JPH06196766A - 超伝導トランジスタ - Google Patents
超伝導トランジスタInfo
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- JPH06196766A JPH06196766A JP4344896A JP34489692A JPH06196766A JP H06196766 A JPH06196766 A JP H06196766A JP 4344896 A JP4344896 A JP 4344896A JP 34489692 A JP34489692 A JP 34489692A JP H06196766 A JPH06196766 A JP H06196766A
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- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N60/00—Superconducting devices
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- H10N60/128—Junction-based devices having three or more electrodes, e.g. transistor-like structures
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- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は超伝導トランジスタに関し、エミッ
タ及びコレクタを超伝導体で構成し、ベースを常伝導体
金属で構成することにより、直流電源で動作が可能であ
り低消費電力で所望の信号増幅作用を得ることのできる
超電導トランジスタを実現することを目的とする。 【構成】 常伝導体金属からなるベース層(2)と、超
伝導体からなりベース層にホットエレクトロンを注入す
るエミッタ層(1)と、超伝導体からなりベース層から
の電子を補足するコレクタ層(3)と、ベース層とエミ
ッタ層との間に設けられ絶縁体からなる第1のトンネル
バリア層(4)と、ベース層とエミッタ層との間に設け
られ絶縁体からなる第2のトンネルバリア層(5)とか
ら構成する。
タ及びコレクタを超伝導体で構成し、ベースを常伝導体
金属で構成することにより、直流電源で動作が可能であ
り低消費電力で所望の信号増幅作用を得ることのできる
超電導トランジスタを実現することを目的とする。 【構成】 常伝導体金属からなるベース層(2)と、超
伝導体からなりベース層にホットエレクトロンを注入す
るエミッタ層(1)と、超伝導体からなりベース層から
の電子を補足するコレクタ層(3)と、ベース層とエミ
ッタ層との間に設けられ絶縁体からなる第1のトンネル
バリア層(4)と、ベース層とエミッタ層との間に設け
られ絶縁体からなる第2のトンネルバリア層(5)とか
ら構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超伝導トランジスタに係
り、特に超伝導体からなるエミッタとコレクタを有する
超伝導トランジスタに関する。
り、特に超伝導体からなるエミッタとコレクタを有する
超伝導トランジスタに関する。
【0002】近年、コンピュータや通信装置などでは、
より高速に信号処理を行うことが望まれている。そこ
で、ジョセフソン素子などの超伝導素子が注目され、ジ
ョセフソン素子に代わる素子として様々な超伝導トラン
ジスタも提案されている。
より高速に信号処理を行うことが望まれている。そこ
で、ジョセフソン素子などの超伝導素子が注目され、ジ
ョセフソン素子に代わる素子として様々な超伝導トラン
ジスタも提案されている。
【0003】
【従来の技術】従来提案されている超伝導トランジスタ
としては、超伝導体からなるベースを有する超伝導トラ
ンジスタがある。
としては、超伝導体からなるベースを有する超伝導トラ
ンジスタがある。
【0004】例えば、特開昭60−68681号公報で
提案されている超伝導トランジスタでは、エミッタとベ
ースとコレクタとが超伝導体からなり、絶縁体がエミッ
タ・ベース間及びベース・コレクタ間にバリアとして設
けられた所謂SISIS構造を有する。
提案されている超伝導トランジスタでは、エミッタとベ
ースとコレクタとが超伝導体からなり、絶縁体がエミッ
タ・ベース間及びベース・コレクタ間にバリアとして設
けられた所謂SISIS構造を有する。
【0005】他方、特開昭60−10792号公報で提
案されている超伝導トランジスタでは、エミッタとベー
スとが超伝導体からなり、コレクタが常伝導体からな
り、絶縁体がエミッタ・ベース間及びベース・コレクタ
間にバリアとして設けられた所謂SISIN構造を有す
る。
案されている超伝導トランジスタでは、エミッタとベー
スとが超伝導体からなり、コレクタが常伝導体からな
り、絶縁体がエミッタ・ベース間及びベース・コレクタ
間にバリアとして設けられた所謂SISIN構造を有す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】SISIS構造は、ベ
ースが超伝導体からなり、ジョセフソン接合を二重にし
た構造である。このため、ジョセフソン素子と同様の理
由で、超伝導トランジスタの電流−電圧特性にヒステリ
シスが生じてしまう。従って、電圧状態から超伝導状態
へ戻すには、電流をゼロに落とす必要があり、直流電源
での動作が困難であるという問題がある。又、ベースが
超伝導体からなりベース領域でのエネルギーバンドに傾
きがないため、ベース・コレクタ間バリアでの電子の反
射が著しく、超伝導トランジスタの動作に悪影響を及ぼ
すという問題もある。
ースが超伝導体からなり、ジョセフソン接合を二重にし
た構造である。このため、ジョセフソン素子と同様の理
由で、超伝導トランジスタの電流−電圧特性にヒステリ
シスが生じてしまう。従って、電圧状態から超伝導状態
へ戻すには、電流をゼロに落とす必要があり、直流電源
での動作が困難であるという問題がある。又、ベースが
超伝導体からなりベース領域でのエネルギーバンドに傾
きがないため、ベース・コレクタ間バリアでの電子の反
射が著しく、超伝導トランジスタの動作に悪影響を及ぼ
すという問題もある。
【0007】他方、SISIN構造は、コレクタが常伝
導体からなるため、エミッタに対する配線を超伝導体で
形成できても、コレクタに対する配線を超伝導体で形成
すると超伝導体と常伝導体との接触がうまく形成できな
いという問題がある。又、超伝導トランジスタの動作速
度を向上するためにコレクタを薄く形成すると、常伝導
体が金属の場合にはベースを構成する超伝導体の近接効
果によるコレクタの超伝導化が問題となり、常伝導体が
半導体の場合にはベース・コレクタ間に形成されるショ
ットキーバリアが問題となる。コレクタが超伝導化して
しまうと、上記SISIS構造の場合と同様の問題が生
じてしまう。更に、ベース・コレクタ間にショットキー
バリアが形成されると、信号増幅作用が低下してしまう
という問題がある。
導体からなるため、エミッタに対する配線を超伝導体で
形成できても、コレクタに対する配線を超伝導体で形成
すると超伝導体と常伝導体との接触がうまく形成できな
いという問題がある。又、超伝導トランジスタの動作速
度を向上するためにコレクタを薄く形成すると、常伝導
体が金属の場合にはベースを構成する超伝導体の近接効
果によるコレクタの超伝導化が問題となり、常伝導体が
半導体の場合にはベース・コレクタ間に形成されるショ
ットキーバリアが問題となる。コレクタが超伝導化して
しまうと、上記SISIS構造の場合と同様の問題が生
じてしまう。更に、ベース・コレクタ間にショットキー
バリアが形成されると、信号増幅作用が低下してしまう
という問題がある。
【0008】本発明は、直流電源での動作が可能であ
り、簡単な構造で、かつ、低消費電力で所望の信号増幅
作用を得ることのできる超伝導トランジスタを実現しよ
うとする。
り、簡単な構造で、かつ、低消費電力で所望の信号増幅
作用を得ることのできる超伝導トランジスタを実現しよ
うとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図である。同図中、(A)に示す如く、超伝導トラン
ジスタは超伝導体からなるエミッタ層1と、常伝導体金
属からなるベース層2と、超伝導体からなるコレクタ層
3と、ベース層2とエミッタ層1との間に設けられ絶縁
体からなる第1のトンネルバリア層4と、ベース層2と
コレクタ層3との間に設けられ絶縁体からなる第2のト
ンネルバリア層5とを有する。又、E,B,及びCは夫
々エミッタ端子、ベース端子及びコレクタ端子を示す。
明図である。同図中、(A)に示す如く、超伝導トラン
ジスタは超伝導体からなるエミッタ層1と、常伝導体金
属からなるベース層2と、超伝導体からなるコレクタ層
3と、ベース層2とエミッタ層1との間に設けられ絶縁
体からなる第1のトンネルバリア層4と、ベース層2と
コレクタ層3との間に設けられ絶縁体からなる第2のト
ンネルバリア層5とを有する。又、E,B,及びCは夫
々エミッタ端子、ベース端子及びコレクタ端子を示す。
【0010】
【作用】本発明では、図1(B)に示す如きエネルギー
バンドを形成する。本発明では、エミッタ、ベース又は
コレクタに半導体を用いていないので、界面でのエネル
ギーバンドの曲がりによって生じるバリアは存在しな
い。
バンドを形成する。本発明では、エミッタ、ベース又は
コレクタに半導体を用いていないので、界面でのエネル
ギーバンドの曲がりによって生じるバリアは存在しな
い。
【0011】エミッタ1及びコレクタ3は超伝導体で形
成されているので、電子の状態密度は凝縮されている。
他方、ベース2は常伝導体金属で形成されているので、
電子の状態密度は凝縮されていない。このため、同図の
如くエミッタ・コレクタ間にバイアス電圧が印加される
と、エミッタ1からベース2へはホットエレクトロンが
侵入することができるが、ベース2からコレクタ3へは
ベース2の伝導帯がコレクタ3の電子の状態密度と一致
しないと電子が流れ込まない。
成されているので、電子の状態密度は凝縮されている。
他方、ベース2は常伝導体金属で形成されているので、
電子の状態密度は凝縮されていない。このため、同図の
如くエミッタ・コレクタ間にバイアス電圧が印加される
と、エミッタ1からベース2へはホットエレクトロンが
侵入することができるが、ベース2からコレクタ3へは
ベース2の伝導帯がコレクタ3の電子の状態密度と一致
しないと電子が流れ込まない。
【0012】従って、ベース2の電位を変化させること
により電子の流れを制御できる。又、超電導ギャップは
ミリエレクトロンボルトのオーダーであるため、上記制
御もミリボルトのオーダーで行える。
により電子の流れを制御できる。又、超電導ギャップは
ミリエレクトロンボルトのオーダーであるため、上記制
御もミリボルトのオーダーで行える。
【0013】この結果、直流電源での動作が可能であ
り、簡単な構造で、かつ、低消費電力で所望の信号増幅
作用を得ることのできる超伝導トランジスタを実現でき
る。
り、簡単な構造で、かつ、低消費電力で所望の信号増幅
作用を得ることのできる超伝導トランジスタを実現でき
る。
【0014】
【実施例】本発明になる超伝導トランジスタの第1実施
例の基本構成は図1の原理図と実質的に同じであるた
め、その図示及び説明は省略する。
例の基本構成は図1の原理図と実質的に同じであるた
め、その図示及び説明は省略する。
【0015】本実施例では、ベース・エミッタ間の第1
のトンネルバリア層4の膜厚をベース・コレクタ間の第
2のトンネルバリア層5の膜厚より大きく設定してい
る。例えば、第1のトンネルバリア層4の膜厚は20Å
であり、第2のトンネルバリア層5の膜厚は5Åであ
る。つまり、第1及び第2のトンネルバリア層4及び5
の厚さによってベース・エミッタ間及びベース・コレク
タ間の分圧を決定している。
のトンネルバリア層4の膜厚をベース・コレクタ間の第
2のトンネルバリア層5の膜厚より大きく設定してい
る。例えば、第1のトンネルバリア層4の膜厚は20Å
であり、第2のトンネルバリア層5の膜厚は5Åであ
る。つまり、第1及び第2のトンネルバリア層4及び5
の厚さによってベース・エミッタ間及びベース・コレク
タ間の分圧を決定している。
【0016】本実施例によれば、ベース・エミッタ間の
バリアと比較してベース・コレクタ間のバリアが薄いの
で、ベース・エミッタ間に選択的にバイアス電圧を集中
させて、ベース層2へ流れ込むホットエレクトロンのエ
ネルギーを大きくすることができる。又、ベース層2か
らコレクタ層3への電子のトンネル確率を上げることも
できる。
バリアと比較してベース・コレクタ間のバリアが薄いの
で、ベース・エミッタ間に選択的にバイアス電圧を集中
させて、ベース層2へ流れ込むホットエレクトロンのエ
ネルギーを大きくすることができる。又、ベース層2か
らコレクタ層3への電子のトンネル確率を上げることも
できる。
【0017】更に、ホットエレクトロンの流れ込んだベ
ース層2のエネルギーレベルは超伝導ギャップ以下の低
いエネルギーレベルに設定できるので、ベース層2(ベ
ース領域)に入ったホットエレクトロンの寿命を長くし
てトンネル確率を向上することにより、信号増幅に必要
な電流を確保することが可能となる。
ース層2のエネルギーレベルは超伝導ギャップ以下の低
いエネルギーレベルに設定できるので、ベース層2(ベ
ース領域)に入ったホットエレクトロンの寿命を長くし
てトンネル確率を向上することにより、信号増幅に必要
な電流を確保することが可能となる。
【0018】次に、本発明になる超伝導トランジスタの
第2実施例について、図2と共に説明する。同図中、図
1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
第2実施例について、図2と共に説明する。同図中、図
1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0019】本実施例では、バリアの厚さを異ならせる
代わりに、エミッタ電極の面積をベース電極の面積に比
較して小さくしている。これにより、ベース・エミッタ
間のキャパシタンスをベース・コレクタ間のキャパシタ
ンスより小さく設定されるので、ベース・エミッタ間の
分圧の方が大きくなり、第1実施例と同様にベース・エ
ミッタ間にバイアス電圧を集中させることができる。
代わりに、エミッタ電極の面積をベース電極の面積に比
較して小さくしている。これにより、ベース・エミッタ
間のキャパシタンスをベース・コレクタ間のキャパシタ
ンスより小さく設定されるので、ベース・エミッタ間の
分圧の方が大きくなり、第1実施例と同様にベース・エ
ミッタ間にバイアス電圧を集中させることができる。
【0020】従って、本実施例でも、第1実施例と同様
な効果が得られる。
な効果が得られる。
【0021】次に、本発明になる超伝導トランジスタの
第3実施例について、図3と共に説明する。同図中、図
1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
第3実施例について、図3と共に説明する。同図中、図
1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0022】本実施例では、コレクタ層3の上にAl層
11を形成し、Al層11の上部を酸化してAlOx ト
ンネルバリア層5を形成している。又、Alベース層2
の上部を酸化してAlOx トンネルバリア層4を形成し
ている。つまり、本実施例では、(Al−AlOx )−
(Al−AlOx )の二重構造を用いている。Al層1
1は非常に薄いので、超伝導体で形成されたコレクタ層
3の近接効果により超伝導化され、動作上はAl層11
がない場合と同様に動作する。又、Alの酸化によりト
ンネルバリア層を形成するので、簡単な工程で超伝導ト
ランジスタを製造できる。
11を形成し、Al層11の上部を酸化してAlOx ト
ンネルバリア層5を形成している。又、Alベース層2
の上部を酸化してAlOx トンネルバリア層4を形成し
ている。つまり、本実施例では、(Al−AlOx )−
(Al−AlOx )の二重構造を用いている。Al層1
1は非常に薄いので、超伝導体で形成されたコレクタ層
3の近接効果により超伝導化され、動作上はAl層11
がない場合と同様に動作する。又、Alの酸化によりト
ンネルバリア層を形成するので、簡単な工程で超伝導ト
ランジスタを製造できる。
【0023】なお、図3中、エミッタ電極の面積は必ず
しも第2実施例の如くベース電極の面積より小さくする
必要はなく、又、第1実施例の如くバリアの厚さを異な
らせても良い。
しも第2実施例の如くベース電極の面積より小さくする
必要はなく、又、第1実施例の如くバリアの厚さを異な
らせても良い。
【0024】尚、上記第1〜第3の実施例において、エ
ミッタ層1及びコレクタ層3は例えばNb超伝導体で形
成されるが、他の超伝導体を用いても良いことは言うま
でもない。
ミッタ層1及びコレクタ層3は例えばNb超伝導体で形
成されるが、他の超伝導体を用いても良いことは言うま
でもない。
【0025】ところで、上記第1〜第3の実施例では、
従来のホット・エレクトロン・トランジスタと同様に、
バリアによる電流遮断効果によって大きな電流密度を得
ることができない。そこで、ベース・コレクタ間のバリ
アでの電子の反射を抑制することにより大きな電流密度
を得ることのできる実施例を以下に説明する。
従来のホット・エレクトロン・トランジスタと同様に、
バリアによる電流遮断効果によって大きな電流密度を得
ることができない。そこで、ベース・コレクタ間のバリ
アでの電子の反射を抑制することにより大きな電流密度
を得ることのできる実施例を以下に説明する。
【0026】図4は、本発明になる超伝導トランジスタ
の第4実施例のエネルギーバンドを示す。本実施例及び
後述する第5〜第7実施例の構成は、図1又は図2の構
成と同じである。
の第4実施例のエネルギーバンドを示す。本実施例及び
後述する第5〜第7実施例の構成は、図1又は図2の構
成と同じである。
【0027】本実施例では、エミッタ層1及びコレクタ
層3はNb超伝導体からなり、ベース層2はAlからな
る。第1のトンネルバリア層4はAlOx からなり、第
2のトンネルバリア層5は多結晶InSbからなる。こ
のため、図4(A)に示す如く、ベース・コレクタ間の
バリアがベース・エミッタ間のバリアと比較して低く、
ベース・コレクタ間のバリアが超伝導ギャップと同程度
の高さである。
層3はNb超伝導体からなり、ベース層2はAlからな
る。第1のトンネルバリア層4はAlOx からなり、第
2のトンネルバリア層5は多結晶InSbからなる。こ
のため、図4(A)に示す如く、ベース・コレクタ間の
バリアがベース・エミッタ間のバリアと比較して低く、
ベース・コレクタ間のバリアが超伝導ギャップと同程度
の高さである。
【0028】従って、バイアス電圧が印加されると、図
4(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
4(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
【0029】図5は、本発明になる超伝導トランジスタ
の第5実施例のエネルギーバンドを示す。
の第5実施例のエネルギーバンドを示す。
【0030】本実施例では、エミッタ層1及びコレクタ
層3はYBCO酸化物超伝導体からなり、ベース層2は
ReO3 からなる。第1のトンネルバリア層4はCeO
2 からなり、第2のトンネルバリア層5はCaをドープ
したCeO2 からなる。このため、図5(A)に示す如
く、ベース・コレクタ間のバリアには電子の共鳴トンネ
リングを助けるエネルギーレベル(共鳴準位)が設けら
れる。この共鳴準位は超伝導ギャップと同程度の高さで
ある。
層3はYBCO酸化物超伝導体からなり、ベース層2は
ReO3 からなる。第1のトンネルバリア層4はCeO
2 からなり、第2のトンネルバリア層5はCaをドープ
したCeO2 からなる。このため、図5(A)に示す如
く、ベース・コレクタ間のバリアには電子の共鳴トンネ
リングを助けるエネルギーレベル(共鳴準位)が設けら
れる。この共鳴準位は超伝導ギャップと同程度の高さで
ある。
【0031】従って、バイアス電圧が印加されると、図
5(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
5(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
【0032】図6は、本発明になる超伝導トランジスタ
の第6実施例のエネルギーバンドを示す。
の第6実施例のエネルギーバンドを示す。
【0033】本実施例では、エミッタ層1及びコレクタ
層3はNb超伝導体からなり、ベース層2はInSbか
らなる。第1のトンネルバリア層4はInSb酸化膜か
らなり、第2のトンネルバリア層5は変調ドープされた
InSbからなる。このため、図6(A)に示す如く、
ベース・コレクタ間のバリアがゆるやかに変化してい
る。つまり、ベース・コレクタ間のバリアが界面で傾き
を有する。
層3はNb超伝導体からなり、ベース層2はInSbか
らなる。第1のトンネルバリア層4はInSb酸化膜か
らなり、第2のトンネルバリア層5は変調ドープされた
InSbからなる。このため、図6(A)に示す如く、
ベース・コレクタ間のバリアがゆるやかに変化してい
る。つまり、ベース・コレクタ間のバリアが界面で傾き
を有する。
【0034】従って、バイアス電圧が印加されると、図
6(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
6(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
【0035】図7は、本発明になる超伝導トランジスタ
の第7実施例のエネルギーバンドを示す。
の第7実施例のエネルギーバンドを示す。
【0036】本実施例では、エミッタ層1及びコレクタ
層3はYBCO酸化物超伝導体からなり、ベース層2は
ReO3 からなる。第1及び第2のトンネルバリア層4
及び5は、CaをドープしたCeO2 からなる。このた
め、図7(A)に示す如く、ベース・エミッタ間のバリ
ア及びベース・コレクタ間のバリアに電子の共鳴トンネ
リングを助けるエネルギーレベル(共鳴準位)が設けら
れている。
層3はYBCO酸化物超伝導体からなり、ベース層2は
ReO3 からなる。第1及び第2のトンネルバリア層4
及び5は、CaをドープしたCeO2 からなる。このた
め、図7(A)に示す如く、ベース・エミッタ間のバリ
ア及びベース・コレクタ間のバリアに電子の共鳴トンネ
リングを助けるエネルギーレベル(共鳴準位)が設けら
れている。
【0037】従って、バイアス電圧が印加されると、図
7(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
7(B)に示す如く、電子が容易にコレクタ層3へトン
ネリングでき、ベース・コレクタ間のバリアでの電子の
反射が抑制される。
【0038】尚、上記第4〜第7実施例においても、エ
ミッタ層1及びコレクタ層3を構成する超伝導体は実施
例のそれに限定されるものではない。又、ベース層2に
は、AlやInSbの代わりにInAsやInPなどを
用いても良く、ReO3 の代わりにLaSrCuOやN
bをドープしたSrTiOなどを用いても良い。更に、
第1のトンネルバリア層4には、CeO2 の代わりにM
gOなども使用でき、第2のトンネルバリア層5には、
CaをドープしたCeO2 の代わりにNbをドープした
CeO2 を使用することも可能である。
ミッタ層1及びコレクタ層3を構成する超伝導体は実施
例のそれに限定されるものではない。又、ベース層2に
は、AlやInSbの代わりにInAsやInPなどを
用いても良く、ReO3 の代わりにLaSrCuOやN
bをドープしたSrTiOなどを用いても良い。更に、
第1のトンネルバリア層4には、CeO2 の代わりにM
gOなども使用でき、第2のトンネルバリア層5には、
CaをドープしたCeO2 の代わりにNbをドープした
CeO2 を使用することも可能である。
【0039】現在使用されている通常の半導体トランジ
スタは、入力信号のレベルが数百mV〜数Vである。し
かし、本発明になる超伝導トランジスタでは、入力信号
のレベルが数mVで良く、半導体トランジスタと比べて
入力信号のレベルが2〜3桁小さくても動作する。この
ため、トランジスタの消費電力を低減し、スイッチング
速度を速くし、発熱を抑えると共に、集積度の向上も可
能とする。従って、本発明になる超伝導トランジスタ
は、コンピュータの高速化と高密度化を実現する上で極
めて重要である。
スタは、入力信号のレベルが数百mV〜数Vである。し
かし、本発明になる超伝導トランジスタでは、入力信号
のレベルが数mVで良く、半導体トランジスタと比べて
入力信号のレベルが2〜3桁小さくても動作する。この
ため、トランジスタの消費電力を低減し、スイッチング
速度を速くし、発熱を抑えると共に、集積度の向上も可
能とする。従って、本発明になる超伝導トランジスタ
は、コンピュータの高速化と高密度化を実現する上で極
めて重要である。
【0040】尚、入力信号のレベルが数mVと小さくて
も良い理由は、本発明の動作原理に超伝導による凝縮し
た電子状態密度を用いているからである。即ち、電子の
流れ方が数mVのところで急激に変化する超伝導体/絶
縁体/常伝導体金属からなる構造の特徴を利用している
からである。
も良い理由は、本発明の動作原理に超伝導による凝縮し
た電子状態密度を用いているからである。即ち、電子の
流れ方が数mVのところで急激に変化する超伝導体/絶
縁体/常伝導体金属からなる構造の特徴を利用している
からである。
【0041】又、本発明になる超伝導トランジスタで
は、ホットエレクトロンの流れ込んだベースのエネルギ
ーレベルが超伝導ギャップ以下であり、例えば数meV
である。このため、ベース領域に入ったホットエレクト
ロンの寿命が距離にして例えば2mmと長く、例えば厚
さがミクロンオーダーのベース領域でトラップされる確
率は非常に小さい。この結果、大きな電流密度を得るこ
とが可能となる。
は、ホットエレクトロンの流れ込んだベースのエネルギ
ーレベルが超伝導ギャップ以下であり、例えば数meV
である。このため、ベース領域に入ったホットエレクト
ロンの寿命が距離にして例えば2mmと長く、例えば厚
さがミクロンオーダーのベース領域でトラップされる確
率は非常に小さい。この結果、大きな電流密度を得るこ
とが可能となる。
【0042】更に、本発明になる超伝導トランジスタで
は、エミッタ層1及びコレクタ層3が超伝導体からなる
ので、超伝導体の配線を容易に接続することができる。
は、エミッタ層1及びコレクタ層3が超伝導体からなる
ので、超伝導体の配線を容易に接続することができる。
【0043】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこれらの実施例に限定されることなく、各種の
変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
本発明はこれらの実施例に限定されることなく、各種の
変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、エミッタとコレクタと
を超伝導体で構成し、ベースを常伝導体金属で構成して
いるので、直流電源で動作が可能であり、簡単な構造
で、かつ、低消費電力で所望の信号増幅作用を得ること
ができるので、実用的には極めて有用である。
を超伝導体で構成し、ベースを常伝導体金属で構成して
いるので、直流電源で動作が可能であり、簡単な構造
で、かつ、低消費電力で所望の信号増幅作用を得ること
ができるので、実用的には極めて有用である。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例のエネルギーバンド図であ
る。
る。
【図5】本発明の第5実施例のエネルギーバンド図であ
る。
る。
【図6】本発明の第6実施例のエネルギーバンド図であ
る。
る。
【図7】本発明の第7実施例のエネルギーバンド図であ
る。
る。
1 エミッタ層 2 ベース層 3 コレクタ層 4 第1のトンネルバリア層 5 第2のトンネルバリア層
Claims (10)
- 【請求項1】 常伝導体金属からなるベース層(2)
と、 超伝導体からなり該ベース層にホットエレクトロンを注
入するエミッタ層(1)と、 超伝導体からなり該ベース層からの電子を補足するコレ
クタ層(3)と、 該ベース層と該エミッタ層との間に設けられ絶縁体から
なる第1のトンネルバリア層(4)と、 該ベース層と該エミッタ層との間に設けられ絶縁体から
なる第2のトンネルバリア層(5)とを有することを特
徴とする超伝導トランジスタ。 - 【請求項2】 前記第2のトンネルバリア層(5)の膜
厚は、前記第1のトンネルバリア層(4)の膜厚より小
さいことを特徴とする請求項1の超伝導トランジスタ。 - 【請求項3】 前記エミッタ層(1)が構成するエミッ
タ電極の面積は、前記ベース層(2)が構成するベース
電極の面積より小さいことを特徴とする請求項1又は2
の超伝導トランジスタ。 - 【請求項4】 前記ベース層(2)は(Al−Al
Ox )−(Al−AlO x )の二重構造を有し、一方の
AlOx により前記第1のトンネルバリア層(4)を構
成し、他方のAlOx により前記第2のトンネルバリア
層(5)を構成することを特徴とする請求項1〜3のう
ちいずれか1項の超伝導トランジスタ。 - 【請求項5】 バイアス電圧を印加した状態で、ホット
エレクトロンの流れ込む前記ベース層(2)のエネルギ
ーレベルは超伝導ギャップ以下であることを特徴とする
請求項1〜4のうちいずれか1項の超伝導トランジス
タ。 - 【請求項6】 前記第2のトンネルバリア層(5)が構
成するバリアは、前記第1のトンネルバリア層(4)が
構成するバリアより低く、かつ、超伝導ギャップと同程
度の高さであることを特徴とする請求項1〜5のうちい
ずれか1項の超伝導トランジスタ。 - 【請求項7】 前記第2のトンネルバリア層(5)は、
超伝導ギャップと同程度の高さでホットエレクトロンを
共鳴トンネリングさせるための共鳴準位を有することを
特徴とする超伝導トランジスタ。 - 【請求項8】 前記第2のトンネルバリア層(5)は、
前記ベース層(2)と前記コレクタ層(3)との間の界
面で傾きを有するバリアを構成することを特徴とする請
求項1〜7のうちいずれか1項の超伝導トランジスタ。 - 【請求項9】 前記第1のトンネルバリア層(4)は、
ホットエレクトロンを共鳴トンネリングさせるための共
鳴準位を有することを特徴とする請求項1〜8のうちい
ずれか1項の超伝導トランジスタ。 - 【請求項10】 前記ベース層(2)と前記コレクタ層
(3)との間の第2のトンネルバリア層(4)が構成す
るバリアでの電子の反射を抑制する手段を更に有するこ
とを特徴とする請求項1の超伝導トランジスタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344896A JPH06196766A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 超伝導トランジスタ |
US08/112,806 US5318952A (en) | 1992-12-24 | 1993-08-27 | A superconducting transistor wherein hot electrons are injected into and trapped from the base |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344896A JPH06196766A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 超伝導トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06196766A true JPH06196766A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18372833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4344896A Withdrawn JPH06196766A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 超伝導トランジスタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5318952A (ja) |
JP (1) | JPH06196766A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120305060A1 (en) * | 2011-06-02 | 2012-12-06 | Silevo, Inc. | Tunneling-junction solar cell with copper grid for concentrated photovoltaic application |
US9899546B2 (en) | 2014-12-05 | 2018-02-20 | Tesla, Inc. | Photovoltaic cells with electrodes adapted to house conductive paste |
US10074755B2 (en) | 2013-01-11 | 2018-09-11 | Tesla, Inc. | High efficiency solar panel |
US10084107B2 (en) | 2010-06-09 | 2018-09-25 | Tesla, Inc. | Transparent conducting oxide for photovoltaic devices |
US10084099B2 (en) | 2009-11-12 | 2018-09-25 | Tesla, Inc. | Aluminum grid as backside conductor on epitaxial silicon thin film solar cells |
US10115838B2 (en) | 2016-04-19 | 2018-10-30 | Tesla, Inc. | Photovoltaic structures with interlocking busbars |
US10115839B2 (en) | 2013-01-11 | 2018-10-30 | Tesla, Inc. | Module fabrication of solar cells with low resistivity electrodes |
US10164127B2 (en) | 2013-01-11 | 2018-12-25 | Tesla, Inc. | Module fabrication of solar cells with low resistivity electrodes |
US10181536B2 (en) | 2015-10-22 | 2019-01-15 | Tesla, Inc. | System and method for manufacturing photovoltaic structures with a metal seed layer |
US10309012B2 (en) | 2014-07-03 | 2019-06-04 | Tesla, Inc. | Wafer carrier for reducing contamination from carbon particles and outgassing |
US10672919B2 (en) | 2017-09-19 | 2020-06-02 | Tesla, Inc. | Moisture-resistant solar cells for solar roof tiles |
US11190128B2 (en) | 2018-02-27 | 2021-11-30 | Tesla, Inc. | Parallel-connected solar roof tile modules |
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JP2002518853A (ja) * | 1998-06-17 | 2002-06-25 | イシス イノベイション リミテッド | 超電導トンネル接合デバイス |
US7816303B2 (en) * | 2004-10-01 | 2010-10-19 | American Superconductor Corporation | Architecture for high temperature superconductor wire |
CN102176353B (zh) * | 2011-03-16 | 2012-05-30 | 江苏长峰电缆有限公司 | 一种可拆分导体连接器的连接方法 |
FI127861B (en) | 2017-06-29 | 2019-04-15 | Labmaster Oy | Method and apparatus for dynamically generating hot electrons in aqueous solutions |
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IT202100027515A1 (it) | 2021-10-27 | 2023-04-27 | Consiglio Nazionale Ricerche | Superconducting variable inductance transistor |
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-
1992
- 1992-12-24 JP JP4344896A patent/JPH06196766A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-08-27 US US08/112,806 patent/US5318952A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5318952A (en) | 1994-06-07 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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