JP5766299B2 - 信号伝達回路 - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路に関する。
例えば、パワーデバイスでは、三相交流モータ等を駆動するために、電圧を直流から交流に変換するインバータが用いられる。インバータでは、交流モータに掛かる高電圧と制御ユニットとを電気的に絶縁する必要があり、これまでに絶縁素子としてフォトカプラが用いられてきた。
しかし、近年、トランスの小型化・薄膜化が進むにつれて、フォトカプラは、信頼性や消費電力、集積度、転送速度で優れるパルストランスや容量を用いた絶縁素子に置き換えられている。パルストランスには、絶縁性に加え、回路の小面積化によるコスト削減が求められる。
また、例えば、絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路は、三相交流モータ等で用いられるため、モータ等からのノイズによる誤出力を抑制する必要がある。
特開平7−213057号公報(特許文献1)は、絶縁型信号伝達用素子を開示する。特開平7−213057号公報(特許文献1)に開示された絶縁型信号伝達用素子は、薄膜トランスと第1パルス変換手段と第2パルス変換手段とで構成され、2次巻線に接続されている第2パルス変換手段の入力側には、アノード電極を共通接続した第一のダイオードと第二のダイオードとのカソード電極が各々接続され、その第一のダイオードと第二のダイオードとには各々抵抗が列接続されている。そして、第一のダイオードと第二のダイオードとのアノード電極共通接続点が第一のMOSトランジスタと第二のMOSトランジスタとのソース電極および接地端子GNDに接続されている。
特開平7−213057号公報(特許文献1)に開示された絶縁型信号伝達用素子では、薄膜トランスの2次巻線に現れるパルス信号が正極性を示す(2次巻線の逆側は負極性を示す。)と、第一のダイオードは逆方向にバイアスされ、第二のダイオードは順方向にバイアスされるため、第二のダイオードがオン状態となり、第一のMOSトランジスタのゲート電極と接地端子GNDの間の電圧は概ね0Vとなり、第一のMOSトランジスタはオフ状態となり、2次巻線の正極性パルス電圧は、ほぼ第二のMOSトランジスタのゲート電極と接地端子GND間に印加され、その第二のMOSトランジスタがターンオンし、第2のパルス変換手段の出力端子OUTの電圧が0Vとなる。
一方、薄膜トランスの2次巻線に現れるパルス信号が負極性を示す(2次巻線の逆側は正極性を示す。)と、第一のダイオードは順方向にバイアスされ、第二のダイオードは逆方向にバイアスされるため、第一のダイオードはオン状態に、第二のダイオードはオフ状態になり、第二のMOSトランジスタのゲート電極と接地端子GNDとの間の電圧が概ね0Vとなり、第二のMOSトランジスタがオフ状態になり、2次巻線のパルス電圧はほぼ第一のMOSトランジスタのゲート電極と接地端子GND間に印加され、その第一のMOSトランジスタがターンオンし、第2パルス変換手段の出力端子OUTの電圧が高電圧となる。
以上のように、特開平7−213057号公報(特許文献1)に開示された絶縁型信号伝達用素子では、薄膜トランスの2次巻線が単一巻線で構成できるので、巻線の減少が可能であり、パルストランスとしての形状のより小型化を実現できる。
特開平7−213057号公報
しかしながら、特開平7−213057号公報(特許文献1)に開示された発明では、薄膜トランスの2次巻線を単一巻線で構成するため、薄膜トランスの2次巻線にDCバイアスを印加する抵抗を用いている。
この薄膜トランスの2次巻線にDCバイアスを印加する抵抗は、熱雑音を生じ、薄膜トランスの2次巻線の信号にノイズが生じることで、ノイズによる誤出力が発生する可能性がある。
更に、薄膜トランスの2次巻線に現れる信号の振幅は、2次巻線の抵抗によって減衰する。信号振幅の減衰を抑制するには、薄膜トランスの2次巻線の抵抗を大きくするか、薄膜トランスの巻線を増やす必要があり、2次巻線の抵抗を大きくすると、回路面積の拡大とノイズの増大が問題となり、薄膜トランスの巻線を増やすと、回路面積が拡大する。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされるものであり、回路面積の縮小やノイズによる誤出力を抑制した信号伝達回路の提供を目的とする。
本発明の信号伝達回路は、絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路において、入力信号を受け、入力信号をパルス信号に変換するパルス変換手段と、絶縁素子を含み、パルス変換手段からの出力を受け、対応する相補な第1および第2の出力信号を出力する絶縁回路と、第1の出力信号を増幅する第1のゲート接地回路と、第2の出力信号を増幅する第2のゲート接地回路と、ドレイン端子が第1のゲート接地回路の第1の出力信号を受けるノードに接続され、第1の出力信号を調整するための第1のMOSトランジスタと、ドレイン端子が第2のゲート接地回路の第2の出力信号を受けるノードに接続され、第2の出力信号を調整する第2のMOSトランジスタと、一端に電源ノードが接続され、他端に第1のMOSトランジスタのソース端子と第2のMOSトランジスタのソース端子とが接続された定電流源と、第1のゲート接地回路の出力と第2のゲート接地回路の出力とを比較するコンパレータとを備える。
本発明にかかる信号伝達回路は、抵抗に代わりゲート接地回路で薄膜トランスの出力端子に直流電圧を与えることで、抵抗による回路面積の拡大やノイズ耐性の劣化を抑制する。更に、第一のMOSトランジスタと第二のMOSトランジスタのそれぞれのゲート端子に接続されるバイアス端子の電圧を調整することで、薄膜トランスの出力端子の直流電圧や、ゲート接地回路の利得を調整し、信号伝達回路の誤出力を抑制することができる。
本発明の実施の形態1による信号伝達回路の構成を示す回路図である。 実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Aの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。 実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Bの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。 実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Cの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。 実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Dの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。 実施の形態1における負荷回路15の構成例Aを示す回路図である。 実施の形態1における負荷回路15の構成例Bを示す回路図である。 実施の形態1における負荷回路15の構成例Cを示す回路図である。 パルス変換手段6に図2に示す構成例Aを用いた場合の信号伝達回路100の動作による各電圧の時間変化を示す図である。 本発明の実施の形態2による信号伝達回路200の構成を示す回路図である。 パルス変換手段6に図5に示す構成例Dを用いた場合の信号伝達回路200の動作による各電圧の時間変化を示す図である。 本発明の実施の形態3による信号伝達回路300の構成を示す回路図である。 パルス変換手段6に図5に示す構成例Dを用いた場合の信号伝達回路300の動作による各電圧の時間変化を示す図である。 本発明の実施の形態4による信号伝達回路400の構成を示す回路図である。 パルス変換手段6に図5に示す構成例Dを用いた場合の信号伝達回路400の動作による各電圧の時間変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。また、以下の回路は一回路例であり、これらに限定されない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1による信号伝達回路の構成を示す回路図である。図1を参照して、信号伝達回路100は、入力端子1および出力端子2を薄膜トランス5によって電気的に絶縁しながら、入力端子1に入力信号Dinを入力し、出力端子2から出力信号Doutとして復調する回路である。
信号伝達回路100は、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、薄膜トランス5と、PMOSトランジスタ8と、PMOSトランジスタ9と、バイアス端子1701、1702と、定電流源10と、ゲート接地回路18,19と、コンパレータ16と、を備える。
パルス変換手段6は、その入力端子6aに入力端子1が接続され、出力端子6bと出力端子6cに薄膜トランス5のそれぞれの入力端子5aと入力端子5bとが個別に接続される。
薄膜トランス5において、入力端子5aがパルス変換手段6の出力端子6bに接続され、入力端子5bがパルス変換手段6の出力端子6cに接続される。薄膜トランス5において、出力端子5cがゲート接地回路18の入力端子18aに接続され、出力端子5dがゲート接地回路19の入力端子19aに接続される。
ゲート接地回路18は、負荷回路15と、NMOSトランジスタ13と、定電流源11とを含む。入力端子18aは、薄膜トランス5の出力端子5cおよびPMOSトランジスタ8のドレイン端子に接続される。出力端子18bは、負荷回路15とNチャネルMOSトランジスタ13のドレインとの間に接続されるとともに、コンパレータの入力端子の一端に接続される。
ゲート接地回路18のNMOSトランジスタ13は、ゲート端子がバイアス端子7に接続され、ソース端子が定電流源11の一端に接続され、ドレイン端子が負荷回路15の端子15aに接続される。また、バイアス端子7には電圧VB1が印加される。
ゲート接地回路18で用いる定電流源11は、一端がNMOSトランジスタ13のソース端子と薄膜トランス5の出力端子5cに接続され、もう一方の一端が基準電位4に接続される。
負荷回路15は、端子15aがNMOSトランジスタ13のドレイン端子に接続され、端子15bが電圧源3に接続され、端子15cがNMOSトランジスタ14のドレイン端子に接続され、端子15dが電圧源3に接続される。
ゲート接地回路19は、ゲート接地回路18と同じ構成であり、入力端子19aと出力端子19bとの接続がゲート接地回路18と異なり、その入力端子19aが薄膜トランス5の出力端子5dおよびPMOSトランジスタ9のドレイン端子に接続され、出力端子19bがコンパレータの入力端子の他端に接続される。
ゲート接地回路19のNMOSトランジスタ14は、ゲート端子がバイアス端子7に接続され、ソース端子が定電流源12の一端に接続され、ドレイン端子が負荷回路15の端子15cに接続される。また、バイアス端子7には電圧VB1が印加される。
ゲート接地回路19の定電流源12は、一端がNMOSトランジスタ14のソース端子と薄膜トランス5の出力端子5dに接続され、もう一方の一端が基準電位4に接続される。
PMOSトランジスタ8は、ゲート端子がバイアス端子1701に接続され、ソース端子が定電流源10の一端に接続され、ドレイン端子が薄膜トランス5の出力端子5cおよびゲート接地回路18の入力端子18aに接続される。
PMOSトランジスタ9は、ゲート端子がバイアス端子1702に接続され、ソース端子が定電流源10の一端に接続され、ドレイン端子が薄膜トランス5の出力端子5dおよびゲート接地回路19の入力端子19aに接続される。
定電流源10は、一端が電圧源3に接続され、もう一方の端子がPMOSトランジスタ8およびPMOSトランジスタ9のソース端子にそれぞれ接続される。
コンパレータ16は、一方の入力端子がゲート接地回路18の出力端子18bに接続され、もう一方の入力端子がゲート接地回路19の出力端子19bに接続され、出力端子が信号伝達回路の出力端子2に接続される。
図2は、実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Aの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。
図2の(A)は、実施の形態1におけるパルス変換手段6の構成例Aを示す回路図であり、図2の(B)は、その動作波形である。パルス変換手段6は、図2の(A)に示すように、バッファ回路601と、基準電位602とを含む。
バッファ回路601は、その入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aに接続され、その出力端子がパルス変換手段6の出力端子6bに接続される。基準電位602は、パルス変換手段6の出力端子6cに接続される。
図2の(B)に示すように、パルス変換手段6の構成例Aの動作波形では、パルス変換手段6の入力端子6aの電圧がロウからハイに変化すると、出力端子6bの電圧もロウからハイに変化する。出力端子6cの電圧は、基準電位602に接続しているため、基準電位のまま一定の電圧をとる。なお、パルス変換手段6の構成例Aは、一回路例であり、これらに限定されない。
図3は、実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Bの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。
図3を参照して、図3の(A)は、実施の形態1におけるパルス変換手段6の構成例Bを示す回路図であり、図3の(B)は、その動作波形である。パルス変換手段6の構成例Bは、図3の(A)に示すように、バッファ回路603と、バッファ回路604と、遅延回路605とを含む。
バッファ回路603は、入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aに接続され、出力端子がパルス変換手段6の出力端子6bに接続される。バッファ回路604は、入力端子が遅延回路605の出力端子に接続され、出力端子がパルス変換手段6の出力端子6cに接続される。
遅延回路605は、入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aとバッファ回路603の入力端子に接続され、出力端子がバッファ回路604の入力端子に接続される。遅延回路605による入力信号と出力信号との間の遅延する時間は、遅延時間τとする。
図3の(B)に示すように、パルス変換手段6の構成例Bの動作波形では、パルス変換手段6の入力端子6aの電圧がロウからハイに変化すると、出力端子6bの電圧もロウからハイに変化する。出力端子6cには、遅延回路605による遅延時間τだけ遅延した信号が出力される。なお、パルス変換手段6の構成例Bは、一回路例であり、これらに限定されない。
図4は、実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Cの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。図4を参照して、図4の(A)は、実施の形態1におけるパルス変換手段6の構成例Cを示す回路図であり、図4の(B)は、その動作波形である。
パルス変換手段6の構成例Cは、図4の(A)に示すように、立上りエッジ検出回路606と、立上りエッジ検出回路607と、インバータ608とを含む。
立上りエッジ検出回路606は、入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aに接続され、出力端子がパルス変換手段6の出力端子6bに接続される。立上りエッジ検出回路607は、入力端子がインバータ608の出力端子に接続され、出力端子がパルス変換手段6の出力端子6cに接続される。
インバータ608は、入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aに接続され、出力端子が立上りエッジ検出回路607の入力端子に接続される。
図4の(B)に示すように、パルス変換手段6の構成例Cの動作波形では、パルス変換手段6の入力端子6aの電圧がロウからハイに変化すると、立上りエッジ検出回路606は立上りエッジを検出し、出力端子6bにパルス波形が出力される。
一方、立上りエッジ検出回路607は、入力端子6aの電圧をインバータ608で反転した信号の立上りエッジを検出し、出力端子6cにパルス波形を出力する。なお、パルス変換手段6の構成例Cは、一回路例であり、これらに限定されない。
図5は、実施の形態1のパルス変換手段を示す構成例Dの回路図(A)およびその動作波形(B)を示す図である。図5を参照して、図5の(A)は、実施の形態1におけるパルス変換手段6の構成例Dを示す回路図であり、図5の(B)は、その動作波形である。
パルス変換手段6の構成例Dは、図5の(A)に示すように、バッファ回路609と、インバータ610とを含む。
バッファ回路609は、入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aに接続され、出力端子がパルス変換手段6の出力端子6bに接続される。
インバータ610は、入力端子がパルス変換手段6の入力端子6aに接続され、出力端子がパルス変換手段6の出力端子6cに接続される。
図5の(B)に示すように、パルス変換手段6の構成例Dの動作波形では、パルス変換手段6の入力端子6aの電圧がロウからハイに変化すると、出力端子6bの電圧もロウからハイに変化する。出力端子6cには、インバータ610を用いて入力端子6aの電圧が反転した電圧が出力される。なお、パルス変換手段6の構成例Dは、一回路例であり、これらに限定されない。
図6は、実施の形態1における負荷回路15の構成例Aを示す回路図である。図6を参照して、負荷回路15の構成例Aは、抵抗1501と、抵抗1502とを含む。
抵抗1501のそれぞれの一端は、負荷回路15の端子15aと端子15bとの間にそれぞれ接続され、抵抗1502のそれぞれの一端は、負荷回路15の端子15cと端子15dとにそれぞれ接続される。なお、負荷回路15の構成例Aは、一回路例であり、これらに限定されない。
図7は、実施の形態1における負荷回路15の構成例Bを示す回路図である。図7を参照して、負荷回路15の構成例Bは、PMOSトランジスタ1503と、PMOSトランジスタ1504とを含む。
PMOSトランジスタ1503は、ゲート端子がMOSトランジスタ1503のドレイン端子および負荷回路15の端子15aに接続され、ドレイン端子が負荷回路15の端子15aに接続され、ソース端子が負荷回路15の端子15bに接続される。
PMOSトランジスタ1504は、ゲート端子がMOSトランジスタ1504のドレイン端子および負荷回路15の端子15cに接続され、ドレイン端子が負荷回路15の端子15cに接続され、ソース端子が負荷回路15の端子15dに接続される。
また、PMOSトランジスタ1503,1504の代わりにそれぞれダイオードを配置してもよい。なお、負荷回路15の構成例Bは、一回路例であり、これらに限定されない。
図8は、実施の形態1における負荷回路15の構成例Cを示す回路図である。図8を参照して、負荷回路15の構成例Cは、定電流源1505と、定電流源1506とを含む。
定電流源1505は、負荷回路15の端子15aと端子15bとの間に接続される。また、定電流源1506は、負荷回路15の端子15cと端子15dとの間に接続される。
なお、負荷回路15の構成例Cは、一回路例であり、これらに限定されない。
図9は、パルス変換手段6に図2に示す構成例Aを用いた場合の信号伝達回路100の動作による各電圧の時間変化を示す図である。図9を参照して、信号伝達回路100の動作について説明する。
図9の(A)は、デジタル信号である入力信号Dinの波形を示す。図9の(B)は、ノード20およびノード21の電圧波形を示す。図9の(C)は、ノード22およびノード23の電圧波形を示す。図9の(D)は、出力信号Doutの波形を示す。
図9の(A)に示されるように、時刻T1のときにこの入力信号Dinの論理レベルは、ロウからハイに立上り、時刻T2のときにハイからロウに立下がる。そして、再び、(時刻T3−時刻T1)周期ごとに同じ信号変化を繰返す。
入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるとき(時刻T1のとき)、図9の(B)に示されるように、薄膜トランス5の出力端子5cに接続されるノード20には、微小な信号変化が生じる。このとき、薄膜トランス5の出力端子5dに接続されるノード21には、ノード20に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T1−T2間において、ノード20,21に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
更に、入力信号Dinがハイからロウに立ち下がるとき(時刻T2のとき)、薄膜トランス5の出力端子5cに接続されるノード20には、先ほどの入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるときに生じたノード20の微弱な信号変化と逆相の信号が生じる。すなわち時間T1−T2間と時間T2−T3間において、ノード20に流れる出力信号は、互いに逆相になる。
また、薄膜トランス5の出力端子5dに接続されるノード21には、先ほどと同じようにノード20に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T2−T3間において、ノード20,21に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
薄膜トランス5の出力端子5c(ノード20)に生じた信号は、ゲート接地回路18の入力端子18aに入力され、増幅された信号がその出力端子18bから出力される。
また、薄膜トランス5の出力端子5d(ノード21)に生じた信号は、ゲート接地回路19の入力端子19aに入力され、増幅された信号がその出力端子19bから出力される。
差動で増幅されたゲート接地回路18の出力端子18bの信号およびゲート接地回路19の出力端子19bの信号は、図9の(C)に示されるように、時刻T1のときに、コンパレータ16のそれぞれの入力端子に入力され、コンパレータ16の出力として論理レベルを確定する。
コンパレータ16の出力信号は、図9の(D)に示されるように、時刻T1のときに信号伝達回路100の出力端子2の出力信号Doutであり、デジタル信号である入力信号Dinを復調して出力する。
薄膜トランス5の出力端子5c(ノード20)の信号の直流電圧は、ゲート接地回路18の定電流源11およびNMOSトランジスタ13で構成されるカスコード回路によって一義的に決まる。
また、薄膜トランス5の出力端子5d(ノード21)の信号の直流電圧は、ゲート接地回路19の定電流源12およびNMOSトランジスタ14で構成されるカスコード回路によって一義的に決まる。
薄膜トランス5のそれぞれの出力端子5c(ノード20)および5d(ノード21)の直流電圧は、プロセスばらつきによって、電位差が生じる。この電位差によって、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19で増幅する差動信号に電位差が生じることで、信号伝達回路100が誤出力する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態1では、バイアス端子1701およびバイアス端子1702を用いてPMOSトランジスタ8およびPMOSトランジスタ9のそれぞれのゲート端子の電圧VB2およびVB3の電位差を調整することで、薄膜トランス5のそれぞれの出力端子5c(ノード20)および出力端子5d(ノード21)の直流電圧を調整することができ、プロセスばらつきによって生じるノード20およびノード21の電位差を小さくすることで、信号伝達回路100の誤出力を抑制することができる。
プロセスばらつきが無く、薄膜トランス5の出力端子5c(ノード20)および出力端子5d(ノード21)の直流電圧が等しい場合であって、バイアス端子1701の電圧VB2よりバイアス端子1702の電圧VB3が高いときには、薄膜トランス5の出力端子5c(ノード20)の電圧より5d(ノード21)の電圧が低くなる。また、バイアス端子1701の電圧VB2よりバイアス端子1702の電圧VB3が低いときには、薄膜トランス5の出力端子5c(ノード20)の電圧より5d(ノード21)の電圧が高くなる。
このように、PMOSトランジスタ8およびPMOSトランジスタ9のそれぞれのゲート端子の電圧VB2および電圧VB3の電位差を調整することで、プロセスばらつきを減少させることができる。
従って、プロセスばらつきによって、ノード20およびノード21の直流電圧に電位差が生じた場合、バイアス端子1701の電圧VB2およびバイアス端子1702の電圧VB3の電位差を調整することで、ノード20およびノード21の電位差を小さくすることができる。
更に、バイアス端子1701およびバイアス端子1702を用いてPMOSトランジスタ8およびPMOSトランジスタ9のそれぞれのゲート端子の電圧VB2および電圧VB3の電位差を変えずに、その電圧VB2および電圧VB3を調整することで、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19の利得とそれぞれの出力端子18bおよび出力端子19bの出力直流電圧とを調整することができる。
バイアス端子1701の電圧VB2およびバイアス端子1702の電圧VB3の電位差を変えずに、その電圧VB2および電圧VB3を小さくすると、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19の利得は大きくなり、それぞれの出力端子18bおよび出力端子19bの出力直流電圧は、大きくなる。
バイアス端子1701の電圧VB2とバイアス端子1702の電圧VB3との電位差を変えずに、その電圧VB2および電圧VB3を大きくすると、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19の利得は小さくなり、それぞれの出力端子18bおよび出力端子19bの直流電圧は、小さくなる。
このように、バイアス端子1701およびバイアス端子1702の電圧VB2および電圧VB3の電位差を変えずに、その電圧VB2および電圧VB3を調整することで、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19のそれぞれの出力端子18bおよび出力端子19bの信号振幅および出力直流電圧を調整できる。
その結果、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19のそれぞれの出力端子18bと出力端子19bとの信号振幅の飽和を抑制することができる。また、接続するコンパレータ16への最適な入力直流電圧に調整することで、信号伝達回路100の誤出力を抑制することができる。
このように、実施の形態1の信号伝達回路100では、薄膜トランス5のそれぞれの出力端子5c(ノード20)および5d(ノード21)の直流電圧をゲート接地回路18およびゲート接地回路19で用いる定電流源とNMOSトランジスタで構成されるカスコード回路とから与えることで、特開平7−213057号公報(特許文献1)の抵抗を用いた場合に比べ、抵抗による信号振幅の低下や抵抗の熱雑音によるノイズ耐性の低下を抑制することができる。
また、実施の形態1の信号伝達回路100では、パルス変換手段6の電流量を増大させることなく抵抗による信号振幅の低下を抑制する。実施の形態1の信号伝達回路100では、また薄膜トランス5の巻線を増やすことなく抵抗による信号振幅の低下を抑制する。
すなわち、実施の形態1の信号伝達回路100では、消費電流を増やさずに、そして、薄膜トランス5の巻線を増やすことによる回路面積の拡大を行わずに、薄膜トランス5のそれぞれの出力端子に直流電圧を与えることができる。
また、信号伝達回路100では、バイアス端子1701およびバイアス端子1702を用いてPMOSトランジスタ8のゲート端子およびPMOSトランジスタ9のゲート端子の電位差を調整することで、薄膜トランス5のそれぞれの出力端子5c(ノード20)および出力端子5d(ノード21)の直流電圧を調整することができる。
また、プロセスばらつきによって生じる薄膜トランス5の出力端子5c(ノード20)および出力端子5d(ノード21)の電位差を小さくすることで、その電位差による信号伝達回路100の誤出力を抑制することができる。
また、信号伝達回路100では、バイアス端子1701およびバイアス端子1702を用いてPMOSトランジスタ8のゲート端子の電圧VB2およびPMOSトランジスタ9のゲート端子の電圧VB3の電位差を変えずに、その電圧VB2および電圧VB3を大きく、もしくは小さくすることで、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19の利得と出力直流電圧とを調整することができ、ゲート接地回路18およびゲート接地回路19のそれぞれの出力端子18bおよび出力端子19bの信号振幅の飽和を抑制し、接続するコンパレータ16への最適な入力直流電圧に調整することで、信号伝達回路100の誤出力を抑制することができる。
[実施の形態2]
図10は、本発明の実施の形態2による信号伝達回路200の構成を示す回路図である。図10を参照して、実施の形態2の信号伝達回路200は、入力端子1および出力端子2を容量2401および容量2402によって電気的に絶縁しながら、入力信号Dinを出力端子2に出力信号Doutとして復調する回路である。
図1の信号伝達回路100と比較しつつ、信号伝達回路200を説明する。信号伝達回路200は、信号伝達回路100の薄膜トランス5に代えて、容量2401および容量2402を加える。本実施の形態2の信号伝達回路200においては、容量2401と容量2402を用いることで、実施の形態1の効果に加えて、回路面積の低減や製造プロセス工程の低減によるコスト削減が可能である。
信号伝達回路200は、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、容量2401と、容量2402と、バイアス端子1701と、バイアス端子1702と、PMOSトランジスタ8と、PMOSトランジスタ9と、定電流源10と、ゲート接地回路18と、ゲート接地回路19と、コンパレータ16と、を備える。本実施の形態2において、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、バイアス端子1701と、バイアス端子1702と、PMOSトランジスタ8と、PMOSトランジスタ9と、定電流源10と、ゲート接地回路18と、ゲート接地回路19と、コンパレータ16は、実施の形態1による信号伝達回路100の対応する構成要素と同じ構成要素でもかまわない。
容量2401は、端子24aがパルス変換手段6の出力端子6bに接続され、端子24cがゲート接地回路18の入力端子18aに接続される。
容量2402は、端子24bがパルス変換手段6の出力端子6cに接続され、端子24dがゲート接地回路19の入力端子19aに接続される。
なお、信号伝達回路200の他の構成は、信号伝達回路100の構成と同様なため、ここでは説明は繰返さない。
図11は、パルス変換手段6に図5に示す構成例Dを用いた場合の信号伝達回路200の動作による各電圧の時間変化を示す図である。図11を参照して、信号伝達回路200の動作について説明する。
図11の(A)は、デジタル信号である入力信号Dinの波形を示す。図11の(B)は、ノード20およびノード21の電圧波形を示す。図11の(C)は、ノード22およびノード23の電圧波形を示す。図11の(D)は、出力信号Doutの波形を示す。
図11の(A)に示されるように、時刻T1のときにこの入力信号Dinの論理レベルは、時間経過でロウからハイに立上り、時刻T2のときにハイからロウに立下がる。そして、再び、(時刻T3−時刻T1)周期ごとに同じ信号変化を繰返す。
入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるとき(時刻T1のとき)、図11の(B)に示されるように、容量2401の端子24cのノード20には、微小な信号変化が生じる。このとき、容量2402の端子24dのノード21には、ノード20に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T1−T2間において、ノード20,21に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
更に、入力信号Dinがハイからロウに立ち下がるとき(時刻T2のとき)、容量2401の端子24cのノード20には、先ほどの入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるときに生じたノード20の微弱な信号変化と逆相の信号が生じる。すなわち時間T1−T2間と時間T2−T3間において、ノード20に流れる出力信号は、互いに逆相になる。
また、容量2402の端子24dのノード21には、先ほどと同じようにノード20に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T2−T3間において、ノード20,21に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
容量2401の端子24c(ノード20)に生じた信号は、ゲート接地回路18の入力端子18aに入力され、増幅された信号がその出力端子18bから出力される。また、容量2402の端子24d(ノード21)に生じた信号は、ゲート接地回路19の入力端子19aに入力され、増幅された信号がその出力端子19bから出力される。
差動で増幅されたゲート接地回路18の出力端子18bの信号およびゲート接地回路19の出力端子19bの信号は、図11の(C)に示されるように、時刻T1のときに、コンパレータ16のそれぞれの入力端子に入力され、コンパレータ16の出力として論理レベルを確定する。
コンパレータ16の出力信号は、図11の(D)に示されるように、時刻T1のときに信号伝達回路200の出力端子2の出力信号Doutであり、デジタル信号である入力信号Dinを復調して出力する。
このような構成を取ることにより、信号伝達回路200は、信号伝達回路100と同等の効果を有し、さらに、信号伝達回路100との比較において、薄膜トランス5を容量2401および容量2402に置き換えることで、回路面積の低減や製造プロセス工程の低減によるコスト削減が可能である。
[実施の形態3]
図12は、本発明の実施の形態3による信号伝達回路300の構成を示す回路図である。図12を参照して、実施の形態3の信号伝達回路300は、入力端子1および出力端子2を薄膜トランス5によって電気的に絶縁しながら、入力端子1に入力信号Dinを入力し、出力端子2から出力信号Doutとして復調する回路である。
図1の信号伝達回路100と比較しつつ、信号伝達回路300を説明する。信号伝達回路300は、信号伝達回路100のバイアス端子1701をPMOSトランジスタ9のドレイン端子に接続し、バイアス端子1702をPMOSトランジスタ8のドレイン端子に接続する。本実施の形態3の信号伝達回路300においては、PMOSトランジスタ801とPMOSトランジスタ901のゲート端子へのバイアス電圧をそれぞれPMOSトランジスタ901とPMOSトランジスタ801のドレイン端子から与えることで、バイアス端子の削減や薄膜トランス5の出力振幅をより増大することができる。
信号伝達回路300は、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、薄膜トランス5と、PMOSトランジスタ801と、PMOSトランジスタ901と、定電流源10と、ゲート接地回路18と、ゲート接地回路19と、コンパレータ16と、を備える。本実施の形態3において、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、薄膜トランス5と、定電流源10と、ゲート接地回路18と、ゲート接地回路19と、コンパレータ16は、実施の形態1による信号伝達回路100の対応する構成要素と同じでかまわない。
PMOSトランジスタ801は、ゲート端子がPMOSトランジスタ901のドレイン端子に接続され、ソース端子が定電流源10の一端に接続され、ドレイン端子が薄膜トランス5の出力端子5cおよびゲート接地回路18の入力端子18aに接続される。
PMOSトランジスタ901は、ゲート端子がPMOSトランジスタ801のドレイン端子に接続され、ソース端子が定電流源10の一端に接続され、ドレイン端子が薄膜トランス5の出力端子5dおよびゲート接地回路19の入力端子19aに接続される。
なお、信号伝達回路300の他の構成は、信号伝達回路100の構成と同様なため、ここでは説明は繰返さない。
図13は、パルス変換手段6に図5に示す構成例Dを用いた場合の信号伝達回路300の動作による各電圧の時間変化を示す図である。図13を参照して、信号伝達回路300の動作について説明する。
図13の(A)は、デジタル信号である入力信号Dinの波形を示す。図13の(B)は、ノード201およびノード211の電圧波形を示す。図13の(C)は、ノード22およびノード23の電圧波形を示す。図13の(D)は、出力信号Doutの波形を示す。
図13の(A)に示されるように、時刻T1のときにこの入力信号Dinの論理レベルは、ロウからハイに立上り、時刻T2のときにハイからロウに立下がる。そして、再び、(時刻T3−時刻T1)周期ごとに同じ信号変化を繰返す。
入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるとき(時刻T1のとき)、図13の(B)に示されるように、薄膜トランス5の出力端子5cに接続されるノード201には、微小な信号変化が生じる。このとき、薄膜トランス5の出力端子5dに接続されるノード211には、ノード201に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T1−T2間において、ノード201,211に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
更に、入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるとき(時刻T1のとき)、図13の(E)に示されるように、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8は、ノード211の信号変化によって増大し、PMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、ノード201の信号変化によって減少する。すなわち時間T1−T2間において、ノード201、211に流れる相補な出力信号変化によって、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8とPMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、互いに相補な変化となり、信号伝達回路100と比較して、ノード201、211に流れる出力信号の電位差は大きくなる。
また、入力信号Dinがハイからロウに立ち下がるとき(時刻T2のとき)、薄膜トランス5の出力端子5cに接続されるノード201には、先ほどの入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるときに生じたノード201の微弱な信号変化と逆相の信号が生じる。すなわち時間T1−T2間と時間T2−T3間において、ノード201に流れる出力信号は、互いに逆相になる。
また、薄膜トランス5の出力端子5dに接続されるノード211には、先ほどと同じようにノード201に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T2−T3間において、ノード201,211に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
更に、入力信号Dinがハイからロウに立ちがるとき(時刻T2のとき)、図13の(E)に示されるように、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8は、ノード211の信号変化によって減少し、PMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、ノード201の信号変化によって増大する。すなわち時間T2−T3間において、ノード201、211に流れる相補な出力信号変化によって、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8とPMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、時間T1−T2間とは逆相で相補な変化となり、信号伝達回路100と比較して、ノード201、211に流れる出力信号の電位差は大きくなる。
薄膜トランス5の出力端子5c(ノード201)に生じた信号は、ゲート接地回路18の入力端子18aに入力され、増幅された信号がその出力端子18bから出力される。
また、薄膜トランス5の出力端子5d(ノード211)に生じた信号は、ゲート接地回路19の入力端子19aに入力され、増幅された信号がその出力端子19bから出力される。
差動で増幅されたゲート接地回路18の出力端子18bの信号およびゲート接地回路19の出力端子19bの信号は、図13の(C)に示されるように、時刻T1のときに、コンパレータ16のそれぞれの入力端子に入力され、コンパレータ16の出力として論理レベルを確定する。
コンパレータ16の出力信号は、図13の(D)に示されるように、時刻T1のときに信号伝達回路300の出力端子2の出力信号Doutであり、デジタル信号である入力信号Dinを復調して出力する。
薄膜トランス5の出力端子5c(ノード201)の信号の直流電圧は、ゲート接地回路18の定電流源11およびNMOSトランジスタ13で構成されるカスコード回路によって一義的に決まる。
また、薄膜トランス5の出力端子5d(ノード211)の信号の直流電圧は、ゲート接地回路19の定電流源12およびNMOSトランジスタ14で構成されるカスコード回路によって一義的に決まる。
このように、PMOSトランジスタ801のゲート端子をPMOSトランジスタ901のドレイン端子に接続し、PMOSトランジスタ901のゲート端子をPMOSトランジスタ801のドレイン端子に接続することで、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8とPMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9をノード201および211の相補な信号変化で相補に増減することで、ノード201および211の信号変化時の電位差をより大きくすることができ、更に信号伝達回路100のバイアス端子1701と1702を削減することができる。
[実施の形態4]
図14は、本発明の実施の形態4による信号伝達回路400の構成を示す回路図である。図14を参照して、実施の形態4の信号伝達回路400は、入力端子1および出力端子2を容量2401および容量2402によって電気的に絶縁しながら、入力端子1に入力信号Dinを入力し、出力端子2から出力信号Doutとして復調する回路である。
図12の信号伝達回路300と比較しつつ、信号伝達回路400を説明する。信号伝達回路400は、信号伝達回路300の薄膜トランス5に代えて、容量2401および容量2402を加える。本実施の形態4の信号伝達回路400においては、容量2401と容量2402を用いることで、実施の形態3の効果に加えて、回路面積の低減や製造プロセス工程の低減によるコスト削減が可能である。
信号伝達回路400は、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、容量2401と、容量2402と、PMOSトランジスタ801と、PMOSトランジスタ901と、定電流源10と、ゲート接地回路18と、ゲート接地回路19と、コンパレータ16と、を備える。本実施の形態4において、入力端子1と、出力端子2と、パルス変換手段6と、PMOSトランジスタ801と、PMOSトランジスタ901と、定電流源10と、ゲート接地回路18と、ゲート接地回路19と、コンパレータ16は、実施の形態3による信号伝達回路300の対応する構成要素と同じでかまわない。
容量2401は、端子24aがパルス変換手段6の出力端子6bに接続され、端子24cがゲート接地回路18の入力端子18aに接続される。
容量2402は、端子24bがパルス変換手段6の出力端子6cに接続され、端子24dがゲート接地回路19の入力端子19aに接続される。
なお、信号伝達回路400の他の構成は、信号伝達回路300の構成と同様なため、ここでは説明は繰返さない。
図15は、パルス変換手段6に図5に示す構成例Dを用いた場合の信号伝達回路400の動作による各電圧の時間変化を示す図である。図15を参照して、信号伝達回路400の動作について説明する。
図15の(A)は、デジタル信号である入力信号Dinの波形を示す。図15の(B)は、ノード201およびノード211の電圧波形を示す。図15の(C)は、ノード22およびノード23の電圧波形を示す。図15の(D)は、出力信号Doutの波形を示す。
図15の(A)に示されるように、時刻T1のときにこの入力信号Dinの論理レベルは、ロウからハイに立上り、時刻T2のときにハイからロウに立下がる。そして、再び、(時刻T3−時刻T1)周期ごとに同じ信号変化を繰返す。
入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるとき(時刻T1のとき)、図15の(B)に示されるように、容量2401の端子24cのノード201には、微小な信号変化が生じる。このとき、容量2402の端子24dのノード211には、ノード201に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T1−T2間において、ノード201,211に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
更に、入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるとき(時刻T1のとき)、図15の(E)に示されるように、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8は、ノード211の信号変化によって増大し、PMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、ノード201の信号変化によって減少する。すなわち時間T1−T2間において、ノード201、211に流れる相補な出力信号変化によって、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8とPMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、互いに相補な変化となり、ノード201、211に流れる出力信号の電位差は大きくなる。
また、入力信号Dinがハイからロウに立ち下がるとき(時刻T2のとき)、容量2401の端子24cのノード201には、先ほどの入力信号Dinがロウからハイに立ち上がるときに生じたノード201の微弱な信号変化と逆相の信号が生じる。すなわち時間T1−T2間と時間T2−T3間において、ノード201に流れる出力信号は、互いに逆相になる。
また、容量2402の端子24dのノード211には、先ほどと同じようにノード201に生じた信号の極性が反転した差動信号が生じる。すなわち時間T2−T3間において、ノード201,211に流れる出力信号は互いに相補な信号となる。
更に、入力信号Dinがハイからロウに立ち下がるとき(時刻T2のとき)、図15の(E)に示されるように、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8は、ノード211の信号変化によって減少し、PMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、ノード201の信号変化によって増大する。すなわち時間T2−T3間において、ノード201、211に流れる相補な出力信号変化によって、PMOSトランジスタ801のドレイン端子に流れる電流I8とPMOSトランジスタ901のドレイン端子に流れる電流I9は、時間T1−T2間とは逆相で相補な変化となり、ノード201、211に流れる出力信号の電位差は大きくなる。
容量2401の端子24c(ノード201)に生じた信号は、ゲート接地回路18の入力端子18aに入力され、増幅された信号がその出力端子18bから出力される。また、容量2402の端子24d(ノード211)に生じた信号は、ゲート接地回路19の入力端子19aに入力され、増幅された信号がその出力端子19bから出力される。
差動で増幅されたゲート接地回路18の出力端子18bの信号およびゲート接地回路19の出力端子19bの信号は、図15の(C)に示されるように、時刻T1のときに、コンパレータ16のそれぞれの入力端子に入力され、コンパレータ16の出力として論理レベルを確定する。
コンパレータ16の出力信号は、図15の(D)に示されるように、時刻T1のときに信号伝達回路400の出力端子2の出力信号Doutであり、デジタル信号である入力信号Dinを復調して出力する。
このような構成を取ることにより、信号伝達回路400は、信号伝達回路300と同等の効果を有し、さらに、信号伝達回路300との比較において、薄膜トランス5を容量2401および容量2402に置き換えることで、回路面積の低減や製造プロセス工程の低減によるコスト削減が可能である。
最後に、再び図1等を参照して本実施の形態について総括する。
本実施の形態1,2によれば、図1等に示されるように、絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路100,200において、入力信号を受け、入力信号をパルス信号に変換するパルス変換手段6と、絶縁素子を含み、パルス変換手段6からの出力を受け、対応する相補な第1および第2の出力信号を出力する絶縁回路(たとえば、薄膜トランスや容量2401、2402)と、第1の出力信号を増幅するゲート接地回路18と、第2の出力信号を増幅するゲート接地回路19と、ドレイン端子がゲート接地回路18の第1の出力信号を受けるノードに接続され、第1の出力信号を調整するためのPMOSトランジスタ8と、ドレイン端子がゲート接地回路19の第2の出力信号を受けるノードに接続され、第2の出力信号を調整するPMOSトランジスタ9と、一端に電源ノードが接続され、他端にPMOSトランジスタ8のソース端子とPMOSトランジスタ9のソース端子とが接続された定電流源10と、ゲート接地回路18の出力とゲート接地回路19の出力とを比較するコンパレータ16とを備える。
好ましくは、絶縁素子は、薄膜トランス5または容量2401,2402を含む。
実施の形態1の信号伝達回路100の構成により、抵抗を用いずにゲート接地回路18およびゲート接地回路19で薄膜トランス5のそれぞれの出力端子に直流電圧を与えることで、抵抗を用いた場合と比べて、信号振幅の低下や抵抗の熱雑音によるノイズ耐性の低下を抑制することができる。また、抵抗による信号振幅の低下を抑制するには、パルス変換手段6の電流量を増大させるか、薄膜トランス5の巻線を増やす必要があり、本実施の形態1の信号伝達回路100では、消費電流を増やさずに、そして、前記薄膜トランス5の巻線を増やすことによる回路面積の拡大を行わずに、前記薄膜トランス5のそれぞれの出力端子に直流電圧を与えることができる。
さらに、実施の形態2の信号伝達回路200の構成により、実施の形態1の信号伝達回路100と同等の効果を得ることができる。さらに、回路面積の低減や製造プロセスの簡略化によるコスト削減が可能である。
また、好ましくは、PMOSトランジスタ8のゲート電圧とPMOSトランジスタ9のゲート電圧との電位差に基づいて、第1および第2の出力信号の電圧を調整することができる。
好ましくは、PMOSトランジスタ8のゲート電圧とPMOSトランジスタ9のゲート電圧との電位差を変化させずに、PMOSトランジスタ8,9の各ゲート電圧を増加させることにより、ゲート接地回路18,19の利得を小さくする。
また、好ましくは、PMOSトランジスタ8のゲート電圧とPMOSトランジスタ9のゲート電圧との電位差を変化させずに、PMOSトランジスタ8,9の各ゲート電圧を減少させることにより、ゲート接地回路18,19の利得を大きくする。
好ましくは、PMOSトランジスタ8のゲート電圧とPMOSトランジスタ9のゲート電圧との電位差を変化させずに、PMOSトランジスタ8,9の各ゲート電圧を増加させることにより、ゲート接地回路18,19の出力直流電圧を小さくする。
また、好ましくは、PMOSトランジスタ8のゲート電圧とPMOSトランジスタ9のゲート電圧との電位差を変化させずに、PMOSトランジスタ8,9の各ゲート電圧を減少させることにより、ゲート接地回路18,19の出力直流電圧を大きくする。
また、本実施の形態3,4によれば、図12等に示されるように、絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路300,400において、入力信号を受け、入力信号をパルス信号に変換するパルス変換手段6と、絶縁素子を含み、パルス変換手段6からの出力を受け、対応する相補な第1および第2の出力信号を出力する絶縁回路(たとえば、薄膜トランス5や容量2401、2402)と、第1の出力信号を増幅するゲート接地回路18と、第2の出力信号を増幅するゲート接地回路19と、ドレイン端子が絶縁回路の第1の出力信号を受け、ゲート端子が絶縁回路の第2の出力信号を受け、相補な第1および第2の出力信号の電位差を大きくするためのPMOSトランジスタ801と、ドレイン端子が絶縁回路の第2の出力信号を受け、ゲート端子が絶縁回路の第1の出力信号を受け、相補な第1および第2の出力信号の電位差を大きくするPMOSトランジスタ901と、一端に電源ノードが接続され、他端にPMOSトランジスタ801のソース端子とPMOSトランジスタ901のソース端子とが接続された定電流源10と、ゲート接地回路18の出力とゲート接地回路19の出力とを比較するコンパレータ16とを備える。
好ましくは、絶縁素子は、薄膜トランス5または容量2401,2402を含む。
実施の形態3の信号伝達回路300の構成により、実施の形態1の信号伝達回路100と比較して、相補な第1および第2の出力信号の電位差を大きくすることができ、更に、バイアス端子1701,1702を削除することで回路面積を低減することができる。
さらに、実施の形態4の信号伝達回路400の構成により、実施の形態3の信号伝達回路300と同等の効果を得ることができる。さらに、回路面積の低減や製造プロセスの簡略化によるコスト削減が可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 電圧源、5 薄膜トランス、6 パルス変換手段、7 バイアス端子、8,9,13,14,1503,1504,801,901 MOSトランジスタ、10,11,12,1505,1506 定電流源、15 負荷回路、16 コンパレータ、18,19 ゲート接地回路、100,200,300,400 信号伝達回路、601,603,604,609 バッファ回路、605 遅延回路、606,607 立上りエッジ検出回路、608,610 インバータ、1501,1502 抵抗、2401,2402 容量、VB1,VB2,VB3 電圧。

Claims (9)

  1. 絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路において、
    入力信号を受け、前記入力信号をパルス信号に変換するパルス変換手段と
    前記絶縁素子を含み、前記パルス変換手段からの出力を受け、対応する相補な第1および第2の出力信号を出力する絶縁回路と
    前記第1の出力信号を増幅する第1のゲート接地回路と
    前記第2の出力信号を増幅する第2のゲート接地回路と
    ドレイン端子が前記第1のゲート接地回路の前記第1の出力信号を受けるノードに接続され、前記第1の出力信号を調整するための第1のMOSトランジスタと
    ドレイン端子が前記第2のゲート接地回路の前記第2の出力信号を受けるノードに接続され、前記第2の出力信号を調整する第2のMOSトランジスタと
    一端に電源ノードが接続され、他端に前記第1のMOSトランジスタのソース端子と前記第2のMOSトランジスタのソース端子とが接続された定電流源と
    前記第1のゲート接地回路の出力と前記第2のゲート接地回路の出力とを比較するコンパレータとを備える、信号伝達回路。
  2. 前記絶縁素子は、薄膜トランスまたは容量を含む、請求項1に記載の信号伝達回路。
  3. 前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電圧と前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電圧との電位差に基づいて、前記第1および第2の出力信号の電圧を調整することができる、請求項1または2に記載の信号伝達回路。
  4. 前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電圧と前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電圧との電位差を変化させずに、前記第1および第2のゲート電圧を増加させることにより、前記第1および第2のゲート接地回路の利得を小さくする、請求項1または2に記載の信号伝達回路。
  5. 前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電圧と前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電圧との電位差を変化させずに、前記第1および第2のゲート電圧を減少させることにより、前記第1および第2のゲート接地回路の利得を大きくする、請求項1または2に記載の信号伝達回路。
  6. 前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電圧と前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電圧との電位差を変化させずに、前記第1および第2のゲート電圧を増加させることにより、前記第1および第2のゲート接地回路の出力直流電圧を小さくする、請求項1または2に記載の信号伝達回路。
  7. 前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電圧と前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電圧との電位差を変化させずに、前記第1および第2のゲート電圧を減少させることにより、前記第1および第2のゲート接地回路の出力直流電圧を大きくする、請求項1または2に記載の信号伝達回路。
  8. 絶縁素子を介して信号を伝達する信号伝達回路において、
    入力信号を受け、前記入力信号をパルス信号に変換するパルス変換手段と
    前記絶縁素子を含み、前記パルス変換手段からの出力を受け、対応する相補な第1および第2の出力信号を出力する絶縁回路と
    前記第1の出力信号を増幅する第1のゲート接地回路と
    前記第2の出力信号を増幅する第2のゲート接地回路と
    ドレイン端子が前記絶縁回路の前記第1の出力信号を受け、ゲート端子が前記絶縁回路の前記第2の出力信号を受け、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の電位差を大きくするための第1のMOSトランジスタと
    ドレイン端子が前記絶縁回路の前記第2の出力信号を受け、ゲート端子が前記絶縁回路の前記第1の出力信号を受け、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の電位差を大きくするための第2のMOSトランジスタと
    一端に電源ノードが接続され、他端に前記第1のMOSトランジスタのソース端子と前記第2のMOSトランジスタのソース端子とが接続された定電流源と
    前記第1のゲート接地回路の出力と前記第2のゲート接地回路の出力とを比較するコンパレータとを備える、信号伝達回路。
  9. 前記絶縁素子は、薄膜トランスまたは容量を含む、請求項8に記載の信号伝達回路。
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