JP2007120672A - 防振マウント - Google Patents
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Abstract
【課題】ストッパ4を備える防振マウントを1個のみ用いる場合であっても、あらゆる方向に対する2部材の相対変位を規制することができる防振マウントを提供する。
【解決手段】ストッパ4は、第1取付部材1に重ね合わせて配置される基部41と、第1側部42と、第2側部43と、底部44とを備える。第1側部42は、基部41の一端側に設けられ、第2取付部材2に対して第1X方向及び第1Y方向にて係合し、且つ、第2X方向及び第2Y方向には係合しない。第2側部43は、基部41の他端側に設けられ、第2取付部材2に対して第2X方向及び第2Y方向にて係合し、且つ、第1X方向及び第1Y方向には係合しない。底部44は、第1側部42及び第2側部43の少なくとも何れか一方に設けられ、第2取付部材2に対して第2Z方向にて係合する。
【選択図】図1
【解決手段】ストッパ4は、第1取付部材1に重ね合わせて配置される基部41と、第1側部42と、第2側部43と、底部44とを備える。第1側部42は、基部41の一端側に設けられ、第2取付部材2に対して第1X方向及び第1Y方向にて係合し、且つ、第2X方向及び第2Y方向には係合しない。第2側部43は、基部41の他端側に設けられ、第2取付部材2に対して第2X方向及び第2Y方向にて係合し、且つ、第1X方向及び第1Y方向には係合しない。底部44は、第1側部42及び第2側部43の少なくとも何れか一方に設けられ、第2取付部材2に対して第2Z方向にて係合する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、エンジンと車両ボディとの間に配置され、エンジンから発生する振動が車両ボディ側へ伝達されることを低減する防振マウントに関するものである。
例えばエンジンと車両ボディとの間に配置される防振マウントは、エンジンに取り付けられる第1取付部材と、車両ボディに取り付けられる第2取付部材と、第1取付部材と第2取付部材との間に介在するゴム弾性体とを備えたものがある。さらに、エンジンと車両ボディとの相対変位量が大きくなるような場合には、これら2部材の相対変位を規制する必要がある。そこで、2部材の相対変位を規制するために、防振マウントにはストッパが設けられている。
このストッパは、例えば、特許文献1〜7に開示されたものがある。特許文献1〜4に開示されたストッパは、開口部を有するカップ状をなしている。つまり、これらのストッパは、一方側が完全に開口している。また、特許文献5〜7に開示されたストッパは、上記カップ状のものに対してさらに側面部分に開口部を有する形状である。
これら特許文献1〜7のいずれのストッパも、開口部を有する方向に対しては、2部材の相対変位を規制することができない。例えば、第1取付部材と第2取付部材とが離間する方向、すなわち、エンジンと車両ボディが離間する方向へ相対変位する場合には、ストッパは、これら2部材の相対変位を規制することができない。ただし、これらのストッパを備える複数の防振マウントを所定の配置にすることにより、全体として、エンジンと車両ボディが離間する方向へ相対変位する場合などであっても、これら2部材の相対変位を規制することができる。例えば、上記ストッパを備える2個の防振マウントを用いる場合には、一方の防振マウントが備えるストッパによっては2部材の相対変位を規制することができない場合であっても、他方の防振マウントが備えるストッパにより2部材の相対変位を規制することができるようにしていた。
このように、従来は、ストッパを備える防振マウント1個では2部材の相対変位を規制できない方向に対して、ストッパを備える防振マウントを複数用いることにより解決していた。ところが、ストッパを備える防振マウントを1個のみ用いる場合であっても、あらゆる方向に対する2部材の相対変位を規制できるようにすることが要請されるようになってきた。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、ストッパを備える防振マウントを1個のみ用いる場合であっても、あらゆる方向に対する2部材の相対変位を規制することができる防振マウントを提供することを目的とする。
本発明の防振マウントは、第1部材と第2部材との間に配置される防振マウントであって、第1取付部材と、第2取付部材と、ゴム弾性体と、ストッパとを備える。第1取付部材は、第1部材に取り付けられる部材である。第2取付部材は、第1取付部材に離隔して対向するように配置され、且つ、第2部材に取り付けられる部材である。ここで、第1取付部材及び第2取付部材は、例えば、金属や樹脂などからなる。ゴム弾性体は、第1取付部材と第2取付部材との間に介在する。このゴム弾性体は、第1部材と第2部材の一方から発生される振動が他方へ伝達されることを低減するように作用している。
そして、ストッパは、第1取付部材に取り付けられ、且つ、第1取付部材に対する第2取付部材の相対変位を規制する部材である。ここで、このストッパは、第1取付部材と第2取付部材とが対向する方向をZ方向と規定し、Z方向に直交する所定方向をX方向と規定し、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向と規定し、さらに、X方向の一方側を第1X方向、他方側を第2X方向と規定し、Y方向の一方側を第1Y方向、他方側を第2Y方向と規定し、Z方向の一方側を第1Z方向、他方側を第2Z方向と規定する場合に、以下のようになる。
このストッパは、基部と、第1側部と、第2側部と、底部とを備える。基部は、第1取付部材に重ね合わせて配置される。第1側部は、基部の第1端側から第2Z方向に延在するように設けられる。ここで、当該第2Z方向とは、少なくとも第2Z方向側へ向かう方向の全てを含む。例えば、当該第2Z方向とは、第2Z方向のみへ真っ直ぐに向かう方向や、第2Z方向から傾いた方向などを含む。さらに、第1側部は、第2取付部材に対して第1X方向及び第1Y方向にて係合するように形成される。さらに、第1側部は、第2取付部材に対して第2X方向及び第2Y方向に第1の側面開口部を形成する。つまり、第1側部は、第2取付部材の第1X方向及び第1Y方向のみに存在している。
第2側部は、基部の第1端側とは反対側の第2端側から第2Z方向に延在するように設けられる。ここで、当該第2Z方向とは、少なくとも第2Z方向側へ向かう方向の全てを含む。例えば、当該第2Z方向とは、第2Z方向のみへ真っ直ぐに向かう方向や、第2Z方向から傾いた方向などを含む。さらに、第2側部は、第2取付部材に対して第2X方向及び第2Y方向にて係合するように形成される。さらに、第2側部は、第2取付部材に対して第1X方向及び第1Y方向に第2の側面開口部を形成する。つまり、第2側部は、第2取付部材の第2X方向及び第2Y方向のみに存在している。
底部は、第1側部及び第2側部の少なくとも何れか一方の第2Z方向の端側であって、基部に対向するように設けられる。つまり、底部は、第1側部の第2Z方向の端側のみに設けられる場合、第2側部の第2Z方向の端側のみに設けられる場合、又は、第1側部及び第2側部の第2Z方向の端側に設けられる場合の何れかである。さらに、底部は、第2取付部材の一部分に対して第2Z方向に係合するように形成される。さらに、底部は、第2取付部材の他部分に対して第2Z方向に底面開口部を形成する。
上述のように構成される防振マウントにおいて、ストッパは、第1取付部材とは別体部品である。そこで、このストッパは、第1取付部材へ取り付ける必要がある。ただし、従来のストッパのようなカップ状ではないため、単純には取り付けることができない。具体的には、第1取付部材に対してストッパを第2Z方向へ移動するのみでは、底部と第1取付部材又は第2取付部材とが干渉するため、ストッパを第1取付部材へ取り付けることはできない。そこで、ストッパを第1取付部材へ例えば以下のように取り付ける。
まず、ストッパの底部と第1取付部材及び第2取付部材とが干渉しない角度位置まで、ストッパを第1取付部材に対して基準角度からZ軸回りに所定角度回転させておく。ここで、Z軸とは、Z方向の所定軸を意味する。このZ軸とは、例えば、基部のXY平面のほぼ中心を通るZ方向の軸などとする。また、基準角度とは、ストッパが第1取付部材に取り付けられる状態におけるストッパの第1取付部材に対するZ軸回りの相対角度である。
続いて、この相対角度を維持したまま、ストッパの基部が第1取付部材に当接するまで、ストッパを第2Z方向へ移動させる。ここで、この相対角度においては、ストッパの底部と第1取付部材及び第2取付部材とが干渉しない状態となっている。従って、ストッパを第2Z方向へ移動させて、ストッパの基部を第1取付部材に当接させることができる。この場合、底部は、第2取付部材よりも第2Z方向側に存在している。
続いて、ストッパを第1取付部材に対してZ軸回りに回転させる。ここで、この回転方向は、第1の側面開口部が第1側部よりも進行方向となる方向、且つ、第2の側面開口部が第2側部よりも進行方向となる方向である。つまり、ストッパを第1取付部材に対してZ軸回りに回転させる際に、第1側部及び第2側部が干渉することなく、ストッパを基準角度の状態へ移動させることができる。このようにして、ストッパは、第1取付部材に取り付けられる。
このように第1取付部材に取り付けられたストッパは、第2取付部材の第1取付部材に対するX方向、Y方向、及びZ方向の相対変位を規制するように作用する。すなわち、ストッパの第1側部が、第2取付部材の第1取付部材に対する第1X方向及び第1Y方向への相対変位を規制する。つまり、第1取付部材の位置を基準位置とした場合に、第1側部は、第2取付部材が基準位置に対して第1X方向及び第1Y方向へ相対変位することを規制する。これは、第1側部が、第2取付部材に対して第1X方向及び第1Y方向にて係合するように形成されているからである。
また、ストッパの第2側部が、第2取付部材の第1取付部材に対する第2X方向及び第2Y方向への相対変位を規制する。つまり、第1取付部材の位置を基準位置とした場合に、第2側部は、第2取付部材が基準位置に対して第2X方向及び第2Y方向へ相対変位することを規制する。これは、第2側部が、第2取付部材に対して第2X方向及び第2Y方向にて係合するように形成されているからである。
さらに、ストッパの底部が、第2取付部材の第1取付部材に対する第2Z方向への相対変位を規制する。つまり、第1取付部材の位置を基準位置とした場合に、底部は、第2取付部材が基準位置に対して第2Z方向へ相対変位することを規制する。これは、底部が、第2取付部材の一部分に対して第2Z方向に係合するように形成されているからである。
また、ストッパの基部及び第1取付部材自身が、第2取付部材の第1取付部材に対する第1Z方向への変位を規制する。つまり、第1取付部材の位置を基準位置とした場合に、基部及び第1取付部材自身は、第2取付部材が基準位置に対して第1Z方向へ相対変位することを規制する。これは、基部及び第1取付部材が、第2取付部材の第1Z方向に対向するように配置されているからである。
このように、ストッパは、第1取付部材に取り付けられた際に、第2取付部材の第1取付部材に対するX方向、Y方向、及びZ方向の相対変位を確実に規制することができる。従って、本発明の防振マウントによれば、当該防振マウント1個で、第2部材の第1部材に対するX方向、Y方向、及びZ方向の相対変位を確実に規制することができる。さらに、ストッパの第1取付部材への取り付けは、ストッパを第1取付部材に対して回転させながら容易に取り付けることができる。
ここで、ストッパを以下のようにすると、第2取付部材の第1取付部材に対する全ての並進方向の相対変位をより確実に規制することができる。すなわち、第1側部の第2X方向の端部と第2側部の第1Y方向の端部との第3の側面開口部における第3の側面開口距離は、第2取付部材のうち第3の側面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくされるようにする。さらに、第1側部の第2Y方向の端部と第2側部の第1X方向の端部との第4の側面開口部における第4の側面開口距離は、第2取付部材のうち第4の側面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくされるようにする。さらに、底部により形成される底面開口部における底面開口距離は、第2取付部材のうち底面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくされるようにする。それぞれの開口距離を上記のようにすることで、第2取付部材が第1取付部材に対してあらゆる方向へ相対変位する場合であっても、ストッパの各部分が当該相対変位を確実に規制することができる。
また、第2取付部材は、少なくとも両端に緩衝ゴムを備える場合には、ストッパの各部は、以下のようにするとよい。すなわち、ストッパの第1側部は、一端側の緩衝ゴムに対して第1X方向及び第1Y方向にて係合し、且つ、一端側の緩衝ゴムに対して第2X方向及び第2Y方向に第1の側面開口部を形成するようにする。また、第2側部は、他端側の緩衝ゴムに対して第2X方向及び第2Y方向にて係合し、且つ、他端側の緩衝ゴムに対して第1X方向及び第1Y方向に第2の側面開口部を形成するようにする。また、底部は、緩衝ゴムに対して第2Z方向に係合するようにする。
この場合、ストッパは、第2取付部材に備えられた緩衝ゴムに当接することにより、第2取付部材の第1取付部材に対するX方向、Y方向、及びZ方向の相対変位を規制するように作用する。従って、第2取付部材がストッパに接触する衝撃を緩和することができる。つまり、第2取付部材がストッパに接触することにより発生する振動・騒音などを低減することができる。なお、緩衝ゴムは、ストッパに接触する可能性のある部分のみに設けることで足りる。もちろん、緩衝ゴムは、第2取付部材の全周端部に備えるようにしてもよい。
ここで、ストッパを第1取付部材に取り付けた後に、第1取付部材とストッパとに相対回転を生じさせる力が作用するような場合には、以下のようにするとよい。すなわち、第1取付部材は、回転規制部を備え、基部は、回転規制部とZ方向の所定軸回りに係合する被回転規制部を備えるようにするとよい。例えば、第1取付部材の回転規制部が突起部とした場合には、基部の被回転規制部は、突起部に係合する凹部又は貫通孔などとする。なお、これらの突起部、並びに、凹部又は貫通孔は、複数設けるとよりよい。
このように回転規制部及び被回転規制部を設けることにより、ストッパを第1取付部材に取り付けた後に、第1取付部材とストッパとに相対回転を生じさせる力が作用したとしても、当該相対回転を防止できる。ここで、仮に第1取付部材とストッパとが相対回転した場合には、第1取付部材とストッパとの相対回転角度によっては、第2取付部材の第1取付部材に対する第2Z方向の相対変位を規制できないおそれがある。しかし、第1取付部材とストッパとの相対回転を防止できるので、このような問題が生じなくすることができる。
ここで、第1取付部材は、第1部材に取り付けられる部材であることは上述したとおりである。そこで、この第1取付部材が、第1部材に締結する締結ボルトを備える場合には、以下のようにしてもよい。すなわち、基部は締結ボルトを貫通する貫通孔を備え、回転規制部は前記締結ボルトであり、被回転規制部は前記貫通穴であるとする。これにより、締結ボルトを回転規制部として用いることにより、新たに回転規制部を形成することなく、第1取付部材とストッパとの相対回転を防止できる。
また、第1取付部材が、第1部材に締結する複数の締結ボルトを備えるようにしてもよい。これにより、第1取付部材を第1部材に取り付けた後に、第1取付部材と第1部材とに相対回転を生じさせる力が作用したとしても、当該相対回転を防止できる。ここで、仮に第1取付部材と第1部材とが相対回転した場合には、第1取付部材の第1部材に対する相対回転に伴って、ストッパも第1部材に対して相対回転する。そうすると、ストッパの第1部材に対する相対回転角度によっては、第2取付部材の第1取付部材に対する相対変位を規制できないおそれがある。しかし、第1取付部材及びストッパと第1部材との相対回転を防止できるので、このような問題が生じなくすることができる。
また、第2取付部材が、第2部材に締結する複数の締結ボルトを備えるようにしてもよい。これにより、第2取付部材を第2部材に取り付けた後に、第2取付部材と第2部材とに相対回転を生じさせる力が作用したとしても、当該相対回転を防止できる。ここで、仮に第2取付部材と第2部材とが相対回転した場合には、第2取付部材が、第1取付部材に取り付けられているストッパに対して相対回転する。そうすると、第2取付部材の第2部材に対する相対回転角度によっては、ストッパが、第2取付部材の第1取付部材に対する相対変位を規制できないおそれがある。しかし、第2取付部材と第1部材との相対回転を防止できるので、このような問題が生じなくすることができる。
また、本発明の防振マウントのゴム弾性体は、第1取付部材及び第2取付部材に加硫接着されるようにしてもよい。ここで、ゴム弾性体が第1取付部材及び第2取付部材に加硫接着されるような構成の場合には、第1取付部材と、第2取付部材と、ゴム弾性体とが一体的に接合されていることになる。このような簡易的な構成からなるため、ストッパそのものも簡易的な構成であることが望まれる。さらには、ストッパの取付容易化の要請もある。そこで、ストッパを上述したような構成とすることで、ストッパの構成の簡易化及び取付容易化を図ることができる。なお、もちろん、第1取付部材と第2取付部材との間には、ゴム弾性体の他の構成部品が介在するようなより複雑な構成からなる防振マウントに適用することもできる。
本発明の防振マウントによれば、ストッパを備える防振マウントを1個のみ用いる場合であっても、第1部材と第2部材とのX方向、Y方向、及びZ方向の相対変位を確実に規制することができる。特に、第3の側面開口距離、第4の側面開口距離、及び底面開口距離を上述したようにすることで、第1部材と第2部材との全ての並進方向への相対変位を確実に規制することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態の防振マウントについて、図1〜図4を参照して説明する。なお、本実施形態の防振マウントは、エンジンと車両ボディとの間に配置される防振マウントを例にあげて説明する。つまり、本実施形態の防振マウントは、エンジンから発生する振動が車両ボディ側へ伝達されることを低減するためのものである。
(1)防振マウントの構成
まず、本実施形態の防振マウントの構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、防振マウントの側面図である。図2は、防振マウントの底面図である。図3は、図2のA−A断面図である。以下、特に示さない場合には、上側とは、図1及び図3における上側を意味し、下側とは、図1及び図3における下側を意味する。さらに、右側とは、図1〜図4における右側を意味し、左側とは、図1〜図4における左側を意味する。また、図1の左右方向をX方向といい、図1の上下方向をZ方向といい、図1の前後方向をY方向という。さらに、図1の右方向を第1X方向、図1の左方向を第2X方向、図1の上方向を第1Z方向、図1の下方向を第2Z方向、図1の手前方向を第1Y方向、図1の後方向を第2Y方向という。
まず、本実施形態の防振マウントの構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、防振マウントの側面図である。図2は、防振マウントの底面図である。図3は、図2のA−A断面図である。以下、特に示さない場合には、上側とは、図1及び図3における上側を意味し、下側とは、図1及び図3における下側を意味する。さらに、右側とは、図1〜図4における右側を意味し、左側とは、図1〜図4における左側を意味する。また、図1の左右方向をX方向といい、図1の上下方向をZ方向といい、図1の前後方向をY方向という。さらに、図1の右方向を第1X方向、図1の左方向を第2X方向、図1の上方向を第1Z方向、図1の下方向を第2Z方向、図1の手前方向を第1Y方向、図1の後方向を第2Y方向という。
図1〜図3に示すように、本実施形態の防振マウントは、第1取付部材1と、第2取付部材2と、ゴム弾性体3と、ストッパ4とから構成される。
第1取付部材1は、第1部材(図示せず)に取り付ける部材である。ここでは、第1部材は、エンジンである。すなわち、第1取付部材1は、エンジンに取り付けられる。この第1取付部材1は、第1取付部材本体11と、中心締結ボルト12と、側方締結ボルト13とから構成される。
第1取付部材本体11は、金属製であって、矩形状の平板からなる。この第1取付部材本体11は、X方向の幅がY方向の幅よりも長く形成されている。そして、第1取付部材本体11のX方向の中央よりも両端側であって、Y方向のほぼ中央に、2個の貫通孔11a(図3に示す)が形成されている。これらの貫通孔11aは、側方締結ボルト13を挿通する貫通孔である。
中心締結ボルト12(本発明における回転規制部)は、第1取付部材本体11の上側面であって、X方向及びY方向のほぼ中央に、圧入して一体的に取り付けられている。この中心締結ボルト12は、第1取付部材本体11から上側へ向かって延在するように設けられている。そして、中心締結ボルト12には、エンジン(図示せず)に螺合する雄ねじが形成されている。側方締結ボルト13(本発明における回転規制部)は、第1取付部材本体11の2個の貫通孔11aに下方側から上方側へ向かって挿通されている。これらの側方締結ボルト13には、中心締結ボルト12と同様に、エンジンに螺合する雄ねじが形成されている。
ここで、中心締結ボルト12及び側方締結ボルト13の合計3個の締結ボルトによりエンジンに固定するのは、第1取付部材1が、エンジンに対して相対回転しないようにするためである。
第2取付部材2は、第2部材(図示せず)に取り付けられる部材である。ここでは、第2部材は、車両ボディである。すなわち、第2取付部材2は、車両ボディに取り付けられる。そして、この第2取付部材2は、第1取付部材1に離隔して対向するように配置されている。
この第2取付部材2は、具体的には、第2取付部材本体21と、締結ボルト22と、第1緩衝ゴム23と、第2緩衝ゴム24とから構成される。
第2取付部材本体21は、金属製であって、X方向の両端側が細く形成された板部材からなる。詳細には、第2取付部材本体21は、第2取付部材本体底面部211と、第2取付部材本体屈曲部212と、第2取付部材本体端部213とから構成される。第2取付部材本体底面部211は、第1取付部材本体11とほぼ同形状である矩形状の平板からなり、第1取付部材本体11の下方側に離隔して対向するように配置されている。そして、第2取付部材本体底面部211のX方向の中央よりも両端側であって、Y方向のほぼ中央に、2個の貫通孔211a(図3に示す)が形成されている。これらの貫通孔211aは、締結ボルト22を圧入する貫通孔である。
第2取付部材本体屈曲部212は、第2取付部材本体底面部211のX方向の両端に配置される部分である。この第2取付部材本体屈曲部212は、図1及び図3に示すように、第2取付部材本体底面部211のX方向の両端から上側へ傾斜するように屈曲形成されている。さらに、第2取付部材本体屈曲部212のY方向の幅は、図2に示すように、第2取付部材本体底面部211のX方向の両端からそれぞれ離れる方へ向かって細くなるように形成されている。つまり、一方側(図の右側)の第2取付部材本体屈曲部212のY方向の幅は、図2の右側に向かって細くなるように形成されている。また、他方側(図の左側)の第2取付部材本体屈曲部212のY方向の幅は、図2の左側に向かって細くなるように形成されている。
第2取付部材本体端部213は、第2取付部材本体屈曲部212のX方向の両端に配置される部分である。具体的には、一方側(図の右側)の第2取付部材本体端部213は、図1及び図3に示すように、第2取付部材本体屈曲部212の右端から第1X方向に延在するように形成されている。また、他方側(図の左側)の第2取付部材本体端部213は、図1及び図3に示すように、第2取付部材本体屈曲部212の左端から第2X方向に延在するように形成されている。これら両端の第2取付部材本体端部213は、Z方向において、第1取付部材本体11と第2取付部材本体底面部211とのほぼ中間付近に位置している。さらに、これら両端の第2取付部材本体端部213のY方向の幅は、第2取付部材本体屈曲部212のX方向の両端の幅とほぼ同等とされている。
締結ボルト22は、第2取付部材本体底面部211の2個の貫通孔211aに上方側から下方側へ向かって圧入して一体的に取り付けられている。これらの締結ボルト22には、車両ボディに螺合する雄ねじが形成されている。ここで、2個の締結ボルト22により車両ボディに固定するのは、第2取付部材2が、車両ボディに対して相対回転しないようにするためである。
第1緩衝ゴム23は、一方側(図の右側)の第2取付部材本体端部213の右端側全体を包み込むように配置されている。具体的には、第1緩衝ゴム23は、一方側の第2取付部材本体端部213の上面、下面、前面、後面、及び、右面に配置されている。そして、この第1緩衝ゴム23のY方向の幅は、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅よりも小さくされている。なお、この第1緩衝ゴム23は、後述するストッパ4と接触することによる衝撃を緩和するための部材である。
第2緩衝ゴム24は、他方側(図の左側)の第2取付部材本体端部213の左端側全体を包み込むように配置されている。具体的には、第2緩衝ゴム24は、他方側の第2取付部材本体端部213の上面、下面、前面、後面、及び、左面に配置されている。そして、この第2緩衝ゴム24のY方向の幅は、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅よりも小さくされている。なお、この第2緩衝ゴム24は、後述するストッパ4と接触することによる衝撃を緩和するための部材である。
ここで、図2に示すように、第2取付部材2のX方向の幅はHxとなっている。すなわち、第2取付部材2のX方向の幅Hxは、第1緩衝ゴム23の右端から第2緩衝ゴム24の左端までの距離に相当する。また、第2取付部材2のY方向の幅はHyとなっている。すなわち、第2取付部材2のY方向の幅Hyは、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅に相当する。
ゴム弾性体3は、直方体状のゴムからなる。詳細には、ゴム弾性体3のY方向の幅は、第1取付部材本体11及び第2取付部材本体底面部211のY方向の幅とほぼ同等である。また、ゴム弾性体3のX方向の幅は、第1取付部材本体11に形成された2個の貫通孔11aのX方向の距離、及び、第2取付部材本体底面部211に形成された2個の貫通孔211aのX方向の距離よりも小さくなるようにされている。
そして、このゴム弾性体3は、第1取付部材本体11と第2取付部材本体底面部211との間に配置されている。詳細には、ゴム弾性体3は、第1取付部材本体11の下面側及び第2取付部材本体底面部211の上面側に加硫接着されている。つまり、ゴム弾性体3は、第1取付部材本体11及び第2取付部材本体21に一体的に成形されている。そして、エンジン振動により第1取付部材1が振動した場合に、このゴム弾性体3が変形することによって、エンジン振動が第2取付部材2及び車両ボディへ伝達されることを低減するように作用している。
そして、このゴム弾性体3は、第1取付部材本体11と第2取付部材本体底面部211との間に配置されている。詳細には、ゴム弾性体3は、第1取付部材本体11の下面側及び第2取付部材本体底面部211の上面側に加硫接着されている。つまり、ゴム弾性体3は、第1取付部材本体11及び第2取付部材本体21に一体的に成形されている。そして、エンジン振動により第1取付部材1が振動した場合に、このゴム弾性体3が変形することによって、エンジン振動が第2取付部材2及び車両ボディへ伝達されることを低減するように作用している。
ストッパ4は、第1取付部材1に取り付けられ、第1取付部材1に対する第2取付部材2の相対変位を規制するための部材である。ストッパ4は、金属製からなり、第1取付部材1、ゴム弾性体3、及び、第2取付部材2を囲むような形状に形成されている。このストッパ4は、具体的には、基部41と、第1側部42と、第2側部43と、底部44とから構成される。
基部41は、第1取付部材本体11の上面側に重ね合わせて配置される天板部分である。この基部41は、基部上面部411と、基部屈曲部412と、基部端部413とから構成される。
基部上面部411は、第1取付部材本体11とほぼ同形状である矩形状の平板からなる。そして、基部上面部411のX方向の中央及びその両端側であって、Y方向のほぼ中央に、3個の貫通孔411a(図3に示す)が形成されている。中央の1個の貫通孔411a(本発明における被回転規制部)は、中心締結ボルト12を挿通する貫通孔である。両端側の2個の貫通孔411a(本発明における被回転規制部)は、側方締結ボルト13を挿通する貫通孔である。従って、これらの基部上面部411に形成される3個の貫通孔411aは、中心締結ボルト12及び第1取付部材本体11に形成される2個の貫通孔11aに対応する位置に形成されている。ここで、基部上面部411は、3個の締結ボルト12、13を挿通させる3個の貫通孔411aを形成している。これは、基部41が、第1取付部材1に対して相対回転しないようにするためである。
基部屈曲部412は、基部上面部411のX方向の両端に配置される部分である。この基部屈曲部412は、図1及び図3に示すように、基部上面部411のX方向の両端から下側へ傾斜するように屈曲形成されている。さらに、基部屈曲部412のY方向の幅は、基部上面部411とほぼ同等とされている。
基部端部413は、基部屈曲部412のX方向の両端に配置される部分である。具体的には、一方側(図の右側)の基部端部413は、図1及び図3に示すように、基部屈曲部412の右端から第1X方向に延在するように形成されている。また、他方側(図の左側)の基部端部413は、図1及び図3に示すように、基部屈曲部412の左端から第2X方向に延在するように形成されている。これら両端の基部端部413は、Z方向において、第1取付部材本体11と第1、第2緩衝ゴム23、24とのほぼ中間付近に位置している。さらに、一方側(図の右側)の基部端部413は、第1緩衝ゴム23との間に第1Z方向に僅かな間隙を介して配置されている。また、他方側(図の左側)の基部端部413は、第2緩衝ゴム24との間に第1Z方向に僅かな間隙を介して配置されている。さらに、基部端部413のY方向の幅は、基部上面部411及び基部屈曲部412とほぼ同等とされている。なお、一方側の基部端部413と第1緩衝ゴム23との間隙、及び、他方側の基部端部413と第2緩衝ゴム24との間隙のZ方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第1Z方向へ相対変位可能な距離である。
第1側部42は、一方側(図の右側)の基部端部413の端から第2Z方向に延在するように設けられる板状部分である。この第1側部42は、具体的には、第1X方向側面部421と、第1Y方向側面部422とから構成される。
第1X方向側面部421は、一方側(図の右側)の基部端部413の右端から第2Z方向に延在するように設けられる部分である。つまり、第1X方向側面部421は、X方向に垂直な平面の板状とされている。さらに、第1X方向側面部421は、第1緩衝ゴム23の第1X方向に、僅かな間隙を介して配置されている。そして、この第1X方向側面部421のY方向の幅は、基部41のY方向の幅とほぼ同等とされている。ここで、第1緩衝ゴム23のY方向の幅は、上述したように、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅よりも小さな幅とされている。従って、第1X方向側面部421のY方向の幅は、第1緩衝ゴム23のY方向の幅よりも大きな幅となる。さらに、第1X方向側面部421のZ方向の幅は、第1緩衝ゴム23のZ方向の幅よりも大きな幅とされている。つまり、第1X方向側面部421は、第1緩衝ゴム23の右端の全面に対して第1X方向に係合する。なお、第1X方向側面部421と第1緩衝ゴム23との間隙のX方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第1X方向へ相対変位可能な距離である。
第1Y方向側面部422は、一方側(図の右側)の基部端部413の前端から第2Z方向に延在するように設けられる部分である。つまり、第1Y方向側面部422は、Y方向に垂直な平面の板状とされている。さらに、第1Y方向側面部422は、第1緩衝ゴム23の第1Y方向に、僅かな間隙を介して配置されている。そして、この第1Y方向側面部422のX方向の幅は、一方側(図の右側)の基部端部413のX方向の幅とほぼ同等とされている。さらには、第1Y方向側面部422のX方向の幅は、第1緩衝ゴム23のX方向の幅よりも大きな幅とされている。さらに、第1Y方向側面部422のZ方向の幅は、第1緩衝ゴム23のZ方向の幅よりも大きな幅とされている。つまり、第1Y方向側面部422は、第1緩衝ゴム23の前端の全面に対して第1Y方向に係合する。なお、第1Y方向側面部422と第1緩衝ゴム23との間隙のY方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第1Y方向へ相対変位可能な距離である。
つまり、第1側部42は、第1緩衝ゴム23に対して、第2X方向及び第2Y方向に開口部42a(図2の二点鎖線にて示す)(本発明における第1の側面開口部)を形成している。従って、第1側部42は、第1緩衝ゴム23に対して、第1X方向及び第1Y方向には係合するが、第2X方向及び第2Y方向には係合しない。
第2側部43は、他方側(図の左側)の基部端部413の端から第2Z方向に延在するように設けられる板状部分である。この第2側部43は、具体的には、第2X方向側面部431と、第2Y方向側面部432とから構成される。
第2X方向側面部431は、他方側(図の左側)の基部端部413の左端から第2Z方向に延在するように設けられる部分である。つまり、第2X方向側面部431は、X方向に垂直な平面の板状とされている。さらに、第2X方向側面部431は、第2緩衝ゴム24の第2X方向に、僅かな間隙を介して配置されている。そして、この第2X方向側面部431のY方向の幅は、基部41のY方向の幅とほぼ同等とされている。ここで、第2緩衝ゴム24のY方向の幅は、上述したように、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅よりも小さな幅とされている。従って、第2X方向側面部431のY方向の幅は、第2緩衝ゴム24のY方向の幅よりも大きな幅となる。さらに、第2X方向側面部431のZ方向の幅は、第2緩衝ゴム24のZ方向の幅よりも大きな幅とされている。つまり、第2X方向側面部431は、第2緩衝ゴム24の左端の全面に対して第2X方向に係合する。なお、第2X方向側面部431と第2緩衝ゴム24との間隙のX方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2X方向へ相対変位可能な距離である。
第2Y方向側面部432は、他方側(図の左側)の基部端部413の後端から第2Z方向に延在するように設けられる部分である。つまり、第2Y方向側面部432は、Y方向に垂直な平面の板状とされている。さらに、第2Y方向側面部432は、第2緩衝ゴム24の第2Y方向に、僅かな間隙を介して配置されている。そして、この第2Y方向側面部432のX方向の幅は、他方側(図の左側)の基部端部413のX方向の幅とほぼ同等とされている。さらには、第2Y方向側面部432のX方向の幅は、第2緩衝ゴム24のX方向の幅よりも大きな幅とされている。さらに、第2Y方向側面部432のZ方向の幅は、第2緩衝ゴム24のZ方向の幅よりも大きな幅とされている。つまり、第2Y方向側面部432は、第2緩衝ゴム24の後端の全面に対して第2Y方向に係合する。なお、第2Y方向側面部432と第2緩衝ゴム24との間隙のY方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2Y方向へ相対変位可能な距離である。
つまり、第2側部43は、第2緩衝ゴム24に対して、第1X方向及び第1Y方向に開口部43a(図2の二点鎖線にて示す)(本発明における第2の側面開口部)を形成している。従って、第2側部43は、第2緩衝ゴム24に対して、第2X方向及び第2Y方向には係合するが、第1X方向及び第1Y方向には係合しない。
ここで、第1側部42及び第2側部43により形成される開口部について、図2を参照してより詳細に説明する。
第1側部42の第2X方向の端部と第2側部43の第1Y方向の端部とにより形成される開口部、すなわち、第1Y方向側面部422の第2X方向の端部と第2X方向側面部431の第1Y方向の端部とにより形成される開口部における開口距離(以下、「第1側面開口距離」という)(本発明における第3の側面開口距離)はL1である。ここで、本実施形態においては、第1Y方向側面部422の第2X方向の端部及び第2X方向側面部431の第1Y方向の端部が、何れもX方向に垂直に形成されている。従って、当該開口部の開口方向は、X方向に平行な方向となる。
また、第1側部42の第2Y方向の端部と第2側部43の第1X方向の端部とにより形成される開口部、すなわち、第1X方向側面部421の第2Y方向の端部と第2Y方向側面部432の第1X方向の端部とにより形成される開口部における開口距離(以下、「第2側面開口距離」という)(本発明における第4の側面開口距離)はL2である。ここで、本実施形態においては、第1X方向側面部421の第2Y方向の端部及び第2Y方向側面部432の第1X方向の端部が、何れもX方向に垂直に形成されている。従って、当該開口部の開口方向は、X方向に平行な方向となる。
なお、本実施形態においては、第1側面開口距離L1と第2側面開口距離L2とは、同一である。そして、これらの第1、第2側面開口距離L1、L2は、第2取付部材2のX方向の幅Hxよりも小さくされている。
底部44は、第1側部42及び第2側部43の下端に、基部41に対向するように設けられている。この底部44は、具体的には、第1底面部441と、第2底面部442とから構成される。
第1底面部441は、第1側部42の下端、さらに詳細には第1X方向側面部421及び第1Y方向側面部422の下端に設けられる板状部分である。さらに、この第1底面部441は、基部41のうち一方側(図の右側)の基部端部413に対向するように設けられている。そして、第1底面部441は、第1緩衝ゴム23の第2Z方向に、僅かな間隙を介して配置されている。この第1底面部441は、一方側(図の右側)の基部端部413とほぼ同形状である矩形状の平板からなる。詳細には、第1底面部441のY方向の幅は、第1X方向側面部421のY方向の幅とほぼ同等である。また、第1底面部441のX方向の幅は、第1Y方向側面部422の下端のX方向の幅とほぼ同等である。ここで、第1緩衝ゴム23のY方向の幅は、上述したように、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅よりも小さな幅とされている。従って、第1底面部441のY方向の幅は、第1緩衝ゴム23のY方向の幅よりも大きな幅となる。ここで、第1緩衝ゴム23と第1X方向側面部421との間に間隙が形成されているが、第1底面部441は、第1緩衝ゴム23の下面の大部分に対して第2Z方向に係合するように位置している。なお、第1底面部441と第1緩衝ゴム23との間隙のZ方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2Z方向へ相対変位可能な距離である。
第2底面部442は、第2側部43の下端、さらに詳細には第2X方向側面部431及び第2Y方向側面部432の下端に設けられる板状部分である。さらに、この第2底面部442は、基部41のうち他方側(図の左側)の基部端部413に対向するように設けられている。そして、第2底面部442は、第2緩衝ゴム24の第2Z方向に、僅かな間隙を介して配置されている。この第2底面部442は、他方側(図の左側)の基部端部413とほぼ同形状である矩形状の平板からなる。詳細には、第2底面部442のY方向の幅は、第2X方向側面部431のY方向の幅とほぼ同等である。また、第2底面部442のX方向の幅は、第2Y方向側面部432の下端のX方向の幅とほぼ同等である。ここで、第2緩衝ゴム24のY方向の幅は、上述したように、第2取付部材本体底面部211のY方向の幅よりも小さな幅とされている。従って、第2底面部442のY方向の幅は、第2緩衝ゴム24のY方向の幅よりも大きな幅となる。ここで、第2緩衝ゴム24と第2X方向側面部431との間に間隙が形成されているが、第2底面部442は、第2緩衝ゴム24の下面の大部分に対して第2Z方向に係合するように位置している。なお、第2底面部442と第2緩衝ゴム24との間隙のZ方向の幅は、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2Z方向へ相対変位可能な距離である。
ここで、第1底面部441と第2底面部442とは、離間して配置されている。つまり、第1底面部441と第2底面部442とにより開口部(以下、「底面開口部」という)が形成されている。この底面開口部について、図2を参照して詳細に説明する。
第1底面部441の第2X方向の端部と第2底面部442の第1X方向の端部とにより形成される底面開口部における開口距離(以下、「底面開口距離」という)はL3である。ここで、本実施形態においては、第1底面部441の第2X方向の端部及び第2底面部442の第1X方向の端部が、何れもX方向に垂直に形成されている。従って、この底面開口部の開口方向は、X方向に平行な方向となる。そして、この底面開口距離L3は、第2取付部材2のX方向の幅Hxよりも小さくされている。さらに、底面開口距離L3は、第2取付部材2のY方向の幅Hyよりも大きくされている。
(2)防振マウントの作用
次に、上述した構成からなる防振マウントの作用について説明する。エンジンが発生する振動により、エンジンと車両ボディとは種々の方向へ相対変位する。ここで、上述したように、本実施形態の防振マウントは、エンジンと車両ボディとの間に配置している。従って、防振マウントのゴム弾性体3により、エンジン振動が車両ボディへ伝達されることを低減できる。
次に、上述した構成からなる防振マウントの作用について説明する。エンジンが発生する振動により、エンジンと車両ボディとは種々の方向へ相対変位する。ここで、上述したように、本実施形態の防振マウントは、エンジンと車両ボディとの間に配置している。従って、防振マウントのゴム弾性体3により、エンジン振動が車両ボディへ伝達されることを低減できる。
また、エンジンと車両ボディとの相対変位が所定値よりも大きくなる場合には、これらの相対変位を規制する必要がある。ここで、本実施形態の防振マウントによれば、ストッパ4の両端側の基部端部413が、第1緩衝ゴム23及び第2緩衝ゴム24に対して第1Z方向に係合するように配置されている。つまり、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第1Z方向に大きく相対変位する場合には、第1緩衝ゴム23及び第2緩衝ゴム24が両端側の基部端部413に当接する。従って、この場合には、確実に変位規制される。
また、ストッパ4の第1側部42のうち第1X方向側面部421が、第1緩衝ゴム23に対して第1X方向に係合するように配置されている。つまり、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第1X方向に大きく相対変位する場合には、第1緩衝ゴム23が第1X方向側面部421に当接する。従って、この場合には、確実に変位規制される。
また、ストッパ4の第1側部42のうち第1Y方向側面部422が、第1緩衝ゴム23に対して第1Y方向に係合するように配置されている。つまり、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第1Y方向に大きく相対変位する場合には、第1緩衝ゴム23が第1Y方向側面部422に当接する。従って、この場合には、確実に変位規制される。
また、ストッパ4の第2側部43のうち第2X方向側面部431が、第2緩衝ゴム24に対して第2X方向に係合するように配置されている。つまり、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2X方向に大きく相対変位する場合には、第2緩衝ゴム24が第2X方向側面部431に当接する。従って、この場合には、確実に変位規制される。
また、ストッパ4の第2側部43のうち第2Y方向側面部432が、第2緩衝ゴム24に対して第2Y方向に係合するように配置されている。つまり、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2Y方向に大きく相対変位する場合には、第2緩衝ゴム24が第2Y方向側面部432に当接する。従って、この場合には、確実に変位規制される。
また、ストッパ4の底部44を構成する第1底面部441及び第2底面部442が、第1緩衝ゴム23及び第2緩衝ゴム24に対してそれぞれ第2Z方向に係合するように配置されている。つまり、第1取付部材1に対して第2取付部材2が第2Z方向に大きく相対変位する場合には、第1緩衝ゴム23及び第2緩衝ゴム24が第1底面部441及び第2底面部442にそれぞれ当接する。従って、この場合には、確実に変位規制される。
さらに、第1側部42及び第2側部43により形成される開口部における第1、第2側面開口距離L1、L2が、第2取付部材2のX方向の幅Hxよりも小さくされている。さらに、底部44により形成される底面開口部における底面開口距離L3が、第2取付部材2のX方向の幅Hxよりも小さくされている。従って、第1取付部材1に対して第2取付部材2が任意の並進方向に変位した場合であっても、第1緩衝ゴム23又は第2緩衝ゴム24が、第1側部42、第2側部43、又は、底部44に当接する。従って、このような場合にも、確実に変位規制される。
(3)ストッパ4の取付方法
次に、本実施形態の防振マウントにおいて、ストッパ4を第1取付部材1へ取り付ける際の取付方法について図4を参照して説明する。図4は、ストッパ4の第1取付部材へ取り付ける取付方法を説明する図である。
次に、本実施形態の防振マウントにおいて、ストッパ4を第1取付部材1へ取り付ける際の取付方法について図4を参照して説明する。図4は、ストッパ4の第1取付部材へ取り付ける取付方法を説明する図である。
ここで、ストッパ4は、上述したように、図1〜図3の状態において、第2取付部材2に対してZ方向に係合する底部44を有している。従って、ストッパ4は、第2取付部材2等に対して図1〜図3に示す向きのままでは、ストッパ4の底部44を第2取付部材2の下側へ配置することができない。ここで、図4において、回転中心Cを通るZ方向の軸をZ軸という。ここで、回転中心Cは、第1取付部材1のXY平面のほぼ中心に位置する。また、図1〜図3の状態における第1取付部材1に対するストッパ4のZ軸回りの相対角度を基準角度という。
図4に示すように、まずは、ストッパ4の底部44と第1取付部材1及び第2取付部材2とが干渉しない角度位置まで、ストッパ4を第1取付部材1に対して基準角度からZ軸回りに所定角度回転させる。ここで、底面開口距離L3は第2取付部材2のY方向の幅Hyよりも大きい。従って、ストッパ4を第1取付部材1に対して基準角度からZ軸回りに例えば90度回転させた場合には、確実にストッパ4の底部44と第1取付部材1及び第2取付部材とが干渉しない角度位置となる。
続いて、この相対角度を維持したまま、ストッパ4の基部41が第1取付部材本体11に当接するまで、ストッパ4を第2Z方向へ移動させる。ここで、この相対角度においては、ストッパ4の底部44と第1取付部材1及び第2取付部材2とが干渉しない状態となっている。従って、この相対角度を維持したままストッパ4を第2Z方向へ移動させて、ストッパ4の基部41を第1取付部材本体11に当接させることができる。このとき、第1取付部材1の中心締結ボルト12が、ストッパ4の基部41に形成された中心の貫通孔411aに挿通される。
続いて、ストッパ4を第1取付部材1に対してZ軸回り(図4の時計回り)に回転させる。ここで、この回転方向は、開口部42aが第1側部42よりも進行方向となる方向、且つ、開口部43aが第2側部43よりも進行方向となる方向である。つまり、ストッパ4を第1取付部材1に対してZ軸回りに回転させる際に、第1側部42及び第2側部43が第2取付部材2に干渉することなく、ストッパ4を基準角度の状態へ移動させることができる。そして、このとき、第1取付部材本体11に形成された貫通孔11aとストッパ4の基部41に形成された両端の貫通孔411aとが連通する位置となる。
続いて、側方締結ボルト13を第1取付部材本体11に形成された貫通孔11a及び基部41に形成された両端の貫通孔411aに挿通する。そして、中心締結ボルト12及び側方締結ボルト13により、エンジンと締結する。また、第2取付部材本体21に形成された貫通孔211aに圧入して一体的に取り付けられた締結ボルト22により、車両ボディと締結する。
このように、ストッパ4の第1取付部材1への取り付けは、ストッパ4を第1取付部材1に対して回転させながら容易に取り付けることができる。
(4)その他
なお、上記実施形態において、第1側部42、第2側部43、及び底部44は、何れも平板状としたが、曲面の板状としてもよい。
なお、上記実施形態において、第1側部42、第2側部43、及び底部44は、何れも平板状としたが、曲面の板状としてもよい。
また、説明の容易化のため、第1Y方向側面部422の第2X方向の端部と第2X方向側面部431の第1Y方向の端部とにより形成される開口部、及び、第1X方向側面部421の第2Y方向の端部と第2Y方向側面部432の第1X方向の端部とにより形成される開口部の開口方向は、X方向に平行な方向とした。ただし、これに限られるものではなく、これら開口部の開口方向は、種々の方向としてもよい。この場合には、第1側部42の第2X方向の端部と第2側部43の第1Y方向の端部との開口部における開口距離が、第2取付部材2のうち当該開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくすればよい。さらに、第1側部42の第2Y方向の端部と第2側部43の第1X方向の端部との開口部における開口距離が、第2取付部材2のうち当該開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくすればよい。さらに、底部44により形成される底面開口部における底面開口距離が、第2取付部材2のうち当該底面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくすればよい。
また、上記実施形態においては、第1取付部材1の中心締結ボルト12及び側方締結ボルト13をストッパ4の基部41に形成された貫通孔411aに挿通するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、第1取付部材本体11の上面側に突起部を形成し、基部上面部411に形成される貫通孔411aが当該突起部に係合するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、側方締結ボルト13を第1取付部材本体11に形成された貫通孔11a及び基部41に形成された両端の貫通孔411aに挿通するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、側方締結ボルト13は、基部41に形成された両端の貫通孔411aのみに挿通されるようにしてもよい。この場合、第1取付部材本体11は、図1のX方向の幅が短くなるような形状とし、且つ、貫通孔11aを形成しないことになる。
1:第1取付部材、 2:第2取付部材、 3:ゴム弾性体、 4:ストッパ、
11:第1取付部材本体、 11a:貫通孔、 12:中心締結ボルト、 13:側方締結ボルト、
21:第2取付部材本体、 22:締結ボルト、 23:第1緩衝ゴム、 24:第2緩衝ゴム、
211:第2取付部材本体底面部、 211a:貫通孔、 212:第2取付部材本体屈曲部、 213:第2取付部材本体端部、
41:基部、 42:第1側部、 42a:開口部、 43:第2側部、 44:底部、
411:基部上面部、 411a:貫通孔、 412:基部屈曲部、 413:基部端部、
421:第1X方向側面部、 422:第1Y方向側面部、
431:第2X方向側面部、 432:第2Y方向側面部、
441:第1底面部、 442:第2底面部
11:第1取付部材本体、 11a:貫通孔、 12:中心締結ボルト、 13:側方締結ボルト、
21:第2取付部材本体、 22:締結ボルト、 23:第1緩衝ゴム、 24:第2緩衝ゴム、
211:第2取付部材本体底面部、 211a:貫通孔、 212:第2取付部材本体屈曲部、 213:第2取付部材本体端部、
41:基部、 42:第1側部、 42a:開口部、 43:第2側部、 44:底部、
411:基部上面部、 411a:貫通孔、 412:基部屈曲部、 413:基部端部、
421:第1X方向側面部、 422:第1Y方向側面部、
431:第2X方向側面部、 432:第2Y方向側面部、
441:第1底面部、 442:第2底面部
Claims (8)
- 第1部材と第2部材との間に配置される防振マウントであって、
前記第1部材に取り付けられる第1取付部材と、
第1取付部材に離隔して対向するように配置され、且つ、前記第2部材に取り付けられる第2取付部材と、
前記第1取付部材と前記第2取付部材との間に介在するゴム弾性体と、
前記第1取付部材に取り付けられ、且つ、前記第1取付部材に対する前記第2取付部材の相対変位を規制するストッパと、
を備え、
前記第1取付部材と前記第2取付部材とが対向する方向をZ方向と規定し、前記Z方向に直交する所定方向をX方向と規定し、前記X方向及び前記Z方向に直交する方向をY方向と規定し、さらに、前記X方向の一方側を第1X方向、他方側を第2X方向と規定し、前記Y方向の一方側を第1Y方向、他方側を第2Y方向と規定し、前記Z方向の一方側を第1Z方向、他方側を第2Z方向と規定する場合に、
前記ストッパは、
前記第1取付部材に重ね合わせて配置される基部と、
前記基部の第1端側から前記第2Z方向に延在するように設けられ、前記第2取付部材に対して前記第1X方向及び前記第1Y方向にて係合し、且つ、前記第2取付部材に対して前記第2X方向及び前記第2Y方向に第1の側面開口部を形成する第1側部と、
前記基部の前記第1端側とは反対側の第2端側から前記第2Z方向に延在するように設けられ、前記第2取付部材に対して前記第2X方向及び前記第2Y方向にて係合し、且つ、前記第2取付部材に対して前記第1X方向及び前記第1Y方向に第2の側面開口部を形成する第2側部と、
前記第1側部及び前記第2側部の少なくとも何れか一方の前記第2Z方向の端側であって前記基部に対向するように設けられ、前記第2取付部材の一部分に対して前記第2Z方向に係合し、且つ、前記第2取付部材の他部分に対して前記第2Z方向に底面開口部を形成する底部と、
を備えることを特徴とする防振マウント。 - 前記第1側部の前記第2X方向の端部と前記第2側部の前記第1Y方向の端部との第3の側面開口部における第3の側面開口距離は、前記第2取付部材のうち前記第3の側面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくされ、
前記第1側部の前記第2Y方向の端部と前記第2側部の前記第1X方向の端部との第4の側面開口部における第4の側面開口距離は、前記第2取付部材のうち前記第4の側面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくされ、
前記底部により形成される前記底面開口部における底面開口距離は、前記第2取付部材のうち前記底面開口距離の開口方向に平行な方向の幅より小さくされている請求項1記載の防振マウント。 - 前記第2取付部材は、少なくとも両端に緩衝ゴムを備え、
前記第1側部は、一端側の前記緩衝ゴムに対して前記第1X方向及び前記第1Y方向にて係合し、且つ、一端側の前記緩衝ゴムに対して前記第2X方向及び前記第2Y方向に前記第1の側面開口部を形成し、
前記第2側部は、他端側の前記緩衝ゴムに対して前記第2X方向及び前記第2Y方向にて係合し、且つ、他端側の前記緩衝ゴムに対して前記第1X方向及び前記第1Y方向に前記第2の側面開口部を形成し、
前記底部は、前記緩衝ゴムに対して前記第2Z方向に係合する請求項1又は2に記載の防振マウント。 - 前記第1取付部材は、回転規制部を備え、
前記基部は、前記回転規制部と前記Z方向の所定軸回りに係合する被回転規制部を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の防振マウント。 - 前記第1取付部材は、前記第1部材に締結する締結ボルトを備え、
前記基部は、前記締結ボルトを貫通する貫通孔を備え、
前記回転規制部は、前記締結ボルトであり、
前記被回転規制部は、前記貫通穴である請求項4記載の防振マウント。 - 前記第1取付部材は、前記第1部材に締結する複数の締結ボルトを備える請求項1〜5の何れか一項に記載の防振マウント。
- 前記第2取付部材は、前記第2部材に締結する複数の締結ボルトを備える請求項1〜5の何れか一項に記載の防振マウント。
- 前記ゴム弾性体は、前記第1取付部材及び前記第2取付部材に加硫接着される請求項1〜7の何れか一項に記載の防振マウント。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005315241A JP2007120672A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 防振マウント |
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JP2005315241A JP2007120672A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 防振マウント |
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JP2007120672A true JP2007120672A (ja) | 2007-05-17 |
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Family Applications (1)
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JP2005315241A Pending JP2007120672A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 防振マウント |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009008251A (ja) * | 2007-05-31 | 2009-01-15 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置 |
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-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005315241A patent/JP2007120672A/ja active Pending
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