JP5766752B2 - 補機の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、補機の取付構造に関する。詳しくは、他部品が螺合締結される補機を、ブラケットを介して車体本体に取り付ける補機の取付構造に関する。
従来、所定部材と板状部材との取付構造として、例えば、複数の切欠き(二股部)を有する板状部材(基板)と、支持構造物との取付構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。当該取付構造において、板状部材は、複数の切欠きに挿通された固定ボルトにより支持構造物に取り付けられる。
ところで、通常は機関本体に取り付けられるコンタクタ等の補機を車体本体に取り付ける取付構造として、ブラケットを介して取り付ける構造が知られている。ブラケットとしては、スペースや取付性の観点から、略コの字状のブラケットを使用する場合もある。
特開2007−292187号公報
ここで、特許文献1に開示された複数の切欠きを、コの字状のブラケットに形成することで、複数の切欠きに固定部材を挿通して、補機をブラケットに固定することができる。この場合、例えば補機は、互いに対向する壁部に挟み込まれるようにしてブラケットに取り付けられる。
しかしながら、補機にハーネス等の他部品が螺合締結される場合には、切欠きの延出方向によっては、他部品を取り付け又は取り外しする際に加えられる回転応力により固定部材が切欠きから外れ、補機がブラケットから脱落するおそれがある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、補機に螺合締結可能な他部品を取り付け又は取り外しする際に、補機がブラケットから脱落することが抑制された補機の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、他部品(例えば、後述のハーネス71、72、73)が螺合締結される補機(例えば、後述のコンタクタ40)をブラケット(例えば、後述のブラケット30)を介して車体本体(例えば、後述の車体本体10)に取り付ける補機の取付構造(例えば、後述のコンタクタ40の取付構造20)であって、前記ブラケットは、略コの字状に形成され、上側に配置される上面壁(例えば、後述の上面壁31)と、前記上面壁より下側に前記上面壁と略平行に対向配置される下面壁(例えば、後述の下面壁32)と、前記上面壁と前記下面壁とを連結する連結壁(例えば、後述の連結壁33)と、前記上面壁に形成され、外縁に形成される第1開口部(例えば、後述の第1開口部36a)と、前記第1開口部から第1方向(例えば、後述の第1方向K1)に延出する第1延出部(例えば、後述の第1延出部36b)と、を有する上面壁側切欠ボス(例えば、後述の第1切欠ボス36)と、前記下面壁に形成され、外縁に形成される第2開口部(例えば、後述の第2開口部37a)と、前記第2開口部から第2方向(例えば、後述の第2方向K2)に延出する第2延出部(例えば、後述の第2延出部37b)と、を有する下面壁側切欠ボス(例えば、後述の第2切欠ボス37)と、を有し、前記補機は、前記ブラケットの前記上面壁と、前記下面壁と、前記連結壁とに対向する位置に配置され、かつ、前記上面壁側切欠ボスに挿通される第1固定部材(例えば、後述のボルト51a)と、前記下面壁側切欠ボスに挿通される第2固定部材(例えば、後述のボルト52a)と、により前記ブラケットに固定され、前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向と前記第2方向とが互いに異なる方向となるように形成される。
この発明によれば、補機は、ブラケットの上面壁と、下面壁と、連結壁とに対向する位置に配置され、かつ、上面壁側切欠ボスに挿通される第1固定部材と、下面壁側切欠ボスに挿通される第2固定部材と、によりブラケットに固定される。従って、補機がブラケットから脱落することを抑制できる。
また、上面壁側切欠ボス及び下面壁側切欠ボスは、第1方向と第2方向とが互いに異なる方向となるように形成される。従って、他部品を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力により補機がブラケットから脱落することを抑制できる。
この場合、前記補機は、前記他部品を螺合締結するためのボルトボス又は前記スタッドボルト(例えば、後述の第1スタッドボルト41、第2スタッドボルト42、第3スタッドボルト43)を有し、前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方が前記ボルトボス又はスタッドボルトの軸線(例えば、後述の軸線M1〜M3)に垂直な平面(例えば、後述の平面W1〜W4)に交差する方向となるように形成されることが好ましい。
この発明によれば、上面壁側切欠ボス及び下面壁側切欠ボスは、第1方向及び第2方向の少なくとも一方がボルトボス又はスタッドボルトの軸線に垂直な平面に交差する方向となるように形成される。従って、他部品を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力により補機がブラケットから脱落することを確実に抑制できる。
この場合、前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向と前記第2方向とが互いに直交する方向となるように形成されることが好ましい。
この発明によれば、上面壁側切欠ボス及び下面壁側切欠ボスは、第1方向と第2方向とが互いに直交する方向となるように形成される。従って、他部品を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力により補機がブラケットから脱落することをより確実に抑制できる。
この場合、前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向及び前記第2方向の少なくともいずれか一方が前記ボルトボス又は前記スタッドボルトの軸線に平行な方向となるよう形成されることが好ましい。
この発明によれば、上面壁側切欠ボス及び下面壁側切欠ボスは、第1方向及び第2方向の少なくとも一方がボルトボス又はスタッドボルトの軸線に平行な方向となるように形成される。従って、他部品を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力により補機がブラケットから脱落することをさらに確実に抑制できる。
本発明によれば、補機に螺合締結可能な他部品を取り付け又は取り外しする際に、補機がブラケットから脱落することが抑制された補機の取付構造を提供できる。
コンタクタがブラケットを介して車体本体に取り付けられるコンタクタの取付構造を説明する外観斜視図である。 図1に示すコンタクタ及びブラケットの拡大図である。 ブラケットの構造を説明する斜視図である。 ハーネスが取り付けられた状態のコンタクタ及びブラケットを示す正面図である。 ハーネスが取り付けられた状態のコンタクタ及びブラケットを示す側面図である。 第1スタッドボルトに取り付けられたハーネスを取り外す際の作用を説明するための図である。 第1スタッドボルトに取り付けられたハーネスを取り外す際の作用を説明するための模式図である。 第3スタッドボルトに取り付けられたハーネスを取り外す際の作用を説明するための図である。 第3スタッドボルトに取り付けられたハーネスを取り外す際の作用を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
先ず、図1〜図5を参照して、補機としてのコンタクタ40の取付構造20について説明する。
図1は、コンタクタ40がブラケット30を介して車体本体10に取り付けられるコンタクタ40の取付構造20を説明する外観斜視図である。図2は、図1に示すコンタクタ40及びブラケット30の拡大図である。図3は、ブラケット30の構造を説明する斜視図である。図4は、ハーネス71,72,73が取り付けられた状態のコンタクタ40及びブラケット30を示す正面図である。図5は、ハーネス71,72,73が取り付けられた状態のコンタクタ40及びブラケット30を示す側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るコンタクタ40は、ブラケット30を介して車体本体10に取り付けられる。本実施形態において、コンタクタ40は、ブラケット30を介して、エンジン100が収容配置されるエンジンルームの内壁に取り付けられる。
コンタクタ40は、第1固定部材としてのボルト51a、第2固定部材としてのボルト52a及びボルト53aにより、ブラケット30に固定される。そして、コンタクタ40は、該ブラケット30が取付孔39a及び取付孔39b(図3参照)に挿通される図示しないネジ部材により車体本体10に固定されることで、ブラケット30を介して車体本体10に取り付けられる。
また、コンタクタ40には、ハーネス71,72,73がナット61,62,63により、第1スタッドボルト41、第2スタッドボルト42、第3スタッドボルト43それぞれに螺合締結される(図4及び図5参照)。
上述の通り、コンタクタ40の取付構造20は、ハーネス71,72,73が螺合締結されるコンタクタ40をブラケット30を介して車体本体10に取り付ける取付構造である。
図2に示すように、コンタクタ40の取付構造20は、ブラケット30と、コンタクタ40とを有して構成される。以下、ブラケット30及びコンタクタ40の構造について説明する。
ブラケット30は、コンタクタ40が取り付けられるとともに、車体本体10に取り付けられる。ブラケット30は、コンタクタ40を車体本体10に取り付けるための部材である。
図2及び図3に示すように、ブラケット30は、略コの字状に形成される。
ブラケット30は、垂直方向上側に配置される上面壁31と、垂直方向下側、即ち上面壁31より下側に上面壁31に対向配置される下面壁32と、上面壁31と下面壁32とを連結する連結壁33と、を有する。本実施形態において、上面壁31と下面壁32とは、互いに平行に対向配置される。
上面壁31には、上面壁側切欠ボスとしての第1切欠ボス36が形成される。
第1切欠ボス36は、上面壁31に形成され、外縁に形成される第1開口部36aと、第1開口部36aから第1方向K1に延出する第1延出部36bと、を有する。
第1切欠ボス36には、ボルト51aが挿通される。より詳しくは、第1切欠ボス36には、ラバーマウント51cと、ラバーマウント51cに挿通するカラー51bと、カラー51bに挿通するボルト51aと、が挿通される。
第1切欠ボス36に挿通するボルト51aは、コンタクタ40に形成されるボルトボス44に螺合締結されることで、コンタクタ40をブラケット30に取り付ける。
下面壁32には、下面壁側切欠ボスとしての第2切欠ボス37と、第3切欠ボス38と、が形成される。
第2切欠ボス37は、下面壁32に形成され、外縁に形成される第2開口部37aと、第2開口部37aから第2方向K2に延出する第2延出部37bと、を有する。
第2切欠ボス37には、ボルト52aが挿通される。より詳しくは、上述と同様に、第2切欠ボス37には、ラバーマウント52cと、ラバーマウント52cに挿通するカラー52bと、カラー52bに挿通するボルト52aと、が挿通される。
第2切欠ボス37に挿通するボルト52aは、コンタクタ40に形成されるボルトボス45に螺合締結されることで、コンタクタ40をブラケット30に取り付ける。
上記ラバーマウント51cと、上記ラバーマウント52cの作用により、作動時にそれ自体が振動するコンタクタ40の振動が吸収される。
第3切欠ボス38は、下面壁32に形成され、外縁に形成される第3開口部38aと、第3開口部38aから第3方向K3に延出する第3延出部38bと、を有する。
第3切欠ボス38には、ボルト53aが挿通される。より詳しくは、上述と同様に、第3切欠ボス38には、ラバーマウント53cと、ラバーマウント53cに挿通するカラー53bと、カラー53bに挿通するボルト53aと、が挿通される。
第3切欠ボス38に挿通するボルト53aは、コンタクタ40に形成されるボルトボス46に螺合締結されることで、コンタクタ40をブラケット30に取り付ける。
ここで、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37について、さらに詳述する。
本実施形態において、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、第1方向K1と第2方向K2とが互いに異なる方向となるように形成される。つまり、第1方向K1と第2方向K2とが同一方向である場合において、第1方向K1及び第2方向K2と反対方向への力がコンタクタ40に加わることでコンタクタ40の脱落が生じるおそれがあるところ、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、これを抑制するように形成されている。
また、本実施形態において、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、第1方向K1及び第2方向K2の少なくとも一方が、第1スタッドボルト41の軸線M1、第2スタッドボルト42の軸線M2、第3スタッドボルト43の軸線M3それぞれに垂直な平面(図7及び図9参照)に交差する方向となるように形成される。
具体的には、第1スタッドボルト41の軸線M1に垂直な平面に対し、第1切欠ボス36は、第1方向K1が平行な方向、即ち交差しない方向となるように形成されているが、第2切欠ボス37は、第2方向K2が交差する方向となるように形成されている。
また、同様に、第2スタッドボルト42の軸線M2に垂直な平面に対し、第1切欠ボス36は、第1方向K1が平行な方向、即ち交差しない方向となるように形成されているが、第2切欠ボス37は、第2方向K2が交差する方向となるように形成されている。
また、第3スタッドボルト43の軸線M3に垂直な平面に対し、第2切欠ボス37は、第2方向K2が平行な方向、即ち交差しない方向となるように形成されているが、第1切欠ボス36は、第1方向K1が交差する方向となるように形成されている。
つまり、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、少なくとも一方が、第1スタッドボルト41にハーネス71(図4及び図5参照)を取り付け(螺合締結)又は取り外しする際にコンタクタ40が軸線M1に垂直な平面方向に回転することで、挿通しているボルト51a,52aが脱離してコンタクタ40が脱落することを抑制するように形成されている。
同様に、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、少なくとも一方が、第2スタッドボルト42にハーネス72(図4及び図5参照)を取り付け(螺合締結)又は取り外しする際にコンタクタ40が軸線M2に垂直な平面方向に回転することで、挿通しているボルト51a,52aが脱離してコンタクタ40が脱落することを抑制するように形成されている。
また、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、少なくとも一方が、第3スタッドボルト43にハーネス73(図4及び図5参照)を取り付け(螺合締結)又は取り外しする際にコンタクタ40が軸線M3に垂直な平面方向に回転することで、挿通しているボルト51a,52aが脱離してコンタクタ40が脱落することを抑制するように形成されている。
また、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、第1方向K1と第2方向K2とが互いに直交する方向となるように形成される。
つまり、第1方向K1と第2方向K2とが同一方向である場合において、第1方向K1及び第2方向K2と反対方向への力がコンタクタ40に加わることでコンタクタ40の脱落が生じるおそれがあるところ、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、これをさらに抑制するように形成されている。
また、第1切欠ボス36と、第2切欠ボス37とは、第1方向K1又は第2方向K2の一方が軸線M1,M2,M3に垂直な平面と平行な方向になった場合、他方が当該平面に垂直な方向となるよう形成されている。
つまり、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、少なくとも一方が、各スタッドボルト41,42,43に各ハーネス71,72,73を取り付け(螺合締結)又は取り外しする際にコンタクタ40が各軸線M1,M2,M3に垂直な平面方向に回転することで脱落することを抑制するように形成されている。
また、本実施形態において、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、第1方向K1及び第2方向K2の少なくとも一方が、第1スタッドボルト41の軸線M1、第2スタッドボルト42の軸線M2、第3スタッドボルト43の軸線M3に平行な方向となるよう形成される。
つまり、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、第1方向K1及び第2方向K2の少なくとも一方が、第1スタッドボルト41の軸線M1、第2スタッドボルト42の軸線M2、第3スタッドボルト43の軸線M3それぞれに垂直な平面それぞれに垂直な方向となるように形成されている。
第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37は、少なくとも一方が、各スタッドボルト41,42,43に各ハーネス71,72,73を取り付け(螺合締結)又は取り外しする際にコンタクタ40が各軸線M1,M2,M3に垂直な平面方向に回転することで脱落することをさらに抑制するように形成されている。
続けて、連結壁33には、取付孔39a、39bが形成される。上述の通り、取付孔39a,39bには、ブラケット30を車体本体10に取り付けるための図示しないネジ部材が挿通される。取付孔39a,39bに挿通されたネジ部材が車体本体10に形成されたネジ孔11(図1参照)に螺合締結されることで、ブラケット30は、車体本体10に取り付けられる。そして、コンタクタ40は、ブラケット30介して車体本体10に取り付けられる。
図3に示すように、コンタクタ40は、ブラケット30に取り付けられる。
コンタクタ40は、ブラケット30の上面壁31と、下面壁32と、連結壁33と、に対向する位置に配置される。
コンタクタ40は、第1切欠ボス36に挿通されるボルト51aと、第2切欠ボス37に挿通されるボルト52aと、第3切欠ボス38に挿通されるボルト53aと、によりブラケット30に固定される。
具体的には、上述の通り、コンタクタ40は、第1切欠ボス36に挿通するボルト51aが該コンタクタ40に形成されるボルトボス44に螺合されることでブラケット30に取り付けられる。また、コンタクタ40は、第2切欠ボス37に挿通するボルト52aが該コンタクタ40に形成されるボルトボス45に螺合されることでブラケット30に取り付けられる。また、コンタクタ40は、第3切欠ボス38に挿通するボルト53aが該コンタクタ40に形成されるボルトボス46に螺合されることでブラケット30に取り付けられる。
図3〜図5に示すように、コンタクタ40は、第1スタッドボルト41と、第2スタッドボルト42と、第3スタッドボルト43と、を有する。
第1スタッドボルト41、第2スタッドボルト42及び第3スタッドボルト43それぞれには、ハーネス71,72,73がナット61,62,63により、それぞれ螺合締結される。
第1スタッドボルト41は、軸線M1に沿って延びる棒状の部材である。第1スタッドボルト41の外周にはネジ山が形成されている。ハーネス71の図示しない端子部は、ナット61により第1スタッドボルト41に螺合締結される。
ハーネス71を取り付け又は取り外しする場合、ナット61を回転させることで、コンタクタ40には、第1スタッドボルト41を介して、軸線M1に垂直な平面方向(周方向)に回転させる力が伝達される。
同様に、第2スタッドボルト42は、軸線M2に沿って延びる棒状の部材である。第2スタッドボルト42の外周にはネジ山が形成されている。ハーネス72の図示しない端子部は、ナット62により第2スタッドボルト42に螺合締結される。
ここで、ハーネス72を取り付け又は取り外しする場合、ナット62を回転させることで、コンタクタ40には、第2スタッドボルト42を介して、軸線M2に垂直な平面方向(周方向)に回転させる力が伝達される。
また、同様に、第3スタッドボルト43は、軸線M3に沿って延びる棒状の部材である。第3スタッドボルト43の外周にはネジ山が形成されている。ハーネス73の図示しない端子部は、ナット63により第3スタッドボルト43に螺合締結される。
ハーネス73を取り付け又は取り外しする場合、ナット63を回転させることで、コンタクタ40には、第3スタッドボルト43を介して、軸線M3に垂直な平面方向(周方向)に回転させる力が伝達される。
ここで、本実施形態においては、軸線M1,M2,M3及びこれらに垂直な平面と、第1切欠ボス36における延出方向である第1方向K1及び第2切欠ボス37における延出方向である第2方向K2と、を上述したような関係とすることで、ハーネス71,72,73を取り付け又は取り外す際に伝達される力によるコンタクタ40の脱落を抑制可能としている。
続けて、図6〜図9により、第1スタッドボルト41に取り付けられたハーネス71を取り外す際の作用、及び、第3スタッドボルト43に取り付けられたハーネス73を取り外す際の作用について説明する。
図6は、第1スタッドボルト41に取り付けられたハーネス71を取り外す際の作用を説明するための図である。図7は、第1スタッドボルト41に取り付けられたハーネス71を取り外す際の作用を説明するための模式図である。図8は、第3スタッドボルト43に取り付けられたハーネス73を取り外す際の作用を説明するための図である。図9は、第3スタッドボルト43に取り付けられたハーネス73を取り外す際の作用を説明するための模式図である。
先ず、図6及び図7により、第1スタッドボルト41に取り付けられたハーネス71を取り外す際の作用について説明する。
図6に示すように、コンタクタ40のメンテナンス時等において、作業者は、第1スタッドボルト41に取り付けられたハーネス71(図示省略)を取り外すため、ナット61を矢印R1方向に回転させる。
これにより、コンタクタ40には、第1スタッドボルト41を介して該コンタクタ40を矢印S1方向に回転させる力が加えられる。
ここで、回転させる力の方向(矢印S1)は、軸線M1に垂直な平面(例えばW1)に平行な方向である。
つまり、図6及び図7に示すように、コンタクタ40には、第1切欠ボス36に挿通されるボルト51aを第1開口部36a側に移動させる矢印S1方向の力が加えられる。即ち、コンタクタ40には、第1切欠ボス36に挿通されるボルト51aを第1切欠ボス36から脱離させる矢印S1方向の力が加えられる。
ここで、第2切欠ボス37における延出方向である第2方向K2は、軸線M1に平行である。即ち、第2切欠ボス37は、延出方向である第2方向K2が軸線M1に垂直な平面(周方向、回転方向)に垂直な方向となるように形成されている。
これにより、第2切欠ボス37に挿通されるボルト52aには、延出方向である第2方向K2に直交する方向(図7における点線矢印の方向)、つまり、第2延出部37bの側壁に該ボルト52aを押し当てる方向に力が加えられる。そのため、ボルト52aは、第2切欠ボス37から脱離しない。
以上より、本実施形態に係るコンタクタ40の取付構造20によれば、第1スタッドボルト41に取り付けられたハーネス71を取り外す際に、コンタクタ40が脱離することを抑制できる。
また、ここで、第2スタッドボルト42に取り付けられたハーネス72を取り外す際の作用についても、上述と同様である。
続けて、図8及び図9により、第3スタッドボルト43に取り付けられたハーネス73を取り外す際の作用について説明する。
図8に示すように、コンタクタ40のメンテナンス時等において、作業者は、第3スタッドボルト43に取り付けられたハーネス73(図示省略)を取り外すため、ナット63を矢印R2方向に回転させる。
これにより、コンタクタ40には、第3スタッドボルト43を介して該コンタクタ40を矢印S2方向に回転させる力が加えられる。
ここで、回転させる力の方向(矢印S2)は、軸線M3に垂直な平面(例えばW3)に平行な方向である。
つまり、図8及び図9に示すように、コンタクタ40には、第2切欠ボス37に挿通されるボルト52aを第2開口部37a側に移動させる矢印S2方向の力が加えられる。即ち、コンタクタ40には、第2切欠ボス37に挿通されるボルト52aを第2切欠ボス37から脱離させる矢印S2方向の力が加えられる。
ここで、第1切欠ボス36における延出方向である第1方向K1は、軸線M3に平行である。即ち、第1切欠ボス36は、延出方向である第1方向K1が軸線M3に垂直な平面(周方向、回転方向)に垂直な方向となるように形成されている。
これにより、第1切欠ボス36に挿通されるボルト51aには、延出方向である第1方向K1に直交する方向(図9における点線矢印の方向)、つまり、第1延出部36bの側壁に該ボルト51aを押し当てる方向に力が加えられる。そのため、ボルト51aは、第1切欠ボス36から脱離しない。
以上より、本実施形態に係るコンタクタ40の取付構造20によれば、第3スタッドボルト43に取り付けられたハーネス73を取り外す際に、コンタクタ40が脱離することを抑制できる。
また、上述の通り、本実施形態に係るコンタクタ40の取付構造20は、軸線M1を有する第1スタッドボルト41及び軸線M1と異なる方向に延びる軸線M3を有する第3スタッドボルト43の双方について、ハーネス71及びハーネス73を取り外す際にコンタクタ40が脱離することを抑制できる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、コンタクタ40を、ブラケット30の上面壁31と、下面壁32と、連結壁33とに対向する位置に配置し、かつ、第1切欠ボス36に挿通されるボルト51aと、第2切欠ボス37に挿通されるボルト52aとによりブラケット30に固定した。従って、コンタクタ40がブラケット30から脱落することを抑制できる。
また、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37を、第1方向K1と第2方向K2とが互いに異なる方向となるように形成した。従って、ハーネス71,72,73を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力によりコンタクタ40がブラケット30から脱落することを抑制できる。
また本実施形態では、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37を、第1方向K1及び第2方向K2の少なくとも一方が第1スタッドボルト41、第2スタッドボルト42、第3スタッドボルト43の軸線M1,M2,M3に垂直な平面に交差する方向となるように形成した。従って、ハーネス71,72,73を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力によりコンタクタ40がブラケット30から脱落することを確実に抑制できる。
また本実施形態では、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37を、第1方向K1と第2方向K2とが互いに直交する方向となるように形成した。従って、ハーネス71,72,73を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力によりコンタクタ40がブラケット30から脱落することをより確実に抑制できる。
また本実施形態では、第1切欠ボス36及び第2切欠ボス37を、第1方向K1及び第2方向K2の少なくとも一方が第1スタッドボルト41、第2スタッドボルト42、第3スタッドボルト43の軸線M1,M2,M3に平行な方向となるように形成した。従って、ハーネス71,72,73を取り付け及び取り外しする際に加えられる回転応力によりコンタクタ40がブラケット30から脱落することをさらに確実に抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、補機としてコンタクタ40の例を挙げたが、補機はこれに限定されない。例えば、コンタクタ40のようにそれ自体が振動するものであり、車体本体への振動の伝達を抑制するためにブラケットが必要なものであればよい。
上記実施形態では、他部品としてハーネス71,72,73の例を挙げたが、他部品はこれに限定されない。例えば、ハーネス71,72,73のように補機に螺合締結される他部品であればよい。
上記実施形態では、補機であるコンタクタ40を、エンジンルームの内壁に取り付けたが、これに限定されない。エンジンルーム以外の車体本体に取り付けてもよい。
また、上記実施形態において、補機であるコンタクタ40は、他部品であるハーネス71,72,73を螺合締結するための第1〜第3スタッドボルト41,42,43を有するが、例えば、これらスタッドボルト41,42,43に代えてボルトボスを有してよい。この場合、ボルトボスに螺合するボルト部材を使用してハーネス71,72,73をコンタクタ40に取り付けるようにしてもよい。
この場合には、第1切欠ボス36、第2切欠ボス37及び第3切欠ボス38の延出方向との関係についても、スタッドボルト41,42,43の軸線M1,M2,M3をボルトボスの軸線とすることで、上記実施形態の説明を援用できる。
また、スタッドボルト41,42,43とボルトボスとを併用することも当然に可能である。
10…車体本体
20…コンタクタの取付構造(補機の取付構造)
30…ブラケット
31…上面壁
32…下面壁
33…連結壁
36…第1切欠ボス(上面壁側切欠ボス)
36a…第1開口部
36b…第1延出部
37…第2切欠ボス(下面壁側切欠ボス)
37a…第2開口部
37b…第2延出部
38…第3切欠ボス
38a…第3開口部
38b…第3延出部
40…コンタクタ(補機)
41…第1スタッドボルト
42…第2スタッドボルト
43…第3スタッドボルト
51a…ボルト(第1固定部材)
52a…ボルト(第2固定部材)
53a…ボルト
71〜73…ハーネス(他部品)
K1…第1方向
K2…第2方向
M1〜M3…軸線
W1〜W4…平面

Claims (4)

  1. 他部品が螺合締結される補機をブラケットを介して車体本体に取り付ける補機の取付構造であって、
    前記ブラケットは、
    略コの字状に形成され、
    上側に配置される上面壁と、
    前記上面壁より下側に前記上面壁と略平行に対向配置される下面壁と、
    前記上面壁と前記下面壁とを連結する連結壁と、
    前記上面壁に形成され、外縁に形成される第1開口部と、前記第1開口部から第1方向に延出する第1延出部と、を有する上面壁側切欠ボスと、
    前記下面壁に形成され、外縁に形成される第2開口部と、前記第2開口部から第2方向に延出する第2延出部と、を有する下面壁側切欠ボスと、を有し、
    前記補機は、
    前記ブラケットの前記上面壁と、前記下面壁と、前記連結壁とに対向する位置に配置され、かつ、
    前記上面壁側切欠ボスに挿通される第1固定部材と、前記下面壁側切欠ボスに挿通される第2固定部材と、により前記ブラケットに固定され、
    前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向と前記第2方向とが互いに異なる方向となるように形成されることを特徴とする補機の取付構造。
  2. 前記補機は、前記他部品を螺合締結するためのボルトボス又はスタッドボルトを有し、
    前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方が前記ボルトボス又は前記スタッドボルトの軸線に垂直な平面に交差する方向となるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の補機の取付構造。
  3. 前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向と前記第2方向とが互いに直交する方向となるように形成されることを特徴とする請求項2に記載の補機の取付構造。
  4. 前記上面壁側切欠ボス及び前記下面壁側切欠ボスは、前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方が前記ボルトボス又は前記スタッドボルトの軸線に平行な方向となるように形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の補機の取付構造。
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