JP5736641B2 - 樹脂成形品より成る筒状部材 - Google Patents
樹脂成形品より成る筒状部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5736641B2 JP5736641B2 JP2009228962A JP2009228962A JP5736641B2 JP 5736641 B2 JP5736641 B2 JP 5736641B2 JP 2009228962 A JP2009228962 A JP 2009228962A JP 2009228962 A JP2009228962 A JP 2009228962A JP 5736641 B2 JP5736641 B2 JP 5736641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical member
- star
- slider
- molded product
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
そして、前記ノック部材は、近年においては製作コストを下げるために、樹脂材質から成形されることが多くなってきている。また、その樹脂成形品であるノック部材は、成形性や樹脂材料の削減、軽量化の観点から、内部が抉られた筒状をなしている。
次に、その樹脂成形品から成るノック部材の成形手段について説明する。射出成型などの手段によって成形されるノック部材の外形は、金型装置に配置されたキャビティーによって形成され、内形はコアピンによって形成される。つまり、そのコアピンとキャビティーによってノック部材が成形される空間部が形成されるのである。そして、その空間部に樹脂を流入させるためのゲート口がキャビティーの端部に形成されている。ゲート口を端部に形成することによって、ノック部材が成形された後におけるゲート跡を極力、外観からは視認しにくいようにしているのである。
次に、前記摺動子(ノック部材)6についてさらに詳述する。摺動子6はアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体やポリカーボネートなどの樹脂材質から成形されており、また、射出成型などの手段によって成形されている。その摺動子6は、後端部に底部9を有しており、有底の筒状部材となっている。また、摺動子6の前方部の外周は、円形をなしている(外面円形部10)が、後方部の外周は外面星型部11となっている。その外面星型部11は、6個の頂部11aと、その隣り合う頂部11a間に形成された三角錐状の凹陥部11bとから形成されている。その凹陥部11bは、上部が広く開口しており、下方に向かって次第に狭くなっている。
また、摺動子6は、筒状、即ち、内部に中空部12を有しており、その中空部12の前方部は円形の内面円形部13となっているが、後方部は6個の頂部を有する内面星型部14となっている。即ち、その内面星型部14の隣り合う頂部14aの中間部には、内径方向に向かって突出する突状部14bが形成されている。そして、それら内面内径部13、並びに、内面星型部14は、前記外面円形部10、並びに、外面星型部11と対応した位置に形成されている。
一方、回転子4の材質としては、ポリオキシメチレン(アセタール)やポリカーボネートなどが挙げられるが、摺動性を考慮するとポリオキシメチレンが好ましい。
前記キャビティー16の前方部は、摺動子6の外面円形部10が形成されるよう内面円形部21が形成されており、後方部には摺動子6の外面星型部11が形成されるよう内面星型部22が形成されている。一方、コアピン17の前方部には、摺動子6の内面円形部13が形成されるよう外面円形部23が形成されており、後方部には摺動子6の内面星型部14が形成されるよう外面星型部24が形成されている。そして、前記ゲート口19がキャビティー16の内面円形部21の中間部に形成されている。
尚、本例においては、ゲート口を2個所としているが、1箇所であっても良く、或いは、3個所、4箇所などであっても良い。成形する大きさによって適宜変更が可能である。
2 ボールペン体
3 弾撥部材
4 回転子
5 突起 回転子の後端部の突起
6 摺動子(ノック部材)
7 突起 摺動子のホームベース状の突起
8 突起 摺動子の下端部
9 摺動子 底部
10 外面円形部
11 外面星型部
11a 外面星型部 頂点
11b 外面星型部 凹陥部
12 中空部
13 内面円形部
14 内面星型部
14a 内面星型部 頂点
14b 内面星型部 突状部
15 金型装置
16 キャビティー
17 コアピン
18 空間部
18a 中空円形部
18b 中空星型部
19 ゲート
20 ゲート跡
21 キャビティー内面円形部
22 キャビティー内側星型部
23 コアピン外面円形部
24 コアピン外側星型部
25 筒状部材(両持ち金型)
26 中空部(両持ち金型)
27 内面星型部
27a 頂点
27b 内径方向頂点
Claims (3)
- 樹脂成形品より成る筒状部材であって、その筒状部材の内形を多角形状とすると共に、その多角形状の隣り合う角部の中間部に、前記内形の中心方向に向かって突出する突部を形成し、またその筒状部材の外面を外面星型部とすると共に、その外面星型部の隣り合う頂部間に、前記筒状部材の内形の中心に向かって次第に狭くなる凹陥部を、前記突部と同数形成し、前記凹陥部は、前記突部と対応した位置に形成した樹脂成形品より成る筒状部材。
- 前記多角形状の角部、並びに、突部の頂部を円弧状に形成した請求項1記載の樹脂成形品より成る筒状部材。
- 前記筒状部材の少なくとも一方の端部近傍の内面を円形に形成した請求項1、或いは、請求項2に記載の樹脂成形品より成る筒状部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009228962A JP5736641B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 樹脂成形品より成る筒状部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009228962A JP5736641B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 樹脂成形品より成る筒状部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011073371A JP2011073371A (ja) | 2011-04-14 |
JP5736641B2 true JP5736641B2 (ja) | 2015-06-17 |
Family
ID=44017864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009228962A Active JP5736641B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 樹脂成形品より成る筒状部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5736641B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04130892U (ja) * | 1991-05-22 | 1992-12-01 | プラチナ萬年筆株式会社 | 筆記具等の軸体 |
JPH11129677A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Pentel Kk | シャ−プペンシル |
JP2001058491A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-06 | Pentel Corp | シャープペンシル |
JP2002067574A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-08 | Pentel Corp | 細い孔を有する筒体 |
JP5365333B2 (ja) * | 2009-04-30 | 2013-12-11 | ぺんてる株式会社 | 多角形の外径、並びに、内径を有する筒状部材を成形するキャビテーブロック、並びに、コアピン |
-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009228962A patent/JP5736641B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011073371A (ja) | 2011-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5808104B2 (ja) | ボールペン及びボールペン用ペン先チップ | |
CN105026173A (zh) | 夹子附接结构 | |
JP5736641B2 (ja) | 樹脂成形品より成る筒状部材 | |
JP4925898B2 (ja) | リフィールホルダ | |
JP4796037B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP5670259B2 (ja) | 樹脂成形品およびこれを用いた筆記具 | |
JP6621172B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP6351100B2 (ja) | ボールペン | |
JP4906625B2 (ja) | ノック式筆記具 | |
JP5549201B2 (ja) | 筆記具 | |
JP5355995B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP2016064609A (ja) | 出没式ボールペン | |
JP6057051B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP2012210745A (ja) | 筆記具 | |
KR101478353B1 (ko) | 노크가압식 필기구 | |
JP7492071B2 (ja) | 筆記具の部品の製造方法 | |
JP5471894B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4538932B2 (ja) | 筆記具用部品 | |
JP7406985B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6044233B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP6310210B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2009202453A (ja) | 筆記具の軸筒 | |
JP6576893B2 (ja) | ノック式ペン | |
JPH0726176U (ja) | 直液式筆記具 | |
JP3641823B2 (ja) | ノック式筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120614 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140325 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5736641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |