JP5249434B2 - 直交する2組の放熱フィンを有する放熱用ヒートシンクを備えたサーボアンプ - Google Patents

直交する2組の放熱フィンを有する放熱用ヒートシンクを備えたサーボアンプ Download PDF

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Description

本発明は、パワー半導体デバイス等の構成要素から発生する熱を放熱するための放熱用ヒートシンクを備えたサーボアンプに関する。
一般にサーボアンプでは、その高出力化に伴い、サーボアンプに使用されているパワー半導体デバイス等からの発熱量が増加する。そのため、高出力サーボアンプでは、発生した熱を外部に放熱するためのヒートシンクを取り付け、該ヒートシンクの放熱面の表面積を大きくして放熱効率を高める等の試みがなされている。
例えば、図7に概略図示するようなサーボアンプ1では、サーボアンプ本体2に比較的大きな容積を持つ放熱用ヒートシンク3が取り付けられ、さらにヒートシンク3からの放熱力を増加させるためにファン4が使用される。また限られた容積の中で広い放熱表面積を確保するために、複数の薄いフィン5を狭ピッチで配置してその枚数を増やすとともに、フィン5の各々の高さ(図7では左右方向長さ)を高くすることが一般的に行われている。しかし、図7のような従来のヒートシンクの構造では、フィン5の各々が薄くかつ高くなると、フィン5の先まで熱が伝わり難くなって、いわゆるフィン効率が低下するため、フィンの表面積を増やしたことの効果が充分に得られなくなる。
このフィン効率の低下を防ぐために、例えば特許文献1には、ベース板の裏面に取り付けた蒸発部とベース板から曲げ起こした凝縮部とを有するヒートパイプと、ヒートパイプの凝縮部に交叉するように設けた複数枚のフィンとを含むヒートパイプ式冷却器が記載されている。
また特許文献2には、伝熱部を柱状構造の支柱として発熱体からの熱拡散効果を高め、さらに支柱の側面にピン状フィンを配することで放熱面積を確保することを企図したヒートシンクが記載されている。
特開平3−96258号公報 特開2001−196511号公報
特許文献1に記載のヒートシンクは、放熱特性(冷却性能)は高いが、組立コストが高いと思われ、また高温下での長期使用により、ヒートパイプ内に放出される非凝縮ガスによって該ヒートパイプの性能が低下する虞もあると考えられる。またヒートパイプを使用したヒートシンクでは、該ヒートパイプがベース板の中央付近にしか熱的に接続されていない場合は、ベース板の周辺部からの放熱を効果的に行えない。
また特許文献2に記載のヒートシンクは、いわゆるタワー型のヒートシンクであり、支柱2に当接している発熱体の部位の温度は効率的に下がると解されるが、ヒートシンクの大きさに比べて発熱体に当接する部分の面積が小さい。従って発熱体のサイズが大きい場合は、該発熱体の一部にしかヒートシンクが当接せず、該発熱体の周辺部の温度が充分に低下しない等の問題が生じる虞がある。或いは、該発熱体よりさらに大きいヒートシンクを使用する必要が生じる。
従って、組立コストが高くかつ高温化での使用に不安が残るヒートパイプ等を使用せずに、通常のタワー型ヒートシンクでは実現できない大きな発熱体にも対応可能な、ヒートパイプ等を使用したヒートシンクと同等もしくはそれ以上の放熱特性が達成できるヒートシンクを用いたサーボアンプの開発が望まれている。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、高温環境においても安心して使用でき、パワー半導体デバイス等のような大型の高発熱半導体デバイスを均一に低温に保つことができる、高い放熱性能と高い信頼性を備えつつ、組立コスト等を含め低コストのヒートシンクを用いたサーボアンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、放熱用ヒートシンクを備えたサーボアンプであって、前記放熱用ヒートシンクは、発熱体に熱接触する受熱面として作用する第1の主面、及び該第1の主面の裏面である第2の主面を備えるベース板と、前記ベース板の前記第2の主面の略中央を通る線上に、前記第2の主面の一端から他端に亘って、前記第2の主面に垂直な方向に延びるように立設した熱伝導板と、前記熱伝導板の立設領域を除く前記第2の主面の領域に前記熱伝導板と平行かつ前記第2の主面に垂直な方向に延伸するように第1のフィン間隔で立設した、前記熱伝導板より高さの低い複数の第1の放熱フィンと、前記熱伝導板の前記第1の放熱フィンの頂点より高い位置の各面から、前記第2の平面に平行かつ前記熱伝導板の各面に対して垂直な各方向に第2のフィン間隔で前記第2の主面の周縁付近まで延伸するように立設した複数の第2の放熱フィンと、を備えていることを特徴とする、サーボアンプを提供する。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンの材質、フィン厚、フィン高さが同じであり、かつ、第1のフィン間隔と第2のフィン間隔が同じであることを特徴とする、サーボアンプを提供する。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記熱伝導板が銅板又は銅合金板であり、少なくとも前記熱伝導板の一部が、前記ベース板を貫通して、前記受熱面に露出していることを特徴とする、サーボアンプを提供する。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンの少なくとも一部が、前記ベース板及び前記熱伝導板の少なくとも一方に形成された溝に嵌合して、かしめ、半田付け、ろう付け又は熔接により固定されていることを特徴とする、サーボアンプを提供する。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記熱伝導板は、前記第1の放熱フィンの頂点と略同じ高さの位置で分割可能な上側部分と下側部分14とから構成され、前記上側部分に前記第2の放熱フィンが設けられ、前記下側部分に接続された前記ベース板に前記第1の放熱フィンが設けられる、サーボアンプを提供する。
本発明によれば、第1の放熱フィンの高さが熱伝導板より低いので、フィン先端まで熱が充分伝わり難くなることによってフィン効率(=実効的なフィンの表面積/幾何学的なフィンの表面積)の低下が防止できる一方で、ベース板から離れた第1のフィンが存在しない空間に、熱伝導板から立設した第2の放熱フィンを設けることができる。その結果、放熱フィンの高さを抑えつつ、全放熱フィンの表面積の合計は減少させず、また第1の放熱フィンと第2の放熱フィンの各々のフィン効率を高く維持でき、結果としてヒートシンクの放熱特性が向上する。特に、第1のフィンによりベース板の周縁部近傍の温度が低下し、熱伝導板に立設した第2のフィンによりベース板の中央付近の温度が低下するため、ヒートパイプと同様の動作原理で動作するヒートスプレッダー等を使用しなくても、サーボアンプに使用されているパワー半導体デバイスのような大型の発熱体を均一に冷却できる。
第1の放熱フィンと第2の放熱フィンとで材質、フィン厚及びフィン高さを同じにすることにより、各放熱フィン内の熱伝導条件は略一律となり、またフィン間隔を等しくすることにより、フィン間を流れる冷却ファンによる冷却空気の流速に偏りが生じ難いので、各放熱フィンのフィン効率をヒートシンク内でほぼ均一にすることができ、より効率的な放熱が可能になる。
また、熱伝導板を銅又は銅合金板とし、さらに熱伝導板の一部をベース板を貫通して受熱面に露出させることにより、ヒートシンクの重量やコストの上昇を最小限に抑えつつ、第2の放熱フィンと受熱面間の熱抵抗を低下させ、第2の放熱フィンからの放熱をより効率的に行うことができる。特に、熱伝導板がベース板を貫通して、受熱面に露出していると、発熱体からの熱が直接に熱伝導板に流れ込むので一層効率的に放熱が行われる。
第1の放熱フィン及び第2の放熱フィンの少なくとも一部が、ベース板及び熱伝導板の一方又は双方に形成された溝に嵌合して、かしめ、半田付け、ロウ付け又は熔接により固定されていることにより、押出成形や削り出しによって放熱フィンをベース板や熱伝導板と一体的に製造する場合と比較すると、各フィンのトング率(=フィン高さ/フィン間隔)を高くして放熱特性を向上させるとともに、製造コストを低く抑えることができる。さらに、放熱フィン、ベース板及び熱伝導板にそれぞれ最適の材質を選択して、放熱特性の向上、軽量化、低コスト化が図れる。
熱伝導板を、第1の放熱フィンの頂点付近で上下に分割可能な構成とすることにより、ヒートシンクの製造がより容易になる。
本発明の第1の実施形態に係る放熱用ヒートシンクの構造を示す外観斜視図である。 図1の放熱用ヒートシンクの概略断面図である。 図1の放熱用ヒートシンクを、ファンが接続されたダクト内に設けた状態を示す外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る放熱用ヒートシンクの概略断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る放熱用ヒートシンクの概略断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る放熱用ヒートシンクの、外観模式図による組立図である。 従来技術に係る放熱用ヒートシンクをサーボアンプに取り付けた例を示す概略斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るサーボアンプ用の放熱用ヒートシンク10の基本構造を示す外観斜視図であり、図2は、図1に示したX−Z面に平行な面に沿った放熱ヒートシンク10の概略断面図である。ヒートシンク10は、ベース板12と、ベース板12に熱的に接続された熱伝導板14と、ベース板12から延びる複数の第1の放熱フィン16と、熱伝導板14から延びる複数の第2の放熱フィン18とを有し、図1の実施形態ではいずれも、熱伝導性材料からなる略矩形の板状部材である。詳細には、ベース板12は、サーボアンプ本体等の発熱体に熱的に接触する受熱面として作用する第1の主面20と、第1の主面20の裏面である第2の主面22とを有し、図示例ではいずれの主面もX−Y面に平行に延在する。熱伝導板14は、第2の主面の略中央(例えば重心)を通りかつ第2の主面22の一端から他端まで(図示例ではY方向に)延びる直線に沿って、第2の主面22に略垂直な方向(図1ではZ方向)に延びるようにベース板12に立設する。
図2に示すように、第1の放熱フィン16の各々は、熱伝導板14が接続された領域を除き第2の主面22の略全領域に、熱伝導板14の立設方向(Z方向)と略平行かつ第2の主面22に略垂直な方向に延びるように、予め定めた第1のフィン間隔s1で、熱伝動板14の面に略垂直な方向(図1ではX方向)に並べて立設される。本実施形態では、第1の放熱フィン16の各々の厚さをt1とし、高さ(Z方向長さ)をh1とする。また第1の放熱フィン16の高さh1は、熱伝導板14の高さより小さい。
一方、第2の放熱フィン18の各々は、熱伝導板14の両面上の領域であって、ベース板12の第2の主面22からZ方向に第1の放熱フィン16の高さh1より大きい距離離れた領域から、第2の主面22に略平行に(図1ではX方向に)延びるように、予め定めた第2のフィン間隔s2で、熱伝動板14の立設方向に(図1ではZ方向)に並べて立設される。本実施形態では、第2の放熱フィン18の各々の厚さをtとし、高さ(X方向長さ)をh2とする。また第2の放熱フィン16の高さh2は、図示するように、第2の放熱フィン18が第2の主面22の略周縁付近まで延伸するように、換言すればY方向に延びるベース板12の端部と概ね同じX方向位置まで第2の放熱フィン18が延びるように、設定される。
図3は、図1に示した放熱ヒートシンク10を、概略図示したサーボアンプ24に適用した場合を示す外観斜視図である。サーブアンプ24は、パワー半導体デバイス(図示せず)を備え、ヒートシンク10は該パワー半導体デバイスで発生する熱を放熱するために使用される。放熱ヒートシンク10は、第1放熱フィン16の各々の間、及び第2放熱フィン18の各々の間の双方を空気が流れることができるように(図示例ではY方向に)両端が開口した筒状のケーシング26により覆われてダクト構造を形成し、ケーシング26の一開口端又はその近傍には、冷却ファン28が設けられる。冷却ファン28を作動させることにより、図3に矢印で示すような方向に流れる気流が生じ、該気流は放熱フィンの表面を流れて放熱フィン表面から熱を奪い、放熱フィンの温度が低下する。これにより、発熱体であるサーボアンプ24の熱がベース板12や熱伝導板14を経由して放熱フィンに流れ込んでくる。
一般に、放熱フィンの高さが高くなると、放熱フィンの根元から放熱フィンの先端近傍までの熱抵抗が大きくなるので、放熱フィンの先端近傍まで熱が伝わり難くなる。従って、放熱フィンの高さを高くして放熱フィンの表面積を増やしても、放熱フィンからの放熱量はあまり増加しない(すなわちフィン効率が低下する)。しかし、第1の実施形態では、第1の放熱フィン16の高さを比較的低く、具体的には熱伝導板14より低く設定しているので、フィン効率を高く維持できる。但し、フィンからの放熱量はフィン表面積とフィン効率の積に比例するので、第1の放熱フィンだけでは、放熱量は減少する。
そこで本発明では、ベース板12から垂直かつ第1の放熱フィン16と平行に、ベース板12の略中央を通りかつベース板12の一端から他端に亘って第1の放熱フィン16の高さより高い熱伝導板14を立設し、第1の放熱フィン16の頂部より高い位置にある熱伝動板14の両面に、ベース板12に平行に、ベース板12の略周縁まで延びる第2の放熱フィン18を設けている。第2の放熱フィン18は熱伝導率の高い熱伝導板14に接続されており、第2の放熱フィン18の高さも第1の放熱フィン16と同等又はそれ以下とできるので、高いフィン効率を得ることができる。このようにして、ヒートシンク全体の表面積(第1の放熱フィン16と第2の放熱フィン18の表面積の合計)は従来のものと大きく変わらず、フィンからの放熱効率が向上したヒートシンクが得られる。
第1の放熱フィン16は熱伝導板14の立設領域を除いて、ベース板12の第2の主面22の全域に亘って立設しているので、ベース板12の周縁部付近からの放熱も充分行われる。従って、大型の発熱体を受熱面に取り付けても該発熱体の周縁部の温度が他の部分より上昇するという問題は生じ難い。また、通常は温度が上昇しやすい大型の発熱体の中央付近は熱伝導板14を経由して第2の放熱フィン18で放熱されるため、温度の上昇が抑制される。その結果、大型発熱体の一部の温度が過度に上昇するといった問題の発生を防ぐことができる。なお熱伝導板14を無垢の金属板から作製すれば、低コストで性能劣化もない熱伝動板が得られるので、高性能かつ高信頼性の放熱用ヒートシンクが低コストで実現できる。
なお図2において、第1の放熱フィン16と第2の放熱フィン18の材質が同じであるとともに、第1の放熱フィンのフィン厚t1と第2の放熱フィンのフィン厚t2が等しく、第1の放熱フィンのフィン高さh1と第2の放熱フィンのフィン高さh2が等しく、かつ、第1のフィン間隔s1と第2のフィン間隔s2が等しいことが好ましい。このように放熱フィンの材質、フィン厚及びフィン高さが同じであれば、各放熱フィン内の熱伝導条件はほぼ一律となり、より効率的な放熱が可能になる。冷却空気の流速に偏りが生じると、ある放熱フィンでは有効に放熱されず、全体の放熱特性が低下するという問題が生じ得るが、フィン間隔を等しくとすることにより、フィン間を流れる冷却ファンによる冷却空気の流速に偏りが生じ難くなり、各放熱フィンのフィン効率をほぼ一定にすることができる。
図4は、本発明におけるサーボアンプ用の放熱用ヒートシンクの第2の実施形態を示したものである。第2の実施形態では熱伝導板14が銅板あるいは銅合金板であり、少なくとも熱伝導板の一部(図示例では下端部30)が、ベース板12を貫通して、受熱面(第1の主面20)に露出している。熱伝導板14を熱伝導率の高い銅あるいは銅合金により作製することにより、重量やコストの上昇を最小限に抑えながら、第2の放熱フィン18と受熱面間の熱抵抗が低下し、第2の放熱フィン18からの放熱がより効率的に行われ、ヒートシンクの放熱特性が向上する。また熱伝導板14がベース板12を貫通して、受熱面に露出しているため、サーボアンプ等の発熱体からの熱が直接に熱伝導板14に流れ込み、一層効率的に放熱が行われる。一方、ベース板12の材質としては、ヒートシンクの軽量化を図るためにアルミニウム又はアルミニウム合金が使用可能であるが、熱伝導板14と同様に銅又は銅合金を使用してもよい。
図5は、本発明におけるサーボアンプ用の放熱用ヒートシンクの第3の実施形態を示したものである。第1の放熱フィン16と第2の放熱フィン18の少なくとも一部が、ベース板12及び熱伝導板14の少なくとも一方に形成された溝に形成された溝に嵌合して、かしめ、半田付け、ろう付け又は熔接により固定されている。なお図示例では、ベース板12に形成された溝32に第1の放熱フィン16が嵌合し、熱伝導板14に形成された溝34に第2の放熱フィン18が嵌合している。第3の実施形態では、金型からの押出成形によって放熱フィンをベース板や熱伝導板と一体的に製造する場合と比較すると、金型からの押出では製造が困難な高いトング率(=フィン高さ/フィン間隔)のフィンを容易に製造でき、高い放熱特性が得られる。また第3の実施形態は、削り出しで放熱フィンをベース板や熱伝動板と一体的に製造する場合と比較すると、製造コストを低く抑えられるという利点がある。さらに、放熱フィン、ベース板及び熱伝導板にそれぞれ別の材料から作製できるので、それぞれに最適の材質を選択して、放熱特性の向上、軽量化、低コスト化が図れるという利点もある。
なお第1〜第3の実施形態では、熱伝導板は単なる金属板として記載しているが、より高い熱伝導性を得るために、熱伝導板に熱伝導率の高いヒートパイプやカーボンファイバー等(図示せず)を埋め込んでもよい。
また第1〜第3の実施形態では、熱伝導板14は実質1枚の板として記載しているが、いずれの実施形態でも、直交する2組の放熱フィンを形成あるいは固定するという製造上の難しさを緩和するために、図6に示すように、ヒートシンク10を2分割することができる。具体的には、熱伝導板14を第1の放熱フィン16の頂点と略同じ高さの位置(該頂点と同じ高さから、最下の第2の放熱フィン18より低い位置までの間の位置)で上側部分14aと下側部分14bとに分割し、上側部分14aには他の実施形態と同様に第2の放熱フィン18を設け、下側部分14bに接続されたベース板12には他の実施形態と同様に第1の放熱フィン16を設けることができる。このように、放熱用ヒートシンクを上下に2分割した状態で別々に放熱フィンの形成あるいは固定を行い、その後、ネジ36等の締結部品で熱伝導板の上側部分14aと下側部分14bとを結合することができる。
10 ヒートシンク
12 ベース板
14 熱伝動板
16 第1の放熱フィン
18 第2の放熱フィン
24 サーボアンプ
26 ケーシング
28 冷却ファン
32、34 溝
36 ネジ

Claims (5)

  1. 放熱用ヒートシンクを備えたサーボアンプであって、
    前記放熱用ヒートシンクは、
    発熱体に熱接触する受熱面として作用する第1の主面、及び該第1の主面の裏面である第2の主面を備えるベース板と、
    前記ベース板の前記第2の主面の略中央を通る線上に、前記第2の主面の一端から他端に亘って、前記第2の主面に垂直な方向に延びるように立設した熱伝導板と、
    前記熱伝導板の立設領域を除く前記第2の主面の領域に前記熱伝導板と平行かつ前記第2の主面に垂直な方向に延伸するように第1のフィン間隔で立設した、前記熱伝導板より高さの低い複数の第1の放熱フィンと、
    前記熱伝導板の前記第1の放熱フィンの頂点より高い位置の各面から、前記第2の平面に平行かつ前記熱伝導板の各面に対して垂直な各方向に第2のフィン間隔で前記第2の主面の周縁付近まで延伸するように立設した複数の第2の放熱フィンと、
    を備えていることを特徴とする、サーボアンプ。
  2. 前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンの材質、フィン厚、フィン高さが同じであり、かつ、第1のフィン間隔と第2のフィン間隔が同じであることを特徴とする、請求項1記載のサーボアンプ。
  3. 前記熱伝導板が銅板又は銅合金板であり、少なくとも前記熱伝導板の一部が、前記ベース板を貫通して、前記受熱面に露出していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサーボアンプ。
  4. 前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンの少なくとも一部が、前記ベース板及び前記熱伝導板の少なくとも一方に形成された溝に嵌合して、かしめ、半田付け、ろう付け又は熔接により固定されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のサーボアンプ。
  5. 前記熱伝導板は、前記第1の放熱フィンの頂点と略同じ高さの位置で分割可能な上側部分と下側部分とから構成され、前記上側部分に前記第2の放熱フィンが設けられ、前記下側部分に接続された前記ベース板に前記第1の放熱フィンが設けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーボアンプ。
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