御部60は、補正後の画像データに基づいて、トナー画像形成部3、定着部4及び用紙搬送機構5を制御することにより、原稿画像の印刷を開始する(ステップS10)。制御部60は、全ての原稿画像の印刷が終了したか否かを判定し(ステップS11)、「No」の場合には、印刷が終了するまでステップS11の処理を繰り返す一方、「Yes」の場合には、図4に示す処理を終了する。上記の各処理により、ユーザーにとって見えにくい文字のみが拡大された画像、つまり全体のバランスが整った画像が印刷された印刷物が複合機100から出力される。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザーの老眼度数を判定し、その判定結果に応じて拡大対象文字サイズを決定し、印刷すべき画像に含まれる文字の中から拡大対象文字サイズに該当する文字が拡大されるよう画像データを補正することにより、従来よりも視力が低いユーザーにとって視認性の良好な印刷物(全体のバランスが整った画像が印刷された印刷物)を得ることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態による複合機100について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置が複合機100である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、コピー機、ファクシミリ等の他の画像形成装置にも適用することができる。
また、上記実施形態では、制御部60が、大きさの異なる文字を表示部62bに表示させてユーザーに対して見えにくい文字の選択を促し、ユーザーにより選択された文字に基づいてユーザーの老眼度数を判定する場合を例示したが、例えば、制御部60が、ユーザーに対して年齢の入力を促す画面を表示部62bに表示させ、ユーザーにより入力された年齢に基づいてユーザーの老眼度数を判定するようにしても良い。この場合、制御部60の内蔵メモリーに、図7に示すような、年齢と老眼度数との対応関係を示すテーブルデータが予め保存しておけば、このテーブルデータを参照することにより、ユーザーの年齢に応じた老眼度数を判定することができる。
また、上記実施形態では、制御部60が、ユーザーの視力として老眼度数を判定する場合を例示したが、一般的な視力検査に採用されている、国際的な視力の標準視標である国際標準ランドルト氏環を表示部62bに表示させ、ユーザーに対して見えにくい国際標準ランドルト氏環の選択を促し、ユーザーにより選択された国際標準ランドルト氏環に基づいてユーザーの視力を判定するようにしても良い。
また、上記実施形態によると、補正後の画像データに基づく画像(最終的に印刷用紙に印刷すべき画像)のサイズが、現在選択されている印刷用紙のサイズをオーバーしている可能性もあるので、制御部60が、補正後の画像データに基づく画像のサイズに応じて印刷用紙のサイズを変更する(印刷用紙のサイズを大きくする)ようにしても良い。
100…複合機、1…原稿読取装置、2…複合機本体、10…スキャナー、20…ADF(Auto Document Feeder)、3…トナー画像形成部、4…定着部、5…用紙搬送機構、6、7、8…給紙カセット、60…制御部、61…画像データメモリー、62…操作表示部、63…通信I/F、200…外部機器

Claims (2)

  1. 操作キー部と表示部とを備える操作表示部と、画像データに基づく画像を記録媒体上に印刷して印刷物として出力する印刷部と、前記印刷部による印刷動作を制御する制御部とを備えた画像形成装置において、
    前記制御部は、前記操作キー部のコピースタートキーが押下されると、ユーザーの老眼度数に関連付けられた大きさの異なる文字あるいは記号を表示すると共にユーザーに対して見えにくい文字の選択を促す度数判定ダイアログを前記表示部に表示させ、
    前記見えにくい文字が選択されると、当該選択された文字に基づいてユーザーの老眼度数を判定し、
    前記ユーザーの老眼度数の判定が完了すると、前記老眼度数に応じて拡大対象文字サイズを決定し、
    当該拡大対象文字サイズの決定が完了すると、原稿のスキャンを開始し、当該スキャンによって得られた全原稿の画像データを画像データメモリーに保存し、
    前記画像データの保存が完了すると、当該画像データを用いて印刷すべき原稿画像に含まれる文字の中から前記拡大対象文字サイズに該当する文字を探索し、
    前記拡大対象文字サイズに該当する文字の探索が完了すると、前記印刷すべき原稿画像に含まれる文字のうち、前記拡大対象文字サイズに該当する文字が拡大されるよう前記画像データを補正し、
    当該補正後の前記画像データに基づいて原稿画像の印刷を前記印刷部に開始させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、補正後の前記画像データに基づく画像のサイズに応じて前記記録媒体のサイズを変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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