JP4247319B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
パチンコ機に代表される弾球遊技機においては、遊技球が始動口に進入すると抽選用乱数に基づいて当たり外れを抽選し(抽選手段)、その抽選結果に対応した停止図柄を決定し(図柄決定手段)、図柄の変動開始から停止図柄が確定表示されるまでの変動時間を決定し(変動時間決定手段)、表示装置(表示手段)に図柄の変動表示を行わせて変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させる(表示制御手段)ことにより、抽選結果すなわち当たり外れを表示する機種が主流となっている。なお、抽選手段による抽選が当たりであったことを必須条件として停止図柄の確定表示後に遊技者に有利な特別遊技を実行するのが普通である。
この種の弾球遊技機において、短縮ボタン(短縮指示手段)が装備されていて、これをオン操作すると変動時間決定手段が決めた変動時間よりも短時間での停止図柄の確定表示を行わせることが可能な機種もあった。
また、保留球記憶手段に記憶された入賞が所定数以上の場合には、変動時間を複数に区切った途中から変動表示を行って(つまり、それ以前の部分はカットして)、図柄の変動時間を短くする技術も提案されている(特開2002−263289号公報、特開2002−263293号公報)。
特開2002−263289号公報 特開2002−263293号公報
従来の短縮ボタンによる変動時間の短縮は、短縮ボタンのオンから一定時間以内に停止図柄の確定表示を行うので、様々なリーチパターンや背景パターンがあるにも係わらず、短縮行為によって表示におけるゲーム性を壊してしまっていた。
また、特許文献1、2のように変動表示を一連のパターンの途中から始める場合にも、前後の脈絡が絶たれるので同様の問題があった。
請求項1記載の弾球遊技機は、
遊技球が始動口に進入すると当たり外れを抽選する抽選手段と、
該抽選手段による抽選結果に対応した停止図柄を決定する図柄決定手段と、
図柄の変動開始から前記停止図柄が確定表示されるまでの変動時間を決定する変動時間決定手段と、
前記図柄を表示する表示手段と、
該表示手段を制御して前記図柄の変動表示を行わせ該変動表示の開始から前記変動時間を経過時に前記停止図柄を確定表示させる表示制御手段と、
前記変動時間決定手段が決めた前記変動時間よりも短時間での前記停止図柄の確定表示を指示するために遊技者が操作する短縮ボタン
を備える弾球遊技機において、
大当たり遊技中を除く遊技状態で前記図柄の変動表示が行われていないときに、前記短縮ボタンの操作によって短縮対象の設定開始を指示されると、前記表示制御手段に指示して前記表示手段に変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別又は変動内容を表示させ、前記表示手段に表示された前記図柄変動の種別又は変動内容から前記短縮ボタンの操作によって選択された前記図柄変動の種別又は変動内容を変動時間短縮の対象として設定する短縮対象設定手段を備えて、
前記表示制御手段は、前記変動表示の開始以後に設定されている受付期間中に前記短縮ボタンが操作されると、前記短縮対象設定手段による設定に従って前記変動時間を短縮して前記停止図柄を確定表示させる構成とした
ことを特徴とする。
この弾球遊技機では、遊技店員又は遊技者が大当たり遊技中を除く遊技状態で前記図柄の変動表示が行われていないときに、短縮ボタンの操作によって短縮対象の設定開始を指示すると、短縮対象設定手段は、表示制御手段に指示して表示手段に変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別又は変動内容を表示させ、表示手段に表示された図柄変動の種別又は変動内容から短縮ボタンの操作によって選択された図柄変動の種別又は変動内容を変動時間短縮の対象として設定する。
図柄変動の種別とは、例えばリーチ表示の有無、スーパーリーチの有無、停止図柄は当たりか外れか等の図柄変動の途中経過や結果(確定表示)による種別である。なお、ここに上げたのは種別の例示であり、これら以外の基準で区分してもよいし、複数の基準を組み合わせて種類分けしてもよい。
変動時間短縮の対象を図柄変動の種別で設定する場合、次のような設定が例示される。なお、変動時間の短縮動作は短縮指示手段が操作されることが前提であり、その操作タイミングは設定に応じて適切な時期があるが、これについての説明は省略する。
(1)非リーチ変動(リーチの発生しない外れ変動)を全て短縮する。この場合、変動時間の短縮がなされなかった図柄変動では必ずリーチが発生する。
(2)非リーチ変動の全てとスーパーリーチが発生しないリーチ変動(スーパーリーチ非発生変動)を全て短縮する。この場合、変動短縮がなされなかった図柄変動では必ずスーパーリーチが発生する。
なお、リーチになってからもキャラクタ等が登場することなく(例えば図柄のスクロール速度が遅くなったり図柄が拡大又は縮小されることはあっても)、図柄が停止(確定又は仮停止)するものがノーマルリーチであり、図柄以外のキャラクタ等が直接又は間接的に図柄の変動に関与するような場面が表示される等、ノーマルリーチとは異なる表示態様となるのがスーパーリーチである。但し、スーパーリーチの初期はノーマルリーチと同様となる(ノーマルリーチの状態を経てスーパーリーチになる)のが普通である。
(3)外れ変動の全てを短縮する。この場合、変動時間の短縮がなされなかった場合は必ず大当たりが発生する。
(4)非リーチ変動を或る割合でカットする。
例えばリーチ発生率が全変動内の約1/10(1割)だとして、非リーチ変動
の8割を変動時間短縮の対象とすると設定すれば、短縮操作をしても変動時間が短縮なされなかった場合には1/2の確率でリーチが発生するという状態を作り出せる。
(5)非リーチ変動全てとスーパーリーチ非発生変動をを或る割合でカットする。例えばスーパーリーチ発生率が全リーチ内の約3/10(3割)だとして、ノーマルリーチの4割をカットすると設定すれば、短縮操作をしても変動時間の短縮がなされなかった場合には、1/2の確率でスーパーリーチが発生するという状態を作り出せる。
(6)非リーチ変動と、外れリーチ変動の大部分(例えば95%)を短縮可能と設定することで、短縮操作を行っても変動時間が短縮されなかった場合には、高確率で大当たりを期待できる図柄変動を見守ることが出来る。
(7)再抽選動作(図柄が例えば111→222→333・・・のように大当たりとなる表示態様のままで変動する。)以外の全てを短縮する。遊技者は、実質的に再抽選動作のみを確認することになる。
これらの例のように、変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別を設定することにより、所望の変動だけが見られるようにしたり(遊技者が設定)、特段見る必要はないと考えられる変動を短縮したり(遊技店が設定)できる。
また、上記のように変動時間短縮の対象を変動の種別で設定した場合、短縮指示手段が操作されなくても設定に従って自動的に変動時間を短縮する構成(オート短縮)とすることも可能である。
一方、変動時間短縮の対象を変動内容で設定する場合、次のような設定が例示される。なお、変動時間の短縮動作は短縮指示手段が操作されることが前提であり、その操作タイミングは設定に応じて適切な時期があるが、これについての説明は省略する。
(1)リーチ発生までを変動短縮する。この場合、リーチが発生しない変動に関しては全短縮されて変動開始から短時間で確定表示となる。また、リーチが発生する変動はリーチ直前までが短縮(カット)される。
(2)スーパーリーチ発生までを変動短縮する。スーパーリーチが発生しない非リーチ変動及びノーマルリーチでの外れ変動は全短縮され、スーパーリーチ発生変動はスーパーリーチ発生直前までが短縮(カット)される。
(3)大当たり発生直前までを変動短縮する。大当たりしない変動は全短縮される。
(4)再抽選発生まで変動短縮する。再抽選が行われない変動は(たとえ大当たりでも)全て全短縮される。
これらの例のように、変動時間短縮の対象となる変動内容を設定することにより、所望の変動だけが見られるようにしたり(遊技者が設定)、特段見る必要はないと考えられる変動を短縮したり(遊技店が設定)できる。
請求項1記載の弾球遊技機によれば、上述したとおり、所望の変動だけが見られるようにしたり(遊技者が設定)、特段見る必要はないと考えられる変動を短縮したり(遊技店が設定)できる。そして、そうした設定であることを遊技者が承知した上での変動時間の短縮であるから、短縮行為によって表示におけるゲーム性が損なわれない。
なお、上記では変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別又は変動内容の一方を設定する場合を説明したが、図柄変動の種別と変動内容の両方を設定する構成にできることは言うまでもない。
請求項1記載の弾球遊技機では、変動表示の開始以後に設定されている受付期間中の短縮ボタンの操作が、短縮の指示として有効とされる。短縮ボタンの短縮操作は受付期間中の1回のみを有効とすれば、制御が複雑化しない。また、遊技者も自分で好適と判断したときに短縮操作を行うようになる。
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、
前記抽選手段、図柄決定手段、変動時間決定手段及び短縮対象設定手段として機能する主基板と、
前記表示制御手段として機能する図柄制御基板とを備え、
前記短縮ボタンの操作信号は前記主基板に入力され、
前記表示手段には、変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別又は変動内容の表示と合わせて、前記選択のための短縮ボタンの操作方法が表示される
ことを特徴とする。
次に、本発明の実施例等により最良の実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施例等に限定されるものではない。
[実施例]
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、長方形の外枠51と前面枠52とからなる筐体にて構成の各部を保持する構造である。
前面枠52は、左側上下のヒンジ54により外枠51に対し開閉可能に取り付けられており、通常は図示するように閉じた状態とされる。
前面枠52には、窓状のガラス枠60が前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。このガラス枠60には板ガラス61が二重にはめ込まれ、板ガラス61の奥には前面枠52に保持された遊技盤10(図2参照)が収納されている。
ガラス枠60の下方には上皿55が配され、前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。上皿55の前面部には短縮指示手段に該当する短縮ボタン75が設置されている。
上皿55の下方にては下皿63が前面枠52に固定され、下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられている。発射ハンドル64を時計回りに回動操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿55から供給された遊技球を遊技盤10に向けて発射する。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)70が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン、精算ボタン、残高表示器を有するCR精算表示装置(図3参照)が備わっている。
図2に示すように、遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。発射装置によって発射された遊技球は外レール11と内レール12との間に形成されている通路を通って遊技領域13に飛び込む。
遊技領域13の中央部にはセンターケース14が装着されており、そのセンターケース14にて取り囲まれるようにして図柄表示装置15(全体の図示は省略)のLCDパネル15aが配されている。
センターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。また、上部(LCDパネル15aの上方)には、4個のLEDが保留LED17として装着されている。
センターケース14の左右上方にはランプ風車19が設置され、それらの下方にはゲート(通過口)21が設置されている。これらゲート21の下方には風車20が設置され、風車20の下方には普通入賞口24が配されている。
センターケース14の直下にはチューリップ式の普通電動役物22が設置されている。この普通電動役物22は始動口となる。普通電動役物22には7セグメントLEDの普通図柄用LED29が付属し、遊技球がゲート21を通過したことに起因する普通図柄抽選で当たりとなると(普通図柄用LED29に当たりの普通図柄が表示されると)設定時間だけ開放される。
また、普通電動役物22の下方には、開閉板26にて開閉される大入賞口25と左右の普通入賞口24とを備える大入賞装置27が配され、盤面最下部にはアウト口28が設けられている。
なお、遊技盤10には、多数の遊技釘16が植設されているが、これらは周知であるので一部のみ図示して全体的な図示と説明は省略する。
本実施例のパチンコ機50の制御系は図3に示す通り、主基板30を中心にして構成されている。詳細の図示は省略するが、主基板30、払出制御基板32、発射制御基板34、サブ統合基板90及び図柄制御基板40は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主基板30には、下皿63が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ、球タンクが空状態になったことを検出する補給スイッチ、遊技者が発射ハンドル64に接触(操作)していることを検出するタッチスイッチ、普通電動役物22への入賞球を検出する第1種始動口スイッチ、遊技球がゲート21を通過したことを検出する普通図柄作動スイッチ、遊技球が大入賞口25の内部に設けられている特定領域を通過したことを検出するVスイッチ、大入賞口25への入賞球を検出するカウントスイッチ、各普通入賞口24への入賞球をそれぞれ検出する賞球払い出しスイッチ等の検出信号や短縮ボタン75が操作された際に出力される操作信号が入力される。
主基板30は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御基板32、発射制御基板34、サブ統合基板90及び図柄制御基板40に出力したり(図柄制御基板40へはサブ統合基板90経由)、また大入賞口25を開閉するための大入賞口ソレノイド、大入賞口25内の特定領域を開閉するVソレノイド、普通電動役物22を開閉する普通役物ソレノイド等の動作を制御する。
また、主基板30は、盤用外部接続端子を介して外部(ホールコンピュータ)に入賞や大当たり等の情報を出力する。
主基板30は、抽選手段、図柄決定手段、変動時間決定手段、短縮パターン選択手段としても機能するが、その詳細は後述する。
払出制御基板32は、主基板30から送られてくるコマンドに応じて玉切モータを稼働させて賞球を払い出させる。また、払出制御基板32は、CRユニット70及びCR精算表示装置と通信し球貸装置による貸球の払い出しに関わる制御も行う。
発射制御基板34は、主基板30から送られてくるコマンド、主基板30経由で入力されるタッチスイッチのタッチ信号、発射ハンドル64の回動量信号及び発射停止スイッチの信号に基づいて発射装置の発射モータを制御して遊技球を発射及び停止させる。また、タッチ信号の有無に応じてタッチランプの点灯も制御する。
図柄制御基板40は特別図柄表示装置15に組み込まれており、特別図柄表示装置15は、図柄制御基板40、LCDパネルユニット(LCDパネル15aが含まれる)及び付属ユニットにて構成されている。図柄制御基板40は、サブ統合基板90(主基板30)から送られてくるコマンドに応じてLCDパネル15aの表示を制御する。特別図柄表示装置15(特にLCDパネル15a)は表示手段に該当し、図柄制御基板40は表示制御手段として機能する。
サブ統合基板90の機能的な構成は図4に示すとおりである。サブ統合基板90は、主基板30から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを図柄制御基板40、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、各制御部位に送信する。そして、音制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ5からの音声出力を制御し、同様にランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、各種ランプ、保留LED17、普通図柄用LED29等のランプ類を制御する。このように構成することで、例えば図柄変動における音、ランプ、特別図柄表示装置15の演出タイミングの同調をはかることができる。
次に、パチンコ機50の動作を説明する。
パチンコ機50の基本的な動作は公知の第1種パチンコ機と同様であるから、概要のみを簡単に説明する。
主基板30は、普通電動役物22に入球(始動入賞が発生)して第1種始動口スイッチの始動検出信号が入力されると、保留記憶の個数が上限個数に達していない限り、当否抽選用乱数と大当たり図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの各種乱数を該当のカウンタから読み込んで、それらを保留データとして保留記憶エリアに記憶する。
保留記憶された保留データに対しては、当否抽選が行われる(抽選手段)。当否抽選は保留データの中で最も古いものを対象に行われ、その保留データは当否抽選に伴って保留エリアから当否抽選用の一時記憶に移されて保留エリアからは消去される。
当否抽選では保留データの当否抽選用乱数が判定テーブルに記録されている当たり判定値のいずれかと一致すれば大当たり、そうでなければ外れと判定する。なお、当たり判定値の個数が少ない通常テーブルと同個数が多い確変テーブルとを切り換え使用(確率変動)する構成とされることもある。
当否抽選が大当たりなら、保留データ中の大当たり図柄決定用乱数に基づいて大当たり図柄を決定し、保留データ中の変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターン(変動時間)を決定する。外れのときは、外れ図柄と変動パターンを決定する。大当たり図柄及び外れ図柄が停止図柄である。
そして、大当たり図柄又は外れ図柄を指定するデータが含まれた変動開始コマンドをサブ統合基板90に送信する。
サブ統合基板90は変動開始コマンドを図柄制御基板40に転送し、また変動開始コマンドに従って音声やLED類を制御する。
図柄制御基板40は、変動開始コマンドを受信するとLCDパネルユニットを制御してLCDパネル15aにて図柄の変動表示を開始させる。さらに、変動開始コマンドに含まれている変動パターンに基づいてLCDパネル15aに図柄の変動表示を行わせ、主基板30からの確定コマンドを受信すると変動開始コマンドで指定されていた停止図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)を確定表示させる。すなわち、特別図柄表示装置15は当否抽選の結果を表示する表示手段となる。
このようにして、大当たりか否かの当否抽選が行われ、その抽選結果を示す特別図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)が特別図柄表示装置15に表示される。
また、大当たり図柄が特別図柄表示装置15に表示されると、主基板30は大当たり遊技処理を実行して大入賞口25を開放させる(特別遊技実行手段)。大当たり遊技の内容は、公知の第1種パチンコ機における特別遊技と同様であり、大入賞口25の1開放(開放時間は約29秒間、但し、開放された大入賞口25に10個入賞すれば開放終了。)を1ラウンドとし、入賞球が特定領域を通過したこと(Vスイッチによって遊技球が検出されたこと)を継続条件に、最大で16ラウンドまで継続する。
次に、特別図柄表示装置15(LCDパネル15a)の表示と短縮ボタン75の関係を説明するが、まず図5を参照して変動開始コマンドの受信(変動表示の開始)から確定コマンドの受信(停止図柄の確定表示)までを場合分けで説明する。なお、本実施例の場合、停止図柄は3つの数字図柄の組合せからなり、大当たり図柄は000、111、222のように3桁揃いであり、それ以外はすべて外れ図柄である。変動表示は3つの数字図柄を左図柄、中図柄、右図柄として、それぞれが独立に上から下へとスクロール変化するのが基本である。
以下、図5に従って具体的に説明する。
(a):変動表示の開始から適宜時間までは左図柄、中図柄、右図柄ともスクロール変動する。
(b):やがて左図柄、右図柄の順に停止(仮停止)するが、左図柄と右図柄が揃わなければ、この時点で外れであることが判明するので中図柄も速やかに停止する。
(c)〜(d):停止した左図柄と右図柄が揃えばリーチである。
(e):中図柄の変動が続いて、特段の変化もなく中図柄も停止すればリーチ変動が終了する(ノーマルリーチのままで確定表示となる。)。なお、図示は545の外れ図柄となっているが、大当たり図柄が表示されることもある。
(f):ノーマルリーチでは中図柄が停止せず、スーパーリーチに発展する場合がある。
(g):図柄以外の画像、例えばキャラクタが表示されて動作する。
(h):そのキャラクタの動作(ここではボールを蹴る動作)が中図柄の変動を停止させるとか、促すとかの場面が表示され、その動作に伴って中図柄が停止すればスーパーリーチ変動が終了する(確定表示となる)。なお、図示は545の外れ図柄となっているが、大当たり図柄が表示されることもある。
(i):さらに、キャラクタが特別な動作(図示の例はシュート)をする等により、スーパーリーチが一段と発展することもある。
(j):発展形のリーチアクションが続いて行われ(スーパーリーチ発展変動)、キャラクタの動作に伴って中図柄が停止すればスーパーリーチ発展変動が終了する(確定表示となる)。ここではキャラクタの動作が奏功せずに545の外れ図柄となっている。
(k):一方、(j)におけるキャラクタの動作が奏功して大当たりとなる態様で中図柄が停止(仮停止)すれば大当たりであることは確定する(左端及び2番目のコマ)。ただし、特典(本例では確率変動)がある大当たりか否かを示すために再抽選変動が行われることがある(3番目のコマ〜右端)。図示の例は555→666→777と大当たりとなる態様のままで変動し、最終的に777が確定表示されている。
[短縮ボタンの操作による変動時間の短縮処理例1]
短縮ボタン75が図5に示した変動表示の流れ中のどの区分で操作されたか
、つまり変動表示の進行度がどの程度であったかを基準とする変動時間の短縮処理例を図6によって説明する。
なお、短縮ボタン75の操作は変動開始コマンドの送出とほぼ同時に有効にされ、変動時間の残時間が設定値(例えば5秒)以下になると無効にされる。すなわち、変動開始から変動時間の残時間が設定値以下になるまでが受付期間である。また、短縮ボタン75の操作は、この受付期間中の最初の1回のみが有効とされる。
短縮ボタン75の操作信号は、図4に示すように、まず主基板30に入力される。主基板30は、変動開始コマンドを送出したときからの時間経過に基づいて当初の変動パターンによる変動時間(以下、「当初変動時間」)の残時間を計算し、その残時間よりも短い短縮用変動時間を決定して、これをサブ統合基板90(図4(a))又は図柄制御基板40(図4(b))に送信する。主基板30が短縮用変動時間を決定するから、主基板30は当初変動時間の場合と同様に図柄を確定表示させるタイミングで確定コマンドを送信できる。
図4(a)の場合は、サブ統合基板90が短縮パターン選択手段として機能する。具体的には、サブ統合基板90は、現在の図柄変動の進行状況(進行度)を例えば図柄制御基板40からの情報に基づいて確認し、その進行度に対応して用意されている複数の短縮用変動パターンの中から、短縮用変動時間に適合する短縮用変動パターンを1つ選択して、これを図柄制御基板40に送信する。
図柄制御基板40は、LCDパネル15aにおける図柄の変動表示をサブ統合基板90から指示された短縮用変動パターンでの図柄の変動表示に切り替えて、その短縮用変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させる。
この図4(a)構成は、LCDパネル15aで行われる図柄の変動表示とサブ統合基板90の制御下にある音及びランプ類との演出タイミングの同調をはかる上で優れている。
図4(b)の場合は、図柄制御基板40が短縮パターン選択手段として機能する。すなわち、上記の例でサブ統合基板90が行った短縮用変動パターンの選択を図柄制御基板40が行い、その短縮用変動パターンでLCDパネル15aの表示を制御する。
なお、図4(a)の構成において、サブ統合基板90は短縮用変動パターンの選択を行わず、図4(b)と同様に図柄制御基板40を短縮パターン選択手段として機能させる構成とすることもできる。
以下の説明は、図4(a)の構成でサブ統合基板90が短縮パターン選択手段として機能するものとして行う。
図6(a)に示すように左図柄、中図柄、右図柄が全て変動中のときに(図5(a)に対応)短縮ボタン75がオンされた場合には、図柄制御基板40は、サブ統合基板90から指示された短縮用変動パターンに従って停止予備動作(ここではスクロール速度のスローダウン)をLCDパネル15aに表示させ(a1)、その後に停止図柄を確定表示させる(a2)。なお、図示は外れ図柄となっているが、大当たり図柄が表示されることもある。
図6(b)に示すようにリーチ中に(図5(d)、(e)に対応)短縮ボタン75がオンされた場合には、図柄制御基板40は、サブ統合基板90から指示された短縮用変動パターンに従って停止予備動作(ここでは中図柄のスクロール域をスポット状にして変動速度をスローダウン)をLCDパネル15aに表示させ(b1)、その後に停止図柄を確定表示させる(b2)。なお、図示は大当たり図柄となっているが、外れ図柄が表示されることもある。
図6(c)に示すようにスーパーリーチは、c1、c2、c3、c4、c5と変化するのが基本であるが、スーパーリーチの開始(c)からc3までの範囲(図5(f)〜(h)に対応)で短縮ボタン75がオンされた場合には、図柄制御基板40は、サブ統合基板90から指示された短縮用変動パターンに従って停止予備動作(ここではキャラクタが中図柄を停止させるアクションを開始するc4場面)をLCDパネル15aに表示させ、その後に停止図柄を確定表示させる(c5)。なお、図示は大当たり図柄となっているが、外れ図柄が表示されることもある。
このように、短縮ボタン75が操作されると、短縮パターン選択手段(サブ統合基板90)が当初変動時間の残時間よりも短い短縮用変動時間で確定表示に至る短縮用変動パターンを、その際の変動表示の進行度に対応して用意されている選択肢の中から選択し、表示制御手段(図柄制御基板40)は、その選択された短縮用変動パターンでの図柄の変動表示に切り替えて、短縮用変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させるので、実行中の変動表示の例えばリーチパターンの種類や進行具合の状況を見て、短縮用変動パターンの表示画像、変動時間を適宜に選択することで、変動短縮を行ってもゲーム性や個々のリーチパターンの「煽り」における個性を壊すことなく、遊技を進行できる。
[短縮ボタンの操作による変動時間の短縮処理例2]
予め変動時間短縮の対象となる図柄変動の変動内容を設定しておき、短縮ボタン75が操作されると、その設定に従って変動時間を短縮して停止図柄を確定表示させる短縮処理例2を示す。
まず、変動時間短縮の対象となる図柄変動の変動内容を設定する手順を説明する。
変動表示の開始から停止図柄の確定表示までの具体的な流れは図5に示したが、これを段階的に区分すると図7の(a)図柄変動に示すように整理できる。本例では、(a)図柄変動に示す段階の内、図7(b)設定内容に示すとおり、リーチ発生まで、スーパーリーチ発生まで、仮大当たり停止までの3つの変動内容のいずれかを変動時間短縮の対象として設定できる。言うまでもないが、必ずしも設定することを要さない。また、説明を簡明にするために設定対象を3つの変動内容にしているが、これに限るわけではない。
この設定は、短縮ボタン75を短縮対象設定手段の入力操作部として機能させて行われる。
具体的には、大当たり遊技中を除く遊技状態で図柄の変動表示が行われていないときに短縮ボタン75を長押し(例えば1秒以上)すると、主基板30がサブ統合基板90に短縮対象設定画面の表示を指示する。これに応じてサブ統合基板90は図柄制御基板40に指示して、LCDパネル15aに、(1)短縮対象設定画面であること、(2)リーチ発生まで、スーパーリーチ発生まで、仮大当たり停止までのいずれかを選択できること、(3)選択のための短縮ボタン75の操作方法等を表示させる。
遊技者が短縮ボタン75を短く(1秒未満)押す毎に主基板30がサブ統合基板90経由で図柄制御基板40に指示して、(a)リーチ発生まで、(b)スーパーリーチ発生まで、(c)仮大当たり停止までの各項目を順番にブリンク表示させる。遊技者が、所望の項目(a)〜(c)がブリンク表示されているときに短縮ボタン75を長押し(1秒以上)すれば、その項目が短縮対象として設定され、主基板30及びサブ統合基板90に記憶される。ここでは主基板30が短縮対象設定手段となり、短縮ボタン75はその入力操作部となる。
図柄変動時における変動時間の短縮は図8に示す変動短縮決定処理(主基板30が実行)によって行われる。
この変動短縮決定処理においては、主基板30は、まず短縮ボタン75の操作信号が入力されているか否かを判断する(S1)。
操作信号が入力されていなければ(S1:NO)リターンする。
なお、短縮ボタン75の操作は変動開始コマンドの送出とほぼ同時に有効にされるが、受付期間の終了は短縮対象として設定されている項目に応じて定まる。つまり、(a)リーチ発生までが設定されていれば、リーチ発生後の短縮ボタン75の操作は無意味である。従って、この場合はリーチ発生と共に受付期間が終了する。(b)スーパーリーチ発生まで、(c)仮大当たり停止までが設定されているときも、同様に受付期間が終了する。
受付期間が終了してからの短縮ボタン75の操作は無効であるから、S1では否定判断となる。但し、受付期間が終了してからの短縮ボタン75の操作に対しても、遊技者の短縮したいという意思を尊重して、何らかの短縮動作を行ってもよい。
また、短縮ボタン75の操作は、受付期間中の最初の1回のみが有効とされるので、2回目以降の操作が行われてもS1では否定判断となる。
操作信号が入力されていれば(S1:YES)、変動パターンにより停止図柄や変動時間を確認し(S2)、短縮対象として設定されている上記項目(a)〜(c)を確認する(S3)。
短縮対象が(a)リーチ発生までなら(S4:YES)、リーチが発生する変動パターンか否かを停止図柄によって判断する(S5)。リーチが発生しないなら(S5:NO)、全短縮を選択し(S6)、そのための短縮用変動時間を決定し、また変動パターンを全短縮の変動パターンに変更して、これをサブ統合基板90(図4(a))又は図柄制御基板40(図4(b))に送信する(S15)。ここでは図4(a)の構成で説明する。
サブ統合基板90は、短縮用変動時間と全短縮用変動パターンを図柄制御基板40に送信するので、図柄制御基板40は、LCDパネル15aにおける図柄の変動表示をサブ統合基板90から指示された全短縮用変動パターンでの図柄の変動表示に切り替えて、その短縮用変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させる。
リーチが発生する場合は(S5:YES)、図7の1)通常変動部分の短縮(2)リーチ変動以降を行う)を選択し(S7)、そのための短縮用変動時間を決定し、また変動パターンを2)リーチ変動以降の変動パターンに変更して、これをサブ統合基板90に送信する(S15)。
サブ統合基板90は、短縮用変動時間と2)リーチ変動以降の変動パターンを図柄制御基板40に送信するので、図柄制御基板40は、LCDパネル15aにおける図柄の変動表示をサブ統合基板90から指示された変動パターンでの図柄の変動表示に切り替えて、その短縮用変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させる。
短縮対象が(a)リーチ発生までではなく(S4:NO)、(b)スーパーリーチ発生までなら(S8:YES)、スーパーリーチが発生する変動パターンか否かを変動時間によって判断する(S9)。スーパーリーチが発生しないなら(S9:NO)、全短縮を選択し(S10)、そのための短縮用変動時間を決定し、また変動パターンを全短縮の変動パターンに変更して、これをサブ統合基板90に送信する(S15)。短縮用変動時間と全短縮用変動パターンを受信したサブ統合基板90の動作、図柄制御基板40の動作及びLCDパネル15aの表示は上述の通りである。
スーパーリーチが発生する場合は(S9:YES)、図7の1)通常変動及び2)リーチ変動部分の短縮(3)スーパーリーチ変動以降を行う)を選択し(S11)、そのための短縮用変動時間を決定し、また変動パターンを3)スーパーリーチ変動以降の変動パターンに変更して、これをサブ統合基板90に送信する(S15)。
サブ統合基板90は、短縮用変動時間と3)スーパーリーチ変動以降の変動パターンを図柄制御基板40に送信するので、図柄制御基板40は、LCDパネル15aにおける図柄の変動表示をサブ統合基板90から指示された変動パターンでの図柄の変動表示に切り替えて、その短縮用変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させる。
短縮対象が(a)リーチ発生までではなく(S4:NO)、(b)スーパーリーチ発生まででもないなら(S8:NO)、(c)再抽選発生までであるから、再抽選が発生する変動パターンか否かを変動時間によって判断する(S12)。再抽選が発生しないなら(S12:NO)、全短縮を選択し(S13)、そのための短縮用変動時間を決定し、また変動パターンを全短縮の変動パターンに変更して、これをサブ統合基板90に送信する(S15)。短縮用変動時間と全短縮用変動パターンを受信したサブ統合基板90の動作、図柄制御基板40の動作及びLCDパネル15aの表示は上述の通りである。
再抽選が発生する場合は(S12:YES)、図7の1)通常変動〜4)スーパーリーチ発展変動部分の短縮(5)再抽選変動以降を行う)を選択し(S14)、そのための短縮用変動時間を決定し、また変動パターンを5)再抽選変動以降の変動パターンに変更して、これをサブ統合基板90に送信する(S15)。
サブ統合基板90は、短縮用変動時間と5)再抽選変動以降の変動パターンを図柄制御基板40に送信するので、図柄制御基板40は、LCDパネル15aにおける図柄の変動表示をサブ統合基板90から指示された変動パターンでの図柄の変動表示に切り替えて、その短縮用変動時間を経過時に停止図柄を確定表示させる。
このように、変動時間短縮の対象となる変動内容を設定することにより、所望の変動だけが見られるようにして、特段見る必要はないと考えられる変動を短縮(カット)できる。
なお、S15において、主基板30は短縮用変動時間のみを決定してサブ統合基板90に指示する構成として、短縮用変動時間に対応する短縮用変動パターンの選択はサブ統合基板90が行う構成としてもよい。この場合、サブ統合基板90の処理は短縮処理例1と同様になる。
[短縮ボタンの操作による変動時間の短縮処理例3]
上記の短縮処理例2は変動時間短縮の対象となる図柄変動の変動内容を設定しておく例であるが、変動時間短縮の対象となる図柄変動の種類を設定しておく例を短縮処理例3として説明する。
変動時間短縮の対象となる図柄変動の種類は、(a)非リーチ変動(リーチの発生しない外れ変動)を全て短縮、(b)非スーパーリーチ変動(スーパーリーチの発生しない外れ変動)を全て短縮、(c)大当たり変動以外を全て短縮の3種類である。なお3種類としたのは説明を簡明にするためであり、これに限るわけではない。変動内容を設定する手順は、対象が異なるだけで短縮処理例2と同様であるから、説明を省略する。
図柄変動時における変動時間の短縮は図9に示す変動短縮決定処理(主基板30が実行)によって行われる。
この変動短縮決定処理においては、主基板30は、まず短縮対象の図柄変動が設定されているか否かを判断する(S21)。
設定されていなければ(S21:NO)リターンする。
短縮対象の図柄変動が設定されていれば(S21:YES)、短縮対象として設定されている上記項目(a)〜(c)を確認する(S22)。
短縮対象が(a)非リーチ変動なら(S23:YES)、短縮ボタン75の操作が有効な受付期間中に短縮ボタン75の操作信号が入力されたか否かを判断する(S24)。
短縮ボタン75が有効にされる受付期間の開始と終了は短縮対象として設定されている項目に応じて定まり、短縮処理例2とほぼ同様である。また、短縮ボタン75の操作は、受付期間中の最初の1回のみが有効とされる点も短縮処理例2と同じである。
操作信号が入力されていれば(S24:YES)、変動短縮操作を実行する(S25)。ここでは、リーチが発生する変動パターンか否かを判断し、リーチが発生しないなら全短縮処理を行い(その内容は短縮処理例2の全短縮と同様)、リーチが発生するなら特段の処理は行わない(短縮しない)。
短縮対象が(a)非リーチ変動でなく(S23:NO)、(b)非スーパーリーチ変動のときは(S26:YES)、受付期間中に短縮ボタン75の操作信号が入力されていれば(S27:YES)変動短縮操作を実行する(S28)。ここでは、スーパーリーチが発生する変動パターンか否かを判断し、リーチが発生しないなら全短縮処理を行い(その内容は短縮処理例2の全短縮と同様)、スーパーリーチが発生するなら特段の処理は行わない(短縮しない)。
短縮対象が(a)非リーチ変動でなく(S23:NO)、また(b)非スーパーリーチ変動でもなければ(S26:NO)、(c)大当たり変動以外が設定されていることになる。従って、受付期間中に短縮ボタン75の操作信号が入力されていれば(S29:YES)変動短縮操作を実行する(S30)。ここでは、大当たりが表示される変動パターンか否かを判断し、大当たりが発生しないなら全短縮処理を行い(その内容は短縮処理例2の全短縮と同様)、大当たりが発生するなら特段の処理は行わない(短縮しない)。
このように、変動時間短縮の対象となる図柄変動の種類を設定することにより、所望の変動だけが見られるようにして、特段見る必要はないと考えられる変動を短縮(カット)できる。
なお、変動短縮操作実行(S25、S28、S30)において、主基板30は短縮用変動時間のみを決定してサブ統合基板90に指示する構成として、短縮用変動時間に対応する短縮用変動パターンの選択はサブ統合基板90が行う構成としてもよい。この場合、サブ統合基板90の処理は短縮処理例1と同様になる。
また、短縮ボタン75の操作は不要にして(つまり、S24、S27、S29の判断は行わずに)、変動短縮操作実行(S25、S28、S30)を実行する構成(オート短縮)とすることもできる。
[短縮ボタンの操作による変動時間の短縮処理例4]
短縮ボタン75が操作されると、操作された時以後に予定されていた変動表示の内容に応じて選択して、短縮表示する例を示す。なお、短縮ボタン75の操作に応じての短縮用変動時間の決定、短縮用変動パターンの選択、これらに従う表示動作等は短縮処理例1と同様であるから説明は省略する。
本例では、短縮ボタン75が操作されたタイミング(及び以後に予定されていた変動表示の内容)に応じて、以下のような表示動作が行われる。
(1)全図柄変動中(図5(a))に短縮ボタン75がオンなら全図柄停止アクションを行う(図5(b)の右コマ)。
(2)右図柄の停止(仮停止)中(図5(b)の中コマ)に短縮ボタン75がオンなら中図柄の停止アクションを行う(図5(b)の右コマ)。
(3)リーチ発生中(図5(d))に短縮ボタン75がオンなら中図柄の停止にかかる時間と停止態様を(2)と同様に短縮。
(4)スーパーリーチ中(図5(f)、(g))に短縮ボタン75がオンならスーパーリーチの内容に沿った図柄停止態様の仕方であるが変動時間は短縮する。
(5)キャラクタの出現しているスーパーリーチ中(図5(g))に短縮ボタン75がオンなら、いきなりキャラクタの停止アクション(図5(h))を行う。
これらは例示であって、この他にも短縮ボタン75が操作されたタイミング(及び以後に予定されていた変動表示の内容)に応じて、様々な短縮表示動作が行われるが、いずれの場合も、最終的にその変動パターンで確定する直前に表示する予定だった変動アクションを即座に表示して停止図柄の確定表示に至る。
このように、短縮ボタン75を操作すれば図柄変動の後半或いは終期に予定されていた変動アクションだけを見るようにでき、特段見る必要のない変動アクションを短縮(カット)できる。遊技者の短縮操作に応じた変動時間の短縮であり、後半或いは終期に予定されていた、いわば重要な変動アクションは行われるので短縮行為によって表示におけるゲーム性が損なわれない。
実施例のパチンコ機の正面図。 実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図。 実施例のパチンコ機の電気ブロック図。 サブ統合基板に関わる構成の説明図であり、(a)はサブ統合基板が短縮用変動パターンを選択する構成、(b)は図柄制御基板が短縮用変動パターンを選択する構成を示す。 実施例のパチンコ機における図柄変動を場合分けで示す説明図。 短縮処理例1の説明図。 短縮処理例2における設定の説明図。 短縮処理例2の変動短縮決定処理のフローチャート。 短縮処理例3の変動短縮決定処理のフローチャート。
符号の説明
10・・・遊技盤、
13・・・遊技領域、
15・・・特別図柄表示装置(表示手段)、
15a・・・LCDパネル(表示手段)、
22・・・普通電動役物(始動口)、
25・・・大入賞口、
30・・・主基板(抽選手段、図柄決定手段、変動時間決定手段、短縮パターン選択手段、短縮対象設定手段)
40・・・図柄制御基板(表示制御手段)、
50・・・パチンコ機(弾球遊技機)、
75・・・短縮ボタン(短縮指示手段、入力操作部)
90・・・サブ統合基板(短縮パターン選択手段、短縮対象設定手段)。

Claims (2)

  1. 遊技球が始動口に進入すると当たり外れを抽選する抽選手段と、
    該抽選手段による抽選結果に対応した停止図柄を決定する図柄決定手段と、
    図柄の変動開始から前記停止図柄が確定表示されるまでの変動時間を決定する変動時間決定手段と、
    前記図柄を表示する表示手段と、
    該表示手段を制御して前記図柄の変動表示を行わせ該変動表示の開始から前記変動時間を経過時に前記停止図柄を確定表示させる表示制御手段と、
    前記変動時間決定手段が決めた前記変動時間よりも短時間での前記停止図柄の確定表示を指示するために遊技者が操作する短縮ボタン
    を備える弾球遊技機において、
    大当たり遊技中を除く遊技状態で前記図柄の変動表示が行われていないときに、前記短縮ボタンの操作によって短縮対象の設定開始を指示されると、前記表示制御手段に指示して前記表示手段に変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別又は変動内容を表示させ、前記表示手段に表示された前記図柄変動の種別又は変動内容から前記短縮ボタンの操作によって選択された前記図柄変動の種別又は変動内容を変動時間短縮の対象として設定する短縮対象設定手段を備えて、
    前記表示制御手段は、前記変動表示の開始以後に設定されている受付期間中に前記短縮ボタンが操作されると、前記短縮対象設定手段による設定に従って前記変動時間を短縮して前記停止図柄を確定表示させる構成とした
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記抽選手段、図柄決定手段、変動時間決定手段及び短縮対象設定手段として機能する主基板と、
    前記表示制御手段として機能する図柄制御基板とを備え、
    前記短縮ボタンの操作信号は前記主基板に入力され、
    前記表示手段には、変動時間短縮の対象となる図柄変動の種別又は変動内容の表示と合わせて、前記選択のための短縮ボタンの操作方法が表示される
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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