JP5772141B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、商品を収納する包装箱の技術分野に属し、より詳細には、商品の収納と、商品の展示に兼用される包装箱等の技術分野に関する。
従来から、商品を収納する機能と、商品を展示する機能を兼ね備えた包装箱が提案されている。
特許文献1では、商品が収納される包装箱に収納可能に折畳まれる筒状スタンドに、当該包装箱の天面を閉鎖する上部フラップを外側に折り返し、当該筒状スタンドに載置して商品展示を行う包装箱についての技術が開示されている。
また、特許文献2では、蓋板を折り曲げて表示板とし、一方のフラップに形成された開口に物品を挿入して展示可能とする包装箱についての技術が開示されている。
特開平9−37902号公報 特開平9−110032号公報
このようにして展示される商品は、所定の展示期間が経過した後又は異なる場所に配送する必要性が生じた場合には、商品の信頼性維持の観点(例えば、耐防塵性及び耐衝撃性等の観点)等から、包装箱に収納されて保管又は配送されることが望ましい。この場合、包装箱を変形(折り曲げ、切断、組み立てを含む)して組み立てられることにより商品を展示する機能を備えた包装箱の状態から、商品を収納することができるもとの包装箱の状態へと戻す必要がある。
しかしながら、上記特許文献で開示される包装箱は、段ボールなどのブランクに形成された複数の差し込み片を、挿入口に挿入等することによって、商品が収納された包装箱から商品を展示する機能を備える包装箱へと組み立てられるようになっており、このような組み立てを繰り返し行った場合には、差し込み片や挿入口等がこすれ等の摩耗により劣化及び破損し、再度包装箱へ組み立てることが困難となる問題があった。
即ち、上記包装箱は、包装箱に商品が収納される収納状態から、包装箱によって商品を展示することができる展示状態へ、繰り返し組み立てて使用することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、繰り返しの使用に耐えることができる商品の収納と商品の展示に兼用される包装箱等を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、商品(100)が載置される載置面(1a)を有する載置板(1)の対向する一対の辺を第1の折り線(2)と第2の折り線(6)として、この第1の折り線(2)と第2の折り線(6)を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接された背面板(3)及び前面板(7)と、他の対向する一対の辺を第3の折り線(8)と第4の折り線(10)として、この第3の折り線(8)と第4の折り線(10を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接された第1の側面板(9)及び第2の側面板(11)と、前面板(7)、背面板(3)、第1の側面板(9)、又は第2の側面板(11)のいずれかに、第5の折り線(12)を介して折り曲げ自在に連接された底板(13)と、前面板(7)、背面板(3)、第1の側面板(9)、第2の側面板(11)及び底板(13)が所定の位置に折り曲げられた状態で、脱着自在に連結する面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)と、を備え、載置面(1a)が外部へ露出される方向へ、前面板(7)、背面板(3)、及び底板(13)を折り曲げ、面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)によって連結する展示状態と、載置面(1a)が内部へ収納される方向へ、前面板(7)、背面板(3)、及び底板(13)を折り曲げ、面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)によって連結する収納状態と、を転換自在とした包装箱であって、前記包装箱は、収納状態において、前記載置面上に配置され、前記載置板と底板の間に収納され、前記展示対象物の情報が表示されるパネル(70)を備え、前記パネルは、展示状態において前記載置面後方に起立して配置される背板(71)と、この背板の左右両端部が背面側に折り曲げられて断面が多角形状に形成され、前記背板を起立させるための支持部(74)と、を具備し、前記パネルは、背板の下端部に折り曲げ自在に連接された固定片(76)を備え、当該固定片は、展示状態において、前記底板の下に挿入されることを特徴とする。
したがって、一の包装箱において、商品が収納される収納状態と、商品が展示される展示状態を繰り返して使用することができる。
また、請求項2に記載の発明は、商品(100)が載置される載置面(1a)と少なくとも4辺を有する載置板(1)の1つの辺を第1の折り線(2)とし、この第1の折り線(2)を介して折り曲げ自在に連接される背面板(3)と、第1の折り線(2)と対向する辺を第2の折り線(6)とし、この第2の折り線(6)を介して折り曲げ自在に連接される前面板(7)と、残りの一対の互いに対向する辺をそれぞれ第3の折り線(8)及び第4の折り線(10)とし、この第3の折り線(8)及び第4の折り線(10)を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接される第1の側面板(9)及び第2の側面板(11)と、前面板(7)の第2の折り線(6)と対向する辺を第5の折り線(12)とし、この第5の折り線(12)を介して折り曲げ自在に連接される底板(13)と、底板(13)の残りの辺のうち互いに対向する一対の辺をそれぞれ第6の折り線(14)及び第7の折り線(16)とし、この第6の折り線(14)及び第7の折り線(16)を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接される第3の側面板(15)及び第4の側面板(17)と、前面板(7)、背面板(3)、及び底板(13)が所定の位置に折り曲げられた状態で、背面板(3)と底板(13)、第1の側面板(9)と第3の側面板(15)、及び第2の側面板(11)と第4の側面板(17)を、それぞれ脱着自在に連結する面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)と、を備え、載置面(1a)が外部へ露出される方向へ、第1の折り線(2)、第2の折り線(6)、及び第5の折り線(12)を介して、前面板(7)、背面板(3)、及び底板(13)を折り曲げ、面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)によって連結する展示状態と、載置面(1a)が内部へ収納される方向へ、第1の折り線(2)、第2の折り線(6)、及び第5の折り線(12)を介して、前面板(7)、背面板(3)、及び底板(13)を折り曲げ、面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)によって連結する収納状態と、を転換自在とした包装箱であって、前記包装箱は、収納状態において、前記載置面上に配置され、前記載置板と底板の間に収納され、前記展示対象物の情報が表示されるパネル(70)を備え、前記パネルは、展示状態において前記載置面後方に起立して配置される背板(71)と、この背板の左右両端部が背面側に折り曲げられて断面が多角形状に形成され、前記背板を起立させるための支持部(74)と、を具備し、前記パネルは、背板の下端部に折り曲げ自在に連接された固定片(76)を備え、当該固定片は、展示状態において、前記底板の下に挿入されることを特徴とする。
したがって、一の包装箱において、商品が収納される収納状態と、商品が展示される展示状態を繰り返して使用することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の包装箱において、前記展示状態及び前記収納状態では、載置板(1)、前面板(7)、背面板(3)、及び底板(13)を、断面略台形状となる位置まで折り曲げて、面ファスナー(41a)〜(46a)、(41b)〜(46b)によって連結されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装箱であって、前記前記第1乃至4の側面板の少なくとも一の側面板の長手方向の両端部には、折り線を介して折り曲げ可能な折り込み片が連接されることを特徴とする。
したがって、一の包装箱において、商品が収納される収納状態と、商品が展示される展示状態を容易に転換することができる。
以上のように、本発明における包装箱によれば、複数の折り線を介して連接された板状の部材を折り曲げて展示状態と収納状態を転換自在としたため、繰り返しの使用に耐えることができる商品の収納と商品の展示に兼用される包装箱を提供することができる。
本実施形態における包装箱S1の展示状態を示す斜視図である。 本実施形態における包装箱S1の収納状態を示す斜視図である。 包装箱S1のブランクを示す図である。 広告パネル70のブランクを示す図である。 包装箱S1のブランクから展示状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1のブランクから展示状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1のブランクから展示状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1の展示状態から収納状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1の展示状態から収納状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1の展示状態から収納状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1の展示状態から収納状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S1の展示状態から収納状態への転換を段階的に示す模式図である。 包装箱S2の連結手段として勘合部を適用した場合のブランクを示す図である。 載置板1と底板13が同形状の場合の包装箱S3のブランクを示す図である。 包装箱S3の外観を示す斜視図である。
以下に、本願の最良の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[1.包装箱S1の概要]
まず、本実施形態における包装箱S1の概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態における包装箱S1の展示状態を示す斜視図であり、図2は本実施形態における包装箱S1の収納状態を示す斜視図である。
この包装箱S1は、図1に示すように、載置面1aに商品100(本願の展示対象物の一例)が載置される展示状態と、図2に示すように、商品100と広告パネル70を収納する収納状態とに転換自在なものである。
展示状態では、商品100を需要者(看者)から注視され易いように展示するために、載置面1aの上部にアクリル板1b(アクリル樹脂製の透明の板であり、透過性を有する)が固定され、このアクリル板1bに、商品100が載置される。そして、包装箱S1の後部には、商品100の広告等の情報が表示される広告パネル70が固定される。
収納状態では、商品100及び広告パネル70を保存又は輸送するために、商品100及び広告パネル70が内部に収納される。
[2.包装箱S1及び広告パネル70のブランク]
次に、包装箱S1及び広告パネル70のブランクについて、図3及び図4を用いて説明する。
包装箱S1のブランクは図3に示す構成とされ、広告パネル70のブランクは図4に示す構成とされる。
ここで説明の便宜上、座標軸200を定義する。座標軸200において、Y軸方向(紙面の鉛直方向)を総称して垂直方向と、X軸方向(紙面の水平方向)を水平方向と定義する。さらに、Y軸の矢印が示す方向を上方と、これと対向する方向を下方と定義する。また、X軸の矢印が示す方向を右と、これと対向する方向を左と定義する。さらに、紙面側を表側と、紙面と対向する側を裏側と定義する。
図3に示すように、包装箱S1のブランクは、例えば、段ボール(例えば、JISZ1516等で規定されるもの)等の板状の部材を素材とし、主として載置板1(本願の載置板の一例)、背面板3(本願の背面板の一例)、前面板7(本願の前面板の一例)、第1の側面板9(本願の第1の側面板の一例)、第2の側面板11(本願の第2の側面板の一例)、底板13(本願の底板の一例)、第3の側面板15(本願の第3の側面板の一例)、及び第4の側面板17(本願の第4の側面板の一例)が折り線を介して連接されている。以下、板状の部材の一例として、段ボールを適用した場合について説明する。
そして、この包装箱S1のブランクは、段ボールを包装箱S1と略同じ形の金型(例えば、いわゆるビク型等)により打ち抜いて形成される。打ち抜かれる際に、図3における実線部分の切断が行われる。以下のブランクを示す図(図3、図4、図13、及び図14)において、特に示す場合を除き、実線部分は金型によって打ち抜いて形成されるものとする。
載置板1は、商品100が載置される載置面1a(図3に示す載置板1の表側の面)と、少なくとも4辺(後述する、第1の折り線2、第2の折り線6、第3の折り線8及び第4の折り線10)を有する。
本実施形態においては、載置板1は略矩形の形状を示し4つの辺を有している。なお、図1及び図2に示す例では、載置面1aの表側に、アクリル板1bを固定する構成を採用しているが、図3のブランクにおいては、説明の便宜上アクリル板1bの図示を省略する。
なお、本実施形態における載置板1は略矩形の形状としたが、当該略矩形の形状の1つ乃至すべての頂点を面取りした形状(例えば、略五角形、略六角形、略七角形、又は略八角形等)とすることもできる。
すなわち、載置板1の形状として、載置板1の外形を構成する辺のうち、互いに対向する2組の辺が形成されていればよい。
この4辺のうち1つの辺を第1の折り線2(本願の第1の折り線の一例)として、この第1の折り線2を介して背面板3が折り曲げ自在に連接される。第1の折り線2は、段ボールを折り曲げ自在とするための処理が施されたものであり、例えば、段ボールから打ち抜かれて形成される包装箱S1に対して、筋付け(筋押し、又は筋入れ)等の各処理を施すことにより形成される(いわゆる罫線も含む)。
以下のブランクを示す図(図3、図4、図13、及び図14)において、他に示す折り線(例えば、後述する第2の折り線6等)は、特に示す場合を除き、図面中において点線で示し、上述した特性を有する。
背面板3の上方の辺には、折り線4を介して固定片5が連接される。そして、固定片5の表側には、面ファスナー41a及び面ファスナー42aが固定される。
この固定方法は任意に選択でき、テープ、糊、接着材による貼付でもよい。
詳しくは後述するが、本実施形態における各面ファスナーは、本願の連結手段として機能し、所定の位置に折り曲げられた背面板3と底板13等を連結するために用いられる。そこで、以下のブランクを示す図(図3、図4、図13、及び図14)において、相互に連結する面ファスナーを、それぞれ同一の数字を付した部材番号で示すこととする。例えば、図3に示す例では、面ファスナー41aと面ファスナー41bは相互に連結することを意味する。
また、ブランクを示す図(図3、図4、図13、及び図14)において、表側に固定される面ファスナーは、一点鎖線で記した外形にハッチングを施して示すものとし、裏側に固定される面ファスナーは、一点鎖線で記した外形で示すものとする。
図3の説明に戻り、第1の折り線2と対向する辺を第2の折り線6(本願の第2の折り線の一例)とし、第2の折り線6を介して、前面板7が折り曲げ自在に連接される。なお、第1の折り線2と第2の折り線6は、本願の対向する一対の辺の一例としても機能する。
載置板1の4つの辺のうち、残りの一対の互いに対向する辺をそれぞれ第3の折り線8(本願の第3の折り線の一例)及び第4の折り線10(本願の第4の折り線の一例)として、この第3の折り線8を介して、第1の側面板9が折り曲げ自在に連接される。
また、第4の折り線10を介して、第2の側面板11が折り曲げ自在に連接される。なお、第3の折り線8と第4の折り線10は、本願の他の対向する一対の辺の一例としても機能する。
第1の側面板9の上方及び下方の端部(長手方向の両端部)には折り線を介して折り込み片9a(本願の折り込み片の一例)及び折り込み片9b(本願の折り込み片の一例)がそれぞれ連接されている。また、第1の側面板9の裏側には、面ファスナー45b及び面ファスナー46bが固定される。
第2の側面板11の上方及び下方の端部には折り線を介して折り込み片11a(本願の折り込み片の一例)及び折り込み片11b(本願の折り込み片の一例)がそれぞれ連接されている。また、第2の側面板11の裏側には、面ファスナー43a及び面ファスナー44aが固定される。
底板13が有する4辺のうち、第2の折り線6と対向する辺を第5の折り線12(本願の第5の折り線の一例)とし、この第5の折り線12を介して、底板13が折り曲げ自在に連接される。本実施形態においては、底板13は略矩形の形状を示し4つの辺を有している。そして、底板13は、形状に関して、載置板1と互いに相似で、載置板1より面積が大きくなっている(即ち、底板13の方が載置板1よりも大きい)。さらに、底板13の裏側には、面ファスナー41b及び面ファスナー42bが固定される。
また、底板13の4つの辺のうち残りの辺であって、一対の互いに対向する辺をそれぞれ第6の折り線14(本願の第6の折り線の一例)及び第7の折り線16(本願の第7の折り線の一例)として、この第6の折り線14を介して、第3の側面板15が折り曲げ自在に連接される。また、第7の折り線16を介して、第4の側面板17が折り曲げ自在に連接される。
第3の側面板15の表側には、面ファスナー45a及び面ファスナー46aが固定される。
第4の側面板17の表側には、面ファスナー43b及び面ファスナー44bが固定される。
なお、上述した例では底板13は、第5の折り線6を介して、前面板7と連接されているが、折り線を介して、背面板3、第1の側面板9、又は第2の側面板11と連接するようにしてもよい。
また、図4に示すように、広告パネル70のブランクは、紙、上質紙、段ボールやPET材等の薄型樹脂製板材等の折り曲げ自在の板状の部材を素材とし、背板71に支持部72、支持部74、固定片76が折り線77を介して連接されている。
そして、この広告パネル70のブランクは、上述した板状の部材を、このブランクと略同じ形の金型により打ち抜いて形成される。打ち抜かれる際に、図4における実線部分の切断が行われる。
背板71の左辺には、折り線73a〜73cを介して、折り曲げ片72a〜72cが順次連接されている。そして、背板71の右辺には、折り線75a〜75cを介して、折り曲げ片74a〜74cが順次連接されている。
このようなブランクから広告パネル70を組み立てる方法の一例としては、まず、支持部72を形成すべく、折り曲げ片72a〜72cを、折り線73a〜73cの部位で横断面略三角状に折り曲げて、折り曲げ片72の表側を背板71の裏側へ固定(例えば、貼着等)する。次に、支持部74を形成すべく、折り曲げ片74a〜74cを、折り線75a〜75cの部位で横断面略三角状に折り曲げて、折り曲げ片74の表側を背板71の裏側へ固定する。そして、折り線77で折り曲げられた固定片76を、包装箱S1の底板13の下部へ挿入又は固定する。
[3.包装箱S1の使用状態]
1)展示状態への転換
図3に示す包装箱S1のブランクから図1に示す展示状態への転換について、さらに図5〜図7を用いて説明する。
図5〜図7は、包装箱S1のブランクから展示状態への転換を段階的に示す模式図である。
包装箱S1のブランクから展示状態へ転換するためには、載置面1aが外部へ露出される方向へ(載置面1aが外部から視認できるように)、第1の折り線2、第2の折り線6、及び第5の折り線12を介して、背面板3、前面板7、及び底板13を折り曲げる。そして、前面板7、背面板3、及び底板13を、載置板1及び底板13が上底及び下底の関係となる断面略台形状となる位置(本願の所定の位置の一例)まで折り曲げる。
そして、固定片5に固定された面ファスナー41a及び面ファスナー42aと、底板13に固定された面ファスナー41b及び面ファスナー42bによって、背面板3と底板13とを連結する。
そして、第1の側面板9に固定された面ファスナー45b及び面ファスナー46bと、第3の側面板15に固定された面ファスナー45a及び面ファスナー46aによって、第1の側面板9と第3の側面板15とを連結する。
そして、第2の側面板11に固定された面ファスナー43a及び面ファスナー44aと、第4の側面板17に固定された面ファスナー43b及び面ファスナー44bとによって、第2の側面板11と第4の側面板17とを連結する。
この包装箱S1のブランクから展示状態への転換について、さらに詳細に説明すると、まず、図5に示すように、前面板7を第2の折り線6を介して、底板13を第5の折り線12を介して、載置面1aが外部へ露出される方向(図5の矢印Aの方向)へそれぞれ折り曲げる。
図6には、前面板7が第2の折り線6を介して、底板13が第5の折り線12を介して、載置面1aが外部へ露出される方向へ折り曲げられた様子が示されている。
そして、図6に示すように、背面板3を第1の折り線2を介して、固定片5を折り線4を介して、載置面1aが外部へ露出される方向(図6の矢印Bの方向)へ、それぞれ折り曲げる。
そして、固定片5に固定された面ファスナー41a及び面ファスナー42aと、底板13に固定された面ファスナー41b及び面ファスナー42bを相互に連結させる。この連結によって、背面板3と底板13とが着脱自在に連結される。
図7には、背面板3と底板13が着脱自在に連結された様子が示されている。このとき、包装箱Sでは、載置板1、前面板7、背面板3及び底板13で囲まれた空間部分が形成される。
そして、図7に示すように、第3の側面板15(又は、第4の側面板17のいずれが先、又は同時でも構わない)を、第6の折り線14を介して、底板13に近接する方向(前記空間部分の方向)へ折り曲げる。
次に、第1の側面板9(第4の側面板17を先に折り曲げた場合には第2の側面板11)の折り込み片9a及び折り込み片9bを、互いに近接する方向(図7の矢印Cの方向)へ折り曲げ、前記空間部分へ挿入する。
そして、第1の側面板9を、第3の折り線8を介して、第3の側面板15へ近接させる方向(図7の矢印Dの方向)へ折り曲げる。
このとき、折り込み片9aは前面板7の内側(前記空間部分に面する側)を当接しながら、さらに前記空間部分に挿入される。また、折り込み片9bは背面板3の内側を当接しながら、さらに前記空間部分に挿入される。この当接によって、第1の側面板9は、第3の側面板15と連結されるまで、一定の軌跡をたどるように導かれるようになっている。換言すれば、折り込み片9a及び折り込み片9bは、第1の側面板9と第3の側面板15を所定の位置で連結させるための部材であり、いわゆる誘い込み(位置決め)の役割を果たす。
そして、面ファスナー45aと面ファスナー45b、及び面ファスナー46aと面ファスナー46bを相互に連結させる。この連結によって、第1の側面板9は、第3の側面板15と着脱自在に連結される。
次に、第4の側面板17を、第7の折り線16を介して、底板13に近接する方向へ折り曲げる。
そして、第2の側面板11の折り込み片11a及び折り込み片11bを、互いに近接する方向(図7の矢印Cの方向)へ折り曲げ、前記空間部分へ挿入する。
そして、第2の側面板11を、第4の折り線10を介して、第4の側面板17へ近接させる方向(図7の矢印Dの方向)へ折り曲げる。
そして、面ファスナー43aと面ファスナー43b、及び面ファスナー44aと面ファスナー44bを相互に連結させる。この連結によって、第2の側面板11は、第4の側面板17と、着脱自在に連結される。
そして、折り線77で折り曲げられた背面パネル70の固定片76を、背面板3へ当接させ(図7の矢印E方向へ近接させ)、固定片76を底板13の下部へ挿入又は固定する。
以上の手順により、包装箱S1のブランクを展示状態へ転換させることができる。
なお、展示状態への転換の手順は上述した例に限定されず、任意に行うことができる。例えば、上述した例では底板13を先に折り曲げたが、背面板3を先に折り曲げて展示状態へ転換するようにしてもよい。
2)展示状態から収納状態への転換
次に、図1に示す展示状態から図3に示す収納状態への転換について、さらに図8〜図12を用いて説明する。
図8〜図12は、包装箱S1の展示状態から収納状態への転換を段階的に示す模式図である。
展示状態から収納状態へ転換するためには、載置面1aが内部へ収納される方向へ、第1の折り線2、第2の折り線6、及び第5の折り線12を介して、背面板3、前面板7、及び底板13を折り曲げる。そして、前面板7、背面板3、及び底板13を、載置板1及び底板13が上底及び下底の関係となる断面略台形状となる位置(本願の所定の位置の一例)まで折り曲げる。
そして、固定片5に固定された面ファスナー41a及び面ファスナー42aと、底板13に固定された面ファスナー41b及び面ファスナー42bによって、背面板3と底板13とを連結する。
そして、第1の側面板9に固定された面ファスナー45b及び面ファスナー46bと、第3の側面板15に固定された面ファスナー45a及び面ファスナー46aによって、第1の側面板9と第3の側面板15とを連結する。
そして、第2の側面板11に固定された面ファスナー43a及び面ファスナー44aと、第4の側面板17に固定された面ファスナー43b及び面ファスナー44bとによって、第2の側面板11と第4の側面板17とを連結する。
この展示状態から収納状態への転換について、さらに詳細に説明すると、まず、図8に示すように、第1の側面板9(又は第2の側面板11のいずれが先、又は同時でも構わない)を、第3の折り線8を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図8の矢印Fの方向)へ折り曲げて、面ファスナー45aと面ファスナー45b、及び面ファスナー46aと面ファスナー46bを剥離する(連結状態を解除する)。この剥離によって、第1の側面板9は、第3の側面板15から分離(解放)される。
そして、第2の側面板11を、第4の折り線10を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図8の矢印Fの方向)へ折り曲げて、面ファスナー43aと面ファスナー43b、及び面ファスナー44aと面ファスナー44bを剥離する。
次に、広告パネル70を取り外す(矢印Gの方向へ移動する)。
そして、固定片5を、折り線4を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図8の矢印Hの方向)へ折り曲げて、面ファスナー41aと面ファスナー41b、及び面ファスナー42aと面ファスナー42bを剥離させる。この剥離によって、背面板3と底板13は互いに分離されることとなる。
図9には、第1の側面板9が第3の側面板15から、第2の側面板11が第4の側面板17から、それぞれ分離され、さらに、背面板3が底板13から分離された様子が示されている。
そして、図9に示すように、背面板3を、第1の折り線2を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図9の矢印Iの方向)へ折り曲げる。そして、底板13を、第5の折り線12を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図9の矢印Iの方向)へ折り曲げる。この底板13の折り曲げに伴って、前面板7も、第2の折り線6を介して、載置面1aが内部へ収納される方向へ折り曲げられる。
そして、図10に示すように、載置面1aに広告パネル70及び商品100を載置する。
そして、第1の側面板9を第3の折り線8を介して、第2の側面板11を第4の折り線10を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図10の矢印Jの方向)へそれぞれ折り曲げる。なお、第1の側面板9及び第2の側面板11を折り曲げる順番は、いずれが先、又は同時でも構わない。
図11には、第1の側面板9及び第2の側面板11が、折り曲げられた様子が示されている。
そして、図11に示すように、前面板7を第2の折り線6を介して、底板13を第5の折り線12を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図11の矢印Kの方向)へ、それぞれ折り曲げる。なお、底板13の折り曲げに伴って、前面板7も、第2の折り線6を介して折り曲げられるため、底板13のみを上記方向に折り曲げるようにしてもよいことは言うまでもない。
図12には、前面板7、底板13、第1の側面板9、及び第2の側面板11が折り曲げられた様子が示されている。
そして、図12に示すように、まず、背面板3を、第1の折り線2を介して、載置面1aが内部へ収納される方向(図12の矢印Lの方向)へ折り曲げる。
そして、固定片5を、折り線4を介して折り曲げ、固定片5に固定された面ファスナー41a及び面ファスナー42aと、底板13に固定された面ファスナー41bと面ファスナー42bを、それぞれ連結する。
そして、第3の側面板15を、第6の折り線14を介して、第1の側面板9へ近接する方向(図12の矢印Mの方向)へ折り曲げる。そして、第3の側面板15に固定された面ファスナー45a及び面ファスナー46aと、第1の側面板9に固定された面ファスナー45b及び面ファスナー46bを連結する。
最後に、第4の側面板17を、第7の折り線16を介して、第2の側面板11へ近接する方向(図12の矢印Mの方向)へ折り曲げる。そして、第4の側面板17に固定された面ファスナー43b及び面ファスナー44bと、第2の側面板11に固定された面ファスナー43a及び44aを連結する。
なお、第3の側面板15及び第4の側面板17を折り曲げる順番は、いずれが先、又は同時でも構わない。
以上の手順により、包装箱S1を展示状態から収納状態へ転換させることができる。なお、展示状態から収納状態への転換の手順は上述した例に限定されず、任意に行うことができる。
このように、本実施形態における包装箱S1は、展示状態から収納状態へ、又は収納状態から展示状態へと繰り返し転換自在となっている。
なお、展示状態から収納状態への転換の手順は上述した例に限定されず、任意に行うことができる。例えば、上述した例では第1の側面板9及び第2の側面板11を先に折り曲げ、底板13と背面板3を連結するようにしたが(図面に示される矢印J、K、Lの手順)、底板13と背面板3を先に連結し、次に、第1の側面板9及び第2の側面板11を折り曲げ、第3の側面板15及び第4の側面板17と連結するようにしてもよい(図面に示される矢印K、L、Jの手順)。
以上説明したように、本実施形態における包装箱S1は、商品100が載置される載置面1aを有する載置板1の対向する一対の辺を第1の折り線2と第2の折り線6として、この第1の折り線2と第2の折り線6を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接された背面板3及び前面板7と、他の対向する一対の辺を第3の折り線8と第4の折り線10として、この第3の折り線8と第4の折り線10を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接された第1の側面板9及び第2の側面板11と、前面板7、背面板3、第1の側面板9、又は第2の側面板11のいずれかに、第5の折り線12を介して折り曲げ自在に連接された底板13と、前面板7、背面板3、及び底板13が所定の位置に折り曲げられた状態で、背面板3、前面板7、第1の側面板9、又は第2の側面板11のうち、底板13と連接される部材以外の部材と、底板13とを脱着自在に連結する面ファスナー41a〜46a、41b〜46bと、を備える包装箱であって、載置面1aが外部へ露出される方向へ、前面板7、背面板3、及び底板13を折り曲げ、面ファスナー41a〜46a、41b〜46bによって連結する展示状態と、載置面1aが内部へ収納される方向へ、前面板7、背面板3、及び底板13を折り曲げ、面ファスナー41a〜46a、41b〜46bによって連結する収納状態と、を転換自在とするように構成したため、一の包装箱において、商品が収納される収納状態と、商品が展示される展示状態を繰り返して使用することができる。
また、商品100が載置される載置面1aと少なくとも4辺を有する載置板1の1つの辺を第1の折り線2とし、この第1の折り線2を介して折り曲げ自在に連接される背面板3と、第1の折り線2と対向する辺を第2の折り線6とし、この第2の折り線6を介して折り曲げ自在に連接される前面板7と、残りの一対の互いに対向する辺をそれぞれ第3の折り線8及び第4の折り線10とし、この第3の折り線8及び第4の折り線10を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接される第1の側面板9及び第2の側面板11と、前面板7の第2の折り線6と対向する辺を第5の折り線12とし、この第5の折り線12を介して折り曲げ自在に連接される底板13と、底板13の残りの辺のうち互いに対向する一対の辺をそれぞれ第6の折り線14及び第7の折り線16とし、この第6の折り線14及び第7の折り線16を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接される第3の側面板15及び第4の側面板17と、前面板7、背面板3、及び底板13が所定の位置に折り曲げられた状態で、背面板3と底板13、第1の側面板9と第3の側面板15、及び第2の側面板11と第4の側面板17を、それぞれ脱着自在に連結する面ファスナー41a〜46a、41b〜46bと、を備える包装箱であって、載置面1aが外部へ露出される方向へ、第1の折り線2、第2の折り線6、及び第5の折り線12を介して、前面板7、背面板3、及び底板13を折り曲げ、面ファスナー41a〜46a、41b〜46bによって連結する展示状態と、載置面1aが内部へ収納される方向へ、第1の折り線2、第2の折り線6、及び第5の折り線12を介して、前面板7、背面板3、及び底板13を折り曲げ、面ファスナー41a〜46a、41b〜46bによって連結する収納状態と、を転換自在とするように構成したため、一の包装箱において、商品が収納される収納状態と、商品が展示される展示状態を繰り返して使用することができる。
[4.他の実施例]
なお、以上説明した実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせすべてが発明の課題解決に必須の手段であるとは限らない。
具体的には、包装箱S1の材質は、載置される商品の重量及び外形に応じて適宜変更することができる。例えば、大型の商品が載置される場合には、包装箱S1の材質として、A、Bフルート段ボールを適用するようにしてもよく、小型の商品が載置される場合にはEフルート段ボールを適用するようにしてもよい。さらに、商品の重量及び外形に応じて、紙、上質紙やPET材等の薄型樹脂製板材等の折り曲げ自在の板状の部材を適用するようにしてもよい。
また、図1及び図2に示す例では、審美性向上等の観点から、載置面1aにアクリル板1b(アクリル樹脂製の透明板材)を固定する構成を適用しているが、これに限定されず、例えば、載置面1aにいわゆる化粧(化粧加工)を施すようにしてもよい。
化粧の一例としては、フレキソ印刷、オフセット印刷、又はグラビア印刷等種々の印刷方式を適用することができる。また、このように印刷されたものにコルゲート加工又はラミネート加工等を施し、さらに審美性を向上させるようにしてもよい。
また、載置面1aに滑り止め加工を施すようにしてもよい。この滑り止め加工の一例としては、例えば、載置面1aに滑り止め用インキ(例えば、紫外線硬化型インキを原料とするもの等)を用いて印刷するようにしてもよい。
また、上述した例では、収納状態において商品100及び広告パネル70を収納するようにしたが、これに限定されず、パンフレット、その他販促品等、任意のものを収納するようにしてもよい。
また、第1の折り線2〜第7の折り線16は、載置板1、背面板3、前面板7、底板13、第1の側面板9〜第4の側面板17を、それぞれ折り曲げ自在に連結したものでよい。例えば、板状の部材からそれぞれ個別に打ち抜かれた載置板1、背面板3、前面板7、底板13、第1の側面板9〜第4の側面板17(即ち、載置板1、背面板3、前面板7、底板13、第1の側面板9〜第4の側面板17が分離している)を、テープ等で接合して連結するようにしてもよい。
また、本実施形態では、連結手段の一例として面ファスナーを適用したが、例えば、挿入片と挿入穴から構成される勘合部を適用するようにしてもよい。
ここで、包装箱S2の連結手段として勘合部を適用した場合について、図13を用いて説明する。
図13は、包装箱S2の連結手段として勘合部を適用した場合のブランクを示す図である。
なお、前述した図3(包装箱S1のブランク)と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図13に示すように、包装箱S2の固定片5には挿入片91a及び挿入片92aが、第1の側面板9には挿入片95a及び挿入片96aが、第2の側面板11には挿入片93a及び挿入片94aが、それぞれ形成される。
また、底板13には挿入穴91b及び挿入穴92bが、第3の側面板15には挿入穴95b及び挿入穴96bが、第4の側面板17には挿入穴93b及び挿入穴94bがそれぞれ形成される。
この挿入片と挿入穴は、勘合部として機能する。
まず挿入片について、挿入片91aを例に説明する。挿入片91aは、略円弧状の凸部の両端部に略L字型の狭窄部91a−1及び91a−2を有し、折り線91a−3を介して背面板3と連接されている。そして、挿入片は、挿入片の実線部分(挿入片91a、狭窄部91a−1及び91a−2)で示す形状が打ち抜かれて形成される。
なお、図13に示す挿入片はすべて同一形状を示し、91〜96の部材番号にaを付して記すこととする。
次に、挿入穴について、挿入穴91bを例に説明する。挿入穴91bは、挿入片91aが挿入されるスリット状の穴であり、挿入穴91bの実線部分で示す形状が打ち抜かれて形成される。挿入穴91bは、コの字型の開口部側両端部に直線部91b−1及び91b−2を接続した形状に形成される。なお、図13に示す挿入穴はすべて同一形状を示し、91〜96の部材番号にbを付して記すこととする。
また、包装箱S2では、挿入片は、予め定められた挿入穴へ挿入されるようになっており、このような関係にある挿入片及び挿入穴には、それぞれ同一の数字を付した部材番号で示すこととする。例えば、図13に示す例では、挿入片91aは、挿入穴91bに挿入されることを意味する。
この挿入片(例えば、挿入片91a)が挿入穴(例えば、挿入穴91b)に挿入されると、挿入片91aの狭窄部91a−1及び狭窄部91a−2と、直線部91b−1及び直線部91b−2が互いに嵌着する。
このようにして、上述した面ファスナーと同様、背面板3と底板13等を連結することができる。
なお、包装箱S2における展示状態から収納状態(又は、収納状態から展示状態)へ転換する方法は、上述した包装箱S1における展示状態から収納状態(又は、収納状態から展示状態)へ転換する方法と同様であるため、詳しい説明は省略する。
さらに連結手段としては、これに限定されず、両面テープ、接着剤、釦等を適用してもよい。
また、上述した梱包箱S1では、底板13は、形状に関して、載置板1と互いに相似で、載置板1より面積が大きいがこれに限定されず、載置板1と底板13の形状は任意に設定することができる。例えば、載置板1と底板13を同形状(即ち、合同形状)としてもよい。
ここで、載置板1と底板13が同形状の場合の包装箱S3について、図14及び図15を用いて説明する。
図14は載置板1と底板13が同形状の場合の包装箱S3のブランクを示す図であり、図15は包装箱S3の外観を示す斜視図である。
なお、前述した図3(包装箱S1のブランク)と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図14に示すように、載置板1と底板13は同形状を示している。また、背面板3の左右両端部には折り込み片3a及び折り込み片3bが、前面板7の左右両端部には折り込み片7a及び折り込み片7bが、折り線を介してそれぞれ連接されている。
この折り込み片3a及び折り込み片3b(折り込み片7a及び折り込み片7b)は、展示状態及び収納状態において、折り線を介して、背面板3(前面板7)に近接する方向へ折り曲げられる。
その他、包装箱S3における展示状態から収納状態(又は、収納状態から展示状態)へ転換する方法は、上述した包装箱S1における展示状態から収納状態(又は、収納状態から展示状態)へ転換する方法と同様であるため、詳しい説明は省略する。
1 載置板
1a 載置面
1b アクリル板
2 第1の折り線
3 背面板
4 折り線
5 固定片
6 第2の折り線
7 前面板
8 第3の折り線
9 第1の側面板
9a 折り込み片
9b 折り込み片
10 第4の折り線
11 第2の側面板
11a 折り込み片
11b 折り込み片
12 第5の折り線
13 底板
14 第6の折り線
15 第3の側面板
16 第7の折り線
17 第4の側面板
41a 面ファスナー
41b 面ファスナー
41c 面ファスナー
42a 面ファスナー
42b 面ファスナー
42c 面ファスナー
43a 面ファスナー
43b 面ファスナー
44a 面ファスナー
44b 面ファスナー
45a 面ファスナー
45b 面ファスナー
46a 面ファスナー
46b 面ファスナー
70 広告パネル
100 商品
S1 包装箱
S2 包装箱
S3 包装箱

Claims (4)

  1. 展示対象物が載置される載置面を有する載置板の対向する一対の辺を折り線として、この折り線を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接された背面板及び前面板と、
    他の対向する一対の辺を折り線として、この折り線を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接された側面板と、
    前記前面板、前記背面板、又は前記側面板のいずれかに、折り線を介して折り曲げ自在に連接された底板と、
    前記前面板、前記背面板、前記側面板及び前記底板が所定の位置に折り曲げられた状態で、脱着自在に連結する連結手段と、を備え、
    前記載置面が外部へ露出される方向へ、前記前面板、前記背面板、及び前記底板を折り曲げ、前記連結手段によって連結する展示状態と、
    前記載置面が内部へ収納される方向へ、前記前面板、前記背面板、及び前記底板を折り曲げ、前記連結手段によって連結する収納状態と、
    を転換自在とした包装箱であって、
    前記包装箱は、収納状態において、前記載置面上に配置され、前記載置板と底板の間に収納され、前記展示対象物の情報が表示されるパネルを備え、
    前記パネルは、
    展示状態において前記載置面後方に起立して配置される背板と、この背板の左右両端部が背面側に折り曲げられて断面が多角形状に形成され、前記背板を起立させるための支持部と、を具備し、
    前記パネルは、背板の下端部に折り曲げ自在に連接された固定片を備え、
    当該固定片は、
    展示状態において、前記底板の下に挿入されることを特徴とする包装箱。
  2. 展示対象物が載置される載置面と少なくとも4辺を有する載置板の1つの辺を第1の折り線とし、この第1の折り線を介して折り曲げ自在に連接される背面板と、
    前記第1の折り線と対向する辺を第2の折り線とし、この第2の折り線を介して折り曲げ自在に連接される前面板と、
    残りの一対の互いに対向する辺をそれぞれ第3の折り線及び第4の折り線とし、この第3の折り線及び第4の折り線を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接される第1の側面板及び第2の側面板と、
    前記前面板の第2の折り線と対向する辺を第5の折り線とし、この第5の折り線を介して折り曲げ自在に連接される底板と、
    前記底板の残りの辺のうち互いに対向する一対の辺をそれぞれ第6の折り線及び第7の折り線とし、この第6の折り線及び第7の折り線を介して折り曲げ自在にそれぞれ連接される第3の側面板及び第4の側面板と、
    前記前面板、前記背面板、及び前記底板が所定の位置に折り曲げられた状態で、前記背面板と前記底板、前記第1の側面板と前記第3の側面板、及び前記第2の側面板と前記第4の側面板を、それぞれ脱着自在に連結する連結手段と、を備え、
    前記載置面が外部へ露出される方向へ、前記第1の折り線、前記第2の折り線、及び前記第5の折り線を介して、前記前面板、前記背面板、及び前記底板を折り曲げ、前記連結手段によって連結する展示状態と、
    前記載置面が内部へ収納される方向へ、前記第1の折り線、前記第2の折り線、及び前記第5の折り線を介して、前記前面板、前記背面板、及び前記底板を折り曲げ、前記連結手段によって連結する収納状態と、
    を転換自在とした包装箱であって、
    前記包装箱は、収納状態において、前記載置面上に配置され、前記載置板と底板の間に収納され、前記展示対象物の情報が表示されるパネルを備え、
    前記パネルは、
    展示状態において前記載置面後方に起立して配置される背板と、この背板の左右両端部が背面側に折り曲げられて断面が多角形状に形成され、前記背板を起立させるための支持部と、を具備し、
    前記パネルは、背板の下端部に折り曲げ自在に連接された固定片を備え、
    当該固定片は、
    展示状態において、前記底板の下に挿入されることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1又は2に記載の包装箱において、
    前記展示状態及び前記収納状態では、前記載置板、前記前面板、前記背面板、及び前記底板を、断面略台形状となる位置まで折り曲げて、前記連結手段によって連結されることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装箱であって、
    前記前記第1乃至4の側面板の少なくとも一の側面板の長手方向の両端部には、折り線を介して折り曲げ可能な折り込み片が連接されることを特徴とする包装箱。
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