JP5734063B2 - シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5734063B2
JP5734063B2 JP2011086662A JP2011086662A JP5734063B2 JP 5734063 B2 JP5734063 B2 JP 5734063B2 JP 2011086662 A JP2011086662 A JP 2011086662A JP 2011086662 A JP2011086662 A JP 2011086662A JP 5734063 B2 JP5734063 B2 JP 5734063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
rotating body
sheet
moving
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011086662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012001366A (ja
Inventor
櫛田 秀樹
秀樹 櫛田
明人 関川
明人 関川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011086662A priority Critical patent/JP5734063B2/ja
Priority to US13/104,103 priority patent/US8500122B2/en
Priority to CN201110122047.1A priority patent/CN102249117B/zh
Publication of JP2012001366A publication Critical patent/JP2012001366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5734063B2 publication Critical patent/JP5734063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/18Oscillating or reciprocating blade folders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2403/00Power transmission; Driving means
    • B65H2403/50Driving mechanisms
    • B65H2403/51Cam mechanisms
    • B65H2403/512Cam mechanisms involving radial plate cam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/10Rollers
    • B65H2404/14Roller pairs
    • B65H2404/144Roller pairs with relative movement of the rollers to / from each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/20Location in space
    • B65H2511/22Distance
    • B65H2511/224Nip between rollers, between belts or between rollers and belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/24Post -processing devices
    • B65H2801/27Devices located downstream of office-type machines

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、シートを搬送する離間可能なシート搬送ローラ対を離間させるための構成に関し、特にシート搬送回転体対の離間位置から当接位置に移動する際の衝撃力を小さくすることのできるシート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置に関する。
従来、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、シート上にトナー画像を形成する画像形成部と、シート上に形成されたトナー画像を定着させる定着部とを備えている。さらに、画像形成装置においては、トナー画像が定着されたシートに対して製本処理等の処理を行うシート処理装置を設けたものがある。また、従来の画像形成装置及びシート処理装置は、シートを搬送するシート搬送装置を備えている。
ここで、従来のシート処理装置においては、製本処理の際、所定枚数のシートを重ねてシート束を形成した後、シート束の中央部を、糸やステイプル、接着剤等で綴じた後、綴じ部を二つ折りすることでシート束を冊子状に形成するものが一般的に知られている。なお、このような従来のシート処理装置においては、製本処理を行うため、中折り板と、シート押し込み方向に並設された2対の折りローラを備えたものがある。そして、シートを二つ折りする場合は、中折り板によってシート押し込み方向上流側の折りローラ対及び下流側の折りローラ対のニップ部に、シート束の綴じ部を順次押し込むことにより、綴じ部を二つ折りするようにしている。
このような構成のシート処理装置の場合、シート枚数が増加すると、中折り板によるシート束の押し込みによる二つ折りが完了した後、中折り板を後退移動する際、折りローラ対のニップ圧によって後退移動時の移動負荷が高くなる。そこで、このような移動負荷を低減させるように折り動作後に、シート押し込み方向上流側の折りローラ対を離間させ、ローラ対間を開放させるようにしている。
このように折りローラ対を離間させるため、例えば一対の揺動部材に2対の折りローラ対を支持させると共に、揺動部材の回動中心をシート押し込み方向下流側の折りローラ対よりも下流位置に設定するようにしている。そして、このような構成のローラ移動機構により、シート束が下流側の折りローラ対に到達した時、シート束厚と揺動部材の回動中心からのアーム比によって、上流側の折りローラ対を離間する方向へ移動させるようにしている(特許文献1参照)。
このように、従来のシート搬送装置においては、比較的ローラ同士の当接圧が高く設定されている折りローラ対や熱定着ローラ対を、揺動部材やカム機構等を備えたローラ移動機構により、当接位置と離間位置との間で移動させるようにしている。なお、例えば、熱定着ローラ対を離間及び当接させる手段としてカム機構を備えたローラ移動機構としては、一方のローラ端部に偏心カムを設けるようにしたものがある(特許文献2参照)。
特開2004−224554号公報 特開平10−247028号公報
ところで、このようなローラ移動機構を備えた従来のシート搬送装置において、既述した特許文献1のようなローラ移動機構の場合、単一の揺動部材に複数の折りローラ対を支持する構成となっている。しかし、このような構成の場合、折りローラ対の離間方向への移動がシート束の厚みによる移動のみになる。このため、シート束の後端部が下流側の折りローラ対を通過した瞬間、上流側及び下流側の折りローラ対がバネの作用によって同時に、当接方向に移動しようとする。
また、既述した特許文献2のようなローラ移動機構の場合、カム機構の特性上、負荷方向が、上死点(カムフォロアが中心軸から最も遠い点)を境にして変化する。即ち、カム機構を用いた場合、カム曲線の昇り側(カムフォロアが中心軸から遠くなる移動方向)の負荷方向と、カム曲線の降り側(カムフォロアが中心軸に近づく移動方向)の負荷方向が、上死点を境にして変化する。
つまり、カム曲線の昇り側は、ローラ対を圧接させるための加圧力によってカムフォロアを押し上げる際の抗力となり、カム曲線の降り側は、ローラ対の加圧力によってカムフォロアを押し下げる助力となる。このため、この上死点を境とする負荷変化点で、駆動伝達部において歯車のバックラッシ間で歯当たり面の移動が発生する。ここで、特にカム軸上等に歯車を設けた場合、カムの負荷変化点と、歯車の歯あたり面が移動する歯の位相角が一致するため、特定の歯に繰り返し衝撃負荷が付与され、歯面破損、衝突音等の問題が考えられる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、ローラ対等のシート搬送回転体対の離間位置から当接位置に移動する際の衝撃力を小さくすることのできるシート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、互いに付勢されて当接し、シートを挟んで搬送する第1回転体及び第2回転体からなるシート搬送回転体対と、前記第1回転体及び前記第2回転体を互いに接離させる移動機構と、を備え、前記移動機構は、前記第1回転体が前記第2回転体に当接する方向の付勢力に抗して前記第1回転体を前記第2回転体から離間するよう移動させる第1カムと、前記第2回転体が前記第1回転体に当接する方向の付勢力に抗して前記第2回転体を前記第1回転体から離間するよう移動させる第2カムと、前記第1カムと前記第2カムとを駆動する同一の駆動部と、前記同一の駆動部の駆動を前記第1カム及び前記第2カムに伝達する駆動伝達歯車と、を備え、前記第1カムと前記第2カムは、前記駆動伝達歯車を介して伝達される前記駆動部の駆動により回転する際、前記第1回転体と前記第2回転体とが互いに離間する各々の最大離間位置に前記第1回転体及び前記第2回転体を移動させ、且つ、前記第1回転体と前記第2回転体とを各最大離間位置から異なるタイミングで近づく方向へ移動させるカム曲面を有することを特徴とするものである。
本発明のように、接離可能な第1回転体と第2回転体とを当接させる際、第1回転体と第2回転体を異なるタイミングで移動させることにより、ローラ対等のシート搬送回転体対の離間位置から当接位置に移動する際の衝撃力を小さくすることができる。
本発明の実施の形態に係るシート搬送装置、シート処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図。 上記シート処理装置であるフィニッシャの構成を説明する図。 上記画像形成装置及びフィニッシャに設けられた中綴じ製本装置を制御する制御ブロック図。 上記中綴じ製本装置の制御ブロック図。 上記中綴じ製本装置に設けられ、折りローラ対を移動させるローラ移動機構の上視図。 上記ローラ移動機構の斜視図。 上記ローラ移動機構の部分詳細図。 上記折りローラ対を離間及び当接させる動作を説明するフローチャート。 上記折りローラ対を離間及び当接させる動作を説明する図。 上記折りローラ対が離間状態となった状態を示す斜視図。 上記ローラ移動機構の上ローラ移動カム及び下ローラ移動カムのカム曲線プロファイル。 上記上ローラ移動カム及び下ローラ移動カムの動作を説明する第1の図。 上記上ローラ移動カム及び下ローラ移動カムの動作を説明する第2の図。 本実施の形態の他の構成を説明する第1の図。 本実施の形態の他の構成を説明する第2の図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置、シート処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
図1において、600は画像形成装置、602は画像形成装置本体(以下、装置本体という)、650は装置本体602の上部に設けられた原稿読み取り部(イメージリーダ)、651は複数の原稿を自動的に読み取るための原稿給送装置である。
装置本体602は、画像形成するための通常のシートPを積載する給紙カセット909a,909b、電子写真プロセスを用いてシート上にトナー画像を形成する画像形成部603、シートに形成されたトナー画像を定着させる定着部904等を備えている。また、装置本体602の上面にはユーザーが装置本体602に対して各種入力/設定を行うため操作部601が、また装置本体602の側方には、シート処理装置であるフィニッシャ500が接続されている。なお、960は装置本体602及びフィニッシャ500の制御を司る制御部であるCPU回路部である。
そして、このような画像形成装置600において、不図示の原稿の画像をシートに形成する際には、まず原稿給送装置651により搬送された原稿の画像を、原稿読み取り部650に設けられたイメージセンサ650aにより読み取る。この後、読み取られたデジタルデータを露光手段604に入力し、露光手段604は、このデジタルデータに応じた光を画像形成部603に設けられた感光体ドラム914(914a〜914d)に照射する。このように光が照射されると、感光体ドラム表面に静電潜像が形成され、この静電潜像を現像することにより、感光体ドラム表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー画像が形成される。
次に、この4色のトナー画像を給紙カセット909a,909bから給送されたシート上に転写し、この後、シート上に転写されたトナー像を、定着部904により永久定着する。なお、このようにトナー画像を定着した後、シートの片面に画像を形成するモードであれば、そのまま、シートを排出ローラ対907からフィニッシャ500に排出する。
また、シートの両面に画像を形成するモードであれば、シートを定着部904から反転ローラ905に受け渡しし、この後、所定のタイミングで反転ローラ905を反転させ、シートを両面搬送ローラ906a〜906fの方向へ搬送する。そして、この後、再度、シートを画像形成部603に搬送し、裏面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を転写する。なお、このように裏面に4色のトナー像が転写されたシートは、再度定着部904に搬送されてトナー画像が定着され、この後、排出ローラ対907から排出され、装置本体602の側部に接続されたフィニッシャ500に搬送される。
フィニッシャ500は、装置本体602から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、取り込んだシートの後端付近に孔をあけるパンチ処理を行うようになっている。また、フィニッシャ500は、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、製本処理等の処理を行うようになっており、シートをステイプルするステイプル部700及びシート束を二つ折りにして製本する中綴じ製本装置800を備えている。
そして、フィニッシャ500は、図2に示すように、シートを装置内部に取り込むための入口ローラ対502を備えており、装置本体602から排出されたシートは、入口ローラ対502に受け渡される。なお、この時、入口センサ501によりシートの受渡しタイミングも同時に検知される。
この後、入口ローラ対502により搬送されたシートは搬送パス503を通過しながら、シートの端部位置を横レジ検知センサ504により検知され、フィニッシャ500のセンター(中央)位置に対してどの程度、幅方向のずれが生じているかが検知される。また、このように幅方向のずれ(以下、横レジ誤差という)が検知された後、シートはシフトローラ対505,506に搬送されている途中でシフトユニット508が手前方向、或は奥方向に所定量移動することにより、シートのシフト動作が実施される。
次に、シートは搬送ローラ510及び離間ローラ511により搬送され、バッファローラ対515に達する。この後、上トレイ536に排出される場合は、上パス切換部材518が不図示のソレノイド等の駆動手段により、図中破線の状態になる。これにより、シートは上パス搬送路517に導かれ、上排出ローラ520により上トレイ536に排出される。
上トレイ536に排出されない場合は、バッファローラ対515により搬送されたシートは、実線に示す状態の上パス切換部材518により束搬送パス521に導かれる。この後、搬送ローラ522、束搬送ローラ対524により順次搬送パス内を通過していく。次に、搬送されてきたシートを下方の積載トレイ537に排出する場合は、実線に示す状態のサドルパス切換部材525により下パス526に搬送される。この後、下排出ローラ対528により中間処理トレイ538に排出される。そして、排出されたシートは、パドル531やベルトローラ558等の戻し手段により、シートを順次積載しながら整合し、整合積載されたシート束に対して処理を施すためのシート積載部としての中間処理トレイ上で所定枚数整合処理される。
次に、このように中間処理トレイ上で整合処理されたシート束は、必要に応じて綴じ部を構成するステイプラ532により綴じ処理が施され、この後、束排出ローラ対530により下方の積載トレイ537に排出される。なお、このステイプラ532は、シート排出方向と直交する方向(以下、奥行き方向という)に移動自在であり、シート束の後端部の複数箇所を綴じ処理することができる。
一方、シートをサドル(中綴じ)処理する場合には、不図示のソレノイド等の駆動手段によりサドルパス切換部材525を破線で示す位置に移動させる。これにより、シートがサドルパス533に搬送され、サドル入口ローラ対801により中綴じ製本装置800に導かれる。
次に、中綴じ製本装置800に送られたシートは、サドル入口ローラ対801に受け渡され、サイズに応じてソレノイドにより動作する切換部材802により搬入口を選択されて、シート積載手段としての収納ガイド803内に搬入される。搬入されたシートは、ローラ表面に滑り性を有する滑りローラ804により搬送が継続される。
サドル入口ローラ対801と滑りローラ804は中綴じ入口ローラモータM1により駆動され、中綴じ入口センサS1によって制御される。収納ガイド803に搬送されてきたシートは、シートサイズ(シートの搬送方向の長さ)に応じて、予め所定の位置に移動されている端部ストッパ805に端部(搬送方向下流端)が当接するまで搬送される。端部ストッパ805は、端部ストッパ移動センサS2によって制御され、収納ガイド803のシートガイド面に沿ってシート搬送方向に移動可能であり、端部ストッパ移動モータM2の駆動を受けてシートの搬送方向に移動することができる。また、端部ストッパ805は、収納ガイド803から突出した規制面805aを持ち、この規制面805aで収納ガイド803に搬送されてきたシートの搬送方向下流側の端部を受け止めて保持する。
収納ガイド803の途中位置には、収納ガイド803を挟んで対向配置され、収納ガイド803に収納された複数枚のシートからなる束の搬送方向中央部を綴じる綴じ手段であるステイプラ870が設けられている。このステイプラ870は、針を突き出すドライバ870aと、突き出された針を折り曲げるアンビル870bとに分割されていて、シートの収納が完了すると、そのシートからなる束の搬送方向中央部を針綴じする。
ステイプラ870の下流側には、収納ガイド803に収納されたシート束を搬送方向中央部で2つ折りする折り手段を構成する折りローラ対810a,810bと、突き出し部材830が、収納ガイド803を挟んで対向するように設けられている。この突き出し部材830は、突きモータM3の駆動により収納ガイド803に収納されたシート束の搬送方向中央部に向けて突出するものである。そして、このように突出することにより、シート束を折りローラ対810a,810bのニップに押し込みながら、シート束を中央部で2つ折りに折り畳むことができる。
なお、突き出し部材830によるシート束突き出し動作が完了し、シート束の折り目側先端部が、第1折搬送ローラ対811a,811bに到達した後、後述するローラ移動機構により、折りローラ対810a,810bを圧接状態から離間状態とする。この後、突き出し部材830を、ホームポジションに戻す。なお、この突き出し部材830のホームポジションは、収納ガイド803から退避した位置であり、このホームポジションは突きセンサS3により制御される。また、このような突き出し部材830の戻り時、折りローラ対810a,810bを圧接状態から離間状態とすることにより、突き出し部材830が戻る際の、折りローラ対810a,810bのニップ圧による、負荷抵抗を小さくすることができる。
折りローラ対810a,810bによって折り目が付けられたシート束は、第1折搬送ローラ対811a,811b、第2折搬送ローラ対812a,812bにより搬送される。そして、先端部がプレスユニット860まで搬送された後、第1折搬送ローラ対811a,811b、第2折搬送ローラ対812a,812bを停止させてシート束を停止させる。
この後、プレスユニット860のプレスローラ対861によって搬送停止中のシート束(冊子)の背折り部を加圧しながら、プレスローラ対861を冊子の折り目に沿って、移動させることで、折り目に対して再折り処理が施される。次に、プレスユニット860によって、再折り処理が施された後、冊子は、再び下流方向へ搬送され、折束排出トレイ842に排出される。折束排出トレイ842は折束排出トレイモータM7によって、トレイ面上のコンベアを回転移動させ、折束排出トレイセンサS7によって制御しながら排出されたシート束を順次下流方向へ移動させ、シート束を積載していく。
図3は画像形成装置600及び中綴じ製本装置800を制御する制御ブロック図である。図3に示すように、CPU回路部960は、CPU629、ROM631、RAM655を有している。CPU回路部960は、原稿給送装置制御部632、イメージリーダ制御部633、画像信号制御部634、プリンタ制御部635、中綴じ製本装置制御部636、外部インターフェイス637を制御している。なお、CPU回路部960は、ROM631に格納されているプログラム及び操作部601の設定に従って制御する。
原稿給送装置制御部632は、原稿給送装置651を制御するものであり、イメージリーダ制御部633は原稿読み取り部(イメージリーダ)650を制御する。プリンタ制御部635は装置本体602を制御する。中綴じ製本装置制御部636はフィニッシャ500に搭載された不図示のフィニッシャ制御部に設けられ中綴じ製本装置800を制御する。本実施の形態において、フィニッシャ制御部(中綴じ製本装置制御部636)を中綴じ製本装置800に搭載した構成について説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、フィニッシャ制御部(中綴じ製本装置制御部636)をCPU回路部960と一体的に装置本体602に設け、装置本体602側から中綴じ製本装置800を制御するようにしてもよい。
RAM655は、制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部インターフェイス637は、コンピュータ(PC)620からのインターフェイスであり、プリントデータを画像に展開して画像信号制御部634へ出力する。イメージリーダ制御部633から画像信号制御部634へは、イメージセンサで読み取られた画像が出力され、画像信号制御部634からプリンタ制御部635へ出力された画像は露光制御部へ入力される。
なお、本実施の形態において、中綴じ製本装置制御部636は、CPU回路部630と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ500の駆動制御を行う。また、中綴じ製本装置制御部636をCPU回路部630と一体的に装置本体側に配設し、装置本体側から直接、フィニッシャ500を制御するようにしてもよい。
図4は本実施の形態に係る中綴じ製本装置800の制御ブロック図である。図4に示すように、中綴じ製本装置制御部636は、CPU(マイコン)701、RAM702、ROM703、入出力部(I/O)705、通信インターフェイス706、ネットワークインターフェイス704を有している。なお、I/O705の入力ポートには、各種センサ信号が入力され、I/O705の出力ポートには、不図示の制御ブロックや、不図示の各種ドライバを介して接続された各駆動系に接続されている。
そして、CPU701は、搬送制御部708を介して入口センサS1による入口ローラモータM1の駆動制御、端部ストッパ移動センサS2による端部ストッパ移動モータM2の駆動制御、突きセンサS3による、突きモータM3の駆動制御を実行する。また、CPU701は、搬送制御部708を介して折搬送センサS4による折搬送モータM4の駆動制御、整合板HPセンサS5による整合板移動モータM5の駆動制御を実行する。また、CPU701は、ローラ移動カムHPセンサS6によるローラ移動カム駆動モータM6の駆動制御、折束排出トレイセンサS7による折束排出トレイモータM7の駆動制御を実行する。
図5は、シート搬送回転体対である折りローラ対810a,810bを接離させる移動機構であるローラ移動機構800Aの上視図、図6は、その斜視図、図7はローラ移動機構の部分詳細図である。図5〜図7に示すように、折りローラ対810a,810bは、上ローラアーム板(前)813、上ローラアーム板(奥)814、下ローラアーム板(前)815、下ローラアーム板(奥)816により軸受部材832a〜832dを介して支持されている。
なお、本実施の形態において、折りローラ対810a,810bを構成する接離可能な第1回転体である折りローラ810aは、対向して設けられた第1移動部材である上ローラアーム板813,814に、それぞれ回転可能に支持される。また、第2回転体である折りローラ810bは、対向して設けられた第2移動部材である下ローラアーム板815,816に、それぞれ回転可能に支持される。
この上ローラアーム板813,814と、下ローラアーム板815,816は、中綴じ製本装置800の不図示の側板に対して係止されている加圧バネ817a〜817dにより、折りローラ対810a,810bが圧接するように付勢されている。また、この上ローラアーム板813,814と下ローラアーム板815,816は、一方の端部に折りローラ対810a,810bを回転自在に支持すると共に、中綴じ製本装置800の側板に軸X,Yを介して揺動自在に軸支されている。
さらに、上ローラアーム板813,814と下ローラアーム板815,816の他方の端部には、それぞれの当接コロ821a〜821dが回転可能に配置されている。また、ローラ移動機構800Aには、当接コロ821a〜821dを介して上ローラアーム板813,814と下ローラアーム板815,816に作用するように、上ローラ移動カム818a,818b、下ローラ移動カム819a,819bが配置されている。なお、この上ローラ移動カム818a,818b及び下ローラ移動カム819a,819bは、折りローラ対810a,810bの軸方向両端部に設けられている。
M6はローラ移動カム駆動モータであり、ローラ移動カム駆動モータM6の駆動は、駆動伝達歯車824〜826及びタイミングベルト823を介して駆動プーリー822に伝達される。さらに、駆動プーリー822を介して移動カム駆動軸(前)820aと移動カム駆動軸820aに固定された駆動伝達歯車829aから駆動伝達軸832A、駆動伝達歯車828b,829b、移動カム駆動軸(奥)820bまで回転駆動が伝達される。これにより、移動カム駆動軸820a,820bに固定された上ローラ移動カム818a,818bと下ローラ移動カム819a,819bは、同一の駆動部であるローラ移動カム駆動モータM6、駆動伝達歯車824〜826等により同期して回転する。
ここで、第1カムである上ローラ移動カム818a,818bと上ローラアーム板813,814とで第1移動部を構成し、第2カムである下ローラ移動カム819a,819bと下ローラアーム板815,816とで第2移動部を構成する。上ローラ移動カム818a,818bと下ローラ移動カム819a,819bが同期して回転すると、上ローラアーム板813,814、下ローラアーム板815,816が軸X,Yを支点として各々揺動する。そして、このような上ローラアーム板813,814、下ローラアーム板815,816の揺動移動に伴って折りローラ対810a,810bが離間及び当接する。
次に、上ローラアーム板813,814、下ローラアーム板815,816の移動に伴って折りローラ対810a,810bを離間及び当接させる動作について図8に示すフローチャート及び図9及び図10を用いて説明する。なお、図9及び図10は、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aによって、上ローラアーム板813と下ローラアーム板815が移動する動作を説明する図である。なお、この動作は、上ローラ移動カム818bと下ローラ移動カム819bによる上ローラアーム板814と下ローラアーム板816の移動についても同様である。
既述したように、突き出し部材830によるシート束の突き出し動作が完了し、シート束の折り目側先端部が、第1折搬送ローラ対811a,811bに到達すると、ローラ離間処理が開始される。この場合、中綴じ製本装置制御部636は、まずローラ移動カム駆動モータM6を回転させる(S901)。これにより、図9の(a)に示すようにカム軸である移動カム駆動軸(前)820aが矢印Z方向(時計方向)に回転し、移動カム駆動軸(前)820aの同軸上に固定された上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aも矢印Z方向に回転する。
次に、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aが回転すると、間もなく、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aのカム面に、当接コロ821a,821bが、それぞれ当接し始める。このとき、当接コロ821a,821bは加圧バネ817a,817bによって、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aのカム曲面に圧接する。
これにより、上ローラアーム板813と下ローラアーム板815は上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aのカム面の形状にしたがって軸X,Yを支点にして揺動を開始する。なお、図9の(a)に示す折りローラ対810a,810bの圧接状態においては、当接コロ821a,821bがカム面に対して当接しないで隙間を設けている。これにより、加圧バネ817a,817bの加圧付勢力を折りローラ対810a,810bの圧接部に直接作用させることができる。
次に、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aが付勢力に抗しながら回転して上ローラアーム板813と下ローラアーム板815が揺動を開始すると、折りローラ対810a,810bが離間を開始する。この後、上ローラ移動カム818a及び下ローラ移動カム819aが上死点(最大ストローク円域)まで回転すると、図9の(b)に示すように、互いに付勢されて当接している折りローラ対810a,810bは隙間Dを設けた離間状態になる。
なお、図5及び図6に示すように、移動カム駆動軸(奥)820bの端部には、検知センサフラグ830aが設けられている。そして、この検知センサフラグ830aによるローラ移動カムHPセンサS6の遮光及び透過によって上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aの回転位置が検知される。
次に、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aの回転により折りローラ対810a,810bが離間を開始すると(S902)、中綴じ製本装置制御部636は、ローラ移動カムHPセンサS6の信号の監視を開始する(S903)。そして、検知センサフラグ830aによるローラ移動カムHPセンサS6の透過を検知すると(S904のY)、ローラ移動カム駆動モータM6を停止する(S905)。これにより、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aは停止し、図10に示すように折りローラ対810a,810bが離間状態となり、ローラ離間処理が完了する。そして、このようにローラ離間処理が完了した後、突き出し部材830を戻すことにより、突き出し部材830が戻る際の、折りローラ対810a,810bのニップ圧による、負荷抵抗を小さくすることができる。
一方、このようなローラ離間処理が完了した後、シート束の折り目側先端部がプレスユニット860に達すると、ローラ当接処理を開始する。この場合、図9の(b)に示す離間状態から、ローラ移動カム駆動モータM6を回転させ(S911)、移動カム駆動軸(前)820aを矢印Z方向に回転させる。これにより、当接コロ821a,821bは加圧バネ817a,817bの付勢力と、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aのそれぞれの下降カム曲面に倣うようになる。この結果、上ローラアーム板813と下ローラアーム板815は軸X,Yを中心にして揺動し、折りローラ対810a,810bが当接を開始する(S912)。
次に、このように折りローラ対810a,810bが当接を開始すると(S912)、ローラ移動カムHPセンサS6の信号の監視を開始する(S914)。そして、検知センサフラグ830aによるローラ移動カムHPセンサS6の遮光を検知すると(S914のY)、ローラ移動カム駆動モータM6を停止する(S915)。これにより、上ローラ移動カム818aと下ローラ移動カム819aは停止し、折りローラ対810a,810bは図9の(a)に示すように当接状態に戻る。
なお、図11は上ローラ移動カム(上Rカム)818a,818bと下ローラ移動カム(下Rカム)819a,819bのカム曲線プロファイルである。図12、図13は、上ローラ移動カム818a,818bと下ローラ移動カム819a,819bの動作を説明する図である。
図12の(a)は、折りローラ対810a,810bの当接状態時の上ローラ移動カム818a,818b及び下ローラ移動カム819a,819bと、当接コロ821a〜821dの位置関係を表しており、これは図11の時系列グラフのI位置に相当する。この状態から、移動カム駆動軸820a,820bを矢印方向(時計方向)に回転させる。これにより、ローラ移動カム818a,818b,819a,819bが回転を開始し、この回転により図12の(b)のように、当接コロ821a〜821dはローラ移動カム818a,818b,819a,819bと当接する。
この後、ローラ移動カム818a,818b,819a,819bが、さらに回転すると、当接コロ821a〜821dはローラ移動カム818a,818b,819a,819bの上昇カム曲面に倣って移動する。これに伴い、折りローラ対810a,810bは離間を開始する。
次に、ローラ移動カム818a,818b,819a,819bは、間もなくそれぞれの上死点(最大ストローク円域)に達する。この状態は、図11の時系列グラフのII位置に相当し、これに伴い当接コロ821a〜821dはローラ移動カム818a,818b,819a,819bの上昇カム曲面に倣って最大の移動量となり、折りローラ対810a,810bは最大離間位置となる。ここで、このようにローラ移動カム818a,818b,819a,819bの上死点を一致させることにより、折りローラ対810a,810bは、同時に最大離間位置に達するようになる。
この状態から、移動カム駆動軸820a,820bを、さらに回転させると、図12の(c)のように、当接コロ821a,821cは、上ローラ移動カム818a,818bのカム曲面の下降点に達する。なお、この位置は図11のIII位置である。また、図11に示すように、上ローラ移動カム818a,818bの下降カム曲面は、緩やかな下降カム曲面と、急傾斜の下降カム曲面を有している。
そして、この位置に達した後、当接コロ821a,821cは上ローラ移動カム818a,818bの緩やかな下降領域を形成する下降カム曲面に倣って中心軸に向かって緩やかに移動し始めることになる。これに伴い、折りローラ対810a,810bの上方の折りローラ810aが下方の折りローラ810bとの当接方向へ移動を開始する。
ここで、当接コロ821a,821cが下降カム曲面に倣って移動し始めるとき、上ローラ移動カム818a,818bには、当接コロ821a,821cを介して矢印に示す加圧バネ817a,817cの付勢力Pvが加わっている。これにより、上ローラ移動カム818a,818bには、上ローラ移動カム818a,818bを矢印方向と逆方向に回転させようとするモーメントが生じる。
そして、このような当接コロ821a,821c側(負荷抵抗側)からの逆回転方向への印加負荷作用により、この瞬間、駆動伝達歯車828a,828b、829a,829bの、歯車の歯面噛みあい部における歯当たり面が、反対方向に移行する。このように、本実施の形態においては、図11のIII位置とIV位置の間で、斜線部領域で示す歯当たり面移動が発生する。ここで、このIII位置とIV位置間の上ローラ移動カム818a,818bのカム曲線プロファイルは、緩傾斜的なカム曲面とし、上ローラ移動カム818a,818bを矢印方向に回転させようと作用する回転モーメントを限りなく小さくしている。
また、このとき当接コロ821b,821dは、下ローラ移動カム819a,819bの上死点(最大ストローク円域)上にあって、これ以降、しばらくの間、上死点位置から移動することなく最大離間位置で安定する。ここで、このように下ローラ移動カム819a,819bが上死点上に位置するとき、移動カム駆動軸820a,820bには、矢印方向に対して、抗力F(カム−コロの表面摩擦力μ×加圧バネ付勢力P)が発生する。これにより、上ローラ移動カム818a,818bを回転させようとする回転モーメントに対し、下ローラ移動カム819a,819bには回転モーメントを減ずる方向に抗力Fが作用するようになり、歯当たり面移動時の衝撃力をより小さく緩和することができる。
なお、上ローラ移動カム818a,818bと下ローラ移動カム819a,819bに当接する当接コロ821a〜821dの当接力の関係を、下ローラ移動カム819a,819bに当接する当接コロ821b,821dの方が大きくなるように設定している。このため、先述の抗力F(カム−コロの表面摩擦力μ×加圧バネ付勢力P)を大きくすることができ、更に、歯当たり面移動時の衝撃力を小さくすることができる。
さらに、移動カム駆動軸820a,820bを回転させると、図13の(a)のように下ローラ移動カム819a,819bに当接する当接コロ821b,821dは上死点上に位置する状態が維持される。また、上ローラ移動カム818a,818bに当接する当接コロ821a,821cが急傾斜的なカム曲面部を移動する。これは、図11のIV位置である。
さらに、移動カム駆動軸820a,820bを回転させると、図13の(b)のように、当接コロ821b,821dが下ローラ移動カム819a〜819bの下降点に達する。これは、図12のV位置である。そして、この位置に達した後、当接コロ821b,821dは下ローラ移動カム819a,819bの下降カム曲面に倣って中心軸に向かって移動し始めることになる。これにより、折りローラ対810a,810bの上方の折りローラ810aに遅れて、下方の折りローラ810bの上方の折りローラ810aとの当接方向への移動も開始される。
この後、移動カム駆動軸820a,820bを、さらに回転させていくと、当接コロ821a〜821dがローラ移動カム818a,818b,819a,819bから、それぞれ当接しない隙間を設けた図13の(c)の状態となる。これにより、図12の(a)に示す折りローラ対810a,810bが当接した状態に戻る。これは、図12のVI位置である。
以上説明したように、本実施の形態においては、ローラ移動カム818a,818b,819a,819bを同時に回転させて上ローラアーム板813,814と下ローラアーム板815,816を揺動させ、折りローラ対810a,810bを離間させる。また、折りローラ対810a,810bを当接させる際には、上ローラアーム板813,814と下ローラアーム板815,816とを異なるタイミングで、折りローラ対810a,810bが当接する方向に揺動させる。
このように上ローラアーム板813,814と下ローラアーム板815,816とを異なるタイミングで揺動させることにより、折りローラ対810a,810bの離間位置から当接位置に移動する際の衝撃力を小さくすることができる。そして、このようにローラの離間位置から当接位置に移動する際の衝撃力を小さくすることで、騒音の低減及び耐久性を向上させることができる。
また、折りローラ対810a,810bを離間状態とすることにより、突き出し部材830の戻り時の折りローラ対810a,810bのニップ圧による負荷抵抗を小さくすることができる。さらに、折りローラ対810a,810bでシートのジャムが発生した場合においても、折りローラ対810a,810bを離間させることにより、シート束の取り出し性を向上させることができる。
ところで、本実施の形態において、既述したように、折りローラ対810a、810bを通過したシート束の先端部がプレスユニット860まで搬送された後、シート束を停止させるようにしている。この場合、厚手の中折りシート束の現象として、通常、シート束の最も内側のシートである最内シートと、シート束の最も外側のシートである最外シートの間で小口断面の傾斜面が生じる。また、このようにシート束を停止させた時、シート束の折り目と反対側の小口端部が、サイズによっては、折りローラ対810a,810bのニップ位置に合致する場合がある。この場合、傾斜面に折りローラ対810a,810bのニップ圧が付与され、これに伴ってシート束を下流方向に移動させる力が発生するようになるため、停止位置精度が安定しない。
しかし、本実施の形態では、既述したようにシート束の折り目側先端部が、第1折搬送ローラ対811a,811bに到達した後、折りローラ対810a,810bを圧接状態から離間状態としている。このため、シート束の小口端部の傾斜面に折りローラ対810a,810bのニップ圧が付与されることはなく、プレスユニット860まで搬送された後のシート束停止精度が安定する。
さらに、このようなローラ移動機構800Aにおいては、シートの束枚数に応じてローラ移動カムHPセンサS6によってローラ移動カム駆動モータM6の回転量を制御することができる。これにより、ローラ移動カム818a,818b,819a,819bの当接コロ821a〜821dとの当接位置を調整することができ、折りローラ対810a,810bの離間量を調整することができる。
例えば、中綴じ処理するシートの束厚が大きい場合や、剛性の高いシートを中折りする場合がある。この場合、突き出し部材830でシート束を折りローラ対810a,810bのニップ部へ移動させる前に、予め中綴じ折り束厚よりもやや狭い距離間隔になるように折りローラ対810a,810bを離間させる。これにより、突き出し部材830によってシート束を折りローラ対810a,810bのニップ部へ移動させる時に、シート束が折りローラ対810a,810bに噛み込まれやすくなる。なお、このとき、中綴じ折り束厚よりもやや狭い距離間隔にローラ離間量を設定しておけば、ニップ圧を小さく作用させることはないので、折り性を悪化させることはない。
また、本実施の形態において、上ローラ移動カム818a,818b、下ローラ移動カム819a,819bのカム曲面プロファイルは、手前と奥で同様のプロファイルとしているが、前奥で位相差を設けて負荷のピーク点をずらすようにしても良い。さらに、折りローラ対810a,810bだけでなく、第1折搬送ローラ対811a,811b、第2折搬送ローラ対812a,812bも離間動作させるようにしても良い。
また、本実施の形態のその他の構成として、シート束を折りローラ対810a,810bではなく、シート搬送回転体対である折りベルト対により二つ折りするものもある。この場合には、図14に示すように、第1搬送ローラ対850a,850bと第2搬送ローラ対851a,851bに亘って架張された折りベルト対852a,852bを、ローラ移動機構800Aにより離間させるようにしても良い。
更に、これまでの説明においては、ローラ移動機構800Aを折りローラ対810a,810bに適用した場合について述べてきたが、図15に示す定着ローラ対904a,904bに適用しても良い。定着部904は、熱と圧力によってシート表面に転写されたトナー像をシートに定着させるため、定着ローラ対904a,904bのうちの定着ローラ904bを高温状態にして、且つ、ローラ間の挟持圧を高くした状態でシートを搬送する。
このため、画像形成動作中、ジャムや異常発生時にシートが装置内で滞留した状態で停止した場合、定着ローラ対904a,904bに挟持されて停止したシートは、除去されるまで高温下で放置される。この場合、シートの過熱防止や、挟持圧の高いローラに噛み込まれたシートの除去性向上の目的から、互いに付勢されて当接している加圧ローラ904aと定着ローラ904bを、既述した構成のローラ移動機構800Aによって離間させるようにする。
なお、従来のローラ移動機構の場合、熱定着ローラ対のうちの一方のローラ端部に偏心カムを設け、一方のローラのみ移動させる構成であるため、離間方向に移動するローラの移動量を大きくする必要がある。ここで、このようにローラの移動量を大きくすると、ローラを移動させる時関、すなわち熱定着ローラ対を離間させるための時間が長くなる。しかし、本実施の形態のようなローラ移動機構800Aを用いることにより、加圧ローラ904aと定着ローラ904bの両方を移動させることができるので、ローラ離間移動時間を小さくすることができ、生産性を向上させることができる。
500…フィニッシャ、600…画像形成装置、602…画像形成装置本体、800…中綴じ製本装置、800A…ローラ移動機構、810a,810b…折りローラ対、811a,811b…第1折搬送ローラ対、812a,812b…第2折搬送ローラ対、813,814…上ローラアーム板、815,816…下ローラアーム板、818a,818b…上ローラ移動カム、819a,819b…下ローラ移動カム、820a,820b…離間カム駆動軸、821a〜821d…当接コロ、830…突き出し部材、852a,852b…折りベルト対、860…プレスユニット、904a,904b…定着ローラ対、P…シート

Claims (8)

  1. 互いに付勢されて当接し、シートを挟んで搬送する第1回転体及び第2回転体からなるシート搬送回転体対と、
    前記第1回転体及び前記第2回転体を互いに接離させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、
    前記第1回転体が前記第2回転体に当接する方向の付勢力に抗して前記第1回転体を前記第2回転体から離間するよう移動させる第1カムと、
    前記第2回転体が前記第1回転体に当接する方向の付勢力に抗して前記第2回転体を前記第1回転体から離間するよう移動させる第2カムと、
    前記第1カムと前記第2カムとを駆動する同一の駆動部と、
    前記同一の駆動部の駆動を前記第1カム及び前記第2カムに伝達する駆動伝達歯車と、を備え、
    前記第1カムと前記第2カムは、前記駆動伝達歯車を介して伝達される前記駆動部の駆動により回転する際、前記第1回転体と前記第2回転体とが互いに離間する各々の最大離間位置に前記第1回転体及び前記第2回転体を移動させ、且つ、前記第1回転体と前記第2回転体とを各最大離間位置から異なるタイミングで近づく方向へ移動させるカム曲面を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第1カムと前記第2カムの各カム曲面は、同時に各上死点に達し、前記第1回転体及び前記第2回転体が異なるタイミングで移動するように各上死点から下降領域へ移行する下降点が異なることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1回転体を支持して移動する第1移動部材と、
    前記第1移動部材に設けられた第1カムフォロアと、
    前記第2回転体を支持して移動する第2移動部材と、
    前記第2移動部材に設けられた第2カムフォロアと、を備え、
    前記第1カムのカム曲面のうち前記第1カムの回転中心から最も遠い箇所に、前記第1カムフォロアが位置すると前記第1回転体が前記第2回転体から最も離れた最大離間位置に位置し、前記第2カムのカム曲面のうち前記第2カムの回転中心から最も遠い箇所に前記第2カムフォロアが位置すると前記第2回転体が前記第1回転体から最も離れた最大離間位置に位置し、
    前記第1カムのカム曲面のうちの前記最も遠い箇所から、前記第1カムのカム曲面のうちの前記第1カムフォロアが前記第1カムの回転中心に向かって移動するための下降領域に前記第1カムフォロアが移行し始める前記第1カムの位相角と、前記第2カムのカム曲面のうちの前記最も遠い箇所から、前記第2カムのカム曲面のうちの前記第2カムフォロアが前記第2カムの回転中心に向って移動するための下降領域に前記第2カムフォロアが移行し始める前記第2カムの位相角と、が異なることを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 互いに付勢されて当接し、シートを挟んで搬送する第1回転体及び第2回転体からなるシート搬送回転体対と、
    前記第1回転体及び前記第2回転体を互いに接離させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、
    前記第1回転体を支持して移動する第1移動部材と、
    前記第1移動部材に設けられた第1カムフォロアと、
    前記第2回転体を支持して移動する第2移動部材と、
    前記第2移動部材に設けられた第2カムフォロアと、
    前記第1回転体が前記第2回転体に当接する方向の付勢力に抗して前記第1回転体を前記第2回転体から離間するよう、前記第1カムフォロアを移動させる第1カムと、
    前記第2回転体が前記第1回転体に当接する方向の付勢力に抗して前記第2回転体を前記第1回転体から離間するよう、前記第2カムフォロアを移動させる第2カムと、
    前記第1カムと前記第2カムとを駆動する同一の駆動部と、
    前記同一の駆動部の駆動を前記第1カム及び前記第2カムに伝達する駆動伝達歯車と、を備え、
    前記第1カムと前記第2カムが前記駆動伝達歯車を介して伝達される前記駆動部の駆動により回転する際、前記第1カムのカム曲面のうち前記第1カムの回転中心から最も遠い箇所に前記第1カムフォロアが位置すると前記第1回転体が前記第2回転体から最も離れた最大離間位置に位置し、前記第2カムのカム曲面のうち前記第2カムの回転中心から最も遠い箇所に前記第2カムフォロアが位置すると前記第2回転体が前記第1回転体から最も離れた最大離間位置に位置し、
    前記第1カムのカム曲面のうちの前記最も遠い箇所から、前記第1カムのカム曲面のうちの前記第1カムフォロアが前記第1カムの回転中心に向かって移動するための下降領域に前記第1カムフォロアが移行し始める前記第1カムの位相角と、前記第2カムのカム曲面のうちの前記最も遠い箇所から、前記第2カムのカム曲面のうちの前記第2カムフォロアが前記第2カムの回転中心に向って移動するための下降領域に前記第2カムフォロアが移行し始める前記第2カムの位相角と、が異なることを特徴とするシート搬送装置。
  5. 前記第1回転体を回転可能に支持しつつ移動自在に設けられた第1移動部材と、
    前記第2回転体を回転可能に支持しつつ移動自在に設けられた第2移動部材と、を備え、
    前記第1移動部材及び前記第2移動部材は、前記第1回転体と前記第2回転体とを移動させるために前記第1カムと前記第2カムの各カム曲面に当接することを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のシート搬送装置を備え、
    前記シート搬送回転体対はシート束を二つ折りしながら搬送する折りローラ対であることを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のシート搬送装置を備え、
    前記シート搬送回転体対はシート束を二つ折りしながら搬送する折りベルト対であることを特徴とするシート処理装置。
  8. シート上にトナー像を形成する画像形成部と、請求項1ないしのいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備え、
    前記シート搬送回転体対はトナー像をシート上に定着させながらシートを搬送する定着ローラ対であることを特徴とする画像形成装置。
JP2011086662A 2010-05-17 2011-04-08 シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置 Active JP5734063B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011086662A JP5734063B2 (ja) 2010-05-17 2011-04-08 シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
US13/104,103 US8500122B2 (en) 2010-05-17 2011-05-10 Sheet conveying apparatus, sheet processing apparatus, and image forming apparatus
CN201110122047.1A CN102249117B (zh) 2010-05-17 2011-05-12 片材输送装置、片材处理装置和成像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010113297 2010-05-17
JP2010113297 2010-05-17
JP2011086662A JP5734063B2 (ja) 2010-05-17 2011-04-08 シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012001366A JP2012001366A (ja) 2012-01-05
JP5734063B2 true JP5734063B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=44911892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011086662A Active JP5734063B2 (ja) 2010-05-17 2011-04-08 シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8500122B2 (ja)
JP (1) JP5734063B2 (ja)
CN (1) CN102249117B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5269173B2 (ja) 2010-12-13 2013-08-21 キヤノン株式会社 シート搬送装置、シート処理装置、及び画像形成装置
TW201402346A (zh) * 2012-07-06 2014-01-16 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 印表機壓紙裝置
US9665055B2 (en) 2013-11-01 2017-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus, sheet processing apparatus and image forming apparatus
US9409741B2 (en) * 2013-12-20 2016-08-09 Nisca Corporation Sheet processing device, image forming device provided with the same, and sheet bonding method
JP6349216B2 (ja) * 2014-09-25 2018-06-27 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5915794B1 (ja) * 2015-03-27 2016-05-11 富士ゼロックス株式会社 用紙処理装置および画像形成システム
CN104891237B (zh) * 2015-06-12 2017-07-18 深圳市全印图文技术有限公司 导向辊筒装置
CN105270911B (zh) * 2015-10-30 2018-09-11 上海银京医用卫生材料有限公司 一种酒精擦片机用插芯装置
JP2017151319A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
US10954087B2 (en) 2016-09-12 2021-03-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Media path
JP7059032B2 (ja) 2018-02-13 2022-04-25 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
CN110133955A (zh) * 2019-05-14 2019-08-16 西安电子科技大学 一种应用在电子通讯领域的投影设备
JP7500255B2 (ja) 2020-04-07 2024-06-17 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成システム
JP2021181354A (ja) 2020-05-19 2021-11-25 キヤノン株式会社 測定装置、画像読取装置及び画像形成システム
JP2021190877A (ja) 2020-05-29 2021-12-13 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成システム
JP2021190876A (ja) 2020-05-29 2021-12-13 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10247028A (ja) 1997-03-06 1998-09-14 Shinko Seisakusho Co Ltd 熱定着装置
JPH11314791A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Fuji Photo Film Co Ltd シート体搬送装置
JP4056896B2 (ja) 2003-01-27 2008-03-05 理想科学工業株式会社 中折り装置
JP5031522B2 (ja) 2007-11-07 2012-09-19 キヤノン株式会社 シート排出装置、シート処理装置、画像形成装置
JP5344571B2 (ja) 2008-02-28 2013-11-20 キヤノン株式会社 シート積載装置及びこれを備えるシート処理装置
JP5455671B2 (ja) 2009-01-30 2014-03-26 キヤノン株式会社 シート処理装置と画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8500122B2 (en) 2013-08-06
CN102249117A (zh) 2011-11-23
CN102249117B (zh) 2014-11-19
JP2012001366A (ja) 2012-01-05
US20110280625A1 (en) 2011-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5734063B2 (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
US10544004B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus having the same
JP4724508B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4721463B2 (ja) シート処理装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP4869215B2 (ja) シート折り装置、シート搬送装置、シート処理装置、及び画像形成装置
JP4663571B2 (ja) シート積載装置、シート処理装置、及び画像形成装置
JP4514217B2 (ja) シート処理装置および画像形成装置
JP6146650B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP2012201462A (ja) シート処理装置
JP5896700B2 (ja) シート後処理装置
US10954093B2 (en) Binding apparatus, image forming apparatus incorporating the same, and image forming system
US9010744B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
JP5295326B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5640757B2 (ja) シート折り装置及び画像形成システム
JP5566509B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
US20160154363A1 (en) Sheet processing device and image forming apparatus provided with the same
JP5631056B2 (ja) シート処理装置
JP4514218B2 (ja) シート処理装置および画像形成装置
JP5574817B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5861922B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP5796768B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP6321618B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2004262646A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2005059517A (ja) 用紙処理装置、画像形成システム、用紙処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2013114197A (ja) 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150414

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5734063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151