JP5728420B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、スペクトラム拡散クロック発生器(SSCG; Spread Spectrum Clock Generator)を備えた半導体集積回路に関し、特にその自己診断に好適に利用できるものである。
SSCGは、クロック周波数が時間的に変動するように変調するクロック発生器で、半導体集積回路からの電磁波の不要輻射を抑制するために、主にディジタルLSIにクロック発生器として搭載されている。一般にSSCGは、基準クロックが入力され周波数を逓倍するPLL回路に変調回路を付加して構成される。基準クロックの周波数を逓倍した周波数を中心に、高域側と低域側とに対称に変調するセンタースプレッドと、基準クロックの周波数を逓倍した周波数を最高周波数として低域側だけに変調するダウンスプレッドとがある。
一方、半導体集積回路は、集積度の向上に伴ってテストコストが増大する傾向にあるので、自己診断機能が重要である。SSCGでは特に、クロックのスペクトラム拡散を観測するには、スペクトラムアナライザなどの特殊な装置を必要とし、また測定時間も長いので、自己診断機能によってこれを代替することは、極めて重要である。
特許文献1には、SSCGであるクロック生成回路をテストする回路技術が開示されている。ダウンスプレッドの中心周波数を計測して規格値と比較することによって、クロック生成回路が正常か故障かの診断を行う。
特許文献1の図1および0023段落から0025段落に記載されている構成は以下のとおりである。SSCG2とそのテスト回路1よりなる。SSCG2は、VCOが出力するクロックを分周回路で分周した帰還信号と基準入力信号との位相差を位相比較器によって検出し、その出力をチャージポンプ、ローパスフィルタを経てVCOの制御電圧端子に入力する、通常のPLLを使った周波数逓倍回路のVCO制御電圧を、変調波信号で変調したものである。SSCGは、無変調の時には基準入力信号の周波数を逓倍した逓倍周波数のクロックを出力する。逓倍数は分周回路の分周数で与えられる。変調時には逓倍周波数を基準に、変調波信号に基づいて周波数が上下したクロックを出力する。変調波信号は、SSCGにおけるクロック周波数の変動周期と変動幅を与える低周波信号で、三角波、正弦波などである。テスト回路は、変調波信号をコンパレータによって2値化することにより変調波の1周期を示すディジタル信号を生成し、これを使って変調波の1周期分のクロックをカウンタでカウントする。規格値メモリに格納された、変調波の1周期分のカウント値の最大値、最小値と測定したカウント値を比較器によって比較することにより、クロック周波数が上限と下限の範囲にあるか否かを判定する。
特許文献2には、ASIC等の半導体チップに搭載したSSCGをテストする回路技術が開示されている。特許文献2の図1および0016段落から0027段落に記載される構成は以下のとおりである。変調前のクロックをカウントするカウンタAと、変調後のクロックをカウントするカウンタBとを備え、リセットレジスタにリセットを指示する値を書き込むことによって、カウンタAおよびBのカウント動作を同時に開始する。その後、カウンタAの値とレジスタAの値を比較器によって比較して、カウンタAがレジスタAに設定された所定のカウント値に達したときに、カウンタBのカウント動作を停止させる停止信号を出力する。停止信号によってカウンタBのカウント動作を停止させた後、カウンタBの値を、変調機能がオンの場合はレジスタBに、変調機能がオフの場合はレジスタCに、格納する。即ち、リセット、カウント動作、結果の転送の一連の動作を、変調機能がオンの場合とオフの場合の2度実行するのである。その後、レジスタBの値とレジスタCの値を比較し、比較結果を出力する。ダウンスプレッドの場合は、レジスタBの値がレジスタCの値よりも小さいことを比較器によって検出した場合に、SSCGが正常であると診断する。
センタースプレッドの場合は、クロック正常に変調されていてもクロック周波数が変調オフの場合の周波数を中心に上下対称に拡散されていると、上記の回路ではレジスタBの値とレジスタCの値が等しくなる。変調動作が正常に動作していても変調されていなくても、いずれもレジスタBの値とレジスタCの値は等しくなるので、上記の回路ではSSCGが正常か故障かを診断することができない。そこで、特許文献2の図3および0033段落から0043段落に記載されているように、変調動作の半周期分測定するテストモード信号を使って解決している。テストモード信号によりカウンタBを変調動作の半周期だけカウント動作させ、変調プラス側または変調マイナス側のクロックカウント値をレジスタBに格納する。一方、変調動作オフで1周期分のカウント値をレジスタCに格納する。レジスタCの値の1/2とレジスタBの値を比較器によって大小比較することにより、SSCGが正常であるか否かの診断を行う。変調プラス側の半周期では、レジスタBの値は、レジスタCの値の1/2よりも大きく、変調マイナス側の半周期では、レジスタBの値は、レジスタCの値の1/2よりも小さいときに、SSCGが正常であると診断する。
特開2006−333119号公報 特開2007−78617号公報
特許文献1に記載される回路技術は、特許文献2で指摘されているように、ダウンスプレッドの場合には診断機能を果たすが、センタースプレッドの場合には、正確に診断することができない。
特許文献2では、変調動作の半周期だけクロックをカウントすることにより、これを解決しているが、変調動作の半周期だけカウントさせるための制御信号の生成方法が開示されていない。ここで、特許文献1において、変調波信号が正弦波のように正確に半周期で反転する信号である場合には、変調波信号をコンパレータによって2値化した信号は、デューティが50%になり、正確な半周期の信号を生成することができるが、テストのために変調波信号の波形が制約されてしまうという問題がある。
さらに、変調波信号は、制御電圧信号を変調するアナログ信号であるので、これにノイズが重畳されると、SSCGの出力するクロックの周波数が変動する。これは、テストのためにテスト回路を動作させると、テスト回路で発生したノイズが変調波信号に重畳されて回り込み、SSCGの出力するクロック周波数を変動させてしまう虞があることを意味する。テスト回路によってテスト対象の特性が変動してしまうのであるから、重大な問題である。
このような課題を解決するための手段を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、下記の通りである。
すなわち、入力された基準クロックの周波数を所定の逓倍数倍した周波数を中心に高周波側と低周波側に周波数を変調した変調クロックを生成するSSCGを、基準クロックと帰還クロックの位相を比較する位相比較器と、位相比較器の出力に基づいて発振周波数が調節された変調クロックを出力する発振器と、変調クロックが入力され帰還クロックを出力する変調回路を含んで構成する。変調回路は、分周器と分周器に分周比を供給する分周比変調回路を備え、発振器の出力を分周比で分周して帰還クロックを出力する。分周比変調回路は、分周比を所定の逓倍数を中心に大きい側と小さい側との間で時間的に変動するように変調し、合わせて分周比と逓倍数の大小関係を拡散方向識別信号として出力する。
SSCGの診断回路は、基準クロックをカウントするカウンタAと、変調クロックをカウントするカウンタBとを備え、拡散方向識別信号にもとづいてカウンタAとカウンタBの一方または両方のカウント動作を制御する。カウンタAの値とカウンタBの値の一方または両方に基づいて、SSCGの動作状態(例えば、故障の有無)を診断する。
前記一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、センタースプレッドのSSCGにおいて、診断回路が発生するノイズによるSSCGの出力するクロック周波数への影響を抑えながら、正確にアップスプレッド側の動作状態とダウンスプレッド側の動作状態を、診断することができる。
図1は、実施形態1に係るクロック発生器と診断回路を備えるLSIの概要を表すブロック図である。 図2は、実施形態1に係るクロック発生器と分周比変調回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。 図3は、実施形態1に係るクロック発生器と診断回路を備えるLSIの詳細な一例を表すブロック図である。 図4は、実施形態1に係る診断回路の一例を表すブロック図である。 図5は、実施形態2に係る診断回路の一例を表すブロック図である。 図6は、実施形態2に係るクロック発生器と診断回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。 図7は、実施形態3に係る診断回路の一例を表すブロック図である。 図8は、実施形態3に係るクロック発生器と診断回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。 図9は、実施形態4に係る診断回路の一例を表すブロック図である。 図10は、実施形態4に係るクロック発生器と診断回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<拡散方向識別信号を出力する分周比変調回路を搭載したSSCG診断回路>
基準クロック(91)が入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロック(92)を発生するクロック発生器(1)と診断回路(2)を備える半導体集積回路(100)であって、以下のとおり構成される。
前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロック(93)の位相を比較する位相比較器(11)と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が制御された前記変調クロックを出力する発振器(14)と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路(15)を備える。前記変調回路は、分周器(16)と前記分周器に分周比(94)を供給する分周比変調回路(17)を備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力する。前記分周比変調回路は、逓倍数が与えられ、前記逓倍数よりも大きい値を前記分周比として出力する期間と前記逓倍数よりも小さい値を前記分周比として出力する期間の一方または両方の期間を有し、前記分周比と前記逓倍数との大小関係を拡散方向識別信号(95)として出力する。
前記診断回路は、前記基準クロックをカウントする第1カウンタ(21)と、前記拡散方向識別信号に基づいて前記変調クロックをカウントする第2カウンタ(22)とを備える。
これにより、センタースプレッドのSSCGにおいて、診断回路が発生するノイズによるSSCGの出力するクロック周波数への影響を抑えながら、正確にアップスプレッド側の動作状態とダウンスプレッド側の動作状態を、診断することができる。
〔2〕<バスインターフェース+バス+CPU>
項1において、CPU(3)とバス(4)とをさらに備え、前記診断回路は、変調モード指定レジスタ(25)とバスインターフェース回路(24)とをさらに備え、前記バスインターフェース回路は前記第1カウンタと前記第2カウンタと前記変調モード指定レジスタとを前記CPUからアクセス可能に前記バスに接続する。前記拡散方向識別信号が前記変調モード指定レジスタで指定される拡散方向を示すときに、前記第2カウンタのカウント動作を行う。前記CPUは、前記第1カウンタの値と前記第2カウンタの値の一方または両方に基づいて、前記クロック発生器の動作状態を診断する。
これにより、診断回路の回路規模を抑えながらも、複雑な診断を行うことが可能となる。
〔3〕<イネーブルレジスタによる測定期間の制御>
項1または項2において、前記診断回路はイネーブルレジスタ(27)をさらに備え、前記イネーブルレジスタは、前記CPUから前記バスを介して書き込み可能に前記バスインターフェース回路に接続され、前記第1カウンタと前記第2カウンタは、前記イネーブルレジスタにカウントを禁止する値が保持されている期間に、カウント動作を停止する。
これにより、カウンタのカウント期間(測定期間)をCPUが直接管理することができ、テスト時間を短縮することができる。
〔4〕<基準クロック側カウンタによる測定期間の制御>
項1または項2において、前記第1カウンタは前記CPUから前記バスを介して初期値を書き込み可能なダウンカウンタであり、前記第2カウンタは前記第1カウンタの値が正の値の期間にカウント動作を行う。
これにより、カウンタのカウント期間(測定期間)をCPUが直接管理する必要がなくなり、カウント結果を読み出すタイミングの自由度を向上することができ、テスト時間を短縮することができる。
〔5〕<変調クロック側カウンタによる測定期間の制御>
項1または項2において、前記第2カウンタは前記CPUから前記バスを介して初期値を書き込み可能なダウンカウンタであり、前記第1カウンタは前記第2カウンタの値が正の値の期間にカウント動作を行う。
これにより、カウンタのカウント期間(測定期間)をCPUが直接管理する必要がなくなり、カウント結果を読み出すタイミングの自由度を向上することができ、テスト時間を短縮することができる。
〔6〕<割り込み>
項4において、前記診断回路は、前記第1カウンタの値が零になったときに前記CPUに対する割り込み(98)を発生する。
これにより、CPUはカウント完了のタイミングを知ることができ、カウント結果を読み出すまでの時間を有効に利用することができ、テスト時間を短縮することができる。
〔7〕<数値範囲を規定した故障診断>
項1乃至項6のうちの1項において、前記CPUは、前記第1カウンタまたは前記第2カウンタの一方または両方の値を読み出して、所定の数値範囲と比較することにより前記クロック発生器の故障の有無を診断する。
これにより、より定量的に診断を行うことができる。
〔8〕<分周比の変調方法>
項1乃至項7のうちの1項において、前記分周比変調回路は、さらに変調度が与えられ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最大値まで前記分周比を徐々に増加させ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最小値まで前記分周比を徐々に減少させる。
これにより、任意の変調波形を与えることができる。
〔9〕<拡散状態信号に基づいて変調クロックをカウント>
基準クロック(91)が入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロック(92)を発生するクロック発生器(1)と診断回路(2)を備える半導体集積回路(100)であって、以下のとおり構成される。
前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロック(93)の位相を比較する位相比較器(11)と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が調節された前記変調クロックを出力する発振器(14)と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路(15)を備える。前記変調回路は、分周器(16)と前記分周器に分周比(94)を供給する分周比変調回路(17)とを備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力し、前記分周比変調回路は変調状態を表す拡散状態信号(95)を出力する。前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて前記変調クロックをカウントするカウンタ(22)を備える。
これにより、センタースプレッドのSSCGにおいて、正確にアップスプレッド側の動作状態とダウンスプレッド側の動作状態を、診断することができ、また、診断回路が発生するノイズによるSSCGの出力するクロック周波数への影響を抑えることができる。
〔10〕<アップ/ダウンスプレッドのいずれか一方でカウント>
項9において、前記分周比変調回路は、逓倍数が与えられ、前記逓倍数よりも大きい値を前記分周比として出力する期間と前記逓倍数よりも小さい値を前記分周比として出力する期間の一方または両方の期間を有し、前記分周比と前記逓倍数との大小関係を前記拡散状態信号として出力する。前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて、前記分周比が前記逓倍数よりも大きいときまたは小さいときの一方において、前記カウンタに前記変調クロックをカウントさせる。
これにより、センタースプレッドのSSCGにおいて、正確にアップスプレッド側の動作状態とダウンスプレッド側の動作状態を、診断することができ、また、診断回路が発生するノイズによるSSCGの出力するクロック周波数への影響を抑えることができる。
〔11〕<分周比の変調方法>
項10において、前記分周比変調回路は、さらに変調度が与えられ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最大値まで前記分周比を徐々に増加させ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最小値まで前記分周比を徐々に減少させる。
これにより、任意の変調波形を与えることができる。
〔12〕<基準クロックのカウンタ>
項9、項10または項11において、前記カウンタを第2カウンタ(22)とし、前記診断回路は、前記基準クロックをカウントする第1カウンタ(21)をさらに備え、前記第1カウンタと前記第2カウンタとを同じ期間カウント動作させた後、前記第1カウンタと前記第2カウンタとのカウント値に基づいて前記クロック発生器の良否を診断する。
これにより、SSCGの変調が施されていない基準クロックの周波数を、診断に利用することができ、正確な診断が可能となる。
〔13〕<基準クロック側カウンタによる測定期間の制御>
項9、項10または項11において、前記カウンタを第2カウンタ(22)とし、前記診断回路は、第1の正の初期値が指定され前記基準クロックによってダウンカウントする第1カウンタ(21)をさらに備え、前記第1カウンタのカウント値が正である期間、前記第2カウンタをカウント動作させた後、前記第2カウンタとのカウント値に基づいて前記クロック発生器の良否を診断する。
これにより、SSCGの変調が施されていない基準クロックを使って、変調クロックのカウント期間(測定期間)を制御することができ、正確な診断が可能となる。
〔14〕<変調クロック側カウンタによる測定期間の制御>
項9、項10または項11において、前記カウンタを第2カウンタ(22)とし、前記診断回路は、前記基準クロックをカウントする第1カウンタ(21)をさらに備える。前記第2カウンタは第2の正の初期値が指定され前記変調クロックによってダウンカウントし、前記第2カウンタのカウント値が正である期間、前記第1カウンタをカウント動作させた後、前記第1カウンタとのカウント値に基づいて前記クロック発生器の良否を診断する。
これにより、SSCGの変調が施されていない変調クロックを使って、基準クロックのカウント期間(測定期間)を制御することができ、変調クロックによって動作する診断回路との同期がとりやすくなる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るクロック発生器と診断回路を備えるLSIの概要を表すブロック図である。
クロック発生器は、PLLを用いたクロックの周波数逓倍回路において、分周器の分周比を変調することによりスペクトラム拡散を実現している。位相比較器11によって検出した、基準クロック91と帰還クロック93の位相差に基づいて、発振器14の発振周波数を制御する。発振器14の出力は、分周器16によって分周されて、帰還クロック93として位相比較器11にフィードバックされる。発振器14の出力するクロックの周波数は、基準クロック91の周波数に分周比を乗じた周波数となり、クロック発生器1はクロック周波数逓倍回路として機能する。本実施形態においては、変調回路15の分周比変調回路17から分周器16に供給する分周比94を、所定の逓倍数を中心に変調している。ここで分周比の変調とは、所定の変調度と変調周波数に基づいて、分周比94を所定の逓倍数を中心に時間的にプラス方向とマイナス方向に変動させた数値を分周比94として出力するものである。分周比変調回路17は、これと合せて、出力する分周比94が所定の逓倍数より大きいか小さいかによって、拡散方向識別信号95を生成して出力する。詳細については後述する。
クロック発生器1の一例として、図1にはPLLを用いたクロックの周波数逓倍回路を示したが、クロック発生器1は、ディジタル信号によって基準クロックに対して周波数を変調したクロックを出力することができるクロック発生器であればよく、ディジタルPLL、クロック周波数分周器、クロック周波数逓倍器などでもよい。また、位相比較器11は、周波数比較器であってもよく、発振器14は図1には電圧制御発振器(VCO)を例示したが、発振周波数を制御することができる発振器であれば、電流やディジタル値による制御など、他の制御信号であってもよい。位相比較器11と発振器14の間には、例えばチャージポンプとローパスフィルタを挿入するなどしてPLLのループを構成する。
診断回路2は、基準クロックをカウントするカウンタA21と、変調クロック92をカウントするカウンタB22と、イネーブル制御回路23とを備える。イネーブル制御回路23は、分周比変調回路17から出力された拡散方向識別信号95に基づいて、カウンタB22にカウンタ動作を行わせるか停止させるかの制御を行う。
図2は、実施形態1に係るクロック発生器と分周比変調回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。クロック発生器1は、センタースプレッドのSSCGとして動作している。基準クロック91の周波数に所定の逓倍数Nを乗じた周波数fを中心に、周波数がプラス方向とマイナス方向にdfを増減するように時間的に変調された変調クロック92を出力する。変調クロック92の周波数は、図2の上側に示すように、時刻t1とt5で最低周波数であるf−dfとなり、時刻t3で最高周波数であるf+dfとなる。変調クロック92の周波数がfよりも高い、時刻t2からt4の期間がアップスプレッドであり、fよりも低い、時刻t4からt6の期間がダウンスプレッドである。
図1に示す実施形態では、変調回路15において、分周比変調回路17により分周器16に与える分周比94を算出する。図2に示すように変調クロック92の周波数を変調するために、分周比94は、所定の逓倍数Nを中心に、N(1−df/f)からN(1+df/f)の範囲で増減させる。分周比変調回路17は、分周比94が、時刻t1でN(1−df/f)となり、徐々に増加させて時刻t2にNとなり、さらに徐々に増加させて時刻t3でN(1+df/f)となり、その後時刻t5でN(1−df/f)となるまで減少させ、さらにその後増加に転ずるように出力する。
具体的には、分周器は、周知の技術を用いて、整数LとMにより分周比がM/Lとなるように構成することができる。図2では分周比が直線的に滑らかに増加するように図示したが、整数LとMを増減させることにより、階段状に変化する。整数LとMを十分大きい値とすれば、階段は小さくなり、直線に近似することができる。
図2では、変調クロック92の周波数を三角波で変調するSSCGの例を示したが、変調信号の波形は三角波に限られず、正弦波、矩形波、鋸歯状波など、任意に決めることができる。
分周比変調回路17は、分周比94と合わせて拡散方向識別信号95を生成して出力する。分周比95が所定の逓倍数Nより大きい、時刻t2からt4までの期間にハイ、Nより小さい時刻t4からt6までの期間にローを出力する。拡散方向識別信号95がハイの時は、クロック発生器1がアップスプレッドであることを示し、ローの時はダウンスプレッドであることを示している。上記のように、整数LとMにより分周比94がM/Lとなるようにディジタル論理回路で構成し、拡散方向識別信号95も合わせて生成するように論理設計することができる。
分周比変調回路17は、例えば、逓倍数N、変調周波数、変調度、および制御クロック周波数が入力され、これらに基づいて動作するステートマシンにより、前記整数LとMを増減する制御を行う回路を含んで構成される。分周数M/Lを増加するためには、整数Mを順次増加させ、または、整数Lを順次減少させる制御を行い、逆に分周数M/Lを減少させるためには、整数Mを順次減少させ、または、整数Lを順次増加させる制御を行う。整数LとMの両方を適宜変化させながら、分周比M/Lを制御すれば、より細かく制御することができる。入力された変調度に基づいて、分周比M/Lまたは整数LとMそれぞれの最大値と最小値を予め算出し、その値になった時点で折り返すように制御することができる。このとき、分周比M/Lと逓倍数Nとの大小関係を決める条件を、比較回路またはそれを簡略化した組合せ論理回路で構成することにより、拡散方向識別信号95を生成して出力する。
またあるいは、分周比変調回路17は、整数LとMを予め制御クロックステップごとの値を算出して格納したテーブルを備えて構成し、それらの値を制御クロックに同期して読み出すことにより、分周比94を所望の変調波形に合わせて変化させて出力することができる。整数LとMを増減させる回路は、変調波が三角波である場合に有効である一方、テーブルを用いると、任意の波形を出力することができるので、数値演算で算出するのが複雑な、例えば正弦波など変調波を出力する場合に有効である。このとき、拡散方向識別信号95も、予め算出して同じテーブルに格納しておいてもよい。
以上のように、分周比94は微視的には、階段状に変化する。これは、アナログ信号ではなくディジタル信号で分周比を変調する場合に特徴的である。変調波が滑らかではなく階段状であることは、SSCGにとっては問題ではない。LSIのクロック周波数を時間的に変化させられれば、クロックによるスペクトラムは拡散し、輻射電力レベルは拡散した分だけ抑えられるからである。
診断回路2は、拡散方向識別信号95に基づいて、カウンタB22にカウンタ動作を行わせるか停止させるかの制御を行う。例えば、拡散方向識別信号95がハイの期間にのみカウンタB22にカウンタ動作を行わせることにより、アップスプレッドの期間の平均周波数を求めることができ、ローの期間にのみにカウンタ動作を行わせることにより、ダウンスプレッドの期間の平均周波数を求めることができる。カウンタA21は基準クロック91をカウントするので、そのカウント値に逓倍数Nを乗じた値が、SSCGの中心周波数fに比例する値となる。同じアップスプレッドの期間にカウントしたカウンタA21とカウンタB22の値を用いて、変調度df/fを算出することができる。測定期間(複数のアップスプレッド期間でカウントさせた場合その通算時間)をTmとするとき、カウンタA21のカウント値はf/N×Tmであり、三角波の場合はカウンタB22のカウンタ値は(f+df/2)×Tmなので、(カウンタB22のカウンタ値)÷(カウンタA21のカウント値×N)−1を2倍すればdfを算出することができる。同様に、ダウンスプレッド期間にのみカウント動作を行えば、ダウンスプレッド期間のdfも算出することができる。
算出したdfが所定の範囲内にあるか否かを判定することにより、センタースプレッドのSSCGにおいて、正確にアップスプレッド側の動作状態とダウンスプレッド側のクロック発生器1の動作状態を、診断することができる。また、診断回路2は変調回路15の出力する拡散方向識別信号95に基づいてクロックをカウントする期間を制御しているだけなので、クロック発生器1の特性に影響を与えない。また、クロック発生器1においてクロック周波数の変調を行う分周器16は、ディジタル回路で構成されているので、診断回路が発生するノイズによるSSCGの出力するクロック周波数への影響を抑えることができる。
また、カウンタ値を読み出し、上記のような計算を行って判定を行う診断は、LSI内部の回路で実行してもよいし、カウンタ値をLSIの外部に出力して、接続されたテスタによって診断させてもよい。カウンタ値はディジタル値であるので、スペクトラムアナライザなどの特殊な装置を用いることなく、通常のロジックテスタによってSSCGの動作が正常か否かの診断を行うことができる。
図1および図2では、拡散方向識別信号95を用いてカウンタのイネーブル制御を行い、拡散動作のうちのアップスプレッドまたはダウンスプレッドの期間の周波数をカウントする例を示した。拡散方向識別信号95は、拡散状態を表す他の信号を生成してイネーブル制御23によってカウンタによる測定期間の制御に用い、他の期間に着目して診断を行うこともできる。例えば、時刻t1からt3に活性化する信号を使えば、周波数上昇の傾きを測定することができる。
図1および図2では、アップスプレッドまたはダウンスプレッドの期間の周波数をカウントする例を示した。これは、アップスプレッドにおけるSSCGの診断とダウンスプレッドにおけるSSCGの診断とを順次実行して、合わせてSSCG全体としての診断をすることができる。一方、拡散方向識別信号95がカウンタB22を動作させるのとは逆の論理値の時に動作するカウンタをさらに備えれば、アップスプレッドとダウンスプレッドにおけるSSCGの診断を同時並行して行うことができる。これにより、テスト時間をより短縮することができる。
本実施形態のさらに詳細な例を示す。
図3は、実施形態1に係るクロック発生器と診断回路を備えるLSIの詳細な一例を表すブロック図であり、図4は、実施形態1に係る診断回路の一例を表すブロック図である。
図3に示すクロック発生器1は、分周器16に分周比変調回路17が付加されている以外は、一般的なアナログPLLである。位相比較器11とVCO14の間にチャージポンプ12とローパスフィルタ13を備える。位相比較器11からは周波数を上昇させるUP信号と降下させるDOWN信号が出力され、チャージポンプ12を使ってローパスフィルタ13の一部であるコンデンサを充電しまたは放電することによって、VCO14の制御電圧を生成する。分周器1は図1と図2を引用して上述した通りの動作を行う。
図3に示すLSI100は、バス4に接続されたCPU3を備える。例えばマイコン搭載ASICがこれに該当する。診断回路2は、バスインターフェース24を備え、カウンタA21、カウンタB22および、必要ならイネーブル制御回路23が備えるレジスタが、CPU3からバス4を介してアクセスできるように接続されている。
図4に示す診断回路2の一例は、イネーブル制御回路23を変調モードレジスタ25と比較器26で構成したものである。変調モードレジスタ25は、バスインターフェース24に接続されており、バス4を介してCPU3から、診断すべき変調モードがアップスプレッドかダウンスプレッドかを指定する値を書き込むことができる。変調モードレジスタ25に書き込まれた値と拡散方向識別信号95の値を比較器26で比較し、一致するときにカウンタA21とカウンタB22にカウント動作を許可するイネーブル制御を行う。カウンタA21には前記イネーブル制御を行わなくてもよい。イネーブル制御を行わなければ、カウンタA21のカウント値はアップスプレッドとダウンスプレッドの期間を通算したカウント値となり、イネーブル制御を行えば、カウンタB22と同じ拡散モードの期間のみのカウント値となるので、それに基づいて診断を行えばよい。
クロック発生器1は、位相比較器11からVCO14の間がアナログ回路であっても、変調回路はディジタル回路で構成されている分周器16であるから、診断回路2の発生する雑音が発振動作に直接影響を与えるアナログ信号の伝搬経路がない。特許文献1記載のSSCGにおいては、アナログPLLを採用し、ローパスフィルタの後段にアナログの変調回路を追加しているので、診断回路で発生したノイズがその変調信号を経由して発振特性に影響を与える恐れがあることは、上述した通りであるが、本実施形態では、そのようなノイズの伝搬経路がない。
カウンタA21とカウンタB22は、CPU3からバス4を介してアクセスできるので、これらの値を読み出して、上述の診断のための演算を、CPU3に実行させることができる。CPU3は変調クロック92で動作しており、これは外部から入力される基準クロック91の周波数に対し、平均すれば逓倍数N倍の周波数のクロックであるから、診断を高速に行うことができる。また、特許文献2に記載されるような、診断のためのレジスタや比較回路をハードウェアで搭載する代わりに、LSIの通常動作に必要なCPU3に診断ソフトウェアを動作させることで実現するので、診断回路のための回路規模の増加を最小限に抑えることができる。またさらに、CPU3は通常高度な命令セットを実行することができる機能と複雑な演算を実行可能な演算回路を備えているので、診断のために複雑な演算や判断が必要な場合にも、柔軟に対応することができる。
さらに、診断プログラムをユーザープログラムに組み込んでおけば、SSCGの診断は出荷前のテストの際以外にも、出荷後、ユーザーの実装環境においても診断を行うことができる。その際、診断は正常か不良かの択一的な判断に留まらず、性能劣化を検出して変調パラメータを補正することにより、異常動作に陥ることを未然に防ぐこともできる。
〔実施形態2〕<イネーブルレジスタによる測定期間の制御>
図5は、実施形態2に係る診断回路の一例を表すブロック図であり、図6は、実施形態2に係るクロック発生器と診断回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。
図5に示す診断回路2は、図4のイネーブル制御回路23に対して、イネーブルレジスタ27とANDゲート28を追加した構成である。イネーブルレジスタ27は、バスインターフェース24に接続されており、バス4を介してCPU3から、カウンタA21とカウンタB22のカウント動作を許可または禁止する値を書き込むことができる。1を書き込むことによりカウント動作が開始され、0を書き込むことによりカウント動作を停止する。
図6を引用して、図5の診断回路2の動作を説明する。図6は、上段にセンタースプレッドのSSCGにおける変調クロック92の周波数を示し、中段にイネーブルレジスタ27の値と拡散方向識別信号95の値を示し、下段にカウンタA21とカウンタB22のカウント値を示す。カウンタA21は逓倍前の基準クロックをカウントしているのでカウンタB22のカウント値との比較を容易にするために、逓倍数Nを乗じた値を図示してある。
図6において時刻T21において、イネーブルレジスタ27に1が書き込まれたために、次に拡散方向識別信号95の値がハイになった時刻T2からカウンタA21とカウンタB22がカウントアップを始める。拡散方向識別信号95の値がハイの期間である、時刻T2からT3、T4からT5、T6からT7、T8からT22にカウントアップし、ロー期間である時刻T3からT4、T5からT6、T7からT8は、カウントアップを停止する。これにより、アップスプレッドの期間のみがカウント期間、即ち測定期間となる。時刻T22において、CPU3がイネーブルレジスタ27に0を書き込むことによって、カウンタA21とカウンタB22はカウント動作を停止する。アップスプレッド期間のみをカウントしているために、変調クロック92をカウントしたカウンタB22のカウント値は、基準クロックをカウントしたカウンタA21のカウント値のN倍よりも、大きくなる。CPU3は、イネーブルレジスタ27に0を書き込んだ後、バス4を通してカウンタA21とカウンタB22の値を読み出して、診断を行うことができる。イネーブルレジスタ27の書き込みの時刻は、正確には制御することができないが、カウンタA21とカウンタB22は同時にカウント動作を開始し同時に停止しているので、相対関係は正確である。したがって、CPU3は正確に診断を行うことができる。また、イネーブルレジスタ27に0を書き込んだ直後にカウンタA21とカウンタB22の値を読み出して診断を行うことができるので、CPU3の診断プログラムには、無駄な待ち時間がない。
これにより、カウンタのカウント期間(測定期間)をCPUが直接管理することができ、テスト時間を短縮することができる。
〔実施形態3〕<基準クロック側カウンタによる測定期間の制御>
上記実施形態2では、イネーブルレジスタによって測定期間を制御する例を示したが、上記のようにイネーブルレジスタの書き込みの時刻は、正確に制御することができない。そこで、実施形態においては、カウンタA21によって正確に測定期間を管理する。
図7は、実施形態3に係る診断回路の一例を表すブロック図であり、図8は、実施形態3に係るクロック発生器と診断回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。
カウンタA21を初期値設定が可能な減算カウンタとし、カウント値が正のときに、イネーブルレジスタ27に代わってカウンタB22のカウント動作を許可する制御を行う。カウンタA21の初期値は、バス4経由でCPU3から設定することができる。さらに、カウンタA21の値が正でなくなったことを検知してCPU3に割り込み98を発行する割り込み発行回路29を備えるとより好適である。
図8を引用して、図7の診断回路2の動作を説明する。図8は、上段にセンタースプレッドのSSCGにおける変調クロック92の周波数を示し、中段に拡散方向識別信号95の値とカウンタA21が正であることを検出した信号96の値と割り込み信号98とを示し、下段にカウンタA21とカウンタB22のカウント値を示す。カウンタA21は逓倍前の基準クロックをカウントしているのでカウンタB22のカウント値との比較を容易にするために、逓倍数Nを乗じた値を図示してある。
時刻T23にCPU3がカウンタA21に初期値として正の値を書き込む。これに伴い、信号96がハイになり、次に拡散方向識別信号95がハイになる時刻T2から、カウンタA21はダウンカウントを開始し、カウンタB22は0からアップカウントを開始する。拡散方向識別信号95がハイの期間即ち、アップスプレッドの期間のみでカウント動作を行う。時刻T24でカウンタA21の値が0になった時点で、カウンタB22のカウント動作を停止する。このとき、割り込み発行回路29からCPU3に対して割り込み98を発行する。CPU3は割り込み処理ルーチンにおいて、カウンタB22の値を読み出し、カウンタA21に書き込んだ初期値を使って診断を行う。
これにより、イネーブルレジスタの書き込みのような、時刻の不正確さを排除し、SSCGの変調が施されていない基準クロックを使って、変調クロックのカウント期間(測定期間)を正確に制御することができ、正確な診断が可能となる。また、測定の終了を割り込みでCPU3に通知するので、CPU3は、割り込みがあるまでの期間は他のタスクを実行することが可能となる。ただし、割り込みは本実施形態において必須の要件ではなく、割り込み発行回路29を搭載しない実施形態であってもよい。CPU3は、カウンタA21が0になったことを、割り込みによらず、ポーリングなど他の手段で観測すればよい。
〔実施形態4〕<変調クロック側カウンタによる測定期間の制御>
上記実施形態3では、カウンタA21を使って変調クロックのカウント期間(測定期間)を制御したが、逆に、カウンタB22を使って基準クロックのカウント期間(測定期間)を制御することもできる。
図9は、実施形態4に係る診断回路の一例を表すブロック図であり、図10は、実施形態4に係るクロック発生器と診断回路の動作の一例を表すタイミングチャートである。
カウンタA21ではなく、カウンタB22を初期値設定可能なダウンカウンタで構成し、カウンタB22のカウント値が正の期間だけ、カウンタA21のカウンタ動作を許可する。さらに、カウンタB22の値が0に戻ったことを検知してCPU3に対して割り込み98を発行する割り込み発行回路29を設けてもよい。
図10を引用して、図9の診断回路2の動作を説明する。図10は、上段にセンタースプレッドのSSCGにおける変調クロック92の周波数を示し、中段に拡散方向識別信号95の値とカウンタB22が正であることを検出した信号97の値と割り込み信号98とを示し、下段にカウンタA21とカウンタB22のカウント値を示す。カウンタA21は逓倍前の基準クロックをカウントしているのでカウンタB22のカウント値との比較を容易にするために、逓倍数Nを乗じた値を図示してある。
時刻T25にCPU3がカウンタB22に初期値として正の値を書き込む。これに伴い、信号97がハイになり、次に拡散方向識別信号95がハイになる時刻T2から、カウンタB22はダウンカウントを開始し、カウンタA21は0からアップカウントを開始する。拡散方向識別信号95がハイの期間即ち、アップスプレッドの期間のみでカウント動作を行う。時刻T26でカウンタB22の値が0になった時点で、カウンタA21のカウント動作を停止する。このとき、割り込み発行回路29からCPU3に対して割り込み98を発行する。CPU3は割り込み処理ルーチンにおいて、カウンタA21の値を読み出し、カウンタA21に書き込んだ初期値を使って診断を行う。
これにより、SSCGの変調が施されていない変調クロックを使って、基準クロックのカウント期間(測定期間)を制御することができ、変調クロックによって動作する診断回路との同期がとりやすくなる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、SSCGの診断は、LSIに出荷前などに実施するテストに含まれる以外にも、実装され動作中の故障診断などにも利用できる他、SSCGの特性を観測して変調パラメータを調整することを目的とした診断などにも利用することができる。
また、例えば、実施形態3および4では、正の初期値を設定することができる減算カウンタを例示したが、負の初期値を設定することができる加算カウンタによっても、同様の作用効果を奏することは、言うまでもない。
1 クロック発生器
2 診断回路
3 CPU
4 バス
11 位相比較器
12 チャージポンプ
13 ローパスフィルタ
14 電圧制御発振器(VCO)
15 変調回路
16 分周器
17 分周比変調回路
21、22 カウンタ
23 イネーブル制御回路
24 バスインターフェース回路
25 変調モードレジスタ
27 イネーブルレジスタ
29 割り込み発行回路
91 基準クロック
92 変調クロック
93 帰還クロック
94 分周比
95 拡散方向識別信号
96、97 停止信号
98 割り込み信号
100 LSI

Claims (13)

  1. 基準クロックが入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロックを発生するクロック発生器と診断回路を備える半導体集積回路であって、
    前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロックの位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が制御された前記変調クロックを出力する発振器と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路とを備え、
    前記変調回路は、分周器と前記分周器に分周比を供給する分周比変調回路を備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力し、
    前記分周比変調回路は、逓倍数が与えられ、前記逓倍数よりも大きい値を前記分周比として出力する期間と前記逓倍数よりも小さい値を前記分周比として出力する期間の一方または両方の期間を有し、前記分周比と前記逓倍数との大小関係を拡散方向識別信号として出力し、
    前記診断回路は、前記基準クロックをカウントする第1カウンタと、前記拡散方向識別信号に基づいて前記変調クロックをカウントする第2カウンタとを備える、半導体集積回路。
  2. 請求項1において、CPUとバスとをさらに備え、前記診断回路は、変調モード指定レジスタとバスインターフェース回路とをさらに備え、前記バスインターフェース回路は前記第1カウンタと前記第2カウンタと前記変調モード指定レジスタとを前記CPUからアクセス可能に前記バスに接続し、
    前記拡散方向識別信号が前記変調モード指定レジスタで指定される拡散方向を示すときに、前記第2カウンタのカウント動作を行う、
    前記CPUは、前記第1カウンタの値と前記第2カウンタの値の一方または両方に基づいて、前記クロック発生器の動作状態を診断する、半導体集積回路。
  3. 請求項2において、前記診断回路はイネーブルレジスタをさらに備え、前記イネーブルレジスタは、前記CPUから前記バスを介して書き込み可能に前記バスインターフェース回路に接続され、前記第1カウンタと前記第2カウンタは、前記イネーブルレジスタにカウントを禁止する値が保持されている期間に、カウント動作を停止する、半導体集積回路。
  4. 請求項2において、前記第1カウンタは前記CPUから前記バスを介して初期値を書き込み可能なダウンカウンタであり、前記第2カウンタは前記第1カウンタの値が正の値の期間にカウント動作を行う、半導体集積回路。
  5. 請求項2において、前記第2カウンタは前記CPUから前記バスを介して初期値を書き込み可能なダウンカウンタであり、前記第1カウンタは前記第2カウンタの値が正の値の期間にカウント動作を行う、半導体集積回路。
  6. 請求項4において、前記診断回路は、前記第1カウンタの値が零になったときに前記CPUに対する割り込みを発生する、半導体集積回路。
  7. 請求項2において、前記CPUは、前記第1カウンタまたは前記第2カウンタの一方または両方の値を読み出して、所定の数値範囲と比較することにより前記クロック発生器の故障の有無を診断する、半導体集積回路。
  8. 請求項1において、前記分周比変調回路は、さらに変調度が与えられ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最大値まで前記分周比を徐々に増加させ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最小値まで前記分周比を徐々に減少させる、半導体集積回路。
  9. 基準クロックが入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロックを発生するクロック発生器と診断回路を備える半導体集積回路であって、
    前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロックの位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が調節された前記変調クロックを出力する発振器と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路を備え、
    前記変調回路は、分周器と前記分周器に分周比を供給する分周比変調回路とを備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力し、前記分周比変調回路は変調状態を表す拡散状態信号を出力し、
    前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて前記変調クロックをカウントするカウンタを備え
    前記分周比変調回路は、逓倍数が与えられ、前記逓倍数よりも大きい値を前記分周比として出力する期間と前記逓倍数よりも小さい値を前記分周比として出力する期間の一方または両方の期間を有し、前記分周比と前記逓倍数との大小関係を前記拡散状態信号として出力し、前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて、前記分周比が前記逓倍数よりも大きいときまたは小さいときの一方において、前記カウンタに前記変調クロックをカウントさせる、半導体集積回路。
  10. 請求項9において、前記分周比変調回路は、さらに変調度が与えられ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最大値まで前記分周比を徐々に増加させ、前記逓倍数と前記変調度に基づいて算出される前記分周比の最小値まで前記分周比を徐々に減少させる、半導体集積回路。
  11. 基準クロックが入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロックを発生するクロック発生器と診断回路を備える半導体集積回路であって、
    前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロックの位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が調節された前記変調クロックを出力する発振器と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路を備え、
    前記変調回路は、分周器と前記分周器に分周比を供給する分周比変調回路とを備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力し、前記分周比変調回路は変調状態を表す拡散状態信号を出力し、
    前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて前記変調クロックをカウントする第2カウンタと前記基準クロックをカウントする第1カウンタとを備え、
    前記第1カウンタと前記第2カウンタとを同じ期間カウント動作させた後、前記第1カウンタと前記第2カウンタとのカウント値に基づいて前記クロック発生器の良否を診断する、半導体集積回路。
  12. 基準クロックが入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロックを発生するクロック発生器と診断回路を備える半導体集積回路であって、
    前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロックの位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が調節された前記変調クロックを出力する発振器と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路を備え、
    前記変調回路は、分周器と前記分周器に分周比を供給する分周比変調回路とを備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力し、前記分周比変調回路は変調状態を表す拡散状態信号を出力し、
    前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて前記変調クロックをカウントする第2カウンタと第1の正の初期値が指定され前記基準クロックによってダウンカウントする第1カウンタとを備え、
    前記第1カウンタのカウント値が正である期間、前記第2カウンタをカウント動作させた後、前記第2カウンタとのカウント値に基づいて前記クロック発生器の良否を診断する、半導体集積回路。
  13. 基準クロックが入力され、前記基準クロックに基づいて変調クロックを発生するクロック発生器と診断回路を備える半導体集積回路であって、
    前記クロック発生器は、前記基準クロックと帰還クロックの位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力に基づいて発振周波数が調節された前記変調クロックを出力する発振器と、前記変調クロックが入力され前記帰還クロックを出力する変調回路を備え、
    前記変調回路は、分周器と前記分周器に分周比を供給する分周比変調回路とを備え、前記分周器は前記発振器の出力を前記分周比で分周して前記帰還クロックを出力し、前記分周比変調回路は変調状態を表す拡散状態信号を出力し、
    前記診断回路は、前記拡散状態信号に基づいて前記変調クロックをカウントする第2カウンタと前記基準クロックをカウントする第1カウンタとを備え、
    前記第2カウンタは第2の正の初期値が指定され前記変調クロックによってダウンカウントし、前記第2カウンタのカウント値が正である期間、前記第1カウンタをカウント動作させた後、前記第1カウンタとのカウント値に基づいて前記クロック発生器の良否を診断する、半導体集積回路。
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