JP4798113B2 - ケーブル保持構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、「ケーブルの取付構造は、3本のケーブル1を一括して組み込み、外周上にパッキンとなる肉厚のOリング2を装着したハウジング3を、電気機器のパネル(取付対象)4に形成された1つの貫通穴5に圧入するようになっている。」と記載されている(段落[0013])。
例えば、図8に示すように、高圧ケーブル01及び高圧ケーブル01の外周面に装着されたスリーブ02を筐体03の開口部に挿入し、スリーブ02と筐体03の間にOリング等のシール部04を介装し、更に、スリーブ02のフランジ部02aを筐体03に対して少なくとも2箇所のボルト05で締結するのである。
一方、シール性能を確保するために、少なくとも2箇所のボルト05でスリーブ02を筐体03に締結しなければならないので、組付けや取り外し作業が面倒となる不都合がある。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、ケーブルのシール部構造を工夫することによって、脱着作業が簡単で且つシール性能を確保できるケーブル保持構造を提供することを目的とする。
更に、ベースプレートにスリーブを締結具にて一箇所で締結することにより、作業工数が低減する。
本実施例は、図6及び図7に示すように、電気自動車用インバータ装置に適用したものである。
入出力用ケーブル1としては、入力用ケーブル1は2本、出力用ケーブル3本であり、以下の実施例では、2本の入力用ケーブル1を筐体3に対して一括して保持する構造について説明する。
ベースプレート6には2つの挿入穴が形成され、各挿入穴にはそれぞれスリーブ2と共にケーブル1が挿入されている。
各スリーブ2はそれぞれケーブル1の外周面に装着される円筒状のものであり、ベースプレート6と各スリーブ2との間にはそれぞれシール部として第2の第2のOリング42が介装されている。
つまり、スリーブ2は、ケーブル1を中心に通してフランジ部2aをボルト5にて締結することにより、ケーブル1の位置を固定する機能を発揮するものである。
従って、ベースプレート6に対してスリーブ2を1点で固定するボルト5を緩めると、スリーブ2と共にケーブル1を個別に取り外すことができ、また、筐体3に対してベースプレート6を締結する4本のボルト7を全て緩めると、ベースプレート6と共に2つのスリーブ2、2つのケーブル1を全体として取り外すことができる。
一方、筐体3の外部において、ケーブル1を剛性的に保持する保持部がベースプレート6から形成されている。
即ち、ベースプレート6の下側において水平方向に張り出す突部6aが形成され、この突部6aに板金製のケーブル固定ブラケット9が水平方向に取り付けられ、更に、このケーブル固定ブラケット9の先端にはケーブル1を把持するケーブルクランプ10が装着されている。
従って、ベースプレート6の凸部6a、ケーブル固定ブラケット9及びケーブルクランプ10によりなる保持部によりケーブル1がほぼ水平状態に保持されることになる。
更に、筐体3の外部から振動によりケーブル1に加わる力は、ケーブルクランプ10、ケーブル固定ブラケット9及びベースプレート6の凸部6aに加わることとなるが、ベースプレート6と各スリーブ2との間にそれぞれ介装される第2のOリング42には直接的には加わらない。また、ベースプレート6に対して加わる力は、ベースプレート6が筐体3に対して複数個のボルト7で締結されているため、ベースプレート6と筐体3との間に介装される第1のOリング41には直接的には加わらない。そのため、第1のOリング41,42によるシール性が確保されることになる。
上述した通り、本実施例では、筐体3に固着されるベースプレート6から保持部を形成してケーブル1を支えることにより、ケーブル1が振動で振られてもベースプレート6やベースプレート6の締結ボルト7には力は加わるが、第1シール部である第1のOリング41及び第2シール部である第2のOリング42には力がかからず、シール性能を確保できる。
つまり、本発明によれば、第1、第2シール部である第1、第2のOリング41,42に不要な力がかからず、また、ケーブル取り外しの際に、ケーブルを1本ずつ外さなくて良いのである。
即ち、筐体3の開口部には、直接にスリーブ2と共にケーブル1を挿入し、筐体3とスリーブ2との間に第2のOリング42を介装し、スリーブ2のフランジ部2aをボルト5にて筐体3に締結したものである。
更に、筐体3の外部において、ケーブル1を剛性的に保持する保持部を、筐体3と共通の構造物(例えば、電気自動車の場合には、車体)上に形成するものである。
また、シール部である第2のOリング42には力が直接的には加わらないので、ボルト5による一点固定で十分な強度を確保することが可能となる。
なお、本実施例では、ケーブル1を保持する保持部が筐体3と共通の構造物上に形成されるので、保持部とケーブル1が異なった動きをすることが少なく、シール性能が確保される。
2 スリーブ
3 筐体
41 第1のOリング
42 第2のOリング
5,7 ボルト
6 ベースプレート
8 丸端子
9 ケーブル固定ブラケット
10 ケーブルクランプ
Claims (2)
- 電気部品を収容する筐体と、前記筐体に形成された開口部に固着されるベースプレートと、前記筐体と前記ベースプレートとの間に介装される第1シール部と、前記ベースプレートに形成された挿入穴にスリーブと共に挿入されるケーブルと、前記ケーブル外周面に装着される前記スリーブと、前記ベースプレートと前記スリーブとの間に介装される第2シール部と、前記スリーブに形成されたフランジ部を前記ベースプレートに対して締結する締結具と、前記ベースプレートから水平方向に張り出す突部と、該突部に水平方向に取り付けられる固定ブラケットと、該固定ブラケットの先端に装着され前記ケーブルを前記筐体外部において把持するケーブルクランプとからなる保持部とからなることを特徴とするケーブル保持構造。
- 請求項1において、前記締結具が前記スリーブに形成された前記フランジ部を前記ベースプレートに対して一箇所で締結することを特徴とするケーブル保持構造。
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