JP5705154B2 - 眼鏡 - Google Patents

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Description

本発明は眼鏡に関し、特にフロントフレームに対してレンズを着脱可能にできると共に、視野の広さの確保とフロントフレームのデザイン性の確保とを両立できる眼鏡に関するものである。
従来より、装用者の顔面に沿うようにフロントフレームを湾曲させた眼鏡フレームが知られている(特許文献1)。特許文献1に開示される眼鏡フレームは、フロントフレームの下縁に形成されたレンズ取付溝にレンズの上縁を嵌合させて、フロントフレームにレンズを着脱可能に取着するものである。
特開2002−250900号公報
しかしながら特許文献1に開示される技術では、平面視におけるフロントフレームの曲率はレンズの曲率と略等しいので、眼鏡フレームのデザイン性を考慮してフロントフレームの曲率を大きくする場合には、レンズの曲率も大きくしなければならなかった。レンズの曲率が大きくなると、視力矯正用の度付きレンズの場合、レンズの端で像の歪みが大きくなり視野が狭くなるという問題があった。一方、視野の広さを確保するためにレンズの曲率を小さくする場合には、そのレンズを支持するフロントフレームの曲率も小さくしなければならないので、眼鏡フレームのデザイン性が低下するという問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、フロントフレームに対してレンズを着脱可能にできると共に、視野の広さの確保とフロントフレームのデザイン性の確保とを両立できる眼鏡を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために、請求項1記載の眼鏡によれば、装用者の側頭部に装用される一対のテンプルに連なり平面視においてブリッジに向かう凸の円弧状に、弾性変形可能なフロントフレームが形成される。そのフロントフレームの智とブリッジとの間の下縁に横係止部が形成される。その横係止部と係脱可能に係合する横係合部が固定部の上縁に形成され、横係合部と横係止部との係脱により、フロントフレームの下縁に沿って智とブリッジとの間に固定部が着脱可能に固定される。その固定部のブリッジ側に位置するブリッジ側端部から側方に向かって、レンズの縁部を保持するリムが延設されるので、フロントフレームに対してレンズを着脱可能にできる効果がある。
また、リムは、装用者が装用した場合に、智側の端部が、固定部の智側に位置する智側端部より装用者から離れた位置に配置される。これにより、平面視におけるリムの曲率およびフロントフレームの曲がり具合をそれぞれ独立して設定できる。その結果、リムの曲率、即ちレンズの曲率をフロントフレームに対して小さく設定することにより視野の広さを確保することができると共に、フロントフレームを装用者の顔面(曲面)に沿わせることができるので、フロントフレームのデザイン性を確保できる。よって、フロントフレームに対してレンズを着脱可能にできると共に、視力矯正用の度付きレンズの視野の広さの確保とフロントフレームのデザイン性の確保とを両立できる効果がある。
フロントフレームが弾性変形することでフロントフレームに固定部が着脱されるので、フロントフレームに対して固定部の着脱を容易にできると共に、ブリッジ及び智の間に保持された固定部のフロントフレームに対する左右方向のガタつきを防止できる効果がある。
フロントフレームはブリッジから下方に向かって中央延設部が延設され、その中央延設部に中央係止部が形成される。また、フロントフレームは智から下方に向かって側部延設部が延設され、その側部延設部に側部係止部が形成される。一方、リムは中央延設部に相対する内側縁部に中央係合部が形成され、その中央係合部は中央係止部と係脱可能に係合される。固定部は、智側端部から下方に向かって固定部側延設部が延設され、その固定部側延設部に側部係合部が形成され、その側部係合部は側部係止部と係脱可能に係合する。
フロントフレームの中央延設部に形成された中央係止部に、リムの内側縁部に形成された中央係合部が係合し、フロントフレームの側部延設部に形成された側部係止部に、固定部の固定部側延設部に形成された側部係合部が係合することにより、フロントフレームに取着された固定部およびリムが、フロントフレームの前後方向に対して横係合部を中心にして揺動することが防止される。さらに、フロントフレームの平面視において、中央延設部から見た中央延設部に相対する内側縁部の方向と、側部延設部から見た固定部側延設部の方向とが互いに交差するので、固定部およびリムのフロントフレームに対するガタつきを防止できる効果がある。
請求項2記載の眼鏡によれば、請求項1の眼鏡において、中央係止部、横係止部および側部係止部は連続した溝状に形成されるので、フロントフレームの断面積を小さくすることができ、比較的小さな力でフロントフレームを弾性変形させることができる。一方、中央係合部、横係合部および側部係合部は、中央係止部、横係止部および側部係止部に嵌挿される突条状に突設されているので、固定部の剛性が低下することを抑制できる。これにより、フロントフレームを比較的小さな力で弾性変形させながら、中央係止部、横係止部および側部係止部と中央係合部、横係合部および側部係合部との係合または係合解除を行うことができる。また、フロントフレームの横係止部に横係合部を挿入させながら、側部延設部に形成された側部係止部の下端(開口端)に横係止部を挿入できるので、請求項1の効果に加え、フロントフレームに対する固定部の着脱を容易にできる効果がある。
請求項3記載の眼鏡によれば、請求項2記載の眼鏡において、固定部は、横係合部のブリッジ側端部および智側端部に左右方向を向いてそれぞれ突縁部が形成され、フロントフレームは、突縁部と係合する凹部がそれぞれ横係止部に連設される。凹部と突縁部とが係合することにより、請求項2の効果に加え、固定部のフロントフレームに対する上下方向のガタつきを防止できる効果がある。
請求項4記載の眼鏡によれば、リムは、凹陥部が、中央延設部の先端に相対する内側縁部に外周面の一部を凹ませて形成される。よって、請求項1から3のいずれかの効果に加え、中央延設部の先端を凹陥部に当接させ、中央延設部の先端を支点としてフロントフレームを弾性変形させることができる。
請求項5記載の眼鏡によれば、請求項1から4のいずれかに記載の眼鏡において、リムの上縁と固定部とが庇部によって連結され、その庇部とリムの側縁とが覆い部によって連結される。庇部および覆い部を設けることによって、装用者が装用した場合にリムの智側の端部と装用者の顔面とにできる隙間を小さくすることができる。これにより、請求項1から4のいずれかの効果に加え、空気中に飛散する花粉等がリムの内側に侵入することを抑制できると共に、リムの内側の保湿性を確保できる効果がある。
請求項6記載の眼鏡によれば、フロントフレーム及びテンプルは、平面視において一連の円弧状に形成されているので、請求項1から5のいずれかの効果に加え、フロントフレーム及びテンプルを一体化させてデザイン性を向上できる効果がある。
(a)は第1実施の形態における眼鏡の斜視図であり、(b)は眼鏡の側面図である。 (a)は眼鏡の平面図であり、(b)は眼鏡の正面図である。 (a)は眼鏡の底面図であり、(b)は眼鏡の背面図である。 フロントフレーム及びテンプルの底面図である。 (a)はフロントフレーム及びテンプルの側面図であり、(b)はフロントフレームの正面図であり、(c)は図5(a)の要部拡大図であり、(d)は図5(b)の要部拡大図である。 (a)は固定部およびリムの平面図であり、(b)は固定部およびリムの正面図であり、(c)は固定部およびリムの底面図であり、(d)は固定部およびリムの背面図である。 (a)は固定部およびリムのブリッジ側端部の斜視図であり、(b)は固定部およびリムの智側端部の斜視図であり、(c)は固定部およびリムをフロントフレームに取着する様子を示す斜視図である。 (a)は第2実施の形態における眼鏡の平面図であり、(b)は眼鏡の正面図である。 (a)は第3実施の形態における眼鏡の斜視図であり、(b)はリム及び固定部の斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図3を参照して、本発明の第1実施の形態における眼鏡1の概略構成を説明する。図1(a)は第1実施の形態における眼鏡1の斜視図であり、図1(b)は眼鏡1の側面図である。
図1(a)に示すように眼鏡1は、装用者の顔面に装用されるフロントフレーム10と、そのフロントフレーム10に着脱可能に装着されるリム22と、フロントフレーム10の両側に連なるテンプル30とを備えて構成されている。フロントフレーム10は、中央に位置するブリッジ11と、そのブリッジ11の両側に連設される受部12と、その受部12の端部(フロントフレーム10の端部)に位置する智13とを備えている。
リム22は、レンズLの縁部を保持するための部位であり、正面視して略楕円状に形成されている。リム22は、フロントフレーム10に対して智13側の端部が装用者から離れた位置にあり、フロントフレーム10とリム22との間に位置する庇部25及び覆い部26がリム22に連設されている。テンプル30は、装用者の側頭部に装用される部位であり、本実施の形態では、蝶番31によりフロントフレーム10に対し開閉可能に支持され、装用者の耳に掛けるための角度が付けられていないストレートテンプルとして構成されている(図1(b)参照)。
なお、本実施の形態では、フロントフレーム10は合成樹脂製で一体に形成されており、弾性変形可能に構成されている。また、リム22及びテンプル30も合成樹脂製であるが、これに限られるものではなく、フロントフレーム10、リム22及びテンプル30を、合成樹脂に炭素繊維やガラス繊維等の繊維が混合された複合材料製、アルミニウムやマグネシウム等の金属製、木製や竹製とすることは当然可能である。後述する固定部20も同様に、合成樹脂製や金属製等とすることが可能である。
図2(a)は眼鏡1の平面図である。図2(a)に示すように、フロントフレーム10は平面視して略円弧状に形成されており、装用者の顔面(曲面)に合うような複合した曲率を有している。また、フロントフレーム10及びテンプル30は、平面視において一連の円弧状に形成されているので、フロントフレーム10及びテンプル30を一体化させてデザイン性を向上できる。さらにテンプル30はストレートテンプルであるので、装用者の側頭部のホールド性を高くすることができ、眼鏡1をスポーツタイプのフレームにできる。
なお、フロントフレーム10は、背面に取着部32がネジ等によって固着されており、取着部32にクリングス33及びノーズパッド34が延設されている。これにより装用者の鼻をノーズパッド34で両脇から挟むようにできるので、眼鏡1を装用者の顔面に安定に固定できる。
図2(b)は眼鏡1の正面図である。図2(b)に示すように、受部12は、ブリッジ11の左右方向(図2(b)左右方向)両側に連設され正面視して上に凸の略円弧状に形成されている。またフロントフレーム10は、ブリッジ11から斜め下向きに延設される中央延設部14と、智13から斜め下向きに延設される側部延設部15とを備えている。中央延設部14及び側部延設部15は受部12と共にリム22を保持するための部位であり、下方に向かうにつれ、中央延設部14及び側部延設部15の間隔が漸次狭くなるように形成されている。
図3(a)は眼鏡1の底面図であり、図3(b)は眼鏡1の背面図である。図3(a)に示すように、受部12は、リム22に連設された庇部25の背面側に位置している。また、図3(b)に示すように、中央延設部14はリム22の背面側に位置している。
次に図4及び図5を参照して、フロントフレーム10の詳細構造について説明する。図4はフロントフレーム10及びテンプル30の底面図である。図4に示すように、フロントフレーム10の受部12の下縁には、長手方向に沿って横係止部12aが溝状に形成されている。横係止部12aはフロントフレーム10にリム22(図3参照)を支持するための部位である。また、側部延設部15には、断面コ字状の側部係止部15aが溝状に形成されており、側部係止部15aは側部延設部15の下端部に開口している。
以上のようにフロントフレーム10の受部12の下縁に溝状の横係止部12aが形成されているので、受部12の断面積を低下させることができ、受部12の剛性を小さくできる。その結果、比較的小さな力でフロントフレーム10(受部12)を弾性変形させることができる。
図5(a)はフロントフレーム10及びテンプル30の側面図であり、図5(b)はフロントフレーム10の正面図である。また、図5(c)は図5(a)の要部拡大図であり、図5(d)は図5(b)の要部拡大図である。図5(a)に示すように、中央延設部14には中央係止部14aが溝状に形成されており、中央係止部14aは受部12の下縁に形成された横係止部12aに連設されている。また、図5(c)に示すように、ブリッジ11は横係止部12aに連設された凹部12bを備え、凹部12bは横係止部12aの深さ方向に窪んだ凹状に形成されている。
図5(b)に示すように、側部延設部15に形成された側部係止部15aは、受部12の下縁に形成された横係止部12aに連設されている。また、図5(d)に示すように、智13は横係止部12aに連設された凹部12cを備え、凹部12cは横係止部12aの深さ方向に窪んだ凹状に形成されている。
次に図6及び図7を参照して、固定部20及びリム22の詳細構造について説明する。図6(a)は固定部20及びリム22の平面図であり、図6(b)は固定部20及びリム22の正面図であり、図6(c)は固定部20及びリム22の底面図であり、図6(d)は固定部20及びリム22の背面図である。また、図7(a)は固定部20及びリム22のブリッジ11側の端部の斜視図であり、図7(b)は固定部20及びリム22の智13側の端部の斜視図である。なお、左右のリム22は左右対称状に形成されているので、図6では右目用のリム22を図示し、左目用のリムの図示を省略する。
図6(b)に示すように、リム22は、レンズL周りを囲むフルリムタイプとして構成されており、楕円状(オーバル型)に連設された上縁22a、外側縁部22b、内側縁部22c及び下縁22dを備えている。リム22はフロントフレーム10(図4参照)に対し着脱可能に構成されており、フロントフレーム10にリム22が装着されたときにブリッジ11側に位置するブリッジ11側(図6(a)右側)の上縁22aの端部に、固定部20が連設されている。
固定部20は、フロントフレーム10の受部12(図4参照)の下縁に沿って着脱可能に固定される部位であり、図6(a)に示すように、リム22の上縁22aのブリッジ11側(図6(a)右側)に一端が一体形成されると共に、側方(図6(a)左側)斜め後ろに向かって延設され、平面視して上縁22aの一端(ブリッジ11側の端部)から側方に向かうにつれ、リム22(上縁22a)との距離が次第に大きくなるように形成されている。
以上のように固定部20が形成されているので、フロントフレーム10に固定部20を取着した眼鏡1を装用者が装用した場合、リム22の智13側(図6(a)左側)の端部は、固定部20の智13側の端部より装用者から離れた位置に配置される。これにより、平面視におけるリム22の曲率およびフロントフレーム10の曲がり具合をそれぞれ独立して設定できる。その結果、曲率の小さいレンズLを採用できるので、視野の広さを確保できる。また、リム22の曲率とは関係なくフロントフレーム10の曲がり具合を設定できるので、フロントフレーム10のデザイン性を確保できる。よって、視野の広さの確保とフロントフレーム10のデザイン性の確保とを両立できる。
図6(a)に示すように、固定部20は、フロントフレーム10(図1(a)参照)の形状に合わせて平面視して湾曲状に形成されており、その曲率は、フロントフレーム10の受部12の曲率に対応させて設定されている。固定部20及びリム22の上縁22aには庇部25が連設されている。固定部20は、突条状に形成された横係合部21が上縁に突設されている。横係合部21は、横係止部12aに係脱可能に係合される部位である。また、横係合部21のブリッジ11側および智13側の各端部に、横係合部21の長手方向に沿ってブリッジ11側または智13側を向く突縁部21a,21bが突設されている。突縁部21a,21bは、ブリッジ11及び智13にそれぞれ形成された凹部12b,12c(図5(c)及び図5(d)参照)に係脱可能に係合される部位である。
図7(a)に示すように、リム22の内側縁部22cは、外周面の一部が凹んで落ち込んだ凹陥部22eが外周面上部に形成されている。凹陥部22eは、フロントフレーム10の中央延設部14と相対する部位である。凹陥部22eには、中央延設部14に形成された中央係止部14a(図5(c)参照)に係脱可能に係合される中央係合部23が形成されている。中央係合部23は、突条状に形成され横係合部21に突設された突縁部21aの基部に連設されており、突縁部21aより低い高さに設定されている。
図7(b)に示すように、覆い部26の外側縁部26aには、側部延設部15に形成された側部係止部15a(図5(d)参照)に係脱可能に係合される側部係合部24が形成されている。側部係合部24は、突条状に形成され横係合部21に突設された突縁部21bの基部に連設されており、突縁部21bより低い高さに設定されている。
以上のように構成される眼鏡1の使用方法について、図7(c)を参照しながら説明する。図7(c)は固定部20及びリム22をフロントフレーム10に取着する様子を示す斜視図である。図7(c)に示すように、フロントフレーム10に固定部20及びリム22を取着する場合には、まず、フロントフレーム10の横係止部12aに横係合部21を差し込みつつ、リム22の凹陥部22eにフロントフレーム10の中央延設部14の先端を当接させると共に、中央延設部14に形成された中央係止部14aに中央係合部23を挿入する。これにより固定部20及びリム22のブリッジ11側への移動が規制される。
次いで、リム22の凹陥部22eに当接させた中央延設部14の先端を支点としてフロントフレーム10を弾性変形させつつ、フロントフレーム10の横係止部12aに固定部20の横係合部21を挿入させながら、側部延設部15に形成された側部係止部15aの下端(開口端)に横係合部21を挿入する。このときには、リム22が中央延設部14の先端を支点として回動し、横係合部21に突設された突縁部21aが、ブリッジ11に形成された凹部12bに係合する。これにより固定部20及びリム22のブリッジ11に対する相対移動が規制される。
次に、凹陥部22eに中央延設部14を押し付けたまま、側部係止部15aに横係合部21を案内させて、側部延設部15に対して横係合部21を突縁部21bに向かってスライドさせる。これにより、中央延設部14及び側部延設部15が凹陥部22e及び横係合部21によって押し広げられるので、フロントフレーム10をさらに弾性変形させることができる。
ここで、フロントフレーム10の受部12に横係止部12aが溝状に形成されているので、フロントフレーム10の剛性を低下させることができ、指先等による比較的小さな力でフロントフレーム10を弾性変形させることができる。一方、リム22に延設された固定部20に横係合部21が突条状に形成されているので、固定部20の剛性を高めて固定部20を弾性変形し難くできる。これらの結果、フロントフレーム10が弾性変形し易くなるので、フロントフレーム10への固定部20及びリム22の取着を容易にできる。また、フロントフレーム10の長さは固定部20の長さに比べて大きいので、弾性変形されるフロントフレーム10の支点間の長さを確保することができ、指先等による比較的小さな力でフロントフレーム10を弾性変形させることができる。
次いで、凹陥部22eを中央延設部14に押し付けたまま側部係止部15aに横係合部21を案内させて、側部係止部15aに突縁部21bを挿入する。さらに、側部係止部15aに沿って突縁部21bを摺動させ、智13に形成された凹部12cに突縁部21bを係合させる。その結果、弾性変形したフロントフレーム10が復元され、固定部20及びリム22が、受部12、中央延設部14及び側部延設部15によって支持される。なお、フロントフレーム10から固定部20及びリム22を取り外す手順は、上述した固定部20及びリム22をフロントフレーム10に取着する手順を逆にすれば良いので、説明を省略する。
以上説明したように眼鏡1によれば、フロントフレーム10に固定部20を着脱する場合に、フロントフレーム10のブリッジ11に固定部20を干渉させた状態でフロントフレーム10を弾性変形させて、横係止部12a及び横係合部21が係合または係合解除されると共に、フロントフレーム10の智13と固定部20とが干渉または干渉解除される。フロントフレーム10が弾性変形することでフロントフレーム10に固定部20及びリム22が着脱されるので、フロントフレーム10に対して固定部20及びリム22の着脱を容易にできる。さらに、フロントフレーム10が復元した状態では、ブリッジ11及び智13の間(受部12)に保持された固定部20及びリム22のフロントフレーム10に対する左右方向のガタつきを防止できる。
フロントフレーム10に溝状の横係止部12aが形成されているが、固定部20に形成された突条状の横係合部21が横係止部12aに係合することによって、横係止部12aによるフロントフレーム10の断面欠損が埋められるので、フロントフレーム10の剛性を確保できる。これにより眼鏡1の機械的強度を確保できる。また、フロントフレーム10に形成された横係止部12aと固定部20に形成された横係合部21との係合によって、フロントフレーム10に対する前後方向の固定部20の移動を規制できる。
また、フロントフレーム10の中央延設部14に形成された中央係止部14aに、リム22の内側縁部22cに形成された中央係合部23が係合し、フロントフレーム10の側部延設部15に形成された側部係止部15aに、覆い部26の外側縁部26aに形成された側部係合部24に係合する。これにより、フロントフレーム10に取着された固定部20及びリム22が、フロントフレーム10の前後方向に対して横係合部21を中心に揺動することが防止される。その結果、固定部20及びリム22のフロントフレーム10に対する前後方向のガタつきを防止できる。
また、固定部20は横係合部21の左右方向両端にそれぞれ突縁部21a,21bが形成され、フロントフレーム10は、横係止部12aに突縁部21a,21bと係合する凹部12b,12cがそれぞれ連設されている。これにより、凹部12b,12cと突縁部21a,21bとが係合することにより、固定部20のフロントフレーム10に対する上下方向のガタつきを防止できる。さらに、固定部20及びリム22がフロントフレーム10から脱落することを防止できる。
また、リム22の上縁22aと固定部20とが庇部25によって連結され、その庇部25とリム22の外側縁部22bとが覆い部26によって連結されている。眼鏡1を装用者が装用した場合に、リム22の智13側の端部は、固定部20の智13側に位置する智13側の端部より装用者から離れた位置に配置されるので、庇部25及び覆い部26がない場合には、リム22の智13側の端部と装用者の顔面とに隙間ができるが、庇部25及び覆い部26を顔面とリム22との間に設けることによって、その隙間を小さくすることができる。これにより、空気中に飛散する花粉等をリム22の内側に侵入させ難くできると共に、リム22の内側の保湿性を確保できる。その結果、装用者の快適性を向上できる。
次に図8を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、リム22が楕円状(オーバル型)の場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、リム42が角状(スクエア型)の場合について説明する。なお、第2実施の形態は、リム42が異なる以外は第1実施の形態と同一であるので、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図8(a)は第2実施の形態における眼鏡41の平面図であり、図8(b)は眼鏡41の正面図である。
図8(b)に示すように、眼鏡41は、固定部(図示せず)によって受部12の下縁にリム42が支持されている。眼鏡41によれば、図8(a)に示すように、平面視において固定部(受部12の位置と同じ)の位置とリム42の位置とを異ならせているので、リム42の形状を比較的自由に設定することができる。これにより、装用者は好みや服装等に応じて、異なる形状のリム42を受部12に支持させることができる。眼鏡41は種々の形状のリム42に交換できるので、眼鏡41の外観を変更する自在性を向上できる。
次に図9を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施の形態、第2実施の形態では、リム22,42と受部12との間に庇部25が配設される場合について説明した。これに対し第3実施の形態では、庇部25を有しておらず、リム52と受部12との間に空間が形成される場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図9(a)は第3実施の形態における眼鏡51の斜視図であり、図9(b)はリム52及び固定部53の斜視図である。なお、図9(b)は左目用のリム52を図示している。
図9(a)に示すように眼鏡51は、フロントフレーム10と、そのフロントフレーム10に着脱可能に装着されるリム52と、フロントフレーム10の両側に連なるテンプル30とを備えて構成されている。リム52は、固定部53(図9(b)参照)及び固定部側延設部54が延設され、それらがフロントフレーム10の受部12及び側部延設部15に着脱可能に固定されている。
図9(b)に示すように、固定部53は、リム52のブリッジ11側(図9(a)参照)に一端が一体形成されると共に、側方(図9(b)右側)斜め後ろ側に向かって延設され、平面視して一端(ブリッジ11側の端部)から側方に向かうにつれ、リム52との距離が次第に大きくなるように、リム52と二股に分かれて形成されている。固定部53は、固定部53の側方側の端部から斜め下方に向かって固定部53に対し鋭角状に突出する固定部側延設部54が延設されている。固定部側延設部54は、フロントフレーム10の側部延設部15に形成された側部係止部15a(図5(b)参照)と係脱可能に係合する突条状の側部係合部24が突設されている。側部係合部24は、固定部53の上縁に突条状に形成された横係合部21に連設され、その横係合部21の端部には、突縁部21bが突設されている。
以上のように構成される固定部53及びリム52をフロントフレーム10に着脱する場合の眼鏡51の使用方法は、第1実施の形態における眼鏡1の使用方法と同様なので、説明を省略する。第3実施の形態における眼鏡51は、第1実施の形態で説明した眼鏡1と異なり、庇部25及び覆い部26を有しておらず、固定部53はリム52と二股に分かれて形成されている。これにより眼鏡51の外観をすっきりとした印象にできると共に、庇部25及び覆い部26の形成に要する材料を削減できる。また、庇部25及び覆い部26を省略した分だけ眼鏡51を軽量化できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施の形態で挙げた形状(例えばブリッジ11や受部12の形状)は一例であり、他の形状を採用することは当然可能である。
上記各実施の形態でリム22,42,52が保持するレンズLは、種々のものを採用することが可能である。採用するレンズLの種類に応じて、視力矯正用の眼鏡、サングラス、花粉等を防止する保護眼鏡等とすることが可能である。
上記各実施の形態では、レンズLの全周をリム22,42,52が囲むフルリムタイプの眼鏡1,41,51について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、レンズLの周りを部分的に囲むセミリムタイプ(ブロウバーやアンダーリム等)の眼鏡に適用することは当然可能である。セミリムタイプであっても、リムの所定箇所から固定部20,53を延設させ、その固定部20,53をフロントフレーム10に対して着脱可能に形成することにより、同様の効果を実現できる。
上記各実施の形態では、フロントフレーム10の背面にクリングス33及びノーズパッド34が配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、クリングス33及びノーズパッド34を省略することは当然可能である。この場合はブリッジ11の下縁を装用者の鼻に接触させるようにして、フロントフレーム10を顔面に保持させることが可能である。
上記各実施の形態では、テンプル30がストレートテンプルとして形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、耳に掛けるような角度をテンプル30に設けることは当然可能である。また、テンプル30の先端にモダンを設けることも当然可能である。
また、フロントフレーム10に対して蝶番31(ヒンジ)でテンプル30が可動可能に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、ヒンジレスタイプとすることは当然可能である。
上記各実施の形態では、フロントフレーム10に溝状の横係止部12aが形成され、固定部20,53に突条状の横係合部21が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、フロントフレーム10に突条状の横係止部12aを形成し、固定部20,53に溝状の横係合部21を形成することは当然可能である。この場合も横係止部12aと横係合部21とを係合できるからである。
また、上記各実施の形態では、横係止部12aが連続する溝状に形成され、横係合部21が連続する突条状に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、横係止部12a及び横係合部21を断続的に設けられた溝や突条等とすることは当然可能である。この場合も横係止部12a及び横係合部21の位置を合致させることができれば、横係止部12aと横係合部21とを係合できるからである。
上記各実施の形態ではフロントフレーム10が弾性変形可能に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、固定部20,53を弾性変形可能に構成することは当然可能である。レンズLを保持するリム22,42,52に固定部20,53の一端が固着されているが、他端側がリム22,42,52と離れた位置にあるので、リム22,42,52(レンズL)を変形させることなく固定部20,53を変形させることができるからである。
上記各実施の形態では、横係合部21の両端に突縁部21a,21bが突設されると共に、ブリッジ11及び智13に凹部12b,12cが形成され、突縁部21a,21bと凹部12b,12cとが係合可能とされる場合について説明したが、突縁部21a,21b及び凹部12b,12cは必須ではない。中央延設部14及び側部延設部15が、ブリッジ11及び智13に間隔が次第に狭くなるように下斜め方向を向いて突設されているので、受部12、中央延設部14及び側部延設部15によって、固定部20,53及びリム22,42,52を挟むような状態で保持できるからである。
また、上記各実施の形態では、中央延設部14及び側部延設部15がブリッジ11及び智13に突設される場合について説明したが、中央延設部14及び側部延設部15は必須ではない。突縁部21a,21b及び凹部12b,12cが形成されていれば、突縁部21a,21b及び凹部12b,12cを係合させることによって、固定部20,53及びリム22,42,52をフロントフレーム10に装着できるからである。
<その他>
<手段>
技術的思想1の眼鏡フレームは、装用者の側頭部に装用される一対のテンプルと、そのテンプルに連なりブリッジに向かって突出するフロントフレームと、そのフロントフレームの智と前記ブリッジとの間の下縁に形成される横係止部と、その横係止部と係脱可能に係合する横係合部と、その横係合部が上縁に形成され、その横係合部と前記横係止部との係脱により前記フロントフレームの下縁に沿って前記智と前記ブリッジとの間に着脱可能に固定される固定部と、その固定部のブリッジ側に位置するブリッジ側端部から側方に向かって延設されると共にレンズの縁部を保持するリムとを備え、そのリムは、装用者が装用した場合に、智側の端部が、前記固定部の智側に位置する智側端部より装用者から離れた位置に配置される。
技術的思想2の眼鏡フレームは、技術的思想1において、前記フロントフレーム又は前記固定部の少なくとも一方は弾性変形可能に構成され、前記フロントフレームに前記固定部を着脱する場合に、前記リム又は前記固定部の一端が前記ブリッジに干渉した状態で、前記フロントフレーム又は前記固定部の少なくとも一方が弾性変形され、前記横係止部および前記横係合部が係合または係合解除されると共に、前記固定部の他端および前記智が干渉または干渉解除される。
技術的思想3の眼鏡フレームは、技術的思想1又は2において、前記フロントフレームは、前記ブリッジから下方に向かって延設される中央延設部と、その中央延設部に形成される中央係止部と、前記智から下方に向かって延設される側部延設部と、その側部延設部に形成される側部係止部とを備え、前記リムは、前記中央延設部に相対する内側縁部に形成され前記中央係止部と係脱可能に係合する中央係合部を備え、前記固定部は、前記智側端部から下方に向かって延設される固定部側延設部と、その固定部側延設部に形成され前記側部係止部と係脱可能に係合する側部係合部とを備えている。
技術的思想4の眼鏡フレームは、技術的思想1から3のいずれかにおいて、前記フロントフレームは弾性変形可能に形成されると共に、前記横係止部は溝状に形成される一方、前記横係合部は、前記横係止部に嵌挿される突条状に前記固定部に突設されている。
技術的思想5の眼鏡フレームは、技術的思想4において、前記固定部は、前記横係合部の前記ブリッジ側端部および前記智側端部に左右方向を向いてそれぞれ形成される突縁部を備え、前記フロントフレームは、前記横係止部にそれぞれ連設され前記突縁部と係合する凹部を備えている。
技術的思想6の眼鏡フレームは、技術的思想1から5のいずれかにおいて、前記リムの上縁と前記固定部とを連結する庇部と、その庇部と前記リムの側縁とを連結する覆い部とを備えている。
技術的思想7の眼鏡フレームは、技術的思想1から6のいずれかにおいて、前記フロントフレーム及び前記テンプルは、平面視において一連の円弧状に形成されている。
<効果>
技術的思想1の眼鏡フレームによれば、装用者の側頭部に装用される一対のテンプルに連なりブリッジに向かってフロントフレームが突出される。そのフロントフレームの智とブリッジとの間の下縁に横係止部が形成される。その横係止部と係脱可能に係合する横係合部が固定部の上縁に形成され、横係合部と横係止部との係脱により、フロントフレームの下縁に沿って智とブリッジとの間に固定部が着脱可能に固定される。その固定部のブリッジ側に位置するブリッジ側端部から側方に向かって、レンズの縁部を保持するリムが延設されるので、フロントフレームに対してレンズを着脱可能にできる効果がある。
また、リムは、装用者が装用した場合に、智側の端部が、固定部の智側に位置する智側端部より装用者から離れた位置に配置される。これにより、平面視におけるリムの曲率およびフロントフレームの曲がり具合をそれぞれ独立して設定できる。その結果、リムの曲率、即ちレンズの曲率をフロントフレームに対して小さく設定することにより視野の広さを確保することができると共に、フロントフレームを装用者の顔面(曲面)に沿わせることができるので、フロントフレームのデザイン性を確保できる。よって、フロントフレームに対してレンズを着脱可能にできると共に、視野の広さの確保とフロントフレームのデザイン性の確保とを両立できる効果がある。
技術的思想2の眼鏡フレームによれば、技術的思想1の眼鏡フレームにおいて、フロントフレーム又は固定部の少なくとも一方は弾性変形可能に構成される。フロントフレームに固定部を着脱する場合に、リム又は固定部の一端がブリッジに干渉した状態でフロントフレーム又は固定部の少なくとも一方が弾性変形され、横係止部および横係合部が係合または係合解除されると共に、固定部の他端および智が干渉または干渉解除される。フロントフレーム又は固定部の少なくとも一方が弾性変形することでフロントフレームに固定部が着脱されるので、技術的思想1の効果に加え、フロントフレームに対して固定部の着脱を容易にできると共に、ブリッジ及び智の間に保持された固定部のフロントフレームに対する左右方向のガタつきを防止できる効果がある。
技術的思想3の眼鏡フレームによれば、技術的思想1又は2の眼鏡フレームにおいて、フロントフレームはブリッジから下方に向かって中央延設部が延設され、その中央延設部に中央係止部が形成される。また、フロントフレームは智から下方に向かって側部延設部が延設され、その側部延設部に側部係止部が形成される。一方、リムは中央延設部に相対する内側縁部に中央係合部が形成され、その中央係合部は中央係止部と係脱可能に係合される。固定部は、智側端部から下方に向かって固定部側延設部が延設され、その固定部側延設部に側部係合部が形成され、その側部係合部は側部係止部と係脱可能に係合する。
フロントフレームの中央延設部に形成された中央係止部に、リムの内側縁部に形成された中央係合部が係合し、フロントフレームの側部延設部に形成された側部係止部に、固定部の固定部側延設部に形成された側部係合部が係合することにより、フロントフレームに取着された固定部およびリムが、フロントフレームの前後方向に対して横係合部を中心にして揺動することが防止される。これにより技術的思想1又は2の効果に加え、固定部およびリムのフロントフレームに対する前後方向のガタつきを防止できる効果がある。
技術的思想4の眼鏡フレームによれば、技術的思想1から3のいずれかの眼鏡フレームにおいて、フロントフレームは弾性変形可能に形成されると共に横係止部はフロントフレームに溝状に形成されるので、フロントフレームの断面積を小さくすることができ、比較的小さな力でフロントフレームを弾性変形させることができる。一方、横係合部は、横係止部に嵌挿される突条状に固定部に突設されているので、固定部の剛性が低下することを抑制できる。これにより、フロントフレームを比較的小さな力で弾性変形させながら横係止部と横係合部との係合または係合解除を行うことができるので、技術的思想1から3のいずれかの効果に加え、フロントフレームに対する固定部の着脱を容易にできる効果がある。
技術的思想5の眼鏡フレームによれば、技術的思想4の眼鏡フレームにおいて、固定部は、横係合部のブリッジ側端部および智側端部に左右方向を向いてそれぞれ突縁部が形成され、フロントフレームは、突縁部と係合する凹部がそれぞれ横係止部に連設される。凹部と突縁部とが係合することにより、技術的思想4の効果に加え、固定部のフロントフレームに対する上下方向のガタつきを防止できる効果がある。
技術的思想6の眼鏡フレームによれば、技術的思想1から5のいずれかの眼鏡フレームにおいて、リムの上縁と固定部とが庇部によって連結され、その庇部とリムの側縁とが覆い部によって連結される。庇部および覆い部を設けることによって、装用者が装用した場合にリムの智側の端部と装用者の顔面とにできる隙間を小さくすることができる。これにより、技術的思想1から5のいずれかの効果に加え、空気中に飛散する花粉等がリムの内側に侵入することを抑制できると共に、リムの内側の保湿性を確保できる効果がある。
技術的思想7の眼鏡フレームによれば、フロントフレーム及びテンプルは、平面視において一連の円弧状に形成されているので、技術的思想1から6のいずれかの効果に加え、フロントフレーム及びテンプルを一体化させてデザイン性を向上できる効果がある。
1,41,51 眼鏡
10 フロントフレーム
11 ブリッジ
12a 横係止部
12b,12c 凹部
13 智
14 中央延設部
14a 中央係止部
15 側部延設部
15a 側部係止部
20,53 固定部
21 横係合部
21a,21b 突縁部
22,42,52 リム
22e 凹陥部
23 中央係合部
24 側部係合部
25 庇部
26 覆い部
26a 外側縁部(固定部側延設部)
30 テンプル
54 固定部側延設部
L レンズ

Claims (6)

  1. 装用者の側頭部に装用される一対のテンプルと、
    そのテンプルに連なり平面視においてブリッジに向かう凸の円弧状に形成されると共に弾性変形可能に構成されるフロントフレームと、
    そのフロントフレームの智と前記ブリッジとの間の下縁に形成される横係止部と、
    その横係止部と係脱可能に係合する横係合部と、
    その横係合部が上縁に形成され、その横係合部と前記横係止部との係脱により前記フロントフレームの下縁に沿って前記智と前記ブリッジとの間に着脱可能に固定される固定部と、
    その固定部のブリッジ側に位置するブリッジ側端部から側方に向かって延設されるリムと、
    そのリムにより縁部を保持される視力矯正用の度付きレンズとを備え、
    前記フロントフレームは、前記ブリッジから下方に向かって延設される中央延設部と、その中央延設部に形成される中央係止部と、前記智から下方に向かって延設される側部延設部と、その側部延設部に形成される側部係止部とを備え、
    前記リムは、前記中央延設部に相対する内側縁部に形成される部位であって、前記中央係止部と係脱可能に係合する中央係合部を備え、
    前記固定部は、前記智側端部から下方に向かって延設されると共に前記度付きレンズより装用者側に位置する固定部側延設部と、その固定部側延設部に形成される部位であって、前記側部係止部と係脱可能に係合し、前記側部係止部を外したときの底面視において視認可能な位置に設けられる側部係合部とを備え、
    前記フロントフレームの平面視において、前記中央延設部から見た前記中央延設部に相対する前記内側縁部の方向と、前記側部延設部から見た前記固定部側延設部の方向とが互いに交差し、
    前記リムは、前記度付きレンズの全周を囲むと共に、装用者が装用した場合に、智側の端部が、前記固定部の智側に位置する智側端部より装用者から離れた位置に配置されることを特徴とする眼鏡。
  2. 前記中央係止部、前記横係止部および前記側部係止部は、連続した溝状に形成される一方、前記中央係合部、前記横係合部および前記側部係合部は、前記中央係止部、前記横係止部および前記側部係止部に嵌挿される連続した突条状に突設され、
    前記側部係止部は、前記側部延設部の下端部に開口される開口端を備えていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡。
  3. 前記固定部は、前記横係合部の前記ブリッジ側端部および前記智側端部に左右方向を向いてそれぞれ形成される突縁部を備え、
    前記フロントフレームは、前記横係止部にそれぞれ連設され前記突縁部と係合する凹部を備えていることを特徴とする請求項2記載の眼鏡。
  4. 前記リムは、前記中央延設部の先端に相対する内側縁部に外周面の一部を凹ませて形成された凹陥部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の眼鏡。
  5. 前記リムの上縁と前記固定部とを連結する庇部と、
    その庇部と前記リムの側縁とを連結する覆い部とを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の眼鏡。
  6. 前記フロントフレーム及び前記テンプルは、平面視において一連の円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の眼鏡。
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