JP5728594B2 - 車両のフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフレーム構造の改良に関する。
一般に、自動二輪車の後部には、後輪に作用する荷重を吸収するクッションが設けられる。このクッションを支持するためのフレーム構造が各種提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示される自動二輪車は、リアフレームとリアフォークの後端にクッションを備える。
上記自動二輪車では、さらに、リアフレームの中間部にブラケットが設けられ、このブラケットにリアクッションを支持するクッション用ボルトが設けられている。上記自動二輪車では、さらに、左右のブラケット間に第2のクロスバーが延びており、クッション用ボルトはブラケットから車幅方向外方へ延びている。
すなわち、第2クロスバーをクッション用ボルトの近傍位置に延設することにより、ブラケットの剛性が高まる。補強部材である第2クロスバーが必須となり、フレームの重量増加を招く。
また、単純にブラケットを薄くすると、ブラケットの強度が低下するため、ブラケットを厚肉にする等の剛性向上を図る必要がある。
ブラケットを厚肉にすると、フレームの重量が更に増加する。
一方、近年、燃費を向上させるためにフレームの肉厚を薄くして、フレームを軽量化させることが望まれる。
そこで、第2クロスバーが不要であり、且つブラケットを薄肉にできるフレーム構造が求められる。
特許第3466383号公報
本発明は、リアフレームにクッション用ボルトを備える車両において、フレームの軽量化を図ることができるフレーム構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載のごとく、本発明によれば、一対の左右リアフレームを含み、これらのリアフレームの各々にクッションが取付けられた、車両のフレーム構造において、前記フレーム構造は、前記リアフレームの各々に設けられたブラケットを更に含み、前記リアフレームの各々は、車幅方向へ貫通するフレーム貫通穴を有し、前記ブラケットは、それぞれ車幅方向へ貫通するブラケット貫通穴を有するとともに、前記ブラケット貫通穴の軸がそれぞれの前記フレーム貫通穴の軸に一致するようにしてそれぞれの前記リアフレームに溶接されており、前記フレーム貫通穴及び前記ブラケット貫通穴に、前記クッションの上端を前記リアフレームへ締結するためのクッション用ボルトが挿通され、前記クッション用ボルトは、前記リアフレームには溶接されず、前記ブラケットに溶接されることを特徴とする車両のフレーム構造が提供される。
請求項2に記載のごとく、前記ブラケットは、好ましくは、前記リアフレームに当てるブラケット本体部と、このブラケット本体部から上方へ延びて車載部品を受ける上部延出部と、から成る。
請求項3に記載のごとく、上部延出部に、肉抜き穴を形成するのが望ましい。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、リアフレームに、上下及び車体前後へ延びる平坦面が形成され、この平坦面にフレーム貫通穴が設けられると共に前記平坦面にブラケットが溶接される。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記ブラケット本体部は、前記リアフレームの車幅方向外側平坦面に溶接されて前記外側平坦面に当接する外側当接部と、前記外側当接部から外側へ突出して外側の前記ブラケット貫通穴を備える外側凸と、前記リアフレームの車幅方向内側平坦面に溶接されて前記内側平坦面に当接する内側当接部と、前記内側当接部から内側へ突出して内側のブラケット貫通穴を備える内側凸部と、から成り、前記外側凸部と前記内側凸部で前記クッション用ボルトを支持する。
請求項1に係る発明では、リアフレームにフレーム貫通穴が設けられ、ブラケット貫通穴を有し且つブラケット貫通穴の軸がフレーム貫通穴の軸に一致するようにブラケットがリアフレームに溶接され、フレーム貫通穴及びブラケット貫通穴にクッション用ボルトが通され、クッション用ボルトは、リアフレームには溶接されないで、ブラケットに溶接される。
クッション用ボルトがリアフレームに溶接されないで、ブラケットに溶接されているため、クッション用ボルトに作用する荷重は先ずブラケットに加わる。その後にブラケットを介してリアフレームに加わる。すなわち、クッション用ボルトに作用する荷重を、ブラケットとリアフレームに分散させることができるので、荷重が集中荷重から分散荷重へ変更される。
ブラケットに荷重が集中せず、ブラケットの補強や剛性向上を図る必要がないため、ブラケットの薄肉化、軽量化が可能となる。
加えて、クッション用ボルトがリアフレームに溶接されている場合に比較して、本発明によれば、ブラケットにより荷重が分散され、リアフレームへの負荷を分散させることができる。リアフレームでの応力が小さくなり、リアフレームの薄肉化及び軽量化が可能となる。したがって、リアフレームにクッション用ボルトを備える車両において、フレームの軽量化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、ブラケットは、ブラケット本体部と、ブラケット本体部から上方へ延びて車載部品を受ける上部延出部とからなる。
ブラケットは、荷重を分散化させる他、車載部品の支持部材を兼ねる。リアフレームにクッション用ボルトを溶接し、このクッション用ボルトと離れた位置にてリアフレームに車載部品ブラケットを設ける場合に比較して、本発明によれば、ブラケットを2つの用途に用いることができる。部品点数を削減でき、コストを抑制することができる。
請求項3に係る発明では、上部延出部に、肉抜き穴が形成されている。
上部延出部に肉抜き孔を形成することにより、フレーム重量を軽量化することができる。
請求項4に係る発明では、リアフレームに、上下及び車体前後へ延びる平坦面が形成され、平坦面にフレーム貫通穴が設けられると共に平坦面にブラケットが溶接される。
ブラケットをリアフレームの平坦面に溶接するため、溶接作業がしやすくなり、溶接品質を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、リアフレームの外側の平坦面に当接する外側当接部から外側へ外側凸部が突出され、内側の平坦面に当接する内側当接部から内側へ内側凸部が突出され、外側凸部と内側凸部でクッション用ボルトが支持される。
外側凸部と内側凸部でクッション用ボルトを支持するため、外側当接部及び内側当接部の位置でクッション用ボルトを支持する場合に比べて、クッション用ボルトの支持間寸法が大きくなり、クッション用ボルトに掛かる荷重をしっかりと支えることができる。
加えて、外側凸部を外側へ突出させ、内側凸部を内側へ突出させたので、リアフレームの幅寸法を変更せずに、クッション用ボルトの支持間寸法のみを大きくすることができ、リアフレームの重量増加を抑えることができる。
さらに、外側凸部及び内側凸部によってブラケットの剛性が高まるので、ブラケットの上壁に、車載部品による大きな荷重が掛かっても、その荷重を支持できる。仮に、ブラケットが平面状に形成されると剛性が低下しやすいが、本発明ではブラケットが外側凸部及び内側凸部を有するため、剛性が上がり、ブラケットの更なる薄肉化が可能となる。
本発明に係る車両の左側面図である。 車体フレームの斜視図である。 リアフレームからブラケットを分解した分解斜視図である。 ブラケットの仮組み図である。 リアフレームとブラケットとの間の溶接部及びブラケットとクッション用ボルトとの間の溶接部を説明する側面図である。 図5の6−6線に沿う断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。以下の説明で用いる前後、左右、上下はシートに座った乗員を基準とした方向を表す。
本発明に係る車両をスクータ型車両を例にして図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スクータ型車両10は、車体フレーム11(詳細後述)のヘッドパイプ12に操向可能に支持されるフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下端に回転自在に設けた前車軸14に取付けられる前輪15と、フロントフォーク13の上端に連結され運転者が握って前輪15を操舵するハンドル16と、ヘッドパイプ12から車体後下方へ延びるメインパイプ17の下端に前端が結合され後方へ延びるロアフレーム18L(Lは左を示す添え字。以下同様。)と、このロアフレーム18Lの後端に結合したクロスパイプ19に前端が結合され後上方へ延びるリアフレーム20L(詳細後述)と、このリアフレーム20Lの前端下部に連結されたエンジンハンガーリンク31にピボット軸32で揺動可能に止められスイングアームを兼ねると共に後端に後輪33を備えるパワーユニット34と、このパワーユニット34の後端に下端が取付けられリアフレーム20Lの後部で上端が支持されると共に後輪33に作用する荷重を吸収するリアクッション35Lとを有する。
パワーユニット34は、エンジンハンガーリンク31に揺動可能に連結されるエンジン36と、このエンジン36に一体化され後輪33にエンジン36の動力を伝達すると共に変速機構を備える変速機37とからなる。
エンジン36のシリンダヘッドには、エアクリーナ38及びキャブレター39を有する吸気系と、排気管41及びマフラー42を有する排気系とが接続される。
メインパイプ17の車体後方に、燃料タンク43が配置され、この燃料タンク43の後上方に、ヘルメット等の物品を収納し車載部品としての収納ボックス44が配置される。この収納ボックス44は、ロアフレーム18Lの後端及びリアフレーム20Lの後部で支持される。
車体フレーム11は、車体カバー45で覆われる。この車体カバー45は、車体フレーム11の前方を覆うフロントカバー46と、このフロントカバー46の後方を覆う上部インナーカバー47と、この上部インナーカバー47に隣接して設けられ燃料タンク43の上方を覆う下部インナーカバー48と、この下部インナーカバー48の後端に隣接して設けられリアフレーム20L後部の側方を覆うリアカバー49と、フロントカバー46及びリアカバー49の下方に隣接して設けられ燃料タンク43及びエンジン36の側方を覆うミドルカバー51と、フロントカバー46及びミドルカバー51に隣接して設けられ車体フレーム11下部の下方及び側方を覆うロアカバー52とからなる。
下部インナーカバー48の上部には、燃料タンク43の給油キャップを着脱できるように給油用リッド53が開閉可能に設けられる。加えて、ミドルカバー51の左側部には、メンテナンス時に用いるメンテナンス用リッド54が開閉可能に設けられる。
収納ボックス44を覆うようにして、運転者と同乗者が座るシート55が配置される。このシート55よりも車体高さ方向低位置に且つハンドル16とシート55との間に、運転者が足を置くステップ56が配置される。
さらに、ステップ56の車体後方には、同乗者が足を置くピリオンステップ57が取付けられ、シート55の後部を取り囲むようにして、同乗者が握るグラブレール58が設けられる。
車体フレーム11の構造を図2に基づいて詳細に説明する。
図2に示すように、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車体後下方に延ばされ上端部が補強部材59で補強される中空状のメインパイプ17と、このメインパイプ17の下部61に前端部62L、R(Rは右を示す添え字。以下同様)が結合され下部61から各々後方へ延びる一対の左右ロアフレーム18L、Rと、ロアフレーム18Lの後端部63Lとロアフレーム18Rの後端部63Rに結合され車幅方向へ延びるクロスパイプ19と、前端部64L、Rがロアフレーム18L、Rの後端部63L、Rの各々に且つクロスパイプ19の端部65L、Rに結合され後上方へ延びる一対の左右リアフレーム20L、Rと、リアフレーム20Lの後端とリアフレーム20Rの後端に結合され車幅方向へ延びる後部クロスメンバー66とからなる。
ロアフレーム18Lの後端部63Lとロアフレーム18Rの後端部63Rに、クロスパイプ19とは別に、収納ボックス(図1、符号44)の前部(図1、符号67L、R)を支持するU字状の収納ボックス支持メンバー68が結合される。この収納ボックス支持メンバー68の上部左端及び右端には、収納ボックスを締結するための締結座69L、Rが設けられる。
加えて、リアフレーム20L、Rの前部内側面の各々に、収納ボックスの前後方向中間を支持する収納ボックス中間ステー71L、Rが設けられ、これら収納ボックス中間ステー71L、Rの各上面に、クッションラバー72L、Rが設けられる。
さらに、リアフレーム20Lの後部73Lに、収納ボックスの後部(図1、符号74L)を支持すると共にリアクッション(図1、符号35L)を支持するブラケット80L(詳細後述)が結合される。また、リアフレーム20Rの後部73Rに、収納ボックスの後部(図1、符号74R)を支持すると共にリアクッション(図1、符号35R)を支持するブラケット80Rが結合される。すなわち、収納ボックスは、収納ボックス支持メンバー68と、収納ボックス中間ステー71L、Rと、ブラケット80L、Rとで支持される。
リアフレーム20Lの前後方向中間部とリアフレーム20Rの前後方向中間部に、車幅方向へ延びる中間クロスメンバー81が結合される。
リアフレーム20Lの後部73L、ブラケット80L、クッション用ボルトの各々の構造、及びブラケット80Lの組立構造を図3に基づいて説明する。
図3に示すように、リアフレーム20Lは、中空状の部材である。このようなリアフレーム20Lの後部73Lの車幅方向外側に、上下及び車体前後へ延びると共に一定の高さH1を有する外側平坦面82が形成される。この外側平坦面82に、車幅方向へ貫通するフレーム側外貫通穴83が設けられる。
加えて、リアフレーム20Lの後部73Lの車幅方向内側に、上下及び車体前後へ延びると共に一定の高さH2を有する内側平坦面84が形成される。この内側平坦面84に、車幅方向へ貫通するフレーム側内貫通穴85が設けられる。
次にブラケット80Lの構造を説明する。
ブラケット80Lは、リアフレーム20Lに当てるブラケット本体部90Lと、このブラケット本体部90Lから上方へ延びて収納ボックス(図1、符号44)を受ける上部延出部100Lとからなる。
ブラケット本体部90Lは、上部延出部100Lの車幅方向外側下部に設けられ外側平坦面82に当接する外側当接部91と、この外側当接部91から外側へ突出されブラケット貫通穴93を備える外側凸部92と、上部延出部100Lの車幅方向内側下部に設けられ内側平坦面84に当接する内側当接部94と、この内側当接部94から内側へ突出されブラケット貫通穴96を備える内側凸部95とからなる。
上部延出部100Lは、外側当接部91に連続して設けられ上下へ延びる外側壁101と、内側当接部94に連続して設けられ上下へ延びる内側壁102と、外側壁101の後端及び内側壁102の後端に連続して設けられ上下へ延びる後壁103と、外側壁101と内側壁102と後壁103とに連続して設けられ車体前後へ延びる上壁104とからなる。上壁104に、収納ボックス(図1、符号44)の後部(図1、符号74R)を受けるクッションラバー105が設けられる。
加えて、ブラケット80Lの後端部には、ブラケット本体部90Lの後端部を切欠いて形成した凹部106が設けられる。ブラケット80Lに凹部106を設けることにより、ブラケット80Lをリアフレーム20Lに仮組みしたときに、ブラケット80Lがリアフレーム20Lの上面107と干渉することを防止できる。
次にクッション用ボルト120Lについて説明する。
クッション用ボルト120Lは、車幅方向へ延びてブラケット本体部90Lのブラケット側外貫通穴93、リアフレーム20Lのフレーム側外貫通穴83、フレーム側内貫通穴85、ブラケット側内貫通穴96に挿入される軸部121と、この軸部121から車幅方向内側へ延ばされリアクッション(図1、符号35L)の上端を支持するねじ部122とからなる。
ブラケット80Lをリアフレーム20Lの後部73Lに仮組みするには、ブラケット80Lを後部73Lに嵌め、フレーム貫通穴83、85及びブラケット貫通穴93、96にクッション用ボルト120Lを通すようにする。
ブラケット80Lをリアフレーム20Lの後部73Lに仮組みした状態を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、ブラケット80Lがリアフレーム20Lの後部73Lに仮組みされている。ブラケット80Lを仮組みした後、外側平坦面82と前部下端108、後部下端109、後端111とにすみ肉溶接を施し、外側凸部92と軸部121の外周面123とにすみ肉溶接を施すことになる。
リアフレーム20Lとブラケット80Lとの間の溶接部及びブラケット80Lとクッション用ボルト120Lとの間の溶接部を図5に基づいて説明する。
図5に示すように、外側平坦面82と前部下端108とにすみ肉溶接を施して、外側前溶接部124が形成される。加えて、外側平坦面82と後部下端109、後端111とにすみ肉溶接を施して、外側後溶接部125が形成される。すなわち、外側平坦面82にブラケット80Lが溶接される。
さらに、外側凸部92と軸部121の外周面123とにすみ肉溶接を施して、外側周溶接部126が形成される。
リアフレーム20Lに溶接されたブラケット80Lについて図6に基づいて説明する。
図6に示すように、ブラケット80Lは、ブラケット側外貫通穴93及びブラケット側内貫通穴96を有し且つこのブラケット貫通穴93、96の軸(図3、符号127、128)がフレーム側外貫通穴83及びフレーム側内貫通穴85の軸(図3、符号129、131)に一致するようにしてリアフレーム20Lに溶接される。この溶接部とは、外側平坦面82に外側当接部91を溶接して得られる外側後溶接部125、内側平坦面84に内側当接部94を溶接して得られる内側後溶接部132等を指す。
クッション用ボルト120Lは、リアフレーム20Lには溶接されないで、ブラケット80Lに溶接される。この溶接部とは、外側周溶接部126、内側周溶接部133を指す。加えて、クッション用ボルト120Lは、外側凸部92と内側凸部95で支持される。さらに、クッション用ボルト120Lのねじ部122に、リアクッション35Lの上端134Lがナット135で締結されることにより、リアクッションは、リアフレーム20Lに支持される。
次にブラケット80Lの上部延出部100Lに設けられる肉抜き穴について説明する。
上部延出部100Lの外側壁101に、外側肉抜き穴112が形成されている。加えて、後壁103に、後肉抜き穴113が形成される。さらに、内側壁102に、内側肉抜き穴114が形成される。
以上に述べた車両10の作用効果を以下に記載する。
図6に示す構成により、リアフレーム20Lにフレーム貫通穴83、85が設けられ、ブラケット貫通穴93、96を有し且つブラケット貫通穴93、96の軸がフレーム貫通穴83、85の軸に一致するようにブラケット80Lがリアフレーム20Lに溶接され、フレーム貫通穴83、85及びブラケット貫通穴93、96にクッション用ボルト120Lが通され、クッション用ボルト120Lは、リアフレーム20Lには溶接されないで、ブラケット80Lに溶接される。
クッション用ボルト120Lがリアフレーム20Lに溶接されないで、ブラケット80Lに溶接されているため、クッション用ボルト120Lに作用する荷重は先ずブラケット80Lに加わる。その後にブラケット80Lを介してリアフレーム20Lに加わる。すなわち、クッション用ボルト120Lに作用する荷重を、ブラケット80Lとリアフレーム20Lに分散させることができるので、荷重が集中荷重から分散荷重へ変更される。
ブラケット80Lに荷重が集中せず、ブラケット80Lの補強や剛性向上を図る必要がないため、ブラケット80Lの薄肉化、軽量化が可能となる。
加えて、クッション用ボルト120Lがリアフレーム20Lに溶接されている場合に比較して、本発明によれば、ブラケット80Lにより荷重が分散され、リアフレーム20Lへの負荷を分散させることができる。リアフレーム20Lでの応力が小さくなり、リアフレーム20Lの薄肉化及び軽量化が可能となる。通常、リアフレーム20Lの肉厚は2.0〜3.0mmであるが、リアフレーム20Lに生じる応力が低減されることにより、肉厚を1.0〜2.0mmにすることが可能となる。したがって、リアフレームにクッション用ボルトを備える車両において、フレームの軽量化を図ることができる。
図6において、フレーム貫通穴83、85の径D1は、クッション用ボルト120Lの外径D2より大きく設定される。すなわち、フレーム貫通穴83、85の径D1を、クッション用ボルト120Lに影響されること無く、大径にすることができる。フレーム貫通穴83、85が十分に大径であれば、フレーム貫通穴83、85の位置が製造段階でずれても、クッション用ボルト120Lの位置を所定の位置にすることができる。
図6に示す構成により、ブラケット80Lは、ブラケット本体部90Lと、ブラケット本体部90Lから上方へ延びて車載部品(例えば収納ボックス)44を受ける上部延出部100Lとからなる。
ブラケット80Lは、荷重を分散化させる他、車載部品44の支持部材を兼ねる。リアフレーム20Lにクッション用ボルト120Lを溶接し、このクッション用ボルト120Lと離れた位置にてリアフレーム20Lに車載部品ブラケットを設ける場合に比較して、本発明によれば、ブラケット80Lを2つの用途に用いることができる。部品点数を削減でき、コストを抑制することができる。なお、車載部品として、実施例では収納ボックス44を適用したが、収納ボックスを備えない車両では、シートを適用してシートを上部延出部100Lで受けるようにしてもよい。
図6に示す構成により、上部延出部100Lに、肉抜き穴112、113、114が形成されている。
上部延出部100Lに肉抜き孔112、113、114を形成することにより、フレーム重量を軽量化することができる。
図3に示す構成により、リアフレーム20Lに、上下及び車体前後へ延びる平坦面82、84が形成され、平坦面82、84にフレーム貫通穴83、85が設けられると共に平坦面82、84にブラケット80Lが溶接される。
図5に示すように、ブラケット80Lをリアフレーム20Lの平坦面82に溶接するため、溶接作業がしやすくなり、溶接品質を向上させることができる。
図6に示す構成により、リアフレーム20Lの外側の平坦面82に当接する外側当接部91から外側へ外側凸部92が突出され、内側の平坦面84に当接する内側当接部94から内側へ内側凸部95が突出され、外側凸部92と内側凸部95でクッション用ボルト120Lが支持される。
外側凸部92と内側凸部95でクッション用ボルト120Lを支持するため、外側当接部91及び内側当接部94の位置でクッション用ボルト120Lを支持する場合に比べて、クッション用ボルトの支持間寸法W2が大きくなり、クッション用ボルトに掛かる荷重をしっかりと支えることができる。
加えて、外側凸部92を外側へ突出させ、内側凸部95を内側へ突出させたので、リアフレームの幅寸法W1を変更せずに、クッション用ボルトの支持間寸法W2のみを大きくすることができ、リアフレームの重量増加を抑えることができる。
さらに、外側凸部92及び内側凸部95によってブラケット80Lの剛性が高まるので、ブラケット80Lの上壁104に、車載部品44による大きな荷重が掛かっても、その荷重を支持できる。仮に、ブラケットが平面状に形成されると剛性が低下しやすいが、本発明ではブラケット80Lが外側凸部92及び内側凸部95を有するため、剛性が上がり、ブラケットの更なる薄肉化が可能となる。
なお、図6において、リアフレーム20Lは、断面視にて長円状に形成したが、この他に長方形や正方形に形成してもよい。長方形や正方形であれば平坦面を確保でき、溶接品質の向上を図ることができる。
尚、本発明に係るフレーム構造は、実施の形態ではスクータ型車両に適用したが、リアフレームにクッションを取付けた車両であれば適用可能であり、スクータ型車両以外の自動二輪車や三輪車に適用して差し支えない。
本発明のフレーム構造は、リアフレームにクッションを取付けた車両に好適である。
10…車両(スクータ型車両)、20L、20R…リアフレーム、35L、35R…クッション(リアクッション)、44…車載部品(収納ボックス)、80L、80R…ブラケット、82、84…平坦面、83、85…フレーム貫通穴、90L、90R…ブラケット本体、91…外側当接部、92…外側凸部、93、96…ブラケット貫通穴、94…内側当接部、95…内側凸部、100L、100R…上部延出部、112、113、114…肉抜き穴、120L、120R…クッション用ボルト、127、128、129、131…軸、134L、134R…上端。

Claims (4)

  1. 一対の左右リアフレームを含み、これらのリアフレームの各々にクッションが取付けられており、
    前記フレーム構造は、前記リアフレームの各々に設けられたブラケットを更に含み、
    前記リアフレームの各々は、車幅方向へ貫通するフレーム貫通穴を有し、
    前記ブラケットは、それぞれ車幅方向へ貫通するブラケット貫通穴を有するとともに、前記ブラケット貫通穴の軸がそれぞれの前記フレーム貫通穴の軸に一致するようにしてそれぞれの前記リアフレームに溶接されており、
    前記フレーム貫通穴及び前記ブラケット貫通穴に、前記クッションの上端を前記リアフレームへ締結するためのクッション用ボルトが挿通され、
    前記クッション用ボルトは、前記リアフレームには溶接されず、前記ブラケットに溶接される、車両のフレーム構造において、
    前記ブラケットは、前記リアフレームに当てるブラケット本体部と、このブラケット本体部から上方へ延びて車載部品を受ける上部延出部と、からなることを特徴とする、車両のフレーム構造。
  2. 前記上部延出部は、肉抜き穴が形成されている請求項1記載の車両のフレーム構造。
  3. 前記リアフレームは、車体上下及び前後方向へ延びる平坦面を有し、前記フレーム貫通穴は前記平坦面に設けられ、前記ブラケットは前記平坦面に溶接される、請求項1又は3に項記載の車両のフレーム構造。
  4. 前記ブラケット本体部は、前記リアフレームの車幅方向外側平坦面に溶接されて前記外側平坦面に当接する外側当接部と、前記外側当接部から外側へ突出して外側の前記ブラケット貫通穴を備える外側凸と、前記リアフレームの車幅方向内側平坦面に溶接されて前記内側平坦面に当接する内側当接部と、前記内側当接部から内側へ突出して内側のブラケット貫通穴を備える内側凸部と、からなり、前記外側凸部と前記内側凸部で前記クッション用ボルトを支持する、請求項4記載の車両のフレーム構造。
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