JP5705495B2 - プラズマの処理方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマの処理方法及びプラズマ処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置を製造する際に用いるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
近年の半導体集積回路の高集積化及び高速化に伴い、ゲート電極の更なる微細化が要求されている。国際半導体ロードマップ2008によると、2011年40nmノードの高速ロジックデバイスのゲート寸法は22nmに達し、加工寸法精度1.33nm(3σ)以下が要求されている。これを受け、45nmノード以降の世代では、ゲートリーク電流を抑制するため、従来のSiON/Poly Siゲート電極からHigk−k/メタルゲート電極への置換が進んでいる。しかし、わずかなゲート電極の寸法変動がソース/ドレイン電流やスタンバイ時のリーク電流値を大きく変動させるため、ゲート電極の寸法(CD:Critical Dimension)精度や加工形状の安定化は、歩留まり向上のための重要な要件である。
加工形状に影響を与える要因としては、エッチングした反応生成物が処理室表面に堆積する場合である。この場合、同じ条件でプラズマを生成しても、処理室表面でラジカルの消費量やラジカルの再結合確率が変わることになる。プラズマ中のラジカル密度は変化し、加工形状も変化することになる。
歩留まり向上のためには、パターン欠陥の発生も抑制する必要がある。エッチング処理装置起因でパターン欠陥を生じる原因の一つとして、処理室表面の堆積物がある。成長した堆積物は、ある時に剥離してウエハ上に落下する。落下した堆積物はマスクとしてウエハ下層のエッチングを阻害するため、パターン欠陥を生じ製品の歩留まり低下を招く。このようなエッチングを阻害する物質は異物と呼ばれる。
従って、パターン欠陥の低減と加工形状の安定化を両立して歩留まりを向上させるためには、処理室表面の適切なドライクリーニングが必要となる。
従来、処理室表面の金属系堆積物を除去するために、以下のようなドライクリーニングが行われてきた。特許文献1には、処理室内のTi堆積物を酸素とメタノールとの混合ガスに塩素を加えてクリーニングする方法が示されている。また、特許文献2には、酸素と四フッ化炭素の混合ガスを用いて炭素系の物質を除去する工程と、BClとClの混合ガスを用いて金属膜を除去する工程を実施して、処理室内のクリーニングを行うことが示されている。特許文献3には、BClとClの混合ガスを用いてアルミ成分のクリーニング処理を行った後に、フロロカーボン膜を付着させて異物の低減を図る方法が示されている。
特開平11−140675号公報 特願2005−52434号公報 特開2001−176843号公報
しかし、特許文献1に示される装置では、積極的にOHラジカルを多量に発生させる。OHラジカルは強力な酸化能力を持ち、金属を含有するチャンバ部材の腐食を進行させる原因となる。特許文献2と3に示される装置では、処理室内に堆積する反応生成物の除去は可能だが、処理室内にボロン酸化物が残る。ボロン酸化物とそれに伴う金属膜の残存やチャンバ部材の僅かな腐食が、微細化にともない加工形状の変化やパターン欠陥を生じる原因となるようになった。
ボロン酸化物の生成について検討した結果、2分子間の結合エネルギーとMelting Point(M.P.)とを用いることにより定性的に以下のように説明することができることが分かった。なお、表1に2原子分子間の結合エネルギーを、表2にTi化合物の大気圧下のMelting Point(M.P.)を示す。
Figure 0005705495
Figure 0005705495
表2に示すように、TiOの融点は1870℃、TiFは1200℃、TiFは284℃と高い。一方で、TiClの融点は−25℃と低いため、TiClは容易に揮発する。この事から、処理室表面のTiを除去するためには、Tiの塩化反応の利用が有効であることが分かる。また、表1に示すように、Ti−O、Ti−FよりもB−O、B−Fの結合エネルギーが高いため、例えば、Tiに結合したOはBCl中のBと結合し、残ったTiはBCl中のClと結合する、即ちBClはTiの還元と塩化反応を同時に生じさせ、TiClを生成するのに適したガスであることが分かる。しかし、B−Oの結合を利用するため、この過程でボロン酸化物が生成される。また、チャンバ部材に酸素含有のパーツを用いる場合には、その酸素と結合してボロン酸化物が生成されることもある。表2に示すように Bは480℃の高融点物質であるため、一度生成するとBのクリーニングは難しい。さらにBClガスラインを設置しない量産工場で、新たにBClガスラインを設けるためには、設備投資にコストがかかる。
そこで、Ti反応生成物を汎用性のあるガス系で除去可能且つボロン酸化物を残さずに異物を低減可能であるクリーニングが求められていた。
本発明はこれらの問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ボロン酸化物等の異物を生じさせることなくプラズマ処理装置の処理室表面におけるTi系堆積物の除去が可能なプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するための一実施形態として、処理室が設けられた真空処理容器と、前記真空処理容器内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給する手段とを備えたプラズマ処理装置を用いてTi材料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、Ti材料を含む試料のプラズマ処理後に、前記処理室表面に堆積するTi反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電の工程と、その後、前記処理室表面に堆積する前記カーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電の工程とを含むことを特徴とするプラズマ処理方法とする。
また、真空処理容器と、前記真空処理容器内に配置された処理室と、前記真空処理容器内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御する制御装置とを備えたプラズマ処理装置において、前記制御装置は、Ti材料を含む試料のプラズマ処理後に、前記処理室表面に堆積するTi反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電と、その後、前記処理室表面に堆積する前記カーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電とを行なうように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御するものであることを特徴とするプラズマ処理装置とする。
本発明によれば、カーボン系堆積放電とその後塩素系放電とを行なうことにより、ボロン酸化物等の異物を生じさせることなくプラズマ処理装置の処理室表面におけるTi系堆積物の除去が可能なプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係るプラズマ処理方法の手順を示すフローチャートである。 図1に示したフローチャートの塩素系放電(工程S3)におけるTiCl発光強度(波長419nm)とCl放電時間の関係を示すグラフである。 図1に示したフローチャートの塩素系放電(工程S3)におけるCCl発光強度とCl放電時間の関係を示すグラフである。 処理室表面に堆積するTi反応生成物がTiClxであると仮定した場合において、処理室表面のTiがTiClに変化する反応メカニズムの模式図であり、(a)は製品エッチング(工程S1)後の状態を、(b)はCl放電(工程S3)中の状態を示す。 処理室表面に堆積するTi反応生成物がTiClxであると仮定した場合において、処理室表面のTiがTiClに変化する反応メカニズムの模式図であり、(a)は製品エッチング(工程S1)後の状態を、(b)はCHF放電(工程S2)後の状態を、(c)はCl放電(工程S3)中前半の状態を、(d)はCl放電(工程S3)中後半の状態を示す。 図1に示したフローチャートの塩素系放電(工程S3)におけるTiCl発光強度とCl放電時間の関係を示す他のグラフである。 本発明の第2の実施例(サイクルクリーニング)に係るプラズマ処理方法の手順を示すフローチャートである。 図6に示したフローチャートの塩素系放電(工程S3)におけるTiCl発光強度とCl放電時間の関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施例(酸素系放電)に係るプラズマ処理方法の手順を示すフローチャートである。 図6に示した工程S4におけるサイクルクリーニング終了判定の設定画面の例を示す図である。 本発明の第1の実施例で用いたプラズマ処理装置(エッチング装置)の概略構成図である。
以下、実施例により説明する。
本発明の第1の実施例について、図1〜図5、図10を用いて説明する。図10は本実施例で用いたプラズマ処理装置の概略構成図である。
先ず、本実施例で用いたプラズマ処理装置について説明する。図10に示したプラズマ処理装置(エッチング装置)は、処理容器内にウエハ1010を載置する電極1011と、ガス供給装置1032と、天板1040とシャワープレート1041と、電磁石1042と、プラズマを発生させる高周波導波管1050と、RFバイアス電源1061と整合器1062と、処理室の真空排気バルブ1071と、発光分光器1080と、発光分光器1080から得られる発光スペクトルやデータを蓄積する装置(例えばSUB PC1081)と、エッチング装置を制御するMAIN PC1082を有している。MAIN PC1082は、SUB PC1081とデータの送受信が可能である。
次に、Ti反応生成物の除去(クリーニング)に関する検討内容を含め、本実施例に係るプラズマ処理方法について説明する。図1は本実施例に係るプラズマ処理方法の手順を示すフローチャートである。まず、工程S1においてTi材料を含む製品エッチングを行なうと、図10に示す処理室表面1020等にTi反応生成物1021が堆積する。この堆積物は、BCl放電以外のガス放電でクリーニング可能かを調べた。表1に示す2原子分子の結合エネルギーからTi−O、Ti−N、Ti−Fのそれぞれに対してよりも、C−O、C−N、H−Fの結合エネルギーが高いことが判る。すなわち、Ti反応生成物1021からO、N、Fを引き抜ける可能性がある。このような引抜きが可能なカーボン系堆積性ガスを検討した結果、その一つとしてCHFガスが候補として挙げられた。なお、Ti反応生成物を構成する元素としては、Si系反応生成物の除去で使用されるガスに含まれるF(フッ素)、被加工物(半導体ウエハ等)に形成された薄膜に含まれるN(窒素)、プラズマ処理装置を構成する材料に含まれるO(酸素)が主であり、Ti反応生成物からこれらを取り除くことにより、主にTiが残ると考えられた。Tiは塩素を含むガスにより除去できるはずである。従って、Ti反応生成物を除去する工程として、これらカーボン系堆積膜を付着させてTi反応生成物からO、N、Fを引抜くカーボン系堆積放電の工程S2に加えて、その直後にTiを塩化させる塩素系放電の工程S3を導入することでTiの反応生成物をクリーニングできると考えた。なお、カーボン系堆積放電(工程S2)、塩素系放電(工程S3)はエッチングされた製品(被加工物)をプラズマ処理装置から取り出した後に実施する。カーボン系堆積放電(工程S2)、塩素系放電(工程S3)を行なう際、被加工物を載せる試料台の上にダミー試料(Siウエハ等)を載せることもできる。
図3は製品エッチング(工程S1)後に処理室表面に堆積するTi反応生成物がO、N、Fを含まず、TiClxであると仮定した場合において、TiがTiClに変化する反応メカニズムの模式図であり、(a)は製品エッチング(工程S1)後の状態を、(b)はCl放電中の状態を示す。なお、TiClx中のClはTi加工時のエッチングガス中に含まれるものであり、符号301はClを、符号302はTiを、符号303はClラジカルを示す。図4は製品エッチング(工程S1)後に処理室表面に堆積するTi反応生成物がO、N、Fを含むと仮定した場合において、TiがTiClに変化する反応メカニズムの模式図であり、(a)は製品エッチング後の状態を、(b)はCHF放電後の状態を、(c)はCl放電中(前半)の状態を、(d)はCl放電中(後半)の状態を示す。なお、符号401はFを、符号402はNを、符号403はOを、符号404はHを、符号405はCを示す。
そこで、Ti材料を含む製品エッチング(工程S1)後に、任意時間のCHF放電(工程S2)と90秒のCl放電を実施した(工程S3)。CHF放電の条件は圧力0.4Pa、パワー500Wで、Cl放電の条件は圧力0.4Pa、パワー800Wである。CHF放電時間は、0秒(放電なし)、5秒、10秒と20秒とした。処理室表面のTi反応生成物の塩化反応が進むとき、Cl放電中のプラズマ発光にTiClの発光が出現する。図2Aはクリーニング(工程S3)時のTiCl発光強度(波長419nm)とCl放電時間の関係を示すグラフである。CHF放電を実施しない(0秒)とき(工程S2を行なっていない場合に相当)は、ケミカルクリーニングの進行度合いを示すTiCl発光強度の増加を確認できない。これは、図3(a)(b)に示すTiClに変化する反応メカニズムが生じていないことに対応する。すなわち、Ti反応生成物は、カーボン系堆積放電(工程S2)を実施しなくても除去できるTiClxではなく、図4(a)に示すようにTiは製品エッチング中にO(酸素)403やN(窒素)402やF(フッ素)401の何れかと結合した可能性が高い。
一方CHF放電あり(5秒以上)の条件では、TiCl発光強度が一旦増加した後に減少した。すなわち、図4(b)に示すようにCHF放電で付着するCF、CH膜のC(炭素)405やH(水素)404によるTi反応生成物からのO(酸素)403やF(フッ素)401やN(窒素)402の引き抜きが生じ、図4(c)と(d)に示すようにCl放電中にCはCClに変化して揮発、TiはTiClに変化して揮発したものと考えられる。このように、処理室表面に堆積するTi反応生成物をCHF放電の前処理に加えて直後にCl放電を実施することで、効率良くクリーニング(除去)できることが確認できた。CHF放電の前処理で堆積するC系堆積物は、Cl放電によりCClガスとしてクリーニングされる。従って、BCl放電のようにボロン酸化物の不揮発性物質が残らない。
また、CHF放電時間が長いほど、TiCl発光強度の増加開始時間が長くなった。図2BにCl放電中のCCl発光強度の時間変化を示した。CHF放電時間が長いほど、Cl放電中にCClの発光強度が大きく、減衰時間も長くなることが判る。以上より、CHF放電時間が長いほど図4(b)に示すTi層を覆うC系膜の堆積が厚くなり、Cl放電中にClがTi(チタン)302に到達するまでの時間が長くなる。図2AにおけるCHF放電5秒と10秒後のTiCl発光強度の比較から、5秒時のTiCl発光強度は十分得られている。つまり、処理室に表面一層分のカーボンを堆積させれば、Ti化合物を十分還元できると考えられる。
そこで、CHF放電のプラズマ着火を0.1秒毎に取得した発光にて検出し、着火と同時にCHF放電を終了する実験を試みた。図5は塩素系放電(工程S3)におけるTiCl発光強度とCl放電時間の関係を示すグラフであり、CHF放電の着火直後放電停止した場合のCl放電中のTiCl発光強度変化を示す。なお、CHF放電0秒と5秒の場合についても比較のために合わせて示す。CHF放電の着火直後放電停止した場合は、CHF放電5秒時と比較して発光強度の立ち上がり時間が早く、発光強度も十分大きいことが判る。従って、極短時間で表面一層分のカーボン堆積膜を供給できるため、放電の着火検出直後に放電停止させて運用することができる。カーボン系堆積放電の工程S2の時間短縮のみならず塩素放電の工程S3におけるカーボン堆積膜の除去の時間短縮となる。これはスループット向上の観点から有効である。
そこで、電子又は正孔をキャリアとするMOS( Metal Oxide Semiconductor )トランジスタを含む半導体装置のゲート加工を、図1に示した手順に従って行なった。工程S1において、プラズマ処理装置の処理室にTiN膜が形成されたSiウエハを搬入し、Siウエハ上に形成されたTiN膜のパターンエッチングを行なった。エッチングされたSiウエハを取り出した後、1秒間のCHF放電(工程S2)と、90秒のCl放電を実施した(工程S3)。その結果、この処理を1000回繰返した後でもTiN膜の加工精度の劣化や、異物によるパターン不良は見られず、半導体装置を安定して量産することができる見通しが得られた。なお、上記工程S1〜S3は、MAIN PC1082により、制御され、実行される。
本実施例ではCHF放電の着火直後の放電停止に発光検知を用いたが、圧力の上昇やソースパワーの反射電力の低下で検知することができる。また、カーボン系堆積放電の工程S2と塩素系放電の工程S3の間の放電継続有無は問わないが、放電継続でさらにスループットの向上を期待できる。
また、カーボン系堆積放電の工程S2で今回はCHFガスを例に用いたが、同様の効果を得ることのできるガスとしてCHやCHF、C、C、CH がある。特に、CHはOとNとの結合エネルギーが大きいCと、Fとの結合エネルギーが大きいHとの化合物であり好適である。これらは単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。同様に、塩素系放電の工程S3で今回はClガスを用いたが、HClを用いることもできる。これらは単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。
なお、処理室下部に堆積するTi系反応生成物1022の除去は、プラズマの発生領域でないため上記工程S2および工程S3の処理では困難である。処理室下部のTi系反応生成物1022はやがて舞い上がって処理室上部に戻り、異物の原因と成り得る。これを回避するためには、処理室サイドや電極サイドからガスを供給し、処理室下部の堆積物を吹き飛ばすことのできるブロー管1070を設置するのが望ましい。カーボン系堆積放電の工程S2と塩素系放電の工程S3中に、ブロー管1070から500sccm以上の流速でガスを供給することで、Ti系反応生成物1021の飛散が可能である。このTi系反応生成物のうち一部は排気され、一部は処理室上部に飛散する。カーボン系堆積放電の工程S2ではプラズマ中で処理室上部に飛散したTiは還元され、Cl放電の工程ではTiが塩化されて除去される。ブロー管1070からの放出ガス種は、カーボン系堆積放電の工程S2と同種、塩素放電の工程S3と同種である他に、不活性ガスであるArやHeを代用することができる。
以上述べたように、製品エッチング後に、カーボン系堆積放電と塩素系放電とを行なうことにより、ボロン酸化物等の異物を生じさせることなくプラズマ処理装置の処理室表面におけるTi系堆積物の除去が可能なプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置を提供することができた。また、ブロー管を備えることにより、プラズマの発生領域以外に堆積したTi反応生成物を効率よく除去することができる。
本発明の第2の実施例について、図6、図7、図9を用いて説明する。なお、実施例1に記載され、本実施例に未記載の事項は特段の事情がない限り本実施例にも適用することができる。
実施例1において、カーボン系堆積放電の工程S2直後に塩素系放電の工程S3を実施することで、処理室表面に堆積するTiをクリーニングできることを示した。しかし、製品エッチング(工程S1)において、処理室表面にTi反応生成物が厚く堆積する場合や、既に製品エッチングを複数回繰返したためにTi反応生成物が厚く堆積してしまっている場合には、一度のカーボン系堆積放電の工程S2と塩素系放電の工程S3だけではTi反応生成物の堆積物を十分にクリーニングできない。これは、カーボン系堆積放電の工程S2で処理室表面に堆積するカーボン系膜が、Ti堆積膜の深さ方向に十分に進入できないためである。従って、このような場合にはカーボン系堆積放電の工程S2と塩素系放電の工程S3のサイクルを数回繰返すことでTi反応生成物の堆積物を段階的に除去することができる。このようにカーボン系堆積放電の工程S2と塩素系放電の工程S3を一つにまとめて、サイクルクリーニングと呼ぶことにする。
サイクルクリーニングを用いた場合のTi除去の判定は、クリーニングを行なう度に、Cl放電中のTiClの発光を検知し、発光強度が基準値を超えるか否かで行なうことができる。図6は本実施例に係るプラズマ処理方法の手順を示すフローチャートである。すなわち、図6に示すように、塩素系放電(工程S3)の後に、処理室内のTiの残量が基準以下かを判定する工程S4を加え、Ti残量が基準値以下となった場合にサイクルクリーニングを終了する。処理室内のTiの残量判定には、TiClの発光を用いるのが適当である。
図7は、図6に示したフローチャートの塩素系放電(工程S3)におけるTiCl発光強度とCl放電時間の関係を示すグラフである。図7において、製品エッチング後に、CHF放電5秒間とCl放電を3回繰返した場合のCl放電中のTiCl発光強度変化を示した。1回目、2回目のサイクルでは、TiCl発光強度の増加を示し、3回目では増加しなかった。従って、3回目のCl放電では除去できるTiが処理室内に残っていない。例えば、図6に示すサイクルクリーニングの終了判定方法の一つとしては、Cl放電中の最大発光強度が130以下であればサイクルクリーニングを終了すれば良い。
図9は量産運用時のサイクルクリーニング終了判定の設定画面の例を示す図である。画面には塩素系放電の工程中の発光強度の時間変化の履歴を表示する表示部901とサイクル放電の停止を決定する基準値の入力部902がある。基準値の設定後、塩素系放電の工程S3毎に発光強度変化からサイクルクリーニングを継続するか否かを自動で判定する。図9に示した量産運用時のサイクルクリーニング終了判定の設定画面は、MAIN PCにて表示される。
そこで、MOSトランジスタを含む半導体装置のゲート加工を、図6に示した手順に従って行なった。工程S1において、プラズマ処理装置の処理室にTiN膜が形成されたSiウエハを搬入し、Siウエハ上に形成されたTiN膜のパターンエッチングを行なった。エッチングされたSiウエハを取り出した後、1秒間のCHF放電(工程S2)と、90秒のCl放電(工程S3)のサイクルクリーニングを実施した。その結果、この処理を1000回繰返した後でもTiN膜の加工精度の劣化や、異物によるパターン不良は見られず、半導体装置を安定して量産することができる見通しが得られた。なお、上記工程S1〜S4は、MAIN PC1082により、制御され、実行される。
以上では、TiCl発光強度を用いたが、TiClが更に解離したTiの発光強度変化を同様に使うことができる。
また、サイクルクリーニングのCl放電の時間を固定しても良いが、サイクルクリーニングのTiCl発光強度の極大点(1回目40秒付近)をCl放電中にリアルタイムに判定し、極大点を迎えた時間+極大点を迎えた時間にある割合(例えば50%)を掛けた時間をCl放電の終点としても良い。これは、TiCl発光強度が観測されなくなるまでCl放電を続けて僅かなTiを除去するよりも、Cl2放電を中断し、容易に除去可能な還元されたTiが存在するようにサイクルクリーニングの周期を早めた方がTi除去の短時間化に有効な場合があるためである。
以上述べたように、製品エッチング後に、カーボン系堆積放電と塩素系放電とを行なうことにより、ボロン酸化物等の異物を生じさせることなくプラズマ処理装置の処理室表面におけるTi系堆積物の除去が可能なプラズマ処理方法及び視プラズマ処理装置を提供することができた。また、サイクルクリーニングを行なうことにより、Ti反応生成物の堆積物を確実に除去することができる。また、サイクル放電の停止を決定する基準値を設定することにより、Ti除去の判定を自動で行なうことができる。
本発明の第3の実施例について、図8を用いて説明する。なお、実施例1又は実施例2に記載され、本実施例に未記載の事項は特段の事情がない限り本実施例にも適用することができる。
図8は本実施例に係るプラズマ処理方法の手順を示すフローチャートである。本実施例においては、実施例1で説明した図1に示した製品エッチング(工程S1)とカーボン系堆積放電(工程S2)との間に、酸素放電の工程S2’を追加している。酸素放電の効果を以下に説明する。
表1から、Ti−N、Ti−Cl、Ti−F、Ti−Oの結合エネルギーの比較から、Ti−Oの結合エネルギーが一番高い。すなわち、Tiは酸化物に成り易い傾向がある。また、C−F、C−N、C−Oの結合エネルギーからC−Oの結合エネルギーが最も高い。Ti−OとC−Oでは、C−Oの結合エネルギーが高い。すなわち、Tiを含む製品をエッチングし処理室表面に堆積する組成の判らない反応生成物を酸素放電の工程S2’により一端Ti酸化物を生成し、カーボン系堆積放電の工程S2によりTi−Oを還元し、無垢のTiを塩素系放電の工程S3によりTiClとして揮発させることができる。酸素放電の工程S2’で用いるガスとしてはOガスがある。
そこで、MOSトランジスタを含む半導体装置のゲート加工を、図8に示した手順に従って行なった。工程S1において、プラズマ処理装置の処理室にTiN膜が形成されたSiウエハを搬入し、Siウエハ上に形成されたTiN膜のパターンエッチングを行なった。エッチングされたSiウエハを取り出した後、1秒のO放電(工程S2’)と、1秒間のCHF放電(工程S2)と、90秒のCl放電(工程S3)を実施した。その結果、この処理を1000回繰返した後でもTiN膜の加工精度の劣化や、異物によるパターン不良は見られず、半導体装置を安定して量産することができる見通しが得られた。なお、上記工程S1〜S3は、MAIN PC1082により、制御され、実行される。
以上述べたように、製品エッチング後に、カーボン系堆積放電と塩素系放電とを行なうことにより、ボロン酸化物等の異物を生じさせることなくプラズマ処理装置の処理室表面におけるTi系堆積物の除去が可能なプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置を提供することができた。また、酸素系放電を加えることにより、Ti反応生成物に含まれる元素を主にOとすることができ、カーボン系堆積放電ではTi−Oを還元することになるためクリーニングの再現性を向上できる。
本発明の図1、図6、図8に示したフローでは、塩素系放電の工程S3の後に製品エッチングの工程S1を続ける。しかし、製品エッチング1枚当たりで処理室表面に堆積するTiが僅かである場合には、カーボン系堆積放電の工程S2と塩素系放電の工程S3を毎回実施する必要はない。例えば1ロットに1回、2ロットに1回の運用でも効果がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
以上、本願発明を詳細に説明したが、以下に主な発明の形態を列挙する。
(1) 処理室が設けられた真空処理容器と、前記真空処理容器内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給する手段とを備えたプラズマ処理装置を用いてTi材料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、
Ti材料を含む試料のプラズマ処理後に、
前記処理室表面に堆積するTi反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電の工程と、
その後、前記処理室表面に堆積する前記カーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電の工程とを含むことを特徴とするプラズマ処理方法。
(2) 上記(1)記載のプラズマ処理方法において、
前記カーボン系堆積放電の工程の直前に、前記処理室表面に堆積するTi反応生成物に対してTi酸化物に変化させる酸化放電の工程を導入することを特徴とするプラズマの処理方法。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のプラズマ処理方法において、
前記カーボン系膜を堆積させる工程で用いるガスは、CHF、CH、C、C、CHF、CHFガスのうちの少なくとも一つであり、
前記カーボン系膜とTiを除去する工程で用いるガスは、Cl、HClガスの少なくとも一つであることを特徴とするプラズマの処理方法。
(4) 上記(2)に記載のプラズマ処理方法において、
前記酸素系放電の工程で用いるガスは、Oガスであることを特徴とするプラズマ処理方法。
(5) 上記(1)又は(2)記載のプラズマ処理方法において、
カーボン系堆積放電の工程は、発光又はソースパワーの反射電力変化又は圧力変化を用いてプラズマの着火を検出する検出工程と、前記検出工程における検出情報を用いてプラズマ着火直後に放電を終了させる工程とを含むことを特徴とするプラズマ処理方法。
(6) 上記(1)乃至(5)のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
前記カーボン系堆積放電の工程と、前記塩素系放電の工程とを繰返すことを特徴とするプラズマ処理方法。
(7) 上記(6)記載のプラズマ処理方法において、
前記処理室内のTi残量を確認する工程を有し、
前記処理室表面のTiの残り量を推定できる塩素系放電の工程中のTiCl又はTiの最大発光強度が基準値以下である場合に、前記カーボン系堆積放電の工程と前記塩素系放電の工程の繰返しを止めることを特徴とするプラズマ処理方法。
(8) 上記(1)乃至(6)のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
前記カーボン系堆積放電の工程と塩素系放電の工程の間の放電を継続することを特徴とするプラズマ処理方法。
(9) 上記(2)又は(4)に記載のプラズマ処理方法において、
前記酸素放電の工程と前記カーボン系堆積放電の工程の間の放電を継続することを特徴とするプラズマ処理方法。
(10) 上記(1)乃至(9)のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
前記カーボン系堆積放電の工程と前記塩素系放電の工程の最中に、前記処理室内にブローガスを放出し、プラズマ発生領域以外に堆積したTi系反応生成物を前記プラズマ発生領域に飛散させ、除去することを特徴とするプラズマ処理方法。
(11) 上記(1)乃至(10)のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
前記塩素系放電の工程は、前記カーボン系堆積放電の工程の直後に実施されることを特徴とするプラズマ処理方法。
(12) 真空処理容器と、前記真空処理容器内に配置された処理室と、前記真空処理容器内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給するエネルギー供給手段とを備えたプラズマ処理装置において、
前記処理室は、Ti材料を含む試料がプラズマ処理されるものであり、前記処理室内部においてプラズマ発生領域以外の領域に堆積したTi反応生成物を飛散させるためのガスを放出させるブロー管を更に有することを特徴とするプラズマ処理装置。
(13) 真空処理容器と、前記真空処理容器内に配置された処理室と、前記真空処理容器内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御する制御装置とを備えたプラズマ処理装置において、
前記制御装置は、Ti材料を含む試料がプラズマ処理された後、前記処理室表面に堆積するTi反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電と、その後、前記処理室表面に堆積する前記カーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電とを行なうように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御するものであることを特徴とするプラズマ処理装置。
(14) 上記(13)記載のプラズマ処理装置において、
前記制御装置は、TiCl発光強度と塩素系ガス放電時間の関係前記カーボン系堆積放電と前記塩素系放電とを複数回繰返すように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御するものであることを特徴とするプラズマ処理装置。
(15) 上記(14)記載のプラズマ処理装置において、
前記制御装置は表示画面を備え、
前記表示画面は、Ti或いはTiClの発光強度の時間変化の履歴と、前記カーボン系堆積放電と前記塩素系放電との繰返しの終了判定の設定画面を表示するものであることを特徴とするプラズマ処理装置。
(16) 上記(13)記載のプラズマ処理装置において、
前記制御装置は、Ti材料を含む試料がプラズマ処理された後であってカーボン系堆積放電の前に、酸素系放電を行うように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御するものであることを特徴とするプラズマ処理装置。
301:Cl、302:Ti、303:Clラジカル、401:F、402:N、403:O、404:H、405:C、901:塩素系放電の工程中の発光強度の時間変化の履歴を表示する表示部、902:サイクル放電の停止を決定する基準値の入力部、1010:ウエハ、1011:電極、1020:処理室表面、1021:Ti反応生成物、1032:ガス供給装置、1040:天板、1041:シャワープレート、1042:電磁石、1050:高周波波導波管、1061:RFバイアス電源、1062:RF整合器、1070:ブロー管、1071:真空排気バルブ、1080:発光分光器、1081:発光スペクトルを蓄積する装置(Sub PC)、1082:エッチング装置を制御するMAIN PC。

Claims (13)

  1. Ti含有材料を含む試料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、
    記試料のプラズマ処理後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電の工程と、
    前記カーボン系堆積放電の工程後、前記カーボン系堆積放電の工程により堆積させたカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電の工程とを有し、
    前記カーボン系堆積放電の工程は、プラズマの着火を検出する検出工程と、前記検出工程の検出情報を用いてプラズマ着火直後に放電を終了させる工程とを有することを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. Ti含有材料を含む試料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、
    前記試料のプラズマ処理後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電の工程と、
    前記カーボン系堆積放電の工程後、前記カーボン系堆積放電の工程により堆積させたカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電の工程とを有し、
    前記カーボン系堆積放電の工程と前記塩素系放電の工程とを繰返すことを特徴とするプラズマ処理方法。
  3. Ti含有材料を含む試料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、
    前記試料のプラズマ処理後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電の工程と、
    前記カーボン系堆積放電の工程後、前記カーボン系堆積放電の工程により堆積させたカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電の工程とを有し、
    前記カーボン系堆積放電の工程と前記塩素系放電の工程の間の放電を継続することを特徴とするプラズマ処理方法。
  4. Ti含有材料を含む試料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、
    前記試料のプラズマ処理後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電の工程と、
    前記カーボン系堆積放電の工程後、前記カーボン系堆積放電の工程により堆積させたカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電の工程とを有し、
    前記カーボン系堆積放電の工程の直前に、Ti反応生成物を酸化させる酸化放電の工程を行うことを特徴とするプラズマの処理方法。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記カーボン系堆積放電の工程で用いるガスは、CHF 、CH 、C 、C 、CH F、CH ガスのうちの少なくとも一つであり、
    前記塩素系放電の工程で用いるガスは、Cl 、HClガスの少なくとも一つであることを特徴とするプラズマの処理方法。
  6. 請求項4に記載のプラズマ処理方法において、
    前記酸素系放電の工程で用いるガスは、O ガスであることを特徴とするプラズマ処理方法。
  7. 請求項2に記載のプラズマ処理方法において、
    Ti残量を確認する工程を有し、
    記塩素系放電の工程中のTiCl又はTiの最大発光強度が基準値以下である場合、前記カーボン系堆積放電の工程と前記塩素系放電の工程の繰返しを止めることを特徴とするプラズマ処理方法。
  8. 請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記酸素放電の工程と前記カーボン系堆積放電の工程との間の放電を継続することを特徴とするプラズマ処理方法。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記塩素系放電の工程は、前記カーボン系堆積放電の工程の直後に実施されることを特徴とするプラズマ処理方法。
  10. Ti含有材料を含む試料がプラズマ処理される処理室と、前記処理室内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御する制御装置とを備えるプラズマ処理装置において、
    前記制御装置は、前記試料がプラズマ処理された後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電と、前記カーボン系堆積放電後、堆積したカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電とを行なうように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御し、
    前記処理室は、内部のプラズマ発生領域以外の領域に堆積したTi反応生成物を飛散させるためのガスを放出させるブロー管を具備することを特徴とするプラズマ処理装置
  11. Ti含有材料を含む試料がプラズマ処理される処理室と、前記処理室内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御する制御装置とを備えるプラズマ処理装置において、
    前記制御装置は、前記試料がプラズマ処理された後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電と、前記カーボン系堆積放電後、堆積したカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電とを行なうように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御するとともに前記カーボン系堆積放電と前記塩素系放電とを複数回繰返すように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御することを特徴とするプラズマ処理装置
  12. Ti含有材料を含む試料がプラズマ処理される処理室と、前記処理室内にガスを供給するガス供給装置と、前記ガスを解離してプラズマを生成するための電磁エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御する制御装置とを備えプラズマ処理装置において、
    前記制御装置は、前記試料がプラズマ処理された後、Ti反応生成物に対してカーボン系膜を堆積させるカーボン系堆積放電と、前記カーボン系堆積放電後、堆積したカーボン系膜とTiとを除去する塩素系放電とを行なうように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御するとともに前記試料がプラズマ処理された後であってカーボン系堆積放電の前に、酸素系放電を行うように前記ガス供給装置及び前記エネルギー供給手段を制御することを特徴とするプラズマ処理装置。
  13. 請求項11に記載のプラズマ処理装置において、
    前記制御装置は表示画面を備え、
    前記表示画面は、TiまたはTiClの発光強度の時間変化の履歴と、前記カーボン系堆積放電と前記塩素系放電との繰返しの終了判定の設定画面を表示するものであることを特徴とするプラズマ処理装置。
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