JP2011045424A - シートカバー取付用クリップ、その取付構造及びシートパッド並びにその製造方法 - Google Patents

シートカバー取付用クリップ、その取付構造及びシートパッド並びにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シートパッド本体の溝部の底面の係合部に取り付けられた状態において溝部内で傾転しにくいシートカバー取付用クリップと、その取付構造、並びにこの取付構造により係合部に取り付けられたクリップにシートカバーの係止具が係合されたシートパッド及びその製造方法を提供する。
【解決手段】クッションパッド本体3の溝部6の底面6aに設けられた係止部に、シートカバー5の裏面に設けられた係止具8を係止するためのクリップ10。クリップ10は、シートカバー5の係止具8に係合する第1係合部11と、溝部6の底面6aの係止部に係合する第2係合部12と、第2係合部12が該係止部に係合した状態において、溝部6の内面に当接して該クリップ10の傾転を防止する傾転防止手段とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートパッド本体の溝部の底面に設けられた係止部に、シートカバーの裏面に設けられた係止具を係止するためのシートカバー取付用クリップと、このシートカバー取付用クリップを該係止部に取り付けた取付構造と、この取付構造により該係止部に取り付けられたクリップにシートカバーの係止具を係合させてなるシートパッド及びその製造方法とに関する。
車両用シートや家屋内に設置されるソファー等に用いられるシートパッドは、ポリウレタンフォーム等よりなるシートパッド本体と、このシートパッド本体の表面に装着されたシートカバーとからなる。シートパッド本体には溝部が形成されており、この溝部の底面に沿って、シートカバーの裏面に設けられた係止具を係止させるためのワイヤが埋設されている。このワイヤに係止具を係止させてシートカバーの一部分を溝部内に収容することにより装飾効果を高めることが行われている。
従来、シートカバーの裏面に袋状の布が縫い込まれるとともに、この袋状の布にワイヤが挿通され、このワイヤと、前記シートパッド本体内のワイヤとをホグリングを介して連結することで、シートカバーの一部分をシートパッド本体の溝部内に収容していた。ホグリングは専用の工具に内蔵されており、作業者がこの工具の把持部を把持し、工具のホグリング押出し部を溝部内に挿入した状態で工具の操作部を操作して、両ワイヤ同士を連結する(ホグリング等については特許文献1参照)。
上記従来の構造によれば、ホグリングを内蔵した専用の工具が重いために、作業者の負担が大きかった。このような問題点を解決するものとして、シートカバーの係止具をクリップでシートパッド本体のワイヤに係止する構造が下記特許文献2に記載されている。このクリップは、シートカバーの係止具に係合する第1係合部と、シートパッド本体のワイヤに係合する第2係合部とを有している。特許文献2では、シートカバーをシートパッド本体に装着する場合、まず、このクリップの第1係合部をシートカバーの係止具に係合させてクリップをシートカバーに取り付けておき、次いで、このクリップをシートパッド本体の溝部に入り込ませて第2係合部をワイヤに係合させる。
特開平7−163769 特開2006−122594
上記特許文献2のように、例えば先にクリップの第1係合部をシートカバーの係止具に係合させ、後から第2係合部をシートパッド本体のワイヤに係合させる場合、クリップにシートカバーが取り付いているので、クリップを溝部内に入り込ませてワイヤに係合させるのが容易ではない。また、クリップが正確にワイヤの所定位置に係合しているか確認するのも容易ではなく、改良が求められる。
このクリップをワイヤに精度良く且つ容易に係合させるために、クリップをワイヤに係合させてから、このクリップにシートカバーの係止具を係合させることが考えられるが、特許文献2の第1図の通り、クリップがワイヤを支点にして溝部内で傾転(傾いたり倒れたりすること)し易いため、係止具をクリップに係合させにくいことがある。また、このような傾転のし易さは、クリップの係合順序に関わらず、シートカバーの固定の確定の観点から改良が求められる。
本発明は、シートパッド本体の溝部の底面の係止部に取り付けられた状態において溝部内で傾転しにくいシートカバー取付用クリップと、該係止部に取り付けられたクリップが溝部内で傾転しにくいシートカバー取付用クリップの取付構造と、この取付構造により該係止部に取り付けられたクリップにシートカバーの係止具を係合させてなるシートパッド及びその製造方法とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のシートカバー取付用クリップは、シートパッド本体の溝部の底部に設けられた係止部に、シートカバーの裏面に設けられた係止具を係止するためのシートカバー取付用クリップであって、該シートカバー取付用クリップは、該係止具に係合する第1の係合部と、該係止部に係合する第2の係合部とを備えたシートカバー取付用クリップにおいて、該シートカバー取付用クリップは、前記第2の係合部が前記係止部に係合した状態において、前記溝部の内面に当接して該シートカバー取付用クリップの傾転を防止する傾転防止手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項2のシートカバー取付用クリップは、請求項1において、前記傾転防止手段は、前記第2の係合部よりも前記溝部の幅方向両端側に張り出す張出部を有しており、該張出部は、前記第2の係合部が前記係止部に係合した状態において、前記溝部の底面に当接するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項3のシートカバー取付用クリップは、請求項2において、前記張出部から前記溝部の奥側に向って突出する突起部が突設されていることを特徴とするものである。
請求項4のシートカバー取付用クリップは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記傾転防止手段は、前記第2の係合部が前記係止部に係合した状態において、前記溝部の側面に当接する側面当接部を備えていることを特徴とするものである。
請求項5のシートカバー取付用クリップは、請求項1ないし4のいずれか1項において、該クリップは、前記第1の係合部と第2の係合部とを連結した基部を有しており、該第2の係合部は、該基部から前記溝部の奥側へ向って延出した1対の延出片と、各延出片の先端側からこれらの接近方向へ張り出した爪部とを有しており、該延出片同士は、互いに接近及び離反方向に弾性変形可能となっており、該第2の係合部は、該延出片同士の間に前記係止部を入り込ませるようにして該係止部と係合するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項6のシートカバー取付用クリップは、請求項1ないし4のいずれか1項において、該クリップは、前記第1の係合部と第2の係合部とを連結した基部を有しており、該第2の係合部は、該基部から前記溝部の奥側へ向って延出した垂下部と、該垂下部の先端側から前記溝部の幅方向に延出した腕状部とを有しており、該第2の係合部は、該腕状部の延出方向の先端側から該腕状部と前記基部との間に前記係止部を受け入れるようにして該係止部と係合するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項7)のシートカバー取付用クリップの取付構造は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシートカバー取付用クリップを、シートパッド本体の溝部の底部に設けられた係止部に取り付けたものである。
請求項8のシートカバー取付用クリップの取付構造は、請求項7において、前記係止部は、前記溝部の底面に沿って配設された線状体よりなることを特徴とするものである。
請求項9のシートカバー取付用クリップの取付構造は、請求項7において、前記係止部は、板状のクリップ取付部材を備えており、該クリップ取付部材は、一方の板面が前記溝部の底面に露呈するように該溝部の底部に配設されており、該クリップ取付部材に、前記シートカバー取付用クリップの第2の係合部が係合したクリップ係合部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項10のシートカバー取付用クリップの取付構造は、請求項9において、該クリップ取付部材に、該クリップ係合部が前記溝部の延在方向に間隔をあけて複数個設けられており、少なくとも一部の該クリップ係合部に前記クリップが係合していることを特徴とするものである。
請求項11のシートカバー取付用クリップの取付構造は、シートパッド本体の溝部の底部に設けられた係止部に、シートカバーの裏面に設けられた係止具を係止するためのシートカバー取付用クリップを取り付けたクリップ取付構造であって、該シートカバー取付用クリップは、該係止具に係合する第1の係合部と、該係止部に係合する第2の係合部と、該第1の係合部と第2の係合部とを連結した基部とを有しており、該係止部は、板状のクリップ取付部材を備えており、該クリップ取付部材は、一方の板面が前記溝部の底面に露呈するように該溝部の底部に配設されており、該クリップ取付部材に、前記シートカバー取付用クリップの第2の係合部が係合したクリップ係合部が設けられており、該クリップ取付部材の前記板面に該シートカバー取付用クリップの基部が重なっていることを特徴とするものである。
請求項12のシートカバー取付用クリップの取付構造は、請求項11において、該クリップ取付部材に、前記溝部の延在方向に間隔をあけて複数個の前記クリップ係合部が設けられており、少なくとも一部の該クリップ係合部に前記クリップが係合していることを特徴とするものである。
請求項13のシートパッドは、シートパッド本体の表面にシートカバーを装着してなるシートパッドであって、該シートパッド本体の表面に溝部が形成されており、該溝部の底部にシートカバーの係止部が設けられており、該シートカバーの一部が該溝部内に収容され、該シートカバーの裏面に設けられた係止具が、シートカバー取付用クリップを介して前記係止部に係止されているシートパッドにおいて、請求項7ないし12のいずれか1項に記載のシートカバー取付用クリップの取付構造により該シートカバー取付用クリップが前記係止部に取り付けられており、該シートカバー取付用クリップに前記係止具が係合していることを特徴とするものである。
請求項14のシートパッドの製造方法は、請求項13のシートパッドを製造する方法であって、前記シートカバー取付用クリップの第2の係合部を前記係止部に係合させ、その後、前記シートカバーの係止具を該シートカバー取付用クリップの第1の係合部に係合させることを特徴とするものである。
本発明(請求項1)のシートカバー取付用クリップ(以下、クリップと略すことがある。)にあっては、第2の係合部が溝部の底部の係止部に係合した状態においては、傾転防止手段が該溝部の内面に当接するため、該溝部内でクリップが傾転することが防止される。そのため、係止具をクリップに対し容易に且つ確実に係合させることができる。これにより、シートカバーの取付作業性を良好なものとすることができる。特に、クリップをシートパッド本体の係止部に取り付けてから、このクリップに係止具を係合させてシートカバーを装着する場合に好適である。
請求項2の態様では、この傾転防止手段は、第2係合部よりも溝部の幅方向両端側に張り出す張出部を有しており、該第2の係合部が溝部の底部の係止部に係合した状態においては、この張出部が該溝部の底面に当接することにより、クリップが溝部の幅方向に傾転することが防止される。
請求項3の態様では、この張出部から溝部の奥側に向って突出する突起部が突設されており、第2の係合部が溝部の底部の係止部に係合した状態においては、この突起部が溝部の底面に食い込むので、クリップが溝部の底面にしっかりと固定され、傾転防止効果が向上する。
請求項4の態様では、傾転防止手段は、溝部の側面に当接する側面当接部を備えており、第2の係合部が溝部の底部の係止部に係合した状態においては、この側面当接部が該溝部の側面に当接することにより、クリップが溝部の幅方向に傾転することが防止される。
請求項5の態様では、クリップを、第2の係合部を溝部の奥側に向けて該溝部の底部に押し込むことにより、容易に該第2の係合部を溝部の底部の係止部に係合させることができる。
請求項6の態様では、第2の係合部が溝部の底部の係止部に係合した状態にあっては、該係止部の裏側(溝部入口側と反対側。以下、同様。)にこの第2の係合部の腕状部が回り込むため、例えば係止具を介してシートカバーからクリップに対し溝部の抜け出し方向に引っ張り力が加えられても、クリップが係止部から外れにくい。
本発明(請求項7)のシートカバー取付用クリップの取付構造は、かかる本発明のシートカバー取付用クリップをシートパッド本体の溝部の底部の係止部に取り付けたものであるため、クリップの溝部内での傾転が傾転防止手段によって防止される。
請求項8の通り、この係止部は、ワイヤ等の線状体よりなるものであってもよい。
請求項9の通り、この係止部は、板状のクリップ取付部材を備えており、該クリップ取付部材は、一方の板面が溝部の底面に露呈するように該溝部の底部に配設されており、該クリップ取付部材にクリップ係合部が設けられた構成であってもよい。このように構成した場合、クリップがこの板状のクリップ取付部材の板面によって支持されるようになるため、クリップが溝部内で傾転しにくい。
請求項10の通り、この板状のクリップ取付部材に、クリップ係合部が溝部の延在方向に間隔をあけて複数個設けられてもよい。このように構成することにより、クリップを任意のクリップ係合部に係合させることが可能であるため、クリップの配置の自由度が高いものとなる。
本発明(請求項11)のシートカバー取付用クリップの取付構造にあっては、溝部の底部に配設された板状のクリップ取付部材の板面にクリップの基部が重なっているので、このクリップの基部がクリップ取付部材の板面によって支持されることにより、溝部内におけるクリップの傾転が防止される。
請求項12の通り、このクリップ取付部材に、クリップ係合部が溝部の延在方向に間隔をあけて複数個設けられてもよい。このように構成することにより、クリップを任意のクリップ係合部に係合させることが可能であるため、クリップの配置の自由度が高いものとなる。
本発明(請求項13)のシートパッドは、かかる本発明のシートカバー取付用クリップの取付構造によりシートパッド本体の溝部の底部の係止部に取り付けられたクリップに、シートカバーの係止具が係合したものである。本発明(請求項14)のシートパッドの製造方法によれば、このシートパッドを製造するに当り、溝部の底部の係止部にクリップを係合させた後、このクリップにシートカバーの係止具を係合させる。本発明によれば、クリップが係止部に係合した状態にあっては、該クリップの溝部内における傾転が防止されるので、シートカバーの取付作業性が良好であり、且つ取付精度が高い。
車両用シートの斜視図である。 第1の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップが取り付けられたクッションパッド本体の上面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のシートカバー取付用クリップとクッションパッド本体との分解図である。 図2のシートカバー取付用クリップへの係止具の係止方法を示す断面図である。 図2のシートカバー取付用クリップと線状体及び係止具との係合関係を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップが取り付けられたクッションパッド本体の断面図である。 図7のシートカバー取付用クリップとクッションパッド本体との分解図である。 第3の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造により該シートカバー取付用クリップが係合部に取り付けられたクッションパッド本体の上面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 図9のクッションパッド本体の透視図である。 図9のシートカバー取付用クリップの取付構造の分解図である。 第4の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造の斜視図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 第5の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造の斜視図である。 第6の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造の斜視図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態では、シートパッドとして、車両用シートの腰掛部を構成するクッションパッドを例示しているが、本発明は、クッションパッド以外のシートパッド(例えばシートの背もたれを構成するバックパッド等)にも適用可能である。
[第1の実施の形態]
第1図は一般的な車両用シートSの斜視図、第2図は第1の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップ10が取り付けられたクッションパッド本体3の上面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図はこのシートカバー取付用クリップ10とクッションパッド本体3との分解図、第5図(a),(b)はこのシートカバー取付用クリップ10への係止具8の係合方法を示す断面図、第6図はこのシートカバー取付用クリップ10と線状体7及び係止具8との係合関係を示す斜視図である。なお、第4図及び第5図(a),(b)はそれぞれ第3図と同一部分の断面を示している。第5図(a)は、シートカバー取付用クリップ10に係止具8を係合させる前の状態を示し、第5図(b)は、シートカバー取付用クリップ10に係止具8を係合させた後の状態を示している。第6図ではクッションパッド本体3の図示が省略されている。以下、溝部6の奥側を下方といい、溝部6の入口側を上方といい、溝部6の幅方向を左右方向ということがある。この上下方向及び左右方向は、第3図〜第5図(a),(b)の上下方向及び左右方向と一致する。
第1図に示すように、車両用シートSは、乗員が腰掛けるクッションパッド1と、乗員の背中を支えるバックパッド2とを備えている。クッションパッド1は、ポリウレタンフォーム等の発泡合成樹脂よりなるクッションパッド本体3と、クッションパッド本体3の上面側の被装着面4に被さるシートカバー5(第5図(a),(b))と、このシートカバー5をクッションパッド本体3に取り付けるためのシートカバー取付用クリップ(以下、単にクリップと略すことがある。)10等で構成されている。なお、図示は省略するが、バックパッド2も、このクッションパッド1とほぼ同様の構成となっている。
第3図〜第5図(a),(b)に示すように、クッションパッド本体3の被装着面4には、それぞれ、シートカバー5の一部分を収容する溝部6が形成されている。この実施の形態では、該溝部6には、第2図の通り、クッションパッド2の左右両サイドの土手部に沿ってそれぞれ前後方向に延在した前後方向溝部と、左右方向に延在する左右方向溝部とがある。また、左右方向溝部には、左右の前後方向溝部の後端同士を繋いでいるものと、前後方向の途中部同士を繋いでいるものとがある。これらの溝部6は相互に連続している。なお、溝部6の配置はこれに限定されない。この溝部6の底面6a(第4図)に沿ってクッションパッド本体3中にワイヤ等よりなる線状体7が埋設されている。なお、この実施の形態では、該線状体7は、全体がクッションパッド本体3中に埋設されているが、一部のみがクッションパッド本体3中に埋設されていてもよい。あるいは、該線状体7は、クッションパッド本体3中に埋設されておらず、全体が溝部6内に露呈したものであってもよい。第2図の通り、該線状体7は、各溝部6の一端側から他端側まで連続して延在している。この実施の形態では、該線状体7が、シートカバー5の裏面の係止具8を係止するための係止部となっている。この線状体7としては、例えば合成樹脂線や金属線などの各種の線材を用いることができる。なお、係止部は、線状体7以外の部材により構成されてもよい。例えば、係止部は、クリップ係合部を有した帯状又は板状のクリップ取付部材により構成されてもよい。係止部を板状のクリップ取付部材により構成した場合、該クリップ取付部材は、一方の板面が溝部6の底面6aに露呈するようにクッションパッド本体3中に埋設されていることが好ましい。このように構成することにより、クリップ10の基部13や張出部16がこのクリップ取付部材の板面に重なり、クリップ10がこのクリップ取付部材の板面によって支持されるようになるため、クリップ10が溝部内で傾転しにくいものとなる。
第5図(a),(b)の通り、シートカバー5のうち溝部6に沿う部分には、この部分を溝部6内に引き込んで係止するための係止具8が取り付けられている。この実施の形態では、該係止具8は、シートカバー5に縫着又は接着等により接続された接続部8aと、該接続部8aからシートカバー5の裏面側に延出したフック部8bとを有している。フック部8bの先端側には、互いに反対方向に張り出した1対の爪部8c,8cが設けられている。各爪部8cは、フック部8bの基端側ほど該フック部8bからの張り出し幅が大きくなるテーパ形状となっている。
この実施の形態では、係止具8は、溝部6の延在方向と略平行方向に連続して延在している。即ち、この実施の形態では、第6図の通り、フック部8bの基端側は、溝部6の延在方向と略平行方向に延在する垂壁状となっており、その一方の側面及び他方の側面の先端縁に沿ってそれぞれ爪部8cが連続して形成されている。
クリップ10は、この係止具8のフック部8bに係合する第1係合部11と、前記線状体7に係合する第2係合部12と、これらを連結した基部13等を備えている。このクリップ10は、弾性を有する合成樹脂又は金属により構成されている。
この実施の形態では、該第1係合部11は、基部13から上方(即ち溝部6の入口側)へ向って延出する1対の第1延出片14,14を有している。これらの第1延出片14,14同士は、左右方向(即ち溝部6の幅方向)に所定の間隔をあけて対向し、互いに接近及び離反方向(以下、接離方向という。)に弾性変形可能となっている。各第1延出片14の先端側からこれらの接近方向にそれぞれ爪部14aが突設されている。また、各第1延出片14の先端側からこれらの離反方向にそれぞれガイド片14bが突設されている。各爪部14a及びガイド片14bの上面は、第1延出片14,14同士の間に向かうほど下位(即ち溝部6の奥側)となるように傾斜している。
第2係合部12は、基部13から溝部6の奥側へ向って延出する1対の第2延出片15,15を有している。これらの第2延出片15,15同士も、溝部6の幅方向に所定の間隔をあけて対向し、互いに接離方向に弾性変形可能となっている。各第2延出片15の先端側からこれらの接近方向にそれぞれ爪部15aが突設されている。また、各第2延出片15の先端側からこれらの離反方向にそれぞれガイド片15bが突設されている。各爪部15a及びガイド片15bの下面は、第2延出片15,15同士の間に向かうほど上位となるように傾斜している。各第2延出片15の基部13から爪部15aまでの延出長さは、該爪部15aを線状体7に係合させる際のオーバーストローク量(線状体7が爪部15a,15a同士の間を通過した後、第2延出片15,15同士を復位させるために、さらに各第2延出片15をクッションパッド本体3中に差し込むこと。)を確保するために、線状体7の直径よりも所定長さだけ大きなものとなっている。
この実施の形態では、基部13から各第2延出片15よりも側方へ張り出す1対の張出部16,16が設けられている。第2係合部12が線状体7に係合した状態にあっては、これらの張出部16が溝部6の底面6aに対峙するようになっている。各張出部16の先端には、それぞれ、第2係合部12を線状体7に係合させた状態において溝部6の側面に当接する側面当接部17が設けられている。この実施の形態では、該側面当接部17は、各張出部16の先端から上方へ起立した起立片よりなる。側面当接部17,17同士は互いに略平行に延在しており、且つこれらの互いに反対側を向いた面(即ち溝部6の側面に対峙する面)同士の間隔は、溝部6の幅と略同等となっている。なお、各側面当接部17の形状及び配置はこれに限定されない。例えば、各側面当接部17は、クリップ10から側方へ突出した突起状などであってもよい。この実施の形態では、さらに、各張出部16の下面からそれぞれ下方へ向って突起部18が突設されている。この実施の形態では、これらの張出部16、側面当接部17及び突起部18により、クリップ10の傾転防止手段が構成されている。
なお、張出部16の上面からの各側面当接部17の起立高さは、溝部6の深さ(クッションパッド本体3の上面から溝部6の底面までの距離)の5〜100%であることが好ましい。この側面当接部17の起立高さは、クッションパッド1に乗員が着座したときに、乗員によってこの側面当接部17が感取されることがない高さに設定される。なお、係止具8を第1延出片14,14間に係合させた際に、該第1延出片14,14同士が左右に離反したときに、該第1延出片14,14が各側面当接部17に緩衝しなければ、各側面当接部17の起立高さに特に制限はない。仮に係止具8を第1延出片14,14間に係合させた際に、該第1延出片14,14が各側面当接部17に緩衝する場合には、各側面当接部17の起立高さを、これらが該第1延出片14,14に緩衝しない高さに設定する。また、張出部16の下面からの各突起部18の突出高さは、前述の各第2延出片15のオーバーストローク量と略同等かそれよりも若干大きなものとなっており、具体的には、このオーバーストローク量+0〜10mm特に1〜5mmであることが好ましい。
このように構成されたクリップ10を用いてシートカバー5をクッションパッド本体3に取り付ける場合には、好ましくは、まずクリップ10を線状体7に取り付け、その後、このクリップ10に係止具8を係合させてシートカバー5をクッションパッド本体3に取り付ける。このようにすることにより、クリップ10の取付時にクリップ10がシートカバー5の陰になることがないので、クリップ10を線状体7に対し容易に取り付けることができると共に、クリップ10を所定位置に精度良く取り付けることができる。
このクリップ10は、第2図の通り、線状体7に対し溝部6の延在方向に間隔をあけて複数個取り付けられる。なお、この線状体7は、溝部6の一端側から他端側まで連続して延在している。また、この実施の形態では、シートカバー5の裏側の係止具8も、この溝部6に沿って連続したものとなっている。そのため、第6図の通り、シートの仕様等に応じて、クリップ10の取付個数や取付位置をこれらの線状体7及び係止具8に沿って任意に変更及び調整することが可能である。
クリップ10を線状体7に係合させるに際しては、第4図の通り、第2係合部12を下向きにしてクリップ10を溝部6内に入り込ませ、各第2延出部15を線状体7の両側の溝部底面6aに突き立ててクリップ10を該底面6aに押し付ける。これにより、各第2延出部15が底面6aに差し込まれると共に、線状体7がガイド片15b,15bに案内されて該第2延出部15,15同士を離反方向に弾性変形させつつこれらの間に入り込む。線状体7が各爪部15a,15a同士の間を通過した後、さらに若干クリップ10を下方へ押してオーバーストロークさせることにより、第2延出部15,15同士が弾性的に復位し、各爪部15aが線状体7の下側に係合する。これにより、クリップ10が線状体7に係止され、クリップ10のクッションパッド本体3への取付が完了する。この実施の形態では、このようにクリップ10を溝部6に上方から押し込むだけでクリップ10を線状体7に係合させることができるので、クリップ10のクッションパッド本体3への取付作業が容易である。
このクリップ10にあっては、第2係合部12(各爪部15a)が線状体7に係合した状態にあっては、第3図の通り、各張出部16が溝部6の底面に対峙すると共に、各側面当接部17が溝部6の側面に当接する。これにより、クリップ10の溝部6内における傾転が防止される。また、この実施の形態では、各張出部16から突出した各突起部18が溝部6の底面6aに食い込む。そのため、クリップ10が溝部6の底面6aにしっかりと固定される。また、各突起部18に、底面6aから該突起部18を上方へ押し出そうとする反発力が加えられ、クリップ10は常に上方へ付勢された状態となる。これにより、第3図の通り、各爪部15aが線状体7の下側に係合した状態において、前述のオーバーストロークの分だけ線状体7と基部13との間に遊び(隙間)が生じていても、クリップ10が上下にガタ付くことも防止される。
クリップ10をクッションパッド本体3に取り付けた後、第5図(a)のように、シートカバー5をクッションパッド本体3に被せ、このシートカバー5の上から係止具8を溝部6に押し込み、該係止具8を各クリップ10の第1係合部に係合させる。これにより、第5図(b)の通り、係止具8がガイド片14b,14bに案内されて第1延出片14,14同士の間に入り込み、その爪部8c,8cが各第1延出片14の爪部14aに係合し、シートカバー5の一部がこの係止具8を介して溝部6内に収容された状態で係止される。このように係止具8をクリップ10に係合させるに際しては、前述の通り、クリップ10は、各張出部16、側面当接部17及び突起部18それぞれの作用により、溝部6内における傾転や上下のガタ付きが防止されているので、係止具8を各クリップ10に対し容易に且つ確実に係合させることができる。これにより、シートカバー5の取付作業性が良好なものとなる。
上記のようにして製造されたクッションパッド1は、クリップ10の溝部6内における傾転が防止されているので、シートカバー5の取付作業性が良好であり、且つ取付精度が高い。
[第2の実施の形態]
第7図は第2の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップ10Aが取り付けられたクッションパッド本体3の溝部6付近の断面図であり、第8図はこのクリップ10Aとクッションパッド本体3との分解図である。なお、第7図及び第8図は前述の第1の実施の形態における第3図と同様部分の断面を示している。
このクリップ10Aにおいては、第2係合部12は、略L字形のフック状の第2延出片20を有している。即ち、この第2延出片20は、基部13の左右方向の一端側(この実施の形態では左端側。以下、同様。)から下方に向って延出した垂下部20aと、該垂下部20aの下端から基部13の下面に沿って該基部13の左右方向の他端側(この実施の形態では右端側。以下、同様。)に向って延出した腕状部20bとを有している。この腕状部20bは、その基端側(垂下部20a側)を支点にして基部13に対し接離方向(即ち上下方向)に弾性変形可能となっている。腕状部20bの先端側から基部13側に向って爪部20cが突設されている。この実施の形態では、該基部13は、溝部6の底面に沿う板状となっている。
このクリップ10Aは、この腕状部20bの先端側から該腕状部20bと基部13との間の空所21に線状体7を咥え込むようにして線状体7と係合する。基部13の下面からは、空所21内に入り込んできた線状体7を左右の第1延出片14,14同士の中間付近で停止させるストッパ片13aが突設されている。
この実施の形態では、左右の第1延出片14,14のうち空所21の入口側(即ち右側)に位置した第1延出片14のガイド片14bの先端側に、第2延出片20を線状体7に係合させた状態において溝部6の側面に当接する側面当接部22が連なっている。この実施の形態では、該側面当接部22は、ガイド片14bの先端側から溝部6の側面に沿うように下方へ垂下した垂下片よりなる。なお、側面当接部22の形状及び配置はこれに限定されない。例えば、この実施の形態では、右側の第1延出片14にのみ側面当接部22が設けられているが、双方の第1延出片14に側面当接部22が設けられてもよい。
このクリップ10Aのその他の構成は、前述の第1の実施の形態におけるクリップ10Aと同様であり、第7図及び第8図において第2〜6図と同一符号は同一部分を示している。
このクリップ10Aをクッションパッド本体3に取り付ける場合には、第8図に示すように、クリップ10Aを溝部6内に入り込ませつつ、第2延出片20の腕状部20bの先端側が下向きになるようにクリップ10Aを横倒し状にし、該腕状部20bを溝部6の底面6aに刺し込むようにして該腕状部20bと基部13との間に線状体7を咥え込ませる。
線状体7は、腕状部20bを弾性変形させて爪部20cと基部13との隙間を押し広げ、該爪部20cよりも空所21の奥側へ入り込む。線状体7が爪部20cと基部13との間を通過すると、腕状部20bが弾性的に元の位置に復位する。これにより、爪部20cが線状体7に係合して線状体7の空所21からの抜け出しが阻止されるようになる。また、線状体7は、空所21内においてストッパ片13aに当り、それ以上空所21の奥側へ移動し得なくなる。これにより、線状体7が第1延出片14,14同士の中間付近に保持される。
この際、第8図の通り、クリップ10Aを横倒し状としたことにより、側面当接部22が溝部6の側面に押し付けられている。これにより、クリップ10Aには、この側面当接部22を介して溝部6の側面から該クリップ10Aを第7図の如く起立させようとする力が加えられている。そのため、爪部20cが線状体7に係合した後、クリップ10Aから手を離すと、クリップ10Aがこの押圧力により線状体7を支点に回転し、概ね自動的に第7図の如き起立姿勢となる。これにより、クリップ10Aのクッションパッド本体3への取り付けが完了する。
この実施の形態でも、上記のようにしてクリップ10Aをクッションパッド本体3に取り付けた後、クッションパッド本体3の上面にシートカバー5を被せ、係止具8を上方から溝部6内に押し込んでクリップ10Aの第1係合部11に係合させる。これにより、クリップ10Aを線状体7に対し容易に取り付けることができると共に、クリップ10Aを所定位置に精度良く取り付けることができる。
このクリップ10Aにあっても、第2延出片20が線状体7に係合した状態にあっては、側面当接部22が溝部6の側面に当接しているので、クリップ10Aの溝部6内における傾転が防止される。これにより、係止具8をクリップ10Aに対し容易に且つ確実に係合させることができ、シートカバー5の取付作業性が良好なものとなる。
この実施の形態では、第2延出片20が線状体7に係合した状態にあっては、腕状部20bが線状体7の下側に回り込んでいるので、クリップ10Aがシートカバー5から係止具8を介して上方へ引っ張られても、クリップ10Aが線状体7から外れることが防止される。
[第3の実施の形態]
第9図は第3の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造によりシートカバー取付用クリップ10Bが取り付けられたクッションパッド本体3の上面図、第10図は第9図のX−X線に沿う断面図、第11図はクッションパッド本体3の透視図、第12図はシートカバー取付用クリップ10Bとクッションパッド本体3との分解図である。なお、第12図は第10図と同様部分の断面を示している。
第11図の通り、この実施の形態では、クッションパッド本体3の溝部6の底面に板状のクリップ取付部材30が埋設されている。このクリップ取付部材30は、板面を溝部6の幅方向と略平行方向とし、且つ該板面が溝部6の底面に露呈するように埋設されている。なお、本発明においては、このクリップ取付部材30は、溝部6の底面に埋設されていてもよく、埋設されていなくてもよい。このクリップ取付部材30は、一部(例えば後述の各クリップ係合部31)が溝部6の底面に露呈したものであってもよい。第11図の通り、このクリップ取付部材30は、溝部6の延在方向を略平行方向に延在した帯板状のものである。このクリップ取付部材30の幅は、第10,12図の通り、溝部6の幅よりも大きなものとなっており、その両側縁部はクッションパッド本体3中に埋没している。このクリップ取付部材30の幅は、溝部6の幅の0.5〜5倍、特に1〜2倍であることが好ましい。このクリップ取付部材30は、例えば金属により構成されてもよく、合成樹脂により構成されてもよい。
このクリップ取付部材30には、クリップ10Bが係合する複数個のクリップ係合部31が設けられている。この実施の形態では、該クリップ係合部31は、クリップ取付部材30を厚み方向に貫通した開口よりなる。なお、この実施の形態では、該クリップ係合部31は、略方形の開口形状となっているが、クリップ係合部の形状はこれに限定されない。これらのクリップ係合部31は、溝部6の延在方向に所定の間隔をおいて配列されている。ただし、このクリップ係合部31の配置はこれに限定されない。
この実施の形態におけるクリップ10Bの第2係合部40は、基部13から下方へ延出した1対の第2延出片41,41と、各第2延出片41の先端側からこれらの離反方向にそれぞれ突設された爪部41a,41aとを有している。該第2延出片41,41同士は、左右方向に所定の間隔をあけて対向し、互いに接離方向に弾性変形可能となっている。各爪部41aは、各第2延出片41の基端側ほど該第2延出片41からの張り出し量が大きくなる先細テーパ形状となっている。この実施の形態では、基部13は、この第2係合部40がクリップ係合部31に係合した状態においてクリップ取付部材30の上面に重なる板状となっている。
この実施の形態のその他の構成は、前述の第1の実施の形態と同様であり、第9〜12図において第2〜6図と同一符号は同一部分を示している。
クリップ10Bをクリップ係合部31に係合させる場合には、第12図の通り、第2係合部40を下向きにしてクリップ10Bを溝部6内に入り込ませ、第2延出部41,41をクリップ係合部31に押し込む。これにより、第2延出部41,41同士が接近方向に弾性変形しつつクリップ係合部31に入り込み、各爪部41aがクリップ係合部31を通過した後、該第2延出部41,41同士が弾性的に復位し、各爪部41aがクリップ取付部材材30の裏側に係合する。これにより、クリップ10Bがクリップ取付部材30に取り付けられ、クリップ10Bのクッションパッド本体3への取付が完了する。この実施の形態では、このようにクリップ10Bを溝部6に上方から押し込むだけでクリップ10Bをクリップ係合部31に係合させることができるので、クリップ10Bのクリップ取付部材30への取付作業が容易である。
この実施の形態にあっては、クリップ取付部材30は板状であり、クリップ10Bは、第2係合部40がクリップ係合部31に係合した状態にあっては、基部13がこのクリップ取付部材30の板面に重なるように該クリップ取付部材30に取り付けられているので、クリップ10Bが溝部6の延在方向や幅方向に傾転しにくい。そのため、クリップ10Bをクリップ本体3に取り付けた後、このクリップ10Bの第1係合部にシートカバー5の係止具8を係合させる際に、容易に且つ確実に係止具8をクリップ10Bに係合させることができる。
この実施の形態にあっては、クリップ取付部材30には、溝部6の延在方向に間隔をあけて複数個のクリップ係合部31が設けられているため、任意のクリップ係合部31にクリップ10Cを係合させることができる。その際、全てのクリップ係合部31にクリップ10Bを係合させてもよく、一部のクリップ係合部31にのみクリップ10Bを係合させてもよい。そのため、クリップ10Bの配置の自由度が高い。
[第4の実施の形態]
第13図(a)〜(c)は第4の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造を示す斜視図、第14図は第13図(c)のXIV−XIV線に沿う断面図である。
この実施の形態では、クリップ取付部材30に、円形部32aと、該円形部32aから互いに反対方向へ延出した1対の細溝部32b,32bとを有した略φ字形状の開口よりなるクリップ係合部32が設けられている。
この実施の形態におけるクリップ10Cの第2係合部40は、このクリップ係合部32の円形部32aに挿通される軸部42と、該軸部42の先端側から互いに反対方向へ延出した1対の係止片43,43とを有している。各係止片43は、軸部42を円形部32aに挿通したときに、クリップ係合部32の各細溝部32bを通過しうるように構成されている。各係止片43の上面側からは、クリップ取付部材30の下面に弾性的に当接可能な凸部43aが突設されている。この実施の形態でも、クリップ取付部材30には、溝部6の延在方向に所定の間隔をあけて複数個のクリップ係合部32が設けられている。
この実施の形態のその他の構成は、前述の第3の実施の形態と同様であり、第13図及び第14図において第9〜12図と同一符号は同一部分を示している。
クリップ10Cをクリップ取付部材30に取り付ける場合には、軸部42をクリップ係合部32の円形部32に差し込む。第13図(b)の通り、軸部42を根元まで差し込むと、各係止片43が細溝部32bを通過してクリップ取付部材30の裏側へ出る。その後、第13図(b)〜(c)のように、クリップ10Cを軸部42回りに90°回転させる。これにより、各係止片43が円形部32aの縁部を裏側へ回り込み、軸部42が円形部32aからの抜け出しが阻止され、クリップ10Cがクリップ取付部材30に取り付けられる。この実施の形態でも、クリップ10Cは、第2係合部40がクリップ係合部32に係合した状態にあっては、基部13がクリップ取付部材30の上面に重なるので、クリップ10Cの傾転が防止される。また、この実施の形態では、係止部43から突設された凸部43aがクリップ取付部材30の裏面に弾性的に当接するので、基部13がクリップ取付部材30の上面に密着するため、クリップ10Cの傾転防止効果が高い。
この実施の形態にあっても、前述の第3の実施の形態と同様の作用効果も奏される。
[第5の実施の形態]
第15図は第5の実施の形態に係るシートカバー取付用クリップの取付構造を示す斜視図である。
この実施の形態では、第15図の通り、クリップ取付部材30に、該クリップ取付部材30の延在方向即ち溝部6の延在方向と略平行方向に延在した溝状のクリップ係合部33が設けられている。
この実施の形態のその他の構成は、前述の第3の実施の形態と同様であり、第15図において第9〜12図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態では、クリップ係合部33は溝部6の延在方向と略平行方向に延在した溝状となっているので、この溝部6に沿ってクリップ10Bの配置位置を任意に変更・調整することができる。
この実施の形態でも、前述の第3の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
[第6の実施の形態]
第16図は、シートカバー取付用クリップの取付構造の別の構成例を示す斜視図である。
この実施の形態では、クリップ取付部材30に、その左右の側縁をそれぞれ切り欠いた形状のクリップ係合部34,34が設けられている。この実施の形態でも、該クリップ取付部材30には、その延在方向即ち溝部6の延在方向に間隔をあけて複数対のクリップ係合部34,34が設けられている。
この実施の形態におけるクリップ10Dの第2係合部は、基部13の左右両端側から下方へ延出した1対の第2延出片44,44と、各第2延出片44の先端側からこれらの接近方向にそれぞれ突設された爪部44a,44aとを有している。該第2延出片44,44同士の間隔は、左右のクリップ係合部34,34同士の間におけるクリップ取付部材30の幅と略同等かそれよりも若干大きなものとなっている。該第2延出片44,44同士は、互いに接離方向に弾性変形可能となっている。各爪部44aは、各第2延出片44の基端側ほど該第2延出片44からの張り出し量が大きくなる先細テーパ形状となっている。
この実施の形態のその他の構成は、前述の第3の実施の形態と同様であり、第16図において第9〜12図と同一符号は同一部分を示している。
クリップ10Dをクリップ取付部材30に取り付ける場合には、第2延出片44,44をそれぞれ左右のクリップ係合部34,34に入り込ませるようにしてクリップ10Dをクリップ取付部材30に押し付ける。これにより、クリップ取付部材30の該クリップ係合部34,34同士の間の部分が第2延出片44,44同士を離反方向に弾性変形させつつ、これらの間に入り込む。クリップ取付部材30が爪部44a,44a同士の間を通過した後、該第2延出片44,44同士が弾性的に復位し、各爪部44aがクリップ取付部材材30の裏側に係合する。これにより、クリップ10Dがクリップ取付部材30に取り付けられる。この実施の形態にあっても、爪部44a,44aがクリップ取付部材材30の裏側に係合した状態にあっては、クリップ10Dの基部13がクリップ取付部材30の板面に重なるため、クリップ10Dが溝部6内で傾転しにくい。
この実施の形態にあっては、クリップ取付部材30の左右の側縁を切り欠いた形状のクリップ係合部34,34にクリップ10Dの第2延出片44,44を係合させるため、クリップ10Dがクリップ取付部材30の延在方向即ち溝部6の延在方向にずれ動くことが防止される。これにより、このクリップ10Dを介してシートカバー5の係止具8を確実に所定位置にて係止することができる。また、この実施の形態でも、クリップ取付部材30には、溝部6の延在方向に間隔をあけて複数対のクリップ係合部34,34が設けられているので、任意のクリップ係合部34,34にクリップ10Dを係合させることができるため、クリップ10Dの配置の自由度が高い。なお、このような切欠状のクリップ係合部34,34が省略され、クリップ10Dをクリップ取付部材30の左右の側縁の任意の位置に係合させうるように構成してもよい。
この実施の形態にあっても、前述の第3の実施の形態と同様の作用効果も奏される。
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は上記以外の形態をもとりうる。
例えば、前述の第1の実施の形態においては、クリップ10の張出部16の下面から溝部6の底面6aに食い込む突起部18が突設されているが、この突起部18は省略されてもよい。
第1の実施の形態において、線状体7を板状とした場合には、第3〜第5の実施の形態と同様に、この板状の線状体7を厚み方向に貫通する開口又は溝よりなるクリップ係合部が設けられてもよく、第6の実施の形態と同様に、この板状の線状体7の左右の側縁を切り欠いた形状のクリップ係合部が設けられてもよい。このような切欠状のクリップ係合部が省略され、第2係合部12をこの板状の線状体7の左右の側縁の任意の位置に係合させうるように構成してもよい。
1 クッションパッド
2 バックパッド
3 クッションパッド本体
4 被装着面
5 シートカバー
6 溝部
7 線状体
8 係止具
10,10A〜10D クリップ
11 第1係合部
12 第2係合部
13 基部
14 第1延出片
14a 爪部
15 第2延出片
15a 爪部
16 張出部
17 側面当接部
18 突起部
20 第2延出片
20a 垂下部
20b 腕状部
20c 爪部
21 空所
22 側面当接部
30 クリップ取付部材
31,32,33,34 クリップ係合部
40 第2係合部
41,44 第2延出片
41a,44a 爪部
42 軸部
43 係止片

Claims (14)

  1. シートパッド本体の溝部の底部に設けられた係止部に、シートカバーの裏面に設けられた係止具を係止するためのシートカバー取付用クリップであって、
    該シートカバー取付用クリップは、
    該係止具に係合する第1の係合部と、
    該係止部に係合する第2の係合部と
    を備えたシートカバー取付用クリップにおいて、
    該シートカバー取付用クリップは、前記第2の係合部が前記係止部に係合した状態において、前記溝部の内面に当接して該シートカバー取付用クリップの傾転を防止する傾転防止手段を備えていることを特徴とするシートカバー取付用クリップ。
  2. 請求項1において、前記傾転防止手段は、前記第2の係合部よりも前記溝部の幅方向両端側に張り出す張出部を有しており、
    該張出部は、前記第2の係合部が前記係止部に係合した状態において、前記溝部の底面に当接するように構成されていることを特徴とするシートカバー取付用クリップ。
  3. 請求項2において、前記張出部から前記溝部の奥側に向って突出する突起部が突設されていることを特徴とするシートカバー取付用クリップ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記傾転防止手段は、前記第2の係合部が前記係止部に係合した状態において、前記溝部の側面に当接する側面当接部を備えていることを特徴とするシートカバー取付用クリップ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該シートカバー取付用クリップは、前記第1の係合部と第2の係合部とを連結した基部を有しており、
    該第2の係合部は、
    該基部から前記溝部の奥側へ向って延出した1対の延出片と、
    各延出片の先端側からこれらの接近方向へ張り出した爪部と
    を有しており、
    該延出片同士は、互いに接近及び離反方向に弾性変形可能となっており、
    該第2の係合部は、該延出片同士の間に前記係止部を入り込ませるようにして該係止部と係合するように構成されていることを特徴とするシートカバー取付用クリップ。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該シートカバー取付用クリップは、前記第1の係合部と第2の係合部とを連結した基部を有しており、
    該第2の係合部は、
    該基部から前記溝部の奥側へ向って延出した垂下部と、
    該垂下部の先端側から前記溝部の幅方向に延出した腕状部と
    を有しており、
    該第2の係合部は、該腕状部の延出方向の先端側から該腕状部と前記基部との間に前記係止部を受け入れるようにして該係止部と係合するように構成されていることを特徴とするシートカバー取付用クリップ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシートカバー取付用クリップを、シートパッド本体の溝部の底部に設けられた係止部に取り付けたシートカバー取付用クリップの取付構造。
  8. 請求項7において、前記係止部は、前記溝部の底面に沿って配設された線状体よりなることを特徴とするシートカバー取付用クリップの取付構造。
  9. 請求項7において、前記係止部は、板状のクリップ取付部材を備えており、
    該クリップ取付部材は、一方の板面が前記溝部の底面に露呈するように該溝部の底部に配設されており、
    該クリップ取付部材に、前記シートカバー取付用クリップの第2の係合部が係合したクリップ係合部が設けられていることを特徴とするシートカバー取付用クリップの取付構造。
  10. 請求項9において、該クリップ取付部材に、該クリップ係合部が前記溝部の延在方向に間隔をあけて複数個設けられており、
    少なくとも一部の該クリップ係合部に前記シートカバー取付用クリップが係合していることを特徴とするシートカバー取付用クリップの取付構造。
  11. シートパッド本体の溝部の底部に設けられた係止部に、シートカバーの裏面に設けられた係止具を係止するためのシートカバー取付用クリップを取り付けたクリップ取付構造であって、
    該シートカバー取付用クリップは、
    該係止具に係合する第1の係合部と、
    該係止部に係合する第2の係合部と、
    該第1の係合部と第2の係合部とを連結した基部とを有しており、
    該係止部は、板状のクリップ取付部材を備えており、
    該クリップ取付部材は、一方の板面が前記溝部の底面に露呈するように該溝部の底部に配設されており、
    該クリップ取付部材に、前記シートカバー取付用クリップの第2の係合部が係合したクリップ係合部が設けられており、
    該クリップ取付部材の前記板面に該シートカバー取付用クリップの基部が重なっていることを特徴とするシートカバー取付用クリップの取付構造。
  12. 請求項11において、該クリップ取付部材に、前記溝部の延在方向に間隔をあけて複数個の前記クリップ係合部が設けられており、
    少なくとも一部の該クリップ係合部に前記シートカバー取付用クリップが係合していることを特徴とするシートカバー取付用クリップの取付構造。
  13. シートパッド本体の表面にシートカバーを装着してなるシートパッドであって、
    該シートパッド本体の表面に溝部が形成されており、該溝部の底部にシートカバーの係止部が設けられており、
    該シートカバーの一部が該溝部内に収容され、該シートカバーの裏面に設けられた係止具が、シートカバー取付用クリップを介して前記係止部に係止されているシートパッドにおいて、
    請求項7ないし12のいずれか1項に記載のシートカバー取付用クリップの取付構造により該シートカバー取付用クリップが前記係止部に取り付けられており、該シートカバー取付用クリップに前記係止具が係合していることを特徴とするシートパッド。
  14. 請求項13のシートパッドを製造する方法であって、
    前記シートカバー取付用クリップの第2の係合部を前記係止部に係合させ、その後、前記シートカバーの係止具を該シートカバー取付用クリップの第1の係合部に係合させることを特徴とするシートパッドの製造方法。
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