JP5694400B2 - 電線防護具 - Google Patents
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Description
===構成===
以下、図1ないし図6及び図11を参照して、本実施形態における電線防護具について説明する。なお、本実施形態では、図1に示すように、管部2の長手方向をy軸方向とし、鉛直方向をz軸方向とし、y軸およびz軸に直交する方向をx軸方向とする。
電線防護具1は、活線作業を行う際に電線5を覆うように装着されて電線を防護する装置であり、管部2と一対の開閉部材3とを備えている。
管部2は、電線5を管部2の内側に挿入するとともに管部2の内側に保持するためのものであって、軟質のシート部材22で形成されている。
また、リング部材23に所定の付勢を与える他の構成として、図13のように、リング部材23を、切り口23aと反対側の端部を回転自在に結合した2つの弧状部材で構成するとともに、回転軸にまきばねを取り付けて切り口23aを閉じる方向に付勢することも可能である。
一対の開閉部材3は、隙間部21を開閉するとともに電線5を挟持するための部材であり、管部2の長手方向の両端にそれぞれ取り付けられている。
開閉部材3は、図11に示すように、それぞれアーム部31と把持部32とを備えた1対の挟み片が、軸33の周りに回転自在に連結されて構成されている。一対のアーム部31は電線5を挟持するための部分であって、おのおの弧状部31aと半円形状の電線保持部31bとを有する。電線保持部31bは、例えば発泡性の素材で形成されており、弧状部31aの内側に例えば接着剤で接着されている。一対の電線保持部31bは、略平坦な面を内側にして対向しており、開閉部材3が電線5を保持する際には、一対の電線保持部31bの略平坦な面を電線5に沿って変形させつつ、電線5を挟む。よって、一対の電線保持部31bが電線5を挟むと、電線防護具1と電線5との位置関係は維持される。
以下、図14を参照して、本実施形態における電線防護具の使用方法について説明する。図14(a)および(b)は本実施形態における電線防護具の使用方法の一例を示す。
===構成===
以下、図7ないし図11を参照して、本実施形態における電線防護具の構成を説明する。 第2実施形態における電線防護具1は、1つの開閉部材3に一対のピン41が設けられるとともに、おのおののリング部材23の外側に上記ピン41に対応する挿入孔42が設けられている点を除き、第1実施形態における電線防護具と同様の構成である。よって、第1実施形態の説明図(図1ないし図6)と同様な構成については、同一の符号を付し、その説明については省略する。
なお、挿入孔42は、図10に示されるように、一対のピン41に対応して、1つのリング部材23に2つ設けられている。本実施形態では、2つの挿入孔42は、リング部材23のうちz軸方向のほぼ真ん中に位置する部分から外側に向かって、左右対称に設けられているが、挿入孔42の位置はこれに限られず、また、左右対称に設ける必要はない。もっとも、間接活線作業による電線防護具1の電線5への取付を考慮すると、本実施形態で示した挿入孔42の位置から切り口23aまでの範囲に挿入孔42を設けることが、開閉部材3の回転軸33を中心とする力のモーメントの増大と、それに伴う取付作業の省力化という点で、好ましい。
以下、図15を参照して、本実施形態における電線防護具の使用方法について説明する。図15(a)および(b)は本実施形態における電線防護具の使用方法の一例を示す。
つまり、本実施形態における電線防護具を電線5に着脱する際に、管部2をその長手方向に縮めるとともに、開閉部材3aの一対のピン41を各リング部材23の挿入孔42に挿入する。その状態で一対の開閉部材3aおよび3bを開くと、全てのリング部材23が一体として開き、それに伴って管部2の隙間部21も全て開く。そのため、ヤットコなどの作業具を用いて行われる間接活線作業でも電線防護具1を容易に電線5に着脱することが可能である。
===構成===
以下、図16ないし図18を参照して、本実施形態における電線防護具の構成を説明する。図16は、本実施形態における電線防護具を示す斜視図であり、図17は本実施形態における電線防護具の分解斜視図であり、図18は本実施形態における電線防護具の、突出片および案内溝を横切る面で切った断面図である。
第1管部2aは、その外周面から突出し、第1管部2aの軸方向に沿って形成された一対の突出片25aを備えている。また、第2管部2bは、その内周面に、第2管部2bの軸方向に沿って形成された、上記一対の突出片25aに対応する一対の案内溝27bを備えるとともに、その外周面には、第2管部2bの軸方向に沿って突出する一対の突出片25bを備える。また、第3管部2cは、その内周面に、第3管部2cの軸方向に沿って形成された、上記一対の突出片25bに対応する一対の案内溝27cを備える。
図17に示すように、第1管部2aに設けられた一対の突出片25aの軸方向の一端は更に突出し、係止片26aを形成する。第2管部2bに設けられた一対の突出片25bの軸方向の一端にも同様に、係止片26bが形成されている。一方、第2管部2bに設けられた一対の案内溝27bの両端部28bは、図18に示されるように、対応する第1管部2aの一対の突出片25aの係止片26aに当接するため、第1管部2aの係止片26aは、第2管部2bの案内溝の両端部28bを越えることができない。そのため、第1管部2aの第2管部2bに対する軸方向の移動は規制される。また、第3管部2cに設けられた一対の案内溝27cの両端部28cも、対応する第2管部2bの一対の突出片25bの係止片26bに当接するため、やはり、第2管部2bの第3管部2cに対する軸方向の移動は規制される。
それゆえ、第1管部2aは第2管部2bの案内溝27bに、第2管部2bは第3管部2cの案内溝27cにそれぞれ案内されて、おのおのの第2管部2bと第3管部2cの軸方向に沿って、脱落することなくスライドする。つまり、第1ないし第3管部2a〜2cは、電線5の軸方向に沿ってスライド可能に結合される。
以下、本実施形態における電線防護具の使用方法について説明する。
本実施形態における電線防護具1の電線5への取り付けは、例えば、次のようにして行う。
管部2をその長手方向に縮めるべく、第1管部2aを第2管部2bに対して、また、第2管部2bを第3管部2cに対して、それぞれスライドさせ、第1管部2aを第2管部2bの内側に、第2管部2bを第3管部2cの内側にそれぞれ収容させる。そして、第1ないし第3管部2a〜2cに与えられている弾性力に抗して、おのおのの隙間部21a〜21cを拡げ、それにより形成された隙間から電線5を、第3管部2cから第2管部2b、第1管部2aの内側へと挿入する。
電線5の挿入後に第1ないし第3隙間部を閉じ、第1管部2aを第2管部2bに対して、第2管部2bを第3管部2cに対して、それぞれスライドさせ、管部2を、その長手方向に沿って、所望の長さになるまで伸ばす。なお、管部2が、保護すべき電線5の部分より短い場合には、電線防護具1を複数用いて、保護すべき部分をカバーする。
また、隣り合うリング部材23の間隔は、各組のリング部材23で同じである必要はなく、異なっていてもよい。リング部材23は1つでもよい。また、リング部材23は、環状であっても、略多角形でもよい。
2 管部
21 隙間部
Claims (3)
- 活線作業を行う際に電線を覆うように装着される電線防護具であって、
前記電線の軸方向に沿って伸縮可能で、両端が開口する管部を備え、
前記管部は、
軟質のシート部材で形成され、
前記電線が前記管部の内側に挿入されるとともに前記管部の内側に保持されるように、前記管部の軸方向に沿って形成される隙間部を有し、
前記管部の外側に挿入孔を有し、
前記電線の軸方向に沿って、前記電線の軸方向と直交する方向の径が第1径から前記第1径とは異なる第2径へ変化した後に前記第2径から前記第1径へ変化する蛇腹形状を呈し、
前記管部の前記第1径と前記第2径のうち大きい径となる部分に設けられ、前記隙間部を閉じる方向に弾性付勢される環状部材と、
前記管部の両端の開口に取り付けられ、前記電線を前記管部の内側に挿入するときに前記隙間部を開き、前記電線を前記管部の内側に保持するときに前記隙間部を閉じるとともに前記電線を挟持する一対の開閉部材と、
前記一対の開閉部材の少なくとも一方に設けられ、前記管部の外側を前記管部の反対側の開口に向かって延伸するピンと、を更に備え、
前記ピンが前記挿入孔に挿入された状態で、前記一対の開閉部材は前記隙間部を開閉する
ことを特徴とする電線防護具。 - 前記挿入孔は、前記環状部材に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の電線防護具。 - 前記管部は、絶縁性を有する材料からなる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電線防護具。
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