JP5761693B2 - 蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器 - Google Patents

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本発明は、既に少量の餃子を蒸し焼きしている場合に、追加の焼餃子の注文が逐次あった場合にでも、その追加の逐次注文にも迅速に対応することができる蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器であって、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を構成する上面又は蓋体に、又は蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を構成する周胴体の一側面に蒸気抜き孔が形成されている蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器に関するものである。また、
焼き餃子は多くの日本人に好まれており、一般家庭内での消費はもとより外食の際の消費の量も増えて来ている。従来外食産業における食堂等で利用されている餃子焼き器を示すと、図7に図示されている餃子焼き器30は調理台35で支承されている。この餃子焼き器30は、同時に多数の餃子を一度に焼くことの出来る大きさの餃子焼き鉄板31と、餃子焼き鉄板31の上面開口全面を覆うように蝶番34により枢支されて開閉自在に覆う蓋部材33とで構成されている。また、前記餃子焼き鉄板31の下方には、該餃子焼き鉄板31を加熱して餃子を焼成する電気ヒータ32と、餃子焼き器30を制御する制御装置(図示していない)とが設けられている。また、符号36は温度センサーで、餃子焼き鉄板31の下方に設けられた電気ヒータ32、32、・・の発熱量を制御装置により制御するため餃子焼き鉄板31の温度を検出し、餃子焼き鉄板31の餃子焼き面が適正温度としている。符号37は前記蓋部材33に設けられ端口が餃子焼き鉄板31内に開口し給水するための給水配管である。符号38は加熱茹で調理される餃子である。
しかしながら、図7に示す従来の餃子焼き器30では、一時に何人前もの餃子の注文があった場合、例えば、餃子焼き鉄板31の上面一杯となる数の餃子の注文があった場合、餃子焼き器30の蓋部材33を開くとともに予め電気ヒータ32で通電加熱してある餃子焼き鉄板31の上面に油をひき、餃子焼き鉄板31の上面全面に注文数分の多数の餃子38、38、38・・・を適宜間隔に並べる。そして、蓋部材33を閉め、給水配管37を通して餃子38、38、38・・・の上から湯を餃子の高さの半分程度となるまで入れ、強火で餃子焼き鉄板31の上面から水分が無くなるまで茹でた後に餃子を蒸し焼きにする。
そして、餃子焼き器30の内部からチリチリと云う音がしたら蓋部材33を開け、火加減を弱中火にして餃子の上または周りにゴマ油を落として蓋部材33をし、餃子の底の皮がキツネ色になるまで焼き上げる。このようにして茹でた後に蒸し焼きされた全ての餃子を一人前づつ餃子返しヘラで皿に盛り注文した客に提供している。
しかしながら従来、餃子店の餃子焼き器において、餃子の注文が少数の場合、即ち、先ず、先の客から一〜二人前の焼き餃子の注文分の餃子を加熱した餃子焼き鉄板上面の片隅側に並べ、湯を注水して蓋部材を閉じて茹でた後に蒸し焼きを始める。そして、この注文分の餃子を茹で蒸し焼きの調理を始めている最中に別の客から一〜二人前の焼き餃子の新たな注文があった場合、その時既に茹で蒸し焼きを始めている蓋部材を開けて追加分の餃子を餃子焼き鉄板の上に並べることは出来ないと云う問題があった。
その理由としては、一度餃子焼き鉄板に並べた餃子に湯を注水して蓋部材を閉じて焼き始めているその途中に蓋部材を開けて新たに追加分の餃子を並べて、追加分の餃子に湯を注水すると、先に茹で蒸し焼きをしていた餃子の箇所にまで追加注水した湯が流れ込んだり、また、追加注水した湯が加熱された餃子焼き鉄板にふれることにより水蒸気が発生する。このとき発生する水蒸気が、先に蒸し焼きをしていた餃子に吸収されることにより蒸し焼き餃子のパリッとした焼き上がり感が出ず、先に注文をした客に商品として提供することができないことになる。このため、先に受けた注文の餃子が焼き上がるのを待ってから、後で注文した客へは餃子を新たに調理して焼きたての餃子を提供することとなる。このため、改めて調理をする分、遅れて餃子を注文した客への焼きたての餃子を提供するのが更に遅れることになり、このことは客にとっても店にとっても好ましいことではない。
このように、餃子焼き鉄板と、この餃子焼き鉄板の上面全面を覆う一枚の蓋部材とで構成される従来の餃子焼き器では、餃子焼き鉄板の上面に多数の餃子を同時に並べて茹で蒸し焼きすることはできるが、先に注文を受けた餃子が既に茹で蒸し焼きを始めている調理中に次に受けた注文があっても、最初に注文を受けた餃子が出来上がるまでは餃子焼き鉄板の上面全面を覆う蓋部材を開け、次に受けた追加の餃子とを餃子焼き鉄板の上に並べて同時に同じ餃子焼き器で並行しながら茹で蒸し焼きすると云うことはできなかった。
この従来公知の餃子焼き器30の課題を解決するための餃子焼き器として本件特許出願人は図8に示すような特願2012−139169号「餃子蒸し焼き用小口容器」を提供した。この餃子蒸し焼き用小口容器は、内部に少数の餃子を収容できる大きさの周胴体と該周胴体の上に被せ上面に把手を設けヒンジで開閉自在に設けられた蓋体で構成されている。さらに、この餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の餃子焼き鉄板と接する下端部は、該下端部から餃子蒸し焼き用小口容器内に注いだ水が漏れ出るのを防止する為に外側に膨出部を形成したり、外側に折曲膨出したり、上端から下端にかけて幅広に形成されていたり、周胴体の下端にはシリコン樹脂製のシール材が嵌装されていたりしている。
上記本件特許出願人が提出した特願2012−139169号の餃子蒸し焼き用小口容器では、客から一人分の餃子の注文を受けると、調理人は、下面がガス火または電熱によって加熱されている餃子焼き鉄板45の上面の部分的に油を引き、その上に先の注文分の餃子46を並置する。この並置した一人前分の餃子46に餃子蒸し焼き用小口容器40を被せて囲って蓋体41を閉じる。餃子蒸し焼き用小口容器40の中に囲繞された餃子46の餃子焼き鉄板45の上面と接する部分に少し焦げ目が付いたところで、蓋体41を開けて餃子蒸し焼き用小口容器1の内部に適量の水又は湯を入れる。
すると、餃子焼き鉄板45はガス火または電熱によって加熱されているので、餃子蒸し焼き用小口容器40内の餃子46は茹でられると共に発生する蒸気によって蒸されると同時に加熱され、餃子46の下面を狐色になるまで焼き上げられて所要の時間餃子を蒸し焼きして餃子蒸し焼き用小口容器40内の水分を飛ばす。そののち餃子蒸し焼き用小口容器4を取り外し、餃子焼き鉄板45の上面の焼き上がった餃子46を餃子返しへらで取り皿に盛り付け、先に注文した客に焼き上がった餃子を提供する。
次に、先客から注文された餃子を餃子蒸し焼き用小口容器40内で蒸し焼きしている最中に、別の客から新たに一人分焼き餃子の注文があった場合、先の注文分の餃子を焼いている場所の隣のところの餃子焼き鉄板45の上面の部分的に油を引き、その上に新たに注文を受けた分の餃子一人分を並置し、先の手順と同様、この並置した一人前分の餃子46に餃子蒸し焼き用小口容器40を被せて囲い、内部に適量の湯を入れて蓋体41を被せる。餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子46を茹でると共に発生する蒸気によって蒸すと同時に加熱し、餃子の下面を狐色になるまで焼き上げ、所要の時間餃子を蒸し焼きして餃子蒸し焼き用小口容器内の水分を飛ばし、その後餃子蒸し焼き用小口容器40を取り外し、餃子焼き鉄板の上面の焼き上がった餃子を餃子返しへらで取り皿に盛り付け、新たに注文した客に焼き上がった餃子を提供する。
このように、先に注文された餃子の調理中に更なる注文があったとしても、先に注文された餃子が焼き上がるのを待たずとも、餃子焼き鉄板の上面全面一杯に餃子蒸し焼き用小口容器が載置されるまで、新たな注文を受けることができる。次々に連続して注文を受けることができ、注文に時間差があっても後で注文をした客を待たせることなく焼きたての餃子を次々に提供することができる。
そして、この餃子蒸し焼き用小口容器はこのような構成を有することにより、逐一ある小口(一〜二人分)の注文の餃子を餃子焼き鉄板の上に載せ、この小口注文の餃子をそれぞれ収納可能な大きさの蓋体付き餃子蒸し焼き用小口容器で囲繞して従来と同じ広さの餃子焼き鉄板の上面に部分的に次々と載置することで、順次ある小口の焼き餃子の注文にも個々に対応することができる。従って、注文に時間差があっても後で注文をした客を待たせることなく焼きたての餃子を次々に提供することができると云う効果を奏するものである。
また、餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の餃子焼き鉄板と接する下端部に膨出部または外側に折曲膨出または幅広に設することにより、後で焼き始めた餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子を蒸し焼きするために水又は湯を注入しても、餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の餃子焼き鉄板と接する下端部から水分が漏れ出すこと殆どなく、先に焼いている餃子蒸し焼き用小口容器内に外部から水分が入り込むことが無いので、折角パリッと焼き上がった焼き餃子の食感が損なわれることはないと云う効果を奏するものである。
特開2005−237805号公報 特願2012−139169号
しかしながら本件特許出願人が出願した特願2012−139169号において、餃子蒸し焼き用小口容器内に注入した水が餃子焼き鉄板で加熱されてお湯と蒸気とで餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子を蒸して調理するが、餃子焼き鉄板と餃子蒸し焼き用小口容器とで囲まれた空間は密閉された空間であるためこの内部で発生した熱い蒸気の逃げ場所がないので、内部で発生した蒸気の圧力で餃子蒸し焼き用小口容器を僅かであるが持ち上げるため、餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の餃子焼き鉄板と接する下端から蒸気にならずに水が外部に滲出したり、また、この餃子蒸し焼き用小口容器の蓋体を内部で発生した蒸気の圧力で押し開いて熱い蒸気が吹き出す場合があり、餃子を焼いている人の手首等に吹き出した熱い蒸気がかかり火傷を負う恐れもあった。
本発明では、時間差があって小口の餃子の注文を受けた場合、先ず、先客の注文分の餃子を餃子焼き鉄板の上面に載置し、この餃子を囲うようにして本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を餃子焼き鉄板の上面に載置する。そして、水滴下用の孔を設けた上面体または蓋体の凹部溝に水又は湯を注ぐと、注がれた水は前記水滴下用の孔から蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子に落ちると共に餃子焼き鉄板の上面に落ちる。この餃子焼き鉄板の上に滴下した水又は湯は水蒸気となり、このとき発生する水蒸気によって蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子を蒸し焼きをする。このとき、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内で発生充満した蒸気は、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の上面体または蓋体又は周胴体に設けた把手側に噴出しないように周胴体の一側面または上面体又は蓋体の上面に形成された蒸気抜き孔から外部に噴出される。
次に、先に焼いている餃子焼き鉄板の別の箇所に後の客からの注文分の餃子を載置し、別の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を被せることにより同様に新たな注文分の餃子を蒸し焼くことができるので、従来のように先に注文をした餃子が焼き上がるのを待たずに後で注文をした客に待たせることなく逐一調理することができる。また、蒸気抜き孔を蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の一側面または上面体又は蓋体の上面に形成してある蒸気抜き孔から該容器内に充満した蒸気が外部に噴出され、餃子を焼いている調理人の手首等に吹き出して熱い蒸気がかかり火傷を負う恐れもない。
また、本願発明の蒸気抜き孔付き餃子餃子蒸し焼き用小口容器では、蒸気抜き孔付き餃子餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の上面体または蓋体に水の滴下孔を複数個を設けた凹部溝を設けることにより、蒸気抜き孔付き餃子餃子蒸し焼き用小口容器内に収納された餃子に均一に水を滴下するので、一部の餃子が焦げ付いたり又は水分過多でふやけてしまうことがなく焼き上がりを同じようにすることができる。また、従来の焼き餃子では水又は湯を注水して茹でた後に焼くと云う調理方式であるが、本願発明の蒸気抜き孔付き餃子餃子蒸し焼き用小口容器では餃子を「蒸して焼く」ことを可能とした調理方式である。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1、2、3、4、5、6および7に記載の発明は、内部に一〜二人前の餃子を収容する大きさで平面視方形の周胴体と、この周胴体の上部全面を覆う上面体または蓋体とからなり、該該周胴体には複数個の蒸気抜き孔が設けられていると共に把手が設けられ、該上面体または蓋体の長手方向には凹部の溝が形成されると共に、該凹部の溝の底部には複数個の水滴下孔が複数個設けられていることを特徴とする蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を特徴とするものである。
本発明の請求項1〜7に記載の発明は、以下の効果を奏する。
1.本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を使用することにより、逐一ある小口(一〜二人分)の注文の餃子を餃子焼き鉄板の上に載せ、この小口注文の餃子をそれぞれ収納可能な大きさの蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器で囲繞して従来と同じ広さの餃子焼き鉄板の上面に部分的に次々と載置することで、順次ある小口の焼き餃子の注文にも個々に対応することができる。従って、注文に時間差があっても後で注文をした客を待たせることなく焼きたての餃子を次々に提供することができると云う効果を奏するものである。
2.本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器は、上面体または蓋体及び周胴体に複数個の蒸気抜き孔を把手とは離間した位置に設けているので、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の一側面に形成された蒸気抜き孔から該容器内に充満した蒸気が外部に噴出されるので、餃子を焼いている人の手首等に吹き出した熱い蒸気がかかって火傷を負う恐れがない。
3.本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器は、上面体または蓋体の長手方向には凹部の溝が形成されると共に、該凹部の溝の底部には複数個の水滴下孔が複数個設けられているので、該複数個の水滴下孔から蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内に並べて囲繞されている餃子の上に略均等に水又は湯をポタポタと滴下することができ、
滴下した水又は湯は加熱された餃子焼き鉄板で直ちに水蒸気となって餃子を蒸し上げ、その後加熱された餃子焼き鉄板と接する餃子の底を焼き上げるので一部の餃子が焦げ付いたり又は水分過多でふやけてしまうことがない。
4.蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の下端部の全周には、餃子焼き鉄板と接する水平片を先端に設けたスカート体が連接しているので、後で焼き始めた餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子を蒸し焼きするために湯を注入しても、餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の餃子焼き鉄板と接する下端部から水分が漏れ出すこと殆どなく、また、先に焼いている餃子蒸し焼き用小口容器内に外部から水分が入り込むことが無いので、折角パリッと焼き上がった焼き餃子の食感が損なわれることはないと云う効果を奏するものである。
上面体全面を長手方向の凹部状上面体とした蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の斜視図。 開閉自在の蓋体に長手方向中央部に凹部状の溝部を形成した蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の斜視図。 図1に示す蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の横断面図。 蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の周胴体の下端部にスカート部を連接した部分拡大図。 スカート部の変形例を示す部分拡大図。 スカート部の働きを示す説明図。 従来の餃子蒸し焼き用小口容器で餃子焼き鉄板に並べられた餃子を囲繞した状態図。 従来の餃子蒸し焼き用小口容器で餃子焼き鉄板に並べられた餃子を囲繞した状態図。
本願発明の実施の態様を図1〜6によって説明する。図1の符号1は、本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器であり、中空の周胴体2と凹部状上面体8(3)とで構成され、周胴体2の上端に凹部状上面体8(3)は溶接されて取り付けられている。符号4は周胴体2に形成された蒸気抜き孔であり、符号5は凹部状上面体8(3)に設けられた把手で、蒸気抜き孔4と把手5とは離間した位置に設けられている。
図1は、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の上面体の長手方向に凹部状の溝が形成された凹部状上面体8(3)が溶接されて取り付けられている。そして、該凹部状上面体8の底部には水滴下孔9が複数個設けられている。符号5は前記凹部状上面体8(3)を跨ぐようにして設けられた把手であり、該把手5から離間した位置の周胴体2の側面には蒸気抜き孔4が形成されている。図2は、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の周胴体2の一側上縁に周胴体2の全上縁を覆う蓋体6がヒンジ7により開閉自在に取り付けたタイプの蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1であり、該蓋体6の長手方向中央部に凹部状の溝部10が形成されている。そして、蓋体6の上面には把手5が設けられており、周胴体2の側面には蒸気抜き孔4が形成されている。図3は、図1に示す蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の横断面図であり、部号11は餃子焼き鉄板である。
図4および図5は、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の周胴体2の下端部の全周に、傾斜部13とその先端に餃子焼き鉄板11と密接する水平片14とからなるスカート部12を溶接などで該周胴体2の外方に連接したものである。蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の周胴体2の下端部の全周にスカート部12を連接して設けることにより、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1内に注いだ水又は湯が該周胴体2の下端部から滲出するのを防止することができるものである。図5はスカート部12の変形例であり、スカート部12は、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の周胴体2の下端部から外方に延びる水平部15と、その先端に連接する傾斜部16と、該傾斜部16の先端に餃子焼き鉄板11と密接する水平片14とからなるスカート部12を溶接などで該周胴体2の外方に連接したものである。
図6はスカート部12の働きを説明するものであって、加熱された餃子焼き鉄板11に載置された餃子17に本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1を被せて囲繞する。そして、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1の上面体の長手方向に凹部状の溝が形成された凹部状上面体8上に適量の水又は湯18を注ぐと、凹部状上面体8の底部に設けられた水滴下孔9から水又は湯18が水滴19となって餃子17や加熱された餃子焼き鉄板11にポタポタと滴下し、餃子焼き鉄板11に滴下すると直ちに加熱されて水蒸気20となる。この時に発生する水蒸気20によって餃子17は蒸し焼きされる。
また、加熱された餃子焼き鉄板11とスカート部12との間の空間部に入り込んだ水又は湯は、餃子焼き鉄板11で加熱されて直ちに水蒸気20となる。スカート部12の傾斜部13の先端部の水平片14と餃子焼き鉄板11とは密接しているので、例え、スカート部12の傾斜部13により矢印a方向の力が水蒸気20及び餃子焼き鉄板11とスカート部12との間の空間部に入り込んだ水又は湯に働いて矢印b方向に押し戻された状態になり、スカート部12の傾斜部13の先端部の水平片14と餃子焼き鉄板11との間から滲出することはない。そして、蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1内に充満する水蒸気20は、餃子17を蒸し上げると共に該小口容器1の周胴体2の側面に形成した蒸気抜き孔4から外部に吹き出される。
このようにして蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1内の餃子17は発生する蒸気によって蒸されると同時に加熱され、餃子17の下面は狐色になるまで焼き上げられて所要の時間餃子を蒸し焼きして蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1内の水分を飛ばし、その後蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器1を取り外し、餃子焼き鉄板11の上面の焼き上がった餃子17を餃子返しへらで取り皿に盛り付け、注文した客に焼き上がった餃子を提供する。
次に、先客から注文された餃子を蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内で蒸し焼きしている最中に、別の客から新たに一人分焼き餃子の注文を受けたならば、先の注文分の餃子を焼いている場所の隣のところの餃子焼き鉄板の上面の部分的に油を引き、その上に新たに注文を受けた分の餃子一人分を並置し、先の手順と同様、この並置した一人前分の餃子に蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を被せて囲い、内部に適量の湯を注いで蓋体を被せる。蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内の餃子を発生する蒸気によって蒸すと同時に加熱し、餃子の下面を狐色になるまで焼き上げ、所要の時間餃子を蒸し焼きして蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器内の水分を飛ばし、その後蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器を取り外し、餃子焼き鉄板の上面の焼き上がった餃子を餃子返しへらで取り皿に盛り付け、新たに注文した客に焼き上がった餃子を提供する。
このように、先に注文された餃子の調理中に更なる注文があったとしても、先に注文された餃子が焼き上がるのを待たずとも、餃子焼き鉄板の上面全面一杯に蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器が載置されるまで、新たな注文を受けることができる。次々に連続して注文を受けることができ、注文に時間差があっても後で注文をした客を待たせることなく焼きたての餃子を次々に提供することができる。また、従来の焼き餃子では水又は湯を注水して茹でた後に焼くと云う調理方式であるが、本願発明の蒸気抜き孔付き餃子餃子蒸し焼き用小口容器では餃子を「蒸して焼く」ことを可能とした調理方式である。
なお、本願発明の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器の実施例として平面視長方形形状のものについて説明してきたが、他に平面視形状として略正方形状や円形状とすることも可能である。
1 蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器、
2 周胴体、
3 上面体、
4 蒸気抜き孔、
5 把手、
6 蓋体、
7 ヒンジ、
8 凹部状上面体、
9 水滴下孔、
10 凹部状の溝部、
11 餃子焼き鉄板、
12 スカート部、
13 傾斜部、
14 水平片、
15 水平部、
16 傾斜部、
17 餃子、
18 水又は湯、
19 水滴、
20 水蒸気。

Claims (6)

  1. 内部に少数の餃子を収容する大きさの周胴体と、この周胴体の上部全面を覆う上面体とからなり、該周胴体には複数個の蒸気抜き孔が設けられていると共に上面体又は周胴体には蒸気抜き孔とは離間した位置に把手が設けられており、該上面体の長手方向には凹部状の溝が形成されると共に、該凹部状の溝の底部には水滴下孔が複数個設けられていることを特徴とする蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器。
  2. 内部に少数の餃子を収容する大きさの周胴体と、この周胴体の上部全面を覆う上面体とからなり、該上面体には複数個の蒸気抜き孔が設けられていると共に上面体又は周胴体には蒸気抜き孔とは離間した位置に把手が設けられており、該上面体の長手方向には凹部状の溝が形成されると共に、該凹部状の溝の底部には水滴下孔が複数個設けられていることを特徴とする蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器。
  3. 前記周胴体の下端部には、餃子焼き鉄板と接する水平片を先端に設けたスカート体が連接していることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器。
  4. 内部に少数の餃子を収容する大きさで周胴体と、一端が該周胴体の上部端にヒンジで開閉自在に設けられると共に周胴体の上部全面を覆う蓋体とからなり、該周胴体には複数個の蒸気抜き孔が設けられていると共に蒸気抜き孔とは離間した位置に把手が設けられ、該蓋体の長手方向には凹部の溝が形成されており、該凹部の溝の底部には複数個の水滴下孔が複数個設けられていることを特徴とする蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器。
  5. 該複数個の蒸気抜き孔は蓋体に設けられていると共に前記把手とは離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器。
  6. 前記周胴体の下端部には、餃子焼き鉄板と接する水平片を先端に設けたスカート体が連接していることを特徴とする請求項4又は5にいずれかに記載の蒸気抜き孔付き餃子蒸し焼き用小口容器。
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