JP5728731B2 - シートスライド装置のレッグカバー - Google Patents

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Description

本発明は、シートスライド装置のロアレールを車床側に固定するレッグブラケットを被覆するレッグカバーに関する。
その前後端がレッグブラケットを介して車床に固定された左右のロアレールと、シートクッションを載せてロアレールにスライド自在に組み付けられた対応するアッパレールとを備えたシートスライド装置を車床との間に配置して車床上を前後方向にスライド可能とした車両用シートが知られている。そして、左右のロアレール(固定レール)に対してアッパレール(可動レール)がロック機構によってロックされることにより、ロアレールに対してシートは所定のスライド位置にロックされ、操作レバーを操作してロック機構によるロックが解除(ロックオフ)される。
シートスライド装置によってスライド可能としたシートにおいては、車床上のレッグブラケットにレッグカバーを上から装着して被覆し、レッグブラケットを隠すことによって外観品質の低下を防止している。特に、ロアレール後端のレッグブラケットは後部着座者の視界内にあり、後部のレッグブラケットをレッグカバーで被覆することが求められている。
ロアレールの前後の端を車床に固定するレッグブラケットは、たとえば、前後に平坦面を持つとともに前後の平坦面を斜面で連結し、上面が開口して前後の平坦面、中間の側面の左右に側壁を設けた段付き形状に鋼板を折曲加工して成形されている。そして、上方の平坦面がロアレールに、下方の平坦面が車床にそれぞれボルト止めまたは溶着されて、レッグブラケットはロアレールを車床に固定している。
他方、レッグカバーは、たとえば、前後端の一方が開口された底の抜けた略箱型形状にポリプロピレンなどの合成樹脂から成形されている(なお、ロアレール後端のレッグブラケットにレッグカバーを被覆する場合を想定して前後を規定すれば、レッグカバーの前端が開口端となる)。そして、フック(爪)を先端に持つ片持ち梁形状の係合片がレッグカバーに形成され、たとえば、後端壁でレッグブラケットの端を覆うとともに係合片をレッグカバーの対応する係合孔に係合させることによって、レッグカバーがレッグブラケットに装着、被覆されている。
たとえば、レッグカバーの前端(開口端)の左右の側壁内面に下方向に延びた係合片をそれぞれ設けるとともに、レッグカバーの後端に近接した天井から係合片を垂下させて、前端の一対の係合片、後端近傍の1つの係合片をレッグブラケットの対応する係合孔にそれぞれ係合させて、レッグカバーをレッグブラケットに被覆する構成が知られている(たとえば、特開2000−108729号公報)。
また、係合片がレッグカバーの左右の側壁内面に形成されて左右方向に対向して延び、係合片をレッグブラケット側壁の対応する係合孔に係合させるとともに、レッグカバーの前端(開口端)に設けた略L字断面のフックからなる係合片をレッグブラケット前端に係合させて、レッグカバーでレッグブラケットを被覆する構成も知られている(たとえば、実願平01−036673号(実開平02−126935号)のマイクロフィルム)。
特開2000−108729号公報 実願平01−036673号(実開平02−126935号)のマイクロフィルム
ところで、ロアレール後端側では、レッグブラケットのレッグカバーに後方着座者の足が触れる機会が多く、レッグブラケットはその上方が開口している。そのため、特開2000−108729号公報記載のように前端の天井から垂下した係合片をレッグブラケットの後端壁の係合孔に外方から係合させた構成では、レッグカバー上に荷重が加わると、レッグカバーの後端を押し上げ、後端の係合片をその係合方向と逆方向にずらして、レッグカバーがレッグブラケットから外れるおそれがある。
ここで、左右の側壁内面に係合片を設けて左右方向(側方)からレッグブラケットの対応する係合孔に係合させており、この左右方向での係合によって係合方向と逆方向への係合片のずれが阻止される。しかしながら、レッグカバー上に加わる荷重は、レッグカバーの左右の側壁を末広がりに拡幅させて、レッグカバーの左右の側壁内面の係合片とレッグブラケットの係合孔との係合を緩ませるため、係合方向と逆方向への係合片などのずれの発生を十分に阻止できない。
そして、係合方向と逆方向への係合片などのずれが生じると、後部着座者の足での接触によって、レッグカバーがバタつき、終には、レッグブラケットから外れてその被覆機能が損なわれるおそれがある。
実願平01−036673号(実開平02−126935号)のマイクロフィルム記載のようにレッグカバー前端の略L字断面のフックからなる係合片をレッグブラケットの前端壁に係合させた構成では、係合片による係合はレッグブラケットからのレッグカバーの外れ(後方への動き)を何ら規制していない。そのため、レッグカバー上に荷重が加わってレッグカバーの左右の側壁が末広がりに拡幅されてレッグカバーの左右の側壁内面の係合片とレッグブラケットの係合孔との係合が緩むと、レッグカバーがバタついてレッグブラケットから簡単に外れるおそれがある。
本発明は、バタツキや外れを生じることなく、レッグブラケットに確実に被覆されるシートスライド装置のレッグカバーの提供を目的としている。
本発明では、レッグブラケットの端末壁の係合孔に内側から係合片を係合させ、この係合片に対向して対向壁を設けるとともに係合片を挟んでその左右でリブを設けて、外側から対向壁で、内側から係合片、リブで対向壁を挟持する構成としている。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、シートスライド装置のロアレールを車床側に固定するレッグブラケットに上方から被覆されるスライド装置のレッグカバーにおいて、当該レッグカバーは合成樹脂から成形され、フックを先端に持ち、レッグブラケット端末の略直立の端末壁の係合孔に内側から係合可能な片持ち梁形状の係合片が天井から垂下し、レッグブラケットの端末壁を係合片との間に挟持可能な間隔だけ係合片から外側に離反して係合片に対向する対向壁が天井から垂下し、長手方向のリブが係合片を挟んでその左右で天井から垂下し、リブは対向壁との間で端末壁を挟持可能な間隔を残して係合片を越えて端末壁方向に延びている。
外側から対向壁で、内側から係合片、リブで対向壁を挟持し、リブが係合片を越えて対向壁方向に延びているため、レッグブラケットに対して係合片が外れる方向(外方)でのレッグカバーのずれ(動き)が対向壁によって阻止されるだけでなく、係合片を倒してその係合を外す方向(内方)のレッグカバーのずれがリブによって阻止される。そのため、内方、外方いずれのレッグカバーのずれも阻止され、レッグカバーはバタツキや外れを生じることなくレッグブラケットに確実に被覆される。
(A)〜(C)は本発明の一実施例に係るスライドレール装置のレッグカバーの下方からの斜視図、底面図、(B)の線C−Cに沿った側面図をそれぞれ示す。 レッグブラケットの上方からの斜視図を示す。 (A)は図1(A)のA部を拡大した部分斜視図、(B)は(A)の一部を前後に分離して示す分解斜視図をそれぞれ示す。 レッグブラケットに装着、被覆されたレッグカバーの図3(A)の線4−4に沿って上下を反転させた断面図を示す。
レッグカバーは合成樹脂から成形され、フックを先端に持つ片持ち梁形状の係合片が、レッグブラケット端末の略直立の端末壁の係合孔に内側から係合可能にレッグカバーの天井から垂下している。また、係合片に対向する対向壁が、レッグブラケットの端末壁を係合片との間に挟持可能な間隔だけ係合片から外側に離反して天井から垂下して、長手方向のリブが係合片を挟んでその左右で天井から垂下している。そして、リブは対向壁との間で端末壁を挟持可能な間隔を残して係合片を越えて端末壁方向に延びている。
たとえば、リブは係合片先端のフックとの間にレッグブラケットの端末壁を抱持して上下方向でのレッグブラケットの動きを規制する段部を有して形成され、係合片先端のフックはその内面が傾斜し、端末壁の係合孔の上端に当接して、対向壁を端末壁の外面に押圧させるとともに、リブの段部を端末壁上面に押圧させている。さらに、対向壁の下端を外方に折曲して傾斜させるとともに長手方向のリブの先端面を傾斜させて、レッグブラケットの端末壁を挟持する際でのガイドとしている。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について詳細に説明する。レッグカバーはその内面の形状に特徴があるため、以下においては主としてその底面を示すこととし、図1(A)〜(C)は本発明の一実施例に係るスライドレール装置のレッグカバーの下方からの斜視図、底面図、(B)の線C−Cに沿った側面図をそれぞれ示す。図2はレッグブラケットの上方からの斜視図を示す。
なお、シートスライド装置のロアレールの前端及び後端を車床に固定する前後のレッグブラケットにレッグカバーは装着、被覆されるが、実施例においては、ロアレール後端を車床に固定する(後の)レッグブラケットに装着、被覆される場合について述べ、図中での前をF、後をR、左右をX、−Xで示す。なお、レッグブラケット後端の端末壁の回りでは、前方は内側、後方は外側に相当する。
図1(A)〜(C)に示すように、レッグカバー10は、前端が開口し、底が抜けて側壁が低い略箱型形状で、その前半部が切欠き11aを挟んでその左右にアーム11が前後方向に延びた平面視略U字形状にポリプロピレンなどの合成樹脂から成形されている。
レッグカバー10は、後端に係合片12、係合片から前方に十分に離反した位置で切欠きを挟んでアーム11に左右一対の係合片13−1、係合片12に隣接して係合片12の前方に左右一対の係合片13−2をそれぞれ有しており、これら3種類の係合片12、13−1、13−2は天井から垂下し、その先端にフック(爪)を持つ片持ち梁形状に成形されている。ここで、後端の係合片12のフックは後方に、側壁の係合片13−1、13−2のフックは左右のフックが互いに対向する方向(切欠き方向)に面してそれぞれ設けられている。係合片12、13−1、13−2は後述するレッグブラケットの対応する係合孔の上下方向での位置(高さ位置)に応じてその垂下する長さが決定され、その長さに応じてレッグブラケットの対応する係合孔に順次係合される。なお、参照符号14はレッグカバーの天井に形成された補強リブを示す。
図2に示すように、レッグブラケット20は、前が高く後が低い平坦面20a−1、20a−2をその前後に持つとともに前後の平坦面を斜面20bで連結し、上面が開口して前後の平坦面、中間の側面の左右に側壁を設けた段付き形状に鋼板を折曲加工して成形され、実施例では、後端は側壁から分断されて直立した端末壁21となっている。そして、端末壁に係合孔21’、左右の側壁の前端に係合孔23−1、後端に係合孔23−2がそれぞれ穿設され、これらの係合孔はいずれも横方向に延びた長孔となっている。係合孔21’、23−1、23−2はレッグカバー12の対応する係合片12、13−1、13−2が係合可能な位置に設けられていることはいうまでもない。
なお、前後の平坦面20a−1、20a−2にはレッグブラケット20をロアレールの端末、車床にそれぞれ固定するためのボルトなどの取付孔24が穿設され、前方の平坦面20a−1は段付き形状となっており、この段付平坦面を挟んでレッグカバーのアーム11が被せられる。
本発明では、レッグカバーの後端の係合片12をレッグブラケットの端末壁の係合孔21’に内側から係合させ、係合片に対向して対向壁を設けるとともに係合片を挟んでその左右にリブを設けて、外側から対向壁で、内側から係合片、リブでレッグブラケットの対向壁を挟持する構成、つまり前後から端末壁を挟んだ構成となっている。
図3(A)は図1(A)のA部を拡大した部分斜視図、図3(B)は図3(A)の一部を前後に分離して示す分解斜視図をそれぞれ示す。また、図4はレッグブラケットに装着、被覆されたレッグカバーの図3(A)の線4−4に沿って上下を反転させた断面図を示す。
図3(A)(B)、図4に示すように、レッグカバー後端で天井から垂下する係合片12は、その先端のフック(爪)12’が外方(後端方向)に位置して、レッグブラケット後端の端末壁の係合孔21’(図2参照)に内側から係合可能となっている。
また、長手方向(前後方向)に延びたリブ16が係合片12を挟んでその左右で天井から垂下しており、このリブには、係合片先端のフック12’との間でレッグブラケットの端末壁21を抱持する段部16’が形成されている。図4からよくわかるように、長手方向のリブ16は係合片12を越えて外側(後方;図4の右方)に延び、係合片よりもレッグブラケットの端末壁21に接近して設けられている。
さらに、係合片12に対向する対向壁18が、レッグブラケットの端末壁21を係合片との間に挟持可能な間隔だけ係合片から外側に離反して天井から垂下している。そして、この対向壁の下端(背面を示す図3では上方に位置している)18aは外側に、たとえば40〜50°折曲した傾斜面とされ、係合片先端の爪を成形で抜くための係合片の投影形状に対応した閉じた切欠き18bが対向壁18の左右方向の中央部に形成されている。また、左右一対の補強リブ18cが対向壁18から前方及び後方に延びており、この補強リブによって前後方向(長手方向)での対向壁の倒れが防止される。
なお、図3(A)に示すように、その段部16’を介在してリブ16は対向壁18に連結されることによって、相互に補強リブとして機能している。
さらに、リブの先端面(下端面)16aも傾斜面とされ、この傾斜面は対向壁18の方向に向かって低くなるように傾斜している。
レッグブラケット20へのレッグカバー10の装着、被覆の一例を以下に述べる。
レッグカバー10のリブ16、対向壁18の間にレッグブラケット20の端末壁21が位置するようにレッグブラケット20にレッグカバー10を被せて下方に押圧する(押し込む)。ここで、レッグカバー後端のリブの先端面(下端面)16a、対向壁の下端18aがそれぞれ傾斜面とされ、図4からわかるように、この一組の傾斜面は上にV字形状となっている。そのため、レッグブラケット20にレッグカバー10を被せて押し込めば、リブ16、対向壁18の傾斜面がガイドとなって、レッグブラケットに対してレッグカバー10が前後方向にスライドして、レッグブラケットの端末壁21がリブ、対向壁間に入り込む。したがって、レッグブラケットの端末壁21に対してレッグカバー10が自動的に位置決めされ、高い作業性のもとでレッグカバーの装着操作が行える。
さらに下方に押圧すれば(押し込めば)、係合片先端のフック12’が端末壁の上端に押圧されて、係合片を前方(図4の左方)に変形させながらレッグカバー10が下降し、やがて、フック12’が端末壁の係合孔21’に入り込んで係合片12が係合孔に係合される。
図4からよくわかるように、フックの内面12’aは、係合孔21’の上端に押圧されると、端末壁21によって前方(内側)に押し返されるように傾斜している。そのため、対向壁の内面18dが対向壁の側面に押圧、密着され、レッグブラケットの端末壁21は前後方向に隙間を残すことなくレッグカバーの係合片12、リブ16と対向壁18との間で挟持される。
また、フックの内面12’aの傾斜面は、端末壁の係合孔の上部分をリブの段部16’方向に押圧して段部との間にほとんど隙間を残すことなく、レッグブラケットの端末壁を上下方向で挟持する。
そして、リブ16が係合片12を挟んでその左右に設けられているため、ねじれを生じることなく端末壁21を左右から均等に挟持できる。
このように、レッグブラケットの端末壁21に係合片12が係合されるとともに、レッグカバーの係合片12、リブ16と対向壁18とによって端末壁はその前後から挟持される。
後端における端末壁21に対する係合片12の係合と前後して、係合片12から十分に離反してアーム11に設けられた左右一対の係合片13−1は、レッグブラケット側壁の対応する係合孔23−1にそれぞれ係合される。また、係合片に隣接して設けられた左右一対の係合片13−2も、レッグブラケットの末端壁に隣接した側壁の対応する係合孔23−2にそれぞれ係合される。
本発明では、レッグブラケットの端末壁21に係合片12が係合されるとともに、レッグカバーの係合片12、リブ16と対向壁18とによって端末壁はその前後から挟持され、リブはレッグブラケットの端末壁21に接近して位置している。そのため、ロアレール後端側で、レッグブラケットのレッグカバー10に後方着座者の足が触れてレッグカバー上に荷重が加わってレッグカバーの後端を押し上げる力が端末壁21を介在して係合片12に作用しても、端末壁からの力はリブ16によって妨げられて係合片に伝達されない。つまり、フック12’を端末壁の係合孔21’から外すような方向への係合片12の倒れ(変形)がリブ16を防護壁として阻止され、係合方向と逆方向へのずれがレッグブラケットに生じない。
また、対向壁18が係合片12に対向して端末壁21の外側に設けられているため、係合方向と逆方向(前方)へのレッグカバーのずれが対向壁によって阻止される。
このように、係合方向と逆方向(前方)へのレッグカバーのずれがリブ16、対向壁18によって前後から阻止されるため、係合片12は外れることなくレッグブラケットの端末壁21に係合され、レッグカバーがバタついたり、レッグブラケットから外れることなく、レッグブラケットに被覆される。
さらに、フックの内面12’aが傾斜し、対向壁の内面18dを対向壁の側面に押圧、密着してレッグカバーの係合片12、リブ16と対向壁18との間でレッグブラケットの端末壁を前後方向に隙間なく挟持している。また、フックの内面12’aの傾斜面によって、端末壁の係合孔の上部分をリブの段部16’方向に押圧して、レッグブラケットの端末壁を上下方向でもほとんど隙間を残すことなく挟持している。
このように、前後上下において係合片12、リブ16、対向壁18によってレッグブラケットの端末壁21を隙間なく挟持しているため、後端でのレッグカバーの押し上げが阻止され、この点からも係合片12は外れることなくレッグブラケットの端末壁21に係合される。また、前後上下からレッグブラケットの端末壁21を隙間なく挟持しているため、車両の走行時における異音の発生が防止される。
さらに、レッグカバーの側壁の左右に設けた係合片13−1、13−2が前後方向に十分離反して設けられている。そのため、レッグカバー上に加わる荷重によってレッグカバー10の左右の側壁が末広がりに拡幅されても、前後方向に離反した2組の側壁の係合片13−1、13−2の係合がいずれも同時に緩んで係合方向と逆方向への係合片12のずれを生じる可能性は少なく、レッグカバーのバタツキやレッグブラケットからの外れが阻止できる。
上記のように、本発明によれば、外側から対向壁で、内側から係合片、リブで対向壁を挟持し、リブが係合片を越えて対向壁方向に延びているため、レッグブラケットに対して係合片が外れる方向(外方)でのレッグカバーのずれ(動き)が対向壁によって阻止されるだけでなく、係合片を倒してその係合を外す方向(内方)のレッグカバーのずれがリブによって阻止される。そのため、内方、外方いずれのレッグカバーのずれも阻止され、レッグカバーはバタツキや外れを生じることなくレッグブラケットに確実に被覆される。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、リブが係合片を挟んでその左右にそれぞれ1つ設けられているが、左右にそれぞれ2つ以上設けてもよい。
本発明は、スライドレール装置によって前後方向にスライドされる車両用シートに一般的に応用されるが、たとえば、電車、飛行機等の車両用シートはもちろん、シートが前後方向にスライドされる映画館、劇場、コンサート会場などのシートにも応用できる。
10 レッグカバー
12 係合片
12’ フック(爪)
12’a フックの内面
13−1、13−2 側壁の係合片
16 リブ
16’ 段部
16a 先端面(傾斜面)
18 対向壁
18a 下端(傾斜面)
18b 切欠き
18c 補強リブ
20 レッグブラケット
21 端末壁
21’ 係合孔
23−1、23−2 側壁の係合孔

Claims (4)

  1. シートスライド装置のロアレールを車床側に固定するレッグブラケットに上方から被覆されるスライド装置のレッグカバーにおいて、
    当該レッグカバーは合成樹脂から成形され、
    フックを先端に持ち、レッグブラケット端末の略直立の端末壁の係合孔に内側から係合可能な片持ち梁形状の係合片が天井から垂下し、
    レッグブラケットの端末壁を係合片との間に挟持可能な間隔だけ係合片から外側に離反して係合片に対向する対向壁が天井から垂下し、
    長手方向のリブが係合片を挟んでその左右で天井から垂下し、リブは対向壁との間で端末壁を挟持可能な間隔を残して係合片を越えて端末壁方向に延びているシートスライド装置のレッグカバー。
  2. リブは係合片先端のフックとの間にレッグブラケットの端末壁を抱持して上下方向でのレッグブラケットの動きを規制する段部を有している請求項1記載のシートスライド装置のレッグカバー。
  3. 係合片先端のフックはその内面が傾斜し、端末壁の係合孔の上端に当接して、対向壁を端末壁の外面に押圧させるとともにリブの段部を端末壁上面に押圧させる請求項2記載のシートスライド装置のレッグカバー。
  4. 対向壁の下端を外方に折曲して傾斜させるとともに長手方向のリブの先端面を傾斜させて、レッグブラケットの端末壁を挟持する際でのガイドとした請求項1〜3のいずれか記載のシートスライド装置のレッグカバー。
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