JP5725920B2 - 保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気システムの構成部品を周辺構造物に保持するための保持装置、より好ましくは、前記排気システムが取り付けられた車両における保持装置に関する。また、本発明は、このような保持装置が配置された排気システムに関する。
動力車の運転中に、排気システム内で振動が発生することがある。このような振動は、例えば、燃焼機関、または、車道のでこぼこによって引き起こされることがある。したがって、所謂、エンジン衝撃と車道衝撃は互いに区別される。この場合、排気システムの、特に重い構成部品、例えば、触媒変換器、あるいは、粒子フィルタ等は、その質量が大きいため、振動動作の主体となる。さらに、エンジンにより引き起こされた振動衝撃は、車両の燃焼機関、例えば、エンジンのハウジング、および/または、トランスミッションのハウジングに固定された部品を介して、排気システムである振動システム内に伝達され、これにより、排気システムの、エンジンに近い部品は、エンジンに遠い部品よりも、明らかに強い振動衝撃を受ける。このような部品を、排気システムの周辺、つまり、車両の周辺構造物に支持するために、始めに述べたタイプの保持装置を導入することが可能である。これは、第一の接続点により、排気システムの構成部品に固定され、第二の接続点により、車両の各構造物に固定される。このような保持装置を使用する場合、熱膨張による影響を相殺可能にするために、排気システムの各構成部品が、車両の隣接した構造物に対して移動することができる環境は問題である。このような熱膨張を相殺するための十分な弾性を有する保持装置を使用すると、通常、望ましくない部品振動が発生する。
このような振動、または、相対移動は、該当する部品、つまり、特に、排気システム、車両の構造物、および、保持装置に対して、大きな機械的荷重を引き起こす。
本発明は上述の問題を解決するものであり、始めに述べたタイプの保持装置に対して、または、保持装置が取り付けられた排気システムに対して、一つの改良された実施形態を提供するものであり、より好ましくは、各部品、つまり、構成部品、各構造物、または、保持装置が破損するリスクを軽減することを特徴としている。
本発明によると、上述の問題は独立請求項の主題によって解決される。他の好適な実施形態は従属請求項の主題である。
第一の解決策では、本発明は、保持装置に接続装置が取り付けられ、前記接続装置は、前記保持装置の二つの接続点の間における、可逆的な相対移動を可能にするが、しかし、前記相対移動の速度、または、周波数に依存する剛性を有するという一般的な考えに基づいている。ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動の場合は、前記接続装置は比較的小さな剛性を有している。速い、または、高周波数の相対移動の場合は、前記接続装置は比較的高い剛性を有している。ゆっくりとした相対移動は、例えば、部品が、構造物に対して、1cm/sよりもゆっくりと、相対移動するときに存在する。低周波数の相対移動は、1Hzより小さい振動周波数を有する振動である。これに対して、速い相対移動は、部品が、構造物に対して、1cm/sよりも速く相対移動するときに存在する。したがって、同様に、高周波数の振動は、部品が、構造物に対して、1Hzよりも高い振動周波数で、相対移動するときに存在する。「ゆっくりとした」、「速い」、「低周波数の」、および、「高周波数の」という用語は、主として、互いに相対的であると理解すべきである。また、前記の用語は、前述の数値データによれば、絶対的であると理解することもできる。さらに、「小さな剛性」、および、「大きな剛性」という用語は、互いに相対的であると理解すべきである。小さな剛性の場合、保持装置は、比較的小さな力で、相対移動に対抗する。大きな剛性の場合、保持装置は、比較的大きな反力で、相対移動に対抗する。
ここで紹介する設計は、一方で、例えば、熱膨張の影響により発生するような、ゆっくりとした、または、低周波数の移動を可能にする。他方、例えば、車両の運転中に、エンジンにより引き起こされるか、および/または、車道により引き起こされる、排気システムの各構成部品の振動衝撃により発生する、速い、または、高周波数の相対移動を、保持装置は、阻止するか、または、緩和する。
この場合、特に、好適な実施形態では、接続装置は、直列に作用する接続部を少なくとも二つ有し、一方は、ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動を実質的に無力にし、他方は、速い、または、高周波数の相対移動に対抗作用する。前記ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動は、熱膨張の影響により引き起こされ、前記一方の接続部により無力にされ、これにより、排気システム内で、応力は実質的に発生しない。エンジンにより引き起こされるか、または、車道により引き起こされる振動衝撃は、熱膨張の影響と比較すると、速い、または、高周波数の相対移動を引き起こし、これには、前記他方の接続部が、対応する力で対抗する。そして、前記他方の接続部は、例えば、ダンパ、および/または、ばねとして作用する。また、前記速い、または、高周波数の相対移動に対して、吸収体として、つまり、対振性により対抗する、能動的接続装置も考えられる。
好適な実施形態によると、前記接続装置は、少なくとも一つの水圧もしくは空圧のダンパを有しているか、または、そのようなダンパにより構成される。前記ダンパは緩和液を含んでおり、前記緩和液は、二つの接続点の間における相対移動の際に、前記ダンパの第一の室から、前記ダンパの第二の室へ追い出される。また、前記二つの室は、スロットル点を介して、互いに接続されている。前記第一の室から、前記他方の室への前記液体の移動は、流量が少ない場合、抵抗はほぼゼロで可能で、流量が多い場合は、前記スロットルが働いて、その液体の流れを遅らせるか、または、抑制する。したがって、このようなスロットル付きのダンパは、ゆっくりとした移動には緩く作用し、速い移動には強く作用する。
代わりの構成では、前記接続装置は、少なくとも一つのエラストマ体を有し、このエラストマ体は、電気駆動型のポリマから成り、その弾性は電圧の印加により変化し、電気制御回路に接続され、その電気制御回路は、部品、または、構成部品の振動を検出するための振動センサ、および、前記エラストマ体の弾性を、振動周波数の関数として変化させるための制御部を有している。したがって、この実施形態では、印加される電圧の関数として、弾性を変化させることが可能なエラストマ体が使用される。これにより、例えば、振動周波数が所定のスイッチング周波数より低い部品振動の場合、前記エラストマ体には電気が流れないようにし、これにより、前記エラストマ体は比較的高い弾性を有し、緩い緩和特性を備える。しかし、前記部品振動が、前記所定のスイッチング周波数より高い振動周波数に達すると、前記エラストマ体には、所定の電圧が印加され、これにより、その弾性が変化、つまり、減少する。その結果、より強い緩和特性が得られる。
簡略化された実施形態では、前記制御部は振動センサとは協働せず、代わりに、設定すべき弾性が燃焼機関の回転速度の関数として記憶された特性データベースと協働する。また、前記制御部は、燃焼機関の適切なエンジン制御ユニットと通信を行うことが可能である。燃焼機関の回転速度は、エンジンにより誘発される振動衝撃と相関関係にあり、ここでは、周波数に依存する弾性の設定を、簡略化された制御動作により実現できる。
簡単な実施形態では、前記制御部は、前述した二つの状態、つまり、前記所定電圧の遮断、および、前記所定電圧の印加を切り替えることができる。好適な実施形態では、前記エラストマ体への電圧を、幾つかのステップで変化させることにより、前記エラストマ体の弾性を、段階的に変化させることも同様に可能である。また、例えば、幾つかの異なったスイッチング周波数をあらかじめ設定することにより、前記エラストマ体に印加される電圧を、段階的に上昇させることも可能である。その上、前記エラストマ体への電圧を、測定した部品振動周波数の関数として、無段式に変化させ、これにより、部品周波数と、エラストマ体の弾性との間の比例関係、および、最終的には、前記接続装置の剛性を実現することが可能である。前記比例は、この場合、減少、増加、または、線形的に変化するように実現することが可能である。
代替的に、前記エラストマ体の弾性を、振動周波数で変化させることにより、前記エラストマ体に、弾性振動を発生させることも可能である。この場合、前記エラストマ体の二つ以上の状態間で静的に変化させるのではなく、動的に、つまり、部品の振動周波数で変化させる。この場合、特に好適になり得るのは、前記エラストマ体の内部で、前記制御部によって駆動振動が引き起こされている間、部品の振動に対して位相シフトを行うことにより、前記部品における振動振幅を減少させる場合である。この結果、前記保持装置に、見かけ上、反振動が発生して、前記部品振動を効果的に緩和することになる。
他の好適な実施形態では、前記接続装置は、前記二つの接続点間での移動伝達を行うための膨張材を有することが可能である。膨張材は、固体の場合は力の伝達速度に依存する弾性に、流体の場合は力の伝達速度に依存する粘性によって特徴付けられている。例えば、地面に投げた場合は、ゴムボールのように跳ね返り、ハンマで叩いた場合は、セラミック体のように砕けてしまう、可塑性の膨張材がある。このような膨張材は、前記接続装置において、速度に依存するか、または、周波数に依存する剛性を実現するのに非常に適切であると、出願人は認識している。高周波数の障害の場合、前記膨張材は強く反応して、高い剛性を示す。しかしながら、ゆっくりとした障害の場合、前記膨張材は緩く反応し、実施形態に応じて、弾性的、または、可塑的、より好ましくは、可逆的に明確に変形することが可能である。
前記膨張材に並行して作用するように、少なくとも一つのばね部を配置することにより、前記膨張材の形状が変形した場合、対応する復元力を生み出すことが可能である。低周波数の、または、ゆっくりとした調整移動の場合、膨張材と少なくとも一つのばね部は、このように配置することにより、ばねのように作用する。速い、または、高周波数の調整移動の場合、膨張材と少なくとも一つのばね部は、このように配置することにより、固体のように作用する。
例えば、前記接続装置はピストン−シリンダ・ユニットを有することが可能で、前記シリンダは前記一方の接続点にしっかりと固定され、前記ピストンは前記他方の接続点にしっかりと固定される。前記シリンダには室があり、その室内を前記ピストンが移動可能である。この室は前記膨張材で充填されており、この場合、液状、ペースト状、または、固体の膨張材を用いることが可能である。前記シリンダ内を、前記ピストンがゆっくり移動する場合、比較的小さな粘性、または、剛性が存在し、前記ピストンは、ほとんど抵抗を受けることなく、前記シリンダ内を移動することが可能である。速く移動する場合、粘性、または、剛性が上昇し、これにより、シリンダとピストンの間の相対移動に対して作用する、前記膨張材の抵抗が、その相対移動に応じて大きくなる。
他の実施形態では、前記接続装置は、屈曲可能な、弾性シートメタル部を有するか、または、そのようなシートメタルで構成することが可能である。前記シートメタル部は、流動性の粒子が配置される、一つの閉じた空間を少なくとも有している。この場合、前記粒子が詰められた容積は、前記空間の全容積よりも小さい。この実施形態では、前記接続点間の相対移動は、前記シートメタル部の弾性変形をもたらす。低周波数の相対移動では、前記粒子は前記シートメタル部の移動に追従することが可能である。高周波数の相対移動の場合、移動衝撃も前記粒子内で発生し、この移動衝撃は、エネルギを移動システムから吸収する、つまり、熱に変換するとともに、これによって、前記振動を緩和する。
第二の解決策では、本発明の一般的な考えは、少なくとも一つの電気アクチュエータによって、前記接続装置を実現するという着想に基づいている。関連する電気制御回路は、各アクチュエータ、前記部品の振動を検出するための少なくとも一つの振動センサ、および、振動周波数に応じて、前記アクチュエータを駆動するための少なくとも一つの制御部を備えている。ここで、前記アクチュエータは、その駆動の関数として、接続点間の距離を変化させることが可能である。このようなアクチュエータを用いることにより、前記接続装置は、部品と構造物との間の相対移動に対して、かなり強く、または、少し強く、対抗作用することが可能である。例えば、低周波数の相対移動は小さな抵抗で実現することが可能であり、高周波数の相対移動は、増加する抵抗、および、逆方向の移動に対してのみ実現可能である。
好適な実施形態では、前記制御部は、前記部品が振動する振動周波数で、各アクチュエータを振動させることが可能である。この場合、特に、実用的には、前記部品振動に対する前記アクチュエータの振動を、位相シフトにより実現し、この位相シフトは、前記部品における振動振幅が減少するように選択される。この場合、前記接続装置は、前記部品の振動振幅を効果的に減少させる、対抗振動発生器のように働く。その上、理想的な場合には、振動の相殺が実現される。この場合、能動的な音響緩和システム内で、位相シフトされた対抗音響を用いることにより、緩和すべき振動振幅を相殺するか、または、減少させるための、対抗音響発生器と似たような方法で、前記接続装置は駆動される。
この場合、電圧の印加によって形状が変化する、電気駆動型のポリマが、前記アクチュエータに取り付けられている場合は、特に、好適である。これにより、費用効率が特に高いアクチュエータが実現される。特に、前記電気駆動型のポリマについては、様々な幾何学的形状が実現される。代替的に、圧電アクチュエータを使用することも可能である。
本発明の他の重要な特徴および効果は、従属請求項、図面、および図面に基づく説明より明らかになる。
前述した特徴、および以下に述べる特徴は、本発明の範囲を逸脱することなく、記載している各組み合わせにおいてだけでなく、他の組み合わせ、あるいは、単独で利用できることは明白である。
本発明によると、排気システムの構成部品を周辺構造物に保持するための保持装置、より好ましくは、前記排気システムが取り付けられた車両における保持装置を改良することができる。
排気システム付き燃焼機関の、極めて簡略化された、回路図のような概念図である。 保持装置の、極めて簡略化された概念図である。 図2と同様の図であるが、他の実施形態の図である。 図3と同様の図であるが、代替的な実施形態の図である。 図1と同様の図であり、さらに他の実施形態による保持装置を示す図である。 保持装置のさらに他の実施形態である。 保持装置のさらに他の実施形態である。 さらに他の保持装置の異なる図である。 さらに他の保持装置の異なる図である。 図8および図9のような異なる図であるが、他の設計による保持装置を示す図である。 図8および図9のような異なる図であるが、他の設計による保持装置を示す図である。 図8〜図11での、空間領域内における、保持装置の断面図である。
本発明の好適な実施例は図示されるとともに、以下に、詳細に説明されるが、同一か、類似しているか、または、機能的に同一の構成要素は同一の参照符号で示す。
以下の図面は、それぞれ、概略を示している。図1は、排気システム付き燃焼機関の、極めて簡略化された、回路図のような概念図である。図2は、保持装置の、極めて簡略化された概念図である。図3は、図2と同様の図であるが、他の実施形態の図である。図4は、図3と同様の図であるが、代替的な実施形態の図である。図5は、図1と同様の図であり、さらに他の実施形態による保持装置を示す図である。図6および図7は、保持装置のさらに他の実施形態である。図8および図9は、さらに他の保持装置の異なる図である。図10および図11は、図8および図9のような異なる図であるが、他の設計による保持装置を示す図である。図12は、図8〜図11での、空間領域内における、保持装置の断面図である。
図1において、燃焼機関1は、通常、排気システム2を備え、この排気システムは、例えば、排気マニホールド3、または、屈曲管3を介して、前記燃焼機関1に接続されている。排気システム2は、排気パイプ4を有し、この排気パイプは、屈曲管3に接続され、そこで収集された排気ガスを運ぶ。排気システム2は、通常、排気パイプ4内に内蔵された、少なくとも一つの排気ガス処理装置5を備えている。図1の例では、比較的燃焼機関1の近くで、排気パイプ4に内蔵された排気ガス処理装置5が、一つだけ示されている。例えば、排気ガス処理装置5として、触媒変換器が用いられる。同様に、粒子フィルタを用いることも可能である。
排気システム2は、保持装置6によって、その周辺に、しっかりと保持されるか、配置されるか、または、支持される。また、例えば、保持装置6は、車両の周辺構造物7と協働し、車両内には燃焼機関1が配置されている。周辺構造物7として、図1の例では、トランスミッションのトランスミッション・ハウジング8が用いられ、このトランスミッション・ハウジングは燃焼機関1に接続されている。同様に、保持装置6は、燃焼機関1のエンジン・ブロック9に接続することが可能である。さらに、車両の車体は、保持装置6の支持部として使用することも可能である。保持装置6によって、排気システム2の構成部品10、または、部品10を、前記構造物7に保持することが可能である。図1の例では、部品10、または、構成部品10は、排気パイプ4の一部で構成され、前記部品、または、前記構成部品は、保持装置6によって、車両に固定されている。前記パイプ部10は、この場合、排気ガス処理装置5の下流に配置されている。しかし、前記接続点は、ほんの一例に過ぎない。
図2および図3において、各保持装置6は、保持装置6によって排気システム2の各構成部品10に固定することが可能な第一の接続点11、および、保持装置6によって各周辺構造物7に固定することが可能な第二の接続点12を有している。さらに、保持装置6は、接続点11、12間に配置された接続装置13を備えている。この接続装置13は、接続点11、12間の可逆的相対移動が可能となるように構成されている。このような相対移動は、例えば、図2および図3に、二重矢印によって示す作用方向14に生じる。
図1では、排気システム2は、燃焼機関1の駆動中に、第一の接続点11の領域内で振動することがあり、その振動方向は、図1に、二重矢印15で示す。ここでは、縦振動と、横振動を示す。同様に、回転振動も考えられる。排気システム2の各構成部品10と、これに関連する固定構造物7との間の、このような高周波数の、または、速い相対移動に加えて、前記部品間の、ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動も発生する可能性がある。例えば、駆動中に、排気システム2の熱膨張により、第一の接続点11が、燃焼機関1に対して相対的に移動し、これにより、構造物7に対して相対的に移動する可能性がある。前記熱膨張の作用方向は、図1に、二重矢印16で示す。
本発明の第一の解決策によると、接続装置13は、少なくとも作用方向14において、速度に依存する、および/または、周波数に依存する、剛性を有するように構成される。この結果、接続点11、12間におけるゆっくりとした相対移動の場合、または、接続点11、12間における低周波数の相対移動の場合には、接続装置13の剛性は、比較的小さな剛性を有し、接続点11、12間における、速い、または、高周波数の相対移動の場合には、前記接続装置の剛性は、比較的大きな剛性を有することになる。前記ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動は、大抵、熱膨張16によって引き起こされる相対移動である。これに対して、前記速い、または、高周波数の相対移動は、排気システム2の振動15であり、これは、燃焼機関1の駆動中に、排気システム2の各構成部品10の領域で発生する。
ここでの接続において、前記剛性は、弾性との相互関係において理解され、高い剛性は、弾性が小さい場合に現れ、弾性が大きいと、剛性は小さくなる。
速度に依存する、および/または、周波数に依存する剛性を有するこのような接続装置13は、異なる方法で実現することが可能である。例えば、図2は一つの解決策を示し、この場合、接続装置13は、水圧もしくは空圧のダンパ17を備えるか、または、そのようなダンパ17により構成される。本例では、前記ダンパ17は、シリンダ19と、ピストン20とを備えたピストン−シリンダ・ユニット18により実現され、前記ピストンは、ピストン棒21により、シリンダ19から外部に通じている。ピストン20は、シリンダ19内を二つの空間22、23に分割し、これらの空間は、スロットル点24によって互いに接続されている。シリンダ19内をピストンが移動すると、このスロットル点24を介して、液体は、一方の室22から、他方の室23内へと溢れ流れ得る。前記ピストンの移動速度に依存して、集中的なスロットル効果は大きくなるか、または、小さくなる。この水力学的な流れは、液状、ガス状、または、ペースト状である。
ピストン−シリンダ・ユニット18の内部では、シンリンダ19およびピストン20、ならびに、室22および23は、任意の断面を備えることがたいてい可能である。例えば、円形、楕円形、または、卵形等の丸みのある断面、同様に、例えば、三角形、四角形、六角形、および、八角形等の多角形断面がある。しかし、円形の断面が好適である。
図3は、接続装置13の他の実施形態を示し、前記接続装置は、電気駆動型のポリマより成るエラストマ体25を少なくとも一つ備えている。このような電気駆動型のポリマは、電圧が印加されることによって、弾性が変化する。この場合、保持装置6は、他に、エラストマ体25を駆動するための電気制御回路26を有している。電気制御回路26は、また、制御部27、および、振動センサ28を有している。振動センサ28は、排気システム2の構成部品10の振動を検出し、これを、信号線29を介して制御部27に送ることが可能である。制御部27は、制御線30を介して、エラストマ体25、または、電気駆動型ポリマに接続されている。本例では、エラストマ体25は、2枚の板31の間に配置され、より好ましくは、しっかりと、前記2枚の板に接続、例えば、貼り付けるか、または、加硫されている。板31は、接続部32を介して、接続点11、12に接続されている。接続部32と板31は、ここでは、接続電極として働き、制御線30を、エラストマ体25、または、電気駆動型のポリマに接続する。
ここで、制御部27は、検出された振動周波数の関数として、エラストマ体25の弾性を変化させることが可能である。エラストマ体25の弾性変化は、例えば、少なくとも2段階で変化させることが可能である。同様に、前記振動周波数に対して、前記弾性を無段式に変化させることも実現可能である。さらに、制御部27は、エラストマ体25の弾性が、前記検出された振動周波数とともに変化するように、構成するか、または、プログラムすることが可能である。より好ましくは、この場合、前記部品振動に対する前記弾性振動を、位相に関してシフトさせることが可能である。すなわちより好ましくは、これによって、各部品10における前記振動振幅を減少させることが可能である。各部品10として、保持装置6によって支持される構成部品10用いる。図1の例では、部品10は、排気パイプ4、または、パイプ部10である。
制御部27はローパス・フィルタと協働し、これにより、前記ゆっくりとした、低周波数の熱膨張は、制御部27によるいかなる反応も、つまり、エラストマ体25の駆動を引き起こさない。また、制御部27は、熱により引き起こされ、同じく、相対移動をもたらす熱膨張を、特別な特性曲線を用いて考慮し、その特性曲線において、前記熱により引き起こされる相対移動を、現在の部品温度の関数として表すように実現することが、選択的に可能である。また、制御部27は、対応する温度センサと協働することが可能である。これにより、前記ゆっくりとした相対移動は、前記速い相対移動に重畳することが可能である。代替的に、一方で、前記熱により引き起こされる相対移動と、他方で、部品振動により生じる相対移動を、別々に考慮するために、直列に作用する、少なくとも二つの接続部を別々に、接続装置13内に配置することも同様に可能である。そして、例えば、弾性が、制御部27によって、互いに独立して変化することが可能な、二つのエラストマ体25が配置される。これにより、より好ましくは、一方のエラストマ体25の対応する駆動により、前記熱により引き起こされる膨張を、ほとんど無力にし、前記第二のエラストマ体25を用いて、前記振動衝撃に対して、対応する反力により、周波数の関数として、逆に作用させることが可能である。
図4に示す、本発明の第二の解決策では、接続装置13は、少なくとも一つの電気アクチュエータ33を備えるか、または、そのようなアクチュエータで構成することが可能である。さらに、保持装置6は、この場合、前記アクチュエータ33を駆動するための、電気制御回路34を有している。この制御回路34は振動センサ35を備え、この振動センサにより、前記各部品10の振動を検出することが可能である。信号線36は、前記検出した振動を、制御部37に送る。制御線38は、制御部37をアクチュエータ33に接続している。アクチュエータ33は、本例では、2枚の板31を備え、この板は、それぞれ、接続部32を介して、両方の接続点11、12に接続されている。アクチュエータ33を駆動すると、両接続点11、12間の距離が変化する。これにより、制御部37は、求めた振動周波数の関数として、アクチュエータ33を駆動し、接続点11、12間の距離を変化させることが可能である。アクチュエータ33が、電気駆動型のポリマにより構成され、前記ポリマは、電圧の印加により形状が変化する実施形態は、特に、好適である。これにより、電圧を印加することにより、前記ポリマの形状が目的に応じて変化することが可能となり、より好ましくは、接続点11,12間の距離が変化する。
制御部37が、アクチュエータ33を、ある周波数で駆動して振動させ、前記周波数は、振動センサ35により求められた周波数に対応するように、制御部37を構成することが可能か、または、プログラム可能であることが好ましい。この場合、前記アクチュエータの振動は、求められた部品振動に対する振動振幅に関し、位相をシフトさせることが、特に、好ましい。この位相シフトは、各部品において、振動振幅が減少するように、目的に応じて行われる。アクチュエータ33は、この場合、構造上発生する音響のための、能動的な消音器として駆動され、見かけ上、反振動、または、対抗振動で作動し、部品10の緩和すべき振動を、少なくとも、部分的に相殺する。
制御部27はローパス・フィルタと協働し、これにより、前記ゆっくりとした、低周波数の熱膨張は、制御部37のいかなる反応も、つまり、アクチュエータ33の駆動を引き起こさない。また、制御部37は、熱により引き起こされ、同じく、相対移動をもたらす膨張を、特別な特性曲線を用いて考慮し、前記熱により引き起こされる相対移動を、現在の部品温度の関数として表すように付加的に実現することが、選択的に可能である。また、制御部37は、対応する温度センサと協働することが可能である。これにより、前記ゆっくりとした相対移動は、前記速い相対移動に重畳することが可能である。代替的に、一方で、前記熱により引き起こされる相対移動と、他方で、部品振動により生じる相対移動を、別々に考慮するために、直列に作用する、少なくとも二つの接続部を別々に、接続装置13内に配置することも同様に可能である。そして、例えば、その位置移動が、制御部37によって、互いに独立して変化することが可能な、二つのアクチュエータ33が配置される。これにより、特に、一方のアクチュエータ33を適切に駆動することにより、前記熱により引き起こされる膨張を、ほとんど無力にし、前記第二のアクチュエータ33を用いて、前記振動衝撃に対して、対応する反力を、周波数の関数として、逆に作用させることが可能である。
図5では、保持装置6のためのユニットを好適に実現することが可能であり、その結果、保持装置6または接続装置13の作用方向14が、熱膨張方向16に概ね平行に伸び、排気システム2の各部品、ここでは、排気パイプ4、または、パイプ部10が、構造物7に対して相対的に移動する。このように利用するために、接続装置13を、周波数に依存する剛性を持たせて構成するか、または、アクチュエータとして構成するかについては、特に、興味がある。
図6は、周波数に依存するか、または、速度に依存する剛性を有する接続装置13の、さらに他の実施形態を示している。この実施形態では、接続装置13は、膨張材39を備えている。この場合、力の伝達に対して、力の伝達速度に依存して異なった反応をするプラスチックが用いられる。熱膨張材39として、液体、または、固体を用いることが可能である。液体より成る膨張材の場合、粘性は、力の伝達速度と共に変化する。固体より成る膨張材の場合、弾性は、力の伝達速度と共に変化する。力の伝達がゆっくりとしている場合、前記膨張材は、低粘性か、または、高弾性を有する。力の伝達速度が速い場合、粘性は非常に高くなるか、または、非常に高い剛性を有する。
膨張材39は、この場合、二つの接続点11、12間の移動伝達に役立つように、接続装置13内に配置される。つまり、接続装置13内において、膨張材39が変形するか、または、変位する場合のみ、二つの接続点11、12間の相対移動は可能となる。
図6の例では、接続装置13は、ピストン−シリンダ・ユニット40を備え、このユニットは、シリンダ41、ピストン42、および、ピストン棒43を備え、このピストン棒43は、ピストン42に接続され、シリンダ41から外部に通じている。一方の接続点11はシリンダ41にしっかりと接続され、他方の接続点12は、ピストン棒43を介して、ピストン42にしっかりと接続されている。ピストン42は、膨張材39も存在するシリンダ41の作動室44内で調整可能である。ピストン42は、この場合、シリンダ41内で、横方向に案内される必要はない。特に、固体により構成された膨張材39の場合、ピストン42は、膨張材39に埋め込むことが可能である。ゆっくりとした移動の場合、ピストン42は、膨張材39内において、シリンダ41に対して、相対的に移動することが可能である。しかし、速い移動が行われると、この移動に対して膨張材39は極めて強く対抗する。
他の実施形態では、膨張材39を、エラストマ体に成形することも可能である。そして、基本的に、図3に示すような構造が実現可能であり、そのような場合に制御回路26は必要ではない。特に、膨張材39がエラストマ体の形で存在する場合、少なくとも一つのばね部を、前記エラストマ体と並行に動作するように、選択的に、配置することが可能である。より好ましくは、このようなばね部は、前記エラストマ体に一体成形するか、または、埋め込むことが可能である。そして、ゆっくりとした相対移動では、接続装置13によって互いに接続された部品を、開始位置まで駆動するばね力のみが、実質的に作用する。速い相対移動では、膨張材39は、その移動をブロックするか、または、大きく緩和し、前記ばね力に重畳する。
図7は接続装置13のさらに他の実施形態を示し、幾つかのエラストマ体45、46、および、47を備えている。このエラストマ体45、46、47は、この場合、電気駆動型のポリマで構成することが可能であるが、その作用方向に関しては、異なって配置される。例えば、中央のエラストマ体45の作用方向は、外側の二つのエラストマ体46、47の作用方向に対して垂直である。電気駆動型のポリマより成るエラストマ体の代わりに、ここでは、電気アクチュエータを配置することも可能である。幾つかの電気駆動型のエラストマ体、または、電気アクチュエータを、このように配置することにより、異なる方向の相対移動を、保持装置6によって緩和することが可能である。
図8〜図12に基づいて、接続装置13、または、保持装置6のさらに他の実施形態を、より詳細に説明する。ここでは、図8および図9は第一の設計を示し、図10および図11は第二の設計を示している。図12は断面図を示し、この図は、基本的に、図8〜図11までの設計に当てはまる。
図8〜図12では、接続装置13は、屈曲可能な、弾性メタルシート部48を有している。ここで示す実施形態では、保持装置6全体が、この屈曲可能な、弾性メタルシート部48で構成されている。前記メタルシート部48は、少なくとも一つの閉じた空間49を有し、この中に、図12に示す、自由に流れる粒子50が配置されている。この場合、粒子50が詰められた容積は、各空間49の全容積よりも小さいことが分かる。この結果、粒子50は空間49内を移動することが可能である。図12に示す特別な実施形態では、空間49内に幾つかの室51が形成され、この室51は、空間49内での粒子50の移動を、個々の室51に制限する一方、他方で、メタルシート部48を横方向に堅くする。例えば、室51は、蜂の巣状に形成することが可能である。
例えば、各シートメタル部48が、少なくとも各空間49の領域内で、図12に示す二重のシートメタル構造52として形成されるように、空間49を、シートメタル部48内に実現することが可能である。各二重のシートメタル構造52内に、二つの別々のシートメタル53,54が配置され、このシートメタル53,54は、それぞれ、窪み55,56を備え、組み立てた状態で、鏡対称的に補完し合って、各空間49を構成している。シートメタル部48は、ここで示す例では、互いに離間した端部に、接続点11、12を有している。
1 燃焼機関
2 排気システム
3 排気マニホールド
4 排気パイプ
5 排気ガス処理装置
6 保持装置
7 周辺構造物
8 トランスミッション・ハウジング
9 エンジン・ブロック
10 構成部品
11 第一の接続点
12 第二の接続点
13 接続装置
14 作用方向
15 振動方向
16 熱膨張の作用方向
17 ダンパ
18、40 ピストン−シリンダ・ユニット
19、41 シリンダ
20、42 ピストン
21、43 ピストン棒
22、23 空間
24 スロットル点
25、45、46、47 エラストマ体
26、34 電気制御回路
27、37 制御部
28、35 振動センサ
29、36 信号線
30、38 制御線
31 板
32 接続部
33 電気アクチュエータ
39 膨張材
44 作動室
48 弾性メタルシート部
49 閉じた空間
50 粒子
51 室
52 二重のシートメタル構造
53、54 シートメタル
55、56 窪み部

Claims (11)

  1. 排気システム(2)の構成部品(10)を周辺構造物(7)に保持するための保持装置あって、
    前記保持装置(6)を、前記排気システム(2)の前記構成部品(10)に固定するための第一の接続点(11)と、
    前記保持装置(6)を、前記構造物(7)に固定するための第二の接続点(12)と、
    二つの前記接続点(11、12)間に配置され、二つの前記接続点(11、12)間を可逆的に相対移動可能な接続装置(13)とを備え、
    前記接続装置(13)は、少なくとも一つの作用方向(14)において、速度に依存し、および/または、周波数に依存する剛性を有するとともに、前記接続装置(13)は、ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動の場合には、速い、または、高周波数の相対移動の場合よりも小さな剛性を有し
    前記接続装置(13)は、直列に作用する少なくとも二つの接続部を有し、前記接続部の一方は、ゆっくりとした、または、低周波数の相対移動に対して実質的に対抗作用しないとともに、前記接続部の他方は、速い、または、高周波数の相対移動に対して対抗作用することを特徴とする保持装置。
  2. 前記接続装置(13)は、少なくとも一つの水圧もしくは空圧のダンパ(17)を有しているか、または、少なくとも二つの前記ダンパ(17)によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記接続装置(13)は、電気駆動型のポリマより成る、少なくとも一つのエラストマ体(25)を有し、前記エラストマ体の弾性は電圧の印加により変化し、前記エラストマ体は電気制御回路(26)に接続され、前記電気制御回路(26)は、振動周波数の関数として、前記エラストマ体(25)の弾性を変化させるための制御部(27)を有し、
    前記制御部(27)は、前記エラストマ体(25)の弾性を、少なくとも2段階で変化させるか、もしくは、前記弾性を無段式で、前記振動周波数に適用することを可能にするように、構成されるか、および/または、プログラムされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保持装置。
  4. 前記制御部(27)は、前記エラストマ体(25)の弾性を、前記振動周波数で変化させるように構成されるか、および/または、プログラムされており、
    前記構成部品(10)における振動振幅が減少するように、前記弾性振動は前記構成部品の振動に対して位相シフトするように、前記制御部(27)は構成されるか、および/または、プログラムされていることを特徴とする請求項3に記載の保持装置。
  5. 前記接続装置(13)は、二つの前記接続点(11、12)の間で、移動を伝達するための、少なくとも一つの膨張材(39)を有し、
    前記膨張材(39)は、力の伝達が遅い場合に低粘性になり力の伝達が速い場合に高粘性になる液体、または、力の伝達が遅い場合に高弾性になり力の伝達が速い場合に低弾性になる固体であることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  6. 前記接続装置(13)は、ピストン−シリンダ・ユニット(40)を有し、前記ピストン−シリンダ・ユニット(40)のシリンダ(41)は一方の接続点(11)にしっかりと接続され、前記ピストン−シリンダ・ユニット(40)のピストン(42)は他方の接続点(12)にしっかりと接続され、
    前記シリンダ(41)の作動室(44)内に前記膨張材(39)が配置され、前記作動室(44)内において、前記ピストン(42)が調整可能であることを特徴とする請求項5に記載の保持装置。
  7. 前記膨張材(39)はエラストマ体に形成され、前記エラストマ体内に少なくとも一つのばね部が配置され、前記エラストマ体の作用方向と前記ばね部の作用方向とが並行であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の保持装置。
  8. 前記接続装置(13)は、少なくとも一つの、屈曲可能な弾性シートメタル部(48)を有するか、または、前記シートメタル部(48)により構成され、
    前記シートメタル部(48)は、少なくとも一つの閉じられた空間(49)を有し、前記空間内には、自由に流れる粒子(50)が配置され、
    前記粒子によって満たされている容積は、前記空間(49)の全容積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  9. 前記メタルシート部(48)は、少なくとも前記各空間(49)の領域内において、二重のシートメタル構造(52)として構成され、
    前記二重のシートメタル構造(52)の個々のシート(53、54)は、夫々、互いに、鏡対称的に補完し合って、前記各空間(49)を構成していることを特徴とする請求項8に記載の保持装置。
  10. 前記接続装置(13)の作用方向(14)は、熱膨張方向(16)に並行になっており、前記熱膨張方向(16)において、前記各構成部品(10)は、熱膨張により、前記構造物(7)に対して相対的に移動することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の保持装置。
  11. 燃焼機関(1)の排気システムであって、前記排気システム(2)の構成部品(10)は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の、少なくとも一つの保持装置(6)により、前記排気システム(2)の周辺構造物(7)に保持されていることを特徴とする排気システム。
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