JP2005003350A - 熱交換器用フィン、熱交換器、凝縮器及び蒸発器 - Google Patents

熱交換器用フィン、熱交換器、凝縮器及び蒸発器 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上できる熱交換器用フィンを提供する。
【解決手段】 本発明は、空気Aの導入方向Xに沿って間隔をおいて複数のルーバー5が切り起こし状に設けられ、空気Aがルーバー5に沿って流通されるようにしたルーバーフィン4等の熱交換器用フィンを対象とする。ルーバー5における空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、複数のルーバー5が、ルーバー幅の広い広幅ルーバー5aと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバー5bとが交互に配置されることによって形成されている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば車両用空気調和装置としてのカーエアコン用の冷凍サイクルに用いられるカーエアコン用凝縮器、蒸発器等の熱交換器、更にはそれらの機器に装備されるルーバーフィン、コルゲートフィン等の熱交換器用フィンに関する。
カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる蒸発器や凝縮器等の熱交換器は、冷媒が通過する熱交換チューブと、熱交換チューブにその長さ方向に対し垂直状態に取り付けられる熱交換器用フィンとを備え、フィンを介して、外気と熱交換チューブ内を通過する冷媒との間で熱交換されるよう構成されている。
このような熱交換器のフィンは、用途や要求される性能に応じて、ルーバーフィン、オフセットフィン、ピンフィン等が一般に使用されている。
このうちルーバーフィンタイプの熱交換器は、図11に示すように、空気(A)が導入される方向(X)に対し平行な複数のルーバーフィン(50)が、空気導入方向(X)に対し直交する方向に所定間隔おきに並列に配置されて、ルーバーフィン(51)の各間に通風路(60)が形成されている。各ルーバーフィン(50)には、通風路(60)の長さ方向(空気導入方向)に沿って複数のルーバー(51)が切り起こし状に形成されている。そして、通風路(60)に導入された空気(A)が、ルーバーフィン(50)におけるルーバー(51)の各間に流入されて、各ルーバー(51)に沿って流通することにより、空気(A)と熱交換チューブ(図示省略)を通過する冷媒との間で熱交換されるように構成されている。
このような熱交換器において、熱的な性能を向上させるための一つの方法としては、ルーバー(51)のピッチを小さくしてルーバー数を増加させることにより、ルーバー(51)の風上側端縁における空気(A)との接触面積を増大させる方法が有効であると考えられる。
しかしながら、ルーバーピッチを小さくすると、ルーバー(51)間に砂詰まり、凝縮水のブリッジ等が生じてしまい、通風路(60)を通過する空気(A)が複数のルーバー(51)の各間に流入されずに、隣り合うルーバーフィン(50)間をストレートに流通する、いわゆるバイパス流れが多く発生し、熱伝達率が低下する恐れがある。
一方、ルーバーフィンタイプの熱交換器として、下記特許文献1、2に示すものは、フィンにおけるルーバーの切り起こし角度を適宜変更して、熱交換性能の向上を図る技術が開示されている。
また、下記特許文献3には、ルーバーフィンにおけるフィンピッチ、フィン厚さ、ルーバーピッチ、ルーバー角度等の最適値を規定した技術が開示されている。
特開平6−221787号公報(図1、3) 米国特許第5730214号明細書(FIG.5−7) 特開平1−263498号公報(第1−2頁)
しかしながら、近年における熱交換器等の技術分野、特にカーエアコン用熱交換器の技術分野においては、熱交換性能の向上が可及的に要求されるものであり、熱交換器に採用される熱交換器用フィンにおいて、なお一層の熱伝達率の向上が望まれるところである。
この発明は、上記の実情に鑑みてなされたもので、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率の向上を図ることができ、優れた熱交換性能を得ることができるカーエアコン用凝縮器、蒸発器等の熱交換器、更にはそれらの機器に装備されるルーバーフィン、コルゲートフィン等の熱交換器用フィンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、以下の構成を要旨としている。
[1] 熱媒体の導入方向に対し平行に配置される伝熱板を有し、その伝熱板に、熱媒体の導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、熱媒体が前記ルーバーに沿って流通されるようにした熱交換器用フィンであって、
前記ルーバーにおける熱媒体が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする熱交換器用フィン。
この発明の熱交換器用フィンにおいては、複数のルーバーが、異なる幅のルーバーを混在させて形成されるものであるため、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[2] 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる前項1記載の熱交換器用フィン。
[3] 1ないし複数の広幅ルーバーと、1ないし複数の狭幅ルーバーとが交番配置されてなる前項2記載の熱交換器用フィン。
[4] 広幅ルーバーと、狭幅ルーバーとが交互に配置されてなる前項2記載の熱交換器用フィン。
前項2〜4の発明においては、2種類のルーバーを用いるものであるため、構造の複雑化等を来すことなく、一層、熱伝達率を向上させることができる。
[5] 広幅ルーバーのルーバー幅を「Lwl」、狭幅ルーバーのルーバー幅を「Lws」としたとき、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)に対する狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)の比率(Lws/Lwl)が、0.1〜0.7に設定されてなる前項2ないし4のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
[6] 前記伝熱板に対する前記ルーバーの角度(ルーバー角度)が、22〜36°に設定されてなる前項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
両項5、6の発明においては、より一層熱伝達率を向上させることができる。
[7] 前記伝熱板が、熱媒体導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに複数並列に配置されて、前記複数の伝熱板の各間に通風路が形成されてなる前項1ないし6のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
同項7のように、本発明は、コルゲートフィンやプレートフィン等に好適に採用することができる。
[8] 隣り合う伝熱板の間隔によって規定されるフィンピッチが、1〜2mmに設定されてなる前項7記載の熱交換器用フィン。
同項8の発明においては、一段と熱伝達率を向上させることができる。
[9] 隣り合う伝熱板の間隔によって規定されるフィンピッチを「Fp」とし、ルーバー幅が最も広いルーバーのルーバー幅を「Lwmax」としたとき、ルーバー幅(Lwmax)に対するフィンピッチ(Fp)の比率(Fp/Lwmax)が1以上に設定されてなる前項7又は8記載の熱交換器用フィン。
同項9の発明においては、より一段と熱伝達率を向上させることができる。
[10] 所定の間隔をおいて並列に配置された一対の熱交換チューブ間に、前記伝熱板が配置され、前記一対の熱交換チューブ間を通過する熱媒体としての空気と前記熱交換チューブ内を通過する冷媒との間で熱交換させるよう構成されてなる前項1ないし9のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
同項10のように、本発明は、チューブタイプの熱交換器に好適に採用することができる。
[11] 冷媒が、空気との熱交換によって凝縮されるよう構成されてなる前項10記載の熱交換器用フィン。
同項11のように、本発明は、凝縮器に好適に採用することができる。
[12] 冷媒が、空気との熱交換によって蒸発されるよう構成されてなる前項10記載の熱交換器用フィン。
同項12のように、本発明は、蒸発器に好適に採用することができる。
なお、前項[2]〜[12]の好適構成は、以下の項[13]〜[30]の構成にも好適に採用することができる。
[13] 熱媒体の導入方向に対し平行に配置される伝熱板を有し、その伝熱板に、熱媒体の導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、熱媒体が前記ルーバーに沿って流通されるようにしたルーバーフィンであって、
前記ルーバーにおける熱媒体が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするルーバーフィン。
この発明のルーバーフィンにおいては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[14] 熱媒体の導入方向に対し平行に配置される複数の伝熱板を有し、前記複数の伝熱板が、隣り合う伝熱板同士が連接される態様に、熱媒体導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される一方、各伝熱板に、熱媒体の導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられるとともに、熱媒体が前記ルーバーに沿って流通されるようにしたコルゲートフィンであって、
前記ルーバーにおける熱媒体が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記伝熱板における前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするコルゲートフィン。
この発明のコルゲートフィンにおいては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[15] 空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、冷媒が通過する冷媒通路とを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されるようにした熱交換器であって、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする熱交換器。
この発明の熱交換器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[16] 間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されるようにした熱交換器であって、
前記複数のルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
各熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする熱交換器。
この発明の熱交換器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[17] 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる前項15又は16記載の熱交換器。
同項17の発明においては、上記と同様、より一層熱伝達率を向上させることができる。
[18] 前記複数の熱交換器用フィンにおける隣り合うフィン同士が連接されてなる前項15又は16記載の熱交換器。
同項18のように、本発明は、コルゲートフィンタイプの熱交換器に好適に採用することができる。
[19] 空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、冷媒が通過する冷媒通路とを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるようにした凝縮器であって、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする凝縮器。
この発明の凝縮器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[20] 間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるようにした凝縮器であって、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする凝縮器。
この発明の凝縮器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[21] 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる前項19又は20記載の凝縮器。
同項21の発明においては、上記と同様、より一層熱伝達率を向上させることができる。
[22] 前記複数の熱交換器用フィンにおける隣り合うフィン同士が連接されてなる前項19又は20記載の凝縮器。
同項22のように、本発明は、コルゲートフィンタイプの熱交換器に好適に採用することができる。
[23] カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる凝縮器であって、
空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、
冷媒が通過する冷媒通路とを備え、
前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるよう構成される一方、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用凝縮器。
この発明のカーエアコン用凝縮器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[24] カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる凝縮器であって、
間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、
前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、
前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるよう構成される一方、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用凝縮器。
この発明のカーエアコン用凝縮器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[25] 空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、冷媒が通過する冷媒通路とを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるようにした蒸発器であって、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする蒸発器。
この発明の蒸発器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[26] 間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるようにした蒸発器であって、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする蒸発器。
この発明の蒸発器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[27] 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる前項25又は26記載の蒸発器。
同項27の発明は、上記と同様、より一層熱伝達率を向上させることができる。
[28] 前記複数の熱交換器用フィンにおける隣り合うフィン同士が連接されてなる前項25又は26記載の蒸発器。
同項28のように、本発明は、コルゲートフィンタイプの蒸発器に好適に採用することができる。
[29] カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる蒸発器であって、
空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、
冷媒が通過する冷媒通路とを備え、
前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるよう構成される一方、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用蒸発器。
この発明のカーエアコン用蒸発器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
[30] カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる蒸発器であって、
間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、
前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、
前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるよう構成される一方、
前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用蒸発器。
この発明のカーエアコン用蒸発器においては、上記と同様に、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上させることができる。
以上のように、本発明によれば、異なる幅のルーバーを混在させるものであるため、空気等の熱媒体が、複数のルーバーの各間に確実に流入されて、各ルーバーに沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上できて、優れた熱交換性能を得ることができるという効果がある。
図1はこの発明の実施形態が適用されたカーエアコン用の冷凍サイクルに適用される蒸発器等の熱交換器におけるフィン部分周辺を示す一部切欠斜視図、図2は実施形態の熱交換器に適用されたルーバーフィンを示す断面図であって、図1のP−P線断面に相当する断面図、図3は実施形態の熱交換器におけるフィンの前部を拡大して示す断面図である。なお、以下の説明においては、発明の理解を容易にするため、本実施形態の熱交換器に対する空気導入方向(X)に沿った方向を前後方向として説明する。
これらの図に示すように、この熱交換器は、空気導入方向(X)に対し直交する方向(上下方向)に延びる扁平な複数の熱交換チューブ(1)(2)が、前後2列で左右幅方向に所定の間隔おきに並列に配置されている。更に幅方向に隣合う熱交換チューブ(1)(2)間には、コルゲートフィン(3)が配置されている。
コルゲートフィン(3)は、前後方向に延び、かつ上下方向に所定の間隔おきに並列に配置された伝熱板としての薄板状の複数のルーバーフィン(4)を具備しており、隣合うルーバーフィン(4)が、左右交互に連接されて、蛇行状の形状を有している。更にコルゲートフィン(3)におけるルーバーフィン(4)の各間には、前後方向に延びる通風路(6)が形成されており、稼働時には、熱交換器の前面から熱媒体としての空気(A)が各通風路(6)内に導入されるよう構成されている。
各ルーバーフィン(4)には、その所要部が切り起こされることにより、前後方向に適宜間隔おいて複数のルーバー(5)が形成されて、通風路(6)内に導入された空気が、複数のルーバー(5)の各間に確実に流入されて、各ルーバー(5)に沿って流通することにより、ルーバーフィン(4)を介して、空気(A)と熱交換チューブ(1)(2)内を流通する冷媒との間で熱交換されるよう構成されている。
ここで本実施形態においては、各ルーバー(5)における空気が流通する方向に沿った長さをルーバー幅としたとき、各ルーバーフィン(4)における複数のルーバー(5)は、ルーバー幅の広い広幅ルーバー(5a)と、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバー(5b)とが交互に配置されて形成されている。
本実施形態において、広幅ルーバー(5a)のルーバー幅を「Lwl」としたとき、その幅(Lwl)を、0.8〜1.3mmに設定するのが良く、より好ましくは、下限値を0.85mm以上、上限値を1.2mm以下に設定するのが良い。更に狭幅ルーバー(5b)のルーバー幅を「Lws」としたとき、その幅(Lws)を、0.1〜0.6mmに設定するのが良く、より好ましくは、下限値を0.15mm以上に設定するのが良い。
すなわち、これらのルーバー幅(Lwl)(Lws)が狭過ぎたり、広過ぎたりする場合には、空気のバイパス流れの発生や、圧力損失の増大により、熱伝達率が低下して、熱交換性能の低下を来す恐れがある。
更に本実施形態においては、広幅ルーバー(5a)のルーバー幅(Lwl)に対する狭幅ルーバー(5b)のルーバー幅(Lws)の比率(Lws/Lwl)を0.1〜0.7、より好ましくは下限値を0.3以上に設定するのが良い。
すなわち、後述の実施例から明らかなように、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)が小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合には、空気のバイパス流れの発生や、圧力損失の増大により、熱伝達率が低下して、熱交換性能の低下を来す恐れがある。
また本実施形態においては、伝熱板としてのルーバーフィン(4)に対する各ルーバー(5)の切り起こし角度(La)は、ほぼ一定に設定されており、このルーバー角度(La)を22〜36°に設定するのが良く、より好ましくは、下限値を24°以上、上限値を32°以下に設定するのが良い。
すなわち、このルーバー角度(La)が小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合には、空気のバイパス流れの発生や、圧力損失の増大により、熱伝達率が低下して、熱交換性能の低下を来す恐れがある。
また本実施形態においては、ルーバーフィン(4)の間隔、つまりフィンピッチ(Fp)を、1〜2mmに設定するのが良く、より好ましくは、上限値が1.6mm以下に設定するのが良い。
すなわち、後述の実施例から明らかなように、フィンピッチ(Fp)が小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合には、空気のバイパス流れの発生や、圧力損失の増大により、熱伝達率が低下して、熱交換性能の低下を来す恐れがある。
更に本実施形態においては、広幅ルーバー(5a)の幅(Lwl)に対するフィンピッチ(Fp)の比率(Fp/Lwl)を、1以上に設定するのが好ましい。すなわち、この比率(Fp/Lwl)が小さ過ぎたりする場合には、空気のバイパス流れの発生や、圧力損失の増大により、熱伝達率が低下して、熱交換性能の低下を来す恐れがある。
なお、本発明において、複数のルーバーが、幅の異なる3種類以上のルーバーによって形成される場合には、最も広い幅のルーバーの幅(Lwmax)に対するフィンピッチ(Fp)の比率(Fp/Lwmax)を、上記と同様に、1以上に設定するのが好ましい。
以上のように構成された本実施形態の熱交換器においては、各ルーバーフィン(4)における複数のルーバー(5)が、幅広ルーバー(5a)と狭幅ルーバー(5b)とが交互に配置されることによって形成されるものであるため、通風路(6)内に導入される空気(A)が、ルーバー(5)の各間に確実に流入されて、各ルーバー(5)に沿ってスムーズに流通するようになり、バイパス流れの発生を防止しつつ、熱伝達率を向上できて、優れた熱交換性能を得ることができる。
なお上記実施形態においては、各ルーバーフィン(4)における複数のルーバー(5)が、幅の広い広幅ルーバー(5a)と幅の狭い狭幅ルーバー(5b)との2種類のルーバーが交互に配置されて形成されているが、本発明においては、ルーバーの種類や、配列方式は上記のものに限られることはなく、複数のルーバーが、1ないし複数の広幅ルーバーと、1ないし複数の狭幅ルーバーとが交番配置されて形成されていても良く、要は、複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる2種類以上のルーバーが混合配置されることによって形成されてなるものであれば、本発明に含まれるものである。例えば、図4(a)に示すように、風上側に数枚の広幅ルーバー(5a)をまとめて配置し、風下側に数枚の狭幅ルーバー(5b)をまとめて配置したものや、同図(b)に示すように、広幅ルーバー(5a)間に狭幅ルーバー(5b)をまとめて配置したものや、同図(c)〜(e)に示すように、1又は2枚の広幅ルーバー(5a)と、1又は2枚の狭幅ルーバー(5b)とを交番配置したものも採用できる他、言うまでもなく、広幅ルーバー(5a)と、狭幅ルーバー(5b)とをランダムに配置したものも採用することができる。
また上記実施形態においては、本発明を蒸発器等の熱交換器に適用した場合について説明しているが、本発明はそれだけに限られず、凝縮器や、ヒータコア等の熱交換器にも同様に適用でき、更に自動車用エアコンに限られず、ルームエアコン、冷蔵庫等、他の冷凍装置やヒーター等にも適用することができる。
また上記実施形態においては、本発明をコルゲートフィンに適用した場合を例に挙げて説明しているが、本発明はそれだけに限られず、隣合う伝熱板(フィン)が互いに独立して配置されるプレートフィン等にも適用することができる。
更に上記実施形態においては、本発明を空気伝熱用のフィンに適用した場合を例に挙げて説明しているが、本発明はそれだけに限られず、他の熱媒体を伝熱するためのフィンにも適用することができる。
以下、本発明に関連した実施例、及び本発明の要旨を逸脱する比較例について説明する。
上記実施形態に準拠して、扁平な複数の熱交換チューブ間に、以下に示すように種類の異なる複数のルーバー付きコルゲートフィンを組み付けたカーエアコン用蒸発器についてそれぞれ検討した。
<実施例1〜5>
Figure 2005003350
上表1に示すように、実施例1の蒸発器は、各ルーバーフィンにおける複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが1枚ずつ交互に配置されて形成されたコルゲートフィンを組み付けたものである。なお、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)は1.1mm、狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)は0.167mm、ルーバー角度(La)は26°、フィンピッチ(Fp)は1.3mmに設定し、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)は0.152である。
実施例2の蒸発器は、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)を1.0mm、狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)を0.333mmに設定し、それ以外は上記と同様にした。なお、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)は0.333である。
実施例3の蒸発器は、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)を1.0mm、狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)を0.5mmに設定し、それ以外は上記と同様にした。なお、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)は0.50である。
実施例4の蒸発器は、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)を0.85mm、狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)を0.583mmに設定し、それ以外は上記と同様にした。なお、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)は0.686である。
実施例5の蒸発器は、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)を0.85mm、狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)を0.65mmに設定し、それ以外は上記と同様にした。なお、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)は0.765である。
比較例1の蒸発器は、各ルーバーフィンにおける複数のルーバーが、ルーバー幅(ルーバーピッチ)が0.75mmで一定のコルゲートフィンを用い、それ以外は上記実施例1と同様のものである。
上記各構成の蒸発器に関し、コンピューターシミュレーションにより、前面風速に対する熱伝達率を測定した。その結果を図5のグラフに示す。
同グラフから明らかなように、実施例1〜5の蒸発器は、比較例1の蒸発器に対し、全ての前面風速域において、およそ10〜20%熱伝達率が高くなっており、優れた熱交換性能を有している。特に前面風速が2m/s以下の低速走行状態ないしはアイドリング状態での熱伝達率に優れている。
更に実施例1の蒸発器は、実施例2の蒸発器と比較しても、高い熱伝達率を有している。
また、実施例1〜5において、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)に対する狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)の比率(Lws/Lwl)が、0.1〜0.7のもの(実施例1〜4)は、ルーバーの幅比率(Lws/Lwl)が、0.7を越えるもの(実施例5)よりも、安定した熱伝達率が得られ、中でもルーバー幅比率(Lws/Lwl)が0.3〜0.7のもの(実施例2〜4)は、全ての前面風速域において、十分な熱伝達率が得られた。
<実施例6、7>
Figure 2005003350
上表2に示すように、ルーバー角度(La)を28°に設定した以外は、上記実施例2と同様にして、実施例6の蒸発器とした。
ルーバー角度(La)を28°に設定した以外は、上記実施例3と同様にして、実施例7の蒸発器とした。
ルーバー角度(La)を28°に設定した以外は、上記比較例1と同様にして、比較例2の蒸発器とした。
上記各構成の蒸発器に関し、コンピューターシミュレーションにより、前面風速に対する熱伝達率を測定した。その結果を図6のグラフに示す。
同グラフから明らかなように、ルーバー角度(La)を28°に設定した場合でも、実施例6、7の蒸発器は、比較例2の蒸発器に対し、全ての前面風速域において、熱伝達率が高くなっており、優れた熱交換性能を有している。特に前面風速が2m/s以下の低速走行状態ないしはアイドリング状態での熱伝達率が高くなっている。
<実施例8、9>
Figure 2005003350
上表3に示すように、ルーバー角度(La)を変数とし、それ以外は、上記実施例2、3及び比較例1と同様にして、実施例8、9及び比較例3の蒸発器とした。
これらの構成の蒸発器に関し、コンピューターシミュレーションにより、前面風速が1m/sの状態と、2m/sの状態とにおいて、ルーバー角度(La)に対する熱伝達率をそれぞれ測定した。それら結果を図7及び図8のグラフに示す。
両グラフから明らかなように、実施例8、9の蒸発器は、比較例3の蒸発器に対し、風速が1m/sの場合には、ルーバー角度が17〜36°の範囲において、著しく熱伝達率が高くなっており、ルーバー角度が36°を越える場合には、若干実施例の方が上回っていた。また風速が2m/sの場合には、ルーバー角度が17〜31°の範囲において、実施例の熱伝達率が高くなっているのに対し、ルーバー角度が30°を越える場合には、実施例及び比較例間に著しい差異は認められなかった。
また図7に示すように、高性能が得られにくいアイドリング状態(前面風速1m/sの状態)において、実施例の蒸発器は、ルーバー角度(La)が22〜36°の範囲で、高い熱伝達率を得ることができ、下限値が24°以上、上限値が32°以下の場合には、より高い熱伝達率を得ることができた。
更に図8に示すように、風速2m/sの場合、ルーバー角度(La)が20〜30°の範囲で、高い熱伝達率を得ることができ、下限値が22°以上、上限値が28°以下の場合には、より高い熱伝達率を得ることができた。
<実施例10、11>
Figure 2005003350
上表4に示すように、フィンピッチ(Fp)を変数とし、それ以外は、上記実施例2、3及び比較例1と同様にして、実施例10、11及び比較例4の蒸発器とした。
これらの構成の蒸発器に関し、コンピューターシミュレーションにより、前面風速が1m/sの状態と、2m/sの状態とにおいて、フィンピッチ(Fp)に対する熱伝達率をそれぞれ測定した。それら結果を図9及び図10のグラフに示す。
両グラフから明らかなように、実施例10、11の蒸発器は、比較例4の蒸発器に対し、風速が1m/sの場合、2m/sの場合、共に、フィンピッチ(Fp)が1.0〜2.4mmの範囲において、熱伝達率が高くなっている。
特に、実施例の蒸発器において、フィンピッチ(Fp)が1.6以下の場合には、十分な熱伝達率を得ることができる。
この発明は、例えばカーエアコン用の凝縮器、蒸発器等の熱交換器、更にはそれらの機器に装備されるルーバーフィン、コルゲートフィン等の熱交換器用フィンに適用することができる。
この発明の実施形態が適用された熱交換器のフィン部分周辺を破断して示す斜視図である。 上記実施形態のルーバーフィンを示す断面図であって、図1のP−P線断面に相当する図である。 実施形態の熱交換器におけるフィン部分を拡大して示す断面図である。 この発明の変形例であるルーバーフィンを示す断面図である。 実施例1〜5及び比較例1の蒸発器における前面風速と熱伝達率との関係を示すグラフである。 実施例6、7及び比較例2の蒸発器における前面風速と熱伝達率との関係を示すグラフである。 実施例及び比較例の蒸発器において前面風速1m/sでのルーバー角度と熱伝達率との関係を示すグラフである。 実施例及び比較例の蒸発器において前面風速2m/sでのルーバー角度と熱伝達率との関係を示すグラフである。 実施例及び比較例の蒸発器において前面風速1m/sでのフィンピッチと熱伝達率との関係を示すグラフである。 実施例及び比較例の蒸発器において前面風速2m/sでのフィンピッチと熱伝達率との関係を示すグラフである。 従来の熱交換器におけるルーバーフィン部分を示す断面図である。
符号の説明
1、2…熱交換チューブ(冷媒通路)
3…コルゲートフィン
4…ルーバーフィン(伝熱板)
5…ルーバー
5a…広幅ルーバー
5b…狭幅ルーバー
6…通風路
A…空気(熱媒体)
X…空気導入方向

Claims (30)

  1. 熱媒体の導入方向に対し平行に配置される伝熱板を有し、その伝熱板に、熱媒体の導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、熱媒体が前記ルーバーに沿って流通されるようにした熱交換器用フィンであって、
    前記ルーバーにおける熱媒体が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする熱交換器用フィン。
  2. 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる請求項1記載の熱交換器用フィン。
  3. 1ないし複数の広幅ルーバーと、1ないし複数の狭幅ルーバーとが交番配置されてなる請求項2記載の熱交換器用フィン。
  4. 広幅ルーバーと、狭幅ルーバーとが交互に配置されてなる請求項2記載の熱交換器用フィン。
  5. 広幅ルーバーのルーバー幅を「Lwl」、狭幅ルーバーのルーバー幅を「Lws」としたとき、広幅ルーバーのルーバー幅(Lwl)に対する狭幅ルーバーのルーバー幅(Lws)の比率(Lws/Lwl)が、0.1〜0.7に設定されてなる請求項2ないし4のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
  6. 前記伝熱板に対する前記ルーバーの角度(ルーバー角度)が、22〜36°に設定されてなる請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
  7. 前記伝熱板が、熱媒体導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに複数並列に配置されて、前記複数の伝熱板の各間に通風路が形成されてなる請求項1ないし6のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
  8. 隣り合う伝熱板の間隔によって規定されるフィンピッチが、1〜2mmに設定されてなる請求項7記載の熱交換器用フィン。
  9. 隣り合う伝熱板の間隔によって規定されるフィンピッチを「Fp」とし、ルーバー幅が最も広いルーバーのルーバー幅を「Lwmax」としたとき、ルーバー幅(Lwmax)に対するフィンピッチ(Fp)の比率(Fp/Lwmax)が1以上に設定されてなる請求項7又は8記載の熱交換器用フィン。
  10. 所定の間隔をおいて並列に配置された一対の熱交換チューブ間に、前記伝熱板が配置され、前記一対の熱交換チューブ間を通過する熱媒体としての空気と前記熱交換チューブ内を通過する冷媒との間で熱交換させるよう構成されてなる請求項1ないし9のいずれかに記載の熱交換器用フィン。
  11. 冷媒が、空気との熱交換によって凝縮されるよう構成されてなる請求項10記載の熱交換器用フィン。
  12. 冷媒が、空気との熱交換によって蒸発されるよう構成されてなる請求項10記載の熱交換器用フィン。
  13. 熱媒体の導入方向に対し平行に配置される伝熱板を有し、その伝熱板に、熱媒体の導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、熱媒体が前記ルーバーに沿って流通されるようにしたルーバーフィンであって、
    前記ルーバーにおける熱媒体が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするルーバーフィン。
  14. 熱媒体の導入方向に対し平行に配置される複数の伝熱板を有し、前記複数の伝熱板が、隣り合う伝熱板同士が連接される態様に、熱媒体導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される一方、各伝熱板に、熱媒体の導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられるとともに、熱媒体が前記ルーバーに沿って流通されるようにしたコルゲートフィンであって、
    前記ルーバーにおける熱媒体が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記伝熱板における前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするコルゲートフィン。
  15. 空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、冷媒が通過する冷媒通路とを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されるようにした熱交換器であって、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする熱交換器。
  16. 間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されるようにした熱交換器であって、
    前記複数のルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    各熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする熱交換器。
  17. 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる請求項15又は16記載の熱交換器。
  18. 前記複数の熱交換器用フィンにおける隣り合うフィン同士が連接されてなる請求項15又は16記載の熱交換器。
  19. 空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、冷媒が通過する冷媒通路とを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるようにした凝縮器であって、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする凝縮器。
  20. 間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるようにした凝縮器であって、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする凝縮器。
  21. 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる請求項19又は20記載の凝縮器。
  22. 前記複数の熱交換器用フィンにおける隣り合うフィン同士が連接されてなる請求項19又は20記載の凝縮器。
  23. カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる凝縮器であって、
    空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、
    冷媒が通過する冷媒通路とを備え、
    前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるよう構成される一方、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用凝縮器。
  24. カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる凝縮器であって、
    間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、
    前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、
    前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が凝縮されるよう構成される一方、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用凝縮器。
  25. 空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、冷媒が通過する冷媒通路とを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるようにした蒸発器であって、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする蒸発器。
  26. 間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるようにした蒸発器であって、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、
    前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とする蒸発器。
  27. 前記複数のルーバーが、ルーバー幅の広い広幅ルーバーと、ルーバー幅の狭い狭幅ルーバーとが混合配置されることによって形成されてなる請求項25又は26記載の蒸発器。
  28. 前記複数の熱交換器用フィンにおける隣り合うフィン同士が連接されてなる請求項25又は26記載の蒸発器。
  29. カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる蒸発器であって、
    空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置される複数の熱交換器用フィンと、
    冷媒が通過する冷媒通路とを備え、
    前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるよう構成される一方、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用蒸発器。
  30. カーエアコン用の冷凍サイクルに用いられる蒸発器であって、
    間隔をおいて平行に配置された一対の熱交換チューブと、
    前記一対の熱交換チューブ間に空気導入方向に対し平行に配置され、かつ空気導入方向に対し直交する方向に所定の間隔おきに並列に配置された複数の熱交換器用フィンとを備え、
    前記熱交換器用フィンに、空気導入方向に沿って間隔をおいて複数のルーバーが切り起こし状に設けられ、前記複数の熱交換器用フィンの各間に導入される空気が前記ルーバーに沿って流通されることにより、空気と前記熱交換チューブ内を流通する冷媒との間で熱交換されて、冷媒が蒸発されるよう構成される一方、
    前記ルーバーにおける空気が流通する方向の長さをルーバー幅としたとき、前記熱交換器用フィンにおける前記複数のルーバーが、ルーバー幅の異なる数種類のルーバーが混合配置されることによって形成されてなることを特徴とするカーエアコン用蒸発器。
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