JP5754462B2 - 印刷設定装置、及び印刷設定装置の制御プログラム - Google Patents

印刷設定装置、及び印刷設定装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のキャリブレーション方法を実行可能な画像形成装置により出力される印刷データの印刷設定を行う印刷設定装置、及び当該印刷設定装置の制御プログラムに関する。
カラーマネジメントの市場では、デバイス値と測色値からなる多数のデータセットが業界標準色として配布されている。業界標準色の例として、ISOの国際標準に準拠するJapanColor2011やFogra39やGRACol等が挙げられる。また、これらの業界標準色に基づいて作成されたプロファイルも市場に出回っている
近年、市場ではグレーの色再現が重要視されているため、それぞれの業界標準色に適したグレーキャリブレーション方法が提示されるようになった。IDEAlliance(International Digital Enterprise Alliance)により、GRAColに適したグレーキャリブレーション方法としてG7 Calibrationが提示されたのは、その一例である。その他にも、プリンターメーカーにより独自に開発されたグレーキャリブレーションが多数存在することが知られている。
これらのグレーキャリブレーションによる補正方法は、それぞれ独自の考え方に基づいて決められているため、異なるグレーキャリブレーションが用いられた場合には、異なる補正結果が得られることになる。従って、様々な業界にいるユーザーの要望に応えることができるように、それぞれの業界標準色に適した複数のグレーキャリブレーション方法から一つの方法を選択できるようにした印刷システムが普及しつつある。その結果、一つの印刷システム内に複数のキャリブレーション方法が混在することになり、例えば、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法が現在プリンターに登録されていないような場合には、ユーザーが期待した通りの色再現精度を得ることができないという問題が生じることになった。
これに関連して、下記の特許文献1には、テストパターンの印刷結果に応じて装置の機械的条件(例えば、紙送り量、乾燥時の温度・風力、ヘッド速度等)の設定調整を実行するプリンターが提案されている。また、下記の特許文献2には、プリンターの出力濃度と標準濃度との関係を規定するキャリブレーションデータが所定の条件を満たすときに警告情報を表示する出力濃度調整システムが提案されている。また、下記の特許文献3には、カラーチャート出力時の紙種情報が埋め込まれた複数のプロファイルを取得し、それらのプロファイルから抽出した紙種情報と印刷時の紙種情報とを比較し、その比較結果から抽出した一又は複数のプロファイルを選択可能に表示する印刷指示端末が提案されている。
しかしながら、これらの特許文献に提案された技術を用いたとしても、カラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法が現在プリンターに登録されていない場合に出力画像の色再現精度が劣化するという問題は依然として解決されない。
特開2012−178800号公報 特開2007−6208号公報 特開2011−223620号公報
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法が画像形成装置に登録されていない場合に、出力画像の色再現精度が劣化することを防止する印刷設定装置、及び当該印刷設定装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数のキャリブレーション方法を実行可能な画像形成装置により出力される印刷データの印刷設定を行う印刷設定装置であって、前記印刷データの色変換に用いられるカラープロファイルとして、複数のカラープロファイルから一つのカラープロファイルを選択する選択部と、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルの作成時に実行された第1のキャリブレーション方法と、前記画像形成装置に現在登録されている第2のキャリブレーション方法と、が互いに一致するかどうかを、前記選択部により選択された一つのカラープロファイル、及び前記第2のキャリブレーション方法による補正の前後における前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係を示すキャリブレーションテーブルを参照して判定する判定部と、前記判定部による判定結果をユーザーに通知する第1の通知部と、を有する印刷設定装置。
(2)前記判定部は、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルに予め記述された識別情報から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする上記(1)に記載の印刷設定装置。
(3)前記判定部は、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする上記(1)に記載の印刷設定装置。
(4)前記判定部は、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記第1のキャリブレーション方法を識別することを特徴とする上記(3)に記載の印刷設定装置。
(5)前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記複数のカラープロファイルのうちの前記選択部により選択された一つのカラープロファイルとは異なる他のカラープロファイルであって、その作成時に前記第1のキャリブレーション方法が実行されたカラープロファイルを検索する検索部と、前記検索部による前記他のカラープロファイルの検索結果をユーザーに通知する第2の通知部と、をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の印刷設定装置。
(6)前記検索部は、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに予め記述された識別情報から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする上記(5)に記載の印刷設定装置。
(7)前記検索部は、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする上記(5)に記載の印刷設定装置。
(8)前記検索部は、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め装置内に記憶された、前記複数のキャリブレーション方法のそれぞれによる補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することを特徴とする上記(7)に記載の印刷設定装置。
(9)前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記第1のキャリブレーション方法に合わせて前記キャリブレーションテーブルを最適化する最適化部をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の印刷設定装置。
(10)前記最適化部は、前記第2のキャリブレーション方法による補正前のデバイス値に対応するデバイス非依存値の測色値と、予め装置内に記憶された、前記第1のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値と、を参照して、前記キャリブレーションテーブルの代わりに用いるべき新たなキャリブレーションテーブルを作成することを特徴とする上記(9)に記載の印刷設定装置。
(11)前記測色値は、予め装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値、及び前記キャリブレーションテーブルに示される前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係から演算されることを特徴とする上記(10)に記載の印刷設定装置。
(12)前記デバイス非依存値はL値であることを特徴とする上記(3)、(4)、(7)、(8)、(10)、(11)のいずれか1つに記載の印刷設定装置。
(13)複数のキャリブレーション方法を実行可能な画像形成装置により出力される印刷データの印刷設定を行う印刷設定装置の制御プログラムであって、前記印刷データの色変換に用いられるカラープロファイルとして、複数のカラープロファイルから一つのカラープロファイルを選択する手順(A)と、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルの作成時に実行された第1のキャリブレーション方法と、前記画像形成装置に現在登録されている第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイル、及び前記第2のキャリブレーション方法による補正の前後における前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係を示すキャリブレーションテーブルを参照して判定する手順(B)と、前記手順(B)での判定結果をユーザーに通知する手順(C)と、を前記印刷設定装置に実行させるための制御プログラム。
(14)前記手順(B)では、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルに予め記述された識別情報から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする上記(13)に記載の制御プログラム。
(15)前記手順(B)では、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする上記(13)に記載の制御プログラム。
(16)前記手順(B)では、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記第1のキャリブレーション方法を識別することを特徴とする上記(15)に記載の制御プログラム。
(17)前記手順(B)で前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記複数のカラープロファイルのうちの前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルとは異なる他のカラープロファイルであって、その作成時に前記第1のキャリブレーション方法が実行されたカラープロファイルを検索する手順(D)と、前記手順(D)による前記他のカラープロファイルの検索結果をユーザーに通知する手順(E)と、を前記印刷設定装置にさらに実行させることを特徴とする上記(13)〜(16)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(18)前記手順(D)では、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに予め記述された識別情報から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする上記(17)に記載の制御プログラム。
(19)前記手順(D)では、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする上記(17)に記載の制御プログラム。
(20)前記手順(D)では、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記複数のキャリブレーション方法のそれぞれによる補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することを特徴とする上記(19)に記載の制御プログラム。
(21)前記手順(B)で前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記第1のキャリブレーション方法に合わせて前記キャリブレーションテーブルを最適化する手順(F)を前記印刷設定装置にさらに実行させることを特徴とする上記(13)〜(16)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(22)前記手順(F)では、前記第2のキャリブレーション方法による補正前のデバイス値に対応するデバイス非依存値の測色値と、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記第1のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値と、を参照して、前記キャリブレーションテーブルの代わりに用いるべき新たなキャリブレーションテーブルを作成することを特徴とする上記(21)に記載の制御プログラム。
(23)前記測色値は、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値、及び前記キャリブレーションテーブルに示される前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係から演算されることを特徴とする上記(22)に記載の制御プログラム。
(24)前記デバイス非依存値はL値であることを特徴とする上記(15)、(16)、(19)、(20)、(22)、(23)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(25)上記(13)〜(24)のいずれか1つに記載の制御プログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明によると、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法と、画像形成装置に現在登録されているキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを、色変換用のカラープロファイル、及び画像形成装置に現在登録されているキャリブレーション方法による補正テーブルを参照して判定し、その判定結果をユーザーに通知することができる。よって、本発明によると、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法が画像形成装置に登録されていない場合に、出力画像の色再現精度が劣化することを効果的に防止することができる。
さらに、本発明によると、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法と、画像形成装置に現在登録されているキャリブレーション方法とが互いに一致しない場合であっても、前者のキャリブレーション方法に合わせて後者のキャリブレーション方法によるキャリブレーションテーブルを最適化したり、後者のキャリブレーション方法に適した他のカラープロファイルを検索したりすることで、ユーザーが期待した通りの色再現を達成することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る印刷設定装置(PC1)の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るキャリブレーション設定画面の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る印刷設定画面の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るプロファイル作成処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る印刷設定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るキャリブレーション方法判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る判定結果表示画面の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る判定結果表示画面の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタープロファイル検索処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る検索結果表示画面の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る最適化テーブル表示画面の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るキャリブレーションテーブル最適化処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムSの構成を示すブロックであり、図2は、図1中のPC1の構成を示すブロック図である。図1のように、印刷システムSは、印刷設定装置(PC1)、画像処理装置(コントローラー2)、画像形成装置(プリンター3)を有する。
図1において、PC1は、プリンター3により出力すべき印刷データを生成する機能を有する。コントローラー2は、PC1から受信した印刷データに対する色変換処理、ラスタライズ処理、スクリーニング処理等を実行して、印刷処理用のラスターデータを生成する機能を有する。プリンター3は、コントローラー2から受信したラスターデータに基づき、電子写真方式の印刷処理を実行する機能を有する。プリンター3により採用される印刷方式は、インパクト方式、熱転写方式、インクジェット方式等であってもよい。
図1のように、PC1とコントローラー2はネットワークNを介して接続され、コントローラー2とプリンター3はローカル接続される。ここで、ネットワークNは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるLAN、又はLANどうしを専用線で接続したWAN等である。なお、図1中のコントローラー2はプリンター3から独立した装置であるが、コントローラー2はプリンター3に内蔵される場合もある。
図1のように、コントローラー2には、色彩計や分光測色計等の測色計を備えた測色器4がローカル接続される。測色器4は、プリンター3から出力された種々のカラーチャートを測定する機能を有する。測色器4により測定された測色値はL値やXYZ値のようなデバイス非依存値である。測色器4は、コントローラー2ではなくPC1又はプリンター3に接続される場合もあるし、ネットワークNに接続される場合もある。
また、本実施形態に係る印刷システムSは、複数のキャリブレーション方法によりプリンター3のキャリブレーションを実行する機能を有する。ここでいう「キャリブレーション」とは、プリンター3の色再現性を一定の状態に維持するために、プリンター3の出力特性の変化を補正する処理のことを指す。より具体的に、印刷システムSは、プリンター3により出力されたカラーチャートの測色値と、後述する目標テーブルとを用いて、キャリブレーションの前後におけるプリンター3の出力特性値(濃度値や明度値等)どうしの対応関係を示す補正テーブルを作成する。このような補正テーブルのことを以下では「キャリブレーションテーブル」と称する。
本実施形態に係るコントローラー2には、プリンター3のキャリブレーションに関する詳細設定を行うためのソフトウェアがインストールされている。このようなソフトウェアのことを一般に「キャリブレーションマネージャー」と称する。図3は、本実施形態に係るキャリブレーションマネージャーにより提供される操作画面(キャリブレーション設定画面U1)の一例を示す概略図である。
図3のキャリブレーション設定画面U1では、「キャリブレーション方法の変更」欄のプルダウンメニューm1を操作することにより、複数のキャリブレーション方法からいずれか1つのキャリブレーション方法を選択することができる。そして、「キャリブレーション実施」欄の「キャリブレーション実行」ボタンb1を押すことにより、現在選択中のキャリブレーション方法を用いてキャリブレーションを実行することができる。
続いて、本実施形態に係るPC1の詳細な構成について説明する。なお、本実施形態に係るコントローラー2は一般的なプリンターコントローラーであり、本実施形態に係るプリンター3は一般的なプリンターであるため、それらについての詳細な説明は省略する。図2のように、PC1は、CPU(Central Computing Unit)11、記憶部12、RAM(Random Access Memory)13、操作部14、表示部15、通信部16を有し、これらは信号をやり取りするためのバス17を介して相互に接続される。
CPU11は、記憶部12に格納されたプログラムに従って各部の動作を制御するとともに種々の演算処理を実行する。図2のように、記憶部12には、印刷設定プログラムP1、キャリブレーションテーブル作成プログラムP2、キャリブレーション方法判定プログラムP3、プリンタープロファイル検索プログラムP4、キャリブレーションテーブル最適化プログラムP5等のプログラムが格納されている。
ここで、印刷設定プログラムP1は、各種アプリケーションにより作成された文書ファイルの印刷設定を行う機能を有する。より具体的に、印刷設定プログラムP1は、文書ファイルの印刷データを生成し、それをプリンターコントローラー2に送信する機能を有する。本実施形態に係る印刷データはPostscript(登録商標)のようなPDL(Page Description Language)で記述される。
図4は、本実施形態に係る印刷設定プログラムP1により提供される印刷設定画面U2の一例を示す概略図である。図4の印刷設定画面U2では、メニューリストm2、m3、m4を操作することにより、印刷データの色変換処理に用いられるプリンタープロファイル、ソースプロファイル、レンダリングインテントを選択することができる。
ここで、プリンタープロファイルとは、色変換処理における出力装置(プリンター3)のデバイス値(CMYK値)とデバイス非依存値(L値やXYZ値等)との間の対応関係を示す変換テーブル(LUT)である。ソースプロファイルとは、色変換処理におけるターゲットとなる標準色空間(JapanColor2011やGRACol等)または入力装置(ディスプレイやスキャナー等)のデバイス値(RGB値やCMYK値等)とデバイス非依存値(L値やXYZ値等)との間の対応関係を示す変換テーブル(LUT)である。以下の説明では、デバイス非依存値としてL値を用いて説明する。
再び図2を参照すると、キャリブレーションテーブル作成プログラムP2は、上述したキャリブレーションテーブルを作成する機能を有する。キャリブレーション方法判定プログラムP3は、印刷設定画面上で選択されたプリンタープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法と、現在プリンター3に登録されているキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定する機能を有する。この機能の詳細については図7のフローチャートを参照しながら説明する。
また、プリンタープロファイル検索プログラムP4は、キャリブレーション方法判定プログラムP3による判定結果が「不一致」である場合に、現在プリンター3に登録されているキャリブレーション方法に適した他のカラープロファイルを検索する機能を有する。この機能の詳細については図10を参照しながら説明する。キャリブレーションテーブル最適化プログラムP5は、キャリブレーション方法判定プログラムP3による判定結果が「不一致」である場合に、プリンタープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法に合わせてキャリブレーションテーブルを最適化する機能を有する。この機能の詳細については図13のフローチャートを参照しながら説明する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等からなる不揮発性の記憶領域であり、PC1の制御プログラムを含む各種データを保持する機能を有する。図2のように、記憶部12には、上記のプログラムP1〜P5に加えて、キャリブレーション目標テーブル、キャリブレーション方法判定基準、キャリブレーションテーブル、ソースプロファイル、プリンタープロファイル、レンダリングインテント等のデータが格納される。
ここで、「キャリブレーション目標テーブル」とは、キャリブレーション実行後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値を示す変換テーブルのことを指す。キャリブレーション目標テーブルは、主に、キャリブレーションテーブルを作成するために用いられる(図1参照)。「キャリブレーション方法判定基準」とは、1つ以上のデバイス値と、それらのデバイス値に対応するデバイス非依存値との組合せからなる照合データのことを指す。キャリブレーション方法判定基準は、主に、プリンタープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別するために用いられる(図7参照)。
「キャリブレーションテーブル」、「プリンタープロファイル」、「ソースプロファイル」については上述した通りである。また、「レンダリングインテント」とは、図4のような印刷設定画面上で選択可能なレンダリングインテントに関する設定情報のことを指す。図2のように、記憶部12には、印刷システムSにおいて実行可能な複数のキャリブレーション方法のそれぞれに対応する「キャリブレーション目標テーブル」、「キャリブレーション方法判定基準」、「キャリブレーションテーブル」が格納される。
RAM13は、CPU11の作業領域として各種データを一時的に保持する機能を有する。操作部14は、キーボードやマウスやタッチパネル等であり、ユーザーから種々の操作指示を受け付ける機能を有する。表示部15は、LCDや有機ELディスプレイ等の表示装置であり、ユーザーに種々の情報を表示する機能を有する。特に、表示部15には、図4、図8、図9、図11、図12等に例示された設定画面が表示される。通信部16は、NIC(Network Interface Card)のような通信機器であり、PC1をネットワークNに接続する機能を有する。通信部16は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の通信規格に準拠している。
次に、本実施形態に係る印刷システムSの動作の概要について説明する。図5は、印刷システムSにおいてプリンター3のプリンタープロファイルを作成する処理の手順を示すフローチャートである。この処理のことを以下では「プロファイル作成処理」と称する。
先ず、印刷システムSは、各装置を協働させることによりプリンター3のキャリブレーションを実行する(S101)。より具体的に、S101では、プリンター3によりキャリブレーション用のチャートを印刷し、測色器4によりチャート内のパッチを測定する。そして、PC1のキャリブレーションテーブル作成プログラムP2を起動してキャリブレーションテーブルを作成する。このとき、キャリブレーションテーブル作成プログラムP2は、測色器4から取得した測色値と記憶部12内のキャリブレーション目標テーブルを用いてキャリブレーションテーブルを作成する。
続いて、印刷システムSは、コントローラー2による色変換処理を実行することなく、プロファイル作成用のカラーチャートを印刷する(S102)。本例では、プロファイル作成用のカラーチャートとして、ISO12642の規格に準拠したカラーチャートを採用する。そして、印刷システムSは、測色器4によりカラーチャート内のカラーパッチを測定する(S103)。
続いて、印刷システムSは、S103で取得した測色値を用いてプリンター3の第1のLUTを作成する(S104)。より具体的に、S104では、C、M、Y、Kからなる4次元格子点のそれぞれに対応する測色値(L値)が記述されたLUT(CMYK値⇒L値)を作成する。
続いて、印刷システムSは、S103で取得した測色値を用いてプリンター3の第2のLUTを作成する(S105)。より具体的に、S105では、L、a、bからなる3次元格子点のそれぞれに対応するデバイス値(CMYK値)が記述されたLUT(L値⇒CMYK値)を作成する。このようにして作成されたLUTがプリンター3のプリンタープロファイルである。その後、印刷システムSは、プロファイル作成処理を終了する(エンド)。
なお、S105では、プリンタープロファイルに各種プライベート情報を記述することができる。特に、このようなプライベート情報の一部として、S101で実行されたキャリブレーション方法の識別情報を記述することが好ましい。プリンタープロファイルに記述される識別情報は、キャリブレーション方法そのものであってもよいし、キャリブレーション方法に対応する属性コードであってもよい。S104及びS105の手順は、各メーカーから市販されているプロファイラー、又は上記の識別情報をプリンタープロファイルに記述するように設計された専用のプロファイラーにより実行される。
引き続き、本実施形態に係る印刷システムSの動作の概要について説明する。図6は、本実施形態に係るPC1により印刷データの印刷設定を行う処理の手順を示すフローチャートである。この処理のことを以下では「印刷設定処理」と称する。図6のように、先ず、PC1は、各種アプリケーション上でユーザーから印刷設定の指示を受け付けたら(S201)、図4のような印刷設定画面U2を表示部15に表示する(S202)。
続いて、PC1は、印刷設定画面U2上でソースプロファイル、レンダリングインテント、プリンタープロファイルの選択を受け付ける(S203、S204、S205)。その後、PC1は、現在プリンター3に登録されているキャリブレーション方法と、S205で選択されたプリンタープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定する(S206)。S206の処理のことを以下では「キャリブレーション方法判定処理」と称する。
なお、現在プリンター3に登録されているキャリブレーション方法とは、現時点で最後に実行されたキャリブレーション時に実行されたキャリブレーション方法のことを指す。また、プリンタープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法とは、プロファイル作成用のカラーチャートを印刷した時点でプリンター3に登録されていたキャリブレーション方法(すなわち、図5のS101で実行されたキャリブレーション方法)のことを指す。
以下では、前者のキャリブレーション方法のことを「現在登録中のキャリブレーション方法」と称する。現在登録中のキャリブレーション方法は、図3のキャリブレーション設定画面の「設定されているキャリブレーション方法」欄で確認することができる。また、以下では、後者のキャリブレーション方法のことを「プロファイル作成時のキャリブレーション方法」と称する。
ここで、S205で選択されたプリンタープロファイルは後者のキャリブレーション方法が実行された状態の測色値に基づいて作成されているため、両キャリブレーション方法が一致しない場合、プリンター3による出力画像の色再現性が劣化する可能性がある。そのため、本実施形態に係るPC1は、両キャリブレーション方法が一致するかどうかを判定し、その判定結果をプリンター3の印刷処理に先立ってユーザーに通知する。この点についてはさらに後述する。
図7は、キャリブレーション方法判定処理(S206)の手順を示すフローチャートである。図7のように、先ず、PC1は、S205で選択されたプリンタープロファイルに対応するプロファイル作成時のキャリブレーション方法を識別する(S301)。より具体的には、S301では、S205で選択されたプリンタープロファイルを記憶部12から読み出し、そこに記述されている識別情報を参照して、プロファイル作成時のキャリブレーション方法を識別する。
ただし、プリンタープロファイルに識別情報が記述されていない場合は、以下の手順に従ってプロファイル作成時のキャリブレーション方法を識別する:
(1−1)S205で選択されたプリンタープロファイルを記憶部12から読み出し、そこに記述されている所定のデバイス値(CMYK値)とデバイス非依存値(L値)の組み合わせを抽出する;
(1−2)それぞれのキャリブレーション方法に対応するキャリブレーション方法判定基準を記憶部12から順次読み出し、上記(1−1)で抽出した組み合わせと、それぞれのキャリブレーション方法に対応する判定基準とを照合する。そして、上記(1−1)で抽出した組み合わせと一致する判定基準に対応するキャリブレーション方法を、プロファイル作成時のキャリブレーション方法として識別する。
続いて、PC1は、記憶部12内のキャリブレーションテーブルから現在登録中のキャリブレーション方法を識別する(S302)。そして、PC1は、S301、S302でそれぞれ識別したキャリブレーション方法が互いに一致するかどうかを判定する(S303)。その後、PC1は図6のフローチャートに戻る(リターン)。
再び図6を参照すると、PC1は、キャリブレーション方法判定処理(S206)の判定結果に応じて以降の処理を分岐する(S207)。ここで、判定結果が「一致」である場合(S207のYES)、PC1は、表示部15に判定結果通知画面を表示し、同画面においてプロファイル作成時のキャリブレーション方法と現在登録中のキャリブレーション方法とが一致する旨をユーザーに通知する(S216)。
図8は、S216で表示される判定結果通知画面U3の一例を示す概略図である。図8の判定結果通知画面USは、「キャリブレーション方法の判定結果」欄において、プロファイル作成時のキャリブレーション方法と現在登録中のキャリブレーション方法とが互いに一致する旨を通知している。「キャリブレーション方法の判定結果」欄の下方には、「キャリブレーションテーブルの最適化」ボタンb2、及び「適切なプリンタープロファイルの選択」ボタンb3が設けられているが、本例のように判定結果が「一致」である場合、これらのボタンはグレー表示され、選択不可となる。
その後、PC1は、ユーザーから印刷実行の指示を受け付けてから(S217)印刷設定処理を終了する(エンド)。この指示は、例えば、図8の判定結果通知画面上で「OK」ボタンb4が押されたときに受け付けられる。
他方、キャリブレーション方法判定処理(S206)の判定結果が「不一致」である場合、PC1は、表示部15に判定結果通知画面を表示し、同画面においてプロファイル作成時のキャリブレーション方法と現在登録中のキャリブレーション方法とが不一致である旨をユーザーに通知する(S208)。
図9は、S208で表示される判定結果通知画面U3の一例を示す概略図である。図9の判定結果通知画面U3は、「キャリブレーション方法の判定結果」欄において、プロファイル作成時のキャリブレーション方法と現在登録中のキャリブレーション方法とが不一致である旨を通知している。図8と同様に、「キャリブレーション方法の判定結果」欄の下方には、「キャリブレーションテーブルの最適化」ボタンb2、及び「適切なプリンタープロファイルの検索」ボタンb3が設けられている。本例のように判定結果が「不一致」である場合、これらのボタンは選択可能に表示される。
続いて、PC1は、適切なプリンタープロファイルを検索する指示、又はキャリブレーションテーブルを最適化する指示が受け付けられたかどうかを判定し(S209、S210)、その判定結果に応じて以降の処理を分岐する。前者の指示は、例えば、図9の判定結果通知画面U3おける「適切なプリンタープロファイルの検索」欄の「する」ボタンb3が押されたときに受け付けられる。後者の指示は、例えば、図9の判定結果通知画面U3における「キャリブレーションテーブルの最適化」欄の「する」ボタンb2が押されたときに受け付けられる。
ここで、適切なプリンタープロファイルを検索する指示が受け付けられた場合(S209のYES)、PC1は、S205で選択されたプリンタープロファイルの代わりに用いるべき他のプリンタープロファイルを検索する処理を実行する(S211)。S211の処理のことを以下では「プリンタープロファイル検索処理」と称する。
図10は、プリンタープロファイル検索処理の手順を示すフローチャートである。図10のように、先ず、PC1は、記憶部12内の複数のプリンタープロファイル(S205で選択されたプリンタープロファイルを除く)のそれぞれに対応するプロファイル作成時のキャリブレーション方法を識別する(S401)。より具体的には、S401では、複数のプリンタープロファイルのそれぞれを記憶部12から読み出し、そこに記述されている識別情報を参照して、それぞれのプロファイル作成時のキャリブレーション方法を識別する。
ただし、プリンタープロファイルに識別情報が記述されていない場合は、以下の手順に従ってプロファイル作成時のキャリブレーション方法を判別する:
(2−1)それぞれのプリンタープロファイルを記憶部12から順次読み出し、そこに記述されている所定のデバイス値(CMYK値)とデバイス非依存値(L値)の組み合わせを抽出する;
(2−2)それぞれのキャリブレーション方法に対応するキャリブレーション方法判定基準を記憶部12から順次読み出し、上記(2−1)で抽出した組み合わせと、それぞれのキャリブレーション方法に対応する判定基準とを照合する。そして、上記(2−1)で抽出した組み合わせと一致する判定基準に対応するキャリブレーション方法を、プロファイル作成時のキャリブレーション方法として識別する。
(2−3)上記(2−1)及び(2−2)を、記憶部12内の残りのプリンタープロファイルについて繰り返す。
続いて、PC1は、記憶部12内のキャリブレーションテーブルから現在登録中のキャリブレーション方法を識別する(S402)。そして、PC1は、S401、S402でそれぞれ識別したキャリブレーション方法を比較することにより、S205で選択されたプリンタープロファイル以外の他のプリンタープロファイルであって、その作成時に現在登録中のキャリブレーション方法が実行されたプリンタープロファイルを抽出する(S403)。
その後、PC1は、表示部15に検索結果表示画面を表示し、同画面において適切なプリンタープロファイルの検索結果をユーザーに通知してから(S404)、図6のフローチャートに戻る(リターン)。図11は、S404で表示される検索結果表示画面U4の一例を示す概略図である。図11の検索結果表示画面U4は、プリンタープロファイル検索処理(S211)により抽出したプリンタープロファイルを「検索結果」のリストボックスl1内に表示している。
再び図6を参照すると、PC1は、プリンタープロファイル検索処理(S211)において適切なプリンタープロファイルが抽出されたかどうかを判定する(S212)。そして、適切なプリンタープロファイルが抽出された場合(S212のYES)、PC1は、検索結果表示画面U3上でいずれか1つのプリンタープロファイルの選択を受け付ける(S213)。このようなプリンタープロファイルの選択は、例えば、図11の検索結果表示画面U3のリストボックスl1内のいずれか1つのプリンタープロファイルが指定され、その状態で画面下方の「はい」ボタンb5が押されたときに受け付けられる。その後、PC1は、印刷設定処理を終了する(エンド)。
他方、プリンタープロファイル検索処理(S211)において適切なプリンタープロファイルが抽出されなかった場合(S212のNO)、PC1は、プロファイル作成時のキャリブレーション方法に合わせて最適化された新たなキャリブレーションテーブルを作成する(S214)。S214の処理のことを以下では「キャリブレーションテーブル最適化処理」と称する。なお、S213でプリンタープロファイルの選択が受け付けられた場合、コントローラー2の色変換処理には、S205で選択されたプリンタープロファイルの代わりに、S213で選択されたプリンタープロファイルが用いられる。
また、S209〜S210でキャリブレーションテーブルを最適化する指示が受け付けられた場合(S209のNO、かつ、S210のYES)、PC1は、プロファイル作成時のキャリブレーション方法に合わせて最適化された新たなキャリブレーションテーブルを作成する(S214)。他方、どちらの指示も受け付けられなかった場合(S209のNO、かつ、S210のNO)、PC1は、そのままS217に進む。
図13は、キャリブレーションテーブル最適化処理の手順を示すフローチャートである。図13のように、先ず、PC1は、プロファイル作成時のキャリブレーション方法に対応するキャリブレーション目標テーブルを記憶部12から読み出す(S501)。続いて、PC1は、現在登録中のキャリブレーション方法が実行されたときのチャート測色値(図5のS101参照)を記憶部12から読み出す(S502)。これらのチャート測色値は、現在登録中のキャリブレーション方法による補正前のデバイス値(CMYK値)に対応するデバイス非依存値(L値)に相当する。
ただし、現在登録中のキャリブレーション方法が実行されたときのチャート測色値が記憶部12内に格納されていない場合は、以下の手順に従ってチャート測色値を演算する:
(3−1)現在登録中のキャリブレーション方法に対応するキャリブレーションテーブル及びキャリブレーション目標テーブルを記憶部12から読み出す;
(3−2)上記(3−1)で読み出した目標テーブルに示される補正後のデバイス値(CMYK値)に対応する目標値(L値)、及び上記(3−1)で読み出したキャリブレーションテーブルに示される補正前後の出力特性値(濃度値や明度値等)どうしの対応関係を参照して、現在登録中のキャリブレーション方法による補正前のデバイス値(CMYK値)に対応するデバイス非依存値(L値)を逆算する。
続いて、PC1は、S501で読み出したキャリブレーション目標テーブルに示される目標値(L値)、及びS502で読み出したチャート測色値(L値)を参照して、プロファイル作成時のキャリブレーション方法に合わせて最適化された新たなキャリブレーションテーブルを作成する(S503)。その後、PC1は、表示部15に最適化テーブル表示画面を表示してから(S504)、図5のフローチャートに戻る(リターン)。図12は、S504で表示される最適化テーブル表示画面U5の一例を示す概略図である。図12の最適化テーブル表示画面U5では、画面下方の登録ボタンb6のいずれか一方を押すことにより、新たなキャリブレーションテーブルをプリンター3に登録するかどうかを選択することができる。
S503のように、図12のキャリブレーションテーブル最適化処理では、上記の目標値及び測色値を参照して、新たなキャリブレーションテーブルを直接作成している。ただし、本実施形態では、上記の目標値及び測色値を参照して現在登録中のキャリブレーションテーブルの補正テーブルを作成し、その補正テーブルと現在登録中のキャリブレーションテーブルから新たなキャリブレーションテーブルを作成することも可能である。
再び図6を参照すると、PC1は、図12の最適化テーブル表示画面U5において、新たなキャリブレーションテーブルの登録に関する指示を受け付けたら(すなわち、図12の「はい」ボタンb6が押されたら)、新たなキャリブレーションテーブルをプリンター3に登録する(S215)。ただし、図12の最適化テーブル表示画面U5において「いいえ」ボタンb6が押された場合、S215はスキップされる。
その後、PC1は、印刷実行の指示を受け付けてから(S217)、印刷設定処理を終了する(エンド)。なお、S215で新たなキャリブレーションテーブルが登録された場合、プリンター3のキャリブレーションには、新たに作成されたキャリブレーションテーブルが用いられる。
以上のように、本実施形態に係る印刷設定装置(PC1)によると、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法と、画像形成装置(プリンター3)に現在登録されているキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを、色変換用のカラープロファイル、及び画像形成装置に現在登録されているキャリブレーション方法による補正テーブル(キャリブレーションテーブル)を参照して判定し(S206)、その判定結果をユーザーに通知することができる(S208、S216)。よって、本実施形態に係るPC1によると、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法によるキャリブレーションテーブルがプリンター3に登録されていない場合に、出力画像の色再現精度が劣化することを効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態に係るPC1によると、色変換用のカラープロファイルの作成時に実行されたキャリブレーション方法と、プリンター3に現在登録されているキャリブレーション方法とが互いに一致しない場合であっても(S207のNO)、前者のキャリブレーション方法に合わせて後者のキャリブレーション方法によるキャリブレーションテーブルを最適化したり(S214)、後者のキャリブレーション方法に適した他のカラープロファイルを検索したり(S211)することで、ユーザーが期待した通りの色再現を達成することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されることなく、請求の範囲内において、種々改変されることができる。例えば、上記実施形態では、印刷データを出力する画像形成装置としてプリンター3を採用したが、本発明に係る画像形成装置は、スキャン機能やコピー機能等をさらに備えた多機能周辺機器(MFP)であってもよい。また、印刷データの色変換処理に用いられるデバイス非依存値は、L値ではなく、XYZ値のような他のデバイス非依存値であってもよい。
本実施形態に係る印刷設定装置(PC1)において各種処理を実行する手段及び方法は、専用のハードウェア回路、又はコンピューター上で実行されるプログラムのいずれによっても実現することが可能である。そのプログラムは、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。前者の場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやHDD等の不揮発性メモリに転送される。また、上記のプログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷設定装置の一機能として装置に組み込まれてもよい。
1 PC、
11 制御部、
12 記憶部、
13 RAM、
14 操作部、
15 表示部、
16 通信部、
2 コントローラー、
3 プリンター、
4 測色器、
b ボタン、
l リストボックス、
m メニューリスト、
P1 印刷設定プログラム、
P2 キャリブレーションテーブル作成プログラム、
P3 キャリブレーションテーブル判定プログラム、
P4 プリンタープロファイル検索プログラム、
P5 キャリブレーションテーブル最適化プログラム、
S 印刷システム、
U1 キャリブレーション設定画面、
U2 印刷設定画面、
U3 判定結果表示画面、
U4 検索結果表示画面、
U5 最適化テーブル表示画面。

Claims (25)

  1. 複数のキャリブレーション方法を実行可能な画像形成装置により出力される印刷データの印刷設定を行う印刷設定装置であって、
    前記印刷データの色変換に用いられるカラープロファイルとして、複数のカラープロファイルから一つのカラープロファイルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択された一つのカラープロファイルの作成時に実行された第1のキャリブレーション方法と、前記画像形成装置に現在登録されている第2のキャリブレーション方法と、が互いに一致するかどうかを、前記選択部により選択された一つのカラープロファイル、及び前記第2のキャリブレーション方法による補正の前後における前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係を示すキャリブレーションテーブルを参照して判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果をユーザーに通知する第1の通知部と、を有する印刷設定装置。
  2. 前記判定部は、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルに予め記述された識別情報から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷設定装置。
  3. 前記判定部は、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷設定装置。
  4. 前記判定部は、前記選択部により選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記第1のキャリブレーション方法を識別することを特徴とする請求項3に記載の印刷設定装置。
  5. 前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記複数のカラープロファイルのうちの前記選択部により選択された一つのカラープロファイルとは異なる他のカラープロファイルであって、その作成時に前記第1のキャリブレーション方法が実行されたカラープロファイルを検索する検索部と、
    前記検索部による前記他のカラープロファイルの検索結果をユーザーに通知する第2の通知部と、をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の印刷設定装置。
  6. 前記検索部は、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに予め記述された識別情報から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする請求項5に記載の印刷設定装置。
  7. 前記検索部は、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする請求項5に記載の印刷設定装置。
  8. 前記検索部は、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め装置内に記憶された、前記複数のキャリブレーション方法のそれぞれによる補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することを特徴とする請求項7に記載の印刷設定装置。
  9. 前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記第1のキャリブレーション方法に合わせて前記キャリブレーションテーブルを最適化する最適化部をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の印刷設定装置。
  10. 前記最適化部は、前記第2のキャリブレーション方法による補正前のデバイス値に対応するデバイス非依存値の測色値と、予め装置内に記憶された、前記第1のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値と、を参照して、前記キャリブレーションテーブルの代わりに用いるべき新たなキャリブレーションテーブルを作成することを特徴とする請求項9に記載の印刷設定装置。
  11. 前記測色値は、予め装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値、及び前記キャリブレーションテーブルに示される前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係から演算されることを特徴とする請求項10に記載の印刷設定装置。
  12. 前記デバイス非依存値はL値であることを特徴とする請求項3、4、7、8、10、11のいずれか1つに記載の印刷設定装置。
  13. 複数のキャリブレーション方法を実行可能な画像形成装置により出力される印刷データの印刷設定を行う印刷設定装置の制御プログラムであって、
    前記印刷データの色変換に用いられるカラープロファイルとして、複数のカラープロファイルから一つのカラープロファイルを選択する手順(A)と、
    前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルの作成時に実行された第1のキャリブレーション方法と、前記画像形成装置に現在登録されている第2のキャリブレーション方法と、が互いに一致するかどうかを、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイル、及び前記第2のキャリブレーション方法による補正の前後における前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係を示すキャリブレーションテーブルを参照して判定する手順(B)と、
    前記手順(B)での判定結果をユーザーに通知する手順(C)と、を前記印刷設定装置に実行させるための制御プログラム。
  14. 前記手順(B)では、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルに予め記述された識別情報から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする請求項13に記載の制御プログラム。
  15. 前記手順(B)では、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から前記第1のキャリブレーション方法を識別するとともに、前記キャリブレーションテーブルから前記第2のキャリブレーション方法を識別することにより、前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致するかどうかを判定することを特徴とする請求項13に記載の制御プログラム。
  16. 前記手順(B)では、前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記第1のキャリブレーション方法を識別することを特徴とする請求項15に記載の制御プログラム。
  17. 前記手順(B)で前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記複数のカラープロファイルのうちの前記手順(A)において選択された一つのカラープロファイルとは異なる他のカラープロファイルであって、その作成時に前記第1のキャリブレーション方法が実行されたカラープロファイルを検索する手順(D)と、
    前記手順(D)による前記他のカラープロファイルの検索結果をユーザーに通知する手順(E)と、を前記印刷設定装置にさらに実行させることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  18. 前記手順(D)では、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに予め記述された識別情報から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする請求項17に記載の制御プログラム。
  19. 前記手順(D)では、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係から、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することにより、前記他のカラープロファイルを検索することを特徴とする請求項17に記載の制御プログラム。
  20. 前記手順(D)では、前記複数のカラープロファイルのそれぞれに示されるデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記複数のキャリブレーション方法のそれぞれによる補正後のデバイス値とデバイス非依存値との間の対応関係と、を照合することにより、前記複数のカラープロファイルのそれぞれの作成時に実行されたキャリブレーション方法を識別することを特徴とする請求項19に記載の制御プログラム。
  21. 前記手順(B)で前記第1のキャリブレーション方法と前記第2のキャリブレーション方法とが互いに一致しないと判定された場合に、前記第1のキャリブレーション方法に合わせて前記キャリブレーションテーブルを最適化する手順(F)を前記印刷設定装置にさらに実行させることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  22. 前記手順(F)では、前記第2のキャリブレーション方法による補正前のデバイス値に対応するデバイス非依存値の測色値と、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記第1のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値と、を参照して、前記キャリブレーションテーブルの代わりに用いるべき新たなキャリブレーションテーブルを作成することを特徴とする請求項21に記載の制御プログラム。
  23. 前記測色値は、予め前記印刷設定装置内に記憶された、前記第2のキャリブレーション方法による補正後のデバイス値に対応するデバイス非依存値の目標値、及び前記キャリブレーションテーブルに示される前記画像形成装置の出力特性値どうしの対応関係から演算されることを特徴とする請求項22に記載の制御プログラム。
  24. 前記デバイス非依存値はL値であることを特徴とする請求項15、16、19、20、22、23のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  25. 請求項13〜24のいずれか1つに記載の制御プログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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