以下、本発明の実施の形態における弾球遊技機として、パチンコ遊技機を例にして図面を参照しながら説明する。パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。
上皿6には、図1に示すように、演出ボタン6Aが装着されている。この演出ボタン6Aは遊技者が手指で操作入力するものであり、上皿6の上面から上方へ突出する初期位置および初期位置より下方の押込み位置相互間で上下方向へスライド可能にされている。また、この演出ボタン6Aにはスプリングが連結されている。このスプリングは演出ボタン6Aに押込み力が作用していない状態で演出ボタン6Aを上方の初期位置に保持するものであり、演出ボタン6Aはスプリングのばね力に抗して下方へ押込み操作されることに基づいて初期位置から押込み位置へ移動し、操作力が除去されることに基づいてスプリングのばね力で押込み位置から初期位置に復帰する。この演出ボタン6Aにはボタンスイッチ6B(図3参照)の操作子が機械的に連結されている。このボタンスイッチ6Bは自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、上皿6の内部に固定されている。このボタンスイッチ6Bは演出ボタン6Aの初期位置で操作子が演出ボタン6Aを介してオフ位置に保持されることに基づいて電気的なオフ状態になるものであり、演出ボタン6Aの押込み位置では操作子が演出ボタン6Aを介してオン位置に移動操作されることに基づいて電気的なオン状態になる。そして、本実施の形態の演出ボタン6A,ボタンスイッチ6B及び後述するスイッチ回路6C(図3参照)で、操作手段を構成している。
下皿板3の前面には右端部に位置して発射ハンドル7が回動可能に装着されている。この発射ハンドル7の後方には発射モータ(図示省略)が固定されており、発射モータの回転軸には打球槌(図示省略)が連結されている。この発射モータは打球槌の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル7が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が与えられ、打球槌が駆動することに基づいて上皿6内の遊技球(パチンコ球)を後述する遊技領域13Dへ向けて弾き出す。
前枠2の前面には窓枠8が装着されている。この窓枠8は略円形孔状の窓部9を有するものであり、窓部9の内周面にはガラスやアクリル樹脂等からなる透明窓10が固定されている。この窓枠8の後面には左上隅部および右上隅部に位置してスピーカ(図示省略)が固定されており、各スピーカの前方には網状のスピーカカバー11が配置されている。これら各スピーカカバー11は窓枠8に固定されたものであり、各スピーカが再生する遊技音は前方のスピーカカバー11を通して放出される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤13が装着されており、遊技盤13は窓枠8の透明窓10などの透明板により前方から覆われている。この遊技盤13の前面には外レール13Aおよび内レール13Bが固定されている。これら外レール13Aおよび内レール13B間には発射通路13Cが形成されており、打球槌が弾いた遊技球は発射通路13Cを通して遊技領域13D内に放出される。この遊技領域13D内には複数の障害釘Kが打込まれており、遊技領域13D内に放出された遊技球は障害釘Kに当りながら遊技領域13D内を落下する。この遊技領域13Dは外レール13Aおよび内レール13Bによって囲まれた略円形領域(発射通路13Cの残余領域)を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域13D内には上面が開口するポケット状の図柄始動口14が固定されている。この図柄始動口14内には近接スイッチからなる図柄始動センサ15(図3参照)が固定されており、図柄始動センサ15は図柄始動口14内に遊技球が入球したことを検出して図柄始動信号を出力する。この図柄始動口14は始動口に相当する。
遊技領域13D内には、図2に示すように、入賞口台板16が固定されており、入賞口台板16には、特別入球口として前面が開口する四角筒状の大入賞口17が固定されている。この大入賞口17内には、メイン制御装置23の入力端子に電気的に接続された近接スイッチからなる大入賞口センサ18(図3参照)が固定されており、大入賞口センサ18は遊技球が大入賞口17内に入球したことを検出してカウント信号を出力する。
入賞口台板16には、図2に示すように、扉19が下端部の水平な軸20を中心に回動可能に装着されている。この扉19は大入賞口ソレノイド21(図3参照)のプランジャに連結されており、大入賞口ソレノイド21は扉19を垂直状態に回動操作することに基づいて大入賞口17の前面を遊技球が入球不能に閉鎖し、扉19を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて大入賞口17の前面を遊技球が入球可能に開放する。即ち、大入賞口17は遊技球が入球不能な閉鎖状態および遊技球が入球可能な開放状態に切換わるものである。
大入賞口ソレノイド17は、図3に示すように、ドライブ回路22を介してメイン制御装置23の出力端子に電気的に接続されており、メイン制御装置23はドライブ回路22を通して大入賞口ソレノイド21に励磁電源を設定時間(例えば30秒)だけ与えることに基づいて大入賞口17を設定時間だけ開放する。この開放動作はラウンド動作と称されるものであり、設定回数(例えば16ラウンド)だけ繰返される(大当り動作)。
遊技領域13D内には、図2に示すように、表示台板24が固定されており、表示台板24には、表示装置としてカラー液晶表示器からなる図柄表示装置25が固定されている。この図柄表示装置25の表示画面25Aは、3つの図柄表示領域を横1列に有するものであり、各図柄表示領域内には数字図柄「0」〜「9」からなる図柄群が変動表示されるようになっている。
図3に示すメイン制御装置23は、マイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、メイン制御装置23の入力端子には、図柄始動センサ15及び大入賞口センサ16が電気的に接続されている。
また、表示台板24の後面には表示回路基板(図示省略)が固定されており、この表示回路基板にはマイクロコンピュータを主体に構成された表示制御装置26が搭載されており、表示制御装置26の出力端子には、図3に示すように、ドライブ回路27を介して図柄表示装置25が電気的に接続されている。この表示制御装置26は制御手段に相当するものであり、表示制御装置26の入力端子にはメイン制御装置23の出力端子が電気的に接続されている。
スイッチ回路6Cは、トリガパルスが入力されることに基づいて一定の時間幅の1個のパルス信号を操作信号として表示制御装置26に出力するものであり、ワンショットマルチバイブレータを主体に構成されている。このスイッチ回路6Cはボタンスイッチ6Bからのオン信号をトリガパルスとしてオン信号の立上りタイミングでパルス信号を出力するものであり、表示制御装置26はパルス信号を検出することに基づいて演出ボタン6Aが初期位置から押込み位置に操作されたことを判断し、パルス信号の時間間隔および個数の双方に基づいて演出ボタン6Aの操作パターンを判断する。そして、表示制御装置26は、操作パターンに応じて、所定の表示指示情報を図柄表示装置25に出力するようになっている。
また、遊技盤13の後面側には、賞球回路基板(図示省略)が配設されており、賞球回路基板にはマイクロコンピュータを主体に構成された賞球制御装置28が搭載されている。この賞球制御装置28の入力端子は、図3に示すように、メイン制御装置23の出力端子に電気的に接続されており、メイン制御装置23は図柄始動センサ15からの図柄始動信号や大入賞口センサ18からの入球信号を検出することに基づいて賞球制御装置28に遊技球の払出し指令を出力する。
遊技盤13の後面側には、上端部に位置して球タンク(図示省略)が固定されており、球タンク内には遊技球が貯留されている。また、遊技盤30の後面側にはタンクレール(図示省略)および払出しケース(図示省略)が固定されている。この払出しケース内はタンクレールを介して球タンク内に通じており、払出しケース内には球タンク内からタンクレールを通して遊技球が供給される。
払出しケース内には遊技球の払出し機構が収納されている。この払出し機構はパルスモータからなる払出しモータ29を駆動源とするものであり、払出しモータ29の回転軸が設定量回転する毎に払出しケース内から下方へ1個の遊技球が払出される。この払出しモータ29は、図3に示すように、ドライブ回路30を介して賞球制御装置28の出力端子に電気的に接続されており、賞球制御装置28はメイン制御装置23からの払出し指令を検出することに基づいて払出しモータ29を駆動制御し、払出しケース内から遊技球を払い出し、上皿6内に供給されるようになっている。
次に上記構成の作用について、図4〜図8を用いて説明する。なお、下記動作はメイン制御装置23および表示制御装置26がROMに予め記録された制御プログラムに基づいて実行するものである。メイン制御装置23は電源が投入されると、図4のステップS1へ移行し、表示制御装置26に初期画面の表示指令を出力する。すると、表示制御装置26は、図柄表示装置25の表示画面25Aにおける左列の図柄表示領域内,中列の図柄表示領域内,右列の図柄表示領域内に初期図柄、例えば「123」を表示する。
メイン制御装置23は図4のステップS2で図柄始動センサ15からの図柄始動信号を検出すると、ステップS3へ移行し、図柄始動信号の検出タイミングで大当りカウンタ値,演出時間カウンタ値を取得してRAMに記録する。これら大当りカウンタ,演出時間カウンタは「0」から異なる上限値に加算された後に「0」に戻って加算されるものであり、メイン制御装置23は大当りカウンタ値,演出時間カウンタ値を取得すると、ステップS4へ移行する。
メイン制御装置23はステップS4へ移行すると、ステップS3の大当りカウンタ値を大当り判定値と比較することに基づいて大当りか否かを判定する。この大当り判定値はメイン制御装置23のROMに予め記録されたものであり、大当りカウンタ値が大当り判定値と異なるときには外れと判定され、大当り判定値と同一であるときには大当りと判定される。
次に、メイン制御装置23はステップS5へ移行し、ステップS3の演出時間カウンタ値を演出時間判定値と比較することに基づいて演出時間の設定を行う。この演出時間判定値はメイン制御装置23のROMに予め記録されたものであり、演出時間判定値のそれぞれの値に、例えば、60秒,70秒,80秒,90秒というような演出時間が割り当てられており、取得した演出時間カウンタ値が、演出時間判定値の何れの値と一致するかを判定して、当該図柄始動信号に基づく遊技演出の演出時間を設定するようになっている。なお、演出時間とは、図柄変動を開始してから図柄を確定停止させるまでの時間を指すものとし、この中に、リーチ演出時間や予告演出時間等が定められているものとする。
大当りの判定及び演出時間の設定が行われた後、メイン制御装置23はステップS6へ移行し、表示制御装置26に図柄変動指令を出力する。表示制御装置26は、当該図柄変動指令を受信するとステップS7へ移行し、演出パターン決定処理を行う。
演出パターンの決定とは、メイン制御装置23で判定された大当りか否かの判定結果と、同じくメイン制御装置23で設定された演出時間に基づき、最終的に確定表示される組合せ図柄や、図柄変動開始から図柄確定停止までに図柄変動表示、予告演出、リーチ演出等をどのような演出で行うか(設定された演出時間に対する予告演出の実行時間及びリーチ演出の実行時間の決定、予告演出の演出内容の決定、リーチ演出の演出内容の決定を含む。なお、予告演出、リーチ演出等を行わない場合も含む。)を、表示制御装置26に記憶されたデータの中から選択して決定することである。なお、決定される演出パターンには、表示画面25Aで表示する演出画像やスピーカから再生される遊技音、装飾ランプの表示、所謂可動役物の動作等が含まれるが、本実施の形態では、表示画面25Aで表示するリーチ演出の演出画像の決定についてのみ説明し、他の演出の決定については説明を省略する。
演出パターン決定処理に関し、まず、表示制御装置26は、複数の演出パターンのリーチ演出を予め記憶しており、その中に、図6のタイムチャートに示すような、短い演出時間(例えば60秒)に設定される短いリーチ演出時間T1(例えば45秒)の第1の演出パターンと、長い演出時間(例えば90秒)に設定される長いリーチ演出時間T6(例えば75秒)の第2の演出パターンを有している。すなわち、演出時間が60秒の場合はリーチ演出時間が45秒の第1の演出パターンが設定され、演出時間が90秒の場合はリーチ演出時間が75秒の第2の演出パターンが設定される、というように一定の演出時間に対しては一定のリーチ演出時間が設定されるように定められている。なお、他にも演出時間に応じた種々の演出パターンが記憶されていても良いが、説明を省略する。
ここで、第1の演出パターンは、基本的には、図6の<第1の演出パターン>の「ボタン押さず」に示すように、リーチ演出時間T1に設定される第1の演出内容としてリーチ演出Aが実行されるようになっており、このリーチ演出Aは、図8の(a),(b),(c)に示すように、キャラクタCが登場する演出→キャラクタDが登場する演出→キャラクタHが登場する演出が、短いリーチ演出時間T1において順に実行されるようになっている。なお、図8の(a),(b)は、第1の演出内容としてのリーチ演出Aの画像の上に、後述する指示演出のボタン演出画像100が重ねられた画像となっている。
また、第2の演出パターンは、図6の<第2の演出パターン>に示すように、リーチ演出時間T6に設定される第2の演出内容としてリーチ演出Bが実行されるようになっており、このリーチ演出Bは、図7の(a),(b),(c),(d),(e)に示すように、キャラクタCが登場する演出→キャラクタDが登場する演出→キャラクタEが登場する演出→キャラクタFが登場する演出→キャラクタGが登場する演出が、長いリーチ演出時間T6において順に実行されるようになっている。なお、第2の演出パターンの第2の演出内容は、少なくとも後述する第1の演出パターンにおける指示演出が行われるところまで第1の演出内容と演出内容が共通しており、ここでは、演出開始からキャラクタCが登場する演出→キャラクタDが登場する演出まで、第2の演出内容と第1の演出内容の演出内容が共通している。なお、第2の演出内容には、後述する指示演出としてのボタン演出画像は表示されず、当然、第2の演出内容と演出内容が共通する第1の演出内容とは、指示演出のボタン演出画像100が重ねられていない状態の画像を指す。
また、第1の演出パターンは、後述するように、第1の演出内容で演出が行われている最中に、所定のタイミングで演出ボタン6Aを押すように指示演出が行われると共に演出ボタン6Aの操作が有効となる。そして、遊技者がこれに応じて演出ボタン6Aを押すことで操作信号が表示制御装置26に送信され、当該操作信号の受信により、演出内容が第2の演出パターンにおける第2の演出内容の途中にスキップするように構成されている。その際、操作信号を受信してから、第1の演出パターンが終了するまでの残り時間を算出すると共に、第2の演出パターンにおける終了時から算出された残り時間分だけ遡った第2の演出内容の時点を算出し、第1の演出内容を、算出した第2の演出内容における遡った時点から第2の演出内容に切り替えて演出を行うようになっている。なお、本実施の形態では、図8の(a)に示すようなキャラクタCが登場する演出の表示中の一定時間と、図8の(b)に示すようなキャラクタDが登場する演出の表示中の一定時間に、演出ボタン6Aを押すように指示演出が行われるタイミングが発生するようになっている。
例えば、リーチ演出Aにおいて、図8の(a)に示すようなキャラクタCが登場する演出の表示中に指示演出としてボタン演出画像100が表示され、遊技者がこれに応じて演出ボタン6Aを押したときには、図6の<第1の演出パターン>の「ボタン押した例1」に示すように、第1の演出パターンの演出時間T1から演出ボタン6Aが押されるまでに経過した時間T2を引いた時間T3が、第1の演出パターンが終了するまでの残り時間と算出される。また、図6の<第2の演出パターン>に示すように、第2の演出パターンにおける終了時からこの残り時間T3分だけ遡った第2の演出内容のリーチ演出Bの時点が算出され、その時点以降のリーチ演出B1(ここでは、図7の(d)に示すキャラクタFが登場する演出の途中→図7の(e)に示すキャラクタGが登場する演出)を抜き出す。
そして、リーチ演出Aで演出ボタン6Aが押された時点で、その後のリーチ演出A(図8の(a)に示すキャラクタCが登場する演出の残り→図8の(b)に示すキャラクタDが登場する演出→図8の(c)に示すキャラクタHが登場する演出)を行わずに、即座に、図6の<第1の演出パターン>の「ボタン押した例1」に示すように、第2の演出パターンの第2の演出内容のリーチ演出Bにおける終了時から残り時間T3分だけ遡った時点以降のリーチ演出B1(図7の(d)に示すキャラクタFが登場する演出の途中→図7の(e)に示すキャラクタGが登場する演出)に切り替えて、図8の(d)→図8の(e)に示すように、このリーチ演出B1で演出時間T1の最後まで第1の演出パターンのリーチ演出を行う。すなわち、この場合の第1の演出パターンは、設定されたリーチ演出時間T1で、リーチ演出Aの途中まで(経過時間T2)→リーチ演出Bの途中から(残り時間T3)の順でリーチ演出が実行されることとなり、この場合でも、第1の演出パターンのリーチ演出時間は、第1の演出内容のリーチ演出Aを最後まで行った場合と同じとなる。
また、リーチ演出Aにおいて、図8の(a)に示すようなキャラクタCが登場する演出の表示中に指示演出としてボタン演出画像100が表示されたときには、遊技者がこれに応じずにそのままリーチ演出Aが続行され、図8の(b)に示すようなキャラクタDが登場する演出の表示中に指示演出としてボタン演出画像100が表示されたときに、遊技者がこれに応じて演出ボタン6Aを押したときには、図6の<第1の演出パターン>の「ボタン押した例2」に示すように、第1の演出パターンのリーチ演出時間T1から演出ボタン6Aが押されるまでに経過した時間T4を引いた時間T5が、第1の演出パターンが終了するまでの残り時間と算出される。また、図6の<第2の演出パターン>に示すように、第2の演出パターンにおける終了時からこの残り時間T5分だけ遡った第2の演出内容のリーチ演出Bの時点が算出され、その時点以降のリーチ演出B2(ここでは、図7の(e)に示すキャラクタGが登場する演出の途中から終了まで)を抜き出す。
そして、リーチ演出Aで演出ボタン6Aが押された時点で、その後のリーチ演出A(図8の(b)に示すキャラクタDが登場する演出の残り→図8の(c)に示すキャラクタHが登場する演出)を行わずに、即座に、図6の<第1の演出パターン>の「ボタン押した例2」に示すように、第2の演出パターンの第2の演出内容のリーチ演出Bにおける終了時から残り時間T5分だけ遡った時点以降のリーチ演出B2(図7の(e)に示すキャラクタGが登場する演出の途中から終了まで)に切り替えて、図8の(e)に示すように、このリーチ演出B2で演出時間T1の最後まで第1の演出パターンのリーチ演出を行う。すなわち、この場合の第1の演出パターンは、設定されたリーチ演出時間T1で、リーチ演出Aの途中まで(経過時間T4)→リーチ演出Bの途中から(残り時間T5)の順でリーチ演出が実行されることとなり、この場合でも、第1の演出パターンのリーチ演出時間は、第1の演出内容のリーチ演出Aを最後まで行った場合と同じとなる。
なお、前記した双方の指示演出に対し、遊技者がこれに応じずに(演出ボタン6Aを押さないで)操作信号が表示制御装置26で受信されない場合は、図6の<第1の演出パターン>の「ボタン押さず」に示すように、リーチ演出時間T1の最後まで第1の演出内容のリーチ演出A(図8の(a)に示すキャラクタCが登場する演出→図8の(b)に示すキャラクタDが登場する演出→図8の(c)に示すキャラクタHが登場する演出)でそのままリーチ演出が続けられる。
このような制御を行う表示制御装置26において、図5のステップS21で、メイン制御装置23で設定された演出時間の判定を行い、予め記憶された複数の演出パターンの中から、当該演出時間に応じたどの演出パターンを選択するかの決定を行う。ここで、短い演出時間(例えば60秒)、長い演出時間(例えば90秒)以外の他の演出時間(例えば70秒、80秒等)が設定されていると判定された場合には、図5のステップS22へ移行し、当該演出時間に応じて表示制御装置26に予め記憶された他の演出パターンを選択して実行する。なお、短い演出時間に設定される第1の演出パターン、長い演出時間に設定される第2の演出パターン以外の他の演出時間に設定される他の演出パターン(リーチ演出等を含む)については、説明を省略する。
また、図5のステップS21で、長い演出時間(例えば90秒)が設定されていると判定された場合には、図5のステップS23へ移行し、長い演出時間に応じて表示制御装置26に予め記憶された、長いリーチ演出時間T6(例えば75秒)が設定された第2の演出パターンを選択して実行する。
また、図5のステップS21で、短い演出時間(例えば60秒)が設定されていると判定された場合には、図5のステップS24へ移行し、短い演出時間に応じて表示制御装置26に予め記憶された、短いリーチ演出時間T1(例えば45秒)が設定された第1の演出パターンを選択して実行する。
その後、表示制御装置26は、前記した図5のステップS22〜S24で選択された演出パターンに応じて、図柄表示装置25の表示画面25Aにおける各列の図柄表示領域内に図柄群を設定順序でループ状に変動表示させる。各列の図柄表示領域内には「1」→「2」…「9」→「0」→「1」→…の設定順序で図柄群がループ状に縦方向に変動表示される。そして、図4のステップS8へ移行する。
そして、図4のステップS8へ移行すると、表示制御装置26において、実行中の演出パターンで予告演出を行う設定となっているか否かの判定を行う。ここで、予告演出を行う設定となっている場合には、図4のステップS17へ移行し、設定された予告演出を行う(予告演出の詳細は省略する)。また、予告演出を行わない設定となっている場合には、図柄変動開始から所定の設定時間が経過したことを検出した後、図4のステップS9へ移行し、表示制御装置26は、図柄表示装置25の表示画面25Aにおける左列の図柄表示領域内を、図5の演出パターン決定処理で設定された左列図柄群の左列図柄で仮停止させる。
次に、左列の仮停止から所定の設定時間が経過したことを検出すると、図4のステップS10へ移行し、表示制御装置26は、図柄表示装置25の表示画面25Aにおける右列の図柄表示領域内を、図5の演出パターン決定処理で設定された右列図柄群の右列図柄で仮停止させる。
右列図柄群の仮停止が行われると、図4のステップS11へ移行する。ここで、ステップS7の演出パターン決定処理でリーチ演出を行わない演出パターンが設定された場合はステップS13へ移行する。また、ステップS7の演出パターン決定処理でリーチ演出を行う演出パターンが設定された場合はステップS12へ移行し、設定されたリーチ演出を行う。
ここで、図4のステップS7の演出パターン決定処理で第1の演出パターンと第2の演出パターンを選択した場合のリーチ演出について、図6〜図8を用いて詳述する。なお、他の演出パターンを選択した場合のリーチ演出については、説明を省略する。
まず、第2の演出パターンのリーチ演出の一例について詳述する。図4のステップS11でリーチ演出を行うことと判定された場合、図柄表示装置25の表示画面25Aにおいて、所定の背景画像(ここでは、家の画像が表示されている)200の手前側に、左列図柄401及び右列図柄402が仮停止した状態で表示され、中列図柄403が透明かつ高速で変動表示された状態(図示省略)となる。当該状態から、本実施の形態の第2の演出パターンのリーチ演出の一例では、リーチ演出時間T6のリーチ演出Bとして、まず、図7の(a)に示すように、左列図柄401及び右列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、中列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態にされ、キャラクタCが登場する演出が一定時間行われる。
その後、図7の(b)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び中列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、右列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態のまま、キャラクタDが登場する演出が一定時間行われる。その後、図7の(c)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び中列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、右列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態のまま、キャラクタEが登場する演出が一定時間行われる。その後、図7の(d)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び中列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、右列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態のまま、キャラクタFが登場する演出が一定時間行われる。その後、図7の(e)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び中列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、右列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態のまま、キャラクタGが登場する演出が一定時間行われる。そして、これらの演出の合計で、設定されたリーチ演出時間T6が経過した後、図4のステップS13へ移行する。
次に、第1の演出パターンのリーチ演出の一例について詳述する。図4のステップS11でリーチ演出を行うことと判定された場合、図柄表示装置25の表示画面25Aにおいて、所定の背景画像(ここでは、家の画像が表示されている)200の手前側に、左列図柄401及び右列図柄402が仮停止した状態で表示され、中列図柄403が透明かつ高速で変動表示された状態(図示省略)となる。当該状態から、本実施の形態の第1の演出パターンのリーチ演出の一例では、リーチ演出時間T1のリーチ演出Aとして、まず、図8の(a)に示すように、左列図柄401及び右列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、中列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示され、キャラクタCが登場する演出が一定時間行われる。また、キャラクタCが登場する演出の途中で、遊技者に演出ボタン6Aの操作を促す指示演出として演出ボタン画像100が表示されると共に、演出ボタン6Aの操作が有効になる。
このとき、遊技者が演出ボタン6Aの操作を行い、これにより送信された操作信号が表示制御装置26で受信されると、前記したように、操作信号を受信してから第1の演出パターンが終了するまでの残り時間T3(図6参照)を算出し、第2の演出パターンにおける終了時からこの残り時間T3分だけ遡った第2の演出内容のリーチ演出Bの時点が算出され、その時点以降のリーチ演出B1(図6参照)が抜き出される。そして、図8の(d)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び右列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、中列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態のまま、即座に、キャラクタFが登場する演出を途中から実行し、その後、キャラクタGが登場する演出を一定時間実行する、第2の演出内容のリーチ演出B1が行われる。
そして、これらの演出の合計で、設定されたリーチ演出時間T1が経過した後、図4のステップS13へ移行する。
また、キャラクタCが登場する演出の途中で、指示演出として演出ボタン画像100が表示された際に、遊技者が演出ボタン6Aの操作を行わず、これにより操作信号が一定時間の間に表示制御装置26で受信されないと、そのまま、第1の演出内容のリーチ演出Aとして、図8の(b)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び中列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、右列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態で、キャラクタDが登場する演出が表示される。このキャラクタDが登場する演出の途中で、遊技者に演出ボタン6Aの操作を促す指示演出として演出ボタン画像100が表示されると共に、演出ボタン6Aの操作が有効になる。
このとき、遊技者が演出ボタン6Aの操作を行い、これにより送信された操作信号が表示制御装置26で受信されると、前記したように、操作信号を受信してから第1の演出パターンが終了するまでの残り時間T5(図6参照)を算出し、第2の演出パターンにおける終了時からこの残り時間T5分だけ遡った第2の演出内容のリーチ演出Bの時点が算出され、その時点以降のリーチ演出B2(図6参照)が抜き出される。そして、図8の(e)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び右列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、中列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態のまま、即座に、キャラクタGが登場する演出を途中から実行する、第2の演出内容のリーチ演出B2が行われる。
そして、これらの演出の合計で、設定されたリーチ演出時間T1が経過した後、図4のステップS13へ移行する。
また、キャラクタCが登場する演出及びキャラクタDが登場する演出の途中で指示演出として演出ボタン画像100が表示された際に、遊技者が演出ボタン6Aの操作を行わず、これにより操作信号が一定時間の間に表示制御装置26で受信されないと、そのまま、第1の演出内容のリーチ演出Aとして、図8の(c)に示すように、図柄表示装置25の表示画面25Aに、左列図柄401及び中列図柄402が仮停止した状態で小さく表示され、右列図柄403が透明かつ高速で小さく変動表示された状態で、キャラクタHが登場する演出が一定時間行われる。
そして、設定されたリーチ演出時間T1が経過した後、図4のステップS13へ移行する。
表示制御装置26は、右列の仮停止指令を出力してから所定の設定時間を経過したことを検出すると、図4のステップS13へ移行し、図柄表示装置25の表示画面25Aにおける中列の図柄表示領域内を、図5の演出パターン決定処理で設定された中列図柄群の中列図柄で仮停止させる。
メイン制御装置23は、設定した演出時間が経過したことを検出すると、図4のステップS14へ移行し、表示制御装置26に図柄確定指令を出力する。すると、表示制御装置26は、図柄表示装置25の表示画面25Aにおける各列の図柄を、設定された組合せ図柄で静止させることに基づいて、大当り又は外れが確定したことを遊技者に知らせる。
メイン制御装置23は図柄確定指令を出力すると、図4のステップS15へ移行し、ステップS4の判定結果が大当りであるか外れであるかの判定を行い、大当りである場合はステップS15へ移行する。そして、大入賞口ソレノイド21を駆動制御することに基づいて上述の大当り動作を実行し、ステップS2に復帰し、図柄始動信号の出力を待つ。また、図4のステップS15で、ステップS4の判定結果が外れであると判定した場合は、ステップS2に復帰し、図柄始動信号の出力を待つ。
なお、設定された演出時間に対してどの演出パターンを表示するかの判定は、例えば、取得した所定のカウンタの数値を、予め各演出パターンに対応させて割り当てた数値と比較して、当該カウンタの数値が当てはまる演出パターンを選択する等、適宜の方法で判定するようになっていれば良い。
またさらに、どの演出パターンが選択されるかによって、大当り発生に対する信頼度が変化するようになっていても良い。例えば、基本的に演出時間(リーチ演出時間)が長い演出パターンのリーチ演出の方が、演出時間の短い演出パターンのリーチ演出よりも大当り発生に対する信頼度が高くなるように設定されており、その上で、演出時間が短くても演出ボタン6Aでスキップさせることができる第1の演出パターンのリーチ演出は、それに対応する演出時間が長い第2の演出パターンのリーチ演出と、大当り発生に対する信頼度が同じか高くなるように設定されていても良い。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機(弾球遊技機)は、遊技球が入球可能なものであって、遊技球が入球したことに基づいて大当りであるか否かが判定される起点となる図柄始動口(始動口)14と、遊技球が入球可能な開放状態及び入球不可能な閉鎖状態の相互間で切り換えられるものであって、大当りと判定された場合に開放状態にされる大入賞口(特別入球口)17と、遊技球が前記図柄始動口(始動口)14に入球した場合に、大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する演出画像が表示される表示画面25Aを有する図柄表示装置(表示装置)25と、大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知するための演出パターンを複数記憶しており、前記複数の演出パターンの中から選択した演出パターンの演出画像を前記表示画面25Aに表示させる表示制御装置(制御手段)26と、遊技者による操作が可能なものであって、操作に応じて操作信号を前記表示制御装置(制御手段)26に送る演出ボタン(操作手段)6Aと、を備え、前記表示制御装置(制御手段)26は、前記演出パターンとして、短い演出時間に設定される第1の演出パターンと、長い演出時間に設定される第2の演出パターンを有しており、前記第1の演出パターンが選択された場合、第1の演出内容で演出が行われ、かつ、該第1の演出内容で演出が行われている最中に前記演出ボタン(操作手段)6Aの操作を促すボタン演出画像100を表示する(指示演出を行う)と共に前記演出ボタン(操作手段)6Aの操作が有効となり、前記第2の演出パターンが選択された場合、少なくとも前記ボタン演出画像100が表示される(指示演出が行われる)ところまで前記第1の演出内容と演出内容が共通している第2の演出内容で演出が行われ、前記第1の演出パターンでは、前記第1の演出内容において前記ボタン演出画像100が表示された(指示演出が行われた)際に、前記演出ボタン(操作手段)6Aからの前記操作信号を受信しなかった場合には、前記第1の演出内容でそのまま演出が行われ、前記第1の演出内容において前記ボタン演出画像100が表示された(指示演出が行われた)際に、前記演出ボタン(操作手段)6Aからの前記操作信号を受信した場合には、該操作信号を受信してから前記第1の演出パターンが終了するまでの残り時間を算出すると共に、前記第2の演出パターンにおける終了時から前記残り時間分だけ遡った前記第2の演出内容の時点を算出し、前記第1の演出内容を当該時点から前記第2の演出内容に切り替えて演出が行われるように制御する弾球遊技機としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、遊技者に、演出ボタン(操作手段)6Aを操作した結果、演出がスキップしたように感じさせることができる。また、遊技者が演出ボタン(操作手段)6Aを操作することにより演出がスキップし、スキップした演出が終了した時点で演出パターンが終わるように変更されたように見せかけることができる。すなわち、遊技者側から見れば、第1の演出内容と第2の演出内容の指示演出が行われるところまでの演出内容が共通しているため、第2の演出パターンの第2の演出内容を行っているときに(実際は第1の演出パターンの第1の演出内容を行っているが)、演出ボタン(操作手段)6Aを操作したことにより、第2の演出内容の後半に演出がスキップしたと感じられる演出となる。
さらに、演出ボタン(操作手段)6Aの操作の有無に拘らず、演出時間を変更すること無く、スキップした後の演出が終了したら設定された演出時間も終わるようにすることで、複雑な制御を必要としない遊技演出とすることができ、その結果、比較的簡単な構成で遊技の興趣を向上させることができる。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、パチンコ遊技機を用いて説明したが、これに限るものではなく、本発明は、雀球遊技機やアレンジボール等の他の弾球遊技機にも適用可能である。
また、前記した実施の形態では、短い演出時間に設定される第1の演出パターンのリーチ演出とそれに対応する長い演出時間に設定される第2の演出パターンのリーチ演出を1組のみ例示しているが、このような短い演出時間に設定される第1の演出パターンのリーチ演出とそれに対応する長い演出時間に設定される第2の演出パターンのリーチ演出の組合せを複数有しており、その中から何れかの演出パターンが選択されるようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、短い演出時間に設定される第1の演出パターンのリーチ演出1つに対して、演出内容が切り替わる先の第2の演出パターンが1種類に限定されていたが、これに限るものではなく、短い演出時間に設定される第1の演出パターンのリーチ演出1つに対して、演出内容が切り替わる先の第2の演出パターンが複数種類用意されていても良い。なお、演出内容が切り替わる先が複数種類ある場合は、第1の演出パターンが選択されたときから操作手段の操作がなされるまでの間に、複数種類あるうちのどの第2の演出パターンの第2の演出内容に切り替わるかを決定しておく必要がある。
また、前記した実施の形態では、演出時間が短くても演出ボタンで演出内容をスキップさせることができる第1の演出パターンと、それに対応して少なくとも指示演出が行われるところまで演出内容が共通している演出内容を有していて演出時間が長い第2の演出パターンの組合せを、リーチ演出に適用していたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、第1の演出パターンと第2の演出パターンの組合せを予告演出等の他の演出に適用しても良い。また、第1の演出パターンと第2の演出パターンの組合せを、予告演出等の他の演出とリーチ演出の双方に適用しても良い。
また、前記した実施の形態では、演出全体の演出時間が長い場合にはリーチ演出時間も長くなり、演出全体の演出時間が短い場合にはリーチ演出時間も短くなるように設定されていたが、これに限るものではない。例えば、演出全体の演出時間が長くてもリーチ演出時間の短い第1の演出パターンと、演出全体の演出時間が短くてもリーチ演出時間の長い第2の演出パターンを有しており、リーチ演出時間の短い第1の演出パターンの第1の演出内容のリーチ演出の途中で指示演出が行われて操作手段の操作を行ったときに、リーチ演出時間の長い第2の演出パターンの第2の演出内容のリーチ演出の終了時から算出された途中の時点にスキップするようになっていても良い。但し、この場合でも、一定の演出時間に対して一定のリーチ演出時間を有する演出パターンが対応し、この関係が固定されていることに変わりはない。