JP5761330B2 - 発光装置の製造方法および蛍光体混合液 - Google Patents

発光装置の製造方法および蛍光体混合液 Download PDF

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Description

本発明は発光装置の製造方法およびその製造方法に好適に使用される蛍光体混合液に関する。
従来から、照明などの用途においてLED素子などの発光素子からの光を励起光として用いて蛍光体を発光させ、白色光を得る発光装置が開発されている。
このような発光装置としては、たとえば、発光素子から出射された青色光により黄色光を出射する蛍光体を用い、それぞれの光を混色させることで白色光とする発光装置や、発光素子から出射された紫外光により、青色・緑色・赤色の光を出射する蛍光体を用いて、蛍光体から出射された3色の光を混色させることで白色光とする発光装置などが知られている。
このような発光装置の構成として、発光素子を、蛍光体が分散された硬化性樹脂により直接的に封止した発光装置が開発されている。発光装置の用途が自動車のヘッドライトなどの高輝度が求められる領域に拡大していることもあり、現在では、発光素子の高出力化が進み、発光素子の発熱を招いているため、上述のように、蛍光体が封止剤に分散された形で直接的に発光素子上に設けられる場合には、発光素子の発熱により封止剤が熱劣化するときがある。
このような問題を解決するため、特許文献1では、蛍光体を、樹脂ではなく、セラミック溶液(セラミック前駆体溶液)中に分散し、発光素子を発熱による劣化の小さいセラミックにより封止することにより封止剤の劣化を防ぐ技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1の技術によれば、発光素子に耐久性を付与することは可能であるが、セラミック前駆体溶液に蛍光体を混合してその混合液を発光素子上に塗布すると、蛍光体の比重が大きいため、蛍光体が混合液中で沈殿してしまう。この場合、蛍光体を発光素子上で均一に存在させることが困難になり、放出される白色光にムラが生じ、発光装置間で色度のバラツキが発生する。
また、蛍光体をセラミック前駆体溶液に分散した塗布液を発光素子の実装パッケージに塗布する場合は、通常、マスク部材を用いて塗布液の塗布領域を所定領域に限定するが、マスク部材上に付着した蛍光体は廃棄されることが多い。蛍光体は一般的に高価であるため、マスク部材上に付着した場合であっても、回収され再利用されることが望まれる。
このような問題について、本発明者が検討したところ、塗布液の溶媒として2価以上の多価アルコールを用いてこれに一定の粒子を混合することで、塗布液を増粘可能であって蛍光体の沈殿を防止することができ、塗布の均一性を得ることができることを見出した。多価アルコールを用いる手法は特許文献2にも紹介されているが、特許文献2の技術では、単なる添加剤(表面硬化遅延剤)として使用しており(段落0012〜0014,0021など参照)、塗布液の溶媒として使用する場合とは目的が大きく異なっている。
しかしながら、蛍光体をセラミック前駆体溶液に分散した塗布液の溶媒として多価アルコールを用いる手法では、マスク部材上に付着した蛍光体がセラミック前駆体溶液により形成されるセラミックによって被覆されてマスク部材上に固着してしまい、回収・再利用することができなかった。
そこで再度検討を加え、蛍光体とセラミック前駆体溶液とを分離して塗布することとした。
具体的には、(i)蛍光体を多価アルコールに分散した混合液を、発光素子上に塗布して乾燥させ、蛍光体層を作製し、その後(ii)蛍光体層の上からセラミック前駆体溶液を塗布して焼成し、蛍光体層の蛍光体を発光素子上に固着することとした。
このように2段階で塗布することにより、セラミック前駆体溶液を塗布する前に、マスク部材を回収し、そのマスク部材から蛍光体を回収し再利用することができるようになった。
特開2000−349347号公報 特開2010−3776号公報
ここで、2段階目の蛍光体層にセラミック前駆体溶液を塗布する場合、蛍光体層にある程度の強度がないと、蛍光体層が剥離するという現象が発生した。
たとえば、1段階目の混合液をスプレーにより塗布し、その後、2段階目の混合液をスプレーにより塗布した場合には、スプレーの空気圧で蛍光体層が発光素子上から剥がれてしまった。
蛍光体層の強度を向上させるため、混合液中に一般的な酸化物微粒子などを混合してみても蛍光体層の強度は向上せず、また高分子の添加剤を混合してみると加熱時に着色が生じて発光色自体に色度のバラツキが発生した。
したがって、本発明の主な目的は、塗布液を、蛍光体を含む混合液とセラミック前駆体を含む混合液とに分けて2段階で塗布する場合に、1段階目で形成した蛍光体層の剥離を防止し、色度のバラツキの発生も抑制することができる発光装置の製造方法およびその製造方法で好適に使用される蛍光体混合液を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の一態様によれば、
発光素子と、前記発光素子から発された光を他の波長の光に変換する波長変換部とを、有する発光装置の製造方法において、
蛍光体と平板状粒子とを2価以上の多価アルコールに分散した第1の混合液を、前記発光素子上に塗布して乾燥させ、蛍光体層を形成する工程と、
透光性のセラミック前駆体を溶媒に分散した第2の混合液を、前記蛍光体層上に塗布して焼成し、前記波長変換部を形成する工程と、
を備える発光装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、
第1の混合液を、発光素子上に塗布して乾燥させ、蛍光体層を形成する工程と、
透光性のセラミック前駆体を溶媒に分散した第2の混合液を、前記蛍光体層上に塗布して焼成し、波長変換部を形成する工程と、
を備える発光装置の製造方法に使用される蛍光体混合液において、
蛍光体とその蛍光体よりも粒径の小さい平板状粒子とが2価以上の多価アルコールに分散された混合液であって、前記第1の混合液として使用されることを特徴とする蛍光体混合液が提供される。
本発明によれば、第1の混合液や蛍光体混合液中に特殊な平板状粒子が含有されているから、蛍光体層の強度が向上して蛍光体層の剥離を防止することができ、ひいては製造後の発光装置において色度のバラツキの発生を抑制することができる。
発光装置の概略構成を示す断面図である。 発光装置の製造装置(塗布装置)および製造方法を概略的に説明するための模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。
図1に示すとおり、発光装置100は、断面凹状のパッケージ1を有している。パッケージ1の凹部(底部)にはメタル部2(配線)が設けられ、メタル部2上に直方体状の発光素子であるLED素子3が配置されている。LED素子3は所定波長の光を出射する発光素子の一例であり、LED素子3のメタル部2に対向する面には突起電極4が設けられており、メタル部2とLED素子3とが突起電極4を介して接続されている(フリップチップ型)。
本実施形態では、LED素子3として青色LED素子を用いている。青色LED素子は、例えばサファイア基板上にn−GaN系クラッド層、InGaN発光層、p−GaN系クラッド層、及び透明電極を積層してなる。
パッケージ1の凹部にはLED素子3の周囲を封止するように波長変換部6が形成されている。波長変換部6は、LED素子3から出射される所定波長の光を、これとは異なる長波長の光に変換する部分であり、透光性を有するセラミック層中にLED素子3からの波長により励起されて、励起波長と異なる波長の蛍光を出す蛍光体が添加されている。
ここでは、LED素子3の周囲を封止するように波長変換部6が形成されているが、波長変換部6は、LED素子3の周囲(上面及び側面)のみに設けられればよく、パッケージ1の凹部には波長変換部6が設けられない構成とされてもよい。LED素子3の周囲のみに波長変換部6を設ける方法としては、波長変換部6を形成する際に、マスクを設置する方法等が用いられる。
続いて、発光装置100の製造方法について説明する。
発光装置100の製造方法は、主には、(1)蛍光体と平板状粒子とを2価以上の多価アルコールに分散した第1の混合液(蛍光体塗布液)を、LED素子3上に塗布して乾燥させ、蛍光体層を形成する工程と、(2)透光性のセラミック前駆体を溶媒に分散した第2の混合液(セラミック前駆体溶液)を、蛍光体層上に塗布して焼成し、波長変換部6を形成する工程と、を備えている。
はじめに、(1)の工程で使用する蛍光体や平板状粒子、分散媒、第1の混合液、工程の詳細などについて説明する。
(1.1)蛍光体
蛍光体は、LED素子3からの出射光の波長(励起波長)により励起されて、励起波長と異なる波長の蛍光を出射するものである。本実施形態では、青色LED素子から出射される青色光(波長420nm〜485nm)を黄色光(波長550nm〜650nm)に変換するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)蛍光体を使用している。
このような蛍光体は、Y、Gd、Ce、Sm、Al、La、Gaの酸化物、または高温で容易に酸化物となる化合物を使用し、それらを化学量論比で十分に混合して混合原料を得る。或いは、Y、Gd、Ce、Smの希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶液をシュウ酸で共沈したものを焼成して得られる共沈酸化物と、酸化アルミニウム、酸化ガリウムとを混合して混合原料を得る。そして、得られた混合原料にフラックスとしてフッ化アンモニウム等のフッ化物を適量混合して加圧し、成形体を得る。得られた成形体を坩堝に詰め、空気中1350〜1450℃の温度範囲で2〜5時間焼成し、蛍光体の発光特性を持つ焼結体を得る。
なお、本実施形態ではYAG蛍光体を使用しているが、蛍光体の種類はこれに限定されるものではなく、例えばCeを含まない非ガーネット系蛍光体等の他の蛍光体を使用することもできる。また、蛍光体の粒径が大きいほど発光効率(波長変換効率)は高くなる反面、有機金属化合物との界面に生じる隙間が大きくなって形成されたセラミック層の膜強度が低下する。従って、発光効率と有機金属化合物との界面に生じる隙間の大きさを考慮し、平均粒径が1μm以上50μm以下のものを用いることが好ましい。蛍光体の平均粒径は、例えば、島津製作所製 粒径測定装置 SALD-7000を用いて測定することができる。
(1.2)添加剤
(1.2.1)平板状粒子
乾燥時に平板状粒子が平面上に重なり合い、平面で蛍光体粒子を押さえる効果があり蛍光体層の強度が向上する。
平板状粒子とは、平均アスペクト比が10以上であることが特徴である。
ここで、平均アスペクト比とは、個々の平板状粒子のアスペクト比の個数平均のことであり、アスペクト比とは、平板状粒子の主平面の投影面積と同一面積を有する円相当直径を、該粒子の2枚の主平面間距離のうちの最大の値で定義される厚みで割った値のことを意味するものとする。
平板状粒子の平均アスペクト比は10以上であるが、好ましくは20以上である。このような平板状粒子を選択することにより、乾燥時に平板状粒子が平面上に重なり合い、平面で蛍光体粒子を押さえる効果があり、蛍光体層の強度が向上する。
平板状粒子の粒径は蛍光体より小さいものを用いる。平板状粒子は、平均粒径が1nm以上5μm以下のものを用いるのが好ましい。
平板状粒子の厚みは、好ましくは1μm以下であり、さらに好ましくは0.1μm以下である。
これらの形状は透過型電子顕微鏡を用いることができ、また平均粒径は島津製作所製 粒径測定装置 SALD-7000を用いて測定することができる。平均粒径を測定する場合は粒子を水やアルコール等の十分な分散性が得られる溶媒中に分散して測定を行う。
平板状粒子の形状は、先述の平均アスペクト比の条件を満たすものであれば、特に制限はなく、個々の主平面の形状は、円盤、多角形、楕円形、不定形状いずれであっても構わないし、これらの混合であっても構わない。
次に、平板状粒子の具体例を示す。
無機系の平板状粒子としては、マスコバイト(白雲母)、フロゴバイト(金雲母)、バイオタイト(黒雲母)、セリサイト(絹雲母)、フッ素金雲母(人造雲母)などの雲母(マイカ)類や、カオリン(クレー)、タルク(滑石)、モンモリロナイトなどの他、薄片状の、酸化アルミニウム・酸化チタン・酸化亜鉛・酸化ケイ素やこれらを複合したもの、平板状の炭酸カルシウムなど、更には、平板状に形状制御された塩化銀、臭化銀、沃化銀、沃臭化銀、臭塩化銀、沃塩化銀、沃臭塩化銀等のハロゲン化銀などが用いられるが、層状ケイ酸塩鉱物が特に好ましい。
層状ケイ酸塩鉱物としては、雲母構造、カオリナイト構造、スメクタイト構造等の構造を有する膨潤性粘土鉱物が好ましく、膨潤性に富むスメクタイト構造が特に好ましい。スメクタイト構造の層間に溶媒が進入して膨潤したカードハウス構造をとるため、第1の混合液の粘性を大幅に増加させる効果があるためである。
このような層状ケイ酸塩鉱物は、第1の混合液中で層状ケイ酸塩鉱物の含有量が1重量%未満になると、蛍光体層の強度と第1の混合液の粘度を増加させる効果が十分に得られない。一方、層状ケイ酸塩鉱物の含有量が20重量%を超えると、加熱後の透明性が低下する。従って、層状ケイ酸塩鉱物の含有量は1重量%以上20重量%以下とすることが好ましく、1重量%以上10重量%以下がより好ましい。
溶媒との相溶性を考慮して、層状ケイ酸塩鉱物の表面をアンモニウム塩等で修飾(表面処理)したものを適宜用いることもできる。
(1.2.2)無機粒子
平板状粒子を用いることで蛍光体層の強度と第1の混合液の粘度を向上させることができるが、必要に応じて無機粒子(酸化物微粒子など)も添加することでさらに蛍光体層の強度と第1の混合液の粘度を向上することができる。
無機粒子は、混合液の粘性を増加させる増粘効果だけでなく、有機金属化合物と、蛍光体との界面に生じる隙間を埋める充填効果、及び加熱後のセラミック層(波長変換部)の膜強度を向上させる膜強化効果も有する。
本発明に用いられる無機粒子としては、酸化ケイ素(シリカなど)、酸化チタン、酸化亜鉛等の酸化物微粒子、フッ化マグネシウム等のフッ化物微粒子等が挙げられる。特に、有機金属化合物としてポリシロキサン等の含ケイ素有機化合物を用いる場合、形成されるセラミック層に対する安定性の観点から酸化ケイ素の微粒子を用いることが好ましい。
セラミック層中における無機粒子の含有量が1重量%未満になると上述したそれぞれの効果が十分に得られない。一方、無機粒子の含有量が20重量%を超えると加熱後のセラミック層の強度が低下する。従って、セラミック層中における無機粒子の含有量は1重量%以上20重量%以下とすることが好ましく、1重量%以上10重量%以下がより好ましい。また、無機粒子の平均粒径は、上述したそれぞれの効果を考慮して0.001μm以上50μm以下のものを用いることが好ましい。無機粒子の平均粒径は、例えば島津製作所製 粒径測定装置 SALD-7000を用いて測定することができる。
(1.3)分散媒
分散媒として2価以上の多価アルコールを使用する。
2価以上のアルコールを分散媒として用いることで、その他のアルコールを用いるよりも第1の混合液の粘度を高くすることができ、蛍光体の沈殿防止効果を得やすくなる。
2価以上の多価アルコールとしては溶媒として用いることができればいずれのアルコールでも使用できるが、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール等が挙げられる。
また、2価以上の多価アルコールは一般的に1価のアルコールに比べて沸点が高いため、分散媒の蒸発によるスプレー装置のノズル開口部での蛍光体凝集やノズル詰まりが発生を抑えることができる。
なお、第1の混合液を発光素子上に塗布した後の乾燥工程の観点から、2価以上のアルコールとしては沸点が250℃以下のものが好ましい。沸点が250℃よりも高くなると分散媒の蒸発が遅くなり、発光素子上に塗布した第1の混合液が流れて蛍光体の分布が不均一になりやすく均一な蛍光体層の形成が難しくなるが、沸点が250℃以下であれば、発光素子上に塗布した第1の混合液が流れずに蛍光体が均一な分布状態のまま乾燥することができ、均一な蛍光体層の形成が可能となる。
2価以上のアルコールとしては、具体的にはエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールが好ましい。
(1.4)第1の混合液(蛍光体塗布液)の調製
第1の混合液の調製手順としては、単に、蛍光体や平板状粒子を分散媒に混合すればよい。当該第1の混合液には無機粒子が含まれてもよいし、イソプロピルアルコールなどの上記分散媒以外のほかの分散媒が含まれてもよい。
分散媒としては、上記のとおり2価の多価アルコールを使用することができ、これに代えて、2価以上の多価アルコールと、イソプロピルアルコールなどの沸点が100℃以下の分散媒(溶媒)とを、混合した混合分散媒を使用することもできる。かかる混合分散媒を使用することで、発光素子上に塗布した第1の混合液の分散媒の蒸発速度を所望の速度に調整することが可能となる。
分散媒として、2価以上の多価アルコールと沸点が100℃以下の分散媒とを、混合した混合分散媒を使用する場合の2価以上の多価アルコールに対する100℃以下の分散媒(溶媒)の比率は、0.70以上1.50以下とするのが好ましい。100℃以下の分散媒(溶媒)としては、具体的にはイソプロピルアルコール、エタノール、メタノール、n−プロパノール、純水が好ましい。
第1の混合液の粘度は10〜1000cPであり、好ましくは12〜500cPであり、さらに好ましくは20〜400cPである。
また、蛍光体、平板状粒子をセラミック前駆体溶液に分散して蛍光体塗布液とした場合、調製から時間が経つと化学反応を起こして、粘度が塗布するのに好ましくない粘度にまで上昇してしまう場合があり、蛍光体塗布液のポットライフが短くなってしまうが、第1の混合液のように、セラミック前駆体を含まない混合液とすれば、粘度の上昇が発生せずポットライフを長くすることが出来る。
第1の混合液は蛍光体混合液の一例である。
(1.5)第1の混合液の塗布
(1.5.1)塗布装置
第1の混合液を塗布する場合、たとえば図2の塗布装置10が使用される。
塗布装置10は、主に、上下,左右,前後に移動可能な移動台20と、上記で説明した第1の混合液(40)を噴射可能なスプレー装置30と、を有している。
スプレー装置30は移動台20の上方に配置されている。
スプレー装置30はエアーが送り込まれるノズル32を有しており、ノズル32にはエアーを送り込むためのエアーコンプレッサー(図示略)が接続されている。ノズル32の先端部の孔径は20μm〜2mmであり、好ましくは0.1〜0.3mmである。ノズル32は移動台20と同様に、上下,左右,前後に移動可能となっている。
たとえば、ノズル32としてはアネスト岩田社製スプレーガンW-101-142BPGが、コンプレッサーとしてはアネスト岩田社製OFP-071Cがそれぞれ使用される。
ノズル32は角度調整も可能であり、移動台20(またはこれに設置されるパッケージ1)に対し傾斜させることができるようになっている。被噴射物(パッケージ1)に対するノズル32の角度は、当該被噴射物から垂直方向を0°とした場合、0〜60°の範囲であることが好ましい。
ノズル32には連結管34を介してタンク36が接続されている。タンク36には第1の混合液40が貯留されている。タンク36には撹拌子が入っており、第1の混合液40が常に撹拌されている。第1の混合液40を撹拌すれば、比重の大きい蛍光体の沈降を抑止することができ、蛍光体が第1の混合液40中で分散した状態を保持することができる。
たとえば、タンクとしてはアネスト岩田社製PC-51が使用される。
(1.5.2)第1の混合液の塗布
実際に第1の混合液40を塗布する場合には、(LED素子3をあらかじめ実装した)複数のパッケージ1を移動台20に設置し、パッケージ1とスプレー装置30のノズル32との位置関係を調整する(位置調整工程)。
詳しくは、パッケージ1を移動台20に設置し、パッケージ1とノズル32の先端部とを対向配置する。パッケージ1とノズル32との距離を離すほど第1の混合液40を均一に塗布することが可能であるが、膜強度が低下する傾向もあるため、パッケージ1とノズル32の先端部との距離は3〜30cmの範囲に保持することが適している。
その後、パッケージ1とノズル32とを互いに相対移動させながら、ノズル32から第1の混合液40を噴射してパッケージ1に混合液40を塗布する(噴射・塗布工程)。
詳しくは、一方では、移動台20とノズル32とを移動させてパッケージ1とノズル32とを前後左右に移動させる。移動台20とノズル32とのうちいずれか一方の位置を固定し、他方を前後左右に移動させてもよい。また、移動台20の移動方向と直交する方向にLED素子3を複数配置し、ノズル32を移動台20の移動方向と直交する方向に移動させながら塗布する方法も好ましく用いられる。他方では、ノズル32にエアーを送り込み、混合液40をノズル32の先端部からパッケージ1に向けて噴射する。パッケージ1とノズル32との距離についてはエアーコンプレッサーの圧力を考慮して上記の範囲で調整可能である。たとえば、ノズル32の入り口部(先端部)の圧力が0.14MPaとなるようにコンプレッサーの圧力を調整する。
以上の操作により、第1の混合液40をLED素子3上に塗布することができ、その後に塗布後の第1の混合液40を加熱し乾燥させ、蛍光体層を形成することができる。
上記スプレー距離、圧力、角度やノズル32の移動速度を調整することで、パッケージ1上への第1の混合液40の塗布量を調整することで所望の色度を得ることができる。例えば、ある特定の混合比で調製された第1の混合液40を、ノズル32を移動させながら、固定されたパッケージ1上に塗布する場合、ノズル32の移動速度は速いほうがパッケージ1上で塗布できる時間は短くなるので、塗布量は少なくなる。
第2の混合液についても同様に塗布量を調整して所望の膜強度を得ることができる。
なお、第1の混合液40をLED素子3上に塗布する際に、複数のパッケージ1を50℃以上250℃以下に加熱しても良い。
パッケージ1を加熱することで、第1の混合液40のLED素子3上での蒸発速度の調整が可能となり、例えば第1の混合液40に沸点が250℃よりも高い分散媒を使用しても、LED素子3上で第1の混合液40が流れてしまうことを防止することができる。
次に、(2)の工程で使用する第2の混合液(セラミック前駆体)や、工程の詳細などについて説明する。
(2.1)第2の混合液(セラミック前駆体溶液)
第2の混合液は、セラミック前駆体としての金属化合物を溶媒に分散させた溶液であり、透光性のセラミックスを形成することができれば金属の種類に制限はない。
(2.1.1)ゾル−ゲル溶液
第2の混合液としては、加水分解等の反応によりゲル化した後、ゲルを加熱することによりセラミックスが形成されるもの(ゾルゲル溶液)であってもよいし、溶媒成分を揮発させることにより、ゲル化することなく直接セラミックスが形成されるものであってもよい。
前者(ゾルゲル溶液)の場合、金属化合物は有機化合物でもよいし無機化合物でもよい。好ましい金属化合物としては、例えば、金属アルコキシド、金属アセチルアセトネート、金属カルボキシレート、硝酸塩、酸化物などが挙げられる。中でも金属アルコキシドは、加水分解と重合反応によりゲル化し易いため好ましく、特にテトラエトキシシランが好ましい。複数種の金属化合物を組み合わせて使用してもよい。第2の混合液としては、上記金属化合物の他、加水分解用の水、溶媒、触媒等を適宜含有させることが好ましい。
溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール類が挙げられる。
触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、フッ酸、アンモニア等が挙げられる。
金属化合物としてテトラエトキシシランを用いる場合、テトラエトキシシラン100質量部に対して、エチルアルコール138質量部、純水52質量部とすることが好ましい。この場合、ゲルを加熱する際の加熱温度は120〜250℃が好ましく、LED素子3等の劣化をより抑制する観点からは120〜200℃とすることがより好ましい。また、金属化合物としてポリシロキサンを用いる場合、塗布後の加熱温度は120〜500℃が好ましく、LED素子3等の劣化をより抑制する観点からは120〜200℃とすることがより好ましい。金属化合物として用いるポリシロキサンとしては、アルキル基やフェニルキ基を有するシルセスキオキサンを用いることもできる。
(2.1.2)ポリシラザン
セラミック前駆体としてポリシラザンも使用可能である。
本発明で用いられるポリシラザンとは下記一般式(i)で表される。
(RSiNR … (i)
式(i)中、R1、R2、およびR3はそれぞれ独立して水素原子またはアルキル基、アリール基、ビニル基、シクロアルキル基を表し、R1、R2、R3のうち少なくとも1つは水素原子であり、好ましくはすべてが水素原子であり、nは1〜60の整数を表す。
ポリシラザンの分子形状はいかなる形状であってもよく、例えば、直鎖状または環状であってもよい。
上記式(i)に示すポリシラザンと必要に応じた反応促進剤を、適切な溶媒に溶かして塗布し、加熱やエキシマ光処理、UV光処理を行うことで硬化し、耐熱性、耐光性の優れたセラミック膜を作製することができる。特に、170〜230nmの範囲の波長成分を含むUVU放射線(例えばエキシマ光)を照射して硬化させた後に、加熱硬化を行うとさらに水分の浸透防止効果を向上させることができる。
反応促進剤としては酸、塩基などを用いることが好ましいが用いなくても良い。反応促進剤としては例えばトリエチルアミン、ジエチルアミン、N,N-ジエチルエタノールアミン、N,N-ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、塩酸、シュウ酸、フマル酸、スルホン酸、酢酸やニッケル、鉄、パラジウム、イリジウム、白金、チタン、アルミニウムを含む金属カルボン酸塩などが挙げられるがこれに限られない。
反応促進剤を用いる場合に特に好ましいのは金属カルボン酸塩であり、添加量はポリシラザンを基準にして0.01〜5mol%が好ましい添加量である。
溶媒としては脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン炭化水素、エーテル類、エステル類を使用することができる。好ましくはメチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルフルオライド、クロロホルム、四塩化炭素、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、エチルブチルエーテルである。
また、ポリシラザン濃度は高い方が好ましいが、濃度の上昇はポリシラザンの保存期間の短縮につながるため、ポリシラザンは、溶媒中に5質量%以上50質量%以下で溶解していることが好ましい。
セラミック前駆体としてポリシラザンを用いる場合、塗布後の加熱温度は120〜500℃が好ましく、LED素子3等の劣化をより抑制する観点からは120〜200℃とすることがより好ましい。
(2.2)第2の混合液の塗布
第2の混合液を塗布する場合は、第1の塗布液を塗布した場合と同様にして、図2の塗布装置10を使用し、第2の混合液を蛍光体層上に塗布することができ、その後に塗布後の第2の混合液を焼成することで波長変換部6を形成する(完成させる)ことができる。
以上の本実施形態によれば、第1の混合液40中には特殊な平板状粒子が含有されているから、第1の混合液40を塗布・乾燥させ形成した蛍光体層の強度が向上し、蛍光体層の剥離を防止することができ、ひいては製造後の発光装置100において色度のバラツキの発生を抑制することができる。
また第1の混合液(蛍光体塗布液)を加熱して乾燥し蛍光体層を形成した後、第2の混合液(セラミック前駆体溶液)を塗布することで、蛍光体層に第2の混合液を含侵させることができ、その後に第2の混合液を焼成することで、十分な強度を有する波長変換部6とすることができる。
なお、塗布装置30を用いるのに代えて、ディスペンサーやインクジェット装置を用いて蛍光体塗布液(第1の混合液40)やセラミック前駆体溶液(第2の混合液)を塗布(滴下または吐出)するようにしてもよい。
ディスペンサーを使用する場合は、塗布液の滴下量を制御可能で、蛍光体などのノズル詰まりが発生しないようなノズルを用いる。たとえば、武蔵エンジニアリング社製の非接触ジェットディスペンサーや同社のディスペンサーを用いることができる。
インクジェット装置を使用する場合も、塗布液の吐出量を制御可能で、蛍光体などのノズル詰まりが発生しないようなノズルを用いる。たとえば、コニカミノルタIJ社製のインクジェット装置を用いることができる。
(1)サンプルの準備
(1.1)LED装置
開口径3mm、底面直径2mm、壁面角度60°の円形パッケージ中に、縦200μm×横200μm×高さ200μmの大きさの青色LEDを、フリップチップタイプで実装した。
(1.2)蛍光体
黄色蛍光粒子は下記の方法で作製したものを用いた。
下記蛍光体原料を十分に混合した混合物をアルミ坩堝に充填し、これにフラックスとしてフッ化アンモニウム等のフッ化物を適量混合し、水素含有窒素ガスを流通させた還元雰囲気中において、1350〜1450℃の温度範囲で2〜5時間焼成して焼成品((Y0.72Gd0.243Al5O12:Ce0.04)を得た。
Y2O3 … 7.41g
Gd23 … 4.01g
CeO2 … 0.63g
Al2O3 … 7.77g
その後、得られた焼成品を粉砕、洗浄、分離、乾燥することで所望の蛍光体を得た。得られた蛍光体を粉砕して10μm程度の粒径の蛍光体粒子としたものを用いた。得られた蛍光体について、組成を調べたところ、所望の蛍光体であることを確認でき、波長465nmの励起光における発光波長を調べたところ、おおよそ波長570nmにピーク波長を有していた。
(2)サンプルの作製
以下の実施例及び比較例において示されるg数は液中の各成分の質量比であり、実際に調製する量とは異なる。
(2.1)比較例1
蛍光体0.85g、ポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)2.14gを混合して混合液を作製した。この混合液の粘度は3cpであった。この混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで波長変換部を形成した。
このときのスプレー圧力は0.1MPaとし、スプレーノズルがパッケージ上を移動する速度(塗布速度)は50mm/sとした。また、スプレーノズルからサンプルまでの距離は15cmとなるようにした。スプレーノズルからサンプルまでの距離はスプレーノズルがパッケージの真上を通過するときのスプレーノズルからサンプルまでの距離とする。
(2.2)比較例2
蛍光体0.85gおよびプロピレングリコール1gを混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
このときのスプレー圧力は0.1MPaとし、スプレーノズルがパッケージ上を移動する速度は80mm/sとした。スプレーノズルからサンプルまでの距離は15cmとなるようにした。
その後、波長変換部の前駆体上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成して波長変換部を固着し完成させた。この場合も、スプレー圧力は0.1MPaとし、スプレーノズルがパッケージ上を移動する速度は70mm/sとした。
(2.3)比較例3
無機粒子(日本アエロジル株式会社製RX300,粒径7nm)0.04gおよび蛍光体0.81gをプロピレングリコール1g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は第1の混合液のスプレー圧力を0.15MPaとした以外は比較例2と同様な条件とした。
(2.4)実施例1
合成雲母(ミクロマイカMK-100、平均粒径4μm、コープケミカル社製)0.04gおよび蛍光体0.81gをプロピレングリコール1g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は比較例3と同様な条件とした。
(2.5)実施例2
無機粒子(日本アエロジル株式会社製RX300,粒径7nm)0.04g、スメクタイト(ルーセンタイトSWN、平均粒径50nm、コープケミカル社製)0.04gおよび蛍光体0.77gをエチレングリコール1g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は、第1の混合液の塗布速度を50mm/s、スプレー圧力を0.15MPa、第2の混合液の塗布速度を70mm/s、スプレー圧力を0.1MPaとした。
(2.6)実施例3
無機粒子(日本アエロジル株式会社製RX300,粒径7nm)0.065g、スメクタイト(ルーセンタイトSWN、平均粒径50nm、コープケミカル社製)0.025gおよび蛍光体1gを、プロピレングリコール1gとイソプロピルアルコール0.75g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は実施例2と同様な条件とした。
(2.7)実施例4
無機粒子(日本アエロジル株式会社製RX300,粒径7nm)0.065g、スメクタイト(ルーセンタイトSWN、平均粒径50nm、コープケミカル社製)0.025gおよび蛍光体1gを、プロピレングリコール1gとイソプロピルアルコール1g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は実施例2と同様な条件とした。
(2.8)実施例5
無機粒子(日本アエロジル株式会社製RX300,粒径7nm)0.065g、スメクタイト(ルーセンタイトSWN、平均粒径50nm、コープケミカル社製)0.025gおよび蛍光体1gを、1,3−ブタンジオール1gとイソプロピルアルコール0.75g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は実施例2と同様な条件とした。
(2.9)実施例6
無機粒子(日本アエロジル株式会社製RX300,粒径7nm)0.065g、スメクタイト(ルーセンタイトSWN、平均粒径50nm、コープケミカル社製)0.025gおよび蛍光体1gを、1,3−ブタンジオール0.75gとイソプロピルアルコール1g中に混合して第1の混合液を作製した。この第1の混合液を、図2の塗布装置を用いてLED装置上にスプレー塗布し、50℃で1時間乾燥させ蛍光体層を形成した。
その後、蛍光体層の上から第2の混合液としてポリシロキサン分散液(ポリシロキサン14質量%、IPA86質量%)をスプレー塗布し、150℃で1時間焼成することで蛍光体層の蛍光体を固着させ、波長変換部を形成した。
スプレー塗布条件は実施例2と同様な条件とした。
(2.10)実施例7
実施例1のサンプルの作製において、合成雲母の代わりにスメクタイト(ルーセンタイトSWN、平均粒径50nm、コープケミカル社製)を用いるとともに、第2の混合液としてポリシラザン(AZエレクトロニックマテリアルズ株式会社製NL120-20質量%)を用いた。
それ以外は実施例1のサンプルと同様に実施例7のサンプルを作製した。
スプレー塗布条件は、第1の混合液の塗布速度を70mm/s、スプレー圧力を0.15MPa、第2の混合液の塗布速度を70mm/s、スプレー圧力を0.1MPaとした。
(2.11)実施例8
実施例3のサンプルの作製において、第2の混合液としてポリシラザン(AZエレクトロニックマテリアルズ株式会社製NN120-20質量%)を用いた。
それ以外は実施例3のサンプルと同様に実施例8のサンプルを作製した。
スプレー塗布条件は実施例2と同様な条件とした。
(2.12)実施例9
実施例3のサンプルの作製において、第1の混合液においてプロピレングリコールに代えて1,3−ブタンジオールを使用し、第2の混合液としてポリシラザン(AZエレクトロニックマテリアルズ株式会社製NN120-20質量%)を用いた。
それ以外は実施例3のサンプルと同様に実施例9のサンプルを作製した。
スプレー塗布条件は実施例2と同様な条件とした。
(3)サンプルの評価
(3.1)粘度の測定
測定装置として振動式粘度計(CBC社製VM−10A−L)を用いて第1の混合液の粘度を測定した。測定は、作成した第1の混合液を1時間静置した後に行った。測定結果を各サンプルの組成などと併せて表1に示す。なお、粘度の測定値は測定を開始してから1分経過したときの値である。
(3.2)色度バラツキ評価
各条件で作製したサンプルをそれぞれ5個ずつ選定して色度を測定し、各サンプル間での色度ズレを比較した。測定装置としてコニカミノルタセンシング社製分光放射輝度計CS-1000Aを用いた。
その後、測定値から標準偏差を算出し、色度の均一性を比較・評価した。結果を表2に示す。評価の指標として、標準偏差が0.02以下であれば色度のバラツキにおいて実用上問題がないものとした。評価は標準偏差の平均値でおこない、下記の基準(◎,○,×)で示した。
「◎」…0.01以下である
「○」…0.01より大きく、0.02以下である
「×」…0.02より大きい
Figure 0005761330
Figure 0005761330
(4)まとめ
比較例1のサンプルでは、塗布液が蛍光体とセラミック前駆体とで分離されずに混合した状態で塗布され、その塗布液中に平板状粒子も含有されていないため、塗布液自体の粘度が低く、色度のバラツキも大きかった。
比較例2のサンプルでは、第1の混合液中に平板状粒子が含有されていないため、蛍光体層の強度が弱く、第2の混合液を塗布する際に蛍光体層に剥離が確認され、色度のバラツキもあった。
比較例3のサンプルでは、第1の混合液中に球状粒子が含有されているものの、蛍光体層の強度が向上しておらず、この場合も、第2の混合液を塗布する際に蛍光体層に剥離が確認され、色度のバラツキもあった。
これに対し、実施例1〜9のサンプルでは、蛍光体層の強度が向上し、色度のバラツキの発生も抑制されていた。
以上から、塗布液を、蛍光体を含みセラミック前駆体を含まない第1の混合液とセラミック前駆体を含む第2の混合液とに分けて2段階で塗布する場合であって、第1の混合液中に平板状粒子を含有させることは、1段階目で形成した蛍光体層の剥離を防止し、発光装置における色度のバラツキの発生も抑制する上で、有用であることがわかる。
特に、実施例1と実施例2〜9との比較から、平板状粒子としてスメクタイト構造の層状ケイ酸塩鉱物を使用すると、その効果は顕著に現れた。
本発明は、蛍光体層の剥離を防止し、色度のバラツキの発生も抑制するのに好適に利用することができる。
1 パッケージ
2 メタル部
3 LED素子
4 突起電極(バンプ)
6 波長変換部
10 塗布装置
20 移動台
30 スプレー装置
32 ノズル
34 連結管
36 タンク
40 第1の混合液
100 発光装置

Claims (10)

  1. 発光素子と、前記発光素子から発された光を他の波長の光に変換する波長変換部とを、有する発光装置の製造方法において、
    蛍光体と平板状粒子とを2価以上の多価アルコールに分散した第1の混合液を、前記発光素子上に塗布して乾燥させ、蛍光体層を形成する工程と、
    透光性のセラミック前駆体を溶媒に分散した第2の混合液を、前記蛍光体層上に塗布して焼成し、前記波長変換部を形成する工程と、
    を備える発光装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の発光装置の製造方法において、
    前記平板状粒子が層状ケイ酸塩鉱物であることを特徴とする発光装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の発光装置の製造方法において、
    前記多価アルコールは沸点が250℃以下であることを特徴とする発光装置の製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の発光装置の製造方法において、
    前記第1の混合液は、蛍光体とその蛍光体よりも粒径の小さい平板状粒子とを、2価以上の多価アルコールと100℃以下の溶媒とを混合した混合分散媒に分散して得た混合液であることを特徴とする発光装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の発光装置の製造方法において、
    前記混合分散媒は、2価以上の多価アルコールに対する100℃以下の溶媒の比率が、0.70以上1.50以下であることを特徴する発光装置の製造方法。
  6. 第1の混合液を、発光素子上に塗布して乾燥させ、蛍光体層を形成する工程と、
    透光性のセラミック前駆体を溶媒に分散した第2の混合液を、前記蛍光体層上に塗布して焼成し、波長変換部を形成する工程と、
    を備える発光装置の製造方法に使用される蛍光体混合液において、
    蛍光体とその蛍光体よりも粒径の小さい平板状粒子とが2価以上の多価アルコールに分散された混合液であって、前記第1の混合液として使用されることを特徴とする蛍光体混合液。
  7. 請求項6に記載の蛍光体混合液において、
    前記平板状粒子が層状ケイ酸塩鉱物であることを特徴とする蛍光体混合液。
  8. 請求項6または7に記載の蛍光体混合液において、
    前記多価アルコールは沸点が250℃以下であることを特徴とする蛍光体混合液。
  9. 請求項6または7に記載の蛍光体混合液において、
    蛍光体とその蛍光体よりも粒径の小さい平板状粒子とが、2価以上の多価アルコールと100℃以下の溶媒とを混合した混合分散媒に分散された混合液であることを特徴とする蛍光体混合液。
  10. 請求項9に記載の蛍光体混合液において、
    前記混合分散媒は、2価以上の多価アルコールに対する100℃以下の溶媒の比率が、0.70以上1.50以下であることを特徴する蛍光体混合液。
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