JP2008039039A - 車両用防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性支持部材の過大な変位を規制し、振動体の垂直方向および水平方向に対して防振機能を有する車両用防振装置を提供する。
【解決手段】振動体を支持する第1板1と、車両本体に取付けられた第2板2と、前記第1板と前記第2板との間に挟まれた弾性支持部材3であって、中空部3dを有しかつ外周が湾曲または屈折している弾性支持部材3と、該弾性支持部材中心部において前記第1板を貫通して、前記第2板を挟持する支柱体4および係止部材5と、を有する車両用防振装置において、前記弾性支持部材の変位を規制する変位規制手段2a,7,8,9aを設けたことを特徴とする車両用防振装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動体を車両へ取付ける際に用いる車両用防振装置に関するもので、例えば電動圧縮機の車両への取り付けに適用して好適である。
車両本体(車両ボディ)に固定される電動圧縮機は、電動圧縮機の振動が車両に伝達することを抑制するとともに、車両振動が電動圧縮機に伝達することを抑制すべく、一般的に、ゴム等の弾性支持部材いわゆる防振ゴムを介して車両本体に固定されている。
しかし、従来の防振ゴムは、特許文献1に開示されるように、ゴムの中実体を使用していたことから、弾性係数(ばね定数)が過大であり有効な防振機能を果たしていなかった。特に、電動機の運転時に発生する振動に対しては十分な防振機能を発揮していなかった。
この対策として、特許文献2に開示されるように、中空部を有して、その外周が外方に湾曲した防振ゴムを採用することが考えられる(図6参照)。しかし、特許文献2に開示されている技術は、背負いエンジンの防振装置に関するものであり、この防振装置は、振動体の垂直方向に対しては湾曲部の存在により防振機能を有するが、水平方向に対しては防振機能を有していない。このため、この防振装置は、防振機能が不十分なものであった。すなわち、振動体は水平方向の振動も発生するため、これを抑制しないときは、車両用防振装置においては乗員が不快感を感じる。
また、特許文献2に開示されている技術は、振動体の垂直方向や水平方向に対する防振ゴムの過大な変位を規制する手段を有していない。このため、悪路を走行する車両に搭載される振動体の防振装置には採用することができない。中空部を有する防振ゴムは、悪路走行時には過大な変位が発生することがあり、これを規制しないときは、振動体の取付け部または振動体自体が損傷する場合があるからである。
特開2003−278833号公報 特開2003−28240号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、防振ゴムの過大な変位を規制し、振動体の垂直方向および水平方向に対して防振機能を有する車両用防振装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の車両用防振装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、車両用防振装置は、弾性支持部材の変位を規制する変位規制手段を設けたことを特徴としている。これにより、弾性支持部材の過大な変位を規制することが可能となり、振動体の取付け部または振動体自体が、この過大な変位により損傷することが無くなる。
請求項2に記載の発明によれば、車両用防振装置は、弾性支持部材中心部は、その断面がM字形となっていることを特徴としている。これにより、弾性支持部材は水平方向に対しても防振機能を有することとなり、振動体の水平方向振動が車両本体側へ伝達されることを抑制可能となり、乗員がこれによる不快感を感じなくなる。
請求項3に記載の発明によれば、車両用防振装置は、前記支柱体を囲繞する内筒または第2板が変位規制手段となっていることを特徴としている。これにより、新たに変位規制手段を設ける必要が無くなるので部品点数が増えることが無くなる。
請求項4に記載の発明によれば、第1板には、支柱体が貫通し弾性支持部材が通過する貫通穴が設けられており、係止部材にはフランジが設けられており、前記貫通穴の径は前記フランジの径より小さいことを特徴としている。これにより、弾性支持部材が破壊しても振動体が車両本体から外れることが無くなる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1および図5に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る防振装置100の断面図であり、図5は該防振装置100を車両に取付けた状態を表す全体図である。
図5において、参照符号1は振動体を支持する金属製の第1板であり、2は車両本体に取付けられた金属製の第2板、50は電動圧縮機(振動体)、100は本発明の第1実施形態に係る防振装置である。防振装置100により、電動圧縮機から車両本体への振動伝達およびこの逆の伝達を抑制することが可能となる。
図1において、参照符号3は防振ゴム(弾性支持部材)であり、4は金属製ボルト(支柱体)、5は金属製フランジ付きナット(係止部材)、6は金属製カラー(内筒)、7は防振ゴム3の垂直方向変位を規制するストッパ(変位規制手段)である。防振ゴム3は、EPDM等のゴム材料から製作され、ストッパ7は樹脂(含むゴム)等から製作される。
防振ゴム3は、第1板1と第2板2との間に挟まれており、ストッパ7と当接する当接部3aと、外方に凸な湾曲形状部3bと、その中心部におけるM字形断面3cと、中空部3dと、を有する。第1板1は、防振ゴム肩部3hにより挟持されており、防振ゴム3が通過する穴1aを有している。そして、第2板2は、防振ゴムの底部3gと当接している。
当接部3aは、ストッパ7と協働して、防振ゴム3が垂直方向において所定距離約y以上に変位しないように規制する役割を有する。湾曲形状部3bは、防振ゴム3が垂直方向にたわむとき、復元力により元の状態に戻ることが容易な形状となっており、また、安定してたわむことが可能な形状となっている。湾曲形状部3bは、この形状に替えて屈折形状としても良く、これらの形状を多段にしても良く、外側に凸であっても凹であっても良い。
M字形断面3cは、中空部3e、3fの存在により、水平方向に対するばね定数を小さくすることが可能な形状となっている。M字形断面3cの断面形状は、二つの稲光形状または、N字形と逆N字形の結合形状とも言い替えることができる。断面3cは、防振ゴム3が水平方向にたわむとき、復元力により元の状態に戻ることが容易な形状となっており、また、安定してたわむことが可能な形状となっている。振動体が水平方向に振動することを考慮したものである。そして、中空部3e、3fの存在により、防振ゴムは、水平方向に所定距離約x以上に変位することができない。
なお、中空部3dは、防振ゴム3の垂直方向のばね定数を小さくするために設けられたものである。
カラー6は金属製ボルト4を囲繞している。そして、金属製ボルト4は、第2板2とカラー6を、金属製フランジ付きナット5と協働して締結する。この締結体により柔軟な防振ゴム3が支持される。言わば、この締結体は骨の役割をし、防振ゴム3は肉の役割をしているとも言える。締結体は、車体振動が発生するとき、車体振動にほとんどそのまま追随する。
そして、フランジ付きナット5のフランジ5aの径D1は、第1板1に明けられた、ボルト4が貫通し防振ゴム3が通過する貫通穴1aの径D2より大きい。これにより、防振ゴム3が破壊しても振動体50が車両本体から外れることが無くなる。
ストッパ7は、防振ゴム3が垂直方向に最大変位するとき防振ゴム3の当接部3aと当接する当接部7aと、カラー6に密着挟持してストッパ7を保持する役割を持つリップ部7bと、を有する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図2に基づいて説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る防振装置200の断面図である。第1実施形態と同じ部材は、同一符号を付することによりその説明を省略する。第2実施形態は、実質的に、第1実施形態において防振ゴム3の変位を規制する変位規制手段のみを変更したものである。
参照符号8は、樹脂(含むゴム)製ストッパであり、防振ゴムを成形するときにインサートとして同時に一体化されて成形されるものである。樹脂製ストッパ8とカラー6の底部との間で、防振ゴム3の変位が規制される。これにより、第1実施形態のストッパ7が不要となり、部品点数を減らすことが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図3に基づいて説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る防振装置300の断面図である。第1実施形態と同じ部材は、同一符号を付することによりその説明を省略する。第3実施形態は、実質的に、第1実施形態において防振ゴム3の変位を規制する変位規制手段のみを変更したものである。
参照符号9は、ストッパ機能を兼用した金属製カラーである。金属製ストッパ9の当接部9aと防振ゴム3の当接部3aとの間で、防振ゴム3の変位が規制される。これにより、第1実施形態のストッパ7が不要となり、部品点数を減らすことが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を、図4に基づいて説明する。図4は、本発明の第4実施形態に係る防振装置400の断面図である。第1実施形態と同じ部材は、同一符号を付することによりその説明を省略する。第4実施形態は、実質的に、第3実施形態において防振ゴム3の変位を規制する変位規制手段のみを変更したものである。
第2板2は、本来の機能である車両本体に取付けられる板機能の他に、第3実施形態におけるカラー9の機能を兼用する。このため、第2板2は、前記変位規制手段となっている。すなわち、第2板2の当接部2aと防振ゴム3の当接部3aとの間で、防振ゴム3の変位が規制される。これにより、第1実施形態のストッパ7が不要となり、部品点数を減らすことが可能となる。
以上のように、防振ゴムの過大な変位を規制し、振動体の垂直方向および水平方向に対して防振機能を有する車両用防振装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る防振装置の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る防振装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る防振装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る防振装置の断面図である。 本発明に係る防振装置を車両に取付けた状態を表す全体図である。 従来例の防振装置の断面図である。
符号の説明
100 第1実施形態に係る防振装置
1 第1板
2 第2板
3 防振ゴム

Claims (4)

  1. 振動体(50)を支持する第1板(1)と、
    車両本体に取付けられた第2板(2)と、
    前記第1板と前記第2板との間に挟まれた弾性支持部材(3)であって、中空部(3d)を有しかつ外周(3b)が湾曲または屈折している弾性支持部材(3)と、
    該弾性支持部材中心部において前記第1板を貫通して前記第2板を挟持する支柱体(4)および係止部材(5)と、を有する車両用防振装置において、
    前記弾性支持部材(3)の変位を規制する変位規制手段(2a,7,8,9a)を設けたことを特徴とする車両用防振装置。
  2. 前記弾性支持部材中心部は、その断面(3c)がM字形となっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用防振装置。
  3. 前記支柱体(4)を囲繞する内筒(6,9)または前記第2板(2)が前記変位規制手段となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用防振装置。
  4. 前記第1板には、前記支柱体(4)が貫通し前記弾性支持部材(3)が通過する貫通穴(1a)が設けられており、前記係止部材(5)にはフランジ(5a)が設けられており、前記貫通穴の径(D2)は前記フランジの径(D1)より小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用防振装置。
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