JP3205190U - 表皮材止着用クリップ - Google Patents

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源太 松村
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Abstract

【課題】クッション材内にある被係止部材に確実に係止され、被係止部材から離れる方向に所定以上の引張荷重が加えられた状態で被係止部材との係合が解除される表皮材止着用クリップを提供する。【解決手段】クリップ10は、表皮材46の端縁に設けられた係止用端部材56に係止する一対の係止爪12を含む係止部と、クッション材44に配置された被係止部材であるワイヤ50に係止されるフック18を有する。フック18は、係止部の下方側に位置し、係止部から下方に延出する延出部18aと、延出部の先端から側方に突出する爪状部18bを備える。係止部は、ガイド片20を有し、ガイド片と爪状部との間が、ワイヤの挿通口22となる。爪状部18bにおいて、係止部に対面しワイヤを保持する保持面18cは、係止部に、ワイヤから引き離す上方向の引張荷重が加えられた状態で、挿通口に向かって下方に傾斜する角度を有する。【選択図】図2

Description

この考案は、椅子や座席等の表面を覆う表皮材の止着に用いられる表皮材止着用クリップに関する。
従来、室内で利用される椅子や車両の座席等では、座面や背当てなど人体に触れる部分にクッション材や柔軟なパッドを設置し、その表面を表皮材で被覆したものが多く用いられている。このような表皮材の固定には様々な構造が採用されており、表皮材を固定しつつ外観的に隠蔽できる構造として、クッション材の溝内に被係止部材であるワイヤを配置し、表皮材の端縁にクリップを配列し、これらのクリップをワイヤに係合させて表皮材を止着する構造が知られている。クリップは、表皮材に取り付けられた係止用端部に係着させるチャック部と、クッション材の溝内に設けられたワイヤに掛けられて係止されるフック部とを有している。
例えば、特許文献1に開示されている止着用クリップは、クッションカバーの吊込み部に結合されるチャック部と、クッションパッドの吊込み溝内の止着用ワイヤに引っ掛けられるフック部とを有する。フック部は、鉤形状のフック片と、フック片に対向して配置されたガイド片とを有する。ガイド片は、その自由状態時にはフック片の開口に蓋をし、止着用ワイヤに押し込まれることで撓み、止着用ワイヤをフック片に引掛けられる位置に導いて自由状態に戻される。このガイド片は、フック片に向かって延びる形状とされ、止着用ワイヤに押し込まれることでその延びる方向とは垂直な方向に押し撓まされるものである。
また、特許文献2に開示されている表皮材止着用クリップは、表皮材の端縁に設けられた係止用端部材に係止する係止部と、クッション材に配置されたワイヤに係止されるフックが設けられている。フックは係止部の下方側に設けられ、フックには、係止部から下方に延出する延出部と、この延出部の先端から側方に延びる爪状部が設けられている。係止部には、ワイヤガイド片が設けられ、ガイド片は係止部から下方に向かって延出し、途中に折曲部が設けられて前記爪状部の先端部に向かって屈曲して延び、爪状部の先端部との間にワイヤの径よりも狭い挿通口を開けて位置している。ワイヤに係止する時は、挿通口にワイヤを押し付け、ガイド片と爪状部が弾性変形して挿通口が広がってワイヤを通過させ、通過後は弾性変形が復元してワイヤが通過できなくなり、確実に係止される。
特開2014−204780号公報 WO2015/063944号公報
上記背景技術の場合、特許文献1に開示されたクリップの場合は、フック片は鉤形状であり、ワイヤとクリップを互いに離す方向に強い引張荷重がかかった時でも、フック部に取り付けられたワイヤは外れることがない。しかし過度な荷重がかかった状態で、ワイヤが切れたり、ワイヤを保持した箇所が損傷するおそれがある。あるいは、ワイヤが切れる前にクリップが塑性変形したり破壊されたりするおそれもある。特許文献2に開示されたクリップも同様に、フックは、延出部と爪状部が設けられてJ字状に形成されているため、過度な荷重がかかってもワイヤが外れず、ワイヤが切れたりクリップが破損したりするおそれがある。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、クッション材内にある被係止部材に確実に係止され、被係止部材から離れる方向に所定以上の引張荷重が加えられた状態で自動的に被係止部材との係合が解除され、各部の損傷を防ぐことができる表皮材止着用クリップを提供することを目的とする。
本考案は、表皮材の端縁に設けられた係止用端部材に係止する係止部と、クッション材に配置された被係止部材に係止されるフックが設けられ、前記表皮材と前記クッション材を連結する表皮材止着用クリップであって、前記フックは前記係止部の下方側に設けられ、前記フックには、前記係止部から下方に延出する延出部と、この延出部の先端から側方に突出する爪状部が設けられ、前記係止部にガイド片が設けられ、前記ガイド片は、前記係止部から下方に向かって延出し前記爪状部の突出方向の先端部近傍に達し、前記ガイド片と前記爪状部との間は、前記被係止部材が挿通される挿通口となり、前記爪状部の、前記係止部に対面し前記被係止部材を保持する保持面は、前記係止部に、前記被係止部材から引き離すように上方に引張荷重が加えられた状態で、前記挿通口に向かって下方に傾斜する角度に設けられている表皮材止着用クリップである。前記フックに前記被係止部材が係止された状態で、前記係止部に前記被係止部材から引き離す方向に所定以上の引張荷重が加えられた時には、前記被係止部材は前記保持面にガイドされて前記挿通口に押し付けられ、前記弾性片部を上方に弾性変形させて自動的に前記挿通口を通過して、連結が解除されるものである。
また、前記ガイド片は、前記係止部から下方に向かって延出し、途中の折曲部で屈曲し、前記フックの先端部に向かって延びる弾性片部が設けられ、前記弾性片部の先端部分は、前記爪状部から離間する方向に屈曲して延びているものである。
前記延出部は、前記被係止部材により引張荷重がかかる方向に対して平行に設けられ、前記爪状部の前記保持面は、前記延出部の長手方向に対する角度が略直角または鈍角に設けられている。
また、前記ガイド片の、前記挿通口に面する外側面の前記被係止部材との接線と、前記フックの前記爪状部の前記保持面との角度が鋭角に位置している。
前記被係止部材は断面が円形であり、前記弾性片部の前記先端部分の外側面は、前記爪状部に係止された前記被係止部材の円形断面の中心軸よりも上方に曲率半径の中心が位置する曲面で形成されている。
本考案の表皮材止着用クリップは、クッション材内にある被係止部材に確実に係止され、被係止部材から離れる方向に所定以上の引張荷重が加えられた時に自動的に被係止部材との係合が解除され、被係止部材やクリップ自身の破壊を防ぐことができる。これにより、被係止部材が破損して不使用となるクッション材をなくすことができ、クリップの破損も防止し、損傷による材料の無駄を抑えることができる。特に、作業に不慣れな使用者による表皮材の付け替えの時等に、各部の部材が破壊されることを防ぐことができ、作業効率も向上させることができる。
この考案の一実施形態の表皮材止着用クリップの斜視図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの使用方法を示す斜視図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの使用方法を示す正面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの平面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの底面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの左側面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの右側面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの使用状態を示す正面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップに過度な引張荷重が加えられた状態を示す正面図である。 この実施形態の表皮材止着用クリップの変形例を示す斜視図である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。この表皮材止着用クリップ10の説明において、図2に示す互いに直交するXYZ軸方向を基準として、方向を示す。ここでは、X軸方向を前後方向とし、例えば、後述するクッション材44の溝48の深部にある被係止部材であるワイヤ50の長手方向、即ちクッション材44中に挿通されたワイヤ50の挿通方向に一致し、表皮材46の端縁が延びる方向とも一致する。さらに、後述する係止用端部材56の端縁が延びる方向に一致する。係止用端部材56をクッション材44の溝48に挿入して、ワイヤ50に係止する方向を上下方向とし、上下方向は、X軸方向と直交するZ軸方向であり、クッション材44の深さ方向と一致する。さらに、クッション材44上に張られた後述する表皮材46の外面に対して垂直な方向に一致する。また、前後方向であるX軸方向、及び上下方向であるZ軸方向と直交する方向をY軸方向とし、左右方向と称する。この左右方向に平行な方向を側方ともいう。ワイヤ50は、長さ方向に垂直な面での断面が略円形である。
図1〜図9はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態の表皮材止着用クリップ10は、合成樹脂で一体に成形されたものであり、一対の係止爪12を有し、係止爪12は互いに対向して形成されるアーム部12dを有し、アーム部12dの基端部(係止爪12の基端部でもある)は、係止爪基部14の上面14a(係止爪基部14の一面とも言う)の両側から、一体に形成され、係止爪12は上面14aから図3において上方に突出し、上方へ行くにつれて互いの左右方向の間隔が広がるように形成されている。この係止爪12と係止爪基部14とで係止部11が形成される。
係止爪12の先端部12aはそれぞれ内側、つまり互いに向かい合って近づく方向に向けて屈曲している。先端部12aは、それぞれ係止爪基部14と対向し、かつ係止用端部材56に係止する係止面12bを有し、係止面12bは、係止爪基部14の上面14aとほぼ平行に形成されている。この一対の係止爪12と係止爪基部14とで囲まれる空間に、係止用端部材56の、断面が三角形の被係止部57が収容されて係止される。
なお、表皮材止着用クリップ10は、X軸方向が幅方向となり、表皮材止着用クリップ10の幅方向の中心線Sを挟んでほぼ対称な形状である。係止爪基部14の、上面14aと反対側の下面14b(係止爪基部14の他面とも言う)には、中心線Sに隣接して保持部15が、Z方向に下に突出して設けられている。保持部15は係止爪基部14の半分以下の幅を有する略矩形の突起であり、保持部15の下端面15aは、係止爪基部14の下面14bより少し下で上面14aに対して平行に位置し、下端面15aに交差する一方の側面15bは、係止爪基部14の一方の端部に一致してYZ面に対して平行に位置している。側面15bの、反対側の側面は、後述するフック18の延出部18aに連続している。下端面15aの、延出部18aに近い部分には凹部16が設けられている。凹部16は断面が円弧状であり、Y軸方向の形状は下端面15aの半分程度を円弧状に切り欠く形状で、X軸方向に挿通して設けられ、保持部15の一対の側面に貫通している。
係止爪基部14の下面14bには、フック18が設けられている。フック18は、下面14bの、一対の係止爪12が向かい合う方向の一方の端部から下方に伸びて設けられ、保持部15の、凹部16が連通する側の端部から延出している。フック18は、下面14bに対してほぼ直角に下方に延出する延出部18aが設けられ、延出部18aの先端には、延出部18aの、中心線Sで区切られた一方の、保持部15が設けられている側に、爪状部18bが設けられている。爪状部18bは、延出部18aの先端から図3における左方向に突出して設けられ、爪状部18bには、係止爪基部14の下面14bに対面する保持面18cが設けられている。
保持面18cは平面であり、係止部11に、ワイヤ50から引き離すように上方に引張荷重が加えられた時には、後述する挿通口22に向かって保持面18cが下方に傾斜するように設けられている。傾斜角度は、Z方向の上方に対して鈍角であれば良い。なお、フック18の延出部18aはZ方向に対して略平行であり、爪状部18bの保持面18cは、図8に示す延出部18aの長手方向に対する角度θ1が略直角または鈍角となる。フック18にワイヤ50が係止されて上方に荷重がかかる時、表皮材止着用クリップ10は、図8、図9に示すように延出部18aの下端部が図面上右側に移動するように僅かに回動するように設けられている場合、保持面18cの先端が下方に回動することから、保持面18cの延出部18aの長手方向に対する角度θ1が略直角でもよい。延出部18aと、爪状部18bの保持面18cで形成されたL字状の空間は、X軸方向に延びて形成され、後述するワイヤ50が挿通される保持空間18fとなっている。保持面18cは、延出部18aとの境界部分がなだらかな曲面で形成されている。
表皮材止着用クリップ10は、X軸方向が幅方向となり、表皮材止着用クリップ10の幅方向の中心線Sを挟んで全体的にほぼ対称な形状であり、延出部18aの、中心線Sで区切られた他方の、爪状部18bが設けられていない部分は、Y方向から見た図6において、下端部に近づくにつれて側縁部が中心線Sに近づいて、先細形状となっている。フック18の爪状部18bは、延出部18aの半分の同じ幅であり、図6において中心線Sから左側半分の幅を有して、上方に位置する保持部15に対面して設けられている。
一対の係止爪12のうち、爪状部18bが形成される側の係止爪12には、その係止爪12と一体にガイド片20が設けられている。ガイド片20は、係止爪12の折り曲げられた角部付近に設けられ、係止爪12から離れるにつれて下方に向かう傾斜方向に延出し、保持部15の側方付近で第1折曲部20aが設けられ、第1折曲部20aで折り曲がって係止爪12に対して略平行に下方に延出している。そして、保持部15の少し下方の付近で第2折曲部20bが設けられ、第2折曲部20bから先端部分は直線の棒状の弾性片部20cとなり、弾性片部20cは、第2折曲部20bで折り曲げられて爪状部18bの突出方向の先端部近傍に達している。
弾性片部20cは、さらにフック18の爪状部18bの先端付近に第3折曲部20dが設けられ、第3折曲部20dで折り曲げられて延出部18aに対して略平行に上方に延出している。第3折曲部20dから先端部分は当接部20eとなり、延出部18aから少し間隔を開けてほぼ平行に位置している。
当接部20eと、爪状部18bの保持面18c、延出部18a、保持部15で囲まれた空間は、保持空間18fとなる。第3折曲部20dの、爪状部18bの突出方向の先端部に面する外側面21は湾曲して設けられ、図8に示すように、円Aに沿う曲率半径の曲面で形成されている。なお、円Aは、ワイヤ50の断面形状の円よりも直径が大きく、円Aの曲率半径の中心は、ワイヤ50が保持空間18fに挿入され保持面18cに接して保持されているとき、ワイヤ50の中心軸よりも上に位置している。ワイヤ50が保持空間18fに係止された時、図8に示すように、ワイヤ50は外側面21と接し、その接線と、爪状部18bの保持面18cとの角度θ2は、保持面18cに対して直角から鋭角であり、例えば90°〜45°、好ましくは、50°〜45°である。
ガイド片20のX軸方向の形状は、図6に示すように、基端部から第1折曲部20aまでの部分は、係止爪12の、中心線Sから右側半分に、係止爪12の半分の幅を有して設けられている。第1折曲部20aから先端部分はそれよりも細くなり、一方の側面は中心線Sに沿って形成され、他方の側面は係止爪12の端部よりも中心線Sに近い位置で、中心線Sに対して平行に設けられている。これにより、ガイド片20の弾性片部20cと、フック18の爪状部18bは、ワイヤ50の挿通方向、つまりX軸方向と平行な方向に沿って互いに離間して設けられている。ここで、離間とは、X軸方向に位置がずれている状態であり、X軸方向と直交する方向、例えばXZ面に一方を投影した場合、他方とは接することも含むが重ならない状態をいう。つまり、ガイド片20の弾性片部20cの中心線と、フック18の爪状部18bの中心線は、ワイヤ50の挿通方向、つまりX軸方向と平行な方向に沿って互いに重ならないとともに互いに平行に位置している。
ガイド片20とフック18の間の隙間は、ワイヤ50が挿入される挿通口22となる。挿通口22は、X軸方向から見ると、ワイヤ50の直径と比較して小さい間隔となり、ワイヤ50を通過させた後は抜けることを防ぎ、確実に保持空間18fに保持するものである。挿通口22は、Y軸方向から見ると、図6に示すように、表皮材止着用クリップ10のX軸方向の中心線S付近で一番細くなっている。
図6において、表皮材止着用クリップ10の中心線SよりX軸方向右側の部分は、フック18の爪状部18bが設けられていないため、広い空隙を有している。表皮材止着用クリップ10の中心線SよりX軸方向左側の部分は、ガイド片20が設けられていないため、広い空隙を有している。中心線Sの両側に広い空隙が設けられているため、製造に使用する金型のこの空隙部分の厚さよりも中心線S付近の間隔を狭く設定することができる。
ガイド片20の、第1折曲部20aと第2折曲部20bの間には、係止爪12の係止爪基部14に連結するリブ状の補強部24が設けられている。補強部24は、補強部24の中心付近がガイド片20に向かう円弧状に湾曲している。補強部24のX軸方向の幅は、ガイド片20の弾性片部20cと同じであり、弾性片部20cのX軸方向に位置する2つの側面に、面一に連続する。ガイド片20と、係止爪12、補強部24で囲まれた部分には、補強板26がYZ面に沿って設けられている。補強板26は補強部24よりもX軸方向の幅が薄く一定の厚みで形成され、補強板26は、係止爪12のX軸方向の中間に隣接して設けられ、つまりガイド片20と補強部24の一方の側面に面一に設けられ、背面から見ると、ガイド片20と補強部24、補強板26が一枚の板体に見える。
ガイド片20の弾性片部20cの下側面は、挿通口22に向かうガイド面28となる。フック18の爪状部18bの外側面も、挿通口22に向かうガイド面30となる。ガイド面28,30は、挿通口22に向かってその間隔は徐々に狭くなり、三角形の斜辺状の導入通路が形成される。
ワイヤ50を挿入する時、弾性片部20cが第2折曲部20b付近を中心として弾性変形して移動し、弾性片部20cは係止爪基部14の下面14bに向かって移動する。弾性片部20cの先端の当接部20eは、保持部15の側方を通過して下面14bに近い位置に移動し、上方に向かって離れて挿通口22が広くなる。
一対の係止爪12のうち、ガイド片20が形成される部分とは反対側の係止爪12には、操作片32が設けられている。操作片32は、係止爪12の折り曲げられた角部付近に設けられ、Z軸方向に沿って下方に延出し、係止爪基部14の側方に達している。操作片32の下端部は、XZ面の形状が、中心線Sが一番下方に位置する湾曲線で形成されている。操作片32とフック18は、図7に示すようにX軸方向が同じ幅で設けられている。操作片32とフック18のX軸方向の中間、つまり中心線S上には、YZ面に沿って補強板34が設けられている。補強板34は、X軸方向に一定の厚みで形成され、操作片32とフック18に連続した薄板状であり、操作片32の内側面に側縁部34aが連続し、側縁部34aは、延出部18aに沿って平行な直線で形成され、下端部は丸められて延出部18aの下端部に連続している。
次に、この実施形態の表皮材止着用クリップ10の使用方法について図2、図3、図8、図9に基づいて説明する。表皮材止着用クリップ10は、図2に示すように、車両用の座席のクッション材44の表面の所定位置に表皮材46を張るために用いられる。ここで、クッション材44と表皮材46について説明する。クッション材44は、座席の形状に成形された発泡ポリウレタン等の合成樹脂フォーム材である。クッション材44には表皮材止着用の溝48が形成され、溝48内にはワイヤ50が設置されている。ワイヤ50は金属製の線材であり、クッション材44の成型時にインサート成形で組み込むことができる。
表皮材46は、クッション材44の表面を覆う合成樹脂シート等であり、クッション材44の溝48に対応する部位に縫合部52を有する。縫合部52は、一対の表皮材46端縁を中表となるように合わせ、係止用テープ54を重ね合わせて縫合したものである。係止用テープ54の、縫合部52と反対側の辺縁には、係止用端部材56が一体に設けられている。係止用端部材56は、合成樹脂により成形され、断面形状が略V字状で係止用テープ54の長手方向に沿って形成されている。係止用端部材56は、係止用テープ54の一方の辺縁をインサート成型することで係止用テープ54に装着される。係止用端部材56は、表皮材止着用クリップ10の一対の係止爪12の内側に嵌合される大きさであり、係止用テープ54の長手方向に沿って等間隔に溝58が形成されている。
クッション材44に表皮材46を張る際には、まず、表皮材46に取り付けられた係止用テープ54の係止用端部材56の任意の位置に、表皮材止着用クリップ10を取り付ける。表皮材止着用クリップ10は、係止用端部材56の長手方向に沿って複数個が互いに等間隔に取り付けられ、一対の係止爪12の間に係止用端部材56を押し込むと、一対の係止爪12が弾性変形して広がり、係止用端部材56が通過する。通過すると係止爪12の弾性変形が復元し、一対の係止爪12の先端部12aが係止用端部材56の縫合部52側の端部を覆い、係止用端部材56が一対の係止爪12間に嵌合され、抜けることがない。
そして、表皮材止着用クリップ10を取り付けた表皮材46の縫合部52を、目的のクッション材44の溝48に一致させ、表皮材止着用クリップ10のフック18をワイヤ50に当てて指等で押す。この時、ワイヤ50が挿通口22に一致するように、表皮材止着用クリップ10を左右に動かすと良い。この状態で、表皮材止着用クリップ10をさらに押し込むと、ワイヤ50は、挿通口22に向かうガイド面28,30の導入通路にワイヤ50が位置し、挿通口22に誘導される。挿通口22は、一番細い中心線S付近の幅がワイヤ50の直径よりも小さく、そのままではワイヤ50が通過できないが、さらにこの状態で表皮材止着用クリップ10を上方から押し付けると、ガイド片20の弾性片部20cが弾性変形して挿通口22がワイヤ50の直径よりも広がり、挿通口22を通過して保持空間18fに入る。このときワイヤ50は、通過した勢いでフック18の延出部18aに当たり、ワイヤ50が通過した後、弾性片部20cの弾性変形が復元し、クリック感が出る。挿通口22は、中心線S付近の幅が戻り、保持空間18fは爪状部18bの保持面18c、延出部18a、保持部15、当接部20eに囲まれて閉鎖される。これにより、表皮材止着用クリップ10がワイヤ50に係止され、表皮材止着用クリップ10に取り付けられた表皮材46は、端縁部が溝48に潜り込んだ状態で、クッション材44の表面に取り付けられる。
弾性片部20cは、弾性変形する時に係止爪基部14の下面14bに向かって移動するが、保持部15は下面14bのX軸方向の半分の側に設けられ、弾性片部20cに対面する部分には設けられていない。従って、ワイヤ50への係合時にも弾性片部20cは、保持部15に当接せず、干渉されることなく必要な変形量で弾性変形させることができ、ワイヤ50を通過するために十分な間隔に挿通口22を広げることができる。なお、指先で表皮材止着用クリップ10を押し込む際に、操作片32があることで、指先で押しやすい。
表皮材46の取付後、表皮材止着用クリップ10には、図8に示すように、表皮材46を張るため上方に引き上げられる引張荷重が働く。爪状部18bの保持面18cは平面であり、挿通口22に向かって下方に傾斜しているため、ワイヤ50は挿通口22側に移動して第3折曲部20dの外側面21に当接して係止される。表皮材止着用クリップ10に、引張荷重が引き上げられる方向に働くと、図9に示すようにワイヤ50は、挿通口22の第3折曲部20dの外側面21に押し付けられる。この状態でも、一定の荷重、例えば使用者による通常の使用状態では、ワイヤ50が表皮材止着用クリップ10から外れることはない。
一方、表皮材46の張り替えや、その他外部から一定以上の強い引張荷重が係止用端部材56や表皮材46にかかると、ワイヤ50は、挿通口22の第3折曲部20dの外側面21により強く押し付けられる。外側面21は、ワイヤ50の断面形状の円よりも直径が大きく中心がワイヤ50の中心軸よりも上に中心が位置する円Aの円弧で形成されているため、ワイヤ50が外側面21に押し付けられることで、第3折曲部20dを挿通口22から移動する方向に押し上げ、図9に示すように、弾性片部20cは係止爪基部14に近づく方向に弾性変形し挿通口22が広がる。そして、さらに荷重がかかると、やがてワイヤ50が、広げられた挿通口22を通過する。これにより、表皮材止着用クリップ10はワイヤ50との係合が解除される。表皮材止着用クリップ10とワイヤ50の係合が解除されることにより、表皮材止着用クリップ10やワイヤ50に過大な負荷がかからず、表皮材止着用クリップ10とワイヤ50の破損を防ぐ。表皮材止着用クリップ10の保持強度は、ワイヤ50を破壊する引張荷重よりも弱く設定され、ワイヤ50が破壊されることがない。
なお、表皮材止着用クリップ10をワイヤ50から外す場合は、図示しない長い棒状の治具を使用する。治具を、クッション材44の溝48の、表皮材止着用クリップ10の操作片32側に差し込み、治具の先端を操作片32に係止する。次に、治具を引き上げると、表皮材止着用クリップ10にはワイヤ50を中心に反時計回りに回転するようにモーメントが作用する。ワイヤ50は、ガイド片20の第3折曲部20dの外側面21に、所定以上の引張荷重で押し付けられると、弾性片部20cが弾性変形し、挿通口22が広がる。やがてワイヤ50が、広げられた挿通口22を通過する。これにより、表皮材止着用クリップ10はワイヤ50から外され、表皮材46がクッション材44から容易に外すことができる。
この実施形態の表皮材止着用クリップ10によれば、クッション材44内にあるワイヤ50に確実に係止され、ワイヤ50から離れる方向に所定以上の引張荷重が加えられた時には、自動的にワイヤ50との係合が解除され、ワイヤ50や表皮材止着用クリップ10の破壊を防ぐ。これにより、ワイヤ50が破損して不使用となるクッション材44や表皮材止着用クリップ10の無駄をなくすことができる。作業に不慣れな使用者による表皮材46の付け替えの時にも、各部の部材が破壊されることを防ぐことができ、作業効率も向上させることができる。
また、ガイド片20の弾性片部20cは、フック18の爪状部18bの突出方向の先端部付近で第3折曲部20dにより折り曲げられて当接部20eとなり、保持空間18fの保持面18cに対して交差しているため、保持空間18fに入ったワイヤ50が挿通口22側に移動して当接し、不用意に表皮材止着用クリップ10からワイヤ50が外れることがなく、一定以下の引張荷重がかかった状態では、つまり通常の引張荷重が加えられた状態ではワイヤ50が不用意に外れることを防止することができる。
ガイド片20は、係止爪12の半分の幅であり、第2折曲部20bから先の部分の弾性片部20cはさらに細く形成されているため、弾性変形による撓みやすさが得られるようになっている。ガイド片20は、第1折曲部20aと第2折曲部20bが設けられてフック18の延出部18aから離間しており、これにより弾性片部20cの長さを増すことができ、弾性変形による撓みやすさが得られるようになっている。このため、同じ材質と同じ断面形状であっても弾性片部20cの弾性変形が容易であり、ワイヤ50の通過が容易となる。ワイヤ50への着脱作業の効率が良好であり、またワイヤ50に係止されている時に強い引張荷重がかると確実に係合が解除されるものである。弾性片部20cが長く形成されているが、係止爪基部14の下面14bには保持部15は下面14bの半分の面積で設けられているため、弾性片部20cの先端が保持部15に当接することがなく、円滑に挿通口22を広くすることができる。
また、保持空間18fは、延出部18a、爪状部18bの保持面18c、保持部15、当接部20eが、ワイヤ50の挿通方向に対して直角なY軸方向に互いに連続又は、近接して設けられ、ワイヤ50を囲んで確実に保持することができる。さらに、表皮材止着用クリップ10は補強板26,34が設けられ高い剛性を有して設けられ、耐久性がある。
表皮材止着用クリップ10をワイヤ50に取り付ける時は、表皮材止着用クリップ10を指で保持して、操作片32を押してクッション材44の溝48に差し込むと、表皮材46に引張荷重に抗して押し下げるために表皮材止着用クリップ10全体が傾く場合がある。しかし、傾いた状態でも挿通口22が下方を向き、挿通口22に向かうガイド面28とガイド面30の三角形の斜辺状の導入通路が下方に向かって広がって形成されているため、表皮材止着用クリップ10を、おおよそ挿通口22付近でワイヤ50に押し付けるだけで容易にワイヤ50に係止することができる。ワイヤ50が挿通口22からずれていても、表皮材止着用クリップ10を左右に動かすだけで、ワイヤ50はガイド面28,30に誘導されて挿通口228に一致するため、係止作業が簡単である。さらに、正確に位置決めする必要がないため、クッション材44の溝48内で簡単に操作することができる。また、簡単な操作で治具により表皮材止着用クリップ10をワイヤ50から外すことができ、作業効率が良い。
挿通口22は、中心線SのX軸方向の両側に広い空隙が設けられているため、製造に使用する金型の厚さよりも間隔を狭く設定することができ、ワイヤ50を外れにくくして確実に保持することができる。ガイド片26の弾性片部20cと、フック18の爪状部18bを互い違いに設けて一定以上に広い空隙を異なる方向に設けることで、金型を異なる方向に外すことができ、なおかつ挿通口22を狭くすることができる。これにより挿通口22を金型の影響を受けることなく狭くすることができる。金型の耐久性を高くするため金型の厚みを増やすことができ、耐久性の高い金型を使用することができる。
また、ワイヤ50には、クッション材44の材料であるウレタンが付着しやすく、表皮材止着用クリップ10を係止するときに邪魔になることがあるが、挿通口22の周囲には空隙が広く設けられているため、表皮材止着用クリップ10を強くワイヤ50に押し付ければ、ウレタンが隙間に逃げて確実に係止することができる。挿通口22は、中心線S付近で一番狭く、ウレタンとの接触面が少ないため、ウレタンをワイヤ50から引き剥がしながら表皮材止着用クリップ10を取り付けることもできる。従って、ワイヤ50に付着したウレタンを予め除去する手間がかからず、作業効率が良い。
なお、この実施形態の表皮材止着用クリップ10は、図10に示すように、補強板34が短いものでもよい。この場合は、補強板34の下端部は操作片32の下端部に一致し、延出部18aに近づくにつれて少し長く設けられている。また、補強板34が設けられていないものでもよい。
なお、この考案の表皮材止着用クリップは、上記各実施の形態に限定されるものではなく、細部形状や寸法等、適宜変更することができる。表皮材止着用クリップの材質や表面の仕上げ、色彩等は自由に選択することができる。表皮材止着用クリップは、一対の係止爪の互いに向かい合う方向に交差する厚み方向の幅は、係止爪と係止爪基部を比較的広くし、ガイド片は比較的狭くし、弾性片部はそれよりもさらに狭くして形成されているが、これらは同じ幅であってもよく、或いは逆でもよい。ただし、ガイド片は、変形性能を確保するために幅を狭くする方が好適である。ガイド片と弾性片部の位置は、中心線Sに隣接する位置に設けられているが、中心線Sから離れた位置に設けられてもよい。また、係止部の形状は確実に係止用端部材に取り付けられるものであれば良く、実施の形態では係止爪の先端部を面取りした形状に形成したが、矩形状でもよい。ただし、面取りした形状により係止用端部材との引っ掛かりを軽減することができる。フックの、爪状部の保持面は、平面以外に湾曲面で形成されてもよく、過大な引張荷重がかかった時にワイヤを確実に挿通口にガイドするものであれば良い。また、ガイド片の挿通口に面する外側面は、曲面以外にテーパ面でもよく、ワイヤが強く外側面にあたった時にガイド片を開く方向に弾性変形させるものであれば良い。
また、被係止部材は、ワイヤ以外に、係止部が係止可能であれば、材料及び形状は問わない。例えば、樹脂製で、表皮材止着用クリップのフックが引っかかる形状を備えたものでも良い。
10 表皮材止着用クリップ
11 係止部
18 フック
18a 延出部
18b 爪状部
18c 保持面
20 ガイド片
20c 弾性片部
21 外側面
22 挿通口
44 クッション材
46 表皮材
50 ワイヤ
56 係止用端部材

Claims (5)

  1. 表皮材(46)の端縁に設けられた係止用端部材(56)に係止する係止部(11)と、クッション材(44)に配置された被係止部材(50)に係止されるフック(18)が設けられ、前記表皮材(46)と前記クッション材(44)を連結する表皮材止着用クリップ(10)において、
    前記フック(18)は前記係止部(11)の下方側に設けられ、
    前記フック(18)には、前記係止部(11)から下方に延出する延出部(18a)と、この延出部(18a)の先端から側方に突出する爪状部(18b)が設けられ、
    前記係止部(11)にガイド片(20)が設けられ、前記ガイド片(20)は、前記係止部(11)から下方に向かって延出し前記爪状部(18b)の突出方向の先端部近傍に達し、前記ガイド片(20)と前記爪状部(18b)との間は、前記被係止部材(50)が挿通される挿通口(22)となり、
    前記爪状部(18b)の、前記係止部(11)に対面し前記被係止部材(50)を保持する保持面(18c)は、前記係止部(11)に、前記被係止部材(50)から引き離すように上方に引張荷重が加えられた状態で、前記挿通口(22)に向かって下方に傾斜する角度に設けられていることを特徴とする表皮材止着用クリップ。
  2. 前記ガイド片(20)は、前記係止部(11)から下方に向かって延出し、途中の折曲部(20a,20b)で屈曲し、前記フック(18)の先端部に向かって延びる弾性片部(20c)が設けられ、前記弾性片部(20c)の先端部分は、前記爪状部(18b)から離間する方向に屈曲して延びている請求項1記載の表皮材止着用クリップ。
  3. 前記延出部(18a)は、前記被係止部材(50)により引張荷重がかかる方向に対して平行に設けられ、前記爪状部(18b)の前記保持面(18c)は、前記延出部(18a)の長手方向に対する角度(θ1)が直角または鈍角に設けられている請求項1または2記載の表皮材止着用クリップ。
  4. 前記ガイド片(20)の、前記挿通口(22)に面する外側面(21)の前記被係止部材(50)との接線と、前記フック(18)の前記爪状部(18b)の前記保持面(18c)との角度(θ2)が鋭角になる請求項1または2記載の表皮材止着用クリップ。
  5. 前記被係止部材(50)は、断面が円形であり、前記弾性片部(20c)の前記先端部分の外側面(21)は、前記爪状部(18b)に係止された前記被係止部材(50)の円形断面の中心軸よりも上方に曲率半径の中心が位置する曲面で形成されている請求項2記載の表皮材止着用クリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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