JP5697063B2 - 冷却装置 - Google Patents
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Description
本発明は、発熱素子を冷却する冷却装置に関し、特に、鉄道車両、航空機、船舶等の移動体に搭載された電力変換装置等の電子部品を、空冷で冷却する冷却装置に関する。
鉄道車両などの移動体は、駆動用のモータ等の制御を行うために、電力制御筐体内にIGBTなどのパワーデバイスやその他の電子部品からなる電力制御装置を備えている。これらの電子部品は熱損失によって発熱するため、強制空冷や車両移動によって発生する風を利用して、取り付けられた電気部品を効率良く冷却するように発熱体に冷却装置が設けられている。
従来の冷却装置の一例を図12に示す。図12に示す冷却装置は、受熱ブロック2、ヒートパイプ3、フィン4で構成され、走行風を用いて冷却するに当たって、U字型ヒートパイプを進行方向(風の流れ方向)に水平に並べて構成したものである。また、図13とは異なる構成として、L字型のヒートパイプを、進行方向に垂直に並べて構成した冷却装置も提案されている(特許文献1の図8等参照)。
ところで、図12に示した従来の冷却装置では、ヒートパイプの本数が増えた場合、風の流れの妨げとなり、通風による抵抗(通風抵抗)増加の影響から下流側素子の温度が高くなってしまうという傾向があった。また、図13に示したL字型ヒートパイプを進行方向に垂直に並べるものでは、フィンとヒートパイプの接合本数が減るため、フィン効率が低下するとともに、フィンとヒートパイプの接合箇所が偏るため、耐振動性にも課題があった。
本発明は、以上のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、通風抵抗を小さく抑えるとともに、フィンとヒートパイプとの接触面積を十分に確保し、冷却能力と耐振動性を向上させた冷却装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、発熱体に熱的に接続される受熱ブロックと、前記受熱ブロックの表面に立設され、前記受熱ブロックから受熱して熱輸送を行うヒートパイプ群と、前記ヒートパイプ群に設けられた複数のフィンと、を備え、前記ヒートパイプ群を構成するヒートパイプは、屈曲する底部と直線状のストレート部とを有するU字型ヒートパイプであり、前記U字型ヒートパイプのU字面が、入射する風向き方向に対して垂直方向にして前記受熱ブロックに立設され、かつ、隣接する前記ヒートパイプが風向き方向に対して重畳して配置され、さらに、前記受熱ブロックにおける前記ヒートパイプ群の取付面を垂直にした場合に、前記ストレート部がいずれも上方に傾けて設けられていることを特徴とする。
以上のような態様では、U字型で形成されるヒートパイプのU字面を、受熱ブロックに対し、風の流れ方向に対して垂直に配置し、さらに、隣接するヒートパイプが風向き方向に対して重畳して配置されることで、通風抵抗を小さく抑えることが可能となる。すなわち、従来は、U字型ヒートパイプのU字面を風の流れ方向に平行に配置していたが、ヒートパイプの本数を増やすと受熱ブロック上でヒートパイプが密集し、通風抵抗が大きくなっていた。この点、本態様では、U字型ヒートパイプに形成される2本のストレート部の間隔は確保されるので、ヒートパイプの本数を増やしたとしても風の通り道が確保され、通風抵抗を抑えることが可能である。
また、U字型ヒートパイプを用いることで、フィンとヒートパイプの接触面積が十分確保できるため、フィン効率も高めることが可能となり、また、フィンとヒートパイプの接合箇所が増えるため、耐振動性も向上する。
本発明の他の態様は、上記の態様において、前記ヒートパイプ群は、屈曲する部分を備えた底部と直線状のストレート部とを有するL字型ヒートパイプをさらに備え、前記U字型ヒートパイプのU字面と前記L字型ヒートパイプのL字面とを入射する風向き方向に対して垂直方向にして、前記U字型ヒートパイプと前記L字型ヒートパイプとが交互に前記受熱ブロックに立設され、かつ、前記受熱ブロックにおける前記ヒートパイプ群の取付面を重力方向に対して垂直にした場合に、前記U字型ヒートパイプ及び前記L字型ヒートパイプの前記ストレート部がいずれも上方に傾けて設けられていることを特徴とする。
以上の態様では、上記態様に加えて、U字型ヒートパイプの配置をベースにしつつ、L字型ヒートパイプを組み合わせることにより、風路抵抗の調整を行うことが可能になる。これにより、さらなる冷却効率の向上が可能になる。特に、風速が低下することで、冷却効率が相対的に低くなる下流側においてL字型のヒートパイプを組み合わせることで、上下流での冷却効率の均等化に寄与することができる。
本発明の他の態様は、上記のいずれかの態様において、前記受熱ブロック上に複数立設された前記ヒートパイプ群の前記底部に、前記風向き方向に沿って、複数の前記ヒートパイプを熱的に接続する均熱部材を設けたことを特徴とする。
以上のような態様では、均熱部材をヒートパイプ群の底部に積層することで風向き方向の一層の均熱化が可能となる。なお、均熱部材が均熱ヒートパイプであると、風向き方向の均熱化の効果がさらに高まる。
以上のような本発明によれば、通風抵抗を小さく抑えるとともに、フィンとヒートパイプとの接触面積を十分に確保し、冷却能力と耐振動性を向上させた冷却装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という。)について、図1〜図10を参照して説明する。
[1.第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る冷却装置1は、図1に示すように、発熱体を構成する電子部品に熱的に接続される受熱ブロック2と、受熱ブロック2の表面に立設され、受熱ブロック2から受熱して熱輸送を行うヒートパイプ3と、ヒートパイプ3に設けられた複数のフィン4とを備える。ヒートパイプ3は、受熱ブロック2上に複数立設されることでヒートパイプ群を形成する。
本発明の第1の実施形態に係る冷却装置1は、図1に示すように、発熱体を構成する電子部品に熱的に接続される受熱ブロック2と、受熱ブロック2の表面に立設され、受熱ブロック2から受熱して熱輸送を行うヒートパイプ3と、ヒートパイプ3に設けられた複数のフィン4とを備える。ヒートパイプ3は、受熱ブロック2上に複数立設されることでヒートパイプ群を形成する。
受熱ブロック2は、図3の背面図に示すように、方形状のアルミブロックにより形成され、図に破線で示すように、裏面側に発熱体となる電子部品を複数(ここでは、6つ。)取り付けるための取付箇所Hを備える。なお、破線の枠に沿って8つ設けられた円は、電子部品の取付穴を示す。受熱ブロック2の表面側には、図2の正面図及び図8の模式図に示すように、上述した電子部品の配置に併せ、ヒートパイプ3を図2および図8の矢印で示す風向Fに平行な方向に各2列ヒートパイプ群を設けて、原則として、この2列で構成されるヒートパイプ群の各列のそれぞれにフィン4が設けられている。なお、風向Fについては、矢印と逆方向の風向であってもよい。以下の説明においても同様である。
ヒートパイプ3は、図6及び図7の左右側面図に表れるとおり、屈曲する底部31と直線状のストレート部32とを有するU字型である。また、図8に示すように、ヒートパイプ3は、U字型のU字面を、図中に矢印で示す風向Fに対して垂直方向に配置して受熱ブロック2に立設されている。さらに、ヒートパイプ3は、隣接するパイプ間で、風向き方向に対して重畳して配置されており、望ましくは、ヒートパイプ3のストレート部32が風向Fに対して直線上に配置される。
また、図6及び図7に示すように、使用状態として、ヒートパイプ3の取付面である受熱ブロック2を垂直方向にした場合、ストレート部32がいずれも上方に傾いた状態になるように、ヒートパイプ3のU字型が形成されている。
ここで、この上方への傾き角度は、水平面に対して7〜10度程度である。これは、本実施形態の冷却装置1が設置される対象の鉄道車両等の線路に設けられたカント(傾き角)より大きくなるように設計された角度である。すなわち、当該カント角よりヒートパイプ3のストレート部32の傾き角度が小さい場合には、ヒートパイプ3の受熱側が放熱側よりも高くなってしまいトップヒート状態になるため、これを防ぎ、ボトムヒート状態を維持するべく、上述のような角度に設定している。
フィン4は、図1に示すように、この2列で構成されるヒートパイプ群の各列のそれぞれに設けられており、各列において、図4及び図5にも表れるように、所定のピッチで積層して配置されている。各フィン4には、ヒートパイプ3を圧入するためのバーリングがヒートパイプ3に対応する位置に複数設けられている。フィン4は、このバーリングにおいてヒートパイプ3を圧入することにより、ヒートパイプ3と圧着固定されている。
なお、図6及び図7の左右側面図に示すように、2列に設けられたフィン4は、それぞれ、2つのヒートパイプ3に対して圧入固定されたピッチや枚数は同等であるが、上述のように、ヒートパイプ3のストレート部32が、水平方向に対して所定の傾きをつけて形成されているため、端部から3枚のフィン4は、段違いになって形成されている。
以上のような本実施形態の冷却装置1では、U字型で形成されるヒートパイプ3のU字面を、受熱ブロック2に対し、風向Fに対して垂直に配置し、さらに、隣接するヒートパイプ3が風向Fに対して重畳して配置されることで、通風抵抗を小さく抑えることが可能となる。すなわち、図12に示したように、従来は、U字型ヒートパイプのU字面を風向Fに平行に配置していたが、ヒートパイプの本数を増やすと受熱ブロック上でヒートパイプが密集し、通風抵抗が大きくなっていた。この点、本実施形態では、ヒートパイプ3の2本のストレート部32の間隔は確保されるので、ヒートパイプ3の本数を増やしたとしても風の通り道が確保され、通風抵抗を抑えることが可能である。
また、U字型ヒートパイプ3を用いることで、フィン4とヒートパイプ3の接触面積が十分確保できるため、フィン効率も高めることが可能となり、同時に、フィン4とヒートパイプ3の接合箇所が増えるため、耐振動性も向上する。
なお、U字型ヒートパイプを、U字面を垂直にして設置した場合、下方に位置する屈曲部分に作動液が溜まって、特に凍結時には、パイプ膨れが懸念されるが、この点は、ヒートパイプ3に毛細管力の高いウィックを用いることで抑制可能である。
[2.第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る冷却装置20について、図9を参照して説明する。本実施形態の冷却装置20は、第1の実施形態において示した冷却装置10に形成されたヒートパイプ群におけるU字型ヒートパイプ3の一部に、L字型ヒートパイプ5を用いた態様である。
本発明の第2の実施形態に係る冷却装置20について、図9を参照して説明する。本実施形態の冷却装置20は、第1の実施形態において示した冷却装置10に形成されたヒートパイプ群におけるU字型ヒートパイプ3の一部に、L字型ヒートパイプ5を用いた態様である。
図9(a)に示すように、冷却装置20において、ヒートパイプ群をなすヒートパイプ3及びヒートパイプ5の平面上の配置構成は同様であり、図に矢印で示すとおり、入射する風向Fに対してヒートパイプのU字面又はL字面を垂直方向にして受熱ブロック2に立設されている。また、隣接するヒートパイプ3又は5は、風向き方向に対して重畳して配置され、ヒートパイプ群を形成する。
冷却装置20においては、図中上方から、L字型ヒートパイプ5を風向き方向に一列配置し、その下方にU字型のヒートパイプ3を同風向き方向に一列配置し、この2列のヒートパイプ群の組み合わせを、そのさらに下方の列において繰り返して構成している。
本実施形態においては、このU字型のヒートパイプ3と、L字型のヒートパイプ5とを、如何に組み合わせてヒートパイプ群を構成するかは、任意であり、例えば、風の上流側にU字型のヒートパイプ3を設け、下流側にL字型のヒートパイプ5を設けるなどの組み合わせも可能である。すなわち、入射する風向Fに対してヒートパイプのU字面又はL字面を垂直方向にし、かつ、隣接するヒートパイプ3又は5は、風向Fに対して重畳して設けている限りは、第1の実施形態で示したU字型ヒートパイプ3の配置をベースとしつつ、この構成中のU字型ヒートパイプ3を、適宜L字型ヒートパイプ5に置き換えて用いることで構成することが可能である。
以上のような本実施形態の冷却装置20によれば、第1の実施形態の作用効果に加えて、U字型ヒートパイプ3の配置をベースにしつつ、L字型ヒートパイプ5を組み合わせてヒートパイプ群を形成することにより、風路抵抗の調整を行うことが可能になる。これにより、さらなる冷却効率の向上が可能になる。特に、風速が低下することで、冷却効率が相対的に低くなる下流側においてL字型ヒートパイプ5を組み合わせることで、上下流での冷却効率の均等化に寄与することができる。
[3.第3及び第4の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る冷却装置30について、図10を参照して説明する。本実施形態の冷却装置30は、第1の実施形態において示した冷却装置10のU字型ヒートパイプ3に構成を付加することにより、さらなる冷却効率の向上を狙った態様である。
本発明の第3の実施形態に係る冷却装置30について、図10を参照して説明する。本実施形態の冷却装置30は、第1の実施形態において示した冷却装置10のU字型ヒートパイプ3に構成を付加することにより、さらなる冷却効率の向上を狙った態様である。
具体的には、図10に示すように、ヒートパイプ3が、受熱ブロック2の取り付けられる部分である底部31に、風向Fに沿って、複数のヒートパイプを熱的に接続する均熱部材6として均熱ヒートパイプを設けたものである。均熱ヒートパイプとしては、風下側から風上側に熱を輸送するもの、各ヒートパイプ3の熱を均熱ヒートパイプの長手方向に拡散させるものなどを用いることができる。なお、図10において、均熱部材6として均熱ヒートパイプが示されているが、均熱部材6はこの例には限られない。例えば図11に示すように、均熱部材6は、熱伝導性のよい材料(例えば銅)の棒状体6Aであってもよく、板状体であってもよい。均熱部材6を熱伝導性のよい材料の棒状体6Aまたは板状体とすることで、各ヒートパイプ3の熱を均熱部材6の長手方向に拡散させることができる。
本実施形態において、均熱部材6は、ヒートパイプ群を形成するヒートパイプ3の底部の風向き上流から下流に渡って全範囲に、各列2本ずつ設けられている。均熱部材6は、半田付けまたはロウ付け等により、ヒートパイプ3に固定されている。
なお、均熱部材6の風の上下流方向に対する配置範囲や配置本数は、冷却効率との関係で適宜変更可能である。また、均熱部材6は、第2の実施形態において示した冷却装置20のように、ヒートパイプとして、U字型のものとL字型のものとを組み合わせて用いた実施形態においても、もちろん採用可能である。
以上のような本実施形態によれば、均熱部材6をヒートパイプ3の底部上に配置することで風向き方向の一層の均熱化が可能となる。なお、この効果は、受熱ブロック2の材質より均熱部材6の材質が、熱伝導性に優れるときに顕著となる。さらに、均熱部材6が均熱ヒートパイプであると、風向き方向の均熱化の効果が高まる。
1,20,30 冷却装置
2 受熱ブロック
21 長穴溝
3,5 ヒートパイプ
31 底部
32 ストレート部
4 フィン
6 均熱部材
H 電子部品
2 受熱ブロック
21 長穴溝
3,5 ヒートパイプ
31 底部
32 ストレート部
4 フィン
6 均熱部材
H 電子部品
Claims (3)
- 発熱体に熱的に接続される受熱ブロックと、
前記受熱ブロックの表面に立設され、前記受熱ブロックから受熱して熱輸送を行うヒートパイプ群と、
前記ヒートパイプ群に設けられた複数のフィンと、を備え、
前記ヒートパイプ群を構成するヒートパイプは、屈曲する底部と直線状のストレート部とを有するU字型ヒートパイプであり、前記U字型ヒートパイプのU字面が、入射する風向き方向に対して垂直方向にして前記受熱ブロックに立設され、かつ、隣接する前記ヒートパイプが風向き方向に対して重畳して配置され、
さらに、前記受熱ブロックにおける前記ヒートパイプ群の取付面を重力方向に対して垂直にした場合に、前記ストレート部がいずれも上方に傾けて設けられており、
前記ヒートパイプ群は、屈曲する部分を備えた底部と直線状のストレート部とを有するL字型ヒートパイプをさらに備え、
前記U字型ヒートパイプのU字面と前記L字型ヒートパイプのL字面とが、入射する風向き方向に対して垂直方向にして、前記U字型ヒートパイプと前記L字型ヒートパイプとが、入射する風向き方向に対して垂直な方向に交互に前記受熱ブロックに立設され、
かつ、前記受熱ブロックにおける前記ヒートパイプ群の取付面を重力方向に対して垂直にした場合に、前記U字型ヒートパイプ及び前記L字型ヒートパイプの前記ストレート部がいずれも上方に傾けて設けられていることを特徴とする冷却装置。 - 前記受熱ブロック上に複数立設された前記ヒートパイプ群の前記底部に、前記風向き方向に沿って、複数のヒートパイプを熱的に接続する均熱部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
- 前記均熱部材は均熱ヒートパイプであることを特徴とする、請求項2記載の冷却装置。
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