JP2006183693A - 防振装置及びエンジン架装方法 - Google Patents

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正嗣 掛谷
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Abstract

【課題】 外形寸法を小さくした防振装置及びこれを用いてエンジン架装を行う方法を提供する。
【解決手段】 防振装置10を、略平行に配設される一対の矩形プレート12及び14と、矩形プレート12及び14の間に配設される弾性部材16と、各矩形プレート12及び14の一辺に連接され、対向する矩形プレート方向に、所定間隔を隔てつつ先端部が相互に重なり合うように延びる一対のストッパプレート18及び20と、を含んで構成し、一方のストッパプレート20に、その延設方向に向けて開口する切欠22を形成すると共に、他方のストッパプレート18及びこれに連接される矩形プレート12に、切欠22に嵌合しつつ、ストッパプレート20の連接方向に往復動可能なリブ24を固着する。そして、切欠22及びリブ24により、ストッパプレート18及び20の板面方向の変形範囲を規制することで、その外形寸法が小さな防振装置10を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾性部材により振動を吸収する防振装置及びエンジン架装方法において、弾性部材の変形範囲を規制する技術に関する。
エンジン架装などに用いられる防振装置として、特開2002−130375号公報(特許文献1)に記載されるように、上方に開口する略コ字断面形状の下金具と、これに対向して配設される略矩形形状の上金具と、を防振ゴムなどの弾性部材で介装連結すると共に、上金具の上面に下方にのみ開口する略箱型形状のストッパを取り付けたものが公知である。かかる防振装置によれば、弾性部材の軸方向の変形範囲は、下金具の上端がストッパに当接することで規制される一方、弾性部材の横断面方向の変形範囲は、下金具の側面及び側端がストッパに当接することで規制される。
特開2002−130375号公報
しかしながら、従来技術に係る防振装置においては、弾性部材の横断面方向の振動吸収を行う必要から下金具とストッパとの間に環状空間が存在し、その外形寸法が大きくなり、レイアウトの自由度が低下するという欠点があった。また、かかる防振装置を用いてエンジンを架装するとき、振動吸収に最適な位置に防振装置を配置することが望ましいが、その外形寸法が大きいことから周辺構造物との干渉があり、最適なレイアウト設計を行うことができない、という欠点があった。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、平行に配置される一対のストッパプレートにより弾性部材の横断面方向の変形範囲を規制することで、外形寸法を小さくした防振装置、及び、これを用いてエンジン架装を行う方法を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る防振装置では、略平行に配設される一対の矩形プレートと、矩形プレート間に配設される弾性部材と、各矩形プレートの反対方向に位置する両辺のうち少なくとも一方に連接され、対向する矩形プレート方向に、所定間隔を隔てつつ先端部が相互に重なり合うように延びる一対のストッパプレートと、を含んで構成され、ストッパプレートの一方に、その延設方向に向けて開口する切欠を形成すると共に、ストッパプレートの他方及びこれに連接される矩形プレートのうち少なくともストッパプレートに、切欠に嵌合しつつ、ストッパプレートの連接方向に往復動可能なリブを固着したことを特徴とする。このとき、異音発生を抑制すべく、ストッパプレートの対向する面の少なくとも一方、又は/及び、切欠の内縁及びリブの側面の少なくとも一方に、弾性部材を設けることが望ましい。また、防振装置の取り付けを容易にすべく、各矩形プレートの一面であって弾性部材が配設される面とは反対側の面に、ボルトの基部を夫々固着することが望ましい。
一方、本発明に係るエンジン架装方法では、略平行に配設される一対の矩形プレートと、矩形プレート間に配設される弾性部材と、各矩形プレートの一辺に連接され、対向する矩形プレート方向に、所定間隔を隔てつつ先端部が相互に重なり合うように延びる一対のストッパプレートと、を含んで構成され、ストッパプレートの一方に、その延設方向に向けて開口する切欠が形成されると共に、ストッパプレートの他方及びこれに連接される矩形プレートのうち少なくともストッパプレートに、切欠に嵌合しつつ、ストッパプレートの連接方向に往復動可能なリブが固着された防振装置を用いてエンジンをシャーシに架装するとき、エンジンをシャーシに架装するマウンティングのうち、クランク軸の軸線上に配設されるマウンティングの1つ、又は、クランク軸を挟んだ反対位置に夫々配設されるマウンティングの少なくとも1組に、防振装置を用いることを特徴とする。このとき、防振装置の変形範囲規制機能を最大限発揮可能とすべく、ストッパプレートがエンジン外方に位置するように配設することが望ましい。
本発明に係る防振装置によれば、弾性部材の軸方向の変形範囲は、各ストッパプレートの先端部が対向する矩形プレートに当接することで規制される。また、弾性部材の横断面方向のうちストッパプレートの板面と直交する方向の変形範囲は、各ストッパプレートの対向する面同士が当接することで規制される。一方、弾性部材の横断面方向のうちストッパプレートの板面方向の変形範囲は、リブが切欠の内縁に当接することで規制される。
このとき、ストッパプレートの板面方向の変形範囲は、その中間に設けられた切欠及びリブによって規制されるため、その方向に突出したストッパを設ける必要がなく、防振装置の外形寸法を小さくすることができる。このため、弾性部材の軸方向及びストッパプレートの板面と直交する方向の2方向の変形範囲を規制する防振装置と略同一の外形寸法でありながら、直交した3方向の変形範囲を規制可能な防振装置を実現することができる。
一方、本発明に係るエンジン架装方法によれば、必要最小限の防振装置を用いて、直交する3方向及びその軸周りのエンジン振動を効果的に防振することができる。このとき、防振装置は、その外形寸法が小さいことから、そのレイアウトの自由度が向上すると共に、振動吸収に最適な位置に配置することが可能となる。
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図1は、本発明に係る防振装置を示す。
防振装置10は、略平行に配設される一対の矩形プレート12及び14と、矩形プレート12及び14の間に配設される防振ゴムなどからなる弾性部材16と、各矩形プレート12及び14の一辺に連接され、対向する矩形プレート方向に、所定間隔を隔てつつ先端部が相互に重なり合うように延びる一対のストッパプレート18及び20と、を含んで構成される。ここで、矩形プレート12及びストッパプレート18並びに矩形プレート14及びストッパプレート20は、夫々、略矩形形状を有する薄板部材を折曲加工することで、容易に一体形成することができる。また、一対の矩形プレート12及び14と弾性部材16とは、加硫接着により一体化される。そして、一方のストッパプレート20に、その延設方向に向けて開口する切欠22が形成されると共に、他方のストッパプレート18及びこれに連接される矩形プレート12に、切欠22に嵌合しつつ、ストッパプレート20の連接方向に往復動可能なリブ24が固着される。
また、各矩形プレート12及び14の一面であって弾性部材16が配設される面とは反対側の面には、ボルト26の基部が夫々固着される。このようにすれば、構造物に開設されたボルト挿通孔にボルト26を挿通し、その先端部にナットなどを螺合することで、防振装置10を容易に取り付けることができる。
かかる防振装置10によれば、弾性部材16の軸方向の変形範囲は、各ストッパプレート18及び20の先端部が対向する矩形プレート14及び12に当接することで規制される。また、弾性部材16の横断面方向のうちストッパプレート18及び20の板面と直交する方向の変形範囲は、各ストッパプレート18及び20の対向する面同士が当接することで規制される。一方、弾性部材16の横断面方向のうちストッパプレート18及び20の板面方向の変形範囲は、図2の点線で示すように、リブ24が切欠22の内縁に当接することで規制される。
このとき、ストッパプレート18及び20の板面方向の変形範囲は、その中間に設けられた切欠22及びリブ24によって規制されるため、その方向に突出したストッパを設ける必要がなく、防振装置10の外形寸法を小さくすることができる。このため、弾性部材16の軸方向及びストッパプレート18及び20の板面と直交する方向の2方向の変形範囲を規制する防振装置と略同一の外形寸法でありながら、直交した3方向の変形範囲を規制可能な防振装置10を実現することができる。
また、ストッパプレート18及び20同士、又は/及び、切欠22とリブ24とが当接するときに発生する異音を抑制すべく、図3に示すように、矩形プレート12及び14に弾性部材16を加硫接着するとき、弾性部材16の一部を、ストッパプレート18及び20の対向する面、又は/及び、切欠22の内縁及びリブ24の側面まで延設して覆うことが望ましい。このとき、弾性部材16の変形により当接する箇所には、当接部位の少なくとも一方を弾性部材16で覆うようにすれば、その機能を発揮することができる。また、弾性部材16を延設せず、ストッパプレート18及び20の対向する面の少なくとも一方、又は/及び、切欠22の内縁及びリブ24の側面の少なくとも一方のみに、弾性部材を加硫接着するようにしてもよい。
なお、図4に示すように、各矩形プレート12及び14の反対方向に位置する両辺に、ストッパプレート18及び20を夫々連接し、該当箇所に切欠22及びリブ24を設けるようにしてもよい。また、図5に示すように、切欠22及びリブ24の位置関係を逆にしてもよい。このときには、一方のストッパプレート20及びこれに連接される矩形プレート14のうち少なくともストッパプレート20にリブ24を固着すればよい。
次に、図6を参照して、エンジン30をシャーシに架装するエンジン架装方法について説明する。
同図(A)に示すように、3つのマウンティング32A〜32Cを用いてエンジン30を架装するときには、クランク軸34の軸線上に配設されるマウンティング32Cに、防振装置10を用いる。また、同図(B)に示すように、4つのマウンティング36A〜36Dを用いてエンジン30を架装するときには、クランク軸34を挟んだ反対位置に夫々配設されるマウンティング36A及び36B又は36C及び36Dの組のうち少なくとも1組(例えば、マウンティング36A及び36B)に、防振装置10を用いる。このとき、防振装置10の変形範囲規制機能を最大限発揮可能とすべく、ストッパプレート18及び20がエンジン30の外方に位置するように配設することが望ましい。なお、他のマウンティング32A、32B,36C及び36Dについては、2方向の変形範囲規制機能を備えた一般的な防振装置を用いればよい。
かかるエンジン架装方法によれば、必要最小限の防振装置10を用いて、直交する3方向及びその軸周りのエンジン振動を効果的に防振することができる。このとき、防振装置10は、その外形寸法が小さいことから、そのレイアウトの自由度が向上すると共に、振動吸収に最適な位置に配置することが可能となる。
本発明に係る防振装置を示し、(A)は部品構成図、(B)は組立図 ストッパプレートの板面方向の変形を規制する機構の説明図 異音発生を抑制する機構の説明図 本発明に係る防振装置の第1変形例を示す説明図 本発明に係る防振装置の第2変形例を示す説明図 本発明に係るエンジン架装方法を示し、(A)は第1実施形態の説明図、(B)は第2実施形態の説明図
符号の説明
10 防振装置
12,14 矩形プレート
16 弾性部材
18,20 ストッパプレート
22 切欠
24 リブ
26 ボルト
30 エンジン
32A〜32C マウンティング
34 クランク軸
36A〜36D マウンティング

Claims (6)

  1. 略平行に配設される一対の矩形プレートと、
    前記矩形プレート間に配設される弾性部材と、
    前記各矩形プレートの反対方向に位置する両辺のうち少なくとも一方に連接され、対向する矩形プレート方向に、所定間隔を隔てつつ先端部が相互に重なり合うように延びる一対のストッパプレートと、
    を含んで構成され、
    前記ストッパプレートの一方に、その延設方向に向けて開口する切欠を形成すると共に、前記ストッパプレートの他方及びこれに連接される矩形プレートのうち少なくともストッパプレートに、前記切欠に嵌合しつつ、該ストッパプレートの連接方向に往復動可能なリブを固着したことを特徴とする防振装置。
  2. 前記ストッパプレートの対向する面の少なくとも一方に、弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記切欠の内縁及びリブの側面の少なくとも一方に、弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記各矩形プレートの一面であって弾性部材が配設される面とは反対側の面に、ボルトの基部が夫々固着されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の防振装置。
  5. 略平行に配設される一対の矩形プレートと、前記矩形プレート間に配設される弾性部材と、前記各矩形プレートの一辺に連接され、対向する矩形プレート方向に、所定間隔を隔てつつ先端部が相互に重なり合うように延びる一対のストッパプレートと、を含んで構成され、前記ストッパプレートの一方に、その延設方向に向けて開口する切欠が形成されると共に、前記ストッパプレートの他方及びこれに連接される矩形プレートのうち少なくともストッパプレートに、前記切欠に嵌合しつつ、該ストッパプレートの連接方向に往復動可能なリブが固着された防振装置を用いてエンジンをシャーシに架装するエンジン架装方法において、
    前記エンジンをシャーシに架装するマウンティングのうち、クランク軸の軸線上に配設されるマウンティングの1つ、又は、クランク軸を挟んだ反対位置に夫々配設されるマウンティングの少なくとも1組に、前記防振装置を用いることを特徴とするエンジン架装方法。
  6. 前記防振装置は、前記ストッパプレートがエンジン外方に位置するように配設されることを特徴とする請求項5記載のエンジン架装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8657251B2 (en) 2006-11-30 2014-02-25 Komatsu Ltd. Cab supporting apparatus of work machine
JP2023506726A (ja) * 2019-12-03 2023-02-20 青島海爾洗衣机有限公司 干渉サプレッサの装着構造及びそれを応用する洗濯機

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