JP5697845B2 - 高温超電導体ワイヤのためのアーキテクチャ - Google Patents

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Description

本願は、その全体的な内容が参照することにより本書に組み込まれている以下の出願に関連する。
2005年7月29日に出願され、「高温の超電導ワイヤ及び超電導コイル(High Temperature Superconductive Wires and Coils)」と題される米国特許出願番号第60/703,815号
2005年7月29日に出願され、「性能が改善された超電導体厚膜(Thick Superconductor Films With Improved Performance)」と題される米国仮出願番号第60/703,836号
2004年10月1日に出願され、「性能が改善された超電導体厚膜(Thick Superconductor Films With Improved Performance)」と題された米国仮出願番号第60/615,289号
本発明は高温超電導体の分野に関する。特に、本発明は、第二世代とも呼ばれている被覆導体、つまり高温の超電導体のワイヤ及びテープに関する。
高温超電導体(HTS)の材料は、きわめて大量の電流をきわめて低い損失で運ぶための手段を提供する。HTS材料は、臨界温度未満に冷却されるときに、直流の流れに対してすべての抵抗を失い、交流の流れに対してほぼすべての抵抗を失う。これらの材料を使用するHTSワイヤ(表現「ワイヤ」はここでは、テープ状の導体を含む種々の導体のために使用される)の開発は、電力グリッド、輸送、材料加工、及び他の業界を革命的に変える可能性のある、高効率でコンパクト、且つ環境に優しい新しい世代の電気装置を約束する。しかしながら、商業的に実現可能な製品には、商業的な用途での技術の実現を複雑化する厳格な工学的な要求がある。
現在開発中の第二世代のHTSワイヤ技術では、HTS材料は、一般的には、イットリウム−バリウム−銅酸化物(YBCO)等の多結晶の希土類アルカリ土類銅酸化物(rare earth/alkaline earth/copper oxide)である。HTS材料の通電能力は、その結晶構造の配列、つまりテクスチャに強く関連している。隣接する結晶HTS粒子のずれによって形成される粒界は、超電導電流の流れの障害を形成することが知られているが、この障害は配列つまりテクスチャの程度が増すにつれて減少する。したがって、材料を、例えばHTSワイヤ等の採算の合う製品にするためには、HTS材料は相対的に長い距離に渡って高度の結晶構造配列つまりテクスチャを維持しなければならない。それ以外の場合、超電導通電容量(限界電流密度)は制限される。
HTS材料は、それがその表面で高度の結晶学的組織を有するように製造された可撓性のテープ形状の基板の上部で材料の薄膜をエピタキシャルに成長させることによって大きな面積で高度の結晶学的配列、つまりテクスチャで製造できる。結晶HTS材料がこの表面上でエピタキシャルに成長すると、HTS材料の結晶配列は基板のテクスチャに適合するように成長する。言い換えると、基板テクスチャは、結晶HTS材料のエピタキシャル成長のためのテンプレートを提供する。さらに、基板はHTS層に構造的完全性を与える。
基板は、高限界電流密度のような優れた超電導特性のあるエピタキシャルHTS層を生じさせるテンプレートを提供するためにテクスチャ加工することができる。とりわけ、ニッケル、銅、銀、鉄、銀合金、ニッケル合金、鉄合金、ステンレス鋼合金、及び銅の合金を使用できる。基板は、基板を圧延し、再結晶焼きなましをすることを必要とするプロセス等の変形プロセスを使用してテクスチャ加工することができる。このようなプロセスの例は、圧延支援2軸テクスチャ基板(RaBiTS)プロセスである。このケースでは、大量の金属が、変形処理と焼きなましによって経済的に処理され、高度のテクスチャを達成できる。例えば、4cmと同程度の幅の金属ストリップは、このようにしてこの方法によって製造でき、その後それぞれ、多数のさらに小さいワイヤに裂くことができる(例えば0.4cm、10本のストリップ)。
1つまたは複数の緩衝層が、その上でHTS材料を成長させるために適切な結晶学的組織のある基板表面上に付着する、あるいは基板表面上で成長することができる。また、緩衝層は、基板材料からHTS材料の結晶格子の中への原子の、あるいは基板材料の中への酸素の経時的な拡散を妨げるという追加の利点を提供できる。この拡散、つまり「汚染」は、結晶構造の配列を乱し、それによってHTS材料の電気特性を劣化させることがある。緩衝層は、基板とHTS層の間での接着の強化も提供できる。さらに、緩衝層(複数の場合がある)は、超電導体材料の熱膨張係数によく適合される熱膨張係数を有することが可能である。ワイヤが応力にさらされることのある商業的な応用例での技術の実現の場合、この特徴は、それが基板からのHTS層の層間剥離を妨げるのに役立つために望ましい。
代わりに、ハステロイ等のきめのない基板を使用し、イオンビーム支援蒸着(IBAD)または傾斜基板蒸着(ISD)等の手段によってきめのある緩衝層を付着させることができる。追加の緩衝層が、HTS層のエピタキシャル付着のための最終的なテンプレートを提供するために任意でIBAD層またはISD層でエピタキシャルに付着されてよい。
基板と1つまたは複数の緩衝層の適切な組み合わせを、テンプレートとして使用することにより、HTS層は、テンプレート表面に対するやはり優れた接着を有する、優れた結晶配列またはテクスチャを備えて、および基板からの原子による汚染に対する十分な障壁を備えてエピタキシャルに成長させることができる。HTS層は有機金属付着(MOD)プロセス、有機金属化学蒸着(MOCVD)、パルス化レーザ蒸着(PLD)、熱蒸発またはe−ビーム蒸発、あるいは他の適切な方法を含む種々の方法のどれかによって付着できる。最後に、キャップ層を多層アセンブリに加えることができ、前記からのHTS層の汚染を妨げるのに役立つ。キャップ層は、例えば銀である場合があり、HTS層の上に、例えばスパッタリングできる。例示的な多層HTSアセンブリは、5%のタングステンを有するニッケル合金の二軸テクスチャ基板に、Y23、YSZ及びCeO2のエピタキシャル層、YBCOのエピタキシャル層、及びAgのキャップ層が順次蒸着されている。これらの層の例示的な厚さは、以下の通りである。つまり約25から27ミクロンの基板、それぞれ約75nmの緩衝層、約1ミクロンのYBCO層、及び約1ミクロンから3ミクロンのキャップ層である。100mもの長さのHTSワイヤが、前述された技法等の技法を使用してこれまで製造されてきた。このアセンブリでは、基板の底部をアセンブリの「裏側」と見なすことができ、キャップ層の上部を「表側」と見なすことができる。
使用中、HTSワイヤが曲げ歪みに耐えることのできることが望ましい。曲げは、曲げの凸外面で引っ張り歪みを、及び曲げの内側凹面で圧縮歪みを誘発し、それによりHTS層を、ワイヤが曲げられる方向に応じて引っ張り歪みまたは圧縮歪みにさらす。妥当な量の圧縮応力は、HTS層の通電容量を実際に改善することができるが、一般的には全体的なアセンブリを応力(特に反復応力)にさらすことにより、ワイヤは機械的な損傷の危険にさらされる。例えば、HTS層中にクラックが形成され拡がり、その機械的および電気的特性を劣化させる恐れがある、あるいはそれぞれの層が互いにまたは基板から剥離する恐れがある。
HTS層の応力を削減するための方法は、例えば米国特許番号第6,745,059号と米国特許番号第6,828,507号に説明されている。例えば、基板と同様の厚さ及び機械的な特徴を有するために選ばれる銅ストリップは、挿入の上面の上に接着できる。これは、HTS層を大まかに全体的な構造の真ん中に挟みこみ、したがってアセンブリが曲げられると、HTS層は曲げの外面または内面にもない。これらのアセンブリの2つは、単一のHTSワイヤアセンブリを形成するためにそのそれぞれの銅ストリップでともに接合することもできる。この場合、2つの基板は外側に向き、銅テープはアセンブリの真ん中にある。このケースでは、第2のアセンブリを包含することにより、追加の通電容量が提供されるが、HTS層に対する電気的な接触が、ワイヤをオープンにつなぎ合わせる、または接触断面の挿入物の1つを部分的に削除することを必要とする。
被覆導体HTSワイヤにとっての追加の問題は、ワイヤが使用中であるときの環境汚染の問題である。環境暴露はHTS層の電気性能をゆっくりと低下させることがある。また、ワイヤと接触する液体窒素等の低温液体の存在下では、液体はワイヤの中の孔の中に拡散し、暖機時にはワイヤを損傷することのある「バルーン」を形成することがある。ワイヤを密封することは、HTS層の環境暴露またはワイヤの中への液体寒剤の貫通のどちらかを妨げるために望ましい。HTSアセンブリのためのシールは、例えば米国特許番号第6,444,917号で説明される。
多層高温超電導体(HTS)ワイヤ説明され。過電流、つまりHTS層の臨界電流を超える電流の場合にHTS層を保護する電気的安定を有するHTSワイヤも説明される。過電流によりHTS層は抵抗性となり、発熱する。電気的安定は、HTS層の局所的な領域内での電流の流れが、亀裂または他の欠陥によって遮られる場合に、代替の電流経路を提供する。
本発明の一態様による積層されている超電導体ワイヤは、長さと幅とを有する超電導体ワイヤアセンブリを含む。アセンブリは、第1の基板の上にかぶさる第1の高温超電導体層を有する第1の超電導体インサートと、第2の基板の上にかぶさる第2の高温超電導体層を有する第2の超電導体インサートとを含む。第1と第2の超電導体インサートは、そのそれぞれの基板でともに接合される。超電導体ワイヤアセンブリを実質的に取り囲む導電性の構造も含まれる。
本発明の一態様では、導電性構造は第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップとを含み、超電導体ワイヤアセンブリは第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間に置かれ、第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップと電気的に接触している。構造は、実質的に通気性のない導電性充填剤も含む。充填剤は、半導体ワイヤアセンブリの長さに沿って第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間で伸張する。1つまたは複数の実施形態では、第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップが、超電導体ワイヤアセンブリの幅より大きい幅を有する。
本発明の別の態様では、導電性構造は、少なくとも3つの辺に沿って超電導体ワイヤアセンブリを部分的に取り囲み、超電導体ワイヤアセンブリと電気的に接触している導電性層を含む。また、構造は、実質的に通気性のない導電性の充填剤も含み、充填剤は実質的には超電導体ワイヤアセンブリを取り囲み、それを導電性層に結合する。1つまたは複数の実施形態では、実質的に通気性のない導電性の充填剤が超電導体ワイヤアセンブリの中の、及び超電導体ワイヤアセンブリと導電性層の間の空隙を実質的に充填する。
本発明の別の態様では、導電性構造は超電導体ワイヤアセンブリを実質的に取り囲み、超電導体ワイヤアセンブリと電気的に接触する導電性材料を含む。1つまたは複数の実施形態では、導電性材料は、導電性ポリマー、細かい金属粉末で充填されたポリマー、及び導電性接着剤のグループから選択される材料を含む。
1つまたは複数の実施形態では、導電性材料は、超電導体ワイヤアセンブリの回りに巻きつけられた導体箔を含む。1つまたは複数の実施形態では、実質的に通気性のない材料の少なくとも1つの層が、導体箔を実質的に取り囲む。
1つまたは複数の実施形態では、結合材が第1の基板と第2の基板をともに結合する。結合材は、導電性材料と非導電性材料のグループから選択される材料であってよい。結合材は、実質的に通気性のない導電性充填剤と同じ材料を含んでよい。結合材は、導電性材料の少なくとも1つの層と、非導電性材料の少なくとも1つの層とを含んでよい。1つまたは複数の実施形態では、第1の基板と第2の基板が基板の間に電気的な接触を提供するために処理される表面を有する。
1つまたは複数の実施形態では、第1の基板と第2の基板が、HTS層が上にかぶさる面に対向する基板の表面上に付着される対応する第1と第2の湿潤層を有する。
1つまたは複数の実施形態では、導電性材料の層は、超電導体ワイヤアセンブリを実質的に取り囲む。
本発明の別の態様では、積層されている超電導体ワイヤは、長さと幅とを有する超電導体ワイヤインサートを含む。インサートは基板の表面の上にかぶさる高温超電導体層と、高温超電導体層に対向する基板の表面上に付着される湿潤層とを含む。ワイヤは、超電導体ワイヤインサートを実質的に取り囲む導電性構造も含む。導電性構造は第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップとを含み、超電導体ワイヤインサートは第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間に置かれ、第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップと電気的に接触している。導電性構造は、超電導体ワイヤインサートの長さに沿って、第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間で伸張する実質的に通気性のない導電性充填剤も含む。
1つまたは複数の実施形態では、第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップは、超電導体ワイヤアセンブリの幅よりも大きい幅を有する。
1つまたは複数の実施形態では、導電性材料の層は超電導体ワイヤインサートを実質的に取り囲む。
本発明の一態様に従って、積層されている超電導体ワイヤを作る方法は、長さと幅とを有する超電導体ワイヤアセンブリを提供することを含む。アセンブリは第1の基板の上にかぶさる第1の高温超電導体層を有する第1の超電導体インサートと、第2の基板の上にかぶさる第2の高温超電導体層を有する第2の超電導体インサートとを含む。第1の超電導体インサートと、第2の超電導体インサートとは、そのそれぞれの基板でともに接合されている。方法は、第1の高温超電導体層と第2の高温超電導体層とを、対応する第1と第2の導電性ストリップに、実質的に通気性のない導電性充填剤で積層することを含む。方法は、超電導体ワイヤアセンブリの長さに沿って第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間に追加の充填剤を付着し、その結果第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップと充填剤が超電導体ワイヤアセンブリを実質的に取り囲むことを含む。
1つまたは複数の実施形態では、方法は第1の基板と第2の基板の間に結合材を提供することを含む。1つまたは複数の実施形態では、方法は、高温超電導体層に対向して対応する第1の基板と第2の基板の表面に、第1の湿潤層と第2の湿潤層を設けることを含む。
本発明の1つまたは複数の実施形態では、第1の超電導体層及び/または第2の超電導体層は、希土類酸化物/アルカリ土類酸化物/銅酸化物から作られてよい。また、緩衝層は、第1の及び/または第2の超電導体層と1つまたは複数の対応する基板の間に置かれてよい。また、導電性キャップ層は、導電性構造と対応する超電導体層の間に、電気的に接触して置かれてよい。
本発明の別の態様では、超電導体ワイヤアセンブリは、第1の基板を含む第1の超電導体インサートと、第1の基板の上にかぶさる第1の緩衝層と、第1の緩衝層の上にかぶさる第1の高温超電導体層と、第1の高温超電導体層の上にかぶさるキャップ層と、第2の基板を含む第2の超電導体インサートと、第2の基板の上にかぶさる第2の緩衝層と、第2の緩衝層の上にかぶさる第2の高温超電導体層と、第の高温超電導体層の上にかぶさるキャップ層とを含む。第1と第2の超電導体インサートは、そのそれぞれの基板でともに接合されている。
本発明の1つまたは複数の実施形態による積層されている超電導体ワイヤは、高い通電容量を有し、同時に改善された電流共有、環境からのHTSアセンブリの優れた隔離、及び以前に公知のワイヤアーキテクチャに優る使いやすさを有する。
表現「HTSインサート」は、基板、1つまたは複数の緩衝層、HTS層、及びキャップ層を含む多層構造を示すことを目的とする。一般的には、このHTSインサートでは、HTS層は緩衝層(複数の場合がある)によって金属性の基板から電気的に絶縁される。しかしながら、導電性緩衝層が使用される場合、HTS層は金属基板に電気的に接続できる。代わりに、導電性キャップ層がHTS層と基板の両方に接触し、2つの間に電気的接点を提供できる。
表現「HTSアセンブリ」は、少なくとも1つのHTSインサートを含むが、おそらく1つまたは複数のHTSインサート及び/または他の追加された層を含んでよい構造を示すことを目的とする。表現「HTSワイヤ」または「HTSテープ」は、外側構造を含むHTSインサートまたはアセンブリ、あるいはHTSインサートまたはアセンブリに構造的安定、熱安定、及び/または電気的安定を提供するコーティングを示すことを目的とする。
表現「密封された」は、実質的に取り囲まれ、実質的に物理的に環境から隔離されることを意味することを目的とする。表現「密封された」は普通の状況下で気体または液体からの浸透に対する実質的な不浸透性を含んでよいが、これを含むことは必要とされていない。
本発明は、図解のためだけに提示され、本発明の制限となることを目的としていない以下の図を参照して説明される。
導電性外側構造を備える高温超電導ワイヤが説明される。導電性外側構造は、とりわけワイヤを実質的に密封し、ワイヤの外側からHTSインサートに電気的接点を提供するという特徴を有する。導電性外側構造は、さらに2つのHTSインサートの間に電気的接触を提供するという特徴をさらに有してよい。
本発明の1つまたは複数の実施形態による多層HTSアセンブリは、図1の断面図に示されている。この図及び以後のすべての図において寸法は正確な縮尺ではないことが留意される必要がある。アセンブリ100は、2つのHTSインサート110と120から構成されている。これらのインサートのそれぞれは、技術で周知の、詳しく後述される技法を使用して製造される。インサート110は、金属基板160を含む。基板160の少なくとも表面は、緩衝層150とHTS層140に結晶テンプレートを提供するために二軸テクスチャ加工されている。1つまたは複数の緩衝層150は基板160上にあり、1つまたは複数の層を備えてよい。1つまたは複数の実施形態では、導電性材料が使用できるが、緩衝層は電気絶縁材から構成されている。緩衝層は、例えば、金属元素または希土類元素の不活性金属、酸化物、ジルコニウム酸塩、チタン酸塩、ニオブ酸塩、タンタル酸塩、アルミン酸塩、銅酸化物、マンガン酸塩、またはルテニウム酸塩等から構成されている(例えば、Al23、CeO2、Y23,MgO,Gd23、チタン酸ストロンチウム、ジルコニウム酸ガドリニウム、イットリア安定化ジルコニア、AlN、Si34、LaMnO4、La2Zr27、またはLa2xCexZr27)。その上でHTS結晶を成長させるための適切なテクスチャを提供する任意の物質、または物質の組み合わせが使用できる。HTS層140は、緩衝層150の上にあるHTS層140は、任意のHTS材料であってよい。1つまたは複数の実施形態では、HTS層は、例えばYBCO等の希土類酸化物/アルカリ土類酸化物/銅酸化物を含む。キャップ層130はHTS層140の上に位置し、化学的な劣化及び機械的な劣化からのHTS層の保護を提供する。キャップ層は、スパッタリングされたAgまたは他の不活性金属であってよい。インサート120は、基板160’、1つまたは複数の緩衝層150’、HTS層140’、及びキャップ層130’を含む、同一のまたは類似した構造を有してよい。追加の詳細は、参照することによりその全体として本書に組み込まれている、本書と同日付で出願された「高温超電導ワイヤ及び超電導コイル(High Temperature Superconducting Wires and Coils)」と題されている共同所有されている米国特許出願番号(TBA)に記載されてよい。
HTSインサート110と120の間の結合を容易にするために、複数のさまざまな手法が意図される。これらの手法は、積層されている超電導体ワイヤの製造で容易に実現でき、HTSワイヤの長い長さを製造する上で有利であってよい。1つの手法では、それぞれの湿潤層170と170’が任意でそれぞれの基板160と160’の上にコーティングできる。これらの湿潤層が接着剤層180に対する各インサートの結合を容易にし、したがって各インサートの他方への結合を容易にする。1つまたは複数の実施形態では、接着剤層180ははんだから作られている。例示的なはんだはPb−Sn−Agである。処理中、金属性の基板の裏面(つまり、緩衝層に向かない表面)が、電気絶縁体である未来の酸化物層を成長させてよい。この酸化物層は、通常は濡れはんだしない、つまりはんだに結合しない。驚くべきことに、Ag湿潤層170と170‘をそれぞれ基板160と160’に追加することにより、裏面が可溶性になる、つまりはんだ接着剤層180に結合可能になることが発見された。したがって、結合は、基板の天然の酸化物面に結合される湿潤層をはんだ付けすることによって達成することができる。
DCスパッタリングによるAgの蒸着は、標準操作である。超電導体特性を劣化させることなく、被覆導体テープを連続モードでプラズマを通して並進させるには、テープがプラズマを経過するのに伴いそれを冷却することが必要となる。テープは、〜200C未満までの蒸着の間、テープの最大温度を最小限に抑えるためにターゲットに対向して配置される冷却ブロックを横切って引っ張られる。ターゲットに対する近接性が、酸化物表面でのAg層の接着のために必要とされてよい。プラズマから与えられるエネルギーはおそらく原位置で蒸着面を清掃し、優れた物理的な接触を行うためにAgイオンを十分な衝撃エネルギーで蒸着する。
基板の間の特に優れた電気的接触が望ましい応用例に適切な別の手法では、基板160と160’の上の電気的に絶縁する本来の酸化物層が最初に除去されてよい。この除去は、例えばエッチング、電子研磨、スパッタリングまたはショットブラストによって行うことができる。例えば、Ag、Cu、Ni、TiまたはTiN等の金属性の湿潤層170と170’は、基板面上の未来の酸化物の再成長を防止するために、基板160と160’のそれぞれの裏面にコーティングされる。さらに、これらの湿潤層170、170’は、基板表面への結合層の接着を促進する。次に、はんだ接着剤層180は2つのアセンブリをともに結合する。しかしながら、インサートの間で電気的接触を達成するためには、未来の酸化物層の厳格な除去は必要とされていない。さらに詳しく後述されるように、任意で多層HTSアセンブリを取り囲む導電性材料は、追加の電流共有を提供できる。
図1の実施形態は、2つの基板をともに結合するためのはんだとAg湿潤層の使用を示すが、他の接着剤方式と材料は、ワイヤの所望される性能特性に応じて使用できる。互いから基板を電気的に隔離することが望ましい応用例に適切な別の手法では、接着剤層180は、例えば樹脂、エポキシ、または他の非導電性材料であり、湿潤層170と170’は基板160、160’と非導電接着剤層の間の結合を容易にするために選択される。この場合では、もしかしたら層の内のいくつかは導電性であり、他の層が非導電性であるかもしれない。所望される接着剤が裏基板面を濡らす応用例では、湿潤層170と170’は完全に排除できる。この場合では、接着剤層180は基板160と160’に直接的に接触する。例えば、導電性材料を実質的に密封すると、ワイヤに十分な構造上の完全性が提供される応用例において等の基板160と160’の間に電気的な通信も、接着も必要とされない応用例にとって適切な別の手法では、接着剤層180だけではなく湿潤層170と170’は排除することができ、その場合では基板160と160’の裏面は互いにじかに接触させられる。
図1に描かれている実施形態では、接着剤180は、そのそれぞれの基板でインサート110をインサート120に接着し、HTSアセンブリ100を作成する。キャップ層130と130’はアセンブリ100内で外向きに向き、基板160と160’はアセンブリ100の中核をなす。例えば、この構成は、外部電流原との効率的な電気的接触及び超電導体ワイヤの長さの効率的な接合を提供する。アセンブリの外面は、導電性のキャップ層130と130’である。これらの層はそれぞれのHTS層140と140’に便利な導電性経路を提供する。HTS層の中に電流を導入するために、電流源とアセンブリの間の接続は、アセンブリの外面上のどこかで行うことができる。
図2Aは、前述されたのと同じ、及び導電性外部構造であってよい、2つの結合されたHTSインサート210、220を含むワイヤ200を有する本発明の実施形態を描く。導電性の外部構造は、実質的には、ワイヤを取り囲み、環境から密封し、外部の電気接点に対してだけではなく2つのHTSインサートの間にも電気的接触を提供する。導電性の外部構造はさらに、機械的安定性、熱的安定性、及び電気的安定性をワイヤ200に提供する。導電性外部構造は、上部と下部の導電性スタビライザストリップ250、270と、例えばはんだまたは別の低融解温度合金またはアマルガム、導電性ポリマー、またはIn等の純金属等の、導電性で通気性のない充填剤材料290とを含む。充填剤290は、実質的にHTSインサート210、220を取り囲み、図1のHTSアセンブリ100に描かれているように結合層180としての機能を果たしてもよい。前述されたように、基板260、260’はそれぞれの湿潤層230、230’でコーティングされ、充填剤290に(及び互いに)対するそれらの結合を強化してよい。充填剤290は、インサート210、220をHTSインサートの外面にある導電性スタビライザストリップ250、270にも結合する。充填剤290は、ワイヤの側面上の厚い層の中でストリップ250、270を架橋し、それにより取り囲む環境からのHTSアセンブリの隔離を完了し、導電性構造でHTSアセンブリを実質的に完全に取り囲む。
ときおりHTS層の中に、ワイヤの使用中に層の抵抗(及び加熱)の対応する増加を引き起こす欠陥があることがある。この場合では、別のHTS層の中に電流のいくらかまたはすべてを逸らす、つまり切り替えることが有効なことがある。これは、ワイヤの長さに沿って大幅に変化しない導電率を持つより均一な導電体を生じさせる。これは、動作電流が臨界電流をはるかに下回るときに特に有効であり、超電導体装置の動作においては一般的な慣行である。基板の反対の側面にコーティングされる2つのHTS層を有する、単一の基板を使用する2つのHTS層構造は、冗長な超電導経路を提供するために単一のワイヤの中で複数のHTS層を実現する方法として考慮されてきた。しかしながら、この種の構造は2つのHTS層の間の電気的な関係性及び2つのHTS層の組成に関して柔軟性が限られた非常に複雑な製造プロセスを有することに悩まされている。対照的に、それらの基板でともに積相されている2つのHTSインサートを有する本発明の実施形態は、特定の所望されている応用例に構造を合わせる容易さだけではなく、製造の容易さという利点も提供する。
ワイヤ200では、充填剤290は、HTSインサート210、220の間で電気的通信を提供する。本質的には、充填剤290は、導電性の導管、つまりブリッジとして動作する。充填剤290は導電性であるが、電流がワイヤ200を通って流れるにつれ、電流は、一般的には1つまたは両方のHTSインサート210、220を通る最小の抵抗の経路に従う。しかしながら、HTSインサート210、220の1つが、特定の領域でその抵抗を高める欠陥を有する場合、電流は充填剤290を通って他のHTSインサートの中に流れ込むことがある。充填剤290はHTSインサート210、220よりも高い抵抗を有するため、電流はワイヤのなんらかの計算可能な距離(例えば、数センチメートル)でインサート間を移動する。移動の最終結果は、電流が低抵抗経路に沿って、つまり他のHTSインサートを通って移動し続ける可能性があるということである。このインサートの中の別の領域に欠陥がある場合には、電流は、同じ場所にやはり欠陥を有する可能性が低い他のインサートまで戻る。電流のための冗長な電気経路の存在はワイヤの電気的安全性を改善する。ワイヤ200の通電容量は、HTSインサート210、220のどちらかの局所的な欠陥に対して、電流がワイヤの高抵抗セクションを通って押しやられるであろう単一のインサートを用いる場合よりもはるかに敏感ではない。
充填剤290を用いてHTSインサート210、220の間で電気的な通信を提供することにより、単一のインサート、または2つの隔離されたインサートの通電容量以上にワイヤ200の通電容量が増加する。臨界電流Ic及び工学(総)限界電流密度Jeは両方とも増加する。充填剤290は、HTSインサート210、220の一方、または両方に電流を導入するための手段を提供する。電流源を充填剤290に単に接触させるだけで、電流は充填剤を介してHTSインサートの中に流れ込む。充填剤290は導電性スタビライザストリップ250、270と接触しているため、ストリップ250、270の一方または両方に電流源を接触させることにより、HTSインサート210、220の一方または両方にも電流が導入される。
材料290は、それが通気性がないように選択される。つまり1つまたは複数の実施形態では、材料は十分な強度を有し、ワイヤ200を実質的に取り囲み、密封するほど十分な厚さでコーティングされる。これによりHTSインサート210と220は、インサートの電気性能を悪化させることがある環境要因による汚染に対して実質的に影響されなくなる。充填剤290は、HTSインサートに潜在的に機械的に損傷を与えることがあるバルーンを形成することがある低温流体を囲むことによってアセンブリの浸潤を実質的に防止してもよい。ワイヤ200の側面での充填剤290の厚いコーティングは、ワイヤに機械的強度も加え、曲げまたは潜在的な損傷の他の原因に起因するワイヤ200の層間剥離を防止するのに役立つことがある。材料290は、追加の熱容量を提供することによってワイヤに熱的安定性を加える。
スタビライザストリップ250と270は、ワイヤ200の機械的安定性、電気的安定性及び熱的安定性をさらに強化する。ストリップ250、270は結果として生じるワイヤの所望される特性に応じて同じまたは違う可能性がある。ストリップの厚さは、所望される応用例に応じて、約0.01mmから2mmの広い範囲全体で変わることがある。超電導ケーブルの場合、厚さは、通常0.05mmと0.075mmの間である。限流器応用例の場合、スタビライザの厚さは1mmもある、あるいは1mmよりも厚いことがある。ストリップ250と270のために使用される材料は、所望される応用例のために適切な電気的安定性、熱的安定性、及び機械的安定性をワイヤ200に提供するために選択される。ストリップ250と270は、一般的には、例えば、アルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金、銀合金、ニッケル合金、ニッケルタングステン合金、または鉄合金等の金属のような可撓性の導電性材料である。大部分の応用例の場合、銅のような高導電率の金属が好ましい。限流器応用例の場合、例えばステンレス鋼等の機械的に強く、高い抵抗率の合金が好ましい。
いくつかの実施形態では、スタビライザストリップ250と270は、HTSインサート210と220の幅より大きい幅を有する。この余分な幅、つまり突き出た部分により、充填剤290の層または隅肉が、毛管作用によってワイヤの側面に沿って形成できる。好適実施形態では、隅肉はワイヤの端縁に対して凹形の輪郭を有する。このような隅肉は毛管作用によって形成するため、HTSアセンブリ210、220の幅に優るストリップ250、270の過剰な幅が、隅肉の厚さを決定する。一般的には、ストリップ250、270の幅はHTSアセンブリ210、200の幅より0.01mmから2mm大きい範囲に入る。例えば、幅が約4.3mmのスタビライザストリップは、幅4.0mmまたは4.1mmの超電導インサートとともに使用できる。隅肉は、ワイヤ200の機械的強度と耐久性を強化できる。さらに幅広い隅肉は強度を強化するが、工学限界電流密度を削減する。最適に設計されたワイヤは機械的な仕様を満たすために十分な充填剤幅を有するが、あまり変わらない。典型的な個々の隅肉幅は0.025mmから0.2mmの範囲となるが、比強度または工学限界電流密度のニーズを満たすためにさらに高い、またはさらに低い(例えば0.005から1mm)ことがある。
他の理由の中では、基板260、260’は前述されたように、インサート処理中にその酸化に起因してはんだに十分に結合しない可能性があるために、充填剤290の厚い隅肉がワイヤ200の機械強度を強化する。湿潤層(例えば230、230’)は、はんだに対するそれらの結合を改善するために基板表面上に蒸着できるが、ワイヤの側面、例えば多層HTSインサート210、220の露呈されている端縁上にこのようなコーティングを蒸着することは、製造費の増加のために実用的ではない場合がある。しかしながら、充填剤290の厚い隅肉はワイヤ200の側面上に蒸着することが可能であり、その結果充填剤は多層アセンブリの他の(非基板)層に十分に接着し、それが基板側面から深い層に裂けることのないほど十分な強度を有する。例えばSn−Pb−Agはんだ等の充填剤290として使用されているいくつかの材料は、室温から77Kまで冷却されるときに大きく(最高3倍)強化し、総強度に対するそれらの貢献が重要な場合がある。
HTSインサート210、220を超えてスタビライザストリップ250、270の突き出た部分を調製することによって、隅肉を適切な厚さにすることができる。典型的な例としては、以下のワイヤが実例となることがある。つまり、幅40mmの導体は、すべてのバッファ及び超電導体の蒸着/反応のステップの完了後に、スパッタ蒸着を使用して厚さ0.003mmのAg層で両面でコーティングされる。幅40mmの導体は、8個の幅4.1mmのインサートにリール対リール様式で細長く切られる。各インサートは、いくらかAgを追加できるSn−Pbはんだを使用して、両側面上で0.05×4.3mmの銅155スタビライザストリップにリール対リール積層プロセスで積層される。結果として生じるワイヤは幅4.3mmと4.4mmで変化する。はんだ隅肉の幅は、平均約0.15mmから0.2mmである。
ワイヤ200は、図2Bに描かれているように製造されてよい。HTSワイヤインサートは、幅広い(例えば、幅約4cmから10cmの)多層ストリップとして製造され、次に、HTSインサート210、220を形成するいくつかの狭い(例えば、幅4cmのストリップから、幅約0.4cmの約10個のストリップ)ストリップに縦方向に細長く切られる。導電性スタビライザストリップ250、270は狭いHTSストリップの幅よりも幅広くてよく、その結果スタビライザストリップは両側面でHTSストリップの上に突き出ている。細長く切った後に、狭いHTSインサートストリップ210、220を、充填剤290の浴の中でスタビライザストリップ250、270と接合することによりワイヤが形成される。多層HTSインサート210、220は、例えば、リールから充填剤浴の中に送り込まれてよい。スタビライザストリップ250、270は、材料の長さが積み重ねられた構成を形成するように、HTSインサート210、220のフィードインリールの上下に置かれたリールから送り出されてよい。充填剤は、同時にHTSインサート210、220を取り囲み、導電性スタビライザストリップ250、270の中にそれらを積層する。金型295はインサート210、220とスタビライザストリップ250、270を1つの超電導ワイヤ200の中に融合し、強固にする。HTSインサートを製造し、細長く切った後にスタビライザストリップをワイヤに積層することにより、スタビライザストリップをインサートよりも容易に幅広くすることができる。上に突き出す特徴は、充填剤290の厚く、機械的に堅牢な隅肉をワイヤの側面に設けるために、上部スタビライザストリップと下部スタビライザストリップ250、270の間でのはんだの毛細血管のウィッキングを促進する。
図3Aは、前述されたのと同じであってよい2つの結合されたHTSインサート310、320と、導電性外部構造とを含むHTSアセンブリを含むワイヤ300を有する本発明の別の実施形態を示す。導電性外部構造は、組み立てることのできる3壁トラフなどの、HTSアセンブリの3つの側面を覆う第1の構成要素350と、単一のパーツ、または複数の部品からなる単一のパーツ、及び導電性の非多孔性充填剤390とを含む。例えば、はんだ等の充填剤390は、前述されたように、インサート310、320を取り囲み、それらをともにその基板で結合する。充填剤390は、3面構成要素350とHTSインサート310、320の間に、及びインサート間にも電気経路を設ける。充填剤390はインサート310、320を3面構成要素350の中に密封する。
3面構成要素350は、例えばアルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、ステンレス綱、アルミニウム合金、銅合金、銀合金、ニッケル合金、ニッケルタングステン合金、または鉄合金等の金属等の可撓導電性材料から作られる。図2Aのスタビライザストリップ250と270について前述されたように、3面構成要素の材料は、所望される応用例のためにワイヤに電気的安定性、熱的安定性、及び機械的安定性を与えるように選択される。3面構成要素の壁は、例えば、0.0001mmから0.5mmの間の厚さを有することがあり、所望される応用例に応じてさらに厚くなる場合がある(例えば、0.0001mmから1mm)。3面構成要素350は、インサート310と320よりも広い幅と、HTSアセンブリの厚さよりも深い奥行きとを有する。これにより、充填剤390の十分に厚い層は、すべての面でアセンブリを実質的に取り囲み、ワイヤ300を実質的に密封できる。ワイヤ300は、前述されたように、幅広いストリップから細長く切ることができるHTSインサーボ310、320を最初に提供することによって製造される。次に、はんだ等の充填剤390の浴の中では、インサート310、320が同時にともに結合され、充填剤390によって取り囲まれ、3面構成要素350の中に差し込まれ、3面構成要素の中に密封される。
図3Bは、前述されたのと同じであってよい、3面構成要素350‘の内部で密封される2つの結合されたHTSインサート310’、320’の代替の配置を有するワイヤを示している。例えばはんだ等の導電性の非多孔性充填剤390’がインサート310’と320’を実質的に取り囲み、それらの基板でともにそれらを結合する。充填剤390’はHTSインサート310’、320’への、及びHTSインサート310’、320’の間に電気経路を提供する。充填剤390’はインサート310’、320’を、前述されたのと同じであってよい3面構成要素350’の中に密封する。このワイヤでは、3面構成要素350’は、アセンブリの厚さより幅広い幅と、アセンブリの幅より深い奥行きとを有する。これにより、充填剤390’の十分に厚い層が、すべての面でアセンブリを実質的に取り囲み、ワイヤ300’を実質的に密封することができる。ワイヤ300’は、図3Aについて説明されたように製造されてよい。
図4Aは、図3Aと図3Bの3壁トラフに優る追加の機械的安定性を提供できる4壁構造450の内部で密封される、前述されたのと同じであってよい、HTSインサート410、420を有するワイヤ400を示している。はんだ等の導電性の非多孔性充填剤490は、インサート410、420とを取り囲み、前述されたようにその基板でそれらをともに結合する。充填剤490はHTSインサート410、420に、及びHTSインサート410,420の間に電気経路を提供する。充填剤490は、インサート410、420を4壁構造450の中に差し込む。構造450の内寸は、結合されたHTSインサート410と420の適切な寸法より大きい。これにより、はんだの十分に厚い層がすべての面でインサートを実質的に取り囲み、ワイヤ400を実質的に密封することができる。ワイヤ400は、前述されたように幅広いストリップから細長く切ることができるHTSインサートを最初に提供することによって製造できる。構造450の壁の1つは、HTSインサート410と420を受け入れるための適当な空間を残すために開放されたままである。はんだ浴では、インサートは次に同時に構造450の中に差し込まれ、ともに結合され、はんだによって取り囲まれる。構造450の開放された壁は、次に機械的に折り畳まれ、インサートとはんだを封入する。はんだは、図で分かるように折った部分から隙間を充填する。
図4Bは、4壁構造450’の内部で密封される、前述されたものと同じであってよい、2つの結合されたHTSインサート410’、420’の代替配置を有するワイヤ400’を示している。はんだ等の導電性の非多孔性充填剤490’がインサート410’、420’とを取り囲み、前述されたように、それらの基板でそれらをともに結合する。充填剤490’は、HTSインサート410’、420’への及びHTSインサート410’、420’への、及びHTSインサート410’、420’の間に電気経路を提供する。充填剤390’は、インサート410’、420’を4壁構造450’の中に差し込む。構造450’の内部寸法は、結合されたHTSインサート410’、420’の適切な寸法よりも大きい。これにより、はんだの十分に厚い層がすべての面でインサートを取り囲み、構造を密封できる。ワイヤ400’は、図4Aに説明されたように製造されてよい。
図5A及び図5Bでさまざまな視点で示されている別の実施形態では、薄い導体箔がHTSアセンブリの回りに巻き付けられている。断面図5Aでは、接着剤580が、前述されたのと同じであってよい、HTSインサート510、520とをともに結合する。導体箔590は結合されたインサートの回りにしっかりと、且つ隣接して巻き付けられる。これにより、箔590はインサート510、520と良好な電気的接触となり、インサート間の電気通信のためのルートを提供する。図5Bで分かるように、インサート510’、520’の回りの箔590’のそれぞれの連続ラップが、前のラップと重なり、ワイヤの回りにシールを提供する。箔の厚さは、応用例に応じて、例えば0.0001mmから0.5mmの間等、幅広い範囲で変えることができる。実質的に非多孔性封孔剤570が箔590の上部でコーティングされる。封孔剤570は、導電性材料である場合があり、その場合、封孔剤570と箔590はともに、ワイヤの外部からHTSインサート510、520へ電気経路を提供する。別の実施形態では、封孔剤570が実質的には非多孔性非の導電性材料である場合があり、その場合、ワイヤ500の外部は電気的に絶縁されている。この場合、ワイヤ500の外部からHTSインサート510、520への導電性の接続を行うために、封孔剤570は剥ぎ取られなければならない。これにより、HTSインサート510、520と電気的に接触している導体箔590へのアクセスが可能になる。ワイヤ500は、前述されたようにHTSインサート510、520を提供し、結合してから、結果として生じるアセンブリの回りに導体箔90を機械的に巻き付けることによって製造できる。次に、ワイヤ500は、ワイヤ500を実質的に取り囲み密封する、例えばはんだ等の封孔剤570の浴を通される。
別の実施形態では、図6に示されているように、ワイヤ600は、接着剤680を用いて結合され、前述されたのと同じであってよい2つのHTSインサート610、620と、層690と、図2Aに示されているもののような2テープ構造とを含む。層690は、610、620、680を実質的に取り囲み、610、620、680の間に電気的接触を提供する。層690は、例えば、アセンブリ610、620、680の上に蒸着される金属性のコーティングである。Cu、Ag、Ti、TiN及びSnは、アセンブリの上に蒸着できる金属の例である。代わりに、層690は、例えば導電性ポリマーのコーティングであり、ポリマーは、導電媒質を生じさせるために金属性の粉末または導電性の糊を含む。選ばれるコーティングが何であれ、導電性のスタビライザストリップ650、660は、図2に示されているワイヤについて説明されるように充填剤670を用いてアセンブリに積層されている。充填剤670は、図2について説明されているのと同じであってよい。スタビライザストリップ670、660は、充填剤670とともにワイヤに対して、層690によって提供されるものを超えて構造的完全性、熱的完全性、及び電気的完全性を提供する。ワイヤ600は、その強度及び耐久性を強化する多くの特徴を含んでいるため、それは厳しい環境条件または過剰な機械的応力のある応用例に役立つ。コーティングされたアセンブリ610、620、680、690は、追加の安定性を必要とする応用例について、前述された実施形態のどれかで差し込むこともできる。
本発明の1つまたは複数の実施形態では、図7に描かれているように、ワイヤは、接着剤780で結合され、前述されたの同じであってよい2つのHTSインサート710、720と導電性層790とを含む。層790は、HTSアセンブリ710、720、780を実質的に取り囲み、密封してよい。層790はHTSインサート710、720の間で電気通信を提供する。層790は、蒸着されている金属コーティングである場合がある。金属は、電気メッキプロセスによって、金属粉焼結プロセスによって、あるいは無電解メッキプロセスによって蒸着できる。電気メッキ、粉末焼結、及び無電解メッキの方法は周知である。Cu、Ag、Ti、TiN及びSnはアセンブリ710、720、及び780の上に蒸着できる金属の例である。他の実施形態では、層790は導電性ポリマーまたは金属粉末を含むポリマーである。ポリマーコーティングは、金型または化学雑巾をインラインで用いて、ポリマー層厚さを制御するためにリール対リール浸漬被覆硬化プロセスを通して塗布できる。さらに他の種類の導電性材料が層790に使用できる。これらの材料は、HTSインサート710、720の間、及び/またはHTSインサート710、720と外部導電性接点の間に優れた電気的接触を提供する特性を有する。これらの材料は、実質的に非多孔性で、結果として生じるワイヤ700を実質的に取り囲み、密封するほど十分な暑さをもって蒸着できる。
前述された実施形態は、それらの基板によってともに結合され、さまざまな種類の他の構造の内部に挿入されるHTSインサートを含むワイヤであるが、他のHTSアセンブリは説明されているワイヤのどれかで使用するために熟考できる。例えば、1つまたは複数の実施形態では、図7のコーティングされたワイヤ700はそれ自体、説明された外部導電性構造の1つまたは複数の中に差し込むことができる。
複数のHTSインサートと関連して使用される、本書に説明されている新規の湿潤層は、導電性外部構造を有する単一のHTSインサートを作成するために使用することもできる。1つまたは複数の実施形態では、単一のHTSアセンブリは、前述された外部構造の1つまたは複数の中に挿入できる。図8を参照すると、ワイヤ800は、前述されたのと同じであってよいHTSインサート810を含んでいる。ワイヤ800は、外部構造890が図2から図7に描かれている実施形態のどれかの外部導電性構造を表す場合に、外部構造890も含んでいる。HTSインサート810は、図1に示されている構成のインサート110と同じ構成要素と特性を有してよい、基板860と、緩衝層850と、HTS層840と、キャップ層830とを含む。インサート810は、基板860に付着されている湿潤層870も有する。この場合、湿潤層870は、それにより基板860と外部構造890の間に優れた接着が可能になるように選択される。外部構造890はHTS層840と電気的に接触している。したがって、電流源を外部構造890に接触させるだけで、電流はHTS層の中に流れ込む。外部構造890はHTSインサート810を実質的に取り囲み、密封する。
説明されたワイヤは、基板と、1つまたは複数の緩衝層(複数の場合がある)、希土類酸化物超電導体と、キャップ層とを有するHTSインサートとアセンブリを含んでいるが、ワイヤはこれらの特定の種類の超電導体のインサートまたはアセンブリを使用することに制限されない。任意の種類のHTSアセンブリは、それがHTS層を含んでいる場合には使用できる。例えば、(ワイヤ軸に垂直な)横糸に低導電率を、(ワイヤ軸に沿った)縦糸に高導電率を有するメッシュ型のスタビライザが、導電性のスタビライザストリップの代わりに使用できる。この種のスタビライザには、交流電流応用例において渦電流損を削減する利点がある。適切なメッシュ型スタビライザの詳細は、参照することによりその全体としてここに組み込まれる、「フィラメント状の被覆超導電体のためのメッシュ型スタビライザ(Mesh−Type Stabilizer for Filamentary Coated Superconductors)」と題される、共同所有されている米国特許出願U.S.S.N.第60/667,001号の中に見つけることができる。
図9は、本発明の多様な実施形態によるHTSワイヤを製造するために使用される例示的なプロセスの流れ図である。第1のステーション910では、ワイヤ基板が、二軸のテクスチャを得るために処理される。好ましくは、基板表面は相対的に明確な結晶方位を有する。例えば、表面は二軸テクスチャ加工表面(例えば、(113)[211]面)または立方体テクスチャ加工表面(例えば、(100)[011]面または(100)[001]面)である場合がある。好ましくは、表面のX線回折極図のピークは、約20°未満(例えば約15°未満、約10°未満、または約5°から約10°)のFWHMを有する。
例えば、圧延及び焼きなましによって表面を作成できる。また、表面は、例えばランダムに配向した多結晶または無定形表面に二軸テクスチャ表面を形成するために、イオンビーム支援蒸着、傾斜基板蒸着、及び公知の他の真空技法等の真空プロセスを使用して作成することもできる。特定の実施形態(例えば、イオンビーム支援蒸着が使用されるとき)では、基板の表面はテクスチャ加工される必要はない(表面は、ランダムに配向した多結晶である場合がある、あるいは表面が無定形である場合がある)。
基板は、緩衝層スタック及び/または超電導体材料を支えることができる、及び最終的なワイヤに必要とされる機械特性を提供できる任意の材料から形成されることがある。基板として使用できる基板材料の例は、例えばニッケル、銀、銅、亜鉛、アルミニウム、イオン、クロミウム、バナジウム、パラジウム、モリブデン及び/またはそれらの合金等の金属及び/または合金を含む。いくつかの実施形態では、基板は超合金から形成できる。特定の実施形態では、基板は相対的に大きな表面積(例えば、ワイヤまたはウェハ)を有するオブジェクトという形を取ることがある。これらの実施形態では、基板は好ましくは相対的に可撓性材料から形成される。
これらの実施形態のいくつかでは、基板は、以下の金属、つまり銅、ニッケル、クロミウム、バナジウム、アルミニウム、銀、鉄、パラジウム、モリブデン、タングステン、金及び亜鉛の内の2つを含む二元合金である。例えば、二元合金はニッケルとクロミウム(例えば、ニッケルと多くても20原子パーセントのクロミウム、ニッケルと約15から約18原子パーセントのクロミウム、またはニッケルと約10から約15原子パーセント)から形成できる。別の例として、二元合金は、ニッケルと銅(例えば、銅と、約5から約45原子パーセントのニッケル、銅と約10から約40原子パーセントのニッケル、あるいは銅と約25から約35原子パーセントのニッケル)から形成されることがある。追加の例として、二元合金は特定のニッケルとタングステン(例えば、約1原子パーセントのタングステンから約20原子パーセントのタングステン、約2原子パーセントのタングステンから約10原子パーセントのタングステン、約3原子パーセントのタングステンから約7原子パーセントのタングステン、約5原子パーセントのタングステン)を含む場合がある。二元合金は、さらに相対的に少量の不純物(例えば、約0.1原子パーセント未満の不純物、約0.01原子パーセント未満の不純物、あるいは約0.005原子パーセント未満の不純物)を含むことがある。Ni−5wt・%wが基板にとって好ましい材料である。
これらの内の特定の実施形態では、基板は(例えば、三元合金または四元合金等)3つ以上の金属を含む。これらの実施形態の内のいくつかでは、以下の金属、つまり銅、ニッケル、クロミウム、タングステン、バナジウム、アルミニウム、銀、鉄、パラジウム、モリブデン、金及び亜鉛の内の2つだけではなく、1つまたは複数の酸化物形成体(例えば、A1が好適な酸化物形成体である、Mg、Al、Mo、V、Ta、Ti、Cr、Ga、Ge、Zr、Hf、Y、Si、Pr、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Lu、Th、Er、Tm、Be、Ce、Nd、Sm、Yb及び/またはLa)を含むことがある。これらの内の特定の実施形態では、合金は以下の金属、つまり銅、ニッケル、クロミウム、タングステン、バナジウム、アルミニウム、銀、鉄、パラジウム、モリブデン、金及び亜鉛の内の2つを含む前述された酸化物形成体のどれかを実質的には欠いていることがある。
合金が酸化物形成体を含む実施形態では、合金は少なくとも約0.5原子パーセントの酸化物形成体(例えば、少なくとも約1原子パーセントの酸化物形成体、または少なくとも約2原子パーセントの酸化物形成体)と、多くても約25原子パーセントの酸化物形成体(例えば、多くても約10原子パーセントの酸化物形成体、または多くても約4原子パーセントの酸化物形成体)を含むことがある。例えば、合金は、残りが銅である、酸化物形成体(例えば、少なくとも約0.5のアルミニウム)、約25原子パーセントから約55原子パーセントのニッケル(例えば、約35原子パーセントから約55原子パーセントのニッケル、または約40原子パーセントから約55原子パーセントのニッケル)を含むことがある。別の例としては、合金は、残りがニッケルである、酸化物形成体(例えば、少なくとも約0.5原子アルミニウム)、約5原子パーセントから約20原子パーセントのクロミウム(例えば、約10原子パーセントから約18原子パーセントのクロミウム、または約10原子パーセントから約15原子パーセントのクロミウム)を含むことがある。合金は、相対的に少量の追加金属(例えば、約0.1原子パーセント未満の追加金属、約0.01原子パーセント未満の追加金属、または約0.005原子パーセント未満の追加金属)を含むことがある。
合金から形成される基板は、例えば、粉末状の成分を結合し、溶解し、冷却することによって、あるいは例えば固体状態の粉末成分をともに拡散することによって生成できる。次に、合金はテクスチャ加工された表面(例えば、二軸テクスチャ加工、あるいは立方体テクスチャ加工)を形成するために変形テクスチャ加工(例えば、焼きなましと圧延、スエージング、押し出し、及び/または延伸)によって形成できる。代わりに、合金の成分は、ゼリーロール構成で積み重ねてから、変形テクスチャ加工を加えることができる。いくつかの実施形態では、相対的に低い熱膨張係数の物質(例えば、Nb、Mo、Ta、V、Cr、Zr、Pd、Sb、NbTi、NiAlまたはNi3Al等の金属間化合物、またはその混合物)が、ロッドに形成され、変形テクスチャ加工の前に合金の中に埋め込まれる。
いくつかの実施形態では、表面での安定した酸化物形成が、第1のエピタキシャル(例えば、緩衝)層が、基板の表面に配置される中間層を使用して二軸テクスチャ加工された合金面上に形成されるまで削減できる。中間層は、PO2によって確立される状態、及びエピタキシャル緩衝層膜の初期成長に必要とされる温度にさらされるときに表面酸化物を形成しないそれらのエピタキシャル金属または合金の層を含む。加えて、緩衝層は、基板要素(複数の場合がある)が中間層の表面に移動し、エピタキシャル層の初期成長中に酸化物を形成することがないようにするための障壁としての機能を果たす。このような中間層がない場合、基板の1つまたは複数の要素は、例えばこの酸化物層におけるテクスチャの欠如に起因して、エピタキシャル層の蒸着を大幅に妨げるであろう、基板表面で熱力学的に安定した酸化物(複数の場合がある)を形成すると予想されるであろう。
例示的な中間金属層は、ニッケル、金、銀、パラジウム、及びその合金を含む。追加の金属または合金はニッケル及び/または銅の合金を含んでよい。中間層に蒸着されるエピタキシャル膜または層は、金属酸化物、カルコゲニド、ハロゲン化合物、及び窒化物を含むことがある。いくつかの実施形態では、中間金属層は、エピタキシャル膜蒸着条件下で酸化しない。
蒸着された中間層が、初期緩衝層構造の核生成と成長によりエピタキシャル層を確立する前に、基板の中に完全に組み込まれない、あるいは基板の中に完全に拡散しないことに注意を要する。つまり、基板合金内での拡散定数等の適切な属性のために金属(または合金)、実際的なエピタキシャル緩衝層の成長条件下での酸化に対する熱力学的安定性、及びエピタキシャル層との格子整合とを選択した後、蒸着金属層の厚さが、エピタキシャル層蒸着条件、特に温度に適応されなければならない。
中間金属層の蒸着は、蒸発またはスパッタリング等の真空プロセスによって、あるいは(電極を使用するまたは使用しない)電気メッキ等の電解加工手段によって行うことができる。これらの蒸着された中間金属層は、(蒸着中の基板温度に応じて)蒸着後にエピタキシャルになってよい、またはエピタキシャルにならに可能性があるが、エピタキシャル方位はその後、蒸着後熱処理の間に取得できる。
特定の実施形態では、硫黄は基板または中間層の表面に形成できる。硫黄は、例えば中間層を、硫黄のソース(例えば、H2S、タンタル箔または銀箔)及び水素(例えば、水素、または5%の水素/アルゴンガス混合物等の水素と不活性ガスの混合物)を含むガス環境に一時期(例えば、約10秒から約1時間、約1分から約30分、約5分から約15分)露呈することによって形成できる。これは昇温で(例えば、約450℃から約1100℃、約600℃から約900℃、850℃の温度で)実行できる。水素(または水素/不活性ガスの混合物)の圧力は相対的に低い(例えば、約1トル未満、約1×10-3トル未満、約1×10-6トル未満)、あるいは相対的に高い(例えば、約1トルより高い、約100トルより高い、約760トルより高い)であることがある。
理論によって縛られることを希望しない場合、テクスチャ加工された基板表面をこれらの条件下で硫黄のソースに露呈すると、テクスチャ加工された表面上に上部構造(例えば、ac(2×2)上部構造)の形成を生じさせることがあると考えられる。上部構造は、中間層の表面を安定化させる(例えば、化学的に及び/または物理的に安定化させる)上で有効であるとさらに考えられる。
硫黄上部構造を形成する1つの手法が説明されてきたが、このような上部構造を形成する他の方法も使用できる。例えば、硫黄上部構造(例えば、S c(2×2))は、適切なガス環境における適切な温度まで加熱することにより中間層の表面に適切な有機溶液を塗布することによって形成できる。さらに、硫黄上部構造を中間層の表面に形成することが説明されてきたが、他の上部構造も表面を安定化させる(例えば、化学的に及び/または物理的に安定化させる)上で有効であってよいと考えられる。例えば、表面に配置される酸素上部構造、窒素上部構造、炭素上部構造、カリウム上部構造、セシウム上部構造、リチウム上部構造、またはセレニウム上部構造が、表面の安定性を強化する上で有効であってよいと考えられる。
第2の処理ステーション920では、緩衝層が、テクスチャ加工された金属面でのエピタキシャル成長によって、テクスチャ加工された基板上に形成される。代わりに、緩衝層が、イオンビーム支援蒸着(IBAD)を使用して多結晶の無作為にテクスチャ加工された金属面に形成できる。この技法では、イオンビーム(例えばアルゴンイオンビーム)が、蒸発した緩衝層材料が蒸着される基板の円滑な無定形表面に向けられる間に、緩衝層材料は、例えば電子ビーム蒸発、スパッタリング蒸着、またはパルス化レーザ蒸着を使用して蒸発する。
例えば、緩衝層は、緩衝層材料が、面内または面外両方の以後の位置合わせ(例えば、約13°未満)のある表面を有するように、岩塩状の構造(例えば、MgOを含む酸化物、または窒化物等の岩塩構造を有する材料)を有する緩衝層材料を蒸発させることによって、基板の円滑な無定形表面(例えば、約100オングストローム未満の二乗平均平方根粗さを有する表面)の上にイオンビーム支援蒸着によって形成できる。
緩衝層材料の蒸着中に使用される条件は、例えば、約0℃から約750℃の基板温度(例えば、約0℃から約400℃、ほぼ室温から約750℃、ほぼ室温から約400℃)、毎秒約1.0オングストロームから毎秒約4.4オングストロームの蒸着速度、約200eVから約1200eVのイオンエネルギー、及び/または1平方センチメートル当たり約110マイクロアンペアから1平方センチメートルあたり約120マイクロアンペアのイオンフラックスを含むことがある。
いくつかの実施形態では、IBADを使用するとき、基板は、別の材料(例えば、Si34)から形成される滑らかな無定形表面のある、多結晶の無定形基部構造(例えば、ニッケル合金等の金属合金)を有する材料から形成される。
特定の実施形態では、複数の緩衝層は、元のIBAD表面上でエピタキシャル成長によって蒸着できる。各緩衝層は、面内と面外の両方で以後の位置合わせ(例えば、約13°未満)を有することがある。
緩衝材料は、例えば、S.S.Shoupら、アメリカセラミックス協会ジャーナル(J.Am.Cer.Soc.)、第81巻、3019号、D.Beachら、材料研究学会シンポジウム会議記録(Mat.Res.Soc.Symp.Proc.)、第495巻、263(1988年)、M.Paranthamanら、超電導体学会技術(Superconductor Sci.Tech.)、第12巻、319(1999年)、D.J.Leeら、日本応用物理学ジャーナル(Japanese J.App.Phys.)、第38巻L178(1999年)、及びM.W.Rupichら、応用超電導体に関するIEEE会議記録(I.E.E.E.Trans.on Appl.Supercon.)第9巻、1527に開示されるような有機金属蒸着を含む溶液相技法を使用して作成できる。特定の実施形態では、溶液コーティングプロセスが、テクスチャ加工された基板上での酸化物質のどれかの1つまたは組み合わせのエピタキシャル蒸着に使用できる。しかしながら、それらはテクスチャ加工された金属面での初期(シード)層の蒸着のために特に適用可能である。シード層の役割は、1)基板を基準にして酸化性雰囲気中で実施されるときに次の酸化物層の蒸着中の酸化からの基板の保護(例えば、酸化物ターゲットからのイットリア安定化ジルコニアのマグネトロンスパッタ蒸着)、2)以後の酸化物層の成長のためのエピタキシャルテンプレートを提供することである。これらの要件を満たすために、シード層は、金属基板の表面全体でエピタキシャルに成長し、以後のエピタキシャル酸化物層の蒸着と干渉する可能性のあるあらゆる汚染因子を含んではならない。
下にある基板層の湿潤を促進するために、酸化物緩衝層の形成が実施できる。さらに、特定の実施形態では、金属酸化物層の形成は、金属アルコキシド前駆体(例えば、「ソル−ゲル前駆体」)を使用して実施できる。
いったん、緩衝層を含むテクスチャ加工された基板が作成されると、前駆体溶液は、前述されたように蒸着ステーション230で蒸着される。随意的に、前駆体はパターン化できる。例えば、レーザアブレーションまたはイオン衝撃が超電導層をパターン化するために使用されるときに、追加の装置がパターン化操作を達成するように要求されてよい。滴状パターン化蒸着が使用される場合には、インクジェットプリンタ蒸着装置の付いた単一のステーションは、酸化物前駆体溶液の蒸着とパターン化の両方を達成できる。
通常は、溶液化学が、フッ化バリウム及び/または他の超電導体前駆体を調製するために使用され、溶液(例えば、酢酸イットリウム、酢酸銅、酢酸バリウム及び/またはバリウムのフッ素化された酢酸塩等の金属塩を含有する溶液)は、表面に(例えば、1つまたは複数の緩衝層がその上に配置される合金層を有する基板等の基板の表面に)配置される。溶液は、標準的な手法(例えば、スピンコーティング、浸漬被覆、スロットコーティング)を使用して表面上に配置できる。溶液は、溶液中に存在する有機化合物の少なくともいくつかを取り除くために乾燥され(例えば、ほぼ室温で、または穏やかに加熱して乾燥され)、結果として生じる材料は、フッ化バリウム及び/または他の適切な材料(例えば、CuO及び/またはY23)を形成するために酸素と水を含有するガス環境で炉内で反応される(例えば分解される)。いくつかの実施形態では、前記に留意された反応装置は、これらのステップのどれかまたはすべてで使用できる。
金属塩溶液は、結果として生じる超電導体層で所望される適切な割合で金属ソースを使用して調製される。したがって、例えば、YBCOで使用される化学量論的割合を超える追加量の銅塩が過剰な銅を有する高いIc(ab)超電導体層を調製するために使用される前駆体溶液中に含まれる。同様に、前駆体溶液は、最終的な超電導体組成を修正するために使用される可溶性金属化合物と不溶性金属化合物を含む添加成分を含んでよい。このような添加物は、例えば、イットリウム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、及びルテチウム等の金属化合物の可溶性化合物と、カルシウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、ジルコニウム、セリウム、銀、アルミニウム、及びマグネシウム等の、前駆体溶液中に含有される溶媒を分解できるアルカリ土類金属金属化合物を含むことがある。添加構成要素は、前駆体溶液中に含まれる可溶性化合物の化学量論超過分を含んでもよい。例えば、可溶性のイットリウム塩または可溶性の銅塩は、YBCOを形成するために必要とされる溶液を超える前駆体溶液中に含まれてよい。不溶性の添加構成要素も、前駆体溶液に追加できる。
使用できる金属塩溶液の例は、以下のようなものである。
いくつかの実施形態では、金属塩溶液は相対的に少量の遊離酸を有することがある。水溶液中、これは相対的に中性のpH(強力に酸性でもなければ、強力に塩基性でもない)の金属塩溶液に相当することがある。金属塩溶液は、超電導体層が形成される、下にある層として使用できる多岐に渡る材料を使用して多層超電導体を調製するために使用できる。
金属塩溶液の総遊離酸濃度は、約1x10-3モル濃度未満(例えば、約1x10-5モル濃度または約1x10-7モル濃度未満)となる場合がある。金属塩溶液に含有できる遊離酸の例は、トリフルオロ酢酸、酢酸、硝酸、硫酸、ヨウ化物の酸、臭化物の酸、及び硫酸塩の酸を含む。
金属塩溶液が水を含有するとき、前駆体組成は、少なくとも約3(例えば、少なくとも約5または約7)のpHを有することがある。
いくつかの実施形態では、金属塩溶液は相対的に低い含水量(例えば、約50容量パーセント未満の水、約35容量パーセント未満の水、約25容量パーセント未満の水)を有することがある。
金属塩溶液がトリフルオロ酢酸塩イオンとアルカリ土類金属カチオン(例えばバリウム)を含有する実施形態では、トリフルオロ酢酸塩イオンの総量は、金属塩溶液中に含まれるアルカリ土類金属(例えば、バリウムイオン)に対する金属塩溶液中に含まれるフッ素のモル比が、少なくとも約2:1(約2:1から約18.5:1または約2:1から約10:1)となるように選択できる。
一般的には、金属塩溶液は、第1の金属(例えば銅)、第2の金属(例えばアルカリ土類金属)、及び希土類金属の可溶性化合物を、1つまたは複数の所望される溶媒及び随意的に水と結合することによって調製できる。本書に使用されるように、第1の金属、第2の金属、及び希土類金属の「可溶性化合物」は、金属塩溶液中に含まれる溶媒(複数の場合がある)の中で溶解できるこれらの金属の化合物を指す。このような化合物は、例えば、これらの金属の塩(例えば、硝酸塩、酢酸塩、アルコキシド、ヨウ化物、硫酸塩、及びトリフルオロ酢酸塩)、酸化物、及び水酸化物を含む。
特定の実施形態では、金属塩溶液は、当業者に公知の方法を使用して、結合、反応されるBa(O2CCH32、Y(O2CCH33、及びCu(O2CCH32の粉末から調製される金属トリフルオロ酢酸塩を含む有機溶液から形成できる。例えば、金属トリフルオロ酢酸塩粉末は、銅含有量に基づいて実質的に0.94Mの溶液を生じさせるために、メチルアルコール中2:1:3の比率で結合できる。
特定の実施形態では、金属塩溶液はルイス塩基を含むことがある。希土類金属は、イットリウム、ランタン、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、またはルテチウムである場合がある。一般的には、希土類金属塩は、金属塩溶液中に含有される溶媒(複数の場合がある)の中で可溶性であり、中間物(例えば、金属オキシハロゲン化中間体)を形成するために処理されているときに、希土類酸化物(複数の場合がある)(例えばY23)を形成する希土類金属塩である場合がある。このような塩は、例えば、公式M(O2C−(CH2n−CXX´X´´)(O2C−(CH2)m−CX´´´X´´´´X´´´´´)(O2C−(CH2p−CX´´´´´´X´´´´´´´X´´´´´´´´)またはM(OR)3を有することがある。Mは希土類金属である。n、m及びpはそれぞれ少なくとも1であるが、塩を溶媒(複数の場合がある)中で不溶性にする数未満である(例えば1から10)。X、X´、X´´、X´´´、X´´´´、X´´´´´、X´´´´´´、X´´´´´´´、X´´´´´´´´は、H、F、Cl、Br、またはIである。Rは、ハロゲン化できる(例えば、CH2CF3)またはハロゲン化できない炭素含有基である。このような塩の例は、ハロゲン化されていないカルボン酸塩、ハロゲン化された酢酸塩(例えば、トリフルオロ酢酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリブロモ酢酸円、ハロゲン化されたアルコキシド、及びハロゲン化されていないアルコキシドを含む。このようなハロゲン化されていないカルボン酸塩の例は、ハロゲン化されていない酢酸塩(例えば、M(O2C−CH33)を含む。アルカリ希土類金属は、バリウム、ストロンチウム、またはカルシウムである場合がある。一般的には、アルカリ希土類塩は金属塩溶液中に含有されている溶媒(複数のバイアがある)で可溶性であり、中間体(例えば、金属oxyhalide中間体)を形成するために処理されるときに、アルカリ土類酸化物(複数の場合がある)(例えば、BaO)を形成する前に、アルカリ性土壌ハロゲン化物(複数の場合がある)化合物(例えば、BaF2、BaCl2、BaBr2、BaI2)を形成する任意のアルカリ土類金属塩である場合がある。このような塩は、例えば、式M´(O2C−(CH2N−CXX´X´´)(O2C−(CH2)m−CX´´´X´´´´X´´´´´)またはM´(OR)2を有することがある。M´はアルカリ土類金属である。nとmはそれぞれ少なくとも1であるが、塩を溶媒(複数の場合がある)の中で不溶性にする数未満である(例えば1から10)。X、X´、X´´、X´´´、X´´´´、及びX´´´´´のそれぞれは、H、F、Cl、BまたはIである。Rは、ハロゲン化されたまたはハロゲン化されていない炭素含有基である場合がる。このような塩の例は、ハロゲン化された酢酸塩(例えば、トリフルオロ酢酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリヨード酢酸塩を含む。一般的には、遷移金属は銅である。遷移金属塩は、金属塩溶液中に含有される溶媒(複数の場合がある)の中で可溶性でなければならない。好ましくは、前駆体の中間体(例えば金属oxyhalide)への変換中、最小の架橋が、離散遷移金属分子(例えば、銅分子)間で発生する。このような遷移金属塩は、例えば、式M´´(CXX´X´´−CI(CH)aCO−CX´´´X´´´´X´´´´´)(CX´´´´´´X´´´´´´´X´´´´´´´´−CO(CH)bCO CX´´´´´´´´´X´´´´´´´´´´X´´´´´´´´´´´X´´´´´´´´´´´´)、M´´(O2C−(Ch2n−CXX´X´´)(O2C−(CH2M−CX´´´X´´´´X´´´´´)またはM´´(OR)2を有する場合がある。M“は遷移金属である。aとbはそれぞれ少なくとも1であるが、塩を溶媒(複数の場合がある)の中で不溶性にする数未満である(例えば1から5)。一般的には、nとmはそれぞれ少なくとも1であるが、塩を溶媒(複数の場合がある)の中で不溶性にする数未満である(例えば1から10)。X、X´、X´´、X´´´、X´´´´、X´´´´´、X´´´´´´、X´´´´´´´、X´´´´´´´´、X´´´´´´´´´、X´´´´´´´´´´、X´´´´´´´´´´´は、H、F、Cl、BrまたはIである。Rは、ハロゲン化できる(例えばCH2CF3)またはハロゲン化できない炭素含有基である。これらの塩は、例えば、ハロゲン化されていない酢酸塩(例えば、M”(O2C−CH32)、ハロゲン化されている酢酸塩、ハロゲン化されているアルコキシド、及びハロゲン化されていないアルコキシドを含む。このような塩の例は、銅トリクロロ酢酸塩、銅トリブロモ酢酸塩、銅トリヨード酢酸塩、Cu(CH3COCHCOCF32、Cu(OOCC7152、Cu(CF3COCHCOF32、Cu(CH3COCHCOCH32、Cu(CH3CH2CO2CHCOCH32、CuO(C56N)2、及びCu33Ba2(O−CH2CF34を含む。特定の実施形態では、遷移金属塩は、遷移金属(例えば、遷移金属のハロゲン化されていないプロピオン酸塩)等のカルボン酸塩(例えば、ハロゲン化されていないカルボン酸塩塩)である。遷移金属のハロゲン化されていないプロピオン酸塩の例は、Cu(O2CC252である。いくつかの実施形態では、遷移金属塩は、硫酸銅、硝酸銅、ヨウ化銅、及び/または銅オキシレート等の単純な塩である。いくつかの実施携帯では、nおよび/またはmは、値ゼロを有することがある。特定の実施形態では、a及び/またはbは、値ゼロを有することがある。ルイス基の例示的且つ非制限的リストは、例えばアンモニアとアミン等の窒素含有化合物を含む。アミンの例はCH3CN、C55N及びR123Nを含む。R123のそれぞれは独立してH、アルキル基(例えば、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、脂肪族アルキル基、非脂肪族アルキル基及び/または置換アルキル基)等である。理論によって縛られることを臨まない場合、ルイス基の金属塩溶液中の存在が、中間体形成の間の銅の架橋を削減できると考えられる。これは、ルイス基が銅イオンと調整する(たとえば選択的な調整)ことができ、それにより銅の架橋する能力を削減できるために達成されると考えられる。
通常は、金属塩溶液は、スピンコーティング、浸漬被覆、ウェブコーティング、スロットコーティング、グラビアコーティング、または当業者に公知の他の技法によって表面(例えば緩衝層表面)に塗布され、その後加熱される。
以後のステーション940で、前駆体構成要素が分解される。少なくとも1つのフッ化物を含有する塩を含む前駆体構成要素のケースでは、加熱ステップの第1のステップは有機金属分子を、所望される超電導体材料の1つまたは複数のオキシフルオライド中間体に分解するために実行される。
通常は、このステップの初期温度はほぼ室温であり、最終的な温度は約190℃から約210℃、好ましくは約200℃までの温度である。好ましくは、このステップは、少なくとも毎分約5度の温度傾斜、さらに好ましくは少なくとも毎分10℃の温度傾斜、及び最も好ましくは少なくとも毎分約15°での温度傾斜を使用して実行される。このステップの間、名目ガス環境における水蒸気の部分的な圧力は、好ましくは約5トルから約50トルで、さらに好ましくは約5トルから約30トルで、及び最も好ましくは約20トルから約30トルで維持される。名目ガス環境内の酸素の部分的な圧力は約0.1から約760トルで、好ましくは約730トルから740トルで維持される。
次に、加熱は、毎分約0.05℃から毎分約5℃(例えば、毎分約0.5度から毎分約1度)の温度傾斜を使用して約200℃から約290℃の温度まで継続される。好ましくは、この加熱ステップの間のガス環境は、サンプルが初期温度から、約190℃から約215℃に加熱されるときに使用される名目ガス環境と実質的に同じである。
加熱は、オキシフルオライド中間体を形成するために、約650℃まで、またはさらに好ましくは約400℃の温度までさらに継続される。このステップは、好ましくは少なくとも毎分約2℃、さらに好ましくは少なくとも毎分約3℃、及び最も好ましくは少なくとも毎分約5℃の温度傾斜を使用して実行される。好ましくは、この加熱ステップの間のガス環境は、サンプルが初期温度からに、約190℃から約215℃に加熱されるときに使用される名目ガス環境と実質的に同じである。
代替実施形態では、フッ化バリウムは、約50トル水蒸気までの約5トルからの水蒸気圧力で初期温度(例えば室温)から約190℃から約215℃(例えば約210℃)の温度(例えば、約5トルから約30トル水蒸気まで、または約10トルから約25トル水蒸気)まで乾燥した溶液を加熱することによって形成される。酸素の名目部分圧力は、例えば約0.1トルから約760トルとなる場合がある。これらの実施形態では、次に加熱は、約5トルから約50トルの水蒸気の水蒸気圧力で約220℃から約290℃の温度まで続行される(例えば、約5トルから約30トル水蒸気、または約10トルから約25トル水蒸気まで)。酸素の名目部分圧力は、例えば約0.1トルから約760トルである場合がある。この後には、フッ化バリウムを形成するために、約5トルから約50トルの水蒸気圧力(例えば、約5トルから約30トル水蒸気、または約10とるから約25トル水蒸気)で、少なくとも毎分約2℃(例えば、少なくとも毎分3℃、または少なくとも毎分約5℃で)の速度で約400℃まで加熱することが続く。酸素の名目部分圧力は、例えば約0.1トルから約760トルである場合がある。
特定の実施形態では、フッ化バリウムを形成するために、乾燥した溶液を加熱することは、(例えば、少なくとも約100℃の、少なくとも約150℃の、少なくとも約200℃の、多くても約300℃、多くても約250℃、約200℃の温度で)予熱炉にコーティングされたサンプルを入れることを含むことがある。炉内のガス環境は、例えば、約760トルという総ガス圧力、水蒸気の所定の部分圧力(例えば、少なくとも約10トル、少なくとも約15トル、多くても約25トル、多くても約20トル、約17トル)を有することがあり、残りは分子酸素である。コーティングされたサンプルが炉温度に達した後、所定の温度傾斜速度(例えば、少なくとも毎分約0.5℃、少なくとも毎分約0.75℃、多くても毎分約2℃、多くても毎分約1.5℃、毎分約1℃)で、炉温度を(例えば少なくとも225℃に、少なくとも約240℃に、多くても約275度に、多くても約260度に、約250℃に)高くすることができる。このステップは、第1の加熱ステップで使用されるのと同じ名目ガス環境で実行できる。したがって、炉の温度は、所定の温度傾斜速度(例えば、少なくとも毎分約5℃、少なくとも毎分約8℃、多くても毎分約20℃、多くても毎分約12℃、毎分約10℃)でさらに(例えば、少なくとも約350℃に、少なくとも約375℃に、多くても約450℃に、多くても約425℃に、約450℃)昇温できる。このステップは、第1の加熱ステップで使用されるのと同じ名目ガス環境で実行できる。
金属塩溶液の前記処理は、成分の金属酸化物と金属フッ化物が膜全体で均一的に分散されるオキシフルオライド中間体膜を生じさせることがある。好ましくは、前駆体は、相対的に低い欠陥密度を有し、本来は中間体の厚さを通るひび割れはない。フッ化バリウム形成のための溶液化学が開示されてきたが、他の前駆体溶液に他の方法を使用することもできる。
次に、追加の処理ステーション1050で、所望されるHTS層を形成するために超電導体中間体膜を加熱することができる。通常、このステップは、毎分25℃をほぼ超える温度傾斜で、好ましくは毎分100℃を超える温度速度で、さらに好ましくは毎分200℃をほぼ超える温度速度でほぼ室温から約700℃から約825℃の温度まで、好ましくは約740℃から約800℃の温度まで、及びさらに好ましくは約750℃から約790℃の温度まで加熱することによって実行される。このステップは、中間体オキシフルオライド膜を形成するために使用される約400℃から650℃の最終温度から開始することもできる。このステップの間、プロセスガスは膜に気体の反応物質を供給するために、及び気体の反応生成物を膜から取り除くために膜表面の上を流される。このステップの間の名目ガス環境は、約0.1トルから約760トルの総圧力を有し、約0.09トルから約50トルの酸素と、約0.01トルから約150トルの水蒸気と、不活性ガス(窒素またはアルゴン)の約0トルから約750トルから構成される。さらに好ましくは、名目ガス環境は、約0.15トルから約5トルの総圧力を有し、約0.1トルから約1トルの酸素、及び約0.05トルから約4トルの水蒸気から構成される。
膜は、次に、少なくとも約5分から約120分の時間、好ましくは少なくとも約15分から約60分の時間、及びさらに好ましくは少なくとも約15分から約30分の時間、約700℃から825℃の温度で、好ましくは約740℃から800℃の温度に、さらに好ましくは約750℃から約790℃の温度に保持される。このステップの間、プロセスガスは、気体の反応物質を膜に供給するため、及び膜から気体の反応生成物を取り除くために膜表面の上を流される。このステップの間の名目ガス環境は約0.1トルから約760トルの総圧力を有し、約0.09トルから約50トルの酸素と、約0.01トルから約150トルの水蒸気と、約0トルから約750トルの不活性ガス(窒素またはアルゴン)とから構成される。さらに好ましくは、名目ガス環境は、約0.15トルから約5トルの総圧力を有し、約0.1トルから約1トルの酸素、及び約0.05トルから約4トルの水蒸気から構成される。
膜は、次に名目ガス環境で、約0.05トルから約150トル、好ましくは約0.1トルから約0.5トル、及びさらに好ましくは約0.1トルから約0.2トルの酸素圧力で室温に冷却される。
要すれば、フィラメント化は、公知のプロセスによって、あるいは2004年9月29日に出願された米国特許出願第10/955,801号に説明されるプロセスによってステーション1060で実行できる。ステーション1070での貴金属付着、ステーション1080での酸素焼きなまし、及びステーション1090でのスリッティングによる追加処理がプロセスを完了する。
例1。さまざまな構成物を用いて多層導体を二重コーティングされた超電導層から作成すること。
1:2:3.23という化学量論のY:Ba:CuのベースラインYBCO前駆体溶液は、約4.85mLのメタノール(CH3OH)と約0.15mLのプロピオン酸(C26CO2)の中で、約0.85グラムのY(CF3CO23、約1.45グラムのBa(CF3CO22、及び約1.35グラムのCu(C25CO22を溶解することによって調製された。溶液の最終的な体積はメタノールを用いて約5mLに調整された。
1:0.5:2:3.23のY:Dy:Ba:Cuの化学量論を有する50%のジスプロシウム添加のあるベースラインYBCO前駆体溶液は、約20mLのベースライン溶液の中で約1.70グラムのDy(CH3CO23と約1.90mLのメタノール(CH3OH)を溶解することによって調製された。溶液の最終的な体積は、ベースライン溶液で約25mLに調整された。
1.2M Cu(C25CO22溶液は、4.85mlのメタノールと0.15mlのC25CO2Hの中に1.24gのCu(C25CO22粉末を溶解することによって作られた。
50%のDyが添加された前駆体溶液は、スロットダイコーティング技法によって構造Ni(5at%)W/Y23/YSZ/CeO2で、二軸テクスチャ加工酸化物緩衝金属基板上に付着された。溶液は厚さ0.8μmのREBa2Cu37-x膜を形成するために目標とされた量で緩衝基板上に被覆された。
コーティングされたサンプルは、直径2.25インチの管炉内で、室温から約200℃に、毎分約15℃の速度で、次に約200℃から約250度に毎分約0.9℃の速度で、次に約760トルの層ガス圧力(約24トルの水蒸気圧力とバランス酸素)を有する、流れるガス環境で約250℃から約400℃に、毎分約5℃の速度で加熱することによって中間体金属オキシフルオライド膜に分解された。
金属オキシフルオライド膜は、次に0.1μmという目標とされた厚さで、Cu(C25CO22でコーティングされた。コーティングされた膜は加熱トンネルを通して95℃で乾燥された。乾燥された膜は、次に、0.6μmのYBa2Cu3Oxというターゲット最終厚さで前述されたように調製されたベースライン溶液で再びコーティングされた。
コーティングされたテープは、H2O蒸気圧が約6.5トルにコントロールされた今回を除き、前述されたのと同じプロセスで中間金属オキシフルオライドを形成するために再び分解された。
分解されたテープは、酸化物超電導体を形成するために熱処理された。テープは、均一な統制環境を確立するために前と後ろの両方で同様にコーティングされたNiWリーダーテープの4mと接合された。次にテープは、以下のパラメータを用いて785℃で反応された。テープは、毎分約520℃の平均傾斜速度で最高785℃に傾斜された。反応中、反応の間の総圧力は約1トルにコントロールされた。H2O部分圧力は約800mTorrであり、酸素部分圧力は約200mTorrであった。反応時間は約11分であった。冷却中、約1トルという総圧力が、約200mTorrの酸素部分圧力と、約800mTorrでのN2部分圧力と使用された。
反応された膜は、3μmのAg保護層で両面でコーティングされてから、760トル酸素環境で焼きなまされた。結果として生じる膜は、77K、自己磁場で約350A/cm幅の臨界電流、あるいは約2.5MA/cm2の臨界電流密度を運んだ。
名目上長さ4mであったAgでコーティングされた幅4cmのテープは、ロールスリッターを使用して8つの幅4.1mmのストリップに細長く切られた。これらのワイヤが「インサートワイヤ」と呼ばれる。チャネル1と2、幅4cmのストリップの片側からの2本の隣接するインサートワイヤは、次に銅箔とともにはんだ積層された。
2本のインサートワイヤは、超電導層を覆うAg面が互いから外方を向いた。この向きは、表面をAg面とともにNiW基板の近くに置く。連続的なリール対リールはんだ積層が、4層の製品を形成するために使用された。積層プロセスは、225℃及び毎分4mで動作する、融点が179℃の36Pb−62Sn−2Agはんだの浴を使用して2枚の銅箔を2本のインサートワイヤに接合した。UNS型のC15500銅箔は幅4.3mmであり、厚さ名目0.050mmであった。インサートワイヤは幅4.1mmであり、厚さ名目0.083mmであった。4つの銅箔のそれぞれの両面はインラインで溶かされ、位置合わせされ、積層プロセス内の金型を通して引っ張られる前にはんだに対して濡らされている。最終的な4層の製品は名目上幅4.3、厚さ0.27mmであった。2m以上、0.5mのセグメントで測定された、77K、自己磁場での臨界電流は、それぞれ237アンペア、240アンペア、239アンペア、及び235アンペアであった。
文献の引用
以下の文書は参照することにより本書に引用されている。つまり、1993年7月27日に出願され、「MOD前駆体溶液からの高度にテクスチャ加工された酸化物超電導膜の作成(Preparation of Highly Textured Oxide Superconducting Films from MOD Precursor Solutions)」と題される米国特許第5,231,074号、2000年2月8日に発行され、「エピタキシャル層を用いて超電導体製品を製造するための低真空プロセス(Low Vacuum Process for Producing Superconductor Articles with Epitaxial Layers)」と題される米国特許第6,022,832号、2000年2月22日に発行され、「エピタキシャル層を製造するための低真空プロセス(Low Vacuum Process for Producing Epitaxial Layers)」と題される米国特許第6,027,564号、2001年2月20日に発行され、「無定形面に付着される岩塩状の構造を有する薄膜(Thin Films Having Rock−Salt−Like Structure Deposited on Amorphous Surfaces)」と題される米国特許第6,190,752号、2000年10月5日に公開され、「合金材料(Alloy Materials)」と題される国際公開公報第00/58530号、2000年10月5日に公開され、「合金材料(Alloy Materials)」と題される国際公開公報第58044号、1999年4月8日に公開され、「酸化抵抗が改善された基板(Substrates with Improved Oxidation Reistance)」と題される国際公開公報第99/17307号、1999年4月8日に公開され、「超電導体用基板(Substrates for Superconductors)」と題される国際公開公報第99/16941号、1998年12月23日弐公開され、「金属オキシフルオライドの超電導酸化物への制御された変換(Controlled Conversion of Metal Oxylfluorides into Superconducting Oxides)」と題される国際公開公報第98/58415号、2001年2月15日に出版され、「多層製品及び同を製造する方法(Multi−Layer Articles and Methods of Making Same)」と題される国際公開公報第01/11428号、2001年2月1日に公開された、「多層製品及び同を製造する方法(Multi−Layer Articles And Methods Of Making Same)」と題される国際公開公報第01/08232号、2001年2月1日に公開され、「多層製品を製造するための方法及び構成物(Methods and Compositions For Making A Multi−Layer Artricle)」と題される国際公開公報第01/08235号、2001年2月1日に公開され、「被覆導体厚膜前駆体(Coated Conductor Thick Film Precursor)」と題される国際公開公報第01/08236号、2001年2月1日に公開され、「A.C.損失が削減された被覆導体(Coated Conductors With Reduced A.C.Loss)」と題される国際公開公報第01/08169号、2001年3月1日に公開され、「表面制御合金基板及びその製造方法(Surface Control Alloy Substrates And Methods Of Manufacture Therefor)」と題される国際公開公報第01/15245号、2001年2月1日に公開され、「強化された純度酸化物層の形成(Enhanced Purity Oxide Layer Formation)と題される国際公開公報第01/08170号、2001年4月12日に非公開され、「酸化物層反応速度の制御(Control of Oxide Layer Reaction Rates)」と題される国際公開公報第01/26164号、2001年4月12日に公開され、「酸化物層方法(Oxide Layer Method)」と題される国際公開公報第01/26165号、2001年2月1日に公開され、「強化された高温被膜超電導体(Enhanced High Temperature Coated Superconductors)」と題される国際公開公報第01/08233号、2001年2月1日に公開され、「超電導体を作る方法(Methods of Making A Superconductor)」と題される国際公開公報第01/08231号、2002年4月20日に公開され、「前駆体溶液及び同を使用する方法(Precursor Solutions and Method of Using Same)」と題される国際公開公報第02/35615号、2000年5月26に出願され、「酸化物ブロンズの組成及びそれに従って製造されるテクスチャ製品(Oxide Bronze Compositons And Textued Articles Manufactured In Accordance Therewith)」と題される米国特許出願第09/579,193号、2001年7月31日に出願され、「多層超電導体及び同を製造する方法(Multi−Layer Superconductors And Methods Of Making Smae)」と題される米国特許仮出願第60/309,116号、2002年7月30日に出願され、「超電導体方法及びリアクタ(Superconductor Methods and Reactor)」と題される米国特許出願第10/208,134号、2001年7月31日に出願され、「超電導体方法及びリアクタ(Superconductor Methods and Reactor)」と題される米国特許仮出願第60/308,957号、及び1999年11月18日に出願され、「超電導体製品及び構成物、ならびに同を製造するための方法(Superconductor Articles and Compositions and Methods for Making Same)」と題される米国特許仮出願第60/166,297号、2000年7月14日に出願され、「超電導体製品と構成物、ならびに同を製造するための方法(Superconductor Articles and Compositions and Methods for Making Same)」と題される共同所有される米国特許出願第09/615,999号、2003年6月10日に出願され、「超電導体方法及びリアクタ(Superconductor Methods and Reactors)」と題される米国特許仮出願第60/477,613号、2004年6月4日に出願され、「超電導体方法及びリアクタ(Superconductor Methods and Reactors)」と題される米国実用新案出願第10/858,309号、及び2004年9月29日に出願され、「低AC損失フィラメント被覆超電導体(Low AC Loss Filamentary Coated Superconductors)」と題される米国特許出願第10/955,875号、2004年9月29日に出願され、「スタック式フィラメント超電導体(Stacked Filamentary Superconductors)」と題される米国特許出願第10/955,801号、2005年3月31日に出願され、「フィラメント被覆長電導体のためのメッシュ型スタビライザ(Mesh−Type Stabilizer for Filamentary Coated Superconductors)」と題される米国特許仮出願第60/667,001号、及び参照することによりそのすべてが本書に組み込まれている、本書と同日に出願され、「高温超電導ワイヤ及びコイル(High Temperature Superconducting Wires and Coils)」と題される米国特許出願番号(TBA)
その基板で接合される2つのHTSインサートを有するアセンブリの断面図である。 ともに結合され、2つの導電性スタビライザストリップの間で積層され、密封されるHTSインサートを有するワイヤを示す。 ともに結合され、2つの導電性スタビライザストリップの間で積層され、密封されるHTSインサートを有するワイヤを作る方法を示す。 3辺の導電性トラフの内部で密封される2つの結合されたHTSインサートを有するワイヤを示す。 3辺の導電性トラフの内部で密封される2つの結合されたHTSインサートの代替配置を有するワイヤを示す。 4辺の導電性構造の内部で密封される2つの結合されたHTSインサートを有するワイヤを示す。 4辺の導電性構造の内部で密封される2つの結合されたHTSインサートの代替配置を有するワイヤを示す。 導体箔で包まれてから、はんだでコーティングされる2つの結合されたHTSインサートを有するワイヤの断面を示す。 導体箔で包まれてから、はんだでコーティングされる2つの結合されたHTSインサートを有するワイヤの縦方向の図を示す。 金属で電気メッキされてから、2つの導電性スタビライザストリップの間で積層され、密封される2つの結合されたHTSインサートを有するワイヤを示す。 本発明の別の実施形態の断面図であり、それぞれの基板で結合され、導電性構造の内部で密封される2つのHTSインサートを有するワイヤを示す。 本発明の別の実施形態の断面図であり、単一のHTSインサートと湿潤層を有し、導電性構造の内部で密封されるワイヤを示す。 HTSインサートを製造するために使用される例示的なプロセスの流れ図を描く。

Claims (37)

  1. 長さと幅を有する超電導体ワイヤアセンブリであって、第1の二軸テクスチャ加工基板、当該第1の二軸テクスチャ加工基板上にかぶさる第1の高温超電導体層、及び、当該第1の高温超電導体層にかぶさると共に電気的に接続する第1導電キャップ層を備える第1の超電導体インサートと、第2の二軸テクスチャ加工基板、当該第2の二軸テクスチャ加工基板の上にかぶさる第2の高温超電導体層、及び、当該第2の高温超電導体層にかぶさると共に電気的に接続する第2導電キャップ層を備える第2の超電導体インサートとを備えており、前記第1の超電導体インサートと前記第2の超電導体インサートとがそれぞれの二軸テクスチャ加工基板でともに接合される、超電導体ワイヤアセンブリと、
    記超電導体ワイヤアセンブリを取り囲むと共に前記第1及び第2導電キャップ層のそれぞれに電気的に接触している導電性構造と、を備える、積層超電導体ワイヤ。
  2. 該第1の超電導体層と第2の超電導体層が、希土類アルカリ土類銅酸化物材料を含む請求項1に記載のワイヤ。
  3. 該第1の超電導体層と該第1の二軸テクスチャ加工基板の間に置かれる第1の緩衝層と、該第2の超電導体層と該第2の二軸テクスチャ加工基板の間に置かれる第2の緩衝層とをさらに備える請求項2に記載のワイヤ。
  4. 前記第1の導電性キャップ層が該第1の超電導体層と該導電性構造の間に置かれ、該第1の超電導体層と該外側導電性構造との両方に電気的に接触し、前記第2の導電性キャップ層が該第2の超電導体層と該導電性構造の間に置かれ、該第2の超電導体層と該導電性構造との両方に電気的に接触することを特徴とする請求項3に記載のワイヤ。
  5. 前記超伝導体ワイヤアセンブリは、前記第1及び第2の二軸テクスチャ加工基板をともに結合する接着剤層をさらに備える請求項4に記載のワイヤ。
  6. 該接着剤層が、導電性材料を含む請求項5に記載のワイヤ。
  7. 該接着剤層が、非導電性材料を含む請求項5に記載のワイヤ。
  8. 該接着剤層が、導電性材料の少なくとも1つの層と、非導電性材料の少なくとも1つの層とを備える請求項5に記載のワイヤ。
  9. 該第1の二軸テクスチャ加工基板と第2の二軸テクスチャ加工基板が、対応する第1の湿潤層と第2の湿潤層とを有し、該対応する第1の湿潤層と第2の湿潤層は、HTS層が上にかぶさる該表面に対向する該基板の表面に付着され請求項5に記載のワイヤ。
  10. 該導電性構造が、
    第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップであって、該超電導体ワイヤアセンブリが第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間に置かれ、該第1の導電性ストリップと該第2の導電性ストリップと電気的に接触する、該第1の導電性ストリップと該第2の導電性ストリップと、
    通気性がない導電性の充填剤であって、該超電導体ワイヤアセンブリの長さに沿って該第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの間に広がる該充填剤と、
    を備える請求項5に記載のワイヤ。
  11. 該第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップが、アルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金、銀合金、ニッケル合金及び鉄合金のグループから無関係に選択される金属を備える請求項10に記載のワイヤ。
  12. 該第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップが、該超電導体ワイヤアセンブリの幅よりも大きい幅を有する請求項10に記載のワイヤ。
  13. 該第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップの該幅が、該超電導体ワイヤアセンブリの該幅よりも0.01mmから2mmだけ大きい請求項12に記載のワイヤ。
  14. 該第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップが、0.01mmと2mmの間の厚さを有する請求項10に記載のワイヤ。
  15. 該通気性がない導電性充填剤が、該超電導体ワイヤアセンブリの側面に沿って0.005mmと1mmの間の厚さを有する請求項10に記載のワイヤ。
  16. 該通気性のない導電性充填剤が、はんだ、金属、金属合金、金属アマルガム、及び導電性ポリマーのグループから選択される材料を備える請求項10に記載のワイヤ。
  17. 該接着剤層が、該通気性のない導電性充填剤を備える請求項10に記載のワイヤ。
  18. 該超電導体ワイヤアセンブリを取り囲む導電性材料の層をさらに備える請求項10に記載のワイヤ。
  19. 導電性材料の該層が、金属、導電性ポリマー、該金属微粉で充填されるポリマー、及び導電性糊のグループから選択される請求項18に記載のワイヤ。
  20. 該導電性構造が、
    少なくとも3つの側面に沿って該超電導体ワイヤアセンブリを部分的に取り囲み、該超電導体ワイヤアセンブリに電気的に接触する導電性層と、
    通気性がない導電性充填剤であって、該超電導体ワイヤアセンブリを取り囲み、それを該導電性層に結合する該充填剤と、
    を備える請求項10に記載のワイヤ。
  21. 該導電性層が、アルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金、銀合金、ニッケル合金、及び鉄合金のグループから選択される金属を備える請求項20に記載のワイヤ。
  22. 該導電性層が0.0001mmと1mmの間の厚さを有する請求項20に記載のワイヤ。
  23. 該通気性がない導電性充填剤が、該超電導体ワイヤアセンブリの中の、及び該超電導体ワイヤアセンブリと該導電性層の間の空隙を充填する請求項20に記載のワイヤ。
  24. 該通気性がない導電性の充填剤が、はんだ、金属、金属合金、金属アマルガム、及び導電性ポリマーのグループから選択される材料を備える請求項20に記載のワイヤ。
  25. 該導電性材料の層が金属、導電性ポリマー、金属微粉で充填されるポリマー、及び導電性糊のグループから選択される請求項20に記載のワイヤ。
  26. 該導電性構造が、該超電導体ワイヤアセンブリを取り囲み、該超電導体ワイヤアセンブリと電気的に接触する導電性材料を備える請求項10に記載のワイヤ。
  27. 該導電性材料が、導電性ポリマー、金属微粉で充填されるポリマー、及び導電性糊のグループから選択される材料を備える請求項25に記載のワイヤ。
  28. 該導電性材料が、前記超電導体ワイヤアセンブリの回りに巻きつけられる導体箔を備える請求項26に記載のワイヤ。
  29. 該導体箔が、アルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金、銀合金、ニッケル合金、及び鉄合金のグループから選択される金属を備える請求項28に記載のワイヤ。
  30. 該導体箔を取り囲む通気性がない材料の少なくとも1つの層をさらに備える請求項29に記載のワイヤ。
  31. 該通気性のない材料が、はんだ、導電性ポリマー、金属微粉で充填されるポリマー、導電性糊、及び非導電性ポリマーのグループから選択される請求項30に記載のワイヤ。
  32. 積層超電導体ワイヤを作る方法であって、
    長さと幅とを有する超電導体ワイヤアセンブリを提供するステップであって、当該超電導体ワイヤアセンブリは、第1の二軸テクスチャ加工基板、当該第1の二軸テクスチャ加工基板上にかぶさる第1の高温超電導体層、及び、当該第1の高温超電導体層にかぶさると共に電気的に接続する第1導電キャップ層を備える第1の超電導体インサートと、第2の二軸テクスチャ加工基板、当該第2の二軸テクスチャ加工基板の上にかぶさる第2の高温超電導体層、及び、当該第2の高温超電導体層にかぶさると共に電気的に接続する第2導電キャップ層を備える該第2の超電導体インサートとを備えており、前記第1の超電導体インサートと前記第2の超電導体インサートとが前記第1及び第2の二軸テクスチャ加工基板で積層されて、ともに接合される、ステップと、
    通気性のない導電性の充填剤で、該第1の及び第2の高温超電導体層を、対応する第1の及び第2の導電性ストリップに同時に積層し、該超電導体ワイヤアセンブリの長さに沿って、該第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップとの間で追加の充填剤を付着させ、その結果、該第1の及び第2の導電性ストリップと該充填剤とが、該超電導体ワイヤアセンブリを取り囲むと共に前記第1及び第2導電キャップ層のそれぞれに電気的に接触している導電性構造を形成する、ステップと、
    を備える方法。
  33. 該第1の二軸テクスチャ加工基板と第2の二軸テクスチャ加工基板の間に接着剤層を提供することをさらに備える請求項32に記載の方法。
  34. 該高温超電導体層に対向して該対応する第1の二軸テクスチャ加工基板と第2の二軸テクスチャ加工基板の表面に第1の湿潤層と第2の湿潤層とを提供することをさらに備える請求項33に記載の方法。
  35. 該第1の超電導体層と該第1の二軸テクスチャ加工基板の間に第1の緩衝層を提供し、第2の超電導体層と該第2の二軸テクスチャ加工基板の間に第2の緩衝層を提供することをさらに備える請求項32に記載の方法。
  36. 該第1の超電導体層と該第1の導電性ストリップの間に置かれる第1の導電性キャップ層と、該第2の超電導体層と該第2の導電性ストリップの間に置かれる第2の導電性キャップ層とを提供することをさらに備える請求項35に記載の方法。
  37. 超電導体ワイヤアセンブリであって、
    第1の二軸テクスチャ加工基板と、
    該第1の二軸テクスチャ加工基板の上にかぶさる第1の高温超電導体層と、
    該第1の高温超電導体層の上にかぶさるキャップ層と、
    を備える第1の超電導体インサートと、
    第2の二軸テクスチャ加工基板と、
    該第2の二軸テクスチャ加工基板の上にかぶさる第2の高温超電導体層と、
    該第2の高温超電導体層の上にかぶさる第2のキャップ層と、
    を備える第2の超電導体インサートと、
    を備え、該第1の超電導体インサートと該第2の超電導体インサートとが前記第1及び第2の二軸テクスチャ加工基板で積層されて、ともに接合されることを特徴とする、超電導体ワイヤアセンブリ。
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