JP2018207666A - 電気接続箱の取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体の振動に対する共振の発生、および内部に収容する電子部品の振動の影響を低減して、電気接続箱及び収容される電子部品の損傷を抑制する。【解決手段】筐体2の固定部3aに形成された貫通孔4aに圧入した金属カラー5a(カラー部材)の筒部6aにボルト20a(ねじ部材)を挿通して、当該ボルト20aを車体側取付け部材100の孔部22aに挿入して締結固定する。その際、金属カラー5aの鍔部7aに形成した複数の鋲8aを、固定部3a(筐体2)の貫通孔4aの周縁に食い込ませることによって、金属カラー5aと当該金属カラー5aが圧入された固定部3aとの位置ずれの発生を抑制して、筐体2と車体側取付け部材100とを、より一層強固に固定する。【選択図】図2
Description
本発明は、電気接続箱の取付け構造に関する。
ハイブリッドシステムが搭載されたハイブリッド車両等においては、高電圧リレーやヒューズ等の電子部品を収容したジャンクションボックス等の電気接続箱が、車体に搭載される。このような電気接続箱は、車体に締結固定されるため、電気接続箱に収容された、例えばヒューズ等の電子部品は、車両の振動を受ける。特に、高さのある電子部品を収容している電気接続箱は、高さ方向の寸法が大きくなるため、高さ方向に沿う振動の影響を受けやすい。そして、場合によっては、車両の振動と電気接続箱の振動とが共振することによって、電気接続箱に収容された電子部品が損傷する虞がある。
また、電気接続箱に収容された、例えば高電圧リレーは、スイッチング制御を行う際のオン・オフの切替時等に振動を発生する。発生した振動は、電気接続箱の筐体及び車体を介して、車室内に伝搬して、車両の乗員が当該振動を作動音として聴取した場合には、乗員に不快感を与える虞がある。
従来、このような電気接続箱では、外部振動に対する共振を抑制するとともに、内部に収容する電子部品の振動の影響を低減する目的で、電気接続箱を構成する筐体に補強用リブを立てることによって耐振動性を高めていた(例えば、特許文献1)。また、支持部材に対する止め点の数を増やすことによって取付け強度を高めることにより、耐振動性を高める例がある(例えば、特許文献2)。
しかしながら、電気接続箱にリブを立てるためには、一般に金型の設計変更が必要になるため、費用と期間を要するという問題があった。さらに、リブの設置位置によって筐体の固有振動数が変化するため、同じ大きさの電気接続箱であっても、取り付ける車両毎にリブを再設計する必要があり、車両適用性の観点から課題があった。
また、止め点の数を増加させると、電気接続箱の周辺に止め点を設置するスペースを広く確保する必要があるため、電気接続箱を設置するために広い設置スペースが必要になるという課題があった。さらに、止め点を増やすと、ボルト等の締結部材の必要数が増加するため、費用の増大を招くという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、車両に搭載される電気接続箱において、車体の振動に対する共振の発生、および内部に収容する電子部品の振動の影響を低減して、電気接続箱及び収容される電子部品の損傷を抑制することを目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱の取付け構造は、少なくとも1以上の電子部品を収容する電気接続箱の筐体の外側面に形成された、当該電気接続箱の高さ方向に沿う貫通孔を有する複数の固定部と、前記貫通孔に圧入される筒部と、当該筒部の一端側の周縁に、前記筒部と直交する平面で形成された鍔部と、を有するカラー部材と、前記鍔部の前記筒部側の面に形成された、当該筒部を前記貫通孔に圧入した際に、当該貫通孔の周縁の食い込む複数の突起状の鋲と、前記筒部に挿通するねじ部材と、を備えて、前記筐体を、前記貫通孔に圧入された前記筒部に挿通した前記ねじ部材によって、当該ねじ部材が挿入される孔部を有する車体側取付け部材に締結固定することを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱の取付け構造は、筐体の外側面に形成された固定部の貫通孔に、カラー部材の筒部を圧入して、当該筒部に挿通したねじ部材を車体側取付け部材の孔部に挿入して、筐体と車体側取付け部材とを締結固定する。カラー部材は、貫通孔に圧入された際に、鍔部の筒部側の面に形成された複数の突起状の鋲が、貫通孔の端部周縁に食い込んで、カラー部材と当該カラー部材が圧入された筐体との位置ずれの発生を抑制する。そして、カラー部材は、筒部に挿通したねじ部材によって、車体側取付け部材と金属締結される。したがって、筐体と車体側取付け部材とは、より一層強固に固定されて、外部振動との共振による、電気接続箱及びそこに収容される電子部品の損傷を抑制することができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る電気接続箱の取付け構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態に係る電気接続箱について説明する。図1は、第1の実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。なお、図1は、電気接続箱を車体側取付け部材に取付けた状態を示している。図2は、電気接続箱の取付け構造を示す断面図であり、図1に示す固定部の一つをYZ平面で切った断面を示す。そして、図3は、図1の各固定部に圧入される金属カラーの外観図である。
まず、第1の実施形態に係る電気接続箱について説明する。図1は、第1の実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。なお、図1は、電気接続箱を車体側取付け部材に取付けた状態を示している。図2は、電気接続箱の取付け構造を示す断面図であり、図1に示す固定部の一つをYZ平面で切った断面を示す。そして、図3は、図1の各固定部に圧入される金属カラーの外観図である。
本実施形態における電気接続箱1は、高電圧リレーやヒューズ等の1以上の電子部品を収容する。図1に示すように、電気接続箱1を形成するアッパーカバーである筐体2は、樹脂部材で形成されて、外側面に複数の固定部3a,3b,3c,3dを備え、内部に電子部品10a,10bを収容する。図1の例では、筐体2は4か所の固定部3a,3b,3c,3dを備えている。なお、固定部3a,3b,3c,3dの数は4か所に限定されるものではない。すなわち、筐体2の寸法や内部に収容する電子部品の数や質量等に応じて、筐体2の外側面の適切な位置に、適切な数の固定部が形成される。
固定部3a,3b,3c,3dは、全て同一の構造を有し、取付け構造T1によって、金属製の車体側取付け部材100に取付けられる。取付け構造T1について、詳しくは後述する。固定部3a,3b,3c,3dには、それぞれ、筐体2の高さ方向(Z軸方向)に沿う貫通孔が形成されている。そして、各貫通孔には、カラー部材の一例である金属カラー5a,5b,5c,5dがそれぞれ圧入される。金属カラー5a,5b,5c,5dは、それぞれ筒部を有して、この筒部に挿通されたねじ部材の一例であるボルト20a,20b,20c,20dによって、筐体2は、金属製の車体側取付け部材100と締結固定される。なお、金属カラー5aの詳細構造については後述する。
次に、図2を用いて、固定部3aを例にして、取付け構造T1の具体的な構成について説明する。なお、図示はしないが、固定部3b,3c,3dも同様の取付け構造T1を有している。固定部3aには、筐体2の高さ方向(Z軸方向)に沿う貫通孔4aが開口されている。貫通孔4aには、カラー部材の一例である金属カラー5aが圧入される。金属カラー5aは、例えば鉄や銅、アルミニウム等の金属で形成されて、筒部6aと、筒部6aの一端側の周縁に筒部6aと直交する平面で鍔状(フランジ状)に形成された鍔部7aと、を備える。そして、鍔部7aの裏面側の面、すなわち固定部3aに当接する側の面には、筒部6aを取り囲むように、突起状をなす複数の金属製の鋲8aが形成されている(詳しくは図3参照)。金属カラー5aの筒部6aは、鍔部7aの裏面側が固定部3aの上面に当接する位置まで貫通孔4aに圧入されるため、複数の鋲8aは、それぞれ固定部3aに形成された貫通孔4aの端部周縁に食い込む。そのため、固定部3aに対する、金属カラー5aの筒部6aの軸方向(Z軸方向)への移動、および金属カラー5aの鍔部7aの筒部6aの中心軸周りの移動が、ともに抑止されることによって、金属カラー5aと固定部3aとは強固に固定される。
貫通孔4aに圧入された筒部6aには、鍔部7a側から、ねじ部材の一例であるボルト20aが挿通される。このボルト20aは、車体側取付け部材100に開口された孔部22aに螺合される。また、ボルト20aの螺合によって、前記した複数の鋲8aは、貫通孔4aの端部周縁により一層深く食い込む。このようにして、筐体2と車体側取付け部材100とは強固に締結固定される。
なお、図2に示すように、貫通孔4aの内径d1と、筒部6aを挟んで配置される鋲8aの間隔d2とは、d1<d2の関係を有する。すなわち、金属カラー5aを貫通孔4aに圧入した際に、鍔部7aに形成された複数の鋲8aは、貫通孔4aの端部周縁、すなわち固定部3aの上面に確実に食い込む。
次に、図3を用いて、金属カラー5aの詳細な構造について説明する。金属カラー5aは、図3の(a)に示すように、外径d3の筒部6aの一端側にフランジ状の鍔部7aを備える。鍔部7aの裏面側(筒部6a側)には、前述したように、複数の突起状の鋲8aが形成されている。筒部6aの外径d3と、前述した貫通孔4aの内径d1とは略等しく形成されており、筒部6aは、鍔部7a側から圧力を加えることによって、貫通孔4aに圧入される。なお、鍔部7aの鋲8aは、切削加工、または鍛造等の金属加工によって形成する。
図3の(b)は、図3の(a)のA矢視図である。鍔部7aは、外周縁が円形に形成されている。そして、鍔部7aの表面は平面状に形成されている。この平面部分には、筐体2と車体側取付け部材100とを締結固定した際に、前記したボルト20a(図2参照)の頭部が当接する。なお、鍔部7aの外周縁の形状は円形に限定されるものではないが、円形とするのが望ましい。これは、電気接続箱1(図1参照)を設置する際に必要なスペースは、できる限り小さくするのが望ましいためである。
図3の(c)は、図3の(a)のB矢視図である。鍔部7aの裏面側には、筒部6aの中心軸上に中心Oを有する円周をなすように、等間隔(中心Oからの見込み角θが45°毎)に、複数の鋲8aが設置されている。それぞれの鋲8aは、先端が鋭角状に加工されている。なお、図3の(c)の例では8個の鋲8aが形成されているが、鋲8aの数は8個に限定されるものではない。また、複数の鋲8aの設置間隔は、等間隔に限定されるものではなく、略等間隔であればよい。
図2に示す取付け構造T1によると、筐体2の貫通孔4aに金属カラー5aを圧入した際に、鍔部7aに形成された複数の鋲8aが筐体2の固定部3aに形成された貫通孔4aの端部周縁に食い込む。したがって、鍔部7aが当接する固定部3aの上面の平面度に左右されずに、筐体2と車体側取付け部材100とを強固に締結固定することができる。
また、取付け構造T1によると、筐体2が、貫通孔4aに沿う方向(Z軸方向)の外力を受けた際に、複数の鋲8aが固定部3aに食い込んでいるため、各鋲8aは、外力による荷重を均等に受ける。したがって、取付け構造T1は、固定部3aの特定部位への応力集中を抑制することができるため、外力による固定部3aの変形を抑制することができる。
さらに、取付け構造T1によると、筐体2と車体側取付け部材100とが金属カラー5aを介して、より一層強固に締結固定されるため、筐体2と車体側取付け部材100とが、あたかも1つの剛体として振る舞うようになる。したがって、筐体2の固有振動数を、金属カラー5aがない場合、すなわち筐体2の固定部3aと車体側取付け部材100とを単にボルト20aで締結した場合と比べて、より高周波側に移行させることができる。そのため、一般に10〜50Hz帯に多く分布するといわれている外部振動に対して、筐体2の固有振動数を、50Hzを超える領域にまで高めることができ、外部振動に対する筐体2の共振を抑制することができる。
また、取付け構造T1を用いることによって、外部振動が筐体2の高さ方向(Z軸方向)に沿って発生する場合において、鍔部7aに形成された複数の鋲8aが、固定部3aの上面に食い込んで強固に固定されているため、耐振動性を高めることができる。
さらに、取付け構造T1によると、前述したように、筐体2の固有振動数を高めることができるため、電気接続箱1に収容された、例えば高電圧リレーの作動に伴って発生する振動や作動音によって、筐体2が共振するのを抑制することができる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る取付け構造T1によれば、ボルト20a(ねじ部材)は、鍔部7a側から挿通されて、孔部22aに螺合される。したがって、固定部3a(筐体2)と車体側取付け部材100とを強固に締結固定することができる。
[第2の実施形態]
次に、図4を用いて、第2の実施形態に係る電気接続箱について説明する。図4は、第2の実施形態に係る電気接続箱の取付け構造T2を示す断面図である。第2の実施形態における取付け構造T2は、前述した取付け構造T1において、固定部3a(筐体2)の側から挿通していたボルト20aを、車体側取付け部材100の側から挿通して、固定部3aの側でナット26aと螺合した構造を有する。なお、取付け構造T2を構成する各要素は、取付け構造T1を構成する各要素と重複するため、同じ符号を用いて説明する。
次に、図4を用いて、第2の実施形態に係る電気接続箱について説明する。図4は、第2の実施形態に係る電気接続箱の取付け構造T2を示す断面図である。第2の実施形態における取付け構造T2は、前述した取付け構造T1において、固定部3a(筐体2)の側から挿通していたボルト20aを、車体側取付け部材100の側から挿通して、固定部3aの側でナット26aと螺合した構造を有する。なお、取付け構造T2を構成する各要素は、取付け構造T1を構成する各要素と重複するため、同じ符号を用いて説明する。
図4において、ボルト20aは、車体側取付け部材100の裏面側(Z軸負側)から挿通される。このとき、車体側取付け部材100の裏面側には、孔部24aと連接するざぐり穴25aが形成しておく。ボルト20aの軸を、孔部24a側から挿通した際に、ボルト20aの頭部は、ざぐり穴25aに潜り込むため、車体側取付け部材100の裏面側に、ボルト20aの頭部による出っ張りが生じない。
さらに、図4において、ボルト20aの軸は、固定部3aに圧入されたカラー部材の一例である金属カラー5aの筒部6aに挿通される。そして、金属カラー5aの鍔部7a側から突出したボルト20aの軸部に、ナット部材の一例であるナット26aが螺合される。ナット26aの底部は、ボルト20aの軸部に螺合されて、金属カラー5aの鍔部7aに当接する。
鍔部7aの裏面側には複数の鋲8aが形成されている。この鋲8aは、金属カラー5aが固定部3aに圧入されるとともに、ボルト20aの軸部にナット26aが螺合されることによって、貫通孔4aの端部周縁により一層深く食い込む。このようにして、固定部3a(筐体2)と車体側取付け部材100とは強固に締結固定される。
以上説明したように、第1の実施形態に係る取付け構造T1、および第2の実施形態に係る取付け構造T2によれば、筐体2の固定部3aに形成された貫通孔4aに圧入した金属カラー5a(カラー部材)の筒部6aにボルト20a(ねじ部材)を挿通する。そして、当該ボルト20aは、車体側取付け部材100の孔部22aに挿入されて締結固定される。その際、金属カラー5aの鍔部7aに形成した複数の鋲8aが、固定部3a(筐体2)の貫通孔4aの周縁に食い込むため、金属カラー5aと当該金属カラー5aが圧入された固定部3aとの位置ずれの発生が抑制される。そのため、筐体2と車体側取付け部材100とは、より一層強固に固定される。したがって、外部振動との共振による、筐体2およびそこに収容される電子部品の損傷を抑制することができる。
また、第1の実施形態に係る取付け構造T1、および第2の実施形態に係る取付け構造T2によれば、複数の鋲8aは、筒部6aと直交する平面上に、筒部6aの中心軸上に中心を有して、貫通孔4aの内径d1よりも大きい間隔d2(直径)を有する円周をなすように、等間隔に設置される。したがって、複数の鋲8aは、固定部3a(筐体2)の貫通孔4aの周縁に均等に食い込むため、各鋲8aは、外力による荷重を均等に受ける。これによって、取付け構造T1は固定部3aの特定部位への応力集中を抑制することができるため、外力による固定部3aの変形を抑制することができる。
そして、第2の実施形態に係る取付け構造T2によれば、ボルト20a(ねじ部材)は、孔部24a側から挿通されて、鍔部7aの側でナット26a(ナット部材)に螺合される。したがって、固定部3a(筐体2)と車体側取付け部材100とを強固に締結固定することができる。なお、取付け構造T1または取付け構造T2を設計する際には、ボルト20aの挿通方向を考慮して、締結作業を行いやすい構造を選択すればよい。
なお、前記した取付け構造T1および取付け構造T2では、鍔部7aに複数の鋲8aを形成したが、同様の鋲8aを、例えば、筒部6aの外側面に形成する取付け構造も想定することができる。このような取付け構造によると、筒部6aの外側面に、複数の鋲8aを外向きに形成して、筒部6aを固定部3aの貫通孔4aに圧入することによって、鋲8aを固定部3aの貫通孔4aの内側面に食い込ませることができる。そして、貫通孔4aに挿通したボルト20aによって、金属カラー5aと固定部3aとを、車体側取付け部材100に強固に固定することができる。
しかしながら、このような取付け構造によると、筐体2(固定部3a)に対して、ボルト20aの軸方向の外力が印加された場合に、当該外力の方向と、鋲8aの食い込みによって金属カラー5aが固定部3aを押圧する力の方向とが直交する。したがって、ボルト20aの軸方向の外力に対する金属カラー5aの保持力が不足する。すなわち、鋲8aは、取付け構造T1および取付け構造T2として説明したように、鍔部7aの裏面側に形成して、金属カラー5aを、ボルト20aの軸方向に沿って押圧する構造をとるのが望ましい。
1 電気接続箱
2 筐体
3a,3b,3c,3d 固定部
4a 貫通孔
5a 金属カラー(カラー部材)
6a 筒部
7a 鍔部
8a 鋲
10a,10b 電子部品
20a ボルト(ねじ部材)
22a,24a 孔部
25a ざぐり穴
26a ナット(ナット部材)
100 車体側取付け部材
d1 内径
d2 間隔(直径)
d3 外径
T1,T2 取付け構造
2 筐体
3a,3b,3c,3d 固定部
4a 貫通孔
5a 金属カラー(カラー部材)
6a 筒部
7a 鍔部
8a 鋲
10a,10b 電子部品
20a ボルト(ねじ部材)
22a,24a 孔部
25a ざぐり穴
26a ナット(ナット部材)
100 車体側取付け部材
d1 内径
d2 間隔(直径)
d3 外径
T1,T2 取付け構造
Claims (4)
- 少なくとも1以上の電子部品を収容する電気接続箱の筐体の外側面に形成された、当該電気接続箱の高さ方向に沿う貫通孔を有する複数の固定部と、
前記貫通孔に圧入される筒部と、当該筒部の一端側の周縁に、前記筒部と直交する平面で形成された鍔部と、を有するカラー部材と、
前記鍔部の前記筒部側の面に形成された、当該筒部を前記貫通孔に圧入した際に、当該貫通孔の周縁の食い込む複数の突起状の鋲と、
前記筒部に挿通するねじ部材と、を備えて、
前記筐体を、前記貫通孔に圧入された前記筒部に挿通した前記ねじ部材によって、当該ねじ部材が挿入される孔部を有する車体側取付け部材に締結固定することを特徴とする、
電気接続箱の取付け構造。 - 前記複数の鋲は、前記平面上に、前記筒部の中心軸上に中心を有して、前記貫通孔の内径よりも大きい直径を有する円周をなすように、等間隔に設置されることを特徴とする、
請求項1に記載の電気接続箱の取付け構造。 - 前記ねじ部材は、前記鍔部側から挿通されて、前記孔部に螺合されることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の取付け構造。 - 前記ねじ部材は、前記孔部側から挿通されて、前記鍔部の側でナット部材に螺合されることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の取付け構造。
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Cited By (1)
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CN117715291A (zh) * | 2023-12-20 | 2024-03-15 | 皆利士多层线路版(中山)有限公司 | 电路板及电子设备 |
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