JP5747438B2 - 植物掘起し装置 - Google Patents
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Description
請求項5の発明は、前記排出体(98)の前後端部に駆動回転体(102a)と従動回転体(102b)とを設け、該駆動回転体(102a)と従動回転体(102b)とに搬送無端帯(102c,102c)を夫々巻回して設け、該搬送無端帯(102c,102c)の左右間に搬送棒(102d)を所定間隔ごとに設けて駆動排出装置(102)を構成したことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の植物堀起し装置とした。
そして、接触体(95)を設けたことにより、掘起し体(24)が掘り起こした植物の幹部や根部に付着した土を叩き落としながら後方へ円滑に排出することができるので、作業能率が向上する。
そして、掘起し体(24)が掘り起こした植物に土を跳ねかけることが防止され、掘り起こした植物を太陽光や風に直接晒して迅速に乾燥させることができるので、植物の回収作業が迅速に行えるので作業能率が向上する。
なお、本明細書では農業用トラクタを走行車両として、幹の上部ごと茎葉を収穫した後に圃場に残される煙草の残幹と根部を抜根する煙草抜根機を例に説明する。またトラクタの前進する方向を前、後退する方向を後といい、前進方向に向かって左側と右側をそれぞれ左右という。
前記伝動ケース6の後方には図示しない油圧シリンダを内部に配置した油圧シリンダケースを設け、該油圧シリンダケースの左右両側には一対のリフトアーム(図示省略)を回動自由に枢支している。前記の油圧シリンダ等によりロータリ式の抜根ロータリ24が昇降自在及び左右にローリング自在に連結されている。
エンジンからの動力が前記伝動ケース6から後方に向けて突き出されるPTO軸25からユニバーサルジョイント23を介して受け軸80aに伝達され、受け軸80aにはベベルギア(図示せず)が軸着されており、伝動軸81に軸着したベベルギアと噛み合わせて動力が伝動ケース80(図3)内の伝動軸81に伝達され、更に伝動軸81から伝動ケース27内の従動スプロケット90からチェーン91を介して駆動スプロケット92に動力伝達され回転駆動する構成を抜根ロータリ24は備えている。なお、従動スプロケット90、チェーン91、駆動スプロケット92などをまとめてチェーン伝動機構と呼称する。
図3から図5に示すように、ロータリ式の抜根ロータリ24は走行車両の進行方向に対して左右方向姿勢の回転軸心24a(図3の一点鎖線24a)と、該回転軸心24aを中心として回転する左右の支持プレート24b,24bを設け、該左右の支持プレート24b,24bの左右間に掛け渡して配置する。そして、前記バンパー15で押し倒した植物を、その根から掘り起こす掘起し刃24c…を取付プレート24fにボルト等により取り付けている。
抜根ロータリ24の回転軸心24aは、伝動ケース27内のチェーン伝動機構により駆動される駆動軸の回転中心であり、安全性を考慮して回転軸カバー24aaにより囲まれている。そして、伝動ケース27は左右方向に配置された伝動ケース80と一体であり、駆動用チェーン91には伝動ケース6からの動力が伝動ケース80内の伝動軸81から伝達される構成であり、抜根ロータリ24は図4の矢印A方向に回転する。抜根ロータリ24の回転方向は車輪2、3の前進回転方向とは逆方向であり、この方向に抜根ロータリ24が回転することで、車輪2、3の前進回転方向と同じ方向に回転する場合に比べて、より確実に残幹と根を掘り起こすことができる。また、抜根ロータリ24の回転により、その帯板24cでバンパー15で押し倒された残幹と根を圃場から掘り起こすことができる。
上部カバー43bは、出し入れ及び上下回動が可能な前方部位の上部カバー43baを取り付けるため、また根部を抜根ロータリ24によって機体後方に排出するための通路となる。一方、門型のメインカバー43aは、上部カバー43bを内部に収納しているため、上記のような上部カバー43bによる根部の上方移動規制の効果はなく、左右側板85L,85Rやチェーンケース27、伝動ケース80などを取り付けるための部材となっている。
伝動ケース80には左右方向に沿わせて所定間隔毎に複数の鎖状部材95a…を連結して構成するチェーン95…を垂下させて設け、該チェーン95…は前後左右方向に揺動自在に構成している。そして、該チェーン95…の下端部と前記抜根ロータリ24の上方との間に所定間隔を空け、チェーン95…の下端部にはチェーン95…よりも大径のリング96…を取り付けて重く抵抗力を大きくし、抜根ロータリ24に掘り起こされた煙草の残幹が通過する際にチェーン95…及びリング96…を残幹に接触させ、摩擦抵抗により付着した泥を落下させるようにしているので、掘り起こされた残幹に泥が残りにくく、太陽光や風により残幹を早く乾燥させることができる。これにより、残幹が連作障害の原因となるウィルスや菌類の繁殖が防止され、連作障害による不作を防止できるとともに、残幹が乾燥して質量が軽くなるので、廃棄物処理にかかる費用が安くなる。
残幹押さえ体29の下方で掘り起し体24の上方には、掻落し体101を設けている。この掻落し体101は、左右方向に沿った前側プレート101aと、前側プレート101aに左右方向所定間隔毎に後方へ延出するように取り付けている掻落し棒101b,…と、掻落し棒101b,…の後部に取り付けているウエイト101cとで、構成している。掘り起し体24の前方上部に位置しているフレーム部に、前側プレート101aを左右方向のピンで軸支し、掻落し棒101b,…を掘り起し体24の上方を通して緩い後上り傾斜状に後方へ延出し、その後側部を左右転輪37,37の後方まで延長し、支持棒101dで後側部を下方から支持し、上下動自在に支持している。
掘り起し体24の後方にはスラット式無端帯搬送装置102を設け、煙草の残幹を後方へ強制搬送するようにしている。掘り起し体24で引き抜かれた短い(200mm〜300mm)煙草の残幹を、スラット式無端帯搬送装置102の搬送面上に受け止め、泥を落しながら後方へ搬送し、短い煙草の残幹が掘り起し体24からすり抜けて前後方向に沿った状態で畦上に落下するのを防止している。
掘り起し体24の前側端部前方には所定間隔隔てて左右方向の軸回りに回転する押圧ローラ107を設け、掘り起し体24で掘り起こされる短い煙草の残幹でも畦の表面に押しつけ、根元部の泥を落すようにしている。
27 伝動ケース
80 駆動装置(伝動ケース)
95 紐状体
98 排出体
98b 棒状体
100 ディスク
102 スラット式無端帯搬送装置
102a 前側ローラ
102b 後側ローラ
102c 左右搬送チェーン
102d 搬送棒
106a 排出装置駆動手段
106b 排出装置駆動手段
106c 排出装置駆動手段
Claims (5)
- 駆動装置(80)から駆動力を受ける伝動ケース(27)と支持部材との間に左右方向の回転軸回りに回転する堀起し体(24)を設け、該堀起し体(24)で掘り起こした植物に接触する複数の接触体(95)を機体左右方向に所定間隔毎に設け、該接触体(95)の下方で且つ堀起し体(24)の後方に植物を受けて後方へ排出する排出体(98)を後下がり傾斜姿勢で設けたことを特徴とする植物堀起し装置。
- 前記接触体(95)を鎖状部材(95a)で構成し、該鎖状部材(95a)の下端部に鎖状部材(95a)よりも大径の輪体(96)を取り付け、
前記接触体(95)は駆動装置(80)に垂下させて設けられ、該接触体(95)と前記掘起し体(24)の上下間に所定間隔を空けたことを特徴とする請求項1記載の植物堀起し装置。 - 前記堀起し体(24)の堀起し部の左右方向中央部に排土部材(100)を傾斜状に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の植物堀起し装置の植物掘り起し装置。
- 前記排出体(98)を複数の棒状体(98b)を所定間隔毎に配置して構成したことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の植物堀起し装置。
- 前記排出体(98)の前後端部に駆動回転体(102a)と従動回転体(102b)とを設け、該駆動回転体(102a)と従動回転体(102b)とに搬送無端帯(102c,102c)を夫々巻回して設け、該搬送無端帯(102c,102c)の左右間に搬送棒(102d)を所定間隔ごとに設けて駆動排出装置(102)を構成したことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の植物堀起し装置。
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JP2009296489A JP5747438B2 (ja) | 2009-12-26 | 2009-12-26 | 植物掘起し装置 |
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