JP2005140454A - 熱交換器 - Google Patents

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Takashi Igami
多加司 伊神
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Abstract

【課題】 フィンからの放熱量を最大限に引き出し、放熱性能の向上を図る。
【解決手段】 本発明は、多数のチューブ12の間に設けられたフィン13に沿って空気が流通可能な熱交換器11において、フィン13は、風上側に設けられ、空気の流通方向に対して所定の向きに傾斜したルーバ19,20が所定間隔で形成された複数の風上側ルーバ群14,15と、風下側に設けられ、空気の流通方向に対して所定の向きに傾斜したルーバ21が所定間隔で形成された風下側ルーバ群16と、各風上側ルーバ群14,15の間、及び風上側ルーバ群15と風下側ルーバ群16との間にそれぞれ形成されたリターンルーバ17,18とを備え、各リターンルーバ17,18を境に各ルーバ群14,15,16のルーバ19,20,21の傾斜向きが反対になるように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、多数のチューブの間に設けられたフィンに沿って空気が流通可能な熱交換器に関する。
一般的に、熱交換器には多数のチューブの間にフィンが設けられており、チューブを流通する被冷却流体とフィンに沿って流通する空気との間で熱交換が行われるようなっている。
図3は従来の熱交換器のフィン1の断面図であり、この場合、空気は、図中において矢印で示すように、左端から右方向に流通するようになっている。フィン1には、空気の流通方向に沿って、風上側ルーバ群2及び風下側ルーバ群3が形成され、風上側ルーバ群2と風下側ルーバ群3との間にリターンルーバ4が形成されている。風上側ルーバ群2及び風下側ルーバ群3にはそれぞれルーバ5,6が多数切り起こし形成され、ルーバ5,6はリターンルーバ4を境に傾斜向きが反対になっている。また、ルーバ5,6の形成間隔P及び切り起こし傾斜角度αはそれぞれ同一となっており、風上側ルーバ群2と風下側ルーバ群3はリターンルーバ4を中心に対称形状を成している。
そして、このような構成において、フィン1の風上側ルーバ群2及び風下側ルーバ群3から放出された熱は、フィン1に沿うように図3の矢印方向に流通する空気により吸収され、前記チューブを流通する被冷却流体と前記空気との間で熱交換が行われる。この場合、風下側ルーバ群3の放熱量が風上側ルーバ群2の放熱量と比べて非常に小さいことは公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−83690号公報
しかしながら、上記した従来の熱交換器では、風上側ルーバ群2と風下側ルーバ群3とが対称形状を成しているため、風下側ルーバ群3の放熱量が風上側ルーバ群2の放熱量に比べて非常に小さいにも拘らず、風下側ルーバ群3の空気抵抗は風上側ルーバ群2の空気抵抗と同等になっている。そのため、フィン1からの放熱量を最大限に引き出すことができず、フィン1の放熱性能の向上が図り難いといった問題があった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、フィンからの放熱量を最大限に引き出し、放熱性能の向上が可能な熱交換器を提供するものである。
本発明は、多数のチューブの間に設けられたフィンに沿って空気が流通可能な熱交換器において、前記フィンは、風上側に設けられ、前記空気の流通方向に対して所定の向きに傾斜したルーバが所定間隔で形成された複数の風上側ルーバ群と、風下側に設けられ、前記空気の流通方向に対して所定の向きに傾斜したルーバが所定間隔で形成された風下側ルーバ群と、前記各風上側ルーバ群の間、及び該風上側ルーバ群と前記風下側ルーバ群との間にそれぞれ形成されたリターンルーバとを備え、該各リターンルーバを境に前記各ルーバ群のルーバの傾斜向きが反対になるように構成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記風上側ルーバ群には前記リターンルーバが奇数個設けられ、前記風上側ルーバ群は中央のリターンルーバを中心に対称形状を成している。
また、前記風下側ルーバ群のルーバの傾斜角度が前記風上側ルーバ群のルーバの傾斜角度より小さく形成されていてもよく、さらに、前記風下側ルーバ群のルーバの形成間隔が前記風上側ルーバ群のルーバの形成間隔より大きく形成されていてもよい。
本発明によれば、放熱量の大きい風上側では空気の流通速度が遅くなり、放熱量の小さい風下側では空気の流通速度が速くなるため、フィンからの放熱量を最大限に引き出すことができ、放熱性能を高めることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る熱交換器11を示しており、図2は図1のA−A矢視図である。この熱交換器11には、多数の扁平チューブ12が並設されており、その各チューブ12の間にコルゲートフィン13が介装され、また、各チューブ12の両端部にはそれぞれタンク(図示せず)が接続されている。そして、チューブ12を通って前記両タンク間を被冷却流体が流通し、コルゲートフィン13に沿って冷却用の空気が流通することにより、前記被冷却流体と気体との間で熱交換が行われるようになっている。
図2はコルゲートフィン13の断面を示しており、空気は、図中において矢印で示すように、左端から右方向に流通するようになっている。コルゲートフィン13には、空気の流通方向に沿って、2個の第1風上側ルーバ群14、第2風上側ルーバ群15と、1個の風下側ルーバ群16とが形成されており、第1風上側ルーバ群14と第2風上側ルーバ群15の間、及び第2風上側ルーバ群15と風下側ルーバ群16との間にはそれぞれ第1リターンルーバ17及び第2リターンルーバ18が形成されている。
第1風上側ルーバ群14及び第2風上側ルーバ群15にはそれぞれルーバ19,20が多数切り起こし形成されている。ルーバ19,20は第1リターンルーバ17を境に傾斜向きが反対になっており、第1風上側ルーバ群14と第2風上側ルーバ群15は第1リターンルーバ17を中心に左右対称形状を成している。より具体的には、図中、第1風上側ルーバ群14のルーバ19は右下がりに傾斜し、第2風上側ルーバ群15のルーバ20は右上がりに傾斜し、ルーバ19,20の形成間隔P及び切り起こし傾斜角度αはそれぞれ同一となっている。
一方、風下側ルーバ群16にはルーバ21が多数切り起こし形成され、ルーバ21の傾斜向きは隣接する第2風上側ルーバ群15のルーバ20の傾斜向きと反対になっている。より具体的には、図中、風下側ルーバ群16のルーバ21は右下がりに傾斜し、ルーバ21の形成間隔P’は第1風上側ルーバ群14及び第2風上側ルーバ群15の各ルーバ19,20の形成間隔Pより大きく、風下側ルーバ群16は風上側の各ルーバ群14,15よりルーバの切り起こし数が少なくなっている。また、風下側ルーバ群16のルーバ21の切り起こし傾斜角度βは第1風上側ルーバ群14及び第2風上側ルーバ群15の各ルーバ19,20の切り起こし傾斜角度αより小さく形成されている。
次に、図1及び図2を参照しつつ、本実施の形態に係る熱交換器11の作用を説明する。
前記一方のタンクからチューブ12を通って前記他方のタンクに被冷却流体が流通している間、チューブ12及びコルゲートフィン13から放出された熱は、コルゲートフィン12に沿って図2の矢印方向に流通する空気により吸収され、該空気と前記被冷却流体との間で熱交換が行われる。
この時、風上側にはルーバ19,20の傾斜向きが反対の複数のルーバ群14,15が形成されており、空気抵抗が大きくなるため、空気の流通速度が遅くなり、風上側の空気の流れは乱流となる。また、風下側にはルーバ群16が1個だけ形成されており、さらに、風下側ルーバ群16は第1風上側ルーバ群14及び第2風上側ルーバ群15と比べて、ルーバの切り起こし数が少ないと共にルーバの切り起こし傾斜角度が小さく形成されているため、空気抵抗が小さくなり、空気の流通速度が増大する。このように、放熱量の大きい風上側では、空気の流通速度が遅く、空気の流れが乱流となり、放熱量の小さい風下側では、空気の流通速度が速くなるため、コルゲートフィン13の放熱量を効率良く増大させることができる。
なお、上記実施の形態では、風上側にルーバ群14,15が2個設けられている場合について説明したが、ルーバ群の設置数は2個に限定する趣旨ではなく、ルーバ群を偶数個、すなわち、リターンルーバを奇数個設け、ルーバ群がリターンルーバを中心に対称形状を成すように形成してもよい。
また、風上側のルーバ群14,15は必ずしも対称形状を成している必要はなく、例えば、風上側にルーバ群を奇数個(3個以上)設けたり、各ルーバ群のルーバをその形成間隔や切り起こし傾斜角度がそれぞれ異なるように形成させたりしてもよい。
さらに、上記実施の形態の説明における各風上側ルーバ群14,15及び風下側ルーバ群16の各ルーバ19,20,21の形成間隔、傾斜向き、及び傾斜角度は単なる例示に過ぎず、例えば、風上側のルーバ群14,15と風下側ルーバ群16のルーバ19,20,21の形成間隔及び傾斜角度をそれぞれ同一に形成させる等、各種変更が可能である。
さらにまた、本発明は、コルゲートフィン以外のタイプのフィンを備えた熱交換器にも適用可能であることは言う迄もない。
本発明の実施の形態に係る熱交換器を示す部分斜視図である。 図1のA−A矢視図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
11 熱交換器
12 チューブ
13 コルゲートフィン
14 第1風上側ルーバ群
15 第2風上側ルーバ群
16 風下側ルーバ群
17 第1リターンルーバ
18 第2リターンルーバ
19 ルーバ
20 ルーバ
21 ルーバ

Claims (4)

  1. 多数のチューブの間に設けられたフィンに沿って空気が流通可能な熱交換器において、前記フィンは、
    風上側に設けられ、前記空気の流通方向に対して所定の向きに傾斜したルーバが所定間隔で形成された複数の風上側ルーバ群と、
    風下側に設けられ、前記空気の流通方向に対して所定の向きに傾斜したルーバが所定間隔で形成された風下側ルーバ群と、
    前記各風上側ルーバ群の間、及び該風上側ルーバ群と前記風下側ルーバ群との間にそれぞれ形成されたリターンルーバと、
    を備え、該各リターンルーバを境に前記各ルーバ群のルーバの傾斜向きが反対になるように構成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記風上側ルーバ群には前記リターンルーバが奇数個設けられ、前記風上側ルーバ群は中央のリターンルーバを中心に対称形状を成している請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記風下側ルーバ群のルーバの傾斜角度が前記風上側ルーバ群のルーバの傾斜角度より小さく形成されている請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記風下側ルーバ群のルーバの形成間隔が前記風上側ルーバ群のルーバの形成間隔より大きく形成されている請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の熱交換器。
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